JP3467652B2 - 感光材用ソータ - Google Patents
感光材用ソータInfo
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- JP3467652B2 JP3467652B2 JP09198094A JP9198094A JP3467652B2 JP 3467652 B2 JP3467652 B2 JP 3467652B2 JP 09198094 A JP09198094 A JP 09198094A JP 9198094 A JP9198094 A JP 9198094A JP 3467652 B2 JP3467652 B2 JP 3467652B2
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- Japan
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- photosensitive material
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- guide
- discharged
- sorter
- Prior art date
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- Photographic Developing Apparatuses (AREA)
- Collation Of Sheets And Webs (AREA)
- Pile Receivers (AREA)
- Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、現像処理され、乾燥さ
れた感光材を現像処理装置より、排出順に正確に搬送
し、ソータに集積する感光材用ソータに関するものであ
る。
れた感光材を現像処理装置より、排出順に正確に搬送
し、ソータに集積する感光材用ソータに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に感光材、例えばハロゲン化銀写真
感光材料で、特に医療用ハロゲン化銀写真感光材料(以
下単に感光材と云う)は、一枚の感光材毎に現像処理槽
で現像処理され、乾燥した後、排出トレイに排出され
る。その際前記排出トレイに排出順に積重ねて排出され
る。近年、現像処理の高速化に伴い短時間に多数枚の感
光材が処理され、特に感光材が多数枚積層排出された
時、既に排出された感光材の間に後で排出された感光材
が進入する事がある。この場合感光材に番号が付され、
番号順で医療用に撮影された患者の該当者が決められて
いる時、前記のような排出順序の狂いは該当患者の診察
判断を誤らせる事になり、治療上重大な結果を招く事に
なる。
感光材料で、特に医療用ハロゲン化銀写真感光材料(以
下単に感光材と云う)は、一枚の感光材毎に現像処理槽
で現像処理され、乾燥した後、排出トレイに排出され
る。その際前記排出トレイに排出順に積重ねて排出され
る。近年、現像処理の高速化に伴い短時間に多数枚の感
光材が処理され、特に感光材が多数枚積層排出された
時、既に排出された感光材の間に後で排出された感光材
が進入する事がある。この場合感光材に番号が付され、
番号順で医療用に撮影された患者の該当者が決められて
いる時、前記のような排出順序の狂いは該当患者の診察
判断を誤らせる事になり、治療上重大な結果を招く事に
なる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って前記のような欠
点を改善するすため、図9、図10に示すように、現像処
理装置1の排出ローラ101より中間排出トレイ102に感光
材Fを排出し、該中間排出トレイ102は固定案内板103と
感光材Fの先端より受けて前記感光材を案内する可動受
案内板104を設け、前記排出時にカウントを行い、一枚
毎に次の最終排出トレイに搬送ローラ105で搬送し、例
えばソータ等に順次排出する装置が考えられた。
点を改善するすため、図9、図10に示すように、現像処
理装置1の排出ローラ101より中間排出トレイ102に感光
材Fを排出し、該中間排出トレイ102は固定案内板103と
感光材Fの先端より受けて前記感光材を案内する可動受
案内板104を設け、前記排出時にカウントを行い、一枚
毎に次の最終排出トレイに搬送ローラ105で搬送し、例
えばソータ等に順次排出する装置が考えられた。
