JP3474692B2 - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JP3474692B2 JP32474995A JP32474995A JP3474692B2 JP 3474692 B2 JP3474692 B2 JP 3474692B2 JP 32474995 A JP32474995 A JP 32474995A JP 32474995 A JP32474995 A JP 32474995A JP 3474692 B2 JP3474692 B2 JP 3474692B2
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、MOSトランジス
タを搭載した半導体装置及びその製造方法に関し、特に
素子特性の安定化とともに超高集積化・高速化を図るた
めの対策に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置に対する高集積化・動
作の高速化の要求に伴い、半導体装置に搭載されるトラ
ンジスタや配線、接続孔は益々微細化されている。例え
ばMOSトランジスタのゲート長は、量産レベルで0.
4μmに達している。
【0003】製造装置の観点から見ると、このような微
細化を進めるには、ゲート電極をパターニングするため
のフォトリソグラフィー工程における露光光の短波長化
や露光方法の改善を図る必要がある。露光光源としては
短い波長の光を発生する光源が原理的に有利であり、現
在実用に供されている最も波長の短い光としては、水銀
ランプから放出されるi線(波長365nm)がある。
また、KrFレーザー光(波長248nm)もほぼ実用
化の段階に突入しつつある。
【0004】露光方法の改善としては、光学系を工夫し
て解像度を向上させることにより、露光光の波長よりも
微細なパターンを形成するための新しい技術の提案,開
発がなされている。例えば、光学顕微鏡の原理を応用し
た変形照明法があり、これは露光光を斜めから入射させ
ることにより解像度を向上させる等、2光束干渉を使用
する光学顕微鏡の原理を応用したものである。また、位
相シフト法は、マスク上に位相シフターを設け、この位
相シフターを通過させて位相を反転した光と位相シフタ
ーを通過しない光との間で干渉を生ぜしめることによ
り、マスク開口部の分離解像度を向上させる方法であ
る。これらの方法を用いることで、焦点深度が深くなり
フォトレジスト膜の厚みのバラツキ等が多少あっても、
フォトレジスト膜上に安定した鮮明な像を形成すること
ができるので、これらの方法を用いることにより、例え
ばi線を用いながら0.3μm程度の微細パターンの形
成が原理的には可能となっている。
【0005】一方、MOSトランジスタの構造上も、微
細化に適した構造が実用化されている。以下、図面を参
照しながら、高集積化及び動作の高速化を実現するため
の従来の半導体装置及びその製造方法の一例について説
明する。
【0006】図14は、従来の単体のMOSトランジス
タの構造を示す断面図である。以下、図14に示す構造
及びその構造を実現するためのにその製造方法について
概説する。
【0007】まず、半導体基板10上にLOCOS法に
より厚さ400nm程度のシリコン酸化膜からなる素子
分離17を形成する。次に、厚さ10nmのシリコン酸
化膜と厚さ300nmのポリシリコン膜とを堆積し、フ
ォトリソグラフィー工程及びエッチング工程によりポリ
シリコン膜及びシリコン酸化膜を選択的に除去して、ゲ
ート絶縁膜15及びゲート電極50を形成する。この状
態でゲート電極50をマスクとして低濃度不純物イオン
の注入を行い、LDD領域21aを形成する。その後、
厚さ150nm程度のCVD法によるシリコン酸化膜を
全面に堆積し、このシリコン酸化膜をエッチバックして
サイドウォール20を形成する。そして、ゲート電極5
0及びサイドウォール20をマスクとして半導体基板1
0内に高濃度の不純物イオンを注入し、ソース・ドレイ
ン領域21bを形成する。次に、層間絶縁膜32を堆積
し、フォトリソグラフィー工程及びエッチング工程を行
って接続孔を開口した後、この接続孔内における金属埋
め込み層33の形成とこの金属膜に接続されるアルミニ
ウム配線34の形成とを行う。
【0008】図15は、上記の製造方法で形成されたM
OSトランジスタを複数個搭載した従来の半導体装置の
レイアウトの一例を示す平面図である。
【0009】同図に示す例では、3つのトランジスタT
R1〜TR3が共通の第1の活性領域Rea1 内に形成さ
れ、1つのトランジスタTR4が第2の活性領域Rea2
内に孤立して形成されている。そして、従来の製造方法
で形成された半導体装置では、MOSトランジスタのソ
ース・ドレイン領域21bと上層金属配線34とが接続
孔に埋め込まれた埋め込み層33を介して接続される構
造となっている。
【0010】このような構造とすることにより、いわゆ
る短チャネル効果を抑制することができるので、ゲート
長の縮小を図ることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の半導体装置の構成では、各部の寸法自体の
縮小は可能であるものの、以下の2つの問題があるため
に、上述のような製造装置上の解像度の向上を十分活用
した半導体装置全体の微細化つまり高集積化を進めるこ
とができない。
【0012】第1は、フォトリソグラフィー工程及びエ
ッチング工程における寸法ばらつきである。すなわち、
フォトリソグラフィー工程では、加工寸法が微細化する
につれてハレーションや定在波効果等下地段差の影響、
及び近接効果によるゲート電極等の部材の寸法のパター
ン依存性が顕著になる。また、エッチング工程において
も、被エッチング部の表面面積の変化に応じてエッチン
グ速度が変化する効果つまりマイクロローディング効果
の抑制が困難になる。そのため、上記図15に示す4個
のMOSトランジスタTR1〜4のゲート電極50の寸
法を順にL1〜L4とすると、同じ寸法となるように設
計されていても、各寸法L1〜L4はバラツキを生じ
る。このバラツキについて、以下に説明する。
【0013】図16は、露光源としてi線(波長365
nm)を用い、ゲート長が0.4μmのパターンを有す
るレチクルを用いて、ゲート電極をパターニングした場
合の孤立パターンにおけるゲート長と、ラインアンドス
ペースパターン(3本)におけるゲート長の加工仕上が
り寸法の分布を示したものである。同図に示されるよう
に、孤立パターンを有するゲート電極の長さは、ライン
アンドスペースパターンを有するゲート電極の長さに比
べ、その中心値で約0.08μmだけ大きくなる方向に
シフトする。また、共通の密集パターン(ラインアンド
スペースパターン)内にあっても、3つのトランジスタ
TR1〜TR3の間では、両端の2つのゲート電極50
に比べて中央のゲート電極50の方が近接効果等の影響
を最も強く受けるので、両端のゲート電極よりもゲート
長が小さくなる傾向がある。
【0014】以上の結果、各寸法L1〜L4のバラツキ
が生じ、その大小関係は、L4>L3=L1>L2とな
る。このような寸法バラツキは、ゲート長が縮小されて
も同じ比率で小さくなるものではない。すなわち、この
ような寸法のバラツキを無視して微細化を進めると、各
部の寸法の相対的な誤差が拡大しトランジスタの特性に
重大な悪影響を与える虞れがある。
【0015】第2は、フォトリソグラフィー工程におけ
るマスク合わせずれである。微細加工技術の進歩の度合
に対し、マスク合わせ精度の技術はそれほど進んでいな
い。そのために、ソース・ドレイン領域とゲート電極又
は基板との短絡による特性不良や歩留りの低下を避ける
べく、接続孔とゲート電極及び素子分離領域との間を一
定間隔以上離してレイアウトしなければならない。つま
り、予め設計寸法にマスク合わせのためのマージンを設
けておく必要がある。
【0016】以上のように、せっかく露光方法やMOS
トランジスタのソース・ドレイン領域の構造の改良によ
ってゲート電極や接続孔等の寸法を微細化しようとして
も、上述のような微細化の障害となる問題があるため
に、微細加工技術の進歩に応じたゲート寸法等の縮小を
図ることができない。そのため、上記2つの問題は、半
導体装置全体の高集積化や動作の高速化を阻害する要因
となっている。この傾向は、微細化が進むにつれますま
す顕著になる。
【0017】本発明の目的は、半導体装置の高集積化及
び動作の高速化の障害となっている1つの要因,つま
り、フォトリソグラフィー工程やエッチング工程におけ
るゲートパターンの相違に起因するゲート電極の加工仕
