JP3474482B2 - 生分解性複合繊維およびその製造方法 - Google Patents
生分解性複合繊維およびその製造方法Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生分解性複合繊維
およびその繊維の製造法に関する。更に詳しくは、釣糸
や魚網等の漁業資材、防虫、防鳥ネットや植生ネット等
の農業資材、使い捨ての女性用生理用品、マスク、ウエ
ットティッシュ、下着、タオル、ハンカチ、キッチンタ
オル、オムツ等の生活用品の布繊維や不織布、抜糸の必
要がない手術用縫合糸、手術用ネット、縫合補強材等の
医療材料として幅広く利用することが可能で、環境を汚
染しない生分解性複合繊維およびその繊維の製造法に関
する。
およびその繊維の製造法に関する。更に詳しくは、釣糸
や魚網等の漁業資材、防虫、防鳥ネットや植生ネット等
の農業資材、使い捨ての女性用生理用品、マスク、ウエ
ットティッシュ、下着、タオル、ハンカチ、キッチンタ
オル、オムツ等の生活用品の布繊維や不織布、抜糸の必
要がない手術用縫合糸、手術用ネット、縫合補強材等の
医療材料として幅広く利用することが可能で、環境を汚
染しない生分解性複合繊維およびその繊維の製造法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から釣糸、魚網、農業用ネット、生
活用品等に用いられる高分子材料としてはポリアミド、
ポリエステル、ビニロン、ポリオレフィン等からなるも
のが使用されている。これらの高分子材料は難分解性で
あるため、上記製品を使用した後、自然環境下に放置さ
れると環境を汚染するという問題点を有している。この
問題点を解決するには、使用後、焼却、回収再生等によ
り処理を行うことが必要であるが、これらの処理には、
莫大な費用を必要とする。さらに、現実には使用後の製
品を回収できない場合も多く、自然環境下に放置され環
境破壊を引き起こしている。
活用品等に用いられる高分子材料としてはポリアミド、
ポリエステル、ビニロン、ポリオレフィン等からなるも
のが使用されている。これらの高分子材料は難分解性で
あるため、上記製品を使用した後、自然環境下に放置さ
れると環境を汚染するという問題点を有している。この
問題点を解決するには、使用後、焼却、回収再生等によ
り処理を行うことが必要であるが、これらの処理には、
莫大な費用を必要とする。さらに、現実には使用後の製
品を回収できない場合も多く、自然環境下に放置され環
境破壊を引き起こしている。
【0003】このような問題を解決する方法の1つとし
て、自然界に存在する微生物によって容易に分解される
高分子材料を利用する方法がある。例えば、特開平1−
175855号公報にはポリ−ε−カプロラクトンから
なる外科用縫合糸が、また特開平5−78912号公報
にはポリ−β−プロピオラクトンからなるモノフィラメ
ントが、それぞれ開示されている。しかし、ポリ−ε−
カプロラクトンおよびポリ−β−プロピオラクトンは融
点がそれぞれ約60℃および約97℃と低いため、使用
法が限定されるという問題がある。
て、自然界に存在する微生物によって容易に分解される
高分子材料を利用する方法がある。例えば、特開平1−
175855号公報にはポリ−ε−カプロラクトンから
なる外科用縫合糸が、また特開平5−78912号公報
にはポリ−β−プロピオラクトンからなるモノフィラメ
ントが、それぞれ開示されている。しかし、ポリ−ε−
カプロラクトンおよびポリ−β−プロピオラクトンは融
点がそれぞれ約60℃および約97℃と低いため、使用
法が限定されるという問題がある。
【0004】また、特開平5−93316号公報には、
ポリ−ε−カプロラクトンおよび/またはポリ−β−プ
ロピオラクトンを芯成分とし、ポリ(β−ヒドロキシア
ルカノエート)またはその共重合体を鞘成分とする微生
物分解性複合繊維が開示されている。しかし、芯成分と
して使用するポリ−ε−カプロラクトン、ポリ−β−プ
ロピオラクトンの融点がそれぞれ約60℃、約97℃で
あるために、繊維として使用した場合、使用温度が10
0℃を超えたり、摩擦熱によって部分的に100℃を超
えたりする場合にはその強度の劣化は回避し得なかっ
た。
ポリ−ε−カプロラクトンおよび/またはポリ−β−プ
ロピオラクトンを芯成分とし、ポリ(β−ヒドロキシア
ルカノエート)またはその共重合体を鞘成分とする微生
物分解性複合繊維が開示されている。しかし、芯成分と
して使用するポリ−ε−カプロラクトン、ポリ−β−プ
ロピオラクトンの融点がそれぞれ約60℃、約97℃で
あるために、繊維として使用した場合、使用温度が10
0℃を超えたり、摩擦熱によって部分的に100℃を超
えたりする場合にはその強度の劣化は回避し得なかっ
た。
【0005】一方、融点が高い微生物分解性繊維の例と
して、特開昭45−31696号公報にポリ乳酸および
その共重合体からなる外科用縫合材料が開示されてい
る。しかし、かかる繊維は強度が十分ではなく、モノフ
ィラメントができても硬くて結びにくく、また分解が遅
く、しかも分解をコントロールすることはできなかっ
た。また、ポリグリコール酸系、ポリラクチド系繊維は
縫合糸としてすでに市販されている。しかし、ポリグリ
コール酸系、ポリラクチド系繊維は湿気に敏感で劣化し
やすく、また堅いので使用用途が限定されてしまうとい
う問題がある。また、生体適合性にも問題が有り、例え
ば、血管の縫合糸として使用する場合には血栓ができや
すいか、あるいは組織が癒着してしまう等の理由から、
必ずしも適当とは言えなかった。
して、特開昭45−31696号公報にポリ乳酸および
その共重合体からなる外科用縫合材料が開示されてい
る。しかし、かかる繊維は強度が十分ではなく、モノフ
ィラメントができても硬くて結びにくく、また分解が遅
く、しかも分解をコントロールすることはできなかっ
た。また、ポリグリコール酸系、ポリラクチド系繊維は
縫合糸としてすでに市販されている。しかし、ポリグリ
コール酸系、ポリラクチド系繊維は湿気に敏感で劣化し
やすく、また堅いので使用用途が限定されてしまうとい
う問題がある。また、生体適合性にも問題が有り、例え
ば、血管の縫合糸として使用する場合には血栓ができや
すいか、あるいは組織が癒着してしまう等の理由から、
必ずしも適当とは言えなかった。
【0006】他方、Biomaterials,1987,vol 8,129に微
