JP3457969B2 - 高密度ito焼結体及びスパッタリングターゲット - Google Patents
高密度ito焼結体及びスパッタリングターゲットInfo
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びこれを用いたスパッタリングタ−ゲットに関するもの
である。特に本発明のスパッタリングタ−ゲットは、従
来のものに比べてスパッタレートの増大、ノジュールの
発生防止、熱衝撃等によるターゲットの割れの防止等ス
パッタ操作性に優れ、さらには、200℃以下から室温
までの低温基板において低抵抗で高透明な透明導電膜を
形成可能である。
伴い、透明導電膜の需要が増加している。液晶の透明導
電膜としては低抵抗、高透明性が必要であり、これまで
電極材料としてはITO(酸化インジウム、酸化錫)膜
が用いられている。ITO透明導電膜の形成方法として
は操作性の簡便さという点からスパッタリング法が一般
的であり、特にITO焼結体ターゲットを用いたスパッ
タリング法が広く適用されている。
スパッタ操作性が優れていることが好ましく、スパッタ
レートの増大、ターゲット表面に生成する黒色のノジュ
ール発生の防止、熱衝撃等による割れの防止等の改善が
望まれている。
が望まれているなか、特に低温基板上への低抵抗なIT
O透明導電膜の形成技術の開発が熱望されている。例え
ば、従来の白黒液晶用の透明電極は300℃以上の加熱
ガラス基板上に2×10−4Ω.cm以下の低抵抗な膜
が成膜されていたが、液晶のカラ−化、表示素子の微細
化、アクティブマトリックス方式の採用、TFT、MI
Mの導入に伴い、より低温の基板上に低抵抗な透明導電
膜を形成する必要性が増大している。
について、これまで幾つかの提案があり、ホットプレス
法により製造したものが挙げられる(例えば、特開昭5
6−54702号公報等)。しかし、この方法で製造し
たタ−ゲットは、真空中でグラファイトモ−ルドと接し
ているタ−ゲット表層部分が還元され、内部と表面近傍
で組成が異なり、スパッタリング中にスパッタリング条
件を精密に制御する必要があり、さらには、ホットプレ
ス法は、製造コストが高く、大量生産には向いていなか
った。
ト製造方法としては、一旦1200〜1450℃で仮焼
した後、粉砕して得られた平均粒径3〜6μmのITO
粉末を原料に用いることにより高密度とすることが提案
されている(例えば、特開昭62−21751公報
等)。この方法で得られるITO焼結体は、焼結密度は
4.5g/cm3(相対密度63%)以上、結晶粒径が
実質的に2〜15μmであり、平均粒径が4〜7μmで
ある。しかし、実施例での焼結密度は高々4.9g/c
m3(相対密度69%)であり、これをタ−ゲットとし
て用いてスパッタリングすると焼結体表面が黒色化し、
透明導電膜の品質安定化には至らなかった。
し、この元素を焼結助剤とし、酸素濃度を制御した雰囲
気で焼結する方法が提案されている(例えば、特開昭6
1−136954公報等)。しかし、この方法では、密
度90%のタ−ゲットは得られるがスパッタして得られ
た膜中にSi、Geが混入し、高性能な膜は得られな
い。
粉末に、In、Sn金属を混合し、製造する方法も提案
されているが(例えば、特開平2−141459公報
等)、この方法でも焼結密度は5.3g/cm3(相対
密度74%)までであり、さらには、原料粉末の粒径が
異なるため、焼結粒径が均一とならず、その機械的強度
も弱かった。
が1μm以下、BET比表面積が15m2/g以上、粒
度分布から求めた比表面積が2m2/g以上のすべての
条件を満足した原料粉末を使用し、常圧・大気中で焼結
した焼結密度5.3g/cm3(相対密度74%)以上
の高密度ITOタ−ゲットを提案している(例えば、特
開平2−297813、3−218924公報等)。さ
らには、予備成型方法として、スリップキャスト法、冷
間静水圧(CIP)処理方法等の提案を行い(例えば、
特開平1−290550,1−290551号公報
等)、焼結方法として、大気中又は酸素中等で1200
〜1500℃の温度で製造できることを指摘している
(例えば、特開平3−28156公報等)。我々の提案
した高密度ITOタ−ゲットは、タ−ゲット表層部と内
部で組成の違いは無く、また、高密度であるため機械的
強度が大きく、焼結体の粒界抵抗が減少し、比抵抗が2