上がり寸法のバラツキを低減することにより、加工技術
の限界までの微細化が可能な半導体装置及びその製造方
法を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明に係る半導体装置
は、半導体基板の一部に形成された活性領域と、上記活
性領域の基板面から突出して形成され上記活性領域を取
り囲む素子分離と、上記活性領域内の上記半導体基板上
に形成された少なくとも1つのゲート電極と、上記素子
分離と上記活性領域とに跨る領域上で上記ゲート電極の
両側に、上記ゲート電極とほぼ平行に延びるように形成
され、上記ゲート電極とは切り離された1対のダミー電
極と、上記ゲート電極の両側方で上記ダミー電極と上記
ゲート電極との間に位置する上記半導体基板内に不純物
を導入して形成されたソース・ドレイン領域とを備え、
上記ゲート電極及びダミー電極は、上記素子分離の上端
面とほぼ同じ高さまで形成された下層膜とその上の上層
膜とにより構成されており、上記ダミー電極の下層膜
は、上記活性領域上で上記素子分離の側端面に接してお
り、上記ダミー電極の上層膜は、上記ダミー電極の下層
膜と上記素子分離とに跨って形成されている
【0019】この構成により、少なくとも1つのゲート
電極と各ダミー電極とがラインアンドスペースパターン
を構成するので、半導体装置のフォトリソグラフィー工
程における近接効果及びエッチング工程におけるマイク
ロローディング効果の影響に起因するゲート電極の寸法
のバラツキが抑制される。したがって、各ゲート電極の
寸法を縮小しても、それによって誤差が拡大することは
ない。すなわち、半導体装置のゲートの微細化を妨げる
障害である上記近接効果及びマイクロローディングの影
響を取り除くことが可能となる。さらに、半導体装置の
製造工程において、各電極の下層膜と素子分離とが平坦
面を構成し、その上に堆積される各電極の上層膜の表面
も平坦となるので、各電極をパターニングする際に、平
坦面上でフォトリソグラフィー工程を行うことが可能な
構造となる。すなわち、ハレーションや定在波等の下地
段差の影響に起因する寸法のバラツキをほぼ解消するこ
とができる。
【0020】記ゲート電極,上記ダミー電極及び上記
素子分離の各側面上に形成され絶縁性材料で構成される
電極サイドウォール及びダミーサイドウォールと、上記
電極サイドウォール及びダミーサイドウォールに接して
形成され、上記ソース・ドレイン領域と電気的に接続さ
れる導電性材料からなる引出し電極とをさらに設けるこ
とができる。
【0021】この構成により、ソース・ドレイン領域と
上層の配線とを接続する際に、両者間の絶縁膜に接続孔
を形成するための下層の引出し電極が自己整合的に形成
される。そして、この引出し電極は各サイドウォールに
接して延びるのでソース・ドレイン領域の面積を低減し
ても十分広い領域に形成することができる。したがっ
て、ダミー電極の形成によってソース・ドレイン領域の
占有面積が狭められても不具合を生じることなく、さら
にソース・ドレイン領域つまり活性領域の占有面積の低
減が可能となる。つまり、ダミー電極の形成による寸法
バラツキの低減作用と相俟って、半導体装置全体の大幅
な高集積化が可能となる。
【0022】
【0023】
【0024】記活性領域上に1つのゲート電極が配設
されている場合には、上記ゲート電極と上記各ダミー電
極とがほぼ同じ距離を隔てて並んでいる構成とすること
が好ましい。
【0025】記活性領域上に複数のゲート電極が配設
されている場合には、上記複数のゲート電極及び1対の
ダミー電極が順次ほぼ一定の距離を隔てて並んでいる構
成とすることが好ましい。
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】本発明に係る第1の半導体装置の製造方法
は、半導体基板上にゲート絶縁膜及び第1のゲート用導
電膜を順次堆積する工程と、素子分離形成領域における
上記第1のゲート用導電膜,上記ゲート絶縁膜及び上記
半導体基板を選択的にエッチングして、溝を形成する工
程と、上記溝が形成された状態の基板上に分離用絶縁膜
を堆積した後、上記分離用絶縁膜を上記エッチングスト
ッパ膜の表面が露出しかつ基板の表面が平坦化されるま
で除去し、上記溝内に上記分離用絶縁膜の一部を残して
これを素子分離とする工程と、上記平坦化された基板上
に少なくとも第2のゲート用導電膜を堆積する工程と、
上記第1,第2のゲート用導電膜及び上記ゲート絶縁膜
を選択的にエッチングして、上記活性領域上に少なくと
も1つのゲート電極を形成すると同時に、上記活性領域
と素子分離とに跨る領域上に、上記ゲート電極の両側に
上記ゲート電極とほぼ並行に延び、上記ゲート電極とは
切り離された1対のダミー電極を形成する工程と、上記
ゲート電極の両側方で上記ダミー電極と上記ゲート電極
との間に位置する半導体基板内に不純物を導入してソー
ス・ドレイン領域を形成する工程と、上記ゲート電極及
び上記ダミー電極の各側面上に絶縁性材料からなる電極
サイドウォールびダミーサイドウォールを形成する工程
と、上記ソース・ドレイン領域に自己整合的にコンタク
トする引出し電極を形成する工程とを備えている。
【0034】この方法により、第1のゲート用導電膜と
素子分離とで平坦された面の上に第2のゲート用導電膜
が堆積され、平坦な状態で第1,第2のゲート用導電膜
からゲート電極をパターニングするためのフォトリソグ
ラフィー及びエッチングが行われる。したがって、フォ
トリソグラフィーを行う際のハレーションや定在波等の
下地段差の影響に起因する各電極の寸法のバラツキがほ
とんど無視し得る程度にまで低減される。しかも、第1
のゲート用導電膜がエッチングストッパ膜としても機能
するので、工程が簡略化されることになる。
【0035】本発明に係る第2の半導体装置の製造方法
は、半導体基板上に酸化膜及びエッチングストッパ膜を
順次堆積する工程と、素子分離形成領域における上記エ
ッチングストッパ膜,上記酸化膜及び上記半導体基板を
選択的にエッチングして、溝を形成する工程と、上記溝
が形成された状態の基板上に分離用絶縁膜を堆積した
後、上記分離用絶縁膜を上記第1のゲート用導電膜の表
面が露出しかつ基板の表面が平坦化されるまで除去し、
上記溝内に残された上記分離用絶縁膜からなる素子分離
を形成する工程と、上記酸化膜及びエッチングストッパ
膜を除去した後、基板上にゲート絶縁膜及び第1のゲー
ト用導電膜を順次堆積する工程と、上記第1のゲート用
導電膜及び上記ゲート絶縁膜を少なくとも上記素子分離
の表面が露出しかつ基板の表面が平坦化されるまで除去
する工程と、上記平坦化された基板上に少なくとも第2
のゲート用導電膜を堆積する工程と、上記第1,第2の
ゲート用導電膜及び上記ゲート絶縁膜を選択的にエッチ
ングして、上記活性領域上に少なくとも1つのゲート電
極を形成すると同時に、上記活性領域と素子分離とに跨
る領域上に、上記ゲート電極の両側に上記ゲート電極と
ほぼ並行に延び、上記ゲート電極とは切り離された1対
のダミー電極を形成する工程と、上記ゲート電極の両側
方で上記ダミー電極と上記ゲート電極との間に位置する
半導体基板内に不純物を導入してソース・ドレイン領域
を形成する工程と、上記ゲート電極及び上記ダミー電極
の各側面上に絶縁性材料からなる電極サイドウォール及
びダミーサイドウォールを形成する工程と、上記ソース
・ドレイン領域に自己整合的にコンタクトする引出し電
極を形成する工程とを備えている。
【0036】この方法により、上述の作用に加え、素子
分離の形成に伴うゲート絶縁膜へのダメージを回避する
ことができ、かつ熱履歴による半導体装置の特性に対す
る悪影響を抑制することができる。
【0037】記エッチングストッパ膜は、シリコン窒
化膜,ポリシリコン膜、アモルファスシリコン膜、金属
膜,金属化合物膜、PSG膜及びBPSG膜のうち少な
くともいずれか1つで構成することが好ましい。
【0038】記第2のゲート用導電膜は、金属膜、金
属化合物膜、ポリシリコン膜、アモルファスシリコン膜
のうち少なくともいずれか1つで構成することが好まし
い。
【0039】記第引出し電極を形成する工程は、上記
ソース・ドレイン領域に自己整合的にコンタクトする第
1の導電膜からなる下層膜を形成する工程と、上記下層
膜の上に上記第1の導電膜よりもエッチング選択比の高
い第2の導電膜からなる上層膜を形成する工程とで構成
することが好ましい。
【0040】この方法により、第1の導電膜及び第2の
導電膜の電気的抵抗特性とエッチング特性を適宜選択し
て、ソース・ドレイン領域とのコンタクト抵抗の小さ
い,かつソース・ドレイン領域の占有面積の狭い半導体
装置を形成することが可能となる。
【0041】記引出し電極の下層膜を形成する工程で
は、基板上に上記第1の導電膜を堆積した後、エッチバ
ックを行って、上記ソース・ドレイン領域の直上のみに
上記第1の導電膜を残すことができる。
【0042】記引出し電極の下層膜を形成する工程で
は、基板上に第1の導電膜を堆積した後、該第1の導電
膜の上にマスク用部材を堆積しこのマスク用部材を全面
エッチバックして上記ソース・ドレイン領域の上方のみ
にマスク用部材を残し、この残存するマスク用部材を用
いて、上記第1の導電膜をエッチングすることができ
る。
【0043】これらの方法により、ソース・ドレイン領
域にコンタクトする下層膜が自己整合的に形成され、そ
の上に第2の導電膜が堆積される。そして、第2の導電
膜から引出し電極の上層膜をパターニングする際に、ソ
ース・ドレイン領域の上は下層膜で覆われているので、
引出し電極を形成する際にマスクの合わせずれが生じて
も、ソース・ドレイン領域が露出することはなく、接触
不良等の発生が防止される。
【0044】記引出し電極を形成する工程は、基板上
に引出し電極用導電膜を堆積する工程と、上記引出し電
極用導電膜の上にアモルファス膜を堆積する工程と、引
出し電極を形成しようとする領域を覆う共通のマスク部
材を用いて、上記アモルファス膜及び引出し電極用導電
膜を順次エッチングする工程とで構成することができ
る。
【0045】この方法により、引出し電極を形成する際
のマスク部材の下地が、平坦性のよいアモルファス膜で
構成されているので、引出し電極の形成が容易となり、
かつ形状精度も向上する。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0047】(第1の実施形態) まず、第1の実施形態について、図1(a)〜(e)及
び図2〜図4を参照しながら説明する。図1(a)〜
(e)は、第1の実施形態に係る半導体装置の製造工程
を示す断面図であって、特にゲート電極が孤立パターン
を有するMOSトランジスタの付近の構造のみを示す。
【0048】まず、図1(a)に示すように、P型シリ
コン単結晶からなる半導体基板10の上に活性領域を区
画するLOCOS膜からなる素子分離17を形成し、活
性領域内にしきい値制御用不純物イオンの注入を行う。
また、素子分離17の下方にしきい値制御用不純物の濃
度よりも高濃度の不純物イオンを注入し、チャネルスト
ップ領域Rctを形成しておく。その後、シリコン酸化膜
15xを活性領域の半導体基板10の上に形成し、さら
にその上にポリシリコン膜16x及び保護用シリコン酸
化膜19xを堆積する。そして、フォトリソグラフィー
を行って、ポリシリコン膜50x及び保護用シリコン酸
化膜19xを残そうとする領域のみ覆うフォトレジスト
膜FR1を、保護用シリコン酸化膜19xの上に形成す
る。
【0049】次に、図1(b)に示すように、ドライエ
ッチングを行って、上記フォトレジスト膜FR1の開口
部にある上記ポリシリコン膜50x及び保護用シリコン
酸化膜19xを選択的に除去し、活性領域上にはゲート
電極50a及びゲート保護膜19aを、活性領域上から
素子分離17の上に跨る領域にはダミー電極50b及び
ダミー保護膜19bをそれぞれ形成する。その後、各電
極50a,50bをマスクとして低濃度のn型不純物イ
オン(P+ 又はAs+ )の注入を行って、ゲート電極5
0aの両側方に位置する半導体基板10内にLDD領域
21aを形成する。さらに、高エネルギーでp型不純物
イオン(B+)の注入を行って、LDD領域21aの下方
にパンチスルーストッパPstを形成する。
【0050】次に、図1(c)にs示すように、基板上
にシリコン酸化膜(図示せず)を堆積した後、エッチバ
ックを行って、ゲート電極50aの両側面上には電極サ
イドウォール20aを、ダミー電極50bの両側面上に
はダミーサイドウォール20bをそれぞれ形成する。そ
の後、各電極及びサイドウォールをマスクとして、高濃
度のn型不純物イオン(P+ 又はAs+ )の注入を行っ
て、ソース・ドレイン領域21bを形成する。
【0051】次に、図1(d)に示すように、基板上に
W/TiN/Ti膜からなる積層金属膜を堆積した後、
フォトレジスト膜FR2を形成するフォトリソグラフィ
ー工程と、積層金属膜を選択的に除去するドライエッチ
ング工程とを行って、上記ソース・ドレイン領域にコン
タクトする引出し電極31を形成する。
【0052】次に、図1(e)に示すように、基板上に
層間絶縁膜32を堆積した後、所望の位置に接続孔を形
成し、接続孔内の壁面及び層間絶縁膜32の上に金属膜
を堆積した後、上層金属配線34をパターニングする。
【0053】上述のように、図16に示すごとく、孤立
パターンにおけるゲート長とラインアンドスペースパタ
ーンにおけるゲート長の加工仕上がり寸法では、パター
ン依存性が見られるが、本実施形態のごとく、孤立して
形成されるゲート電極50aの両側にダミー電極50b
を形成することにより、すべての部分でゲート電極50
aがラインアンドスペースパターンの中央に位置するこ
とになり、ゲート電極50aの寸法が増大側にシフトす
る不具合を有効に防止することができる。
【0054】図2は、露光光源としてi線を用い、ゲー
ト長Lが0.25μm,0.3μm,0.35μmのパ
ターンを有するレチクルを用いて、ゲート電極のパター
ニングを行った場合の焦点深度について,従来の孤立パ
ターンを有するトランジスタと、本実施形態によってラ
インアンドスペースパターンになったゲート電極を有す
るトランジスタとを比較する図である。ただし、本実施
形態のトランジスタにおいて、ゲート電極50aとダミ
ー電極50bとの距離Sは0.4μmに設定されてい
る。
【0055】同図から分かるように、ゲート長が0.3
5μmの場合、従来の孤立パターンでは焦点深度(加工
寸法の10%以内)が0.6μmであるのに対して、本
実施形態のトランジスタでは、1.5μm以上の焦点深
度が確保されている(一般的には、量産するには、焦点
深度が1.2ミクロン程度は最低必要である。)。さら
に、従来の孤立パターンではi線を用いた場合に解像さ
れない0.3μm以下のゲート長を有するゲート電極を
形成することも可能である。すなわち、本実施形態の構
造を採用することで、露光光源の波長以下の寸法を有す
るゲート電極をパターニングすることができるととも
に、露光光源の波長よりも大きいゲート長を有するトラ
ンジスタにおいても、その焦点深度を深くすることがで
きる。
【0056】図3は、露光光源としてi線を用い、ゲー
ト長Lが0.3μm,0.35μmのパターンを有する
レチクルを用いて、本実施形態に係るゲート電極及びダ
ミー電極のパターニングを行った場合の焦点深度のゲー
ト電極−ダミー電極間距離Sに対する依存性を示す。同
図から分かるように、焦点深度は距離Sが小さくなるに
つれて大きくなるが、距離Sが0.4μmのときに最大
となり、これよりも距離Sが大きくなっても小さくなっ
ても低下する。
【0057】また、図4は、露光光源としてKrF線を
用い、ゲート長Lが0.25μmのパターンを有するレ
チクルを用いて、本実施形態に係るゲート電極及びダミ
ー電極のパターニングを行った場合の焦点深度のゲート
電極−ダミー電極間距離Sに対する依存性を示す。この
場合、焦点深度は電極間距離Sが約0.3μmのときに
最大となっている。つまり、電極間距離Sには最適値が
存在し、この最適値はゲート長よりも露光光源の波長に
強く依存していることが裏付けられている。
【0058】以上の結果より、高精度のゲートパターン
を形成するには、ゲート電極−ダミー電極間距離Sを露
光光源の波長の2.5倍以下とすることが好ましい。ま
た、ゲート長Lが露光波長の1.5倍以下のときに、ゲ
ート長に対するバラツキ値の割合を低減するという本発
明の効果が特に顕著に発揮されることになる。
【0059】一方、このようにダミー電極50bを設け
てラインアンドスペースパターンにすることで、ゲート
電極50aの寸法の均一化を図ることができる反面、ソ
ース・ドレイン領域21bの面積が狭められる。従来の
トランジスタの製造方法では、接続孔はソース・ドレイ
ン領域に直接到達するように形成されていたので、製造
工程中のマスクの合わせずれを考慮すると接続孔に比べ
てソース・ドレイン領域の面積をかなり大きめに確保し
ておく必要があった。そのために、このようなダミー電
極50bを設ける構造をそのまま適用すると、さらに活
性領域全体の占有面積にマージンを設ける必要が生じ、
結局、半導体装置全体としての高集積化を図れない虞れ
がある。
【0060】それに対し、本実施形態では、図1(d)
