JP4042291B2 - 電子機器のリード線引出し装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、制御機器などの電子機器を他の電子機器に接続するリード線の引出し装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の制御機器などの電子機器を他の電子機器に接続する場合、図6に示すように互いに平行に並べた複数本のリード線31のそれぞれの一端部に一方の雌側コネクタ32を、リード線31のそれぞれの他端部に他方の雌側コネクタ33をそれぞれ接続した接続線34を用いており、そして、図7、図8に示すように、この接続線34の一方の雌側コネクタ32を一方の電子機器A−1の端子台39に設けた雄側コネクタ36に接続し、接続線34の他方の雌側コネクタ33を他方の電子機器B−1の端子台40に設けた雄側コネクタ38に接続して、一方及び他方の電子機器A−1、B−1を互いに接続していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した電子機器A−1、B−1間の接続にあっては、接続線34に外力が作用した場合、一方及び他方の雄側コネクタ36、38の端子部でのリード線31の破損やコネクタ抜けが生じるという問題点があった。
【0004】
本発明は、上記の問題点に着目して成されたものであって、その目的とするところは、接続線のリード線に外力が作用した場合、この外力によるリード線側接合部材と機器側接合部材の端子部でのリード線の破損や接合部材抜けが防止できる電子機器のリード線引出し装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明に係る電子機器のリード線引出し装置は、機器本体の内部に機器側接合部材を設けると共に、機器本体に保持部材嵌合孔部を設け、複数本のリード線のそれぞれの少なくとも一端部に機器側接合部材に着脱可能に接続されるリード線側接合部材を接続し、リード線に、保持部材嵌合孔部に係脱可能に嵌合係止される保持部材を装着して接続線を構成し、リード線側接合部材を保持部材嵌合孔部に挿入して、保持部材嵌合孔部に接続線を挿通すると共に、リード線側接合部材を機器側接合部材に着脱可能に接続し、保持部材を保持部材嵌合孔部に嵌合係止することにより接続線を機器本体に固定して引き出すようにしており、保持部材が、保持部材嵌合孔部に係脱可能に嵌合係止される部材本体を有し、部材本体に、接続線の前記リード線の表裏を交互に押えてリード線を蛇行状態にして保持するリード線保持手段を設けた構成となり、さらに、リード線保持手段が、部材本体に一方の外側リード線押え部を設けると共に、部材本体に外側リード線押え部を挟んで長さの異なる2本の保持部を突設し、寸法の長い一方の保持部の先側に他方の外側リード線押え部を設け、他方の保持部と外側リード線押え部の先部との間にリード線挿入用開口部を形成し、一方の保持部の中間部に内側リード線押え部を設けた構成であり、接続線の前記リード線部分を前記リード線挿入用開口部から前記一方の外側リード線押え部と内側リード線押え部との間及び内側リード線押え部と他方の外側リード線押え部との間に挿入して保持部材を前記接続線に装着するようにしたものである。
【0006】
そして、一方の外側リード線押え部にリード線のそれぞれが嵌る凹部を設けてもよい。
【0008】
かかる構成により、接続線のリード線に外力が作用した場合、この外力は保持部材を介して機器本体に加わり、機器側接合部材とリード線側接合部材とには作用しなくなるために、リード線側接合部材と機器側接合部材の端子部でのリード線の破損や接合部材抜けが防止できる。
【0012】
また、かかる構成により、接続線のリード線に外力が作用した場合、この外力は保持部材を介して機器本体に加わり、リード線側接合部材と機器側接合部材とには作用しなくなるために、リード線側接合部材と機器側接合部材の端子部でのリード線の破損や接合部材抜けが防止できるばかりか、リード線に引張り力が加わった場合、外側リード線押え部と内側リード線押え部とが弾性変形してリード線を締め付ける力が働き、リード線の固定を確実にすることができる。
【0013】
しかも、接続線のリード線部分をリード線挿入用開口部から一方の外側リード線押え部と内側リード線押え部との間及び内側リード線押え部と他方の外側リード線押え部との間に挿入して保持部材を接続線に装着することができるために、接続線が、リード線の両端部にリード線側接合部材が取付けてあっても、接続線を保持部材に取付けることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0015】
図1は本発明に係るリード線引出し装置を備えた電子機器の分解状態の斜視図、図2は同リード線引出し装置における接続線の斜視図、図3の(1)、(2)は同接続線の機器本体への接続の説明図、図4は保持部材の裏側からの斜視図、図5は保持部材の表側からの斜視図である。
