JP3467542B2 - 遷移金属固溶型導電性ニオブ酸塩とその製造法 - Google Patents

遷移金属固溶型導電性ニオブ酸塩とその製造法

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JP3467542B2
JP3467542B2 JP2000187012A JP2000187012A JP3467542B2 JP 3467542 B2 JP3467542 B2 JP 3467542B2 JP 2000187012 A JP2000187012 A JP 2000187012A JP 2000187012 A JP2000187012 A JP 2000187012A JP 3467542 B2 JP3467542 B2 JP 3467542B2
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正信 淡野
弘義 高木
邦裕 前田
素之 宮田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、導電性を示す遷移
金属固溶型正方晶ニオブ酸塩材料のA0.8―αBαN
bO3―δ(0<α≦0.2,A=Ca,Sr,Baの
アルカリ土類金属又は希土類金属、B=Cu,Ni,C
o,Mn,Feの遷移金属)もしくは(A,B)Nb
0<X≦1)及びその新規な製造プロセスに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、導電性及び半導体特性をもつ金属
酸化物セラミックスは、光エネルギー反応触媒、高温燃
料電池電極、及び熱電変換材料等の電子材料としての利
用が注目されている。また、これらの材料として、高温
安定性、及び化学的安定性の高い材料の要求が高まって
いる。即ち、半導体及び導電性酸化物材料は、例えば、
電子部品、光触媒材料、次世代エネルギー開発に必要な
高温型燃料電池の電極材料、及び廃熱有効利用のための
熱電変換材料等の様々な分野で利用することが期待でき
るため、多くの材料が検討されている。それらの材料の
うち、正方晶ペロブスカイト型のアルカリ土類金属ニオ
ブ酸塩材料は、層状構造をもつ化合物であり、例えば、
希土類金属等の金属イオンを置換固溶し、ニオブを部分
還元することによる、半導体及び金属的な導電特性を示
す材料が報告されている。更に、アルカリ土類金属ニオ
ブ酸塩材料は、熱安定性や化学的な安定性にも優れるこ
とから、最近では、例えば、信号変換素子、誘電体、メ
モリ材料、分光フィルター、及び光エネルギー反応触媒
等としての利用が検討されている。
【0003】半導体及び導電性酸化物材料において、そ
の合成プロセスは、組成制御、粒子形態、及び最終生成
物の光電特性に大きく作用するので、合成プロセスの選
択は重要である。一般的に、アルカリ土類金属ニオブ酸
塩材料は、固相法により合成されている。しかし、固相
法による合成では、大量合成は可能であるが、生成物の
組成の均一化及びその制御はプロセス上限界がある。更
に、層状構造を有するアルカリ土類金属ニオブ酸塩は、
固相反応においては、粒子成長が制御しにくいため、固
相法により微細な原料を調製するのは難しく、更に、ち
密な多結晶体への常圧焼結も容易ではない。
【0004】多くのアルカリ土類金属ニオブ酸塩材料
は、ニオブの還元に伴う酸素欠陥により生成する電子を
キャリアとするため、n型もしくは金属的な導電性を示
すものが報告されているが、p型の電気伝導特性を示す
アルカリ土類金属ニオブ酸材料は、ほとんど知られてい
ない。しかしながら、構造が同じニオブ酸塩をホスト材
料として用い、遷移金属等の固溶組成制御でのキャリア
タイプの制御により、電気伝導特性がn型、p型のいず
れにも任意に制御可能となれば、光触媒、及び熱電変換
素子等の電子材料として、利用分野、及び用途が広がる
ことになる。また、これまで、アルカリ土類金属ニオブ
酸塩材料での導電性の付加は、水素雰囲気や減圧雰囲気
でのアニーリング処理によるニオブの還元が必要とされ
ていた。しかしながら、それには高温及び長時間のアニ
ーリング処理が必要となるため、固溶組成の制御による
導電性の向上が求められている。更に、粉体材料として
