JP3476190B2 - 端子台 - Google Patents
端子台Info
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- Japan
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- terminal
- cable
- leaf spring
- terminal block
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Description
れる電源側と負荷側を接続する端子台に関する。 【0002】 【従来の技術】ルームエアコン等に使用される電源側ケ
ーブル接続用端子台の従来構造を図8にて説明する。絶
縁性樹脂等にて成形された端子台ハウジング110の内
部に、ターミナル端子120が収容されていて、このタ
ーミナル端子は、基板側に接続する負荷側接続部121
及び端子台ハウジングに係合するランス123を有す
る。ターミナルの内側には、板バネ130が配設され、
図8(ロ)に示すように芯線151が軟銅単線等からな
る電源側ケーブル150が、端子台ハウジングのケーブ
ル挿入孔111から挿入されると板バネのケーブル押圧
部132とターミナル端子のケーブル保持部122の間
にてこのケーブル芯線が挟持されるとともに、板バネ係
止部131の先端部131aがケーブル芯線の側部に食
い込むようになっていて、ケーブルを引っ張っても抜け
ない構造になっている。従って、ケーブルを抜く場合に
は、端子台ハウジングの外側に一端を連通させて備えら
れている解除釦140を押しながらケーブルを抜くこと
になり、この解除釦140には図11に示すように、端
子台ハウジング内に挿入組立てされるターミナル端子に
引っ掛けるための係止部143が設けられている。 【0003】このような従来構造の端子台の組立手順を
図9にて説明する。図9(イ)に示すように、板バネ1
30をターミナル端子120の内側に装着した状態にて
端子台ハウジング内に挿入すると図9(ロ)に示すよう
に、板バネ係止部131に解除釦140が押し上げられ
るとともに、図9(ハ)、(ニ)に示すように、解除釦
の下端に設けられている係止部143がターミナル端子
の係止片125に引っかかるようになっていて、ターミ
ナル端子に設けたランス123が端子台ハウジングのラ
ンス係合凹部112に嵌合して端子台ハウジング内に固
定される。 【0004】従って、このような構造の下では、ターミ
ナル端子が端子台ハウジング内に挿入される際に、図9
(ロ)に示すようにターミナル端子のランス部123が
端子台ハウジング内の収容壁に沿って一度延びた後に、
端子台ハウジングのランス係合凹部の位置にくると元の
ように斜めになり係合することになるので、図8(イ)
に示すようにターミナル端子の係合長さK2を端子台ハ
ウジングの係合長さK1より少し短くせざるを得ないた
め、このK1とK2の差が組立てガタとして現れる。一
方、上記ガタを吸収するために、解除釦の係止部の長さ
を長くすると、ケーブルの接続を解除する際にこの解除
釦の係止部に数十Nの荷重がかかることになり、長けれ
ば長い程強度が弱くなり破損する恐れが高かった。この
ような理由により、各部品に非常に厳しい寸法管理が要
求されているものの、各部品の寸法バラツキによっては
解除釦が端子台ハウジングから抜けるトラブルやケーブ
ル接続の解除時に解除釦の係止部が破損する恐れが技術
的に内在していた。 【0005】また図10(ホ)に示すように、ターミナ
ル端子を治具で端子台ハウジング内に挿入する際に板バ
ネ係止部131によって解除釦140をはね上げてしま
い、図10(ヘ)に示すように、この解除釦の係止部1
43をターミナル端子の係止片部にて破損させてしまう
恐れもあった。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の内在する技術的課題に鑑みて、ケーブル接続用端子
台の組立て作業が容易でケーブルの接続あるいは解除性
能に優れた端子台構造の提供を目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明は、従来の構造が
ターミナル端子の端子台ハウジングへの挿入方向に対し