に示すように、ソース・ドレイン領域21bへの接続孔
の形成は、引出し電極31に対して行うことになる。こ
の引出し電極31は、ソース・ドレイン領域21bに対
して自己整合的にコンタクトしているので、引出し電極
31をソース・ドレイン領域21bにコンタクトさせる
ためのマスクは不要である。しかも、引出し電極31
は、サイドウォール20からダミー電極50bの上方に
至る広い範囲に亘って形成することが可能となるので、
引出し電極31への接続孔の形成は極めて容易となり、
マスクの合わせずれを考慮する必要はない。また、ソー
ス・ドレイン領域21bは素子分離17から離れた領域
に形成されることになるので、素子分離17の下方に、
ソース・ドレイン領域とは逆導電型の不純物を導入して
形成されるチャネルストップ領域Rctと接触しなくな
る。そのために、ソース・ドレイン領域21bの側面の
容量を小さくすることができる。つまり、寄生容量の低
減による動作速度の向上を図ることができる。
【0061】すなわち、ゲート電極50aの側方にダミ
ー電極50bを形成してラインアンドスペースパターン
とすることにより、ゲート電極50aの加工仕上がり寸
法のバラツキが低減するので、ゲート長を微細化しても
相対的な誤差が拡大することがない。一方、ダミー電極
50bを形成することでソース・ドレイン領域21bの
面積が狭められても、ソース・ドレイン領域に自己整合
的にコンタクトする引出し電極31を設けることで、ソ
ース・ドレイン領域21bの占有面積を拡大する必要は
ない。むしろ、さらにソース・ドレイン領域21bの占
有面積を積極的に低減することが可能である。
【0062】以上のように、ゲート電極50aの寸法の
縮小とソース・ドレイン領域21bの占有面積の低減と
によって、活性領域の面積を低減することができる。
【0063】さらに、素子分離17の下方におけるチャ
ネルトップ領域の機能も強化されるので、素子分離17
の寸法の低減も可能である。
【0064】よって、半導体装置全体として大幅に集積
度の向上と動作速度の向上とを図ることができるのであ
る。
【0065】(第2の実施形態) 次に、第2の実施形態について説明する。まず、図5及
び図6を参照しながら本実施形態に係る半導体装置の構
造について説明する。
【0066】図5は本実施形態における半導体装置のう
ち孤立部のトランジスタと密集部のトランジスタとが含
まれる領域の平面図である。図5に示すように、第1の
活性領域Rea1 内には密集して形成された3つのトラン
ジスタTR1〜TR3が配設され、第2の活性領域Rea
2 には孤立した単体のトランジスタTR4が配設されて
いる。そして、第1の活性領域Rea1 には各トランジス
タTR1〜TR3のゲート電極50aが互いに一定の距
離So を隔てかつ平行に配置されているとともに、両端
のトランジスタTR1,TR3のゲート電極50aに隣
接して、第1の活性領域Rea1 上と素子分離上とに跨っ
て、ダミー電極50bが設けられている。また、第2の
活性領域Rea2 には、孤立したトランジスタTR4のゲ
ート電極50aが形成されているとともに、その両側方
の活性領域Rea2 上と素子分離上とに跨って2つのダミ
ー電極50bが形成されている。ただし、本実施形態で
は、第1活性領域Rea1 と第2活性領域Rea2 との間の
素子分離上では、ダミー電極50bが共通化されてい
る。そして、各ゲート電極50aとダミー電極50bと
の間の距離も各ゲート電極50a同士間の距離So と同
じである。つまり、相隣接するゲート電極50a同士の
距離,及び相隣接するゲート電極50aとダミー電極5
0bとの距離が一定値So となっている。
【0067】なお、後に説明する図6に示すように、各
活性領域Rea1 ,Rea2 の一部にコンタクトする引出し
電極31が形成されており、上層金属配線34と引出し
電極31との間は、埋め込み層33を介して接続されて
いる。
【0068】図6は、図5のVI−VI線断面における孤立
したトランジスタTR4付近の構造を示す断面図であ
る。図6に示すように、半導体基板10の上には、半導
体基板10の上端面よりも突出した上端面を有する溝型
の素子分離17が形成されており、この素子分離17で
囲まれる活性領域内に単体のMOSトランジスタが形成
されている。MOSトランジスタは、ポリシリコン膜か
らなる下層膜16a及びタングステン膜からなる上層膜
18aで構成されるゲート電極50aと、ポリシリコン
膜からなる下層膜16b及びタングステン膜からなる上
層膜18bで構成されるダミー電極50bとを備えてい
る。上記ダミー電極50bの下層膜16bは素子分離1
7の側端部に沿って延びており、その上端面は素子分離
17の上端面と同じ高さ位置にある。また、ダミー電極
50bの上層膜18bは、下層膜16b上と素子分離1
7上とに跨って形成されている。ゲート電極50a及び
ダミー電極50bの上にはシリコン酸化膜からなる保護
用絶縁膜19a,19bが、ゲート電極50a及びダミ
ー電極50bの下にはシリコン酸化膜からなるゲート絶
縁膜15a及びダミー絶縁膜15bが、ゲート電極50
a及びダミー電極50bの両側面上にはシリコン酸化膜
からなる電極サイドウォール20a及びダミーサイドウ
ォール20bがそれぞれ形成されている。半導体基板1
0のゲート電極50aの両側方に位置する部位には、L
DD領域21a及びソース・ドレイン領域21bが形成
されており、このソース・ドレイン領域21bに自己整
合的にコンタクトするW/TiN膜からなる引出し電極
31が形成されている。この引出し電極31は、ダミー
電極50bの上方に亘る広い領域に形成されており、そ
の上に層間絶縁膜32を介して上層金属配線34が形成
され、上層金属配線34と引出し電極31との間は、接
続孔に埋め込まれたタングステンからなる埋め込み層3
3により接続されている。
【0069】以上のように、本実施形態に係る半導体装
置の構造によれば、ソース・ドレイン領域21bの引出
し電極31は、MOS型トランジスタのゲート電極50
a及びダミー電極50bの側面上に形成されたサイドウ
ォール20a,20bに隣接して自己整合的にソース・
ドレイン領域21bにコンタクトする構造となってい
る。また、各孤立部においても密集部においても、活性
領域内の半導体基板10上から素子分離17上に跨って
ダミー電極50bが形成され、ゲート電極50aとダミ
ー電極50bとでラインアンドスペースパターンを構成
しているので、上記第1の実施形態と同様の効果を発揮
することができる。
【0070】しかも、活性領域上では相隣接するゲート
電極50a同士間の距離と相隣接するゲート電極50a
−ダミー電極50b間の距離とが一定値So であるの
で、活性領域上ではフォトリソグラフィー工程における
近接効果やエッチング工程におけるマイクロローディン
グ効果に起因する各ゲート電極50aの寸法のバラツキ
がほとんど生じない。したがって、ゲート電極50aの
長さを縮小しても、ゲートパターンの孤立,密集の相違
に起因する両効果の差が生じないので、寸法誤差が拡大
することはない。したがって、トランジスタの微細化が
可能となり、半導体装置の集積度及び動作速度の向上を
図ることができるのである。さらに、以下に述べる製造
工程中における平坦度の向上により寸法精度の向上を図
ることができる。
【0071】次に、本実施形態における半導体装置の製
造方法について、図7(a)〜(f),図8(a)〜
(e)及び図9(a)〜(e)を参照しながら説明す
る。ただし、この各図では、nチャネルMOSトランジ
スタとpチャネルMOSトランジスタとが相隣接して形
成される部分、つまり、上記図5及び図6には示されな
い部分における製造工程について説明する。
【0072】まず、図7(a)に示すように、半導体基
板10上にnチャネルMOSトランジスタ形成領域Rn
を覆うフォトレジスト膜FR3を形成し、リンイオン
(P+)の注入を行った後、図7(b)に示すように、
pチャネルMOSトランジスタ形成領域Rpを覆うフォ
トレジスト膜FR4を形成し、ボロンイオン(B+ )の
注入を行う。その結果、半導体基板10の表面付近の領
域に、不純物濃度がしきい値制御レベルに調整されたn
ウェル11とpウェル12とが形成される。
【0073】次に、図7(c)に示すように、基板全面
を酸化して厚さ10nmのシリコン酸化膜15xを形成
し、その上に厚さ300nmのポリシリコン膜16x
(第1のゲート用導電膜)を堆積する。そして、図7
(d)に示すように、ポリシリコン膜16xの上に素子
分離を形成しようとする領域を開口したフォトレジスト
膜FR5を形成した後、ポリシリコン膜16x、シリコ
