JP3456673B2 - 覆工用セグメント - Google Patents
覆工用セグメントInfo
- Publication number
- JP3456673B2 JP3456673B2 JP23951194A JP23951194A JP3456673B2 JP 3456673 B2 JP3456673 B2 JP 3456673B2 JP 23951194 A JP23951194 A JP 23951194A JP 23951194 A JP23951194 A JP 23951194A JP 3456673 B2 JP3456673 B2 JP 3456673B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- segment
- water
- sheet
- lining segment
- shaped material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、トンネル等の掘削工事
において、掘削した孔壁面を被覆保護すると共に漏水を
効果的に封止する覆工用セグメントに関する。
において、掘削した孔壁面を被覆保護すると共に漏水を
効果的に封止する覆工用セグメントに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、孔壁面を保護し漏水を防止する手
段としては、各セグメントの継ぎ目部分にシール材とし
てプラスチック系又はゴム系の軟質材からなるパッキン
グを介在させたり、継ぎ目部分に設けられた溝内に止水
剤を注入したものが知られている。
段としては、各セグメントの継ぎ目部分にシール材とし
てプラスチック系又はゴム系の軟質材からなるパッキン
グを介在させたり、継ぎ目部分に設けられた溝内に止水
剤を注入したものが知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のセ
グメントの形成によると、前者はセグメントを組立てな
がらパッキンを装着せねばならず煩雑であると共に該パ
ッキンの接合部から漏水したりラジアル圧により弾性疲
労を起す問題点を有し、後者の場合は止水剤の凹溝のみ
によるため、セグメントの目開きその他止水剤の中の気
泡等により十分な止水効果が得られない問題点を有して
いた。
グメントの形成によると、前者はセグメントを組立てな
がらパッキンを装着せねばならず煩雑であると共に該パ
ッキンの接合部から漏水したりラジアル圧により弾性疲
労を起す問題点を有し、後者の場合は止水剤の凹溝のみ
によるため、セグメントの目開きその他止水剤の中の気
泡等により十分な止水効果が得られない問題点を有して
いた。
【０００４】本発明は上記の問題点を解決し、セグメン
ト間の漏水を完全に防止し得る覆工用セグメントを提供
することを目的とする。
ト間の漏水を完全に防止し得る覆工用セグメントを提供
することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明は、掘削した孔壁面を被覆保護するセグメント
本体の外面から側面の接合面にわたって耐水性熱溶着性
シート状材料を包着したことを特徴とする。
め本発明は、掘削した孔壁面を被覆保護するセグメント
本体の外面から側面の接合面にわたって耐水性熱溶着性
シート状材料を包着したことを特徴とする。
【０００６】
【作用】請求項１の覆工用セグメントにおいて、セグメ
ント本体の外面から側面の接合面にかけて耐水性熱溶着
性シート状材料を包着したので、セグメント本体を互に
結着し、当接する接合面の個所の前記シート状材料を加
熱してこれらシート状材料間を溶着させることにより、
確実な漏水防止が可能である。
ント本体の外面から側面の接合面にかけて耐水性熱溶着
性シート状材料を包着したので、セグメント本体を互に
結着し、当接する接合面の個所の前記シート状材料を加
熱してこれらシート状材料間を溶着させることにより、
確実な漏水防止が可能である。
【０００７】請求項２の覆工用セグメントにおいて、前
記耐水性熱溶着性シート状材料としてポリオレフィン系
樹脂を使用したので、入手が容易となる。
記耐水性熱溶着性シート状材料としてポリオレフィン系
樹脂を使用したので、入手が容易となる。
【０００８】請求項３の覆工用セグメントにおいて、前
記接合面と前記耐水性熱溶着性シート状材料との間に介
在した電熱線或いは電熱板に通電するのみで相互のシー
ト状材料が溶着でき、作業が極めて簡単になる。
記接合面と前記耐水性熱溶着性シート状材料との間に介
在した電熱線或いは電熱板に通電するのみで相互のシー
ト状材料が溶着でき、作業が極めて簡単になる。
【０００９】
【実施例】本発明の１実施例を図１乃至図３により説明
する。
する。
【００１０】セグメント本体１は扇型状に形成され、１
ａが内面、１ｂが外面であり、又、１ｃが側面の接合面
である。該接合面１ｃには接合のためのボルト孔２が設
けられている。
ａが内面、１ｂが外面であり、又、１ｃが側面の接合面
である。該接合面１ｃには接合のためのボルト孔２が設
けられている。
【００１１】３は耐水性熱溶着性シート状材料を示し、
該シート状材料３は高密度ポリエチレン、ポロプロピレ
ン、ポリ塩化ビニル、ポリブデン、ポリウレタン、合成
ゴム等のポリオレフィン系樹脂からなり、該ポリオレフ
ィン系樹脂において、特に前記高密度ポリエチレンが薄
くても丈夫な点で好ましい。
該シート状材料３は高密度ポリエチレン、ポロプロピレ
ン、ポリ塩化ビニル、ポリブデン、ポリウレタン、合成
ゴム等のポリオレフィン系樹脂からなり、該ポリオレフ
ィン系樹脂において、特に前記高密度ポリエチレンが薄
くても丈夫な点で好ましい。
【００１２】そして前記シート状材料３を前記セグメン
ト本体１の外面１ｂからその４方の側面の接合面１ｃに
かけて包着し、この包着に際して各接合面１ｃにおいて
該接合面１ｃと前記シート状材料３との間にニクロム線
等の電熱線４を介在した。
ト本体１の外面１ｂからその４方の側面の接合面１ｃに
かけて包着し、この包着に際して各接合面１ｃにおいて
該接合面１ｃと前記シート状材料３との間にニクロム線
等の電熱線４を介在した。
【００１３】尚、５は該電熱線４のリード線を示す。
【００１４】次に上記セグメント本体１による施工を説
明する。
明する。
【００１５】シールド機等の掘削機により形成されたト
ンネル内の既設のセグメント本体１１の周端面部に、図
３のように各セグメント本体１…１の接合面１ｃを当接
して組立て、図示していないボルトにより該既設のセグ
メント本体１１及び新設のセグメント本体１…１とを連
結し固定する。
ンネル内の既設のセグメント本体１１の周端面部に、図
３のように各セグメント本体１…１の接合面１ｃを当接
して組立て、図示していないボルトにより該既設のセグ
メント本体１１及び新設のセグメント本体１…１とを連
結し固定する。
【００１６】次にシールすべき各接合面１ｃから出てい
るリード線５と加熱電源（図示せず）とを結んで一定時
間通電を行ない、前記電熱線４を加熱することにより、
隣り合った接合面１ｃ、１ｃ間のシート状材料３同士が
溶着する。
るリード線５と加熱電源（図示せず）とを結んで一定時
間通電を行ない、前記電熱線４を加熱することにより、
隣り合った接合面１ｃ、１ｃ間のシート状材料３同士が
溶着する。
【００１７】かくて、少ない手間で短時間にて各セグメ
ント本体１…１間のシート状材料３同士を接着させて漏
水防止工事を行うことができる。
ント本体１…１間のシート状材料３同士を接着させて漏
水防止工事を行うことができる。
【００１８】尚、前記電熱線４の代りに金属板を使用
し、該金属板にうず電流を発生させて電熱板の機能をす
るようにしてもよい。
し、該金属板にうず電流を発生させて電熱板の機能をす
るようにしてもよい。
【００１９】
【発明の効果】このように本発明によれば、少ない手間
と僅かな時間で覆工用セグメント間の防水工事を行うこ
とができると共に、漏水を完全に防止し得る効果を有す
る。
と僅かな時間で覆工用セグメント間の防水工事を行うこ
とができると共に、漏水を完全に防止し得る効果を有す
る。
【図１】本発明の１実施例のセグメントの内面からみた
斜視図である。
斜視図である。
【図２】該セグメントの外面からみた斜視図である。
【図３】セグメントの組立て状態を示す斜視図である。
１ セグメント本体
1b 外面
1c 接合面
３ 耐水性熱溶着性シート状材料
４ 電熱線
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭61−272241（ＪＰ，Ａ)
特開 昭64−1415（ＪＰ，Ａ)
実開 昭62−196297（ＪＰ，Ｕ)
実開 平６−71599（ＪＰ，Ｕ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
E21D 11/04
E21D 11/38
Claims (3)
- 【請求項１】 掘削した孔壁面を被覆保護するセグメン
ト本体の外面から側面の接合面にわたって耐水性熱溶着
性シート状材料を包着したことを特徴とする覆工用セグ
メント。 - 【請求項２】 前記耐水性熱溶着性シート状材料はポリ
オレフィン系樹脂からなることを特徴とする請求項１に
記載の覆工用セグメント。 - 【請求項３】 前記接合面と前記耐水性熱溶着性シート
状材料との間に電熱線或いは電熱板を介在したことを特
徴とする請求項１に記載の覆工用セグメント。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23951194A JP3456673B2 (ja) | 1994-09-07 | 1994-09-07 | 覆工用セグメント |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23951194A JP3456673B2 (ja) | 1994-09-07 | 1994-09-07 | 覆工用セグメント |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0874498A JPH0874498A (ja) | 1996-03-19 |
| JP3456673B2 true JP3456673B2 (ja) | 2003-10-14 |
Family
ID=17045887
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23951194A Expired - Fee Related JP3456673B2 (ja) | 1994-09-07 | 1994-09-07 | 覆工用セグメント |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3456673B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2568113A1 (de) * | 2011-09-12 | 2013-03-13 | Sika Technology AG | Tübbing mit thermoplastischer Schottschicht |
-
1994
- 1994-09-07 JP JP23951194A patent/JP3456673B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0874498A (ja) | 1996-03-19 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3456673B2 (ja) | 覆工用セグメント | |
| JP3528095B2 (ja) | 遮水シート端縁の洩水防止構造 | |
| JP2000145394A (ja) | プラスチックシート貼着セグメントとその継目処理方法 | |
| JP4117426B2 (ja) | トンネルの止水構造 | |
| JPH0455119Y2 (ja) | ||
| JP4395235B2 (ja) | 廃棄物処分場の排水・遮水構造及び排水・遮水方法 | |
| JP3230174B2 (ja) | トンネル防水方法および止水シート | |
| JPH0452309Y2 (ja) | ||
| JPH01307594A (ja) | リブ付管への分岐接続管継手の接続方法 | |
| JPH0540157Y2 (ja) | ||
| JP7249886B2 (ja) | トンネルの防水シート用空気抜き装置 | |
| JP3387593B2 (ja) | 覆工用セグメントのシール材 | |
| JPH0111839Y2 (ja) | ||
| JPS6233838Y2 (ja) | ||
| JPH0640719Y2 (ja) | トンネル工事用止水シートの取付構造 | |
| JP4537739B2 (ja) | シールドセグメント用コーキング材 | |
| JPH0310238Y2 (ja) | ||
| JP2808183B2 (ja) | シールドセグメントおよびその連結構造 | |
| JP2006205081A (ja) | 遮水構造 | |
| JPH06248624A (ja) | 防水施工法 | |
| JP2866829B2 (ja) | マンホ−ルへの下水管の取付け方法 | |
| JPS6282158A (ja) | 防水構造 | |
| JPS63172000A (ja) | 防水シートの固定方法 | |
| JPS6118996Y2 (ja) | ||
| JP3089877B2 (ja) | 遮水シート |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120801 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120801 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130801 Year of fee payment: 10 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |