JP3472628B2 - ポリアミド樹脂組成物及び二軸延伸フィルム - Google Patents
ポリアミド樹脂組成物及び二軸延伸フィルムInfo
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Description
制され、かつ、艶消し状の表面外観を持つ食品包装用等
の二軸延伸フィルムに好適なポリアミド樹脂組成物に関
するものである。
ヤー性と機械的・熱的特性とに優れているため、食品包
装を主体として、単層フィルム、他樹脂との多層フィル
ム、他材料とのラミネートフィルム等として、広範囲な
用途に使用されている。特に二軸延伸フィルムは強靱で
あり、耐熱性も高い。
脂製フィルムは、通常表面が平滑で艶があるが、用途や
目的によっては、艶の少ない、艶消し状の外観を持つフ
ィルムが要求されることがある。なかでも、艶消しの紙
(もしくはそれにPVDC等をコート)に類似の外観と
触感を求められることがある。
ために、これまで種々の方法が試みられている。例えば
タルクやシリカ、炭酸カルシウム等の種々の無機フィラ
ー粒子を配合してフィルム表面を粗くする方法や、ポリ
エチレン等の他樹脂を少量配合して透明性を失わせる方
法や、エンボス加工等の粗面化したロールによりフィル
ムを後加工して表面に凹凸をつける方法などが提案され
ている。
法では、二軸延伸時のフィルムの破断を避けるために、
粒径の小さな無機フィラーしか配合出来ず、しかも添加
量も制限される。このため、十分な艶消し状の外観が得
られず、しかも強度が低下する。他樹脂を配合すること
は、透明性が低下して僅かに艶の減少が認められるもの
の、効果は不十分であり、かつ、強度低下を招くため好
ましくない。
ルムについては比較的容易であるが、こうした粗面化さ
れたフィルムを延伸すると表面が再び平滑になって艶が
生じる。予め延伸したフィルムを後加工で粗面化するこ
とも考えられるが、配向により強靱になったフィルムは
高温で高い圧力を加えないと粗面化できないため、フィ
ルム表面に傷を付けて強度低下を招いたり、延伸したフ
ィルムが収縮したりする弊害が生じる。しかも、後加工
の費用が加わるため、経済的でない。
軸延伸フィルムは工業的に得られていないのが実情であ
った。また、ポリアミド樹脂をソーセージやハム等の食
品包装用フィルムとして用いる場合、内容物を充填して
ボイル等の加熱をした時に白化するという問題点があ
り、フィルムの外観にも好ましくない影響を及ぼしてい
た。よって、食品包装用フィルムとしては、より優れた
ガスバリヤー性と共に加熱時における白化の少ないこと
が必要となるが、かかる要求を全て満たす包装用フィル
ムに適した樹脂組成物も、未だ見出されていなかった。
な従来のポリアミド樹脂製フィルムが有する問題点に鑑
み、加熱時の白化が抑制され且つ艶消し状の外観を有す
る強靱な二軸延伸フィルムを提供しうるポリアミド樹脂
組成物を開発すべく鋭意検討した結果、特定組成のポリ
アミド樹脂成形材料に特定形状のガラス繊維を配合した
樹脂組成物であって、一定以下の結晶融解熱を有するも
のを使用することにより、当該目的を達成しうることを
見いだし、本発明に到達した。
脂成形材料に繊維状物質を配合してなり、且つ95℃で
60分間熱処理した後に示差走査型熱量計(DSC)で
測定した結晶融解熱が55mJ/mg以下であることを
特徴とする、フィルム用ポリアミド樹脂組成物、に存す
る。以下、本発明を具体的に説明する。
全体として、95℃で60分間熱処理した後に示差走査
型熱量計(DSC)で測定した結晶融解熱が55mJ/
mg以下、好ましくは52mJ/mg以下であることが