ン酸化膜15x及び半導体基板10を順次エッチング
し、半導体基板10の一部を堀込んで深さ約300nm
の溝を形成する。
【0074】次に、図7(e)に示すように、基板の上
にCVD法により、厚さ1μm程度の分離用シリコン酸
化膜17x(分離用絶縁膜)を堆積した後、フォトレジ
ストを全面に塗布してエッチバック法によりポリシリコ
ン膜16xが露出するまで、フォトレジスト膜と分離用
シリコン酸化膜17xとを除去して、図7(f)に示す
ように、基板表面を平坦にする。この状態で各活性領域
を取り囲む溝型の素子分離17が形成されている。な
お、図示は省略するが、この状態で素子分離17の下方
にチャネルストッパ層を形成する。すなわち、nウェル
11内の素子分離17の下方にはnウェル11内の不純
物濃度よりも濃いn型不純物をイオン注入により導入
し、pウェル12内の素子分離17の下方にはpウェル
12内の不純物濃度よりも濃いp型不純物をイオン注入
により導入する。ただし、このチャネルストッパ層の形
成は、他の工程で行うことも可能である。
【0075】次に、図8(a)に示すように、基板上に
厚さ100nmのタングステン膜18x(第2のゲート
用導電膜)と厚さ150nmの保護用シリコン酸化膜1
9xとを順次堆積し、さらにその上に、タングステン膜
18x等を残そうとする領域を覆うフォトレジスト膜F
R6を形成する。そして、フォトレジスト膜FR6をマ
スクとして、保護用シリコン酸化膜19x,タングステ
ン膜18x,ポリシリコン膜16x及びシリコン酸化膜
15xを順次エッチングして選択的に除去する。そし
て、図8(b)に示すように、活性領域上には下層膜1
6a及び上層膜18aからなるゲート電極50aを、活
性領域上から素子分離17上に跨る領域には下層膜16
b及び上層膜18bからなるダミー電極50bをそれぞ
れ形成する。また、ゲート電極50aと半導体基板10
との間にはゲート絶縁膜15aが介在し、ダミー電極5
0bと半導体基板10との間にはダミー絶縁膜15bが
介在した構造となる。
【0076】次に、図8(c)に示すように、nチャネ
ルMOSトランジスタ形成領域Rnを覆うフォトレジス
ト膜FR7を形成し、このフォトレジスト膜FR7,p
チャネルMOSトランジスタのゲート電極50a及びダ
ミー電極50bをマスクとして、低濃度のボロンイオン
(B+ )の注入を行い、pチャネルMOSトランジスタ
のLDD領域21aを形成する。その後、図8(d)に
示すように、pチャネルMOSトランジスタ形成領域R
pを覆うフォトレジスト膜FR8を形成し、このフォト
レジスト膜FR8,nチャネルMOSトランジスタのゲ
ート電極50a及びダミー電極50bをマスクとして、
低濃度のリンイオン(P+ )の注入を行い、nチャネル
MOSトランジスタのLDD領域21aを形成する。
【0077】次に、図8(e)に示すように、基板上に
CVD法により厚さ100nmのシリコン酸化膜を堆積
した後、エッチバックして、ゲート電極50aの両側面
上には電極サイドウォール20aを、ダミー電極50b
の両側面上にはダミーサイドウォール20bをそれぞれ
形成する。なお、図示しないが、素子分離17の側面が
露出した部分には素子分離サイドウォールが形成され
る。
【0078】続いて、図9(a)に示すように、nチャ
ネルMOSトランジスタ形成領域Rnを覆うフォトレジ
スト膜FR9を形成し、このフォトレジスト膜FR9,
pチャネルMOSトランジスタのゲート電極50a,ダ
ミー電極50b及び各サイドウォール20a,20bを
マスクとして、高濃度のボロンイオン(B+ )の注入を
行い、pチャネルMOSトランジスタのソース・ドレイ
ン領域21bを形成する。その後、図9(b)に示すよ
うに、pチャネルMOSトランジスタ形成領域Rpを覆
うフォトレジスト膜FR10を形成し、このフォトレジ
スト膜FR10,nチャネルMOSトランジスタのゲー
ト電極50a,ダミー電極50b及び各サイドウォール
20a,20bをマスクとして、高濃度のヒ素イオン
(As+ )の注入を行い、nチャネルMOSトランジス
タのソース・ドレイン領域21bを形成する。
【0079】次に、図9(c)に示すように、基板上に
W/TiN膜からなる積層金属膜31xを堆積した後、
引出し電極を形成しようとする領域を開口したフォトレ
ジスト膜FR11を形成する。そして、図9(d)に示
すように、フォトレジスト膜FR11をマスクとして積
層金属膜31xをエッチングして、ソース・ドレイン領
域21bに自己整合的にコンタクトしかつダミー電極5
0bの上方まで延びる引出し電極31を形成する。
【0080】次に、図9(e)に示すように、基板上に
層間絶縁膜32を堆積した後、層間絶縁膜32を貫通し
て引き出し電極31に到達する接続孔を開口させた後、
この接続孔にタングステンを埋め込んで埋め込み層33
を形成するとともに、アルミニウム合金膜からなる上層
金属配線34を形成する。
【0081】本実施形態の製造工程では、素子分離17
の上面が活性領域の半導体基板10の上面よりも突出し
た構造となる為に、図8(a)に示すゲート電極形成工
程において、下地が平坦となり、フォトリソグラフィー
工程におけるハレーションや定在波効果の影響による各
ゲート電極50aの寸法のばらつきを無視し得る程度ま
で低減することができる。特に、本実施形態の工程で
は、ゲート電極50aの一部を構成するポリシリコン膜
16xが、素子分離17を形成するための溝を形成する
際のエッチングストッパとしても機能するので、工程数
を低減し得るという利点をも有する。
【0082】また、本実施形態の製造工程では、ソース
・ドレイン領域21bの基板面が素子分離17の上面よ
りもポリシリコン膜16xの膜厚分だけ下方に位置する
ので、以下の効果が得られる。すなわち、図9(c)〜
(d)に示す積層金属膜31xから引出し電極31をパ
ターニングする工程において、フォトレジスト膜FR1
1がソース・ドレイン領域21bの位置からずれて、ソ
ース・ドレイン領域21bの上方にフォトレジスト膜F
R11が存在しない部分が生じても、その部分上の積層
金属膜31xがすべてエッチングされてしまうことはな
い。すなわち、ソース・ドレイン領域21bに対して引
出し電極31を自己整合的にコンタクトさせることがで
きるので、マスク合わせずれに対する余計なマージンを
とる必要がない。
【0083】尚、本実施形態では、相隣接するゲート電
極50a同士間の距離及び相隣接するゲート電極50a
とダミー電極50bとの間の距離を一定値So とした
が、これらの距離は必ずしも同じ値でなくてもよい。ダ
ミー電極50bがあることで、すべてのゲート電極50
aがラインアンドスペースパターンを有することにな
り、各ゲート電極50aに対して近接効果が生じる結
果、多少各電極間の距離が相違しても、ゲート長のバラ
ツキが確実に低減される。また、ゲート電極50aと素
子分離17との間の距離や、ソース・ドレイン領域21
bの基板面と素子分離17の上面との段差つまりポリシ
リコン膜16xの膜厚、積層金属膜31xの膜厚等の最
適化により、引出し電極31は自己整合的に形成するこ
とができ、本実施形態と同様の効果を得ることができ
る。
【0084】(第3の実施形態) 次に、第3の実施形態について、図10(a)〜(g)
を参照しながら説明する。図10(a)〜(g)は、本
実施形態における半導体装置の製造工程を示す断面図で
ある。
【0085】まず、図10(a)に示すように、半導体
基板10の表面を酸化して厚さ20nmのシリコン酸化
膜13xを形成し、次に、厚さ300nmのシリコン窒
化膜14x(エッチングストッパ膜)を堆積する。続い
て、図10(b)に示すように、素子分離を形成しよう
とする領域を開口したフォトレジスト膜FR12を形成
した後、フォトレジスト膜FR12をマスクとして、シ
リコン窒化膜14x、シリコン酸化膜13x及び半導体
基板10を順次エッチングし、半導体基板10に深さ約
300nmの溝を形成する。
【0086】次に、図10(c)に示すように、CVD
法により基板上に厚さ約1μmのシリコン酸化膜を堆積
し、その上にフォトレジストを塗布した後、フォトレジ
スト膜及びシリコン酸化膜をシリコン窒化膜14xが露
出するまでエッチバックして、基板表面を平坦にする。
【0087】続いて、図10(d)に示すように、活性
領域上に残存するシリコン窒化膜14xを除去した後、
nチャネルMOSトランジスタ形成領域Rnを覆うフォ
トレジスト膜FR13を形成し、リンイオン(P+ )の
注入を行った後、図10(e)に示すように、pチャネ
ルMOSトランジスタ形成領域Rpを覆うフォトレジス
