JP3590129B2 - シ−ルドマシン発進用横坑のシ−ル構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は縦坑と横坑の継ぎ目のプレ−トに固定するシ−ル構造に関するものであり、シ−ルドマシン或いはセグメントとの間の漏水を防止するため、流体によって膨満・収縮するシ−ル構造に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、地下道やトンネル等を掘削するに際し、シ−ルド工法が広く用いられている。シ−ルド工法は、縦坑を掘り、次いでこれよりシ−ルドマシンによってトンネル等の横坑を形成するものであり、シ−ルドマシンの推進に伴い回転カッタ−で土層が切削され、カッタ−チャンバ−内に取り込まれた土砂をカッタ−チャンバ−内に取り付けられたスクリュ−コンベアにて運ばれ、更にベルトコンベアによって外部に排出される。そしてシ−ルドマシンを推進しつつセグメントを順次組み込み、このセグメントと掘削された土面との間に裏込材を注入充填するものである。
【0003】
図9はこの従来のシ−ルドマシン発進用横坑のシ−ル構造を示した断面図である。図中、21は縦坑、22は横坑である。そして、23は縦坑21と横坑22との境界に備えた埋込みリングである。この埋込みリング23にあって、その中心に向けてゴム製パッキン材24を配し、これに多数のフラッパ−金具25を沿えてボルト26及びナット27にてこれを固定するものである。
そして、一点鎖線にて示すシ−ルドマシン28が矢印方向に進行するにつれてフラッパ−金具25によってパッキン材24が点線のごとく湾曲してその境界面がシ−ルされることとなる。尚、30は埋込みリング23に備えられたパイプであり、シ−ルを更に確実にするために流体の充填や裏込材注入用に用いられるものである。
【0004】
しかるに、このパッキン材24を用いたシ−ル構造にあっては、シ−ルドマシン28やセグメント径の変化に充分追従できず、シ−ル性が悪いことは明らかである。更に、横坑の深さが深くなると水圧が増し、シ−ル性が悪くなることも事実である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、シ−ルドマシンやセグメントの径に追従して所望のシ−ル圧が得られるシ−ル構造を提供するものであり、地下水圧に合わせてシ−ル圧を選定でき、更にはシ−ル構造を複数に増やしシ−ル性を高めた特徴あるシ−ル構造を提供することをその目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は以上のような目的を達成するためになされたものであって、本発明の要旨は、縦坑からのびる横坑の連結口に備えられた埋め込みリングの内側に、少なくとも一つのシ−ル部材を固定したシ−ルドマシン発進用横坑のシ−ル構造であって、当該シ−ル部材は、エンドレス化されたゴムシ−トの両端に、前記ゴムシ−トよりも硬度の高いゴム材を一体結合したものであり、前記シ−ル部材のエンドレス化された前記ゴムシ−トの一端を前記埋込みリングの内面に固定し、次いで他端を折り返し、当該固定部を内包して前記埋込みリングの内面に固定して閉鎖空域を形成し、前記閉鎖空域内に流体を吸排可能としたことを特徴とするシ−ルドマシン発進用横坑のシ−ル構造に係るものである。
【0010】
【作用】
本発明は、以上の構造を有するシ−ルドマシン発進用横坑のシ−ル構造であって、これによって囲まれる封鎖空域内に流体を出入したことによってシ−ルを膨満させてシ−ル効果を増大させるものである。
即ち、シ−ル部材内の流体圧を加減することにより、シ−ル部材とシ−ルドマシン(或いはセグメント)との接触力が加減されることとなる。
そして、シ−ル部材を構成するゴムシ−トは一枚のシ−トからなっており、これがエンドレス状となっていて、全く接続部が存在しない。従って、流体漏れもなく、その埋込みリングに備える施工性もいたって簡単である。
【0012】
【実施例】
以下本発明を図面をもって更に詳細に説明する。
図1は本発明のシ−ル部材Aの斜視図であり、図2はその主要部の部分拡大断面図である。又、図3は埋込みリングの内側に固定した際のシ−ル部材の断面図である。
さて、1はシ−ル部材Aを構成する厚さT5mm、幅W800mmのエンドレスとされたゴムシ−トであり、そのゴムシ−ト1中に2層のナイロンコ−ドよりなる約1mm厚相当の補強層2が埋設されている。かかる補強コ−ドの保証強度は70kgf/cm のものを用いた。尚、この補強層2のコ−ド角度はシ−ル部材のエンドレス方向に対して約55度に振り分けられている。
【0013】
この補強層2は両端にて分割2 、2 されており、この間に硬度90度の楔部Bをなすゴム材3がはさまれて一体化されている。このゴム材3が一体化された部位の厚さT は21mm、幅W は30mmであった。尚、両者の一体化は接着剤をもって一体化したが、ゴムシ−ト1を加硫する際に一体として加硫接着されるものであってもよい。
【0014】
さて、埋込みリング4の内側にゴムシ−ト1を固定するものであるが、楔部B、Bを間隔をもってブラケット5 、5 にてはさみつけ、これをボルト6及びナット7にて固定するものである。図例では、ブラケット5 、5 の厚さは約4cmのものを採用した。又図示するように一方のブラケット5 を覆うようにゴムシ−ト1を折り返して固定するものであって、このゴムシ−ト1と埋込みリング4の一部をもって閉鎖空間Pを構成する。このブラケット5 、5 の位置を左右に調節することによって閉鎖空間Pの大きさを調節することができることとなる。尚、図示はしないが、取付時のシ−ル性をより増すために取付部にスポンジ状のテ−プをはさんでおくこともよい方法である。
そして、この埋込みリング4に閉鎖空間P内に空気を送り込む孔8が設けられ、これに連なる配管9が備えられるものである。
【0015】
図中、二点鎖線で示すものは閉鎖空間Pに空気が充填された状態を示すものであって、これがシ−ルドマシン10の外周表面に接触(或いはセグメントの外周表面と接触)するものであって、空気圧を調整することによってそのシ−ル性が制御されることとなる。従って、埋込みリング4とシ−ルドマシン10(或いはセグメント)との間隔に多少の違いがあっても、シ−ル部材A内の空気の充填状態を変えることによって漏水を完全に阻止できることとなったものである。
尚、楔部Bのくびれ部のシ−ル性を向上するため、くびれ部を跨いで例えば一液性シリコンシ−リング材、そして厚さ0.5〜1mmのブチルゴムテ−プを介して2〜3mmの厚さの発泡又は非発泡ゴムシ−トを貼り合わせておくことも好ましいものといえる。
【0019】
【発明の効果】
本発明は、シ−ル部材内の流体の充填状態を変えることによって水漏れが全くなくなったシ−ル構造を提供するものであり、シ−ル部材として低価格と共にその取り付け性、耐久性も向上し、更にその作業性の向上は特に効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明のシ−ル部材の斜視図である。
【図2】1に示すシ−ル部材の部分拡大断面図である。
【図3】込みリングに固定した際の図1のシ−ル部材の断面図である。
【図4】 従来のシ−ル法を示した断面図である。
【符号の説明】
A‥‥本発明のシ−ル部材、
B‥‥楔部、
P‥‥閉鎖空間、
‥‥ゴムシ−ト、
2、21 2 ‥‥補強層、
3‥‥高硬度ゴム材、
4‥‥埋込みリング、
1 、52 ‥‥ブラケット、
6‥‥ボルト、
7‥‥ナット、
8‥‥閉鎖空間P内に空気を送り込む孔、
9‥‥配管、
10‥‥シ−ルドマシン。

Claims (1)

  1. 縦坑からのびる横坑の連結口に備えられた埋込みリングの内側に、少なくとも一つのシ−ル部材を固定したシ−ルドマシン発進用横坑のシ−ル構造であって、当該シ−ル部材は、エンドレス化されたゴムシ−トの両端に、前記ゴムシ−トよりも硬度の高いゴム材を一体結合したものであり、前記シ−ル部材のエンドレス化された前記ゴムシ−トの一端を前記埋込みリングの内面に固定し、次いで他端を折り返し、当該固定部を内包して前記埋込みリングの内面に固定して閉鎖空域を形成し、前記閉鎖空域内に流体を吸排可能としたことを特徴とするシ−ルドマシン発進用横坑のシ−ル構造。
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