必要である。結晶融解熱が上記範囲を越えると、食品包
装用フィルム等に用いた場合、ボイル等の加熱時にフィ
ルム表面が白化し、外観が著しく損なわれる。また、ガ
スバリヤー性が低下したり、しなやかさに欠けごわごわ
した手触りのフィルムしか得られないという欠点が生じ
る。
のは、組成物が最大限に結晶化された場合の結晶融解熱
を求めるためである。好ましくは、ポリアミド樹脂の吸
水性を考慮し、95℃−60分間の熱水処理を施すのが
よい。かかる結晶融解熱の規定を満たすことを要件とす
る本発明の樹脂組成物は、繊維状物質とポリアミド樹脂
成形材料とからなる。
成形材料としては、3員環以上のラクタム、重合可能な
ω−アミノ酸、二塩基酸とジアミンなどの重縮合によっ
て得られるポリアミド樹脂を用いることができる。具体
的には、ε−カプロラクタム、アミノカプロン酸、エナ
ントラクタム、7−アミノヘプタン酸、11−アミノウ
ンデカン酸、9−アミノノナン酸、α−ピロリドン、α
−ピペリドンなどのラクタム類、ヘキサメチレンジアミ
ン、ノナメチレンジアミン、ウンデカメチレンジアミ
ン、ドデカメチレンジアミン、メタキシリレンジアミン
などのジアミンと、テレフタル酸、イソフタル酸、アジ
ピン酸、セバチン酸、アゼライン酸、ドデカン二塩基
酸、グルタール酸、ダイマー酸などのジカルボン酸とか
らなる重縮合可能な塩等を重合または共重合して得られ
るものが挙げられる。例えば、ナイロン6/6、6/
9、6/10、6/12、6/6・6、6/6・9、6
/6・10、6/6・12、6/6・36、6/6I、
6/6T、6I/6Tなどが挙げられる。
成形材料の組成を選定することによって、すなわち、ポ
リアミド樹脂の共重合組成、および得られた共重合ポリ
アミド樹脂の配合比率等を選定することにより、本発明
に規定する結晶融解熱の範囲を満たすようにすることが
できる。好ましくは、上述した重縮合可能なモノマーを
2種または3種使用した共重合ポリアミド、更に好まし
くは特定の脂肪族ポリアミド成分、芳香族ポリアミド成
分等を一定範囲で含むように共重合成分を調整したもの
を、特定割合で配合して用いる。
イロン6単位)を10〜90モル%、好ましくは50〜
90モル%、より好ましくは65〜87モル%含むもの
が好適である。ポリアミド樹脂成形材料全体に対しナイ
ロン6単位が90モル%を超える場合は、ボイル等の熱
処理時にフィルム表面の白化が発生する。また、ナイロ
ン6単位が少な過ぎると、延伸したときの強度の改良効
果が小さくなり、延伸する意味がなくなる。
としては、各使用樹脂のε−カプロラクタムの共重合モ
ル分率と配合重量分率を掛け合わせ、全使用樹脂につい
て合計することにより、求めることができる。他の構成
単位についても同様である。ε−カプロラクタム単位以
外の共重合成分としては、その他のラクタム類、ジアミ
ン類とジカルボン酸を、ポリアミド成形材料全体に対す
るナイロン6単位が上述した範囲となるように、任意に
組み合わせて使用することができる。
ときには、ガスバリヤー性が重要視されることが多く、
このような場合には、共重合成分として芳香族環を有す
るモノマーを選ぶことが望ましい。例えば、ジカルボン
酸成分としてイソフタル酸やテレフタル酸、ジアミン成
分としてキシレンジアミン等が挙げられる。一方、共重
合する際に、芳香族ジカルボン酸と芳香族ジアミンとを
組み合わせると、いわゆるアラミドとなって溶融押出が
困難となり、実用的な共重合ポリアミドが得られないの
で好ましくない。
プロラクタム単位の他に、アジピン酸とヘキサメチレン
ジアミンからなるポリアミド形成単位(ナイロン66単
位)を0.5〜30モル%、好ましくは1〜15モル
%、より好ましくは1〜10モル%、テレフタル酸とヘ
キサメチレンジアミンからなるポリアミド形成単位(ナ
イロン6T単位)を0.5〜50モル%、好ましくは1
〜30モル%、より好ましくは2〜20モル%、及びイ
ソフタル酸とヘキサメチレンジアミンからなるポリアミ
ド形成単位(ナイロン6I単位)を0.5〜30モル
%、好ましくは1〜15モル%、より好ましくは1〜1
0モル%含有するように、ポリアミド樹脂成形材料の共
重合組成、ブレンド比率等を調整することにより、本発
明に規定する結晶融解熱の範囲を満たす樹脂組成物を得
ることができる。また、これにより二軸延伸フィルムと
したときの機械的物性、特に引張強度や貫孔強度を大幅
に改良することができる。
は、柔軟性が劣るので好ましくなく、逆に30モル%を
超えると、加熱時の白化防止効果が劣る。また、ナイロ
ン6T単位が0.5%未満、及びナイロン6I単位が
0.5%未満では、加熱時の白化防止効果が劣る点、安
定延伸性が悪くなる点及びガスバリヤー性が低下する点
で好ましくない。一方、ナイロン6T単位が50%、及
びナイロン6I単位が30%を超えると、延伸しても強
度が上がらず、またグロス値が上昇して艶消し性が悪く
なる。
を得るためには、例えば、特定の脂肪族ポリアミド樹脂
と半芳香族ポリアミド樹脂を配合したポリアミド樹脂ブ
レンド物を用いることができる。脂肪族ポリアミド樹脂
としては、カプロラクタムとヘキサメチレンジアミン及
びアジピン酸とからなる、いわゆるナイロン6/66共
重合樹脂が好ましい。なかでも、ナイロン66単位を5
〜20重量%含むナイロン6/66共重合樹脂の使用が
特に好ましい。
レンジアミン及びイソフタル酸とからなる、いわゆるナ
イロン6/6T共重合樹脂を併用することが好ましい。
なかでも、ナイロン6T単位を1〜30重量%含むナイ
ロン6/6T共重合樹脂の使用が特に好ましい。半芳香
族ポリアミド樹脂としては、脂肪族ジアミンとイソフタ
ル酸及びテレフタル酸からなるポリアミド成形単位10
0〜60重量%と、ラクタム及び/又は脂肪族ジアミン
と脂肪族ジカルボン酸からなるポリアミド形成単位0〜
40重量%とを重合または共重合してなる半芳香族ポリ
アミド樹脂が挙げられる。
る脂肪族ジアミンとしては、エチレンジアミン、テトラ
メチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、オクタメ
チレンジアミン、デカメチレンジアミン等の直鎖脂肪族
ジアミンおよびそのメチル化、エチル化、ハロゲン化物
等の誘導体が挙げられ、ビス−(3−メチル−4−アミ
ノシクロヘキシル)メタンのようなシクロヘキサン環を
含む脂肪族ジアミンを一部含んでいてもよい。
肪族ジアミンと脂肪族ジカルボン酸よりなるポリアミド
形成単位において使用されるラクタムとしては、カプロ
ラクタム、ラウリルラクタム、ブチロラクタム、カプリ
ルラクタム、エナントラクタム、ウンデカノラクタム、
ドデカノラクタム等が挙げられる。また、脂肪族ジアミ
ンとしては、エチレンジアミン、テトラメチレンジアミ
ン、ヘキサメチレンジアミン、オクタメチレンジアミ
ン、デカメチレンジアミン等の直鎖脂肪族ジアミンな
ど、脂肪族ジカルボン酸としては、コハク酸、グルタル
酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン
酸、セバシン酸およびそのメチル化、エチル化、ハロゲ
ン化物等の誘導体が挙げられる。なかでも、カプロラク
タム単位(ナイロン6単位)又はアジピン酸とヘキサメ
チレンジアミンとからなるポリアミド形成単位(ナイロ
ン66単位)が好ましい。
イソフタル酸とテレフタル酸は任意の割合で使用される
が、好ましくはイソフタル酸/テレフタル酸=80/2
0〜20/80(重量比)、更に好ましくは80/20
〜50/50、特に好ましくは80/20〜60/40
である。こうした半芳香族ポリアミド樹脂の典型的な例
としては、テレフタル酸及びイソフタル酸とヘキサメチ
レンジアミンとから得られるポリアミド樹脂、もしく
は、それを共重合単位として含む共重合ポリアミド樹脂
が挙げられる。なかでも、脂肪族ジアミンとイソフタル
酸及びテレフタル酸よりなるポリアミド形成単位100
〜60重量%とラクタム及び/又は脂肪族ジアミンと脂
肪族ジカルボン酸よりなるポリアミド形成単位0〜40
重量%とを重合または共重合してなるポリアミド樹脂の
使用が望ましい。
とナイロン6/6T共重合樹脂と半芳香族ポリアミド樹
脂との混合物の使用が最も好適である。その混合比は、
ナイロン6/66共重合樹脂1〜30重量%、好ましく
は5〜20重量%、ナイロン6/6T共重合樹脂15〜
95重量%、好ましくは20〜80重量%、更に好まし
くは50〜80重量%、及び半芳香族ポリアミド樹脂
(ナイロン6I/6T共重合樹脂)1〜30重量%、好
ましくは1〜15重量%の範囲が好ましい。
な過ぎるとフィルムが硬くなるという欠点がある。逆に
多過ぎると、加熱時の白化防止効果が劣るので好ましく
ない。また、ナイロン6/6T共重合樹脂の配合比が少
な過ぎると、加熱時の白化防止効果が劣り、またフィル
ムのガスバリヤー性が低下する。逆に多過ぎると、フィ
ルムが硬くなり、実用的でない。
少な過ぎると加熱時の白化防止効果が劣る。逆に多過ぎ
ると、フィルムの強度低下をもたらす。また、フィルム
が硬くなるという欠点がある。一方、ナイロン6/66
共重合樹脂とナイロン6/6T樹脂の混合比は、1:3
〜1:8.5の範囲が好ましく、更に好ましくは、1:
4〜1:6である。また、半芳香族ポリアミド樹脂の添
加量は、ナイロン6/66共重合樹脂の0.33〜30
倍量であり、更に好ましくは0.5〜10倍量であり、
より好ましくは0.5〜5倍量の範囲である。
(ηrel )については、JIS−K−6810に従っ
て、98%硫酸中濃度1%、温度25℃で特定した値
で、2〜6、好ましくは2〜5の範囲が好適に使用され
る。相対粘度が低すぎると、得られるフィルムの機械的
特性が不十分であり、高すぎると製膜が困難になる。本
発明のポリアミド樹脂成形材料については、更に、JI
S K6810に準じて、低分子量物の含有量を測定す
る水抽出量を、1重量%以下、更に望ましくは0.5重
量%以下とすることが好適である。水抽出量が多いと、
ダイス口周辺に、モノマー、ダイマーを始めとする低分
子量物が付着し易く、そうした低分子量物がフィルムに
接したり、付着したりすることによって、フィッシュア
イ等の外観不良が生じ易い。
や手触り感を改良する目的で配合されるものであり、延
伸されたフィルムに含有された状態で、直径(D)が3
〜15μm、平均長さ(L)が15〜150μm、好ま
しくは20〜100μm、かつ、L/Dが2〜15、好
ましくは2〜10の範囲となるように選択するのが好ま
しい。繊維が長すぎると延伸時にフィルムが破断し、短
すぎると艶消しの効果が不十分である。
特に制限はなく、ガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊
維、チタン酸カリウム繊維、繊維状珪酸塩等を用いるこ
とができるが、ポリアミド樹脂成形材料との親和性や均
一分散性などの点からガラス繊維が好ましい。尚、上述
した繊維状物質の条件は、延伸されたフィルムに含有さ
れた状態であるから、配合するガラス繊維については特
に制約はなく、一般に熱可塑性樹脂補強用のガラス繊維
を使用してもよい。例えば、配合するガラス繊維の長さ
は上述した範囲に制約されることなく、チョップドスト
ランドやロービングと称される長いガラス繊維を使用
し、混合時、もしくはフィルム製膜時に機械的に粉砕し
て所定の長さにしてもよい。但し、500μを越えるよ
うな長い繊維は実質的に除いておかないと延伸時にフィ
ルムが破断し易いため、当初より上述した範囲内の形状
を持つ、ミルドファイバーと称される短いガラス繊維を
配合することが有効である。
に、ガラス繊維とポリアミド樹脂成形材料との接着力を
向上せしめることが好ましく、ガラス繊維にシラン処理
剤を添加して表面処理しておくと極めて有効である。シ
ラン処理剤に限定は無いが、特に有効なシラン処理剤と
しては、アミノ基やエポキシ基を有するものが挙げられ
る。
材料100重量部に対し、0.5〜10重量部、望まし
くは1〜8重量部配合される。配合量が多すぎると延伸
時にフィルムが破断し、少なすぎると所定の効果が得ら
れない。尚、ガラス繊維の配合量等も結晶融解熱に影響
を及ぼすので、上述した本発明の結晶融解熱の範囲を満
たすように調整する。
ては特に制限はなく、通常用いられる方法に従って調整
することが出来る。例えば、ポリアミド樹脂ペレット
に、ガラス繊維を所定の割合でドライブレンドして使用
してもよいし、それを押出機で溶融混合してもよい。ま
た、予めガラス繊維をポリアミド樹脂成形材料に高濃度
で練りこんだマスターバッチを作り、フィルム成形時に
それを希釈して用いてもよい。
外に当業者に周知の各種の添加剤、例えば、シリカ、タ
ルク、カオリン、炭酸カルシウム、ゼオライト、ウォラ
ストナイト等の無機フィラー類、ヒンダードフェノー
ル、リン酸エステルや亜リン酸エステルなどの酸化防止
剤、ベンゾトリアゾール系化合物などの耐候性改良剤、
顔料、染料などの着色剤、帯電防止剤、滑剤などを含有
してもよい。
公知のフィルム製膜法によって、本発明のポリアミド製
フィルムに成形することができる。フィルム製膜法とし
ては、Tダイ法、インフレーション法などが適用され、
好ましくは連続溶融押出法が用いられる。また、延伸は
一軸及び二軸のいずれでもよいが、好ましくは二軸延伸
が適用される。二軸延伸方法は、同時及び逐次二軸延伸
のいずれも使用される。具体的な延伸法については当業
者に周知の任意の方法が適用できる。尚、延伸倍率は縦
方向、横方向とも2〜4倍、好ましくは2〜3.5倍で
ある。
単層フィルムであってもよいし、共押出やラミネートな
どによる積層フィルムであってもよい。得られる二軸延
伸フィルムの厚みは、単層の場合は3〜50μm、好ま
しくは10〜30μmであり、積層フィルムの場合は、
当該樹脂組成物からなる層の厚みは1〜50μm、好ま
しくは2〜40μmである。
伸フィルムは、表面光沢が抑制されて艶消し性を有し、
表面光沢度(グロス)が好ましくは65%以下、より好
ましくは62%以下である。また、適度な強度と柔軟性
を有しており、先端形状が0.5mmRの進入針を用い
て測定した突き刺し貫孔強度が好ましくは300以上、
好ましくは500〜2000gである。
しており、触針式の表面粗度計で測定した10点平均表
面粗さ(Rt)が10μm以上であるのが好ましい。以
上の特質を備えた本発明の二軸延伸フィルムは、表面光
沢が抑えられ紙に近い外観と手触り感を有するものであ
り、しかもボイル等の加熱時における白化がなく且つガ
スバリヤー性、柔軟性及び機械的強度に優れているた
め、特にハム、ソーセージ等を包む食品包装用途に好適
に使用される。