ト膜FR14を形成し、ボロンイオン(B+ )の注入を
行う。その結果、半導体基板10の表面付近の領域に、
不純物濃度がしきい値制御レベルに調整されたnウェル
11とpウェル12とが形成される。
【0088】次に、図10(f)に示すように、シリコ
ン酸化膜13xを除去した後、基板全面を酸化して厚さ
10nmのシリコン酸化膜15xを形成し、その上に厚
さ300nmのポリシリコン膜16x(第1のゲート用
導電膜)を堆積する。
【0089】次に、図10(g)に示すように、ポリシ
リコン膜16xの上にフォトレジストを塗布して、フォ
トレジスト膜とポリシリコン膜とを素子分離17の表面
が露出するまでエッチバックして、基板表面を平坦にす
る。
【0090】その後の工程は、図示を省略するが、上記
第1の実施形態における図7(f)〜図9(e)に示す
工程と同様の工程を実施する。
【0091】本実施形態によっても、上記第2の実施形
態と同様に、ゲート電極の長さのばらつきを従来方法に
比べて飛躍的に低減することができる。また、ソース・
ドレイン領域の占有面積を大幅に低減することができ、
かつマスク合わせずれに対する余計なマージンをとる必
要がない。
【0092】特に、本実施形態では、第2の実施形態に
比べ、素子分離17の形成をゲート酸化工程やゲート電
極形成工程よりも先に行うので、素子分離17の形成に
伴うゲート絶縁膜へのダメージを回避でき、かつ熱履歴
によるデバイス特性に対する悪影響を抑制することがで
きる。
【0093】なお、本実施形態では、溝型素子分離17
を形成する際のエッチングストッパとしてシリコン窒化
膜14xを用いたが(図10(a)〜(c))、エッチ
ングストッパとして機能し、かつそれを除去する際に素
子分離17及び下地のシリコン酸化膜13xがエッチン
グされ難い材料からなる膜つまりシリコン酸化膜に対す
るにエッチング選択比の高い膜であればよい。例えばポ
リシリコン膜、アモルファスシリコン膜、高融点金属
膜、高融点金属化合物膜、PSG膜,BPSG膜などを
エッチングストッパ膜として用いることができる。
【0094】(第4の実施形態) 次に、第4の実施形態について、図11(a)〜(d)
を参照しながら説明する。図11(a)〜(d)は、本
実施形態における半導体装置の製造工程を示す断面図で
ある。
【0095】本実施形態では、素子分離17、nウェル
11、pウェル12、ゲート電極50a,ダミー電極5
0b、ゲート絶縁膜15a,ダミー絶縁膜15b、ゲー
ト保護膜19a、ダミー保護膜19b、各サイドウォー
ル20a,20b、LDD領域21a、ソース・ドレイ
ン領域21b等の形成工程は、上記第2又は第3実施形
態で説明した工程のいずれでもよいので、図示を省略す
る。
【0096】図11(a)に示す状態では、例えば第2
実施形態における図9(b)に示す工程を終了してい
る。
【0097】そして、図11(b)に示すように、基板
上に引出し電極形成用膜として厚さ50nmの窒化チタ
ン膜31yを堆積し、その上に厚さ200nmのシリコ
ン酸化膜35xをCVD法により堆積する。
【0098】次に、図11(c)に示すように、シリコ
ン酸化膜35xの上に引出し電極を形成しようとする領
域を覆うフォトレジスト膜FR15を形成し、このフォ
トレジスト膜FR15をマスクとして、シリコン酸化膜
35x及び窒化チタン膜31yを順次エッチングする。
これにより、図11(d)に示すように、ソース・ドレ
イン領域21bに自己整合的にコンタクトし、かつダミ
ー電極50bの上まで延びる引出し電極31が形成され
る。そして、引出し電極31の上には上部絶縁膜35が
残る。その後の工程は省略するが、例えば上記第2の実
施形態における図9(e)と同様の工程を行って、基板
上に層間絶縁膜を堆積して、引出し電極31への接続孔
の形成と、埋め込み層の形成と、上層金属配線の形成と
を行うことができる。
【0099】本実施形態によっても、上記第2及び第3
の実施形態と同様に、ゲート電極の寸法ばらつきを従来
方法に比べて飛躍的に低減することができる。またソー
ス・ドレイン領域の占有面積を大幅に縮小することがで
き、かつマスク合わせずれに対する余計なマージンをと
る必要がない。
【0100】加えて、本実施形態によれば、引出し電極
31を形成するためのTiN膜31yの上にシリコン酸
化膜35xを堆積することによって、以下の効果が得ら
れる。すなわち、結晶粒径のバラツキによって表面に凹
凸が生じやすいタングステン膜に代えて、アモルファス
であるために表面平滑性がよいシリコン酸化膜35xを
使用することにより、TiN膜31yのエッチングの制
御性(均一性、パターン依存性)を向上させることがで
き、半導体装置の歩留りを向上させることができる。
【0101】(第5の実施形態) 次に、第5の実施形態について、図12(a)〜(e)
を参照しながら説明する。図12(a)〜(e)は、本
実施形態における半導体装置の製造工程を示す断面図で
ある。
【0102】本実施形態においても、素子分離17、n
ウェル11、pウェル12、ゲート電極50a,ダミー
電極50b、ゲート絶縁膜15a,ダミー絶縁膜15
b、ゲート保護膜19a、ダミー保護膜19b、各サイ
ドウォール20a,20b、LDD領域21a、ソース
・ドレイン領域21b等の形成工程は、上記第2又は第
3実施形態で説明した工程のいずれでもよいので、図示
を省略する。
【0103】図12(a)に示す状態では、例えば第2
実施形態における図9(b)に示す工程を終了してい
る。そして、本実施形態では、ブランケット−タングス
テンCVD法により、ソース・ドレイン領域21bにコ
ンタクトする下地の埋め込み導電膜を形成する。
【0104】すなわち、図12(b)に示すように、基
板上にW/TiN膜からなる下地金属膜36xを堆積
し、この下地金属膜36xをエッチバックする。これに
より、図12(c)に示すように、ゲート電極50a−
ダミー電極50b間の凹部となっているソース・ドレイ
ン領域21bの上方部分のみに埋め込み導電膜36aが
残存する。
【0105】次に、図12(d)に示すように、基板上
に再びW/TiN膜からなる上地金属膜37xを堆積
し、その上に引出し電極を形成しようとする領域を覆う
フォトレジスト膜FR16を形成して、このフォトレジ
スト膜FR16をマスクとして上地金属膜37xをエッ
チングする。これにより、図12(e)に示すように、
ソース・ドレイン領域21bに自己整合的にコンタクト
する埋め込み導電膜36aと、上層膜37aとからなる
引出し電極31が形成される。
【0106】本実施形態によっても、上記第2〜第4の
実施形態と同様に、ゲート電極50aの長さのばらつき
を従来方法に比べて飛躍的に低減することができる。ま
た、ソース・ドレイン領域21bの占有面積を大幅に縮
小することができ、かつマスク合わせずれに対する余計
なマージンをとる必要がない。
【0107】加えて、本実施形態では、引出し電極31
を形成するための導電膜を2段階に分離して形成してお
り、その為、下地金属膜36xと上地金属膜37xとの
材料を別々に自由に設定することができる。例えば、下
地金属膜36xとして、ソース・ドレイン領域21bと
の接触抵抗を低減し得る材料を用いることによって、半
導体装置全体の低電圧化を図ることができる。かつ、上
地金属膜37xのエッチング時にエッチングストッパ膜
として機能する材料を用いることにより、上地金属膜3
7xの加工容易性を向上させることができる。
【0108】尚、本実施形態において、下地金属膜36
xとして選択CVD法によるタングステン膜やアルミ
膜、選択エピ成長によるシリコン膜あるいはシリサイド
化反応を用いたチタンシリサイド膜やコバルトシリサイ
ド膜などを用いることもできる。それにより、ゲート電
極50a等を構成するポリシリコン膜16xの膜厚を薄
くすることができ、基板全体の段差が低減されるので、
上地金属膜37xの加工及び上層の金属配線の加工が更
に容易となる。また、ダミー電極50bを用いて電極間
距離を一定値So としなくても、引出し電極31は自己
整合的にソース・ドレイン領域21bにコンタクトさせ
ることができるので、レイアウトの自由度を向上させる
ことができる。
【0109】なお、上地金属膜37xと下地金属膜36
xとのエッチング選択比は4倍以上であることが好まし
く、特に10倍以上の時に著効を発揮する。
【0110】(第6の実施形態) 次に、第6の実施形態について説明する。図13(a)
〜(e)は、本実施形態における半導体装置の製造工程
を示す断面図である。
【0111】本実施形態においても、素子分離17、n
ウェル11、pウェル12、ゲート電極50a,ダミー