【0004】図9に示すように、感光材Fは排出ローラ
101より排出された後、可動受案内板104面上を先端より
案内されるが、後端が前記排出ローラ101に残り、感光
材Fが前記可動受案内板104に完全に排出されない。こ
のような状態で、感光材Fを搬送ローラ105に移動させ
るため、図10に示すように可動受案内板104の先端を搬
送ローラ105側に移動しても、図示のように前記感光材
Fの後端は搬送ローラ105側に移動しない。即ち、正常
な位置である感光材F2に移動しない。従って正常な搬
送が不可能となる欠点がある。
101より排出された後、可動受案内板104面上を先端より
案内されるが、後端が前記排出ローラ101に残り、感光
材Fが前記可動受案内板104に完全に排出されない。こ
のような状態で、感光材Fを搬送ローラ105に移動させ
るため、図10に示すように可動受案内板104の先端を搬
送ローラ105側に移動しても、図示のように前記感光材
Fの後端は搬送ローラ105側に移動しない。即ち、正常
な位置である感光材F2に移動しない。従って正常な搬
送が不可能となる欠点がある。
【0005】本発明は前記の欠点を改善するため特に考
えられたものである。即ち、前記感光材Fを案内する可
動受案内板104を移動すると共に更に別の可動案内板で
前記感光材Fの後を搬送ローラ105側に移動し円滑に搬
送させる事を目的としたものである。
えられたものである。即ち、前記感光材Fを案内する可
動受案内板104を移動すると共に更に別の可動案内板で
前記感光材Fの後を搬送ローラ105側に移動し円滑に搬
送させる事を目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的は下記の発明に
より達成される。 (1)現像処理装置の排出手段から排出された感光材を
その先端より案内する案内面を有すると共に、一端を軸
で支持し他端を回動可能にした第1受案内部材と、一端
を軸で支持し、前記排出手段に配置された他端を回動可
能にし、前記排出手段から排出され感光材の後端を案内
する第2案内部材とを有する中間排出トレイと、 前記第
1受案内部材及び前記第2案内部材を移動させる移動手
段と、 給送手段と、 を有し、 前記排出手段から排出され
た前記感光材を、その先端を前記案内面で案内しながら
排出し、 前記感光材の後端が前記排出手段から離れた後
に、前記移動手段により前記第1受案内部材及び前記第
2案内部材を回動させることにより、前記第2案内部材
の前記他端を前記排出手段から離れさせて前記感光材を
落下させ、前記給送手段へと案内し、前記給送手段によ
り給送することを特徴とする感光材用ソータ。 (2)前記第1受案内部材と前記第2案内部材とは長溝
と該長溝に嵌入する突起とにより連結されたことを特徴
とする前記(1)に記載の感光材用ソータ。 (3)前記感光材の後端を検知する検知部材を有するこ
とを特徴とする前記(1)又は(2)に記載の感光材用
ソータ。 (4)前記案内面に突起を設けたことを特徴とする前記
(1)〜(3)のいずれか1項に記載の感光材用ソー
タ。
より達成される。 (1)現像処理装置の排出手段から排出された感光材を
その先端より案内する案内面を有すると共に、一端を軸
で支持し他端を回動可能にした第1受案内部材と、一端
を軸で支持し、前記排出手段に配置された他端を回動可
能にし、前記排出手段から排出され感光材の後端を案内
する第2案内部材とを有する中間排出トレイと、 前記第
1受案内部材及び前記第2案内部材を移動させる移動手
段と、 給送手段と、 を有し、 前記排出手段から排出され
た前記感光材を、その先端を前記案内面で案内しながら
排出し、 前記感光材の後端が前記排出手段から離れた後
に、前記移動手段により前記第1受案内部材及び前記第
2案内部材を回動させることにより、前記第2案内部材
の前記他端を前記排出手段から離れさせて前記感光材を
落下させ、前記給送手段へと案内し、前記給送手段によ
り給送することを特徴とする感光材用ソータ。 (2)前記第1受案内部材と前記第2案内部材とは長溝
と該長溝に嵌入する突起とにより連結されたことを特徴
とする前記(1)に記載の感光材用ソータ。 (3)前記感光材の後端を検知する検知部材を有するこ
とを特徴とする前記(1)又は(2)に記載の感光材用
ソータ。 (4)前記案内面に突起を設けたことを特徴とする前記
(1)〜(3)のいずれか1項に記載の感光材用ソー
タ。
【0007】
【実施例】図1、図2は本発明の構成を示すもので、図