利用する場合、材料の比表面積を大きくすることが必要
である。また、バルク材料として利用する場合でも、生
成物の焼結性を向上させるため、原料として結晶性のよ
い微細な粒子であることが望ましい。そのため、最終生
成物としてナノメーターサイズの単一相の結晶性微粒子
の合成が容易に行えることが必要である。
【0005】固相法では、材料中の組成の均一化及びそ
の制御が難しいことが知られる。一方、共沈などの液相
合成法では、混合溶液の組成制御により生成物の組成制
御が容易であり、更に、生成物の粒子形態が制御できる
ことから無機材料の合成法として利用されている。しか
しながら、アルカリ土類金属ニオブ酸塩材料の液相合成
は、前駆体となる均一混合溶液の調製と沈澱の制御が難
しく、液相合成法での合成はあまり試みられていない。
アルカリ土類金属ニオブ酸塩以外のニオブ酸材料では、
金属アルコキシド錯体を用い微細な粒子が合成されてい
る。しかしながら、出発物質の金属アルコキシド錯体が
高価であり、取り扱いが難しい。更に、低濃度での反応
において制御可能なため、薄膜等の合成用途には有用で
あるが、セラミックス原料粉体の合成へ用いるのは、コ
ストパフォーマンスが低い。また、五塩化ニオブ等の強
酸可溶性の試薬を用い、ニオブ過酸化物錯体やキレート
錯体として均一溶液を調製する方法が利用されている
が、それらは吸水性の高い試薬であるため、溶液調製段
階での取扱が難しい。そのため、液相反応プロセスを利
用するアルカリ土類金属ニオブ酸系材料の合成方法とし
て、取り扱いが容易な試薬を用い、安定なニオブ酸均一
混合溶液を調製し、それを利用する簡単なプロセスが必
要とされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記課題を
解決するためになされたものであって、導電性を示す遷
移金属固溶型正方晶ニオブ酸塩材料のA0.8―αBα
NbO3―δ(0<α≦0.2,A=Ca,Sr,B
a、又は希土類金属、B=遷移金属)もしくは(A,
B)NbO0<X≦1、A=アルカリ土類金属、
又は希土類金属、B=遷移金属)及びその製造方法を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明は、以下の技術的手段から構成される。 (1)ニオブ酸塩、Mn,Fe,Cu,Ni又はCoの
遷移金属、及びCa,Sr又はBaのアルカリ土類金属
を必須の材料として含み更にLa,Ce,Euに代表
される希土類金属を任意の材料として含む、0.01〜
10Ω・mの導電性を有し、固溶させる金属種によりn
型、p型の電気伝導特性が制御可能な、A0.8―αB
αNbO3―δ(0<α≦0.2,A=Ca,Sr,B
aのアルカリ土類金属又は希土類金属、B=遷移金属)
もしくは(A,B)NbO0<X≦1)で表され
るペロブスカイト型正方晶ニオブ酸塩材料であって、
発材料として、シュウ酸ニオブ、可溶性の遷移金属、及
びアルカリ土類金属塩を必須の材料として用い更に
溶性の希土類金属塩を任意の材料として用い、それら
水に溶解した均一混合水溶液の前駆体溶液と、水溶性の
アルキルアミン類を攪拌下混合し、沈澱を生成させ、得
られた沈澱を空気中900〜1100℃で仮焼して得ら
れる、遷移金属が均一に固溶した正方晶ニオブ酸塩材
料。 (2)前記(1)に記載の遷移金属が均一に固溶した正
方晶ニオブ酸塩材料を製造する方法であって、出発原料
として、シュウ酸ニオブ、可溶性の遷移金属、及びアル
カリ土類金属塩を必須の材料として用い更に可溶性の
希土類金属塩を任意の材料として用い、それらを水に
解し、混合した均一混合溶液として前駆体溶液を調製
し、それらに、沈澱剤として、水溶性の強アルキル性ア
ルキルアミン類を加えて、可溶性遷移金属錯体形成によ
る遷移金属イオンの溶解を抑制しながら効率よく水酸化
物ならびに酸化物沈澱を生成させ、得られた沈澱を空気
中900〜1100℃で仮焼することにより、遷移金属
が均一に固溶した正方晶ニオブ酸塩の単一相からなる、
ナノ粒子サイズの低凝集性の微細粒子を得ることを特徴
とする遷移金属固溶型導電性ニオブ酸塩材料の製造方
法。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明について更に詳細に
説明する。アルカリ土類金属ニオブ酸塩材料に低温及び
短時間で雰囲気制御を必要とせずに導電性を付加するた
めに、遷移金属を含むアルカリ土類金属ニオブ酸塩前駆
体を液相からの共沈で合成し、その仮焼反応での遷移金
属固溶により正方晶アルカリ土類金属ニオブ酸材料の導
電性制御を行った。本発明においては、出発材料とし
て、必須の材料のシュウ酸ニオブ、可溶性の遷移金属
(Mn,Fe,Cu,Ni,Co)、及びアルカリ土類
金属(Ca,Sr,Ba) 塩(硝酸塩、塩化物、酢酸塩
又は金属酸化物を硝酸、塩酸等の強酸に溶解した溶液)
を用い、必要により任意の材料の可溶性の希土類金属塩
(硝酸塩、塩化物、酢酸塩又は金属酸化物を硝酸、塩酸
等の強酸に溶解した溶液)を用い、合成プロセスとし
て、それらを水に溶解し混合した均一混合水溶液として
前駆体溶液を調製し、それらに、沈澱剤として、水溶性
の強アルキル性アルキルアミン類を攪拌下混合して沈澱
を生成させ、それらを、図1のプロセスにより、ろ別、
水洗後、非還元雰囲気中(即ち、空気中)900〜11
00℃で仮焼する工程を採る。得られた仮焼粉体を粉砕
後、適宜の手段で、成形し、例えば、1200〜135
0℃で焼結することにより、導電性焼結体材料が製造さ
れる。従来、セラミックス材料原料の組成制御や合成粒
子の反応性向上のために、微細粒子を容易に合成可能な
均一金属混合溶液からの共沈による原料合成は多く行わ
れている。しかしながら、ニオブ酸は、加水分解速度が
早く、高濃度の均一溶液を合成するのは容易ではない。
そのため、溶液法による沈澱過程での粒子形態の制御も
難しい。そのため、調製及び組成制御が容易であり、か
つ沈澱反応の制御による粒子形態の制御が可能な合成プ
ロセスを検討することが重要である。本発明では、上記
の課題を解決するために、以下の技術的手段が採用され
る。
【0009】(1)遷移金属及び希土類金属混合シュウ
酸ニオブ酸均一前駆体溶液の利用。 金属の定量分析において、ニオブ酸塩やチタン酸塩は、
強酸性条件下で過酸化水素と混合することにより溶解性
の過酸化ニオブ酸錯体を作ることが知られている。酸性
溶液にニオブ酸塩を溶解する際、金属アルコキシド錯体
や五塩化ニオブ等が利用できる。しかしながら、それら
の試薬は、空気中の水分と反応しやすいため、取扱いが
難しい。そのため、より操作しやすい前駆体溶液の調製
法が必要とされる。シュウ酸ニオブ(Nb(HC2
45 )は、硝酸溶液に徐々に溶け、更に、過酸化水素
を混合することにより過酸化水素錯体を形成し、pH<
2の酸性溶液に安定に溶解する。それらは、試薬として
金属アルコキシドや塩化ニオブと比べても空気中で安定
であり、溶解後、数日間室温で放置しても沈澱が生成せ
ず、安定なニオブ酸均一溶液が調製できる。また、沈澱
時には遊離したシュウ酸がpH緩衝剤として作用する。
そのため、中和沈澱での沈澱反応の制御に寄与し、粒子
形態の制御において粒子成長速度の制御への効果が期待
できる。コスト的にもアルコキシド化合物に比べ安価で
ある。更に、酸に溶解したシュウ酸ニオブ酸溶液に他の
遷移金属や希土類金属塩を同時に溶解することが可能で
あり、共沈や均一沈澱での混合金属塩均一溶液として利
用することが可能である。
【0010】(2)水溶性アルキルアミン類の沈澱剤と
しての利用。 次に、それらの混合金属塩溶液を用い、遷移金属や希土
類を固溶させるニオブ酸塩前駆体を中和共沈させる場
合、通常使用される強アルカリ沈澱剤として、焼成後不
純物として残らないため、アンモニア等が使用される
が、遷移金属等との共沈では、アンモニアとの可溶性錯
体を形成するため、溶液中へ金属イオンが残留し、使用
することができない。そのため、加水分解により水酸化
物もしくは酸化物として沈澱が生成する強アルカリ条件
に制御でき、かつ遷移金属との錯体形成能が低く、最終
生成物にアルカリ金属のような不純物が残らない沈澱剤
が必要とされる。アルキルアミン類は、水溶性であり水
に混合することにより溶液を強アルカリ性に調整でき
る。また、結合するアルキル基の数により錯体形成速度
が異なるため、その長さにより金属錯体の形成能を制御
できる可能性がある。それにより、アンモニア等では沈
澱しにくいニッケルやコバルト等の遷移金属イオンをニ
オブ酸と共沈させることができる。また、アルキルアミ
ン類は、イオン交換性の層状粘土化合物の層間に吸着・
イオン交換し整列させることにより、層間の構造を制御
するのに利用されており、同様に、沈澱過程で沈澱物へ
吸着により取込まれ、テンプレートとして働くことによ
り、前駆体中の微細構造を制御することも期待できる。
これらのプロセスで使用するシュウ酸及びアルキルアミ
ン類は、600〜900℃で焼成、分解するため、試料
より除去することは容易である。
【0011】(3)上記(1)〜(2)で調製した前駆
体を利用する遷移金属固溶型正方晶ニオブ酸塩導電性材
料の低温合成。 遷移金属固溶型正方晶ニオブ酸塩材料は、組成制御によ
り結晶中の電気伝導構造が変化し、更に、固溶させる金
属種及び濃度制御による電子伝導性の制御が可能なた
め、高温型燃料電池の電極材料や熱電変換材料として注
目されている。しかしながら、その合成温度は1200
℃以上と高く、更に、固相法による組成制御ならびに組
成の均一化、更には、粒子形態の制御による特性制御に
は限界がある。そこで、種々検討したところ、上記
(1)及び(2)の方法を利用することにより、目的の
遷移金属固溶型正方晶ニオブ酸塩導電性材料を低温合成
することが可能であり、固溶遷移金属種による材料の電
気伝導特性(n型/p型)の制御もできることが分かっ
た。
【0012】本発明は、導電性のある酸化物セラミック
ス材料として、各種光電子材料に利用が期待される微細
粒子径を持ち、固溶金属種による電気伝導特性が制御さ
れた遷移金属固溶型正方晶ニオブ酸塩導電性材料を、よ
り扱いやすい試薬と簡単なプロセスを利用し、低温合成
するプロセスを提供することを可能とする。合成プロセ
スでは、水溶性のシュウ酸ニオブ、可溶性の遷移金属
(Mn,Fe,Cu,Ni,Co)、及びアルカリ土類
金属(Ca,Sr,Ba)、必要により可溶性の希土類
金属(La,Ce,Eu等)の水溶性塩(硝酸塩、塩化
物、酢酸塩もしくは酸化物を硝酸等の強酸に溶解したも
の)を溶解、混合し、均一混合溶液として前駆体溶液を
調製し、それらを強アルカリ性のアルキルアミン溶液
(メチルアミン、エチルアミン、テトラメチルアミン、
プロピルアミン、ブチルアミン等)にて、安定な可溶錯
体形成による遷移金属の溶解を防ぎ、効率よく水酸化物
ならびに酸化物沈澱を生成させる。それらを空気中90
0〜1100℃で仮焼することにより、遷移金属が均一
に固溶した正方晶ニオブ酸塩材料が単一相として低温で
合成できる。更に、この合成プロセスで合成される材料
は、固相反応及び粉砕により合成される粉体に比べて微
細で、多結晶焼結体を合成する原料粉体としても、相対
密度95%以上のち密な材料が合成できる。また、固溶
する遷移金属種を変えることにより、電気伝導特性をp
型及びn型に制御できる。
【0013】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれらの実施例によってなんら限定され
るものではない。 実施例1 図1に、シュウ酸錯体前駆体溶液とアミン系沈澱剤を利
用する本発明の遷移金属固溶型正方晶ニオブ酸塩導電性
酸化物材料の合成法のフローチャートを示す。図1に示
すように、市販のシュウ酸ニオブNb(HC245
(添川化学(株))を過酸化水素水を含む硝酸溶液に溶
解し、その後、同様に遷移金属硝酸塩のFe(NO3
2 ,Ni(NO32 又はCo(NO32 と硝酸スト
ロンチウム溶液(Sr(NO32 )を所定比、例え
ば、モル比をニオブ:遷移金属:ストロンチウム=1
0:20:60、で混合し、黄色〜緑色の透明の均一混
合溶液を調製した。必要により希土類の硝酸塩溶液を所
定量混合した。それに沈澱剤として10倍モル量の50
%アンモニア水溶液、又は50%ブチルアミン水溶液を
攪拌下、所定量加え、pH11〜12にし、室温で4時
間撹拌し、沈澱を得た。得られた沈澱を1000rp
m、5分間、遠心分離機で分離するとともに、3倍容量
の蒸留水で3回洗浄した。沈澱は90℃で一昼夜乾燥
し、900〜1100℃で10時間仮焼した。得られた
沈殿物及び生成物の熱重量分析、粉末X線解析及び走査
型電子顕微鏡観察等を行った。また、電気特性ならびに
熱伝導特性について、仮焼粉体を粉砕後、200MPa
でCIP成形し、1200〜1350℃で6時間焼結し
た成形体を用いて調べた。
【0014】実施例2 実施例1において、アンモニア、及びブチルアミンを沈
澱剤として用い調製したニオブーニッケルーストロンチ
ウム混合沈澱物の熱重量分析の結果を図2、及び図3に
示す。アンモニア混合により生成した混合沈澱物は〜2
00℃までに沈澱に含まれる水分の脱離による吸熱ピー
ク、450℃付近に共沈したシュウ酸の分解脱離による
発熱ピークが見られた。また、ブチルアミンを用いて沈
澱した前駆体では350℃付近に沈殿物に取込まれたブ
チルアミンの分解脱離による発熱ピークがみられ、沈殿
物中にブチルアミンが取込まれている。更に、混合沈殿
物を加熱すると900℃以上で重量変化が見られなくな
り、900℃以上で焼成することにより錯体や沈澱剤が
完全に脱離することが分かった。実施例1において、ア
ンモニア、及びブチルアミンを沈澱剤として用い調製し
たニオブーニッケルーストロンチウム混合沈澱物、及び
1100℃10時間焼成した生成物の粉末X線回折パタ
ーンを図4に示す。また、それらの電子顕微鏡写真を図
5に示す。
【0015】アンモニアを沈澱剤として用い調製したニ
オブーニッケルーストロンチウム混合沈澱物は、主に水
酸化ストロンチウムと酸化ニオブ水和物の混合物であ
り、ブチルアミンを混合した場合では、粉末X線回折の
低角にピークが見られ、沈澱過程でのブチルアミンの取
込みにより層状構造をもつニオブ酸塩が部分的に混入し
ていることが熱分析の結果と合わせて分かった。それら
の混合沈殿物を1100℃で焼成すると水酸化物及び層
状化合物に起因する粉末X線回折ピークは消失し、正方
晶SrX NbO3 構造(X=0.5〜1.0)のピーク
が見られた。アンモニアにより合成した沈澱を焼成した
ものでは格子定数がa=4.1256Å,の正方晶Sr
X NbO3 構造(X=1.0)のX線回折ピークが主生
成物として生成したが、副生成物としてパイロクロア相
のX線回折ピークも確認できた。一方、ブチルアミンに
より共沈させた混合沈殿物を焼成した場合、格子定数が
a=4.1256Å,とa=3.955Åの正方晶(N
i,Sr)X NbO3 構造(x=1.0及び0.7)の
X線回折ピークのみ確認でき、正方晶単一相の生成物が
得られた。これにより、従来の正方晶SrX NbO3
造(X=0.5〜1.0)の固相合成に比べて、低温及
び短時間で目的の生成物が合成できた。
【0016】また、アンモニアにより共沈させた試料
は、焼成後も白色の粉体であったが、ブチルアミンで共
沈させた試料を1100℃、10時間焼成すると、生成
粉体の色が白色から黒色に変化した。このことより、ブ
チルアミンにて共沈させた試料ではNiが固溶したと考
えられる。また、アンモニアを用いて共沈させた場合、
溶液の色がニッケルーアンモニウム錯体の生成による青
みがかったままであり、混合沈澱物へのニッケルの共沈
がほとんど起らなかったと考えられる。そのため、ニッ
ケル固溶にともなう格子定数の変化や試料色の変化はま
ったく見られなかった。ブチルアミンを沈澱剤として用
い調製した混合沈澱物、ならびにそれを焼成した試料
は、1μm以下の微粒子で、凝集性も低かった。また、
固相法(1350℃、36時間)、アンモニア、及びブ
チルアミンを沈澱剤として用い調製した混合沈澱物を焼
成した試料の粒子径分布を図6に示す。固相法ならびに
アンモニアを用いて共沈させ、焼成した粉体は、3μm
の大きな粒子を含んでいるが、ブチルアミンにより調製
した混合沈澱物を焼成したものは、0.8μmのラジア
ン径を持つナノサイズオーダーの超微粒子であった。
【0017】実施例3 実施例2において、ブチルアミンを沈澱剤として用い調
製した正方晶 (Ni,Sr)X NbO3 (x=0.7)
焼成粉体を粉砕後、3×3×20mmに一軸加圧成形及
び200MPaでCIP成形した成形体を1200℃で
6時間焼結した。(Sr3/4 Ni1/4X NbO3 (x
=0.7)として計算した焼結体の相対密度は約95%
と、固相法(1350℃、36時間)で調製した粉体を
同様に成形・焼結したもの(相対密度83%)に比べ
て、ち密であった。焼結体試料表面を1500番のSi
C研摩紙で鏡面に磨き、直流4端子法による電気抵抗値
及び所定温度差での熱起電力(ゼーベック係数)を測定
した。合成した正方晶(Ni,Sr)x NbO3 焼結体
の電気抵抗値及び所定温度差での熱起電力(ゼーベック
係数)の温度依存性、また、実施例1、2と同様な方法
で合成した正方晶(Sr,Fe)X NbO3 の電気抵抗
率ならびに熱起電力を図7に示す。
【0018】調製した正方晶(Ni,Sr)X NbO3
焼結体は室温で約10 Ohm,mの抵抗値を示し、温
度が高くなるとともにその抵抗値は1.5×10-1から
4.0×10-2 Ohm,m(450〜750℃)と減
少した。また、450〜750℃での熱起電力は0.1
〜1.0mV/Kと温度差に対し正の起電力を示し、更
に、温度が高くなるとともにその値は増加した。これら
のことにより、調製した正方晶(Ni,Sr)X NbO
3 はp型の導電性酸化物材料であることが確認できた。
一方、同様な方法で合成した正方晶(Sr,Fe)X
bO3 は、正方晶(Ni,Sr)X NbO3 に比べて一
桁低くかったが、同様に導電性が確認できた、しかしな
がら、正方晶(Sr,Fe)X NbO3 では450〜7
50℃で−0.43〜−0.47mV/Kと負の熱起電
力を示し、n型の導電性酸化物材料であった。このこと
より、固溶させる遷移金属により正方晶SrX NbO3
型材料の電気伝導特性(n型/p型)を制御することが
できた。
【0019】一般的に、ニッケル酸化物は、酸化による
ホール形成とそのホッピング伝導によりp型の伝導特性
を示すことが知られる。よって、SrX NbO3 ホスト
に固溶したNi2+がNb5+をNb4+還元しNi3+が生成
することによりホールによる電子伝導キャリアが生成し
導電性が見られると思われる。更に、高温ほどキャリア
生成とその移動速度が早くなるため、高温ほど抵抗値が
低下し熱起電力が高くなると考えられる。更に、正方晶
SrX NbO3 型材料への固溶させる遷移金属による電
気伝導特性(n型/p型)制御は、熱電変換材料や整流
でバイス等のp−n接合が必要な電子デバイス材料へ利
用する場合、容易に電気伝導特性を制御できるため重要
であり、また、ホスト材料が同じなため、接合時におけ
る熱膨張率の違いによる高温歪での亀裂破壊等の問題を
防ぐことが期待できる。
【0020】次に、レーザーフラッシュ法で測定した正
方晶(Sr,Ni)X NbO3 焼結体の熱伝導度の温度
変化を図8に示す。合成した正方晶(Sr,Ni)X
bO3 の室温(23℃)での熱容量は0.4922J/
gK、熱拡散率は0.004cm2 /s及び熱伝導率は
0.906W/mKと他の導電性酸化物材料と比べて熱
伝導率が低いことが分かった。また、温度の増加ととも
に熱伝導度は増加し、450〜750℃では1.35〜
1.45W/mKの値であった。高温での導電率の増加
は温度の増加とともにキャリア濃度が増加するためと思
われる。一般的に、ニオブのような重い元素で構成され
るため、熱による格子の振動が少なく熱伝導率が低いと
考えられる。
【0021】
【発明の効果】 以上詳述したように、本発明により、調
製の容易なシュウ酸ニオブ試薬を利用する混合金属均一
溶液前駆体とブチルアミン等のアルカリ性アミンを沈澱
剤を用いた共沈とその焼成により、低温・短時間で導電
性のある遷移金属固溶型正方晶SrNbOの微粒子
容易に調製することができるまた、固溶遷移金属組
成の制御により、その電気伝導特性制御することがで
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】シュウ酸錯体前駆体溶液とアミン系沈澱剤を利
用する遷移金属固溶型正方晶ニオブ酸塩導電性酸化物材
料の合成法のフローチャートを示す。
【図2】アンモニアを沈澱剤として用いて調製したニオ
ブーニッケルーストロンチウム混合沈澱物の熱重量分析
の結果を示す。
【図3】ブチルアミンを沈澱剤として用いて調製したニ
オブーニッケルーストロンチウム混合沈澱物の熱重量分
析の結果を示す。
【図4】アンモニア及びブチルアミンを沈澱剤として用
いて調製したニオブーニッケルーストロンチウム混合沈
澱物、及び1100℃、10時間焼成した生成物の粉末