電極50b、ゲート絶縁膜15a,ダミー絶縁膜15
b、ゲート保護膜19a、ダミー保護膜19b、各サイ
ドウォール20a,20b、LDD領域21a、ソース
・ドレイン領域21b等の形成工程は、上記第2又は第
3実施形態で説明した工程のいずれでもよいので、図示
を省略する。
【0112】図13(a)に示す状態では、例えば第2
実施形態における図9(b)に示す工程を終了してい
る。
【0113】そして、図13(b)に示すように、基板
上にW/Ti膜からなる下地金属膜36yを堆積する。
その後、基板上にフォトレジストを塗布し、エッチバッ
クしてソース・ドレイン領域21bの直上のみにフォト
レジスト膜FR17を残す。そして、このフォトレジス
ト膜FR17をマスクとして、下地金属膜36yをエッ
チングし、図13(c)に示すように、ソース・ドレイ
ン領域21bにコンタクトする下層膜36bを形成す
る。
【0114】次に、図13(d)に示すように、基板上
にW/TiN膜からなる上地金属膜37yを堆積し、そ
の上に引出し電極を形成しようとする領域を覆うフォト
レジスト膜FR18を形成し、これをマスクとして上地
金属膜37yをエッチングする。これにより、図13
(e)に示すように、上層膜37bと下層膜36bとか
らなる引出し電極31が形成される。
【0115】本実施形態によっても、上記第2〜第5の
実施形態と同様にゲート電極の寸法ばらつきを従来方法
に比べて飛躍的に低減することができる。また、ソース
・ドレイン領域を大幅に縮小することができ、かつマス
ク合わせずれに対する余計なマージンをとる必要がな
い。
【0116】また、本実施形態では、上記第5の実施形
態と同様に引出し電極形成用導電膜を2段階に分離して
形成しているので、下地金属膜36yと上地金属膜37
yとの材料を別々に自由に設定することができる。本実
施形態で下地金属膜36yとして用いたW/Ti膜は、
ソース・ドレイン領域21bと金属配線とのバリヤメタ
ルとしての機能を有する上に、上地金属膜37yとして
用いた窒化チタン膜のエッチング時にエッチングストッ
パ膜としても機能する。その結果、上地金属膜37yの
加工容易性を向上させることができる。
【0117】(その他の実施形態) 尚、第2〜第6の実施形態において、素子分離の形成に
はフォトレジストを塗布した後エッチバックする方法を
用いたが、CMP(ケミカル・メカニカル・ポリッシン
グ)法やSOG(スピン・オン・グラス)法、BPSG
フロー法等によっても構わない。
【0118】また、上記第2〜第6の実施形態では、ゲ
ート電極50a及びダミー電極50bをタングステン膜
とポリシリコン膜との2層膜で構成したが、各電極の上
層をタングステン膜の代わりに他の金属膜、シリサイド
等の金属化合物膜、ポリシリコン膜、アモルファスシリ
コン膜のいずれか或はそれらの積層膜で構成してもよ
い。
【0119】また、ゲート保護膜,ダミー保護膜及びサ
イドウォールとしてCVD法によって堆積したシリコン
酸化膜を用いたが、シリコン窒化膜その他の絶縁性材料
でも構わない。
【0120】さらに、上記引出し電極31は、チタンタ
ングステン膜やチタンシリサイド膜、タングステンシリ
サイド膜等で構成してもよい。
【0121】上記各実施形態では、MOSトランジスタ
をいずれもLDD領域と高濃度不純物を含むソース・ド
レイン領域とを有する構造としたが、単に1種類のソー
ス・ドレイン領域を有するMOSトランジスタ、いわゆ
るDD構造を有するMOSトランジスタ、パンチスルー
ストッパ層を設けたMOSトランジスタ等を搭載した半
導体装置についても本発明を適用することができる。
【0122】
【発明の効果】本発明の半導体装置によると、活性領域
上と素子分離上とに跨る領域にゲート電極とほぼ平行に
延びるダミー電極を設け、孤立パターン内のゲート電極
もラインアンドスペースパターン内に配置する構成とし
たので、パターンの種類の相違に起因して生じるフォト
リソグラフィー及びエッチング工程におけるゲート電極
の仕上がり寸法のバラツキを低減することができ、よっ
て、ゲート長の微細化による半導体装置の高集積化と動
作速度の高速化とを図ることができる。
【0123】本発明の半導体装置の製造方法によれば、
上述の半導体装置の構造を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態における半導体装置の製造工程
を示す断面図である。
【図2】第1の実施形態における半導体装置の加工後に
おけるゲート電極の寸法の焦点深度に対する依存性を示
す特性図である。
【図3】第1の実施形態におけるi線を用いた場合の半
導体装置の焦点深度の電極間距離に対する依存性を示す
特性図である。
【図4】第1の実施形態におけるKrF線を用いた場合
の半導体装置の焦点深度の電極間距離に対する依存性を
示す特性図である。
【図5】第2の実施形態における半導体装置のレイアウ
トを示す平面図である。
【図6】図5に示すVI−VI線断面における半導体装置の
断面図である。
【図7】第2の実施形態における半導体装置の製造工程
のうち溝型素子分離を形成するまでの工程を示す断面図
である。
【図8】第2の実施形態における半導体装置の製造工程
のうち溝型素子分離を形成した後サイドウォールを形成
するまでの工程を示す断面図である。
【図9】第2の実施形態における半導体装置の製造工程
のうちサイドウォールを形成した後の工程を示す断面図
である。
【図10】第3の実施形態における半導体装置の製造工
程のうち溝型素子分離を形成するまでの工程を示す断面
図である。
【図11】第4の実施形態における半導体装置の引出し
電極を形成する工程を示す断面図である。
【図12】第5の実施形態における半導体装置の引出し
電極を形成する工程を示す断面図である。
【図13】第5の実施形態における半導体装置の引出し
電極を形成する工程を示す断面図である。
【図14】従来の半導体装置の断面図である。
【図15】従来の半導体装置のレイアウトを示す平面図
である。
【図16】従来の半導体装置のゲート電極の密集パター
ンと孤立パターンとにおける寸法差を説明するための特
性図である。
【符号の説明】
10 半導体基板 11 nウェル 12 pウェル 13x シリコン酸化膜 14x シリコン窒化膜(エッチングストッパ膜) 15x シリコン酸化膜 15a ゲート絶縁膜 15b ダミー絶縁膜 16x ポリシリコン膜(第1のゲート用導電膜) 16a,16b 上層膜 17 素子分離 17x 分離用シリコン酸化膜(分離用絶縁膜) 18x タングステン膜(第2のゲート用導電膜) 18a,18b 下層膜 19x 保護用シリコン酸化膜 19a ゲート保護膜 19b ダミー保護膜 20a 電極サイドウォール 20b ダミーサイドウォール 21a LDD領域 21b ソース・ドレイン領域 31 引出し電極 31x 積層金属膜 31y 窒化チタン膜 32 層間絶縁膜 33 埋め込み層 34 上層金属配線 35 上部絶縁膜 35x シリコン酸化膜 50x ポリシリコン膜 50a ゲート電極 50b ダミー電極 FR フォトレジスト膜 Rn nチャネルMOSトランジスタ形成領域 Rp pチャネルMOSトランジスタ形成領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01L 21/8234 H01L 27/08 102C 27/088 (72)発明者 中林 隆 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 藤井 稔 兵庫県神戸市北区桂木1丁目8番45号 (56)参考文献 特開 昭60−124871(JP,A) 特開 平3−187230(JP,A) 特開 平4−154127(JP,A) 特開 平4−63437(JP,A) 特開 平4−155823(JP,A) 特開 平6−291196(JP,A) 特開 平4−180627(JP,A) 特開 平7−86590(JP,A) 特開 平6−125081(JP,A) 特開 平4−168765(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 29/78 H01L 21/336 H01L 21/8234 H01L 27/088

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の一部に形成された活性領域
    と、 上記活性領域の基板面から突出して形成され上記活性領
    域を取り囲む素子分離と、 上記活性領域内の上記半導体基板上に形成された少なく
    とも1つのゲート電極と、 上記素子分離と上記活性領域とに跨る領域上で上記ゲー