1に於いて、1は感光材Fの現像処理装置で、該現像処
理装置1にて現像処理され、乾燥された感光材Fが一対
の排出ローラ11により排出される。前記一対の排出ロー
ラ11は前記感光材Fを上向き方向に排出するよう配置さ
れており、前記感光材Fは該排出ローラ11の角度に沿っ
て先端より上向きに排出される。12は前記感光材Fの中
間排出トレイで、該中間排出トレイ12は、軸142に回動
自在に枢着され、前記感光材Fを案内するため上向方向
に配置された案内面14Aを有する第1受案内部材14と、
該第1受案内部材14の下方に設置され、軸131に枢着さ
れ、前記感光材Fの下端を案内する第2案内部材13を設
け、該第2案内部材13に形成された側板132に設けられ
た突起133を前記第1案内部材14の一部に形成された案
内用の長溝141に嵌合する。その際、前記第1受案内部
材14の後端が第2案内部材13面に対し、互いに櫛歯状で
噛み合って接している。15は前記第2案内部材13の下部
に配置された搬送ローラである。中間排出トレイ12は以
上のように構成されており、前記排出ローラ11より排出
された感光材Fは先端より上向方向に排出され、前記案
内面14Aに沿って案内されながら、該感光材Fの後端F
1が前記排出ローラ11より排出が完了し、前記第2案内
部材13に前記感光材Fの後端が保持される状態で停止す
る。
1に於いて、1は感光材Fの現像処理装置で、該現像処
理装置1にて現像処理され、乾燥された感光材Fが一対
の排出ローラ11により排出される。前記一対の排出ロー
ラ11は前記感光材Fを上向き方向に排出するよう配置さ
れており、前記感光材Fは該排出ローラ11の角度に沿っ
て先端より上向きに排出される。12は前記感光材Fの中
間排出トレイで、該中間排出トレイ12は、軸142に回動
自在に枢着され、前記感光材Fを案内するため上向方向
に配置された案内面14Aを有する第1受案内部材14と、
該第1受案内部材14の下方に設置され、軸131に枢着さ
れ、前記感光材Fの下端を案内する第2案内部材13を設
け、該第2案内部材13に形成された側板132に設けられ
た突起133を前記第1案内部材14の一部に形成された案
内用の長溝141に嵌合する。その際、前記第1受案内部
材14の後端が第2案内部材13面に対し、互いに櫛歯状で
噛み合って接している。15は前記第2案内部材13の下部
に配置された搬送ローラである。中間排出トレイ12は以
上のように構成されており、前記排出ローラ11より排出
された感光材Fは先端より上向方向に排出され、前記案
内面14Aに沿って案内されながら、該感光材Fの後端F
1が前記排出ローラ11より排出が完了し、前記第2案内
部材13に前記感光材Fの後端が保持される状態で停止す
る。
【0008】図2は前記感光材Fを搬送ローラ15にて搬
送するため前記第1受案内部材14と、前記第2案内部材
13を作動させた作動図で、軸142を反時計方向に回動す
る事により、長溝141と、突起133を介して第2案内部材
を軸131を中心に時計方向に回動する。該動作で感光材
Fの後端F1より下方に案内される。該回動操作により
前記感光材Fは、前記第1受案内部材14の案内面14A
と、前記第2案内部材13間で略垂直状態で保持され、前
記第1受案内部材14の後端が前記第2案内部材13面より
離れるため、前記感光材Fの後端F1より搬送ローラ15
に送られる。
送するため前記第1受案内部材14と、前記第2案内部材
13を作動させた作動図で、軸142を反時計方向に回動す
る事により、長溝141と、突起133を介して第2案内部材
を軸131を中心に時計方向に回動する。該動作で感光材
Fの後端F1より下方に案内される。該回動操作により
前記感光材Fは、前記第1受案内部材14の案内面14A
と、前記第2案内部材13間で略垂直状態で保持され、前
記第1受案内部材14の後端が前記第2案内部材13面より
離れるため、前記感光材Fの後端F1より搬送ローラ15
に送られる。
【0009】図3は前記中間排出トレイ12をソータ1000
に連結した構成図で、前記中間排出トレイ12には前記排
出ローラ11より排出された感光材Fの後端F1を受ける
固定案内部材111が新たに設けられている。前記図1、
図2で説明されたように、排出ローラ11より排出された
前記感光材Fを前記のように一旦前記中間排出トレイ12
に保持し、第1受案内部材14と、第2案内部材13を作動
させて、前記感光材Fの後端F1より搬送ローラ15でソ
