JP3387593B2 - 覆工用セグメントのシール材 - Google Patents

覆工用セグメントのシール材

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JP3387593B2
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邦基 河村
昭 本間
喜久雄 石田
時夫 上野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トンネル等の掘削工事
において掘削した孔壁面を被覆保護すると共に漏水を効
果的に封止する覆工用セグメントのシール材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば組み立てられた隣り合うセ
グメント同士をシールするために図6の如く該セグメン
トAの側面Bにシール溝Cを形成すると共に該セグメン
トAの内面から該シール溝Cに透孔Dを形成し、該セグ
メントAが組み立てられた状態において該透孔Dから液
状シール材を注入して相対するシール溝C、C内に充填
する方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の直
接液状シール材を注入する方法によると、該シール材が
組み立てられたセグメントのシール溝からその両側のセ
グメントの当接側面間に漏出して該シール材が無駄とな
ったり、又は逆に該シール材の注入不足のためにそのシ
ール効果が十分に上がらぬ等の問題点を有していた。
【0004】本発明は上記の問題点を解決し、簡単な構
成で確実にシール効果を図ることができる覆工用セグメ
ントのシール材を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明は、可撓性の帯状体に形成され、セグメントの
側面に設けられたシール溝を塞ぐ閉塞部と、その両側に
位置し組み立てられたセグメントの側面間で挟持される
挟持部とからなり、前記帯状体は繊維の布地により形成
され、前記閉塞部は袋状に形成され、該閉塞部の端部に
液状のシール材の注入孔を設けたことを特徴とする。
【0006】
【作用】シールド掘削後の孔壁面にセグメントをセット
するときに、このセットされるセグメント同士の相対す
るシール溝に、シール材の閉塞部を位置させると共に、
セグメント同士の相対する側面において挟持部を挟圧す
る。
【0007】かくて液状シール材の注入により閉塞部が
前記シール溝内で拡張して該シール溝を塞ぐと共に、該
液状シール材は前記挟持部によりセグメントの相対する
側面間に漏出することなく確実に該セグメント同士をシ
ールする。
【0008】
【実施例】以下、本発明の1実施例を図1乃至図4によ
り説明する。
【0009】1はシール材を形成する帯状体を示し、該
帯状体1は合成繊維、人造繊維或いは合成繊維の布製で
セグメントAの側面Bに形成されているシール溝Cを塞
ぐための袋状の閉塞部2と、その両側に位置し組み立て
られたセグメントAの側面B、B間で挟持される挟持部
3とからなり、該閉塞部2の端部に液状シール材の注入
口4を有すると共に、該閉塞部2の少なくとも一側面に
多数のミシン目5を形成し、該袋状の閉塞部2内に満た
された液状シール材の圧力が所定圧以上になったとき前
記ミシン目5が破けて液状シール材が外へ流出するよう
になっている。尚、Dは透孔である。
【0010】次に前記実施例のシール材の使用について
説明する。
【0011】組み立てられたセグメントA、A同士相対
する側面B、Bのシール溝C、Cによって形成される空
隙内に、帯状体1の閉塞部2を位置させると共に、これ
ら側面B、Bにより前記閉塞部2の両側に位置する挟持
部3、3を挟圧する。
【0012】次に該帯状体1の袋状の閉塞部2内に、該
閉塞部2の端部の注入口4より液状シール材を注入す
る。
【0013】かくて前記閉塞部2が前記シール溝C、C
内において拡張してシール溝C、Cを塞ぐと共に、液状
シール材の液圧により開裂したミシン目5から流出する
液状シール材がシール溝C、Cを確実に閉塞し、又挟持
部3、3により止められて前記セグメントA、Aの対向
する側面B、B間に漏出することなく確実に該セグメン
トA、A同士がシールされる。
【0014】ここで、帯状体1が前記セグメントAの長
辺及び短辺たる側面Bの長さにそれぞれ一致する長辺及
び短辺とからなる略L字状に形成されているので、図4
の如く組み立てられたセグメントA…Aの長辺方向並び
に短辺方向の全ての間隙を一括してシールでき作業効率
が格段に向上する。
【0015】尚、前記実施例では多数のミシン目5を形
成した例を示したが、閉塞部2の側壁の布地の織り目を
粗くして袋内に充満した液状シール材が所定圧になった
ときにこれら織り目から液状シール材が流出するように
してもよい。
【0016】図5は本発明の他の実施例を示し、この実
施例において帯状体1aは水膨張樹脂材料製のシートに
形成され、前記実施例と同様に閉塞部1bを相対するシ
ール溝C、Cに位置させると共に挟持部3a、3aを相
対するセグメントA、Aの対向する側面B、Bにより挟
圧し、セグメントの透孔Dから矢印方向に注入された液
状シール材が閉塞部2aを実線で示した位置から鎖線で
示す位置まで押圧してシール溝C、C内に充満すると共
に該閉塞部2a自体も膨張してシール溝C、C内を確実
にシールし、更にセグメントA、Aの対向側面B、B間
に液状シール材が漏出しようとしても、挟持部3a、3
aも膨張して漏出することもない。
【0017】
【発明の効果】このように本発明のシール材によると、
可撓性の帯状体に形成され、セグメントの側面に設けら
れたシール溝を塞ぐ閉塞部と、その両側に位置し組み立
てられたセグメントの側面間で挟持される挟持部とによ
り構成したので、液状シール材の注入により閉塞部がシ
ール溝内で拡張して該シール溝を塞ぐと共に、該液状シ
ール材は前記挟持部によりセグメントの相対する側面間
に漏出することなく確実に該セグメント同士をシールす
る効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例のシール材の斜視図である。
【図2】該シール材をセグメントへ取付ける状態を示す
斜視図である。
【図3】該シール材のセグメントへの取付け後の断面図
である。
【図4】該シール材のセグメントへの取付け後の平面図
である。
【図5】本発明の他の実施例のシール材のセグメントへ
の取付け後の断面図である。
【図6】従来のセグメントの斜視図である。
【符号の説明】
1、1a 帯状体 2、2a 閉塞部 3、3a 挟持部 4 注入孔 5 ミシン目 A セグメント B 側面 C シール溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石田 喜久雄 千葉県流山市駒木518番地1号 三井建 設株式会社技術研究所内 (72)発明者 上野 時夫 東京都荒川区東尾久7丁目2番35号 旭 電化工業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭58−194294(JP,U) 実開 昭61−106600(JP,U) 実開 平2−11899(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21D 11/38 E21D 11/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性の帯状体に形成され、セグメント
    の側面に設けられたシール溝を塞ぐ閉塞部と、その両側
    に位置し組み立てられたセグメントの側面間で挟持され
    る挟持部とからなり、前記帯状体は繊維の布地により形
    成され、前記閉塞部は袋状に形成され、該閉塞部の端部
    に液状のシール材の注入孔を設けたことを特徴とする覆
    工用セグメントのシール材。
  2. 【請求項2】 前記閉塞部の少なくとも一側面に、液状
    シール材を前記注入孔より該閉塞部の袋内に充満したと
    きの該液状シール材の圧力により破られて該シール材の
    流出が可能な多数のミシン目を形成したことを特徴とす
    る請求項1に記載の覆工用セグメントのシール材。
  3. 【請求項3】 前記閉塞部は、液状シール材を前記注入
    孔より該閉塞部の袋内に充満したときの該液状シール材
    の圧力により流出可能な繊維目に形成したことを特徴と
    する請求項に記載の覆工用セグメントのシール材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4745068B2 (ja) * 2006-01-25 2011-08-10 シーアイ化成株式会社 セグメントの目地構造と該構造を備えたシールドセグメントトンネルの構築方法
JP4958765B2 (ja) * 2007-12-27 2012-06-20 早川ゴム株式会社 シールド工法セグメント用コーキング材

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