【0016】
電子機器Aは、端子台1と、外部ケース2とこの外部ケース2内に収納される内部収納機器部3とを備えている。そして、端子台1の嵌合部1Aには係止突起部4が、また、外部ケース2には係止孔部5がそれぞれ設けてあって、端子台1の嵌合部1Aを外部ケース2に嵌合して係止突起部4を係止孔部5に係脱可能に係合することにより端子台1が外部ケース2に着脱可能に装着される。そして、端子台1と外部ケース2とで機器本体A−1が構成してある。
【0017】
また、内部収納機器部3はプリント配線板6を有しており、このプリント配線板6には機器側接合部材である雄側コネクタ7が実装してある。
【0018】
端子台1には、図3の(1)に示すようにその前面部に長方形状の保持部材嵌合孔部8が設けてあり、この保持部材嵌合孔部8の両端側面部には係止凹部9が設けてある。
【0019】
保持部材10は、図4及び図5に示すように正面視で長方形状の蓋状部11を有しており、この蓋状部11の短手方向の一方の側面部11aには複数の半円形状の凹部12が連続して形成してある。また、蓋状部11の裏面には、蓋状部11に対して直角方向に一方の外側リード線押え部13が突設してある。
【0020】
また、蓋状部11の裏面には、外側リード線押え部13を挟んで2本の保持部14、15が突設してあり、一方の保持部14は他方の保持部15に比べて長くなっている。そして、保持部14、15の外面には係止突起部19が突設してある。そして、蓋状部11と保持部14、15と係止突起部19とで部材本体10Aを構成している。
【0021】
また、一方の保持部14の先側には蓋状部11に平行する杆状の他方の外側リード線押え部16が設けてあり、他方の保持部15と外側リード線押え部16の先部との間にはリード線挿入用開口部18が形成してある。
【0022】
また、一方の保持部14の中間部には杆状の内側リード線押え部17が外側リード線押え部16と平行に設けてある。そして、一方及び他方の外側リード線押え部13、16は同一平面内に位置しており、内側リード線押え部17は外側押え杆部13、16が位置する平面より偏位している。そして、一方及び他方の外側リード線押え部13、16と内側リード線押え部17とでリード線保持手段を構成している。
【0023】
接続線20は、互いに平行に並べた複数本のリード線21を有しており、これらのリード線21のそれぞれの一端部は一方のリード線側接合部材である一方の雌側コネクタ22が、リード線21のそれぞれの他端部は他方のリード線側接合部材である他方の雌側コネクタ23がそれぞれ接続してある。
【0024】
そして、接続線20のリード線21を折り曲げて、この折曲げ部分で保持部材10のリード線挿入用開口部18から一方の外側リード線押え部13と内側リード線押え部17との間及び内側リード線押え部17と他方の外側リード線押え部16との間に、リード線21が内側リード線押え部17を越えるようにして挿入し、リード線21を直線上に引き伸ばすことによりリード線21のそれぞれを蓋状部11の凹部12に挿入し、また、リード線21を一方及び他方の外側リード線押え部13、16に当接させて、図2に示すように接続線20に保持部材10が取り付けてある。
【0025】
そして、図3の(1)、(2)に示すように接続線20の一方の雌側コネクタ22を端子台1の保持部材嵌合孔部8に挿入して、接続線20のリード線21を挿通し、保持部材10を保持部材嵌合孔部8に嵌合して係止突起部19を係止凹部9に係脱可能に係合して、接続線20を端子台1に固定する。この場合、蓋状部11が保持部材嵌合孔部8を塞ぐようになる。
【0026】
そして、接続線20の一方の雌側コネクタ22を内部収納機器部3の雄側コネクタ7に接続し、端子台1の嵌合部1Aを外部ケース2に嵌合して係止突起部4を係止孔部5に係脱可能に係合することにより端子台1を外部ケース2に装着して接続線20を一方の電子機器Aに接続する。
【0027】
そして、接続線20の他方の雌側コネクタ23を他方の電子機器の端子台に設けられた雄側コネクタ(いずれも図示せず)に接続することで一方及び他方の電子機器を互いに接続する。
【0028】
したがって、接続線20のリード線21に外力が作用した場合、この外力は保持部材10を介して機器本体A−1に加わり、一方の雌側コネクタ22と雄側コネクタ7とには作用しなくなるために、雌側コネクタ22と雄側コネクタ7との端子部でのリード線20の破損やコネクタ抜けが防止できる。
【0029】
また、接続線20に引張り力が加わった場合、外側リード線押え部16と内側リード線押え部17とが弾性変形してリード線21を締め付ける力が働き、リード線21の固定を確実にすることができる。
【0030】