ータ1000に搬送する。先ず前記感光材Fは搬送ローラ1
6、17により順次搬送され、ガイド18により前記感光材
Fは搬送ローラR1、R2、R3、R4にて搬送されるが、
今前記ガイド18の側方に設けた複数の受皿20の内、指定
された受皿20に排出するように構成する。指定された受
皿20に排出する手段としてソレノイド( 図示せず) によ
り作動する複数の作動案内材19を設け、該作動案内材19
の内、排出すべき受皿20の作動案内材19のソレノイドを
作動して前記感光材Fを所定の受皿20に排出する。
に連結した構成図で、前記中間排出トレイ12には前記排
出ローラ11より排出された感光材Fの後端F1を受ける
固定案内部材111が新たに設けられている。前記図1、
図2で説明されたように、排出ローラ11より排出された
前記感光材Fを前記のように一旦前記中間排出トレイ12
に保持し、第1受案内部材14と、第2案内部材13を作動
させて、前記感光材Fの後端F1より搬送ローラ15でソ
ータ1000に搬送する。先ず前記感光材Fは搬送ローラ1
6、17により順次搬送され、ガイド18により前記感光材
Fは搬送ローラR1、R2、R3、R4にて搬送されるが、
今前記ガイド18の側方に設けた複数の受皿20の内、指定
された受皿20に排出するように構成する。指定された受
皿20に排出する手段としてソレノイド( 図示せず) によ
り作動する複数の作動案内材19を設け、該作動案内材19
の内、排出すべき受皿20の作動案内材19のソレノイドを
作動して前記感光材Fを所定の受皿20に排出する。
【0010】図4は、前記案内装置12の斜視図を示す。
図示のように、前記長溝141、と軸142は前記第1受案内
部材14の両側方に設けられ、前記長溝141に嵌合した軸1
31と、側板132も各々前記第2案内部材13の両側方に設
けられている。S1、S2は、前記第1受案内部材14の案
内面14Aに下位置に設けられた検知部材で、前記感光材
Fの後端F1を検知する。30、31は前記第1受案内部材1
4の案内面14Aの略中間位置に設けられた複数の突起
で、前記感光材Fが前記案内面14Aに密着するのを防止
する手段である。そして前記第2案内部材13の軸131に
作動レバー1311の一端を固定し、作動カム1312とスプリ
ング1313により、前記図2に示すような案内装置12の作
動を行うものである。
図示のように、前記長溝141、と軸142は前記第1受案内
部材14の両側方に設けられ、前記長溝141に嵌合した軸1
31と、側板132も各々前記第2案内部材13の両側方に設
けられている。S1、S2は、前記第1受案内部材14の案
内面14Aに下位置に設けられた検知部材で、前記感光材
Fの後端F1を検知する。30、31は前記第1受案内部材1
4の案内面14Aの略中間位置に設けられた複数の突起
で、前記感光材Fが前記案内面14Aに密着するのを防止
する手段である。そして前記第2案内部材13の軸131に
作動レバー1311の一端を固定し、作動カム1312とスプリ
ング1313により、前記図2に示すような案内装置12の作
動を行うものである。
【0011】図5は、前記図4に於ける案内装置12の他
の実施例を示す斜視図である。図示のように、前記長溝
141、は前記第1受案内部材14の両側方に設けられ、前
記長溝141に嵌合した軸131と、側板132も各々前記第2
案内部材13の両側方に設けられている。S1、S2は、前
記第1受案内部材14の案内面14Aに下位置に設けられた
検知部材で、前記感光材Fの後端F1を検知する。30、3
1は前記第1受案内部材14の案内面14Aの略中間位置に
設けられた複数の突起で、前記感光材Fが前記案内面14
Aに密着するのを防止する手段である。そして本実施例
は、図示のように、前記案内装置12に、軸1315で回動自
在に設けた作動レバー1314の他端に突起1316を設け、該
突起1316を前記長溝141に嵌合しする。そして前記作動
レバー1314をスプリング1319で下方に弾持する。一方前
記作動レバー1314の下方にモータ(図示せず)より減速
された駆動軸1315に作動部材1317を設ける。
の実施例を示す斜視図である。図示のように、前記長溝
141、は前記第1受案内部材14の両側方に設けられ、前
記長溝141に嵌合した軸131と、側板132も各々前記第2
案内部材13の両側方に設けられている。S1、S2は、前
記第1受案内部材14の案内面14Aに下位置に設けられた
検知部材で、前記感光材Fの後端F1を検知する。30、3