    ト電極の両側に、上記ゲート電極とほぼ平行に延びるよ
    うに形成され、上記ゲート電極とは切り離された1対の
    ダミー電極と、 上記ゲート電極の両側方で上記ダミー電極と上記ゲート
    電極との間に位置する上記半導体基板内に不純物を導入
    して形成されたソース・ドレイン領域とを備え、 上記ゲート電極及びダミー電極は、上記素子分離の上端
    面とほぼ同じ高さまで形成された下層膜とその上の上層
    膜とにより構成されており、 上記ダミー電極の下層膜は、上記活性領域上で上記素子
    分離の側端面に接しており、 上記ダミー電極の上層膜は、上記ダミー電極の下層膜と
    上記素子分離とに跨って形成されている ことを特徴とす
    る半導体装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置において、 上記ゲート電極,上記ダミー電極及び上記素子分離の各
    側面上に形成され絶縁性材料で構成される電極サイドウ
    ォール及びダミーサイドウォールと、 上記電極サイドウォール及びダミーサイドウォールに接
    して形成され上記ソース・ドレイン領域と電気的に接続
    される導電性材料からなる引出し電極とをさらに備えて
    いることを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の半導体装置におい
    て、 上記活性領域上には、1つのゲート電極が配設されてお
    り、 上記ゲート電極と上記各ダミー電極とは、ほぼ同じ距離
    を隔てて並んでいることを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の半導体装置におい
    て、 上記活性領域上には、複数のゲート電極が配設されてお
    り、 上記複数のゲート電極及び1対のダミー電極は、順次ほ
    ぼ一定の距離を隔てて並んでいることを特徴とする半導
    体装置。
  5. 【請求項5】 半導体基板上にゲート絶縁膜及び第1の
    ゲート用導電膜を順次堆積する工程と、 素子分離形成領域における上記第1のゲート用導電膜,
    上記ゲート絶縁膜及び上記半導体基板を選択的にエッチ
    ングして、溝を形成する工程と、 上記溝が形成された状態の基板上に分離用絶縁膜を堆積
    した後、上記分離用絶縁膜を上記第1のゲート用導電膜
    の表面が露出しかつ基板の表面が平坦化されるまで除去
    し、上記溝内に上記分離用絶縁膜の一部を残してこれを
    素子分離とする工程と、 上記平坦化された基板上に少なくとも第2のゲート用導
    電膜を堆積する工程と、 上記第1,第2のゲート用導電膜及び上記ゲート絶縁膜
    を選択的にエッチングして、上記活性領域上に少なくと
    も1つのゲート電極を形成すると同時に、上記活性領域
    と素子分離とに跨る領域上に、上記ゲート電極の両側に
    上記ゲート電極とほぼ並行に延び、上記ゲート電極とは
    切り離された1対のダミー電極を形成する工程と、 上記ゲート電極の両側方で上記ダミー電極と上記ゲート
    電極との間に位置する半導体基板内に不純物を導入して
    ソース・ドレイン領域を形成する工程と、 上記ゲート電極及び上記ダミー電極の各側面上に絶縁性
    材料からなる電極サイドウォールびダミーサイドウォー
    ルを形成する工程と、 上記ソース・ドレイン領域に自己整合的にコンタクトす
    る引出し電極を形成する工程とを備えていることを特徴
    とする半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 半導体基板上に酸化膜及びエッチングス
    トッパ膜を順次堆積する工程と、 素子分離形成領域における上記エッチングストッパ膜,
    上記酸化膜及び上記半導体基板を選択的にエッチングし
    て、溝を形成する工程と、 上記溝が形成された状態の基板上に分離用絶縁膜を堆積
    した後、上記分離用絶縁膜を上記第1のエッチングスト
    ッパ膜の表面が露出しかつ基板の表面が平坦化されるま
    で除去し、上記溝内に残された上記分離用絶縁膜からな
    る素子分離を形成する工程と、 上記酸化膜及びエッチングストッパ膜を除去した後、基
    板上にゲート絶縁膜及び第1のゲート用導電膜を順次堆
    積する工程と、 上記第1のゲート用導電膜及び上記ゲート絶縁膜を少な
    くとも上記素子分離の表面が露出しかつ基板の表面が平
    坦化されるまで除去する工程と、 上記平坦化された基板上に少なくとも第2のゲート用導
    電膜を堆積する工程と、 上記第1,第2のゲート用導電膜及び上記ゲート絶縁膜
    を選択的にエッチングして、上記活性領域上に少なくと
    も1つのゲート電極を形成すると同時に、上記活性領域
    と素子分離とに跨る領域上に、上記ゲート電極の両側に
    上記ゲート電極とほぼ並行に延び、上記ゲート電極とは
    切り離された1対のダミー電極を形成する工程と、 上記ゲート電極の両側方で上記ダミー電極と上記ゲート
    電極との間に位置する半導体基板内に不純物を導入して
    ソース・ドレイン領域を形成する工程と、 上記ゲート電極及び上記ダミー電極の各側面上に絶縁性
    材料からなる電極サイドウォール及びダミーサイドウォ
    ールを形成する工程と、 上記ソース・ドレイン領域に自己整合的にコンタクトす
    る引出し電極を形成する工程とを備えていることを特徴
    とする半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 上記エッチングストッパ膜は、シリコン窒化膜,ポリシ
    リコン膜、アモルファスシリコン膜、金属膜,金属化合
    物膜、PSG膜及びBPSG膜のうち少なくともいずれ
    か1つで構成されていることを特徴とする半導体装置の
    製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項5又は6記載の半導体装置の製造
    方法において、 上記第2のゲート用導電膜は、金属膜、金属化合物膜、
    ポリシリコン膜、アモルファスシリコン膜のうち少なく
    ともいずれか1つで構成されていることを特徴とする半
    導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項5又は6記載の半導体装置の製造
    方法において、 上記引出し電極を形成する工程は、 上記ソース・ドレイン領域に自己整合的にコンタクトす
    る第1の導電膜からなる下層膜を形成する工程と、 上記下層膜の上に上記第1の導電膜よりもエッチング選
    択比の高い第2の導電膜からなる上層膜を形成する工程
    とからなることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項記載の半導体装置の製造方法
    において、 上記引出し電極の下層膜を形成する工程では、基板上に
    上記第1の導電膜を堆積した後、エッチバックを行っ
    て、上記ソース・ドレイン領域の直上のみに上記第1の
    導電膜を残すことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項記載の半導体装置の製造方法
    において、 上記引出し電極の下層膜を形成する工程では、基板上に
    第1の導電膜を堆積した後、該第1の導電膜の上にマス
    ク用部材を堆積しこのマスク用部材を全面エッチバック
    して上記ソース・ドレイン領域の上方のみにマスク用部
    材を残し、この残存するマスク用部材を用いて、上記第
    1の導電膜をエッチングすることを特徴とする半導体装
    置の製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項5又は6記載の半導体装置の製
    造方法において、 上記引出し電極を形成する工程は、 基板上に引出し電極用導電膜を堆積する工程と、 上記引出し電極用導電膜の上にアモルファス膜を堆積す
    る工程と、 引出し電極を形成しようとする領域を覆う共通のマスク
    を用いて、上記アモルファス膜及び引出し電極用導電膜
    を順次エッチングする工程とからなることを特徴とする
    半導体装置の製造方法。
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