生物産生の3−ヒドロキシ酪酸単位を含むランダム共重
合ポリエステルを使用した生分解性を有するポリエステ
ル繊維が開示されている。これら、ポリ(3−ヒドロキ
シ酪酸)類は土中、水中に数多く存在する菌により非常
に良く分解されることが知られている。また、生体適合
性が優れていることから手術後の癒着防止用不織布など
に使用されている。しかし、繊維化した場合、紡糸、延
伸が難しく、高強度の繊維が得られないという問題点を
持っている。例えば、微生物産生のポリ(3−ヒドロキ
シ酪酸)類の溶融紡糸に際して、該ポリマーを溶融させ
押し出した後、該ポリマーが結晶化していないときは糸
を引き伸ばす段階でゴムのように変形し、結晶性が高い
ときはいずれの温度でもどんな応力をかけても脆く壊れ
てしまい、結果として紡糸した糸は脆く非常に弱い強度
しか持たないと報告されている(ElsevierApplied Scie
nce,London, pp33-43,1988)。
生物産生の3−ヒドロキシ酪酸単位を含むランダム共重
合ポリエステルを使用した生分解性を有するポリエステ
ル繊維が開示されている。これら、ポリ(3−ヒドロキ
シ酪酸)類は土中、水中に数多く存在する菌により非常
に良く分解されることが知られている。また、生体適合
性が優れていることから手術後の癒着防止用不織布など
に使用されている。しかし、繊維化した場合、紡糸、延
伸が難しく、高強度の繊維が得られないという問題点を
持っている。例えば、微生物産生のポリ(3−ヒドロキ
シ酪酸)類の溶融紡糸に際して、該ポリマーを溶融させ
押し出した後、該ポリマーが結晶化していないときは糸
を引き伸ばす段階でゴムのように変形し、結晶性が高い
ときはいずれの温度でもどんな応力をかけても脆く壊れ
てしまい、結果として紡糸した糸は脆く非常に弱い強度
しか持たないと報告されている(ElsevierApplied Scie
nce,London, pp33-43,1988)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来、
実用的に耐え得る高強度、高融点を有し、しかも優れた
生分解性および加水分解性を示し、農業資材、生活用
品、医療材料等として幅広く利用可能な生分解性繊維は
得られていないのが現状であった。
実用的に耐え得る高強度、高融点を有し、しかも優れた
生分解性および加水分解性を示し、農業資材、生活用
品、医療材料等として幅広く利用可能な生分解性繊維は
得られていないのが現状であった。
【0008】そこで本発明の目的は、優れた生分解性お
よび加水分解性を保持し、しかも実用的に耐え得る高強
度、高融点を有する生分解性複合繊維、およびその製造
法を提供することにある。
よび加水分解性を保持し、しかも実用的に耐え得る高強
度、高融点を有する生分解性複合繊維、およびその製造
法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく、芯−鞘型の繊維の各成分材料について鋭
意研究を行った結果、芯成分と鞘成分とをそれぞれ特定
の高分子材料で構成することにより、高強度でかつ融点
が100℃から180℃まで任意に調節でき、また伸縮
性も調節でき、しかも生分解性および加水分解性が良好
な複合繊維を溶融紡糸により得られることを見いだし、
本発明を完成するに至った。
を解決すべく、芯−鞘型の繊維の各成分材料について鋭
意研究を行った結果、芯成分と鞘成分とをそれぞれ特定
の高分子材料で構成することにより、高強度でかつ融点
が100℃から180℃まで任意に調節でき、また伸縮
性も調節でき、しかも生分解性および加水分解性が良好
な複合繊維を溶融紡糸により得られることを見いだし、
本発明を完成するに至った。
【0010】即ち、本発明は下記の通りである。
(1)ポリグリコール酸、ポリ(グリコール酸−co−
乳酸)およびポリ乳酸からなる群から選ばれる少なくと
も1種の高分子材料を芯成分とし、ポリ(3−ヒドロキ
シ酪酸)類の高分子材料を鞘成分とすることを特徴とす
る生分解性複合繊維である。
乳酸)およびポリ乳酸からなる群から選ばれる少なくと
も1種の高分子材料を芯成分とし、ポリ(3−ヒドロキ
シ酪酸)類の高分子材料を鞘成分とすることを特徴とす
る生分解性複合繊維である。
【0011】(2)ポリグリコール酸、ポリ(グリコー
ル酸−co−乳酸)およびポリ乳酸からなる群から選ば
れる少なくとも1種の高分子材料を芯成分とし、二塩基
酸とジオールとからなる脂肪族ポリエステルの高分子材
料を鞘成分とすることを特徴とする生分解性複合繊維で
ある。
ル酸−co−乳酸)およびポリ乳酸からなる群から選ば
れる少なくとも1種の高分子材料を芯成分とし、二塩基
酸とジオールとからなる脂肪族ポリエステルの高分子材
料を鞘成分とすることを特徴とする生分解性複合繊維で
ある。
【0012】
【0013】
【0014】(3)前記(1)または(2)の生分解性
複合繊維の製造方法において、複合繊維用紡糸口金を使
用して、芯成分としてポリグリコール酸、ポリ(グリコ
ール酸−co−乳酸)およびポリ乳酸からなる群から選
ばれる少なくとも1種の高分子材料と、また鞘成分とし
てポリ(3−ヒドロキシ酪酸)類または二塩基酸とジオ
ールとからなる脂肪族ポリエステルの高分子材料とを溶
融紡糸し、延伸することを特徴とする生分解性複合繊維
の製造方法である。
複合繊維の製造方法において、複合繊維用紡糸口金を使
用して、芯成分としてポリグリコール酸、ポリ(グリコ
ール酸−co−乳酸)およびポリ乳酸からなる群から選
ばれる少なくとも1種の高分子材料と、また鞘成分とし
てポリ(3−ヒドロキシ酪酸)類または二塩基酸とジオ
ールとからなる脂肪族ポリエステルの高分子材料とを溶
融紡糸し、延伸することを特徴とする生分解性複合繊維
の製造方法である。
【0015】
【0016】(4)前記(3)の製造方法において、前
記延伸を、前記高分子材料の融点以下の温度にて5〜1
0倍の延伸倍率で行う製造方法である。
記延伸を、前記高分子材料の融点以下の温度にて5〜1
0倍の延伸倍率で行う製造方法である。
【0017】本発明においては、ポリグリコール酸、ポ
リ(グリコール酸−co−乳酸)およびポリ乳酸からな
る群から選ばれる少なくとも1種の高分子材料(以下
「A材料」という)と、ポリ(3−ヒドロキシ酪酸)類
または二塩基酸とジオールとからなる脂肪族ポリエステ