X 線回折パターンを示す。
【図5】アンモニア及びブチルアミンを沈澱剤として用
いて調製したニオブーニッケルーストロンチウム混合沈
澱物、及び1100℃、10時間焼成した生成物の電子
顕微鏡写真を示す。
【図6】固相法(1350℃、36時間)、アンモニア
及びブチルアミンを沈澱剤として用いて調製した混合沈
澱物を焼成した試料の粒子径分布を示す。
【図7】合成した正方晶(Ni,Sr)X NbO3 及び
正方晶(Sr,Fe)X NbO3 焼結体の電気抵抗値、
及び所定温度差での熱起電力(ゼーベック係数)の温度
依存性を示す。
【図8】レーザーフラッシュ法で測定した正方晶(S
r,Ni)X NbO3 焼結体の熱伝導度の温度変化を示
す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 淡野 正信 愛知県名古屋市名東区平和が丘1丁目70 番地 猪子石住宅9棟306号 (72)発明者 高木 弘義 愛知県春日井市上条町1−5−2、藤和 シティーコープ春日井駅前 (72)発明者 前田 邦裕 茨城県日立市台原町2−14−16 (72)発明者 宮田 素之 愛知県名古屋市北区東大杉町3−26 (56)参考文献 特開 平5−330827(JP,A) 特開 平4−114906(JP,A) 特開 昭64−76921(JP,A) 特開 昭63−265811(JP,A) 特開 昭63−2811(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C01G 33/00 C01G 25/00 - 47/00 C01G 49/10 - 57/00 H01B 1/08 H01B 13/00 H01L 35/14 H01M 4/88 C04B 35/00 - 35/84

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ニオブ酸塩、Mn,Fe,Cu,Ni又
    はCoの遷移金属、及びCa,Sr又はBaのアルカリ
    土類金属を必須の材料として含み更にLa,Ce,E
    uに代表される希土類金属を任意の材料として含む、
    0.01〜10Ω・mの導電性を有し、固溶させる金属
    種によりn型、p型の電気伝導特性が制御可能な、A
    0.8―αBαNbO3―δ(0<α≦0.2,A=C
    a,Sr,Baのアルカリ土類金属又は希土類金属、B
    =遷移金属)もしくは(A,B)NbO0<X≦
    1)で表されるペロブスカイト型正方晶ニオブ酸塩材料
    であって、出発材料として、シュウ酸ニオブ、可溶性の
    遷移金属、及びアルカリ土類金属塩を必須の材料として
    用い更に可溶性の希土類金属塩を任意の材料として用
    い、それらを水に溶解した均一混合水溶液の前駆体溶液
    と、水溶性のアルキルアミン類を攪拌下混合し、沈澱を
    生成させ、得られた沈澱を空気中900〜1100℃で
    仮焼して得られる、遷移金属が均一に固溶した正方晶ニ
    オブ酸塩材料。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の遷移金属が均一に固溶
    した正方晶ニオブ酸塩材料を製造する方法であって、出
    発原料として、シュウ酸ニオブ、可溶性の遷移金属、及
    びアルカリ土類金属塩を必須の材料として用い更に
    溶性の希土類金属塩を任意の材料として用い、それらを
    水に溶解し、混合した均一混合溶液として前駆体溶液を
    調製し、それらに、沈澱剤として、水溶性の強アルキル
    性アルキルアミン類を加えて、可溶性遷移金属錯体形成
    による遷移金属イオンの溶解を抑制しながら効率よく水
    酸化物ならびに酸化物沈澱を生成させ、得られた沈澱を
    空気中900〜1100℃で仮焼することにより、遷移
    金属が均一に固溶した正方晶ニオブ酸塩の単一相からな
    る、ナノ粒子サイズの低凝集性の微細粒子を得ることを
    特徴とする遷移金属固溶型導電性ニオブ酸塩材料の製造
    方法。
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