て、ケーブル接続の解除釦に設けた係止部が、ターミナ
ル端子の係止片部の挿入を遮るように正面から受けるた
めに、この係止部の係合バラツキ方向とターミナル端子
のランス部の端子台ハウジングへの挿入方向(クリアラ
ンス方向)に対するバラツキが同一になり、前述した種
々の技術問題が生じていることに着目し、この場合にタ
ーミナル端子のランス部は、ターミナル端子の挿入方向
に設けざるを得ないので本発明は、端子台ハウジング内
に収容された負荷側接続部を有するターミナル端子と板
バネの間に電源側ケーブルを挿入挟持して電源側と負荷
側を接続し、かつ、板バネ係止部の先端部をケーブルの
挿入方向に対して鋭角になるように係合させてケーブル
の抜け防止を図り、一端を端子台ハウジングの外部に連
通させて設けた解除釦の他端にて板バネ係止部の先端部
を押圧し、ケーブル芯線と板バネ係止部の先端部との係
合を解除する端子台において、ターミナル端子に端子台
ハウジングへの挿入組立方向に沿ってランス及びターミ
ナル端子係止片部を設け、当該ランスにて端子台ハウジ
ングに係止させ、当該ターミナル端子係止片部を横方向
から挿入し、解除釦側に設けた解除釦係止部にこのター
ミナル端子係止片部が係合するように組立てられたこと
を特徴とする。 【0008】 【発明の実施の形態】図1(イ)に、本発明に係るケー
ブル接続用端子台の外観図を、図1(ロ)にケーブル係
合部断面図を示し、図2に、端子台ハウジング10の要
部断面図(X−X断面部)及びターミナル端子20と板
バネ30を組立てた状態図を示す。ターミナル端子は、
斜視図を図5に示すように、負荷側接続部21、端子台
ハウジングに係止させ抜け防止のためのランス23、解
除釦側に設けた解除釦係止部に係合するターミナル端子
係止片部25及びケーブル保持部22を有し、その内側
の板バネ装着部24に、斜視図を図6に示した板バネ3
0を装着する。板バネ30は、板バネベース部34の上
方にケーブルを押圧するケーブル押圧部32と、曲げ支
点33を介してケーブル芯線の側部を係止する板バネ係
止部31からなり、板バネ係止部の先端部31aがケー
ブル芯線の側部に食い込むようになっている。 【0009】板バネをターミナル端子の内側に着装着し
た後、図2に示す矢印の方向に沿って端子台ハウジング
内に挿入すると、図3(イ)に示すように、ターミナル
端子の端子台ハウジングへの挿入方向に沿って設けたタ
ーミナル端子の係止片部25の先が、解除釦の係止凹部
44の上方に位置し、さらに挿入すると図3(ロ)に示
すように、板バネ係止部の先端部31aがケーブル接続
の解除釦40の押圧ポイント41に当たるが、そのまま
治具等にて最後まで挿入し、図1(ハ)に示すようにタ
ーミナル端子係止片部25を解除釦側の係止部43と係
合させる。 【0010】上記のように組立てられた端子台のケーブ
ル挿入孔11から電源ケーブル50を挿入した状態を図
4(イ)、(ロ)に示す。この際にケーブルの芯線51
は、図7に示す解除釦のケーブル挿入部42を通過して
板バネ係止部の先端部31aを押し下げ、摺接しながら
ターミナル端子のケーブル保持部22と板バネのケーブ
ル押圧部32の間にて接続保持される。また、板バネ係
止部の先端部がケーブルの挿入方向に対して鋭角になっ
ているので、ケーブルを引き抜こうとするとケーブル芯
線の側部に板バネ係止部の先端部が食い込む構造になっ
ていて、このケーブルの接続を解除するには、図4
(ハ)に示すように、解除釦を押圧して板バネ係止部の
先端部を押し下げてケーブルを引き抜くことになる。 【0011】 【発明の効果】本発明においては、ターミナル端子係止
片部を端子台ハウジング内への挿入方向に沿って設けら
れ、このターミナル端子係止片部が解除釦係止部の横方
向から挿入され、係合する構造になっているので、例え
ば、図3(ハ)に示すように、ターミナル端子係止片部
に直角方向に引っかかる解除釦の係止部長さLを従来の
解除釦に比較して長く設定することができるとともに、
この長さ寸法のバラツキが、端子台ハウジングとランス
部の係合の挿入方向のバラツキの影響を受けない。従っ
て、各部品の寸法管理が従来に比較して容易になり、解
除釦係止部の強度も確保しやすく、端子台のケーブル接
続及び解除性能が安定する。また、ターミナル端子係止
片部が解除釦係止部の横方向から挿入出来るので、図3
(イ)、(ロ)に示すように、ターミナル端子を端子台