ルの高分子材料(以下「B材料」という)とから芯−鞘
型の生分解性複合繊維を構成し、A材料が芯成分でB材
料を鞘成分とする。芯成分と鞘成分とを構成する材料を
A材料とB材料から適宜選定し、かつ芯成分と鞘成分の
容積比等も適宜選定することにより、従来の生分解性複
合繊維に比し、高強度でかつ融点が100℃〜180℃
までの生分解性複合繊維を溶融紡糸により得ることがで
きる。かかる生分解性複合繊維は、伸縮性も調節するこ
とができ、生分解性および加水分解性に優れた効果を奏
する。かかる効果は、A材料とB材料とを単にブレンド
して紡糸しても得ることはできない。
リ(グリコール酸−co−乳酸)およびポリ乳酸からな
る群から選ばれる少なくとも1種の高分子材料(以下
「A材料」という)と、ポリ(3−ヒドロキシ酪酸)類
または二塩基酸とジオールとからなる脂肪族ポリエステ
ルの高分子材料(以下「B材料」という)とから芯−鞘
型の生分解性複合繊維を構成し、A材料が芯成分でB材
料を鞘成分とする。芯成分と鞘成分とを構成する材料を
A材料とB材料から適宜選定し、かつ芯成分と鞘成分の
容積比等も適宜選定することにより、従来の生分解性複
合繊維に比し、高強度でかつ融点が100℃〜180℃
までの生分解性複合繊維を溶融紡糸により得ることがで
きる。かかる生分解性複合繊維は、伸縮性も調節するこ
とができ、生分解性および加水分解性に優れた効果を奏
する。かかる効果は、A材料とB材料とを単にブレンド
して紡糸しても得ることはできない。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
まず、本発明において使用する高分子材料(生分解性ポ
リエステル)について説明する。
まず、本発明において使用する高分子材料(生分解性ポ
リエステル)について説明する。
【0019】本発明の生分解性複合繊維に使用するポリ
(3−ヒドロキシ酪酸)類としては、ポリ(3−ヒドロ
キシ酪酸)(以下、(R)体をP[(R)−3HB]、
(S)体をP[(S)−3HB]と略記する)、および
3−ヒドロキシ酪酸の共重合ポリエステル、例えば、ポ
リ(3−ヒドロキシ酪酸−co−3−ヒドロキシプロパ
ン酸)、ポリ(3−ヒドロキシ酪酸−co−3−ヒドロ
キシペンタン酸)、ポリ(3−ヒドロキシ酪酸−co−
4−ヒドロキシ酪酸)、ポリ(3−ヒドロキシ酪酸−c
o−3−ヒドロキシヘキサン酸)、ポリ(3−ヒドロキ
シ酪酸−co−3−ヒドロキシヘプタン酸)、ポリ(3
−ヒドロキシ酪酸−co−3−ヒドロキシオクタン
酸)、ポリ(3−ヒドロキシ酪酸−co−5−ヒドロキ
シペンタン酸)、ポリ(3−ヒドロキシ酪酸−co−3
−メチル−5−ヒドロキシペンタン酸)、ポリ(3−ヒ
ドロキシ酪酸−co−6−ヒドロキシヘキサン酸)、ポ
リ(3−ヒドロキシ酪酸−co−15−ヒドロキシペン
タデカン酸)、ポリ(3−ヒドロキシ酪酸−co−L−
ラクチド)、ポリ(3−ヒドロキシ酪酸−co−7−メ
チル−1,4−ジオキセパン−5−オン)、ポリ(3−
ヒドロキシ酪酸−co−12−オキサ−16−ヘキサデ
カノリド)等が挙げられるが、P[(R)−3HB]ま
たはP[(S)−3HB]が好ましい。
(3−ヒドロキシ酪酸)類としては、ポリ(3−ヒドロ
キシ酪酸)(以下、(R)体をP[(R)−3HB]、
(S)体をP[(S)−3HB]と略記する)、および
3−ヒドロキシ酪酸の共重合ポリエステル、例えば、ポ
リ(3−ヒドロキシ酪酸−co−3−ヒドロキシプロパ
ン酸)、ポリ(3−ヒドロキシ酪酸−co−3−ヒドロ
キシペンタン酸)、ポリ(3−ヒドロキシ酪酸−co−
4−ヒドロキシ酪酸)、ポリ(3−ヒドロキシ酪酸−c
o−3−ヒドロキシヘキサン酸)、ポリ(3−ヒドロキ
シ酪酸−co−3−ヒドロキシヘプタン酸)、ポリ(3
−ヒドロキシ酪酸−co−3−ヒドロキシオクタン
酸)、ポリ(3−ヒドロキシ酪酸−co−5−ヒドロキ
シペンタン酸)、ポリ(3−ヒドロキシ酪酸−co−3
−メチル−5−ヒドロキシペンタン酸)、ポリ(3−ヒ
ドロキシ酪酸−co−6−ヒドロキシヘキサン酸)、ポ
リ(3−ヒドロキシ酪酸−co−15−ヒドロキシペン
タデカン酸)、ポリ(3−ヒドロキシ酪酸−co−L−
ラクチド)、ポリ(3−ヒドロキシ酪酸−co−7−メ
チル−1,4−ジオキセパン−5−オン)、ポリ(3−
ヒドロキシ酪酸−co−12−オキサ−16−ヘキサデ
カノリド)等が挙げられるが、P[(R)−3HB]ま
たはP[(S)−3HB]が好ましい。
【0020】これらポリ(3−ヒドロキシ酪酸)類は化
学合成品、微生物合成品いずれでも使用することができ
る。また、化学合成品のポリ(3−ヒドロキシ酪酸)類
の場合、モノマーであるβ−ブチロラクトンの光学純度
は繊維の強度低下をまねかない範囲で任意であるが、9
0%ee以上であることが好ましい。
学合成品、微生物合成品いずれでも使用することができ
る。また、化学合成品のポリ(3−ヒドロキシ酪酸)類
の場合、モノマーであるβ−ブチロラクトンの光学純度
は繊維の強度低下をまねかない範囲で任意であるが、9
0%ee以上であることが好ましい。
【0021】また、同様に本発明の生分解性複合繊維に
使用する二塩基酸とジオールとからなる脂肪族ポリエス
テルとしては、ポリエチレンオキザレート、ポリエチレ
ンマロネート、ポリエチレンサクシネート、ポリプロピ
レンオキザレート、ポリプロピレンマロネート、ポリプ
ロピレンサクシネート、ポリブチレンオキザレート、ポ
リブチレンマロネート、ポリブチレンサクシネート、ポ
リエチレンデカンジオエート、ポリエチレンドデカンジ
オエート、ポリエチレントリデカンジオエートおよびこ
れらのジイソシアネートまたはラクチドとの共重合体等
が挙げられるが、ポリブチレンサクシネート、ポリブチ
レンサクシネートとジイソシアネートとの共重合体また
はポリブチレンサクシネートとラクチドとの共重合体が
好ましい。
使用する二塩基酸とジオールとからなる脂肪族ポリエス
テルとしては、ポリエチレンオキザレート、ポリエチレ
ンマロネート、ポリエチレンサクシネート、ポリプロピ
レンオキザレート、ポリプロピレンマロネート、ポリプ
ロピレンサクシネート、ポリブチレンオキザレート、ポ
リブチレンマロネート、ポリブチレンサクシネート、ポ
リエチレンデカンジオエート、ポリエチレンドデカンジ
オエート、ポリエチレントリデカンジオエートおよびこ
れらのジイソシアネートまたはラクチドとの共重合体等
が挙げられるが、ポリブチレンサクシネート、ポリブチ
レンサクシネートとジイソシアネートとの共重合体また
はポリブチレンサクシネートとラクチドとの共重合体が
好ましい。
【0022】本発明の生分解性複合繊維においては、芯
の部分を融点は高いが湿気に敏感なポリグリコール酸
(以下「PGA」と略記する)またはポリ乳酸(以下
「PLA」と略記する)から構成し、鞘の部分を生体適
合性に優れているポリ(3−ヒドロキシ酪酸)類または
二塩基酸とジオールとからなる脂肪族ポリエステルから
構成することが好ましい。
の部分を融点は高いが湿気に敏感なポリグリコール酸
(以下「PGA」と略記する)またはポリ乳酸(以下
「PLA」と略記する)から構成し、鞘の部分を生体適
合性に優れているポリ(3−ヒドロキシ酪酸)類または
二塩基酸とジオールとからなる脂肪族ポリエステルから
構成することが好ましい。
【0023】本発明において使用する生分解性高分子材
料(生分解性ポリエステル)は公知の製法により得るこ
とができるが、市販品を使用してもよい。また、必要に
応じ2種あるいはそれ以上を併用することができる。
料(生分解性ポリエステル)は公知の製法により得るこ
とができるが、市販品を使用してもよい。また、必要に
応じ2種あるいはそれ以上を併用することができる。
【0024】本発明において、使用する生分解性複合繊
維は、芯の部分の高分子材料と鞘の部分の高分子材料と
の容積比を10:90乃至90:10とするのが好まし
い。かかる容積比は、使用する高分子材料の性質に応じ
て、溶融紡糸機におけるモーターの回転速度、ノズルの
口径、シリンダーの口径等を変えることにより任意に変
えることができる。
維は、芯の部分の高分子材料と鞘の部分の高分子材料と
の容積比を10:90乃至90:10とするのが好まし
い。かかる容積比は、使用する高分子材料の性質に応じ
て、溶融紡糸機におけるモーターの回転速度、ノズルの
口径、シリンダーの口径等を変えることにより任意に変
えることができる。
【0025】本発明の生分解性複合繊維を溶融紡糸する
際、紡糸口金は複合繊維用の口径1.0mm程度のもの
を使用し、必要に応じてそれ以上の口径のものを使用す
ることができる。紡糸口金部の温度は、高分子材料の重
合度や組成により異なるが、100〜240℃、好まし
くは200〜240℃とするのが適当である。溶融部の
温度は、通常、使用する高分子材料の融点以上である
が、240℃を超えるとポリマーの分解が著しくなるこ
とから高強度の繊維を得ることが困難となる。
際、紡糸口金は複合繊維用の口径1.0mm程度のもの
を使用し、必要に応じてそれ以上の口径のものを使用す
ることができる。紡糸口金部の温度は、高分子材料の重
合度や組成により異なるが、100〜240℃、好まし
くは200〜240℃とするのが適当である。溶融部の
温度は、通常、使用する高分子材料の融点以上である
が、240℃を超えるとポリマーの分解が著しくなるこ
とから高強度の繊維を得ることが困難となる。
【0026】本発明の生分解性高分子材料には、安定
剤、色素等の通常の配合剤を適宜添加することができ
る。再結晶化速度を速くさせ加工性を向上させるため
に、タルク、窒化ホウ素、酸化チタン、マイクロマイ
カ、チョーク等の核剤を必要に応じて0.01〜1重量
%添加することができる。
剤、色素等の通常の配合剤を適宜添加することができ
る。再結晶化速度を速くさせ加工性を向上させるため
に、タルク、窒化ホウ素、酸化チタン、マイクロマイ
カ、チョーク等の核剤を必要に応じて0.01〜1重量
%添加することができる。
【0027】溶融紡糸された繊維は一旦巻き取った後、
または巻き取ること無しに連続的に延伸する。延伸は、
室温、熱風、加熱したプレートやホットピン、または
水、グリセリン、エチレングリコールもしくはシリコン
オイル等の熱溶媒中、30〜150℃、好ましくは50
〜120℃で行う。かかる延伸は、所望の要求特性に応
じ、通常、前記生分解性高分子材料の融点以下の温度に
て5〜10倍の延伸倍率で行うことが好ましい。5倍未
満では強度の増加が少量であり、一方、10倍を超える
と切断が多発してしまう。
または巻き取ること無しに連続的に延伸する。延伸は、
室温、熱風、加熱したプレートやホットピン、または
水、グリセリン、エチレングリコールもしくはシリコン
オイル等の熱溶媒中、30〜150℃、好ましくは50
〜120℃で行う。かかる延伸は、所望の要求特性に応
じ、通常、前記生分解性高分子材料の融点以下の温度に
て5〜10倍の延伸倍率で行うことが好ましい。5倍未
満では強度の増加が少量であり、一方、10倍を超える
と切断が多発してしまう。
【0028】このようにして延伸した繊維には、必要に
応じて50〜150℃の温度で熱処理を施す。最終的に
得られる本発明の繊維の繊度は用途により異なるが、通
常、50d以上である。
応じて50〜150℃の温度で熱処理を施す。最終的に
得られる本発明の繊維の繊度は用途により異なるが、通
常、50d以上である。
【0029】
【実施例】以下、実施例、試験例等により本発明を更に
詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例、試験例等
に限定されるものではない。本実施例、試験例等で使用
した分析機器は以下の通りである。 1)溶融紡糸機:15φ小型紡糸機(オオバ機械(株)
製) 2)延伸機:小型熱延伸装置(浴槽付き)(オオバ機械
(株)製) 3)強度測定機:島津AGS500B(島津製作所
(株)製) 以下の実施例および実験の結果得られた延伸倍率、延伸
温度、引張強度、弾性率、破断伸び、外径、芯径のデー
タを、下記の表1にまとめて示す。
詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例、試験例等
に限定されるものではない。本実施例、試験例等で使用
した分析機器は以下の通りである。 1)溶融紡糸機:15φ小型紡糸機(オオバ機械(株)
製) 2)延伸機:小型熱延伸装置(浴槽付き)(オオバ機械
(株)製) 3)強度測定機:島津AGS500B(島津製作所
(株)製) 以下の実施例および実験の結果得られた延伸倍率、延伸
温度、引張強度、弾性率、破断伸び、外径、芯径のデー
タを、下記の表1にまとめて示す。
【0030】実施例1 P[(R)−3HB](鞘)−
PGA(芯)複合繊維の製造 図1に示す溶融紡糸機を用い、芯用高分子材料入口8か
らPGA(重量平均分子量100,000、溶融温度2
37℃、ガラス転移温度37℃)を、シリンダー2の温
度200℃、シリンダー3の温度225℃、ノズル7の
温度232℃で、また鞘用高分子材料入口9からP
[(R)−3HB](化学合成品、重量平均分子量31
5,000、モノマー光学純度94%ee、溶融温度1
68℃、ガラス転移温度0℃)を、シリンダー5の温度
140℃、シリンダー6の温度155℃、ノズル7の温
度232℃で、同時に溶融押し出しし、得られた繊維を
63℃において6倍延伸した。得られた繊維の高分子原
料の容積比はP[(R)−3HB]:PGA=40:6
0であった。また、この繊維の要融温度は、157.7
(P[(R)−3HB])と、216.4℃(PGA)
との2点が示された。尚、図1の(イ)に示す溶融紡糸
機において1および4はそれぞれモーターを示してお
り、図1の(ロ)はノズル7の内部の様子を示してい
る。
PGA(芯)複合繊維の製造 図1に示す溶融紡糸機を用い、芯用高分子材料入口8か
らPGA(重量平均分子量100,000、溶融温度2
37℃、ガラス転移温度37℃)を、シリンダー2の温
度200℃、シリンダー3の温度225℃、ノズル7の
温度232℃で、また鞘用高分子材料入口9からP
[(R)−3HB](化学合成品、重量平均分子量31
5,000、モノマー光学純度94%ee、溶融温度1
68℃、ガラス転移温度0℃)を、シリンダー5の温度
140℃、シリンダー6の温度155℃、ノズル7の温
度232℃で、同時に溶融押し出しし、得られた繊維を
63℃において6倍延伸した。得られた繊維の高分子原
料の容積比はP[(R)−3HB]:PGA=40:6
0であった。また、この繊維の要融温度は、157.7
(P[(R)−3HB])と、216.4℃(PGA)
との2点が示された。尚、図1の(イ)に示す溶融紡糸
機において1および4はそれぞれモーターを示してお
り、図1の(ロ)はノズル7の内部の様子を示してい
る。
【0031】実施例2 P[(R)−3HB](鞘)−
PGA(芯)複合繊維の製造 溶融押し出しにより得られた繊維を67℃において7倍
延伸した以外は実施例1と同様にして、複合繊維を製造
した。得られた繊維の高分子原料の容積比はP[(R)
−3HB]:PGA=42:58であった。
PGA(芯)複合繊維の製造 溶融押し出しにより得られた繊維を67℃において7倍
延伸した以外は実施例1と同様にして、複合繊維を製造
した。得られた繊維の高分子原料の容積比はP[(R)
−3HB]:PGA=42:58であった。
【0032】実施例3 P[(R)−3HB](鞘)−
PGA(芯)複合繊維の製造 図1に示す溶融紡糸機を用い、実施例1で使用したもの
と同じPGA、P[(R)−3HB]を使用し、芯用高
分子材料入口8からPGAを、シリンダー2の温度20
0℃、シリンダー3の温度240℃、ノズル7の温度2
40℃で、また鞘用高分子材料入口9からP[(R)−
3HB]を、シリンダー5の温度140℃、シリンダー
6の温度230℃、ノズル7の温度240℃で、同時に
溶融押し出しし、得られた繊維を80℃において9倍延
伸した。得られた繊維の高分子原料の容積比はP
[(R)−3HB]:PGA=36:64であった。
PGA(芯)複合繊維の製造 図1に示す溶融紡糸機を用い、実施例1で使用したもの
と同じPGA、P[(R)−3HB]を使用し、芯用高
分子材料入口8からPGAを、シリンダー2の温度20
0℃、シリンダー3の温度240℃、ノズル7の温度2
40℃で、また鞘用高分子材料入口9からP[(R)−
3HB]を、シリンダー5の温度140℃、シリンダー
6の温度230℃、ノズル7の温度240℃で、同時に
溶融押し出しし、得られた繊維を80℃において9倍延
伸した。得られた繊維の高分子原料の容積比はP
[(R)−3HB]:PGA=36:64であった。
【0033】実施例4 P[(R)−3HB](鞘)−
PGA(芯)複合繊維の製造 溶融押し出しにより得られた繊維を50℃において6倍
延伸した以外は実施例3と同様にして、複合繊維を製造
した。得られた繊維の高分子原料の容積比はP[(R)
−3HB]:PGA=40:60であった。
PGA(芯)複合繊維の製造 溶融押し出しにより得られた繊維を50℃において6倍
延伸した以外は実施例3と同様にして、複合繊維を製造
した。得られた繊維の高分子原料の容積比はP[(R)
−3HB]:PGA=40:60であった。
【0034】実施例5 P[(R)−3HB](鞘)−
PGA(芯)複合繊維の製造 溶融押し出しにより得られた繊維を50℃において9倍
延伸した以外は実施例3と同様にして、複合繊維を製造
した。得られた繊維の高分子原料の容積比はP[(R)
−3HB]:PGA=57:43であった。
PGA(芯)複合繊維の製造 溶融押し出しにより得られた繊維を50℃において9倍
延伸した以外は実施例3と同様にして、複合繊維を製造
した。得られた繊維の高分子原料の容積比はP[(R)
−3HB]:PGA=57:43であった。
【0035】実施例6 ポリブチレンサクシネート−ラ
クチド共重合体(鞘)−PGA(芯)複合繊維の製造 図1に示す溶融紡糸機を用い、芯用高分子材料入口8か
らPGA(重量平均分子量100,000、溶融温度2
37℃、ガラス転移温度37℃)を、シリンダー2の温
度200℃、シリンダー3の温度225℃、ノズル7の
温度240℃で、また鞘用高分子材料入口9からポリブ
チレンサクシネート−ラクチド共重合体(以下、PBS
Lと略記する)(重量平均分子量100,000、溶融
温度110℃、ガラス転移温度−34℃)を、シリンダ
ー5の温度200℃、シリンダー6の温度225℃、ノ
ズル7の温度235℃で、同時に溶融押し出しし、得ら
れた繊維を80℃において4倍延伸した。得られた繊維
の高分子原料の容積比はPBSL:PGA=44:56
であった。また、この繊維の要融温度は、105.2
(PBSL)と、214.9℃(PGA)との2点が示
された。
クチド共重合体(鞘)−PGA(芯)複合繊維の製造 図1に示す溶融紡糸機を用い、芯用高分子材料入口8か
らPGA(重量平均分子量100,000、溶融温度2
37℃、ガラス転移温度37℃)を、シリンダー2の温
度200℃、シリンダー3の温度225℃、ノズル7の
温度240℃で、また鞘用高分子材料入口9からポリブ
チレンサクシネート−ラクチド共重合体(以下、PBS
Lと略記する)(重量平均分子量100,000、溶融
温度110℃、ガラス転移温度−34℃)を、シリンダ
ー5の温度200℃、シリンダー6の温度225℃、ノ
ズル7の温度235℃で、同時に溶融押し出しし、得ら
れた繊維を80℃において4倍延伸した。得られた繊維
の高分子原料の容積比はPBSL:PGA=44:56
であった。また、この繊維の要融温度は、105.2
(PBSL)と、214.9℃(PGA)との2点が示
された。
【0036】実施例7 PBSL(鞘)−PGA(芯)
複合繊維の製造 溶融押し出しにより得られた繊維を80℃において5倍
延伸した以外は、実施例6と同様にして複合繊維を製造
した。得られた繊維のポリマー原料の容積比はPBS
L:PGA=44:56であった。
複合繊維の製造 溶融押し出しにより得られた繊維を80℃において5倍
延伸した以外は、実施例6と同様にして複合繊維を製造
した。得られた繊維のポリマー原料の容積比はPBS
L:PGA=44:56であった。
【0037】実施例8 P[(R)−3HB](鞘)−
ポリ−L−乳酸(芯)複合繊維の製造 図1に示す溶融紡糸機を用い、ポリ−L−乳酸(PLL
Aと略記する)(重量平均分子量200,000、溶融
温度178℃、ガラス転移温度61℃)と、実施例1で
使用したものと同じP[(R)−3HB]を使用し、芯
用高分子材料入口8からPLLAを、シリンダー2の温
度200℃、シリンダー3の温度200℃、ノズル7の
温度210℃で、また鞘用高分子材料入口9からP
[(R)−3HB]を、シリンダー5の温度160℃、
シリンダー6の温度168℃、ノズル7の温度210℃
で同時に溶融押し出しし、得られた繊維を80℃におい
て5倍延伸した。得られた繊維の高分子原料の容積比は
P[(R)−3HB]:PLLA=93:7であった。
ポリ−L−乳酸(芯)複合繊維の製造 図1に示す溶融紡糸機を用い、ポリ−L−乳酸(PLL
Aと略記する)(重量平均分子量200,000、溶融
温度178℃、ガラス転移温度61℃)と、実施例1で
使用したものと同じP[(R)−3HB]を使用し、芯
用高分子材料入口8からPLLAを、シリンダー2の温
度200℃、シリンダー3の温度200℃、ノズル7の
温度210℃で、また鞘用高分子材料入口9からP
[(R)−3HB]を、シリンダー5の温度160℃、
シリンダー6の温度168℃、ノズル7の温度210℃
で同時に溶融押し出しし、得られた繊維を80℃におい
て5倍延伸した。得られた繊維の高分子原料の容積比は
P[(R)−3HB]:PLLA=93:7であった。
【0038】実施例9 P[(R)−3HB](鞘)−
PGA(芯)複合繊維の製造 鞘用高分子材料入口9の吐出量を1/2にし、溶融押し
出しにより得られた繊維を7倍延伸した以外は実施例3
と同様にして複合繊維を製造した。得られた繊維の高分
子材料の容積比はP[(R)−3HB]:PGA=1
8:82であった。
PGA(芯)複合繊維の製造 鞘用高分子材料入口9の吐出量を1/2にし、溶融押し
出しにより得られた繊維を7倍延伸した以外は実施例3
と同様にして複合繊維を製造した。得られた繊維の高分
子材料の容積比はP[(R)−3HB]:PGA=1
8:82であった。
【0039】
【表1】
【0040】分解性試験
複合繊維の分解性試験は以下のように行った。複合繊維
15本(一本あたり約80mm)を1セットにして重量
を秤量し、30分間UV滅菌したものをサンプルとし
た。一方、pH6.0、pH7.0およびpH8.0の
リン酸緩衝液用アンプル瓶をそれぞれ121℃で20分
間加圧滅菌しておき、これらアンプル瓶に前記サンプル
を入れ、各pHのリン酸緩衝液に浸漬し、37℃恒温槽
で分解試験を行った。
15本(一本あたり約80mm)を1セットにして重量
を秤量し、30分間UV滅菌したものをサンプルとし
た。一方、pH6.0、pH7.0およびpH8.0の
リン酸緩衝液用アンプル瓶をそれぞれ121℃で20分
間加圧滅菌しておき、これらアンプル瓶に前記サンプル
を入れ、各pHのリン酸緩衝液に浸漬し、37℃恒温槽
で分解試験を行った。
【0041】試験例1 P[(R)−3HB](鞘)−
PGA(芯)複合繊維の分解性試験 実施例9で得た容積比P[(R)−3HB]:PGA=
18:82の複合繊維の、pH6.0、pH7.0およ
びpH8.0のリン酸緩衝液中における1、2、3週間
後の重量保持率、7、10日後の破断強度保持率、7、
10日後の弾性率保持率、7、10日後の破断伸び保持
率をそれぞれ測定した。得られた結果を、それぞれ図
2、3、4、5に示す。
PGA(芯)複合繊維の分解性試験 実施例9で得た容積比P[(R)−3HB]:PGA=
18:82の複合繊維の、pH6.0、pH7.0およ
びpH8.0のリン酸緩衝液中における1、2、3週間
後の重量保持率、7、10日後の破断強度保持率、7、
10日後の弾性率保持率、7、10日後の破断伸び保持
率をそれぞれ測定した。得られた結果を、それぞれ図
2、3、4、5に示す。
【0042】これらの結果から、重量保持率は、3週間
後にはそれぞれ48%、35%、12%であり、かなり
分解していることがわかる。また、破断強度保持率は1
0日後にはいずれのサンプルも23%前後であり、強度
が極端に低下した。さらに、弾性率保持率は10日後に
はいずれのサンプルも63%前後であり、かなり低下し
た。さらにまた、破断伸び保持率は10日後にはそれぞ
れ、16%、36%、38%といずれの場合もかなり低
下し、脆くなった。これらの結果は、本発明における複
合繊維の分解性が良好であることを示している。
後にはそれぞれ48%、35%、12%であり、かなり
分解していることがわかる。また、破断強度保持率は1
0日後にはいずれのサンプルも23%前後であり、強度
が極端に低下した。さらに、弾性率保持率は10日後に
はいずれのサンプルも63%前後であり、かなり低下し
た。さらにまた、破断伸び保持率は10日後にはそれぞ
れ、16%、36%、38%といずれの場合もかなり低
下し、脆くなった。これらの結果は、本発明における複
合繊維の分解性が良好であることを示している。
【0043】試験例2 PBSL(鞘)−PGA(芯)
複合繊維の分解性試験 実施例6で得た容積比PBSL:PGA=44:56の
複合繊維の、pH6.0、pH7.0およびpH8.0
のリン酸緩衝液中における1、2、3週間後の重量保持
率、1、2週間後の破断強度保持率、1、2週間後の弾
性率保持率、1、2週間後の破断伸び保持率を測定し
た。得られた結果を、それぞれ、図6、7、8、9に示
す。
複合繊維の分解性試験 実施例6で得た容積比PBSL:PGA=44:56の
複合繊維の、pH6.0、pH7.0およびpH8.0
のリン酸緩衝液中における1、2、3週間後の重量保持
率、1、2週間後の破断強度保持率、1、2週間後の弾
性率保持率、1、2週間後の破断伸び保持率を測定し
た。得られた結果を、それぞれ、図6、7、8、9に示
す。
【0044】これらの結果から、重量保持率は3週間後
にはいずれも92%となり、分解していることがわか
る。また、破断強度保持率は2週間後にはいずれのサン
プルも30%前後であり、強度が極端に低下した。さら
に、弾性率保持率は2週間後にはいずれのサンプルも8
5%前後であり、低下した。さらにまた、破断伸び保持
率は2週間後にはいずれも20%前後であり、かなり低
下し、脆くなった。これらの結果は、本発明における複
合繊維の分解性が良好であることを示している。
にはいずれも92%となり、分解していることがわか
る。また、破断強度保持率は2週間後にはいずれのサン
プルも30%前後であり、強度が極端に低下した。さら
に、弾性率保持率は2週間後にはいずれのサンプルも8
5%前後であり、低下した。さらにまた、破断伸び保持
率は2週間後にはいずれも20%前後であり、かなり低
下し、脆くなった。これらの結果は、本発明における複
合繊維の分解性が良好であることを示している。
【0045】比較試験例1 PLLA単繊維の分解性試
験 PLLA単繊維の、pH7.2のリン酸緩衝液中におけ
る1、2、3、4週間後の破断強度保持率を測定した。
得られた結果を図10に示す。図10に示す結果を図3
(P[(R)−3HB](鞘)−PGA(芯)複合繊
維)や図7(PBSL(鞘)−PGA(芯)複合繊維)
に示す結果と比較すると明らかなように、PLLA単繊
維は強度の低下が遅く、分解が遅いことが分かる。
験 PLLA単繊維の、pH7.2のリン酸緩衝液中におけ
る1、2、3、4週間後の破断強度保持率を測定した。
得られた結果を図10に示す。図10に示す結果を図3
(P[(R)−3HB](鞘)−PGA(芯)複合繊
維)や図7(PBSL(鞘)−PGA(芯)複合繊維)
に示す結果と比較すると明らかなように、PLLA単繊
維は強度の低下が遅く、分解が遅いことが分かる。
【0046】比較試験例2 PGA単繊維の分解性試験
PGA単繊維の、pH7.0のリン酸緩衝液中における
1、2、3週間後の破断強度保持率、1、2週間後およ
び17日後の弾性率保持率、1、2週間後の破断伸び保
持率を測定した。得られた結果を図11に示す。図11
に示す結果より、破断強度の低下は、図3(P[(R)
−3HB](鞘)−PGA(芯)複合繊維)に示す結果
とほぼ同じか少し遅いが、図7(PBSL(鞘)−PG
A(芯)複合繊維)に示す結果よりは速いことが分か
る。また、弾性保持率は、2週間目までは図4(P
[(R)−3HB](鞘)−PGA(芯)複合繊維)に
示す結果より保持されており、図8(PBSL(鞘)−
PGA(芯)複合繊維)に示す結果とほぼ同等である。
さらに、破断伸び率は、急速に失われ、図5(P
[(R)−3HB](鞘)−PGA(芯)複合繊維)お
よび図9(PBSL(鞘)−PGA(芯)複合繊維)に
示す結果と比較して急速に伸びなくなっている。つま
り、急に切れやすくなっている。
1、2、3週間後の破断強度保持率、1、2週間後およ
び17日後の弾性率保持率、1、2週間後の破断伸び保
持率を測定した。得られた結果を図11に示す。図11
に示す結果より、破断強度の低下は、図3(P[(R)
−3HB](鞘)−PGA(芯)複合繊維)に示す結果
とほぼ同じか少し遅いが、図7(PBSL(鞘)−PG
A(芯)複合繊維)に示す結果よりは速いことが分か
る。また、弾性保持率は、2週間目までは図4(P
[(R)−3HB](鞘)−PGA(芯)複合繊維)に
示す結果より保持されており、図8(PBSL(鞘)−
PGA(芯)複合繊維)に示す結果とほぼ同等である。
さらに、破断伸び率は、急速に失われ、図5(P
[(R)−3HB](鞘)−PGA(芯)複合繊維)お
よび図9(PBSL(鞘)−PGA(芯)複合繊維)に
示す結果と比較して急速に伸びなくなっている。つま
り、急に切れやすくなっている。
【0047】比較試験例3 PBSL単繊維の分解性試
験 PBSL単繊維の、pH7.0のリン酸緩衝液中におけ
る1、2週間後の破断強度保持率、弾性率保持率、破断
伸び保持率および重量保持率を測定した。得られた結果
を図12に示す。図12に示す結果より、重量保持率、
破断強度保持率、弾性保持率、破断伸び率の低下がいず
れも極めて遅いことが分かる。
験 PBSL単繊維の、pH7.0のリン酸緩衝液中におけ
る1、2週間後の破断強度保持率、弾性率保持率、破断
伸び保持率および重量保持率を測定した。得られた結果
を図12に示す。図12に示す結果より、重量保持率、
破断強度保持率、弾性保持率、破断伸び率の低下がいず
れも極めて遅いことが分かる。
【0048】比較試験例1〜3の結果より明らかなよう
に、PLLA単繊維は分解が遅く、また分解速度のコン
トロールも単繊維故に困難であった。また、PGA単繊
維は分解は速いが、単繊維なので分解速度のコントロー
ルが困難であった。さらに、PBSLは分解速度が非常
に遅かった。これに対し、本発明の複合繊維は芯成分と
鞘成分の比率や材質によって分解速度等のコントロール
を容易に行うことができる。
に、PLLA単繊維は分解が遅く、また分解速度のコン
トロールも単繊維故に困難であった。また、PGA単繊
維は分解は速いが、単繊維なので分解速度のコントロー
ルが困難であった。さらに、PBSLは分解速度が非常
に遅かった。これに対し、本発明の複合繊維は芯成分と
鞘成分の比率や材質によって分解速度等のコントロール
を容易に行うことができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の芯鞘
型の生分解性複合繊維においては、使用する高分子材料
(生分解性ポリエステル)が伸び率が低い、脆い、加水
分解性が悪い、加水分解性が良すぎる、生分解性が落ち
る、生体適合性が悪いという欠点を有していても、芯成
分または鞘成分の一方に使用する生分解性ポリエステル
を伸び率が高い、脆くない、加水分解性が良い、生分解
性が良い、生体適合性が良いといったものとすることに
よりその欠点を解消することができ、かつ伸縮性も調節
することができ、高強度な生分解性複合繊維を製造する
ことが可能になった。その結果、本発明の生分解性複合
繊維は、一般資材用途として十分な耐熱性を有し、また
医療用途として融点、分解速度を任意に変えることが可
能で、しかも高強度な生分解性を有するポリエステル複
合繊維である。
型の生分解性複合繊維においては、使用する高分子材料
(生分解性ポリエステル)が伸び率が低い、脆い、加水
分解性が悪い、加水分解性が良すぎる、生分解性が落ち
る、生体適合性が悪いという欠点を有していても、芯成
分または鞘成分の一方に使用する生分解性ポリエステル
を伸び率が高い、脆くない、加水分解性が良い、生分解
性が良い、生体適合性が良いといったものとすることに
よりその欠点を解消することができ、かつ伸縮性も調節
することができ、高強度な生分解性複合繊維を製造する
ことが可能になった。その結果、本発明の生分解性複合
繊維は、一般資材用途として十分な耐熱性を有し、また
医療用途として融点、分解速度を任意に変えることが可
能で、しかも高強度な生分解性を有するポリエステル複
合繊維である。
【0050】よって、本発明の生分解性複合繊維は、釣
糸や魚網等の漁業資材、防虫、防鳥ネットや植生ネット
等の農業資材、使い捨ての女性用生理用品、マスク、ウ
エットティッシュ、下着、タオル、ハンカチ、キッチン
タオル、オムツなど生活用品の布繊維や不織布、その他
一般産業資材用として好適であり、使用後は微生物が存
在する環境下に放置することにより、分解と強度低下を
生じ、一定期間後には完全に分解可能なため、本発明の
繊維を使用すれば特別な廃棄処理設備が必要なく、公害
や環境破壊を防止することが可能である。さらに、本発
明の繊維は、生体適合性があり、人体組織中における寸
度安定性に優れており、体内で加水分解されて吸収され
るため、抜糸の必要がない手術用縫合糸、手術用ネット
や縫合補強材等の医療材料にも利用することが可能であ
る。
糸や魚網等の漁業資材、防虫、防鳥ネットや植生ネット
等の農業資材、使い捨ての女性用生理用品、マスク、ウ
エットティッシュ、下着、タオル、ハンカチ、キッチン
タオル、オムツなど生活用品の布繊維や不織布、その他
一般産業資材用として好適であり、使用後は微生物が存
在する環境下に放置することにより、分解と強度低下を
生じ、一定期間後には完全に分解可能なため、本発明の
繊維を使用すれば特別な廃棄処理設備が必要なく、公害
や環境破壊を防止することが可能である。さらに、本発
明の繊維は、生体適合性があり、人体組織中における寸
度安定性に優れており、体内で加水分解されて吸収され
るため、抜糸の必要がない手術用縫合糸、手術用ネット
や縫合補強材等の医療材料にも利用することが可能であ
る。
【図1】実施例において用いた溶融紡糸機を示す模式図
である。
である。
【図2】分解性試験の試験例1における経過日数と重量
保持率との関係との関係を示すグラフである。
保持率との関係との関係を示すグラフである。
【図3】分解性試験の試験例1における経過日数と破断
強度保持率を示すグラフである。
強度保持率を示すグラフである。
【図4】分解性試験の試験例1における経過日数と弾性
率保持率との関係を示すグラフである。
率保持率との関係を示すグラフである。
【図5】分解性試験の試験例1における経過日数と破断
伸び保持率との関係を示すグラフである。
伸び保持率との関係を示すグラフである。
【図6】分解性試験の試験例2における経過日数と重量
保持率との関係を示すグラフである。
保持率との関係を示すグラフである。
【図7】分解性試験の試験例2における経過日数と破断
強度保持率との関係を示すグラフである。
強度保持率との関係を示すグラフである。
【図8】分解性試験の試験例2における経過日数と弾性
率保持率との関係を示すグラフである。
率保持率との関係を示すグラフである。
【図9】分解性試験の試験例2における経過日数と破断
伸び保持率との関係を示すグラフである。
伸び保持率との関係を示すグラフである。
【図10】分解性試験の比較試験例1における経過日数
と破断強度保持率との関係を示すグラフである。
と破断強度保持率との関係を示すグラフである。
【図11】分解性試験の比較試験例2における経過日数
と破断強度保持率、弾性率保持率および破断伸び保持率
との関係を示すグラフである。
と破断強度保持率、弾性率保持率および破断伸び保持率
との関係を示すグラフである。
【図12】分解性試験の比較試験例3における経過日数
と破断強度保持率、弾性率保持率、破断伸び保持率およ
び重量保持率との関係を示すグラフである。
と破断強度保持率、弾性率保持率、破断伸び保持率およ
び重量保持率との関係を示すグラフである。
1、4 モーター
2、3、5、6 シリンダー
7 ノズル
8 芯用高分子材料入口
9 鞘用高分子材料入口
Claims (4)
- 【請求項1】 ポリグリコール酸、ポリ(グリコール酸
−co−乳酸)およびポリ乳酸からなる群から選ばれる
少なくとも1種の高分子材料を芯成分とし、ポリ(3−
ヒドロキシ酪酸)類の高分子材料を鞘成分とすることを
特徴とする生分解性複合繊維。 - 【請求項2】 ポリグリコール酸、ポリ(グリコール酸
−co−乳酸)およびポリ乳酸からなる群から選ばれる
少なくとも1種の高分子材料を芯成分とし、二塩基酸と
ジオールとからなる脂肪族ポリエステルの高分子材料を
鞘成分とすることを特徴とする生分解性複合繊維。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の生分解性複合繊
維の製造方法において、複合繊維用紡糸口金を使用し
て、芯成分としてポリグリコール酸、ポリ(グリコール
酸−co−乳酸)およびポリ乳酸からなる群から選ばれ
る少なくとも1種の高分子材料と、また鞘成分としてポ
リ(3−ヒドロキシ酪酸)類または二塩基酸とジオール
とからなる脂肪族ポリエステルの高分子材料とを溶融紡
糸し、延伸することを特徴とする生分解性複合繊維の製
造方法。 - 【請求項4】 前記延伸を、前記高分子材料の融点以下
の温度にて5〜10倍の延伸倍率で行う請求項3記載の
製造方法。
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