×10− 3Ω.cm以下と低い焼結密度75%以上の焼
結体である。そのため、成膜速度が速く、ノジュ−ルや
割れを抑制することが可能となり、高透明、低抵抗な透
明導電膜が製造可能となった。
焼結粒子表面の少なくとも一部が平面となるまで結晶成
長させ、可視光反射率が20%以下の高結晶性焼結体も
提案している。(例えば、特開平2−225366号公
報等)。タ−ゲット表面を平滑にし、高結晶性にするこ
とにより、スパッタリングがより均一に行われ、高性能
な透明導電膜が形成可能となる。
能なITOタ−ゲットを提案してきたが、今後さらに厳
しくなる市場の要求に答えるべく、ITOタ−ゲットの
焼結密度、焼結粒径およびその他の焼結体物性とスパッ
タ特性の相関を鋭意検討続けてきた。
下の粉末を用い、1500℃以上の酸素雰囲気中で焼結
し、焼結粒径7μm以上、表面抵抗50mΩ/cm2以
下のITOタ−ゲットを得るという提案がある(例え
ば、特開平3−126655号公報等)が、この提案で
は、凝集性に対する粉末物性の記述がなく、また、一次
粒径、二次粒径に対する明確な定義がなされていない。
TOタ−ゲットを製造する方法が提案されているが(例
えば、特願平3−207858号公報等)、装置が大掛
かりとなるばかりか、特に問題なのは1600〜170
0℃の高温で焼結しているため、このような高温で焼結
したタ−ゲットは、異常粒成長を起こし、熱衝撃性等に
弱い。
の焼結密度と焼結粒径の関係について検討はなされてお
らず、また、焼結体物性とスパッタ時の操作性の関係に
ついて定量的な検討もない。
ッタリング成膜装置を用い、スパッタレートの増大、ノ
ジュールの発生防止、割れの防止等のスパッタ操作性に
優れ、且つ低温基板において特に低抵抗な透明導電膜を
形成可能なスパッタリングタ−ゲット及びターゲット材
料として有用なITO焼結体を提供するものである。
うな現状に鑑み、ITOタ−ゲットの焼結密度及び焼結
粒径と透明導電膜を形成する際のスパッタリング特性に
ついて詳細に検討した結果、焼結密度が特に90%以上
100%以下、焼結粒径1μm以上20μm以下である
高密度ITO焼結体を、タ−ゲットとして用いてスパッ
タリング成膜した場合、スパッタレートが最も早く、ノ
ジュール抑制、割れの防止に非常に効果的であり、さら
には、低温基板にスパッタ成膜する際に極めて低抵抗な
膜が得られることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
%以下、焼結粒径1μm以上20μm以下である高密度
ITO焼結体及びこの焼結体からなるスパッタリングタ
−ゲットに関する。
対する酸化錫の含有量が0重量%より大きく、20重量
%以下であることが好ましく、特に2重量%から15重
量%であることが好ましい。
は、90%以上100%以下である。ITOの真密度は
7.15g/cm3である。焼結体を高密度化すること
により、その比抵抗は低下する。本発明の焼結体の比抵
抗は1×10−3Ω・cm以下であることが好ましく、
特に7×10−4Ω・cm以下1×10−4Ω・cm以
上であることが好ましい。なぜなら、このような焼結体
をターゲットとして用いたとき、比抵抗の低下はスパッ
タ中の放電を安定させ、さらには、放電電圧を低下さ
せ、プラズマ中に発生する負イオンによる膜へのダメ−
ジを減少させるからである。
その機械的強度は増加する。本発明の焼結体の抗折力は
7kg/mm2以上が好ましく、特に10〜30kg/
mm2が好ましい。
り、その熱伝導率は増加する。本発明の焼結体の熱伝導
率は、15×10−3cal/cm・sec・℃以上が
好ましく、特に、20×10−3〜40×10−3ca
l/cm・sec・℃が好ましい。熱伝導率の低い焼結
体はターゲットとして用いたとき、スパッタ成膜中にお
ける焼結体の冷却効率が悪かったり、表面が黒色化しや
すかったり、ノジュ−ルが発生したりするので好ましく
ない場合がある。
1μm以上20μm以下であり、特に好ましくは、5〜
15μmである。
が低下するため、焼結粒径が1μm未満のものは透明導
電膜の生産性に影響を与え、好ましくない。一方、焼結
粒径が大きい程、成膜速度は向上するが、焼結粒径が2
0μmを越える焼結体は、機械的強度が弱くなったり、
熱膨張係数が大きくなったり、スパッタ成膜中、熱衝撃