しかも、接続線20のリード線21部分をリード線挿入用開口部18から一方の外側リード線押え部13と内側リード線押え部17との間及び内側リード線押え部17と他方の外側リード線押え部16との間に挿入して保持部材10を接続線20に装着することができるために、接続線20が、リード線21の両端部に一方及び他方の雌側コネクタ22、23が取付けてあっても、接続線20を保持部材10に取付けることができる。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る電子機器のリード線引出し装置によれば、接続線のリード線に外力が作用した場合、この外力は保持部材を介して機器本体に加わり、接続線が機器本体に接続された部分に作用しなくなるために、この接続部分のリード線の破損や、この接続部分に接合部材(例えば、コネクタ)を用いた場合には、この接合部材の抜けを防止することができる。
【0032】
また、本発明に係る電子機器のリード線引出し装置によれば、接続線のリード線に外力が作用した場合、この外力は保持部材を介して機器本体に加わり、リード線側接合部材と機器側接合部材とには作用しなくなるために、リード線側接合部材と機器側接合部材の端子部でのリード線の破損や接合部材抜けが防止できるばかりか、リード線に引張り力が加わった場合、外側リード線押え部と内側リード線押え部とが弾性変形してリード線を締め付ける力が働き、リード線の固定を確実にすることができる。
【0033】
しかも、接続線のリード線部分をリード線挿入用開口部から一方の外側リード線押え部と内側リード線押え部との間及び内側リード線押え部と他方の外側リード線押え部との間に挿入して保持部材を接続線に装着することができるために、接続線が、リード線の両端部にリード線側接合部材が取付けてあっても、接続線を保持部材に取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリード線引出し装置を備えた電子機器の分解状態の斜視図である。
【図2】同リード線引出し装置における接続線の斜視図である。
【図3】(1)、(2)は同接続線の機器本体への接続の説明図である。
【図4】保持部材の裏側からの斜視図である。
【図5】保持部材の表側からの斜視図である。
【図6】従来のリード線引出し装置における接続線の斜視図である。
【図7】従来の接続線を用いた電子機器と他の電子機器との接続状態の斜視図である。
【図8】(1)、(2)は同接続線の機器本体への接続の説明図である。
【符号の説明】
1 端子台
2 外部ケース
3 内部収納機器部
4 係止突起部
5 係止孔部
6 プリント配線板
7 雄側コネクタ(機器側接合部材)
8 保持部材嵌合孔部
9 係止凹部
10 保持部材
10A 部材本体
11 蓋状部
12 凹部
13 一方の外側リード線押え部(リード線保持手段)
14 保持部
15 保持部
16 他方の外側リード線押え部(リード線保持手段)
17 内側リード線押え部(リード線保持手段)
18 リード線挿入用開口部
20 接続線
21 リード線
22 一方の雌側コネクタ(リード線側接合部材)
23 他方の雌側コネクタ(リード線側接合部材)
A 電子機器
A−1 機器本体

Claims (2)

  1. 機器本体の内部に機器側接合部材を設けると共に、前記機器本体に保持部材嵌合孔部を設け、
    複数本のリード線のそれぞれの少なくとも一端部に前記機器側接合部材に着脱可能に接続されるリード線側接合部材を接続し、前記リード線に、前記保持部材嵌合孔部に係脱可能に嵌合係止される保持部材を装着して接続線を構成し、
    前記リード線側接合部材を前記保持部材嵌合孔部に挿入して、前記保持部材嵌合孔部に前記接続線を挿通すると共に、前記リード線側接合部材を前記機器側接合部材に着脱可能に接続し、前記保持部材を前記保持部材嵌合孔部に嵌合係止することにより前記接続線を前記機器本体に固定して引き出すようにしており、
    前記保持部材が、前記保持部材嵌合孔部に係脱可能に嵌合係止される部材本体を有し、前記部材本体に、前記接続線の前記リード線の表裏を交互に押えて前記リード線を蛇行状態にして保持するリード線保持手段を設けた構成となり、
    さらに、前記リード線保持手段が、前記部材本体に一方の外側リード線押え部を設けると共に、前記部材本体に前記外側リード線押え部を挟んで長さの異なる2本の保持部を突設し、寸法の長い前記一方の保持部の先側に他方の外側リード線押え部を設け、前記他方の保持部と前記外側リード線押え部の先部との間にリード線挿入用開口部を形成し、前記一方の保持部の中間部に内側リード線押え部を設けた構成であり、
    前記接続線の前記リード線部分を前記リード線挿入用開口部から前記一方の外側リード線押え部と前記内側リード線押え部との間及び前記内側リード線押え部と前記他方の外側リード線押え部との間に挿入して前記保持部材を前記接続線に装着するようにしたことを特徴とする電子機器のリード線引出し装置。
  2. 前記一方の外側リード線押え部に前記リード線のそれぞれが嵌まる凹部を設けた請求項に記載の電子機器のリード線引出し装置。
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