ハウジング内に仮挿入し、解除釦の押圧ポイント(下端
部)が板バネに当たる前にターミナル端子のターミナル
端子係止部の先の部分を解除釦の係止凹部に挿入させる
ことができ、その後の治具等を用いてターミナル端子を
挿入する際の板バネによる解除釦のはね上がりを防止で
きる。従って、組立作業が容易になる。
図)及びケーブル接続部を示す。 【図3】端子台の組立手順を示す。 【図4】端子台へのケーブルの挿入及び解除の状態を示
す。 【図5】ターミナル端子を示す。 【図6】板バネを示す。 【図7】ケーブル接続解除釦を示す。 【図8】従来の端子台の構造例を示す。 【図9】従来の端子台の組立手順を示す。 【図10】従来の端子台の組立時の破損例を示す。 【図11】従来の解除釦を示す。 【符号の説明】 10 端子台ハウジング 11 ケーブル挿入孔 20 ターミナル端子 21 負荷側接続部 22 ケーブル保持部 23 ランス 24 板バネ装着部 25 ターミナル端子係止片部 30 板バネ 31 板バネ係止部 31a 板バネ係止部の先端部 32 ケーブル押圧部 33 板バネ曲げ支点 34 板バネベース部 40 ケーブル接続の解除釦 41 押圧ポイント 42 ケーブル挿入部 43 解除釦係止部 44 解除釦係止凹部 50 電源ケーブル 51 ケーブル芯線
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】端子台ハウジング内に収容された負荷側接
続部を有するターミナル端子と板バネの間に電源側ケー
ブルを挿入挟持して電源側と負荷側を接続し、かつ、板
バネ係止部の先端部をケーブルの挿入方向に対して鋭角
になるように係合させてケーブルの抜け防止を図り、一
端を端子台ハウジングの外部に連通させて設けた解除釦
の他端にて板バネ係止部の先端部を押圧し、ケーブル芯
線と板バネ係止部の先端部との係合を解除する端子台に
おいて、ターミナル端子に端子台ハウジングへの挿入組
立方向に沿ってランス及びターミナル端子係止片部を設
け、当該ランスにて端子台ハウジングに係止させ、当該
ターミナル端子係止片部を横方向から挿入し、解除釦側
に設けた解除釦係止部にこのターミナル端子係止片部が
係合するように組立てられたことを特徴とする端子台。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001206819A JP3476190B2 (ja) | 2001-07-06 | 2001-07-06 | 端子台 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001206819A JP3476190B2 (ja) | 2001-07-06 | 2001-07-06 | 端子台 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003022848A JP2003022848A (ja) | 2003-01-24 |
JP3476190B2 true JP3476190B2 (ja) | 2003-12-10 |
Family
ID=19042895
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001206819A Expired - Lifetime JP3476190B2 (ja) | 2001-07-06 | 2001-07-06 | 端子台 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3476190B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5977066B2 (ja) * | 2012-04-11 | 2016-08-24 | 大崎電気工業株式会社 | 電線接続型配電機器 |
-
2001
- 2001-07-06 JP JP2001206819A patent/JP3476190B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003022848A (ja) | 2003-01-24 |
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