等によるタ−ゲットの割れ等が発生し好ましくない。
は、6.5×10−6/℃以下が好ましく、特に6.0
×10−6/℃以下が好ましい。熱膨張係数が大きいと
スパッタ成膜中にタ−ゲット表面が加熱され、ターゲッ
トが膨張した際に、バッキングプレ−トから剥離しやす
くなる。この結果、タ−ゲットの冷却効果が悪くなるた
め、長時間スパッタリングするとタ−ゲット表面にノジ
ュールが発生しやすくなる場合がある。
する好ましい実施態様を説明する。焼結体を製造する原
料粉末としては、酸化インジウムと酸化スズの混合粉末
でも良いし、共沈粉末でも良い。例えば、酸化インジウ
ムまたは共沈粉末としては、結晶子径が200〜500
オングストロ−ムであり、結晶子径とBET径の違いが
100オングストロ−ム以内であり、且つ0.1〜3μ
mの範囲における粒度分布測定より求めた比表面積は、
1m2/g以上、平均粒子径は2μm以下、0.1μm
以下の範囲における粒度分布測定より求めた平均粒子径
は、0.09μm以下である微細で高分散な粉末が挙げ
られる。
22)X線回折ピ−クの半価幅から求めることができ、
BET径は、粉末のBET値を測定し、粒子を球に近似
して求めることができる。また、粒度分布は、遠心沈降
式の粒度分布測定器によるのが一般的である。
ストロ−ムを越える場合、凝集が激しく、高密度焼結体
にならないおそれがある。また、特に、0.1μm以下
の範囲における粒度分布測定より求めた平均粒子径が
0.09μmを越える場合も凝集が大きく、90%以上
の高密度化が困難になることがある。
ET比表面積が3〜20m2/g、0.1〜3μmの範
囲における粒度分布測定より求めた平均粒子径が0.2
〜2μmの粉末が挙げられる。BET比表面積が大き
く、平均粒子径が大きい粉末は、凝集が激しく、焼結体
中に酸化スズの大きな塊が残る場合がある。
末と酸化錫粉末を上記焼結体組成になるようにする。混
合方法はジルコニア、ウレタン樹脂等のボ−ルを用いた
ボ−ルミル、振動ミル、あるいはV型ブレンダ−、らい
かい機等の湿式あるいは乾式の混合方法が挙げられるが
特に限定されない。
ては、目的とした形状に合った成型方法を選べばよく、
金型成型法、鋳込み成型法等例示されるが特に限定され
ない。
静水圧プレス(CIP)にて加圧処理することが好まし
い。その時の圧力は、3〜5t/cm2程度で良く、必
要に応じて、CIP処理を2〜5回程度繰り返しても良
い。
下、特に好ましくは1350℃以上1550℃以下の範
囲である。焼結温度が1250℃未満の場合、密度が9
0%未満、焼結粒径が1μm未満である焼結体しか得ら
れないために好ましくない場合がある。また、焼結温度
が1600℃を越える場合、焼結粒径が20μmを越え
るものしか得られないことがある。
く、焼結雰囲気としては、大気中で十分であるが、酸素
中、真空中、不活性ガス中等いずれの雰囲気でも良い。
るが任意に設定できる。
0%以下、焼結粒径1μm以上20μm以下である本発
明のITO焼結体の製造が可能となる。
90%以上100%以下であり、焼結粒径が1μm以
上、20μm以下であるため、熱伝導性、抗折力が高
く、比抵抗は1×10−3Ω・cm以下であり、スパッ
タレ−トが最も高く、タ−ゲットの割れやターゲット表
面のノジュールの発生を効果的に防止することが可能と
なった。また、特に低温基板上に極めて低抵抗な透明導
電膜を提供することが可能となった。
明するが、本発明はこれに限定されるものではない。な
お、本実施例における各種測定は、以下のように行っ
た。
末を超音波分散させ、遠心沈降式粒度分布測定装置(H
ORIBA PARTICLE ANALYZER C
APA−700)にて測定 (2) 焼結密度 : 見掛けの密度を利用 (3) 平均粒径 : SEM写真を画像処理するこ
とにより算出 (4) 比抵抗 : 4単針法により測定 (5) 熱伝導率 : レ−ザ−フラッシュ法により
測定 (6) 抗折力 : 万能試験機により測定 (7) 熱膨張係数 : 熱膨張収縮測定装置を用い、
負荷0.4g/mm2をかけて測定 (8) スパッタリング条件 スパッタ方式 DCマグネトロンスパッタリン
グ 基板温度 室温〜300℃ タ−ゲット基板間距離 40mm ガス圧 2.6×10−3Torr スパッタガス アルゴン 投入電流 0.1A 膜厚 2000A 基板 コ−ニング#7059ガラス:
