JP3464605B2 - 給紙装置及びシート材処理装置 - Google Patents

給紙装置及びシート材処理装置

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JP3464605B2
JP3464605B2 JP08921498A JP8921498A JP3464605B2 JP 3464605 B2 JP3464605 B2 JP 3464605B2 JP 08921498 A JP08921498 A JP 08921498A JP 8921498 A JP8921498 A JP 8921498A JP 3464605 B2 JP3464605 B2 JP 3464605B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙に代表されるシ
ート材を給送する給紙装置及びこの給紙装置により給紙
されたシート材を処理するシート材処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】シート材としての原稿に記録された画像
を密着センサなどによって読み取り、読み取った画像デ
ータを送出または記録媒体に記録する画像読み取り装置
において、原稿を積載し原稿取り込み位置に移動させる
ために原稿積載部が備えられている。
【0003】この原稿積載部の構成として、代表的な例
として図5及び図6に示された固定ピボットを使った機
構(図5)若しくは、エレベータの様に上下に平行移動
する原稿積載部(図6)を有するものがある。
【0004】図5(a)の原稿積載部1000では、ピ
ボット1001を回動中心として回動する原稿積載台1
002の上に原稿束Tが載置される。1003は原稿を
原稿取り込み口から分離部に送り込むピックアップロー
ラ、1004は分離搬送部であり、フィードローラ10
05と分離ローラ1006を備え、ピックアップローラ
1003によって1枚若しくは複数枚送り込まれた原稿
から最も上の原稿を一枚だけ分離搬送する。
【0005】また、図6の原稿積載部1100では、ス
ライドガイド1101を上下にスライドするブロック1
102に原稿積載台1103が固定され、巻上モータ1
104によりワイヤ1105を介して上下動される構成
となっている。
【0006】尚、この原稿積載部1100においても、
ピックアップローラ1003及び分離搬送部1004の
構成は図5の原稿積載部1000と同様である。
【0007】そして、いずれの構成でも原稿積載部は積
載された原稿の最も上に位置する原稿の高さを画像読み
取り装置の原稿取り込み口に対して一定の範囲に位置さ
せるように制御されている。
【0008】原稿が規定の高さに位置するように原稿積
載部が移動した後、ピックアップローラ1003によっ
て最上付近に位置する一枚若しくは複数枚の原稿が、一
対の正逆転ローラから成る分離搬送部1004に送り込
まれ、ここで最も上にある一枚だけが画像読み取り部に
進むように分離搬送がなされる。
【0009】その後は、必要に応じて配置された搬送ロ
ーラや搬送ベルトなどによって、画像読み取り部を通過
し、排紙口から排出される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例において
は、図5のような固定式のピボット1001を用いた原
稿積載部1000は、少量の原稿を積載するには、その
積載部の傾斜を利用して優れた操作性を実現できている
(図5(a)参照)。
【0011】しかし、この構成では、画像読み取り装置
の原稿取り込み口に対する原稿の進入角度が、原稿積載
台1002部上にある原稿の量に基づき行なわれる上述
した原稿高さ制御によって変化する。
【0012】従って、この方式の場合、原稿取り込み口
からピボット1001までの距離が近いと、原稿の大量
積載をしようとすると原稿積載台1002の角度も大き
くなり、原稿取り込み口に対して原稿の進入角度の変化
が大きくなり原稿とピックアップローラ1003の接触
角度もこれに連れて変化してしまい、その結果安定した
分離搬送性能が得られにくくなってしまう(図5(b)
参照)。
【0013】また、安定した分離搬送性能を狙い、原稿
の進入角度の大きな変化を避けるため原稿取り入れ口か
らピボット1001までの距離を長く設定すると、装置
全体の大型化を招いてしまう(図5(c)参照)。
【0014】したがって、この固定式のピボットを用い
る原稿積載部1000は大量給紙を目的とする場合には
不向きである。
【0015】一方、図6のようなエレベータ方式の場合
は原稿の進入角度は一定であり原稿積載台1103の移
動量を大きくすることで大量給紙には対応できる。しか
し、対応する原稿サイズおよび量に応じて原稿積載部1
100(特にスライドガイド1101,ブロック110
2,巻上モータ1104及びワイヤ1105の構成)の
機械強度を大きくとる必要がある。
【0016】すなわち、この方式の場合には原稿積載部
に載せられた原稿の質量を片持ち式の原稿積載台110
3が支え、なおかつ積載原稿の最も上に位置する原稿を
原稿取り込み口に合わせて一定の範囲に位置させるよう
に移動させなければならないからである。
【0017】また、少量の原稿を用いる場合には原稿積
載台1103の傾斜が有ったほうが原稿を滑り下ろす様
な操作で原稿を扱えるため先端位置合わせなどの操作性
がよいし、大量給紙可能な原稿積載台1103に少量の
原稿を載せた場合には、原稿が給紙可能な位置に移動す
るまでの時間は無駄である。
【0018】また、アメリカンチェック(紙幣程度の大
きさの帳票類)のような小さくかつ短い原稿にのみ対応
した小型化したエレベータタイプの給紙も考えられなく
ないが装置の汎用性が、失われてしまう。
【0019】したがってこのエレベータ方式の場合には
少量の原稿や小型の原稿を扱う場合には不向きである。
【0020】本発明は上記従来技術の問題を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、シート
材の積載量を増加させると共に、積載されたシート材の
傾斜変化を抑え安定してシート材を供給することを可能
とし、また、少量の原稿や小型の原稿に対する取扱性の
向上を図ることにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、シート材を積載するシート材積載
部と、前記シート材積載部を移動させて積載されたシー
ト材を給紙位置へと位置させるシート材積載部駆動手段
と、給紙位置に位置したシート材を給送する給送手段
と、を備えた給紙装置であって、前記シート材積載部駆
動手段は、前記シート材積載部のシート材給送方向にお
ける後端部を軸支する回動支点を一端に有し、他端を装
置本体に軸支した連結部材と、前記シート材積載部に当
接してシート材給送方向における先端部を移動させると
共に、前記連結部材に当接してシート材積載部のシート
材給送方向における後端部を移動させる回動部材と、を
備え、前記回動部材は、前記シート材積載部に対して当
接する回動中心から離れた第1の当接部と、前記連結部
材に対して当接する第1の当接部よりも回動中心に近い
第2の当接部と、を有し、前記シート材積載部が最下位
置にあるときの、該シート材積載部のシート材給送方向
における先端部および後端部の前記給紙位置からの高さ
方向の距離をそれぞれH1およびh1とし、前記シート
材積載部が最上位置にあるときの、該シート材積載部の
シート材給送方向における先端部および後端部の前記給
紙位置からの高さ方向の距離をそれぞれH2およびh2
とし、前記シート材積載部がシート材を積載するための
最下位置から上昇したときの該シート材積載部の先端部
および後端部の動作開始からの移動量をそれぞれMおよ
びmとした場合、前記シート材積載部駆動手段は、動作
開始時に前記第1の当接部が前記シート材積載部に当接
して前記シート材積載部を上昇させ、その後前記第2の
当接部が前記連結部材に当接して前記シート材積載部を
上昇させることにより、 H1>h1 H2≧h2 M≧m h1≠h2 を満足させるように前記シート材積載部を移動させるこ
とを特徴とする。
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】また、シート材処理装置にあっては、上記
給紙装置により給紙されたシート材の画像情報を読み取
る画像読み取り手段または画像形成手段を備えることを
特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】(参考例1)図1に本発明の参考
例1であるシート材処理装置としての画像読み取り装置
の断面構成説明図を示す。100はシート材としての原
稿を積載する原稿積載部で、その動作は原稿を複数枚積
載可能とする原稿積載部100が最下位置にあるときの
原稿積載部搬送路入り口側端部およびその逆側端部の原
稿入り口高さ(給紙位置)の水平延長線からの距離(高
さ方向の距離)をそれぞれH1,h1、同じく原稿積載
部100の最上位置にある時の距離をH2,h2、同じ
く夫々の動作開始からのそれぞれの移動量をM,mとす