1は前記第1受案内部材14の案内面14Aの略中間位置に
設けられた複数の突起で、前記感光材Fが前記案内面14
Aに密着するのを防止する手段である。そして本実施例
は、図示のように、前記案内装置12に、軸1315で回動自
在に設けた作動レバー1314の他端に突起1316を設け、該
突起1316を前記長溝141に嵌合しする。そして前記作動
レバー1314をスプリング1319で下方に弾持する。一方前
記作動レバー1314の下方にモータ(図示せず)より減速
された駆動軸1315に作動部材1317を設ける。
【0012】以上のように構成した案内装置12を作動す
る時、先ずモータにより駆動軸1318を駆動し、作動部材
1317を時計方向に回動する。該回動により作動部材1317
は前記作動レバー1314の下端に接し、スプリング1319の
弾力に抗して前記作動レバー1314を矢示の方向に押上げ
る。該動作により軸1315を中心に前記作動レバー1314が
回動し、前記突起1316も回動動作を行う。従って前記第
1受案内部材14と、前記第2案内部材13は前記図2に示
す位置に移動する。
る時、先ずモータにより駆動軸1318を駆動し、作動部材
1317を時計方向に回動する。該回動により作動部材1317
は前記作動レバー1314の下端に接し、スプリング1319の
弾力に抗して前記作動レバー1314を矢示の方向に押上げ
る。該動作により軸1315を中心に前記作動レバー1314が
回動し、前記突起1316も回動動作を行う。従って前記第
1受案内部材14と、前記第2案内部材13は前記図2に示
す位置に移動する。
【0013】図6は、前記図3に示した前記中間排出ト
レイ12を一部を拡大した図で、排出ローラ11より排出し
た感光材FAは正常な状態で第1受案内部材14の案内面1
4Aに排出される状態を示す。この場合は前記感光材F
の先端は案内面14Aの下端よりL1の距離で突き当た
り、円滑に前記案内面14Aを案内移動される。従って後
端F1も排出ローラ11部より円滑に離れるため、前記感
光材Fは正常な位置で前記中間排出トレイ12内に保持さ
れる。感光材FとしてコニカフイルムLP633(コニカ
株式会社製)を使用し、前記距離は85mm〜110mmの範囲
に接触した。しかるに時として前記感光材F面が乾燥不
良で、案内面14Aに於ける前記感光材F面の滑り状態が
悪化し、カーリングした感光材F及び帯電した感光材F
も座屈状態(感光材Fの湾曲により自力の反発力では復
帰出来ない状態)になる。又感光材FBのように座屈状
態となり、第1受案内部材14と第2案内部材13を図2の
状態に作動させた時、感光材FBは次の搬送が不可能と
なる。この場合、感光材FBの後端は前記コニカフイル
ムLP633を使用した時、前記案内面14Aの接触位置は8
0mm以下となる。
レイ12を一部を拡大した図で、排出ローラ11より排出し
た感光材FAは正常な状態で第1受案内部材14の案内面1
4Aに排出される状態を示す。この場合は前記感光材F
の先端は案内面14Aの下端よりL1の距離で突き当た
り、円滑に前記案内面14Aを案内移動される。従って後
端F1も排出ローラ11部より円滑に離れるため、前記感
光材Fは正常な位置で前記中間排出トレイ12内に保持さ
れる。感光材FとしてコニカフイルムLP633(コニカ
株式会社製)を使用し、前記距離は85mm〜110mmの範囲
に接触した。しかるに時として前記感光材F面が乾燥不
良で、案内面14Aに於ける前記感光材F面の滑り状態が
悪化し、カーリングした感光材F及び帯電した感光材F
も座屈状態(感光材Fの湾曲により自力の反発力では復
帰出来ない状態)になる。又感光材FBのように座屈状
態となり、第1受案内部材14と第2案内部材13を図2の
状態に作動させた時、感光材FBは次の搬送が不可能と
なる。この場合、感光材FBの後端は前記コニカフイル
ムLP633を使用した時、前記案内面14Aの接触位置は8
0mm以下となる。
【0014】図7は前記図5に於ける座屈状態に於いて
も感光材FBを自力で復帰させる手段で前記図4でも示
した突起30、31により解決するものである。即ち、前記
突起30、31と前記案内面14Aの下端部との距離をL2、
とし、少なくとも、前記図6のL1との関係は、L1>L
2となるように設け、且つ感光材FBの先端が係止されな
い位置に設ける。この場合、感光材FBが排出された
時、先端が前記突起30、31の上端部に接触し、前記案内
面14Aに対する接触面が極めて少なくなる。従って感光