5cm×2.5cm タ−ゲット 3inchesφ×5mmt。
オングストローム、0.1〜3μmの範囲における粒度
分布測定より求めた比表面積が4m2/g、平均粒径が
0.32μm、さらに、0.1μm以下の範囲における
粒度分布測定による平均粒子径が、0.08μmである
酸化インジウム粉末を準備し、これにBET比表面積が
10m2/g、0.1〜3μmの範囲における粒度分布
測定より求めた平均粒径が0.71μmの酸化錫粉末を
10重量%混合し、該混合粉末を金型成型後、5t/c
m2の圧力で2回CIP処理し、ITO成型体を得た。
時間、常圧・大気中にて焼結した。このようにして得ら
れた焼結体物性を表1に示す。
ゲットとして用い、DCマグネトロンスパッタリングに
より透明導電膜を成膜した。得られた膜の物性を表2に
示す。また、図1にスパッタリング時の放電電圧の経時
変化を示した。スパッタリング開始時の放電電圧は32
0V、200whスパッタリングを行った後の放電電圧
は330Vであり、放電電圧の経時変化は小さく、タ−
ゲット表面はほとんど黒色化しなかった。
圧力で2回CIP処理し、1300℃で5時間、常圧・
大気中で焼結した。得られた焼結体物性を表1に示す。
ゲットとして用い、実施例1と同様の方法で透明導電膜
を成膜した。得られた膜の物性を表2に示す。また、ス
パッタリング開始時の放電電圧は330V、200wh
スパッタリングを行った時の放電電圧は350Vであ
り、放電電圧の経時変化は小さく、タイゲット表面はほ
とんど黒色化しなかった。
5時間、常圧・大気中で焼結した。得られた焼結体物性
を表1に示す。
ゲットとして用い、実施例1と同様の方法で透明導電膜
を成膜した。得られた膜の物性を表2に示す。また、ス
パッタリング開始時の放電電圧は330V、200wh
スパッタリングを行った時の放電電圧は350Vであ
り、放電電圧の経時変化は小さく、タ−ゲット表面はほ
とんど黒色化しなかった。
の圧力でCIP処理し、1600℃で5時間、常圧・大
気中で焼結した。得られた焼結体の物性を表1に示す。
ゲットとして用い、実施例1と同様の方法で透明導電膜
を成膜した。得られた膜の物性を表2に示す。また、ス
パッタリング開始時の放電電圧は320V、200wh
スパッタリングを行った時の放電電圧は330Vであ
り、放電電圧の経時変化は小さく、タ−ゲット表面はほ
とんど黒色化しなかった。
圧力でCIP処理を2回繰返し、1350℃で5時間、
酸素と空気の混合雰囲気(酸素分圧0.5atm)で常
圧焼結した。得られた焼結体の物性を表1に示す。
ゲットとして用い、実施例1と同様の方法で透明導電膜
を成膜した。得られた膜の物性を表2に示す。また、ス
パッタリング開始時の放電電圧は320V、200wh
スパッタリングを行った時の放電電圧は330Vであ
り、放電電圧の経時変化は小さく、タ−ゲット表面はほ
とんど黒色化しなかった。
%、バインダ−が1重量%、水が20重量%になるよう
に混合し、得られたスラリ−を鋳型に流し込み、成型体
を取り出した後、乾燥、熱処理による脱バインダ−を行
い、3t/cm2の圧力でCIP処理を行った。この成
型体を1480℃で5時間、酸素と空気の混合雰囲気
(酸素分圧0.5atm)で常圧焼結した。得られた焼
結体の物性を表1に示す。
ゲットとして用い、実施例1と同様の方法で透明導電膜
を成膜した。得られた膜の物性を表2に示す。また、ス
パッタリング開始時の放電電圧は320V、200wh
スパッタリングを行った時の放電電圧は330Vであ
り、放電電圧の経時変化は小さかった。
オングストロ−ム、0.1〜3μmの範囲における粒度
分布測定より求めた比表面積が4m2/g、平均粒径が
0.41μm、さらに、0.1μm以下の範囲における
粒度分布測定による平均粒子径が、0.09μmである
酸化インジウム粉末を準備し、これにBET比表面積が
10m2/g、0.1〜3μmの範囲における粒度分布
測定より求めた平均粒径が0.71μmの酸化錫粉末を
10重量%混合し、該混合粉末を金型成型後、3t/c
m2の圧力で2回CIP処理し、ITO成型体を得た。
得られた成型体を1600℃で5時間、常圧・大気中で
焼結した。得られた焼結体物性を表1に示す。
ゲットとして用い、実施例1と同様の方法で透明導電膜
を成膜した。得られた膜の物性を表2に示す。また、ス
パッタリング開始時の放電電圧は330V、200wh
スパッタリングを行った時の放電電圧は340Vであ
り、放電電圧の経時変化は小さかった。
%、バインダ−が1重量%、水が20重量%になるよう
に混合し、得られたスラリ−を鋳型に流し込み、成型体
を取り出した後、乾燥、熱処理による脱バインダ−を行
い、5t/cm2の圧力で2回CIP処理を行った。こ
の成型体を1550℃で5時間、常圧・大気中にて焼結
した。得られた焼結体物性を表1に示す。
ゲットとして用い、実施例1と同様の方法で透明導電膜
を成膜した。得られた膜の物性を表2に示す。また、ス
パッタリング開始時の放電電圧は320V、200wh
スパッタリングを行った時の放電電圧は330Vであ
り、放電電圧の経時変化は小さかった。
オングストロ−ム、0.1〜3μmの範囲における粒度
分布測定より求めた比表面積が3m2/g、平均粒径が
0.60μm、さらには、0.1μm以下の範囲におけ
る粒度分布測定による平均粒子径が0.1μmを準備
し、これにBET比表面積が10m2/g、0.1〜3
μmの範囲における粒度分布測定より求めた平均粒径が
0.71μmの酸化錫粉末を10重量%混合し、該混合
粉末を金型成型後、5t/cm2の圧力で2回CIP処
理し、ITO成型体を得た。
間、常圧大気中にて焼結した。
・℃、 抗折力 ;9kg/mm2、 熱膨脹率 ;4.5×10−6/℃ であった。
して用い、実施例1と同様の方法で透明導電膜を成膜し
た。
℃、200℃、120℃でそれぞれ2.0×10−4Ω
・cm、2.6×10−4Ω・cm、3.8×10−4
Ω・cmであった。
トローム/min.であった。
変化を示した。スパッタリング開始時の放電電圧は35
0V、200whスパッタリングを行った後の放電電圧
は400Vであり、放電電圧の経時変化は大きく、タ−
ゲット表面は黒色化した。
圧力でCIP処理し、1650℃で5時間、空気中で焼
結した。得られた焼結体物性を表1に示す。
ゲットとして用い、実施例1と同様の方法で透明導電膜
を成膜した。得られた膜の物性を表2に示す。また、図
1にスパッタリング時の放電電圧の経時変化を示した。
スパッタリング開始時の放電電圧は320Vで低いが、
150whスパッタリングを行った後に急激に放電電圧
は上昇した、スパッタリングを終了し、タ−ゲット表面
を観察すると黒色化しており、また、タ−ゲットがバッ
キングプレ−トから剥離していた。
m2で30分ホットプレスした。得られた焼結体物性は
を表1に示す。
ゲットとして用い、実施例1と同様の方法で透明導電膜
を成膜した。得られた膜の物性を表2に示す。また、室
温での成膜速度は、焼結粒径が小さいため250A/m
in.と小さかった。スパッタリング開始時の放電電圧
は330V、200whスパッタリングを行った後の放
電電圧は350Vであった。
ある。
熱伝導率、抗折力との関係を示す図である。
結粒径と熱膨張係数との関係を示す図である。
度との関係を示す図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 焼結密度95%以上100%以下、焼結
粒径1μm以上(ただし、焼結粒径1μmを除く)20
μm以下であることを特徴とする高密度ITO焼結体。 - 【請求項2】 請求項1の高密度ITO焼結体からなる
ITOスパッタリングタ−ゲット。
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JP14365292A JP3457969B2 (ja) | 1992-05-11 | 1992-05-11 | 高密度ito焼結体及びスパッタリングターゲット |
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JP14365292A JP3457969B2 (ja) | 1992-05-11 | 1992-05-11 | 高密度ito焼結体及びスパッタリングターゲット |
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Publication Number | Publication Date |
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