ると、 H1>h1、H2≧h2、M≧m、h1≠h2 なる関係を満足するようになっている。
【0028】原稿積載部100の詳細な構成は図2に示
され、またその説明は後述する。
【0029】図1において、200は給紙部で、給送手
段を構成するピックアップ部210とフィードローラユ
ニット220と分離ユニット260から成る分離搬送部
250より構成されている。
【0030】ピックアップ部210において、211は
原稿を原稿取り込み口から分離部に送り込むピックアッ
プローラであり、ベルト212によりモータ213から
の駆動が伝達される。
【0031】214は原稿の高さを検知するレバーとセ
ンサーから成る検知手段で原稿積載台に積載された原稿
の最上位置の原稿に接触しその位置を一定にするように
原稿積載台11の動作は制御される。
【0032】分離搬送部250はフィードローラユニッ
ト220と分離ユニット260とでピックアップローラ
211によって1枚若しくは複数枚送り込まれた原稿か
ら最も上の原稿を一枚だけ分離搬送するように構成され
る。
【0033】フィードローラユニット220は搬送方向
に回転するフィードローラ221とこれを駆動するモー
タ222とこれらを連結するベルト223を備えてい
る。
【0034】フレーム224はフィードローラ221を
軸225周りに揺動自在に保持する。そしてフィードロ
ーラ221は、バネ226によって上方に付勢されると
共に、モータ227に一体になったカム228によって
軸225周りに揺動する。
【0035】カム228は搬送する原稿の厚みによっ
て、フィードローラ221と分離ローラ261との軸間
距離を調整できるようになっている。
【0036】また、分離ユニット260(分離部)の分
離ローラ261はベルト262によってモータ263に
連結され、フィードローラとは逆方向に回転する事によ
って一枚若しくは複数枚送り込まれた原稿の最も上にあ
る一枚以外の原稿の分離部以降への侵入を止めている。
【0037】300はレジスト部で、301はレジスト
上ローラ、302はレジスト下ローラでこれらは図示し
ないギアによって連結されている。また、このレジスト
ローラ対(301,302)はメインモータからの駆動
に対して、図示しないクラッチにて連結・非連結を制御
され、分離部より搬送された原稿の画像読み取り部への
搬送を制御している。
【0038】400は画像読み取り部で410は上読み
取りユニットで内部には照明用の光源であるLEDアレ
イ411、結像用のレンズアレイ412、画像読み取り
用の密着センサ413がケーシング414に収められて
いる。
【0039】420は下読み取りユニットで内部には照
明用の光源であるLEDアレイ421、結像用のレンズ
アレイ422、画像読み取り用の密着センサ423がケ
ーシング424に収められている。
【0040】また、401,402は読み取りガイドロ
ーラでメインモータからの駆動が図示しないベルトなど
の駆動伝達手段によって伝達されている。403,40
4は夫々上述した読み取りローラと対になる従動ローラ
である。
【0041】500は搬送部で501は搬送ローラでメ
インモータからの駆動が連結されている。502は搬送
ローラ501に対向する従動ローラである。503,5
04は読み取り部を通過した原稿を案内する搬送ガイド
である。
【0042】600は排紙部で排紙ローラ601とその
従動ローラ602によって搬送部を通過してきた原稿を
排紙部600から排紙トレイ603上に排出する。ま
た、排紙部600には原稿通過時に原稿に搬送方向と直
交する方向に波打たせるようにして搬送方向の丸まりな
どを防ぎ排紙の整列性を確保する図示しない弾性部材が
複数設けられている。
【0043】700は下部ユニットで、ここには上述さ
れた原稿積載部100、分離ユニット260、レジスト
部300、読み取りガイドローラ401,402、下読
み取りユニット420、搬送ローラ501、搬送ガイド
503及び排紙部600が配置されている。
【0044】800は下部ユニット700の上側に配置
される上部ユニットであり、排紙ローラ601と同軸上
を下部ユニット700に対して開閉可能に配されてい
る。
【0045】この上部ユニット800には、ピックアッ
プ部210とフィードローラユニット220、読み取り
従動ローラ403,404、上読み取りユニット41
0、従動ローラ502、搬送ガイド504などが収めら
れている。
【0046】次に、原稿積載部100の詳細について図
2を参照して説明する。
【0047】本発明の参考例1においては、原稿を複数
枚積載する原稿積載部が最下位置にあるときの原稿積載
部搬送路入り口側端部およびその逆側端部の原稿入り口
高さの水平延長線からの距離をそれぞれH1,h1、同
じく原稿積載部の最上位置にある時の距離をH2,h
2、同じく夫々の動作開始からの移動量をM,mとする
と、H1>h1、H2≧h2、M≧m、h1≠h2なる
関係を満足するように原稿積載部100が作動すれば良
いのでこれを満足するような構成の一例を図2に示す。
【0048】図2において、1は原稿積載部100の原
稿積載台11を昇降させるシート材積載部駆動手段の一
要素である動作アクチュエータとしてのモータ、2はモ
ータ軸に取り付けられたギア、3は軸5の周りに回転自
在に取り付けられたギアでモータギア2とかみ合ってい
る。
【0049】4はギア3に取り付けられた原稿積載台1
1の後端を押し上げる後端押し上げアーム、6は軸8に
回転自在に取り付けられたギア、7はギア6に取り付け
られた原稿積載台11の先端側を押し上げる先端押し上
げアーム、9は原稿積載台11の先端に設けられたボス
で、下部ユニット800に設けられている案内溝10と
かみ合い、原稿積載台11の先端を上下方向に案内す
る。
【0050】この図2の実線による原稿積載台11は、
その最下位置を示しており、この時、後端押し上げアー
ム4および先端押上げアーム7は原稿積載台11の下面
に接する位置にある。
【0051】原稿積載台11がこの状態にある時に原稿
束Tは原稿積載台11に積載され、しかる後に原稿の読
み取り開始が指示される。
【0052】原稿積載台11を検知手段214による規
定位置に原稿面が達するまで上昇させるためにモータ1
が駆動され、これに連なったギア2,3,6及び先端/
後端押し上げアーム4,7は、これに従い原稿積載台1
1を押し上げるように動作する。原稿積載台11の先端
は案内溝10に沿って上昇する。
【0053】参考例1においては、後端押し上げアーム
4と先端押し上げアーム7とは回転角度が等しく設定さ
れており、各アームの長さおよび原稿積載台11に対す
る相対角度によって原稿積載台11の先端側及び後端側
の動作量を設定している。この動作量は、M≧mの関係
が維持されている。
【0054】原稿積載台11は積載している原稿束Tの
最も上にある原稿の高さを一定にするように制御される
ので原稿の減少と共に原稿積載台11は上昇し、最終的
に2点鎖線で示す4’,7’,11’の最上位置に至り
図示しない検知手段によって最上位置になった事を検知
する。
【0055】この時、検知手段213が原稿を検知しな
ければ原稿積載台11上の原稿がなくなったと判断して
原稿積載台11を最下位置に戻して動作が終了する。
【0056】このような構成及び作動を備えた原稿積載
部100により、原稿積載台11上の原稿の傾斜角度の
変化を抑え、固定ピボット方式の原稿積載部を用いた場
合の操作性と実用上十分な給紙容量を兼ね備えた画像読
み取り装置を、コンパクトな装置サイズで提供する事が
可能となった。
【0057】尚、参考例1ではシート材処理装置として
画像読み取り装置を説明したが、原稿の画像情報を読み
取る読み取り部400の代わりに、給送されたシート材
としての被記録材に画像を形成する画像形成手段を備え
たものであっても良く、同様の効果を得ることができ
る。
【0058】(参考例) 図3に本発明の参考としての画像読み取り装置の原稿積
載部100Bの参考例の断面構成説明図を示す。給紙
部200以降の構成は参考例1と同様なので説明は省略
する。また、給紙部200の原稿積載台31の作動条件
参考例1と同様である。
【0059】図3において21は原稿積載部の動作アク
チュエータとしてのモータ、22はモータ軸に取り付け
られたギア、23はピッチPなる送りネジが形成された
軸、24はピッチpなる送りネジが形成された軸でP>
pなる関係にある。
【0060】25,26は夫々軸23,24に取り付け
られたギア、27,28はモータギア22の駆動をギア
25,26に伝達するアイドラギアである。
【0061】31は原稿積載台で先端側に軸23に形成
された送りネジにかみ合い送りネジの回転によって上下
動する先端コマ32を回動可能に保持し、後端側に軸2
4に形成された送りネジにかみ合い送りネジの回転によ
って上下動する後端コマ33とを原稿積載台に沿って移
動自在に且つ回動可能に保持している。
【0062】実線で示された原稿積載台31は、その最
下位置を示しており、この状態で原稿束Tを積載する。
原稿積載台31の最上位置は2点鎖線で原稿積載台3
1’として示されている。
【0063】送りネジの送りピッチP及びpは最下位置
にある原稿積載台31と最上位置にある原稿積載台3