材FBの後端が排出ローラ11で押圧されながら、前記案
内面14A上を円滑に移動する事が出来るため、感光材F
Bの後端F1は排出ローラ11より離間して矢示の方向に移
動し、感光材FBは後端F1より搬送ローラ15方向に落下
する事が出来る。前記突起30、31の高さは2.5mmとし
た。前記コニカフイルムLP633を使用した時、2.5mm以
下では該感光材FBが波状とならず、座屈状態が反転し
ない。又高すぎても前記感光材FBに傷がつき、実験で
求めた結果2.5mmが適当であった。
も感光材FBを自力で復帰させる手段で前記図4でも示
した突起30、31により解決するものである。即ち、前記
突起30、31と前記案内面14Aの下端部との距離をL2、
とし、少なくとも、前記図6のL1との関係は、L1>L
2となるように設け、且つ感光材FBの先端が係止されな
い位置に設ける。この場合、感光材FBが排出された
時、先端が前記突起30、31の上端部に接触し、前記案内
面14Aに対する接触面が極めて少なくなる。従って感光
材FBの後端が排出ローラ11で押圧されながら、前記案
内面14A上を円滑に移動する事が出来るため、感光材F
Bの後端F1は排出ローラ11より離間して矢示の方向に移
動し、感光材FBは後端F1より搬送ローラ15方向に落下
する事が出来る。前記突起30、31の高さは2.5mmとし
た。前記コニカフイルムLP633を使用した時、2.5mm以
下では該感光材FBが波状とならず、座屈状態が反転し
ない。又高すぎても前記感光材FBに傷がつき、実験で
求めた結果2.5mmが適当であった。
【0015】前記突起30、31は前記案内面14A上に対し
スラスト方向に2個設けられており、感光材の幅により
決定される。前記コニカフイルムLP633の場合センタ
基準で350mm幅と、250mm幅の2種類のため、両幅で安全
に受けるようにするため、前記突起30、31幅を190mmと
した。この場合前記感光材FBの中心位置か、外側近傍
に設けた場合は、前記座屈状態を反転して復帰させる作
用が弱い。
スラスト方向に2個設けられており、感光材の幅により
決定される。前記コニカフイルムLP633の場合センタ
基準で350mm幅と、250mm幅の2種類のため、両幅で安全
に受けるようにするため、前記突起30、31幅を190mmと
した。この場合前記感光材FBの中心位置か、外側近傍
に設けた場合は、前記座屈状態を反転して復帰させる作
用が弱い。
【0016】尚実験の結果前記突起30、31の位置即ち、
距離をL2は、75mm、突起30、31の間隔距離を190mm、高
さを2.5mm、そして2個の突起30、31を設ける事が最適
状態で使用可能であった。又前記各距離と個数は、前記
感光材Fの種類と、第1受案内部材14の角度や他部材と
の相対位置により最適状態で使用可能となるように適宜
決定する。前記のように比較的小形状の突起30、31を案
内面14Aに複数設けることにより、乾燥不良の感光材F
及び帯電した感光材(フィルム)の貼り付けを防止し、
座屈を防止する事が出来る。
距離をL2は、75mm、突起30、31の間隔距離を190mm、高
さを2.5mm、そして2個の突起30、31を設ける事が最適
状態で使用可能であった。又前記各距離と個数は、前記
感光材Fの種類と、第1受案内部材14の角度や他部材と
の相対位置により最適状態で使用可能となるように適宜
決定する。前記のように比較的小形状の突起30、31を案
内面14Aに複数設けることにより、乾燥不良の感光材F
及び帯電した感光材(フィルム)の貼り付けを防止し、
座屈を防止する事が出来る。
【0017】図8は、前記図4に示した検知部材S1、
S2により前記感光材F面を検知する作用を示す。図に
示すように第1受案内部材14の上端部よりL4の位置に
検知部材S1を、L7の位置に検知部材S2を前記第1受
案内部材14の下方位置に各々設ける。通常感光材Fが排
出ローラ11より排出する状態を感光材FAで示す。該感
光材FAの先端が前記案内面14Aに当たる位置を、第1
受案内部材14の上端部よりL3とし、次に感光材Fの給
送され、先端を検知部材S1で検知した状態を感光材FB
で示す。前記感光材Fが座屈し、後端が前記案内面14A
より離れている位置を第1受案内部材14の上端部よりL
5とする。感光材Fが最も座屈した状態を感光材FCで示
し、該感光材FCの後端が前記案内面14Aより離れてい
る位置を第1受案内部材14の上端部よりL6の距離で各