明するが、本発明はその要旨を逸脱しない限り、これら
ににより何ら限定されるものではない。尚、以下の実施
例における各物性値の測定方法は、次の通りである (1)結晶融解熱 サンプルである二軸延伸フィルムを100mm×100
mmに切り、95℃の熱水に60分間浸漬した後、室温
に冷却し、示差走査型熱量計(DSC)にて昇温速度2
0℃/分にて昇温させ、このときの結晶融解熱を測定し
た。 (2)表面光沢度(グロス) 東京電色社製グロスメーターMODEL−108Dを使
用して、JIS−Z−8741に準拠し、入射角60度
の光沢度を測定した。 (3)10点平均粗さ(Rt) 小坂研究所製表面粗度計MODEL SE−3FKを使
用し、JIS−B−0651に従って測定した。 (4)延伸性 後述する延伸条件にて延伸した際に、以下の事項を基準
にして評価した。
水に60分間浸漬した後、室温に冷却し、以下の事項を
基準にして評価した。
った。 不良:目視判断により白化が認められた。 (6)ガスバリヤー性 米国MODERN CONTROLS社製OX−TRA
N TWINを用いて、23℃、90%RHの条件で酸
素バリヤー性を測定した。尚、単位は、cc/m2・d
ay・25μmである。 (7)機械的強度(引張強度) ASTM−D−882に準拠して測定した。単位は、k
g/cm2である。 (8)ガラス繊維の配合量 サンプルを1000℃の電気炉で焼却してガラス繊維だ
けとしてこれをスライドグラスに展開し、顕微鏡下で1
0μm以上の長さのガラス繊維に限ってその長さを20
0本測定し、平均長さとした。 〔実施例1〜3、比較例1〜2〕ポリアミド樹脂とし
て、相対粘度4.5の市販のナイロン6/66共重合樹
脂(6単位80重量%、66単位20重量%)14.0
重量部、相対粘度3.5の市販のナイロン6/6T共重
合樹脂(6単位90重量%、6T単位10重量%)7
0.2重量部、及び、半芳香族ポリアミド樹脂(ヘキサ
メチレンジアミンとイソフタル酸及びテレフタル酸との
共重合ポリアミド、イソフタル酸/テレフタル酸(重量
比)=2.5/1)9.8重量部、更に、表−1に記す
市販のガラス繊維を、表−1に示す比率で配合し、押出
機直径35mmφのベント付き二軸押出機にて、樹脂温
度260℃にて溶融混練してペレットを得た。
イロン成分は、ナイロン6/66共重合樹脂及びナイロ
ン6/6T共重合樹脂については、特開昭60−219
227号公報に記載された方法によって合成し、半芳香
族ポリアミド樹脂については、特開昭62−12734
6号公報に記載された方法によって合成した。また、ナ
イロン6セグメントの含有量は、全体の77モル%であ
った。
真空乾燥して原料を得て、押出機直径40mmφのTダ
イ式製膜機にて、樹脂温度250℃で、厚み180μの
フィルムを製膜した。得られたフィルムを、延伸装置
(ロング(株)社製フィルムストレッチャー)にて80
℃に加熱後延伸速度を変えて3×3倍の同時二軸延伸を
行い、延伸フィルムを得た。得られた延伸フィルムは、
180℃のオーブン中で1分間熱固定した。
性を測定した。結果を表1に示す。また、得られたフィ
ルムを、1000℃の電気炉で焼却してガラス繊維だけ
を得て、スライドグラスに展開し、顕微鏡下で、10μ
以上の長さのガラス繊維に限って、その長さを200本
測定し、平均長さとした。 〔実施例4〜6、比較例3〜7〕実施例1〜3で使用し
たポリアミド樹脂成形材料の配合組成を種々変更して実
施例1と同様にして評価した。
場合について、実験を行った。また、比較例7では、公
知の方法により得られる全芳香族ポリアミド(特公昭3
5−13246、特公昭35−14399等)につい
て、実験を行った。すなわち、比較例7では、メタフェ
ニレンジアミン、イソフタル酸クロライド及びテレフタ
ル酸クロライドを、N,N−ジメチルアセトアミド溶媒
に溶解して低温溶液重合法により重合を行い、さらに、
重合溶媒を真空下で蒸発させ、粉末状の全芳香族ポリア
ミドを得た。このものは、96%H2SO4中で測定した
相対粘度が1.8であった。このポリマーを用いて実施
例1と同様の実験を行った。結果を、実施例2の結果と
ともに、表2に示す。
二軸延伸フィルムは、表面光沢が抑えられ紙に近い外観
と手触り感を有するものであり、しかもボイル等の加熱
時における白化がなく且つガスバリヤー性、柔軟性及び
機械的強度に優れている。よって、特にハム、ソーセー
ジ等を包む食品包装用途に好適に使用される。
Claims (11)
- 【請求項1】 ポリアミド樹脂成形材料に繊維状物質を
配合してなり、且つ95℃で60分間熱処理した後に示
差走査型熱量計(DSC)で測定した結晶融解熱が55
mJ/mg以下であることを特徴とする、フィルム用ポ
リアミド樹脂組成物。 - 【請求項2】 ポリアミド樹脂成形材料が、共重合ポリ
アミド及び/又は2種以上のポリアミドのブレンド物で
あって、該成形材料全体のうち、カプロラクタム単位が
10〜90モル%、アジピン酸とヘキサメチレンジアミ
ンからなるポリアミド形成単位が0.5〜30モル%、
テレフタル酸とヘキサメチレンジアミンからなるポリア
ミド形成単位が0.5〜50モル%、及びイソフタル酸
とヘキサメチレンジアミンからなるポリアミド形成単位
が0.5〜30モル%含有されていることを特徴とす
る、請求項1記載のポリアミド樹脂組成物。 - 【請求項3】 ポリアミド樹脂成形材料が、ε−カプロ
ラクタムとヘキサメチレンジアミンおよびアジピン酸と
からなる共重合体、ε−カプロラクタムとヘキサメチレ
ンジアミンおよびテレフタル酸とからなる共重合体、並
びにヘキサメチレンジアミンとイソフタル酸およびテレ
フタル酸とからなる共重合体のブレンド物であることを
特徴とする、請求項1又は請求項2記載のポリアミド樹
脂組成物。 - 【請求項4】 繊維状物質が、ガラス繊維であることを
特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載
のポリアミド樹脂組成物。 - 【請求項5】 ガラス繊維の直径(D)が3〜15μ
m、平均長さ(L)が15〜100μmであり、且つ平
均長さと直径の比率(L/D)が2〜15であることを
特徴とする請求項4記載のポリアミド樹脂組成物。 - 【請求項6】 繊維状物質が2〜10重量%配合されて
いることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか
一項に記載のポリアミド樹脂組成物。 - 【請求項7】 請求項1乃請求項6のいずれか一項に記
載のポリアミド樹脂樹脂組成物からなる二軸延伸フィル
ム。 - 【請求項8】 表面光沢度(グロス値)が65%以下で
あることを特徴とする請求項7記載の二軸延伸フィルム - 【請求項9】 先端形状が0.5mmRの進入針を用いて
測定した突き刺し貫孔強度が300g以上であることを
特徴とする請求項7記載の二軸延伸フィルム。 - 【請求項10】 触針式の表面粗度計で測定した10点
平均表面粗さ(Rt)が10μm以上であることを特徴
とする請求項7記載の二軸延伸フィルム。 - 【請求項11】 請求項7乃至請求項10のいずれか一
項に記載のフィルムからなる食品包装袋。
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