1’との間を原稿積載台がM≧mの関係で移動できるよ
うに設定されている。
【0064】原稿の搬送が指示されると、モータ21が
回転し、アイドラギア27,28、ギア25,26を介
して軸23,24を回転させ原稿積載台31は送りネジ
によって押し上げられる。
【0065】積載された原稿束Tの最も上にある原稿が
検知手段214により規定の高さに達したことを検知す
るとモータ21は停止し原稿は参考例1と同様に一枚ず
つ搬送されていく。
【0066】原稿積載台31は積載している原稿の最も
上にある原稿の高さを一定にするように制御されるので
原稿の減少と共に原稿積載台31は上昇し最終的に2点
鎖線で示す31’,32’,33’の最上位置に至り図
示しない検知手段によって最上位置になった事を検知す
る。
【0067】この時、検知手段214が原稿を検知しな
ければ原稿積載台31’上の原稿がなくなったと判断し
て原稿積載台31を最下位置に戻して動作が終了する。
【0068】参考例2においては、原稿先端側及び後端
側の移動量の調整を送りネジのピッチP,pで行なうよ
うにしているが、モータ21から途中に介在するギアの
ギア比を変更する事によって、同じピッチの送りネジの
回転量を先端側と後端側で変えることで原稿積載台31
の移動量を変更するようにしてもよい。
【0069】また、先端側軸23、後端側軸24夫々
に、独立したモータなどのアクチュエータ手段を装備し
てもよい。
【0070】このような構成及び作動を備えた原稿積載
部100Bにより、給送される原稿の傾斜角度の変化を
抑え、固定ピボット方式の原稿積載部を用いた場合の操
作性と実用上十分な給紙容量を兼ね備えた画像読み取り
装置を、コンパクトな装置サイズで提供する事が可能と
なった。
【0071】また、先端部と後端部を独立的に移動可能
とする複数の作動手段及び各作動手段による移動量をそ
れぞれ独立して変更可能とする移動量変更手段を備える
ことにより、各作動手段を制御することにより、H1,
h1,H2,h2,M,m等の設定を容易に変更するこ
とが可能となり、給送するシート材の種類や大きさ、操
作性等を考慮して最適な状態でシート材を給紙位置へと
位置させることが可能となる。
【0072】すなわち、小サイズのシート材に対しては
最下位置あるいは最上位置にかかわらず、常に原稿積載
台31を所定の角度で傾斜させることも可能となり、そ
の取扱性や給送安定性(シート材の載置し易さ及び載置
されたシート材の状態の維持)等を向上させることがで
きる。
【0073】(実施の形態) 図4に本発明を適用した画像読み取り装置の原稿積載部
100Cの第の実施の形態の断面構成説明図を示す。
給紙部200以降の構成は参考例1,2と同様なので説
明は省略する。また、給紙部200の原稿積載台31の
作動条件も参考例1,2と基本的には同様である。
【0074】図4において51は原稿積載部100Cの
作動アクチュエータとしてのモータ、52はモータ軸に
取り付けられたギア、53はギア54、原稿積載台57
の下側に配置された作動手段としての押し上げアーム5
5が固着された軸、56は押し上げアーム55に設けら
れボスである。
【0075】61は一方には原稿積載台57の後端側ピ
ボット62を持つ連結部材としてのピボットアームで他
方の端部は回転自在に装置本体に保持されている。
【0076】この実施の形態において、実線で示された
原稿積載台57は最下位置であり、この状態で原稿束T
を積載される。原稿の搬送が開始されると、モータ51
が回転しギアで連結された押し上げアーム55が動き始
める。この時点では、押し上げアーム55の第1の当接
部としての先端部が原稿積載台57の先端側(ピボット
62の反対側)に当接し、原稿積載台57をピボット6
2を中心とした回動動作にて上昇させる。
【0077】積載された原稿束Tの最も上にある原稿が
検知手段214により規定の高さに達したことを検知す
るとモータ51は停止し原稿は参考例1と同様に一枚ず
つ搬送されていく。
【0078】原稿の減少と共に原稿積載台57は上昇
し、原稿積載台57’の位置になったとき押し上げアー
ム55に設けられたボス56がピボットアーム61の下
面に当接する。
【0079】ボス56は第1の当接部としての先端部よ
りも、回動中心である軸53に近い第2の当接部とな
り、先端部の移動量よりもより小さい移動量でピボット
アーム61を移動させる。
【0080】これ以降は、ボス56がピボットアーム6
1を上方に押し上げる動作も加わるので押し上げアーム
55による原稿積載台57の先端とピボットアーム61
による原稿積載台57後端の動作が発生し、最終的に原