々示した。前記L3、L4、L5、L6、L7は、L3<L4
<L5、L6<L7の2式を満足する位置に前記検知部材
S1、S2を配置する。前記座屈した感光材FBと、最も
座屈した状態を感光材FCとの差は前記感光材Fの乾燥
具合、又は、カーリングの差から生じる。又前記感光材
Fが乾燥不良や、カーリングの場合でも前記感光材Fが
排出される時、感光材Fの先端は感光材FAの軌跡とな
る。
S2により前記感光材F面を検知する作用を示す。図に
示すように第1受案内部材14の上端部よりL4の位置に
検知部材S1を、L7の位置に検知部材S2を前記第1受
案内部材14の下方位置に各々設ける。通常感光材Fが排
出ローラ11より排出する状態を感光材FAで示す。該感
光材FAの先端が前記案内面14Aに当たる位置を、第1
受案内部材14の上端部よりL3とし、次に感光材Fの給
送され、先端を検知部材S1で検知した状態を感光材FB
で示す。前記感光材Fが座屈し、後端が前記案内面14A
より離れている位置を第1受案内部材14の上端部よりL
5とする。感光材Fが最も座屈した状態を感光材FCで示
し、該感光材FCの後端が前記案内面14Aより離れてい
る位置を第1受案内部材14の上端部よりL6の距離で各
々示した。前記L3、L4、L5、L6、L7は、L3<L4
<L5、L6<L7の2式を満足する位置に前記検知部材
S1、S2を配置する。前記座屈した感光材FBと、最も
座屈した状態を感光材FCとの差は前記感光材Fの乾燥
具合、又は、カーリングの差から生じる。又前記感光材
Fが乾燥不良や、カーリングの場合でも前記感光材Fが
排出される時、感光材Fの先端は感光材FAの軌跡とな
る。
【0018】今感光材Fが排出ローラ11より排出して感
光材FAの状態で排出し、感光材FBで先端を検知部材S
1が検知する。次に感光材FBの後端が座屈している場合
は、該後端が検知部材S2より離れている時間が長い。
このような作用は感光材Fを排出ローラ11より排出する
時、先端が円滑に移動しないと後端が大きく座屈する性
質を利用している。従って前記検知部材S1で感光材FB
の先端を受け、次の後端が検知部材S2に検知される時
間が正常の検知時間より長ければ、感光材FBの後端が
座屈状態である事を、例えば制御手段を介して外部に表
示する。しかるに、前記感光材Fが中間排出トレイ12内
で座屈状態でも、現像処理装置1より前記感光材Fの排
出が可能である。
光材FAの状態で排出し、感光材FBで先端を検知部材S
1が検知する。次に感光材FBの後端が座屈している場合
は、該後端が検知部材S2より離れている時間が長い。
このような作用は感光材Fを排出ローラ11より排出する
時、先端が円滑に移動しないと後端が大きく座屈する性
質を利用している。従って前記検知部材S1で感光材FB
の先端を受け、次の後端が検知部材S2に検知される時
間が正常の検知時間より長ければ、感光材FBの後端が
座屈状態である事を、例えば制御手段を介して外部に表
示する。しかるに、前記感光材Fが中間排出トレイ12内
で座屈状態でも、現像処理装置1より前記感光材Fの排
出が可能である。
【0019】
【表1】
【0020】以上表1に示すように、検知部材S1、S2
の時間差を検知するのみで、感光材Fがジャム状態であ
るか否か知る事が出来る。
の時間差を検知するのみで、感光材Fがジャム状態であ
るか否か知る事が出来る。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明は、感光材に於い
て、特に医療用の感光材を現像処理装置で処理し、乾燥
排出した時、例えばソータの所定の受皿に搬送するため
の搬送手段で、例えば乾燥不足又はカーリングや帯電等
の感光材で、ジャム状態となった感光材を搬送検知手段
で検知し、ジャムとなった感光材を、破損することなく
搬送部より除去する事が出来る。そして本発明は多数設
けられた受皿に、診察用に撮影された感光材を分野別に
前記受皿に排出し、診察に便利なソータを提供する事が
出来る。
て、特に医療用の感光材を現像処理装置で処理し、乾燥
排出した時、例えばソータの所定の受皿に搬送するため
の搬送手段で、例えば乾燥不足又はカーリングや帯電等
の感光材で、ジャム状態となった感光材を搬送検知手段
で検知し、ジャムとなった感光材を、破損することなく
搬送部より除去する事が出来る。そして本発明は多数設
けられた受皿に、診察用に撮影された感光材を分野別に
前記受皿に排出し、診察に便利なソータを提供する事が
出来る。