稿積載台57は57″で示す最上位置に到達し、これは
図示しない検知手段で検知される。
【0081】この時、検知手段214が原稿を検知しな
ければ原稿積載台上の原稿がなくなったと判断して原稿
積載台57”を最下位置に戻して動作が終了する。
【0082】このような構成及び作動を備えた原稿積載
部100Cは、給送される原稿の傾斜角度の変化を抑
え、固定ピボット方式の原稿積載部を用いた場合の操作
性と実用上十分な給紙容量を兼ね備えた画像読み取り装
置を、コンパクトな装置サイズで提供する事が可能とな
った。
【0083】
【発明の効果】上記発明の実施の形態に説明されるよう
に、シート材積載部を作動させることにより、給送され
る原稿の傾斜角度の変化が抑えられ安定した給送特性、
固定ピボット方式の原稿積載部を用いた場合の良好なる
操作性及び実用上十分な給紙容量を兼ね備えた給紙装
置、及びこの給紙装置及を備えたシート材処理装置を、
コンパクトな装置サイズで提供する事が可能となる。
【0084】
【0085】
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の参考例1の画像読み取り装置
の断面構成説明図。
【図2】 図2は本発明の参考例1の原稿積載部の断面
構成説明図。
【図3】 図3は本発明の参考例の原稿積載部の断面
構成説明図。
【図4】 図4は本発明の第の実施の形態の原稿積載
部の断面構成説明図。
【図5】 図5は従来のピボット式の原稿積載部を備え
た画像読み取り装置の概略構成図。
【図6】 図6は従来のエレベータ式の原稿積載部を備
えた画像読み取り装置の概略構成図。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 1/14

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート材を積載するシート材積載部と、
    前記シート材積載部を移動させて積載されたシート材を
    給紙位置へと位置させるシート材積載部駆動手段と、給
    紙位置に位置したシート材を給送する給送手段と、を備
    えた給紙装置であって、 前記シート材積載部駆動手段は、前記シート材積載部の
    シート材給送方向における後端部を軸支する回動支点を
    一端に有し、他端を装置本体に軸支した連結部材と、前
    記シート材積載部に当接してシート材給送方向における
    先端部を移動させると共に、前記連結部材に当接してシ
    ート材積載部のシート材給送方向における後端部を移動
    させる回動部材と、を備え、 前記回動部材は、前記シート材積載部に対して当接する
    回動中心から離れた第1の当接部と、前記連結部材に対
    して当接する第1の当接部よりも回動中心に近い第2の
    当接部と、を有し、 前記シート材積載部が最下位置にあるときの、該シート
    材積載部のシート材給送方向における先端部および後端
    部の前記給紙位置からの高さ方向の距離をそれぞれH1
    およびh1とし、 前記シート材積載部が最上位置にあるときの、該シート
    材積載部のシート材給送方向における先端部および後端
    部の前記給紙位置からの高さ方向の距離をそれぞれH2
    およびh2とし、 前記シート材積載部がシート材を積載するための最下位
    置から上昇したときの該シート材積載部の先端部および
    後端部の動作開始からの移動量をそれぞれMおよびmと
    した場合、 前記シート材積載部駆動手段は、動作開始時に前記第1
    の当接部が前記シート材積載部に当接して前記シート材
    積載部を上昇させ、その後前記第2の当接部が前記連結
    部材に当接して前記シート材積載部を上昇させることに
    より、 H1>h1 H2≧h2 M≧m h1≠h2 を満足させるように前記シート材積載部を移動させるこ
    とを特徴とする給紙装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の給紙装置により給紙さ
    れたシート材の画像情報を読み取る画像読み取り手段を
    備えることを特徴とするシート材処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の給紙装置により給紙さ
    れたシートに画像を形成する画像形成手段を備えること
    を特徴とするシート材処理装置。
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