【図1】本発明の感光材を案内する案内装置の正面図。
【図2】本発明の感光材を案内する案内装置を作動させ
た正面図。
た正面図。
【図3】本発明の感光材を案内する案内装置とソータを
組合わせた正面図。
組合わせた正面図。
【図4】本発明の感光材を案内する案内装置の斜視図。
【図5】本発明の感光材を案内する他の案内装置を示す
斜視図。
斜視図。
【図6】本発明の感光材を案内する案内装置の一部拡大
正面図。
正面図。
【図7】本発明の感光材を案内する案内装置の他の実施
例を示す一部拡大正面図。
例を示す一部拡大正面図。
【図8】本発明の感光材を案内する案内装置の他の実施
例を示す一部拡大正面図。
例を示す一部拡大正面図。
【図9】従来の感光材を案内する案内装置を示す正面
図。
図。
【図10】従来の感光材を案内する案内装置を作動させ
た正面図。
た正面図。
1 現像処理装置
11,101 排出ローラ
12,102 中間排出トレイ
14 第1受案内部材
13 第2案内部材
15 搬送ローラ
20 受皿
1000 ソータ
111 固定案内部材
F 感光材
Claims (4)
- 【請求項1】 現像処理装置の排出手段から排出された
感光材をその先端より案内する案内面を有すると共に、
一端を軸で支持し他端を回動可能にした第1受案内部材
と、一端を軸で支持し、前記排出手段に配置された他端
を回動可能にし、前記排出手段から排出され感光材の後
端を案内する第2案内部材とを有する中間排出トレイ
と、 前記第1受案内部材及び前記第2案内部材を移動させる
移動手段と、 給送手段と、 を有し、 前記排出手段から排出された前記感光材を、その先端を
前記案内面で案内しながら排出し、 前記感光材の後端が前記排出手段から離れた後に、前記
移動手段により前記第1受案内部材及び前記第2案内部
材を回動させることにより、前記第2案内部材の前記他
端を前記排出手段から離れさせて前記感光材を落下さ
せ、前記給送手段へと案内し、前記給送手段により給送
することを特徴とする感光材用ソータ。 - 【請求項2】 前記第1受案内部材と前記第2案内部材
とは長溝と該長溝に嵌入する突起とにより連結されたこ
とを特徴とする請求項1に記載の感光材用ソータ。 - 【請求項3】 前記感光材の後端を検知する検知部材を
有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の
感光材用ソータ。 - 【請求項4】 前記案内面に突起を設けたことを特徴と
する請求項1〜3のいずれか1項に記載の感光材用ソー
タ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09198094A JP3467652B2 (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 感光材用ソータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09198094A JP3467652B2 (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 感光材用ソータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07291519A JPH07291519A (ja) | 1995-11-07 |
JP3467652B2 true JP3467652B2 (ja) | 2003-11-17 |
Family
ID=14041651
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09198094A Expired - Fee Related JP3467652B2 (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 感光材用ソータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3467652B2 (ja) |
-
1994
- 1994-04-28 JP JP09198094A patent/JP3467652B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07291519A (ja) | 1995-11-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |