JP3456621B2 - 光記録媒体 - Google Patents

光記録媒体

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JP3456621B2
JP3456621B2 JP16522797A JP16522797A JP3456621B2 JP 3456621 B2 JP3456621 B2 JP 3456621B2 JP 16522797 A JP16522797 A JP 16522797A JP 16522797 A JP16522797 A JP 16522797A JP 3456621 B2 JP3456621 B2 JP 3456621B2
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    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B50/00Formazane dyes; Tetrazolium dyes
    • C09B50/04Metal-free formazan dyes

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光記録媒体に関
し、とりわけ追記型ならびに反復記録型の光記録媒体に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光記録媒体として光ディスク記録
媒体、光カード記録媒体が広く使用されており、とりわ
け大容量追記型光ディスク媒体として、CD−Rが広範
に利用されるに至っている。さらに、繰り返し記録が可
能な光ディスク記録媒体として、CD−RWが最近実用
化され、今後はDVD−RAMも市場への投入が企図さ
れている。
【0003】このような記録媒体(情報記録用)の記録
層に適用される記録材料として、種々の化合物が提案さ
れている。例えば、シアニン色素を記録材料として用い
た従来技術として、特開昭57−82093、特開昭5
8−56892、特開昭58−112790、特開昭5
8−114989、特開昭59−85791、特開昭6
0−83236、特開昭60−89842、特開昭61
−25886各号公報で開示のものがある。
【0004】また、フタロシアニン色素を記録材料とし
て用いたものとして、特開昭61−150243、特開
昭61−177287、特開昭61−154888、特
開昭61−24609、特開昭62−39286、特開
昭63−37991、特開昭63−39888各号公報
で開示のものがある。
【0005】また、とりわけ追記型コンパクトディスク
の従来技術につき、シアニン色素+金属反射層を記録材
としたものとして、特開平1−159842、特開平2
−42652、特開平2−13656、特開平2−16
8446各号公報で開示のものがある。
【0006】また、フタロシアニン色素+金属反射層を
記録材としたものとして、特開平1−176585、特
開平3−215466、特開平4−113886、特開
平4−226390、特開平5−1272、特開平5−
171052、特開平5−116456、特開平5−9
6860、特開平5−139044各号公報で開示のも
のがある。
【0007】さらに、アゾ金属キレート色素+金属反射
層を記録材としたものとして、特開平4−46186、
特開平4−141489、特開平4−361088、特
開平5−279580各号公報で開示のものがある。
【0008】前記のような現在の追記型光ディスクシス
テム(WORM、CD−R)では、使用レーザーの発振
波長が770〜790nmにあり、記録体は上記波長で
記録、再生が可能なように設定されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
追記型光ディスクシステムの記録材料に用いられるフタ
ロシアニン化合物は、その安定性(熱、光)が極めて高
いため、情報記録感度が低く記録に時間を要している。
また、有機溶剤への溶解性が乏しく、従来は蒸着法しか
薄膜化はできず生産性にすぐれないという問題があっ
た。基板上に有機色素、金属反射層、保護層を順次積層
してなるCD−R媒体は、そのCD規格を満足するには
高い反射率を必要とし、そのため再生波長域(770〜
830nm)に高い屈折率を有し、かつ安定性の高い有
機色素の開発が必要である。
【0010】さらに今後、情報量の増大に伴い、記録媒
体の大容量化への流れは必須である。従って記録、再生
に用いるレーザー波長が短波長化することも必然的に起
こってくることが容易に予想される。しかしながら、耐
光性、保存安定性に優れ700nm以下のレーザーを用
いた光ピックアップで記録、再生が可能な記録材料は、
今だ開発されていないのが現状である。
【0011】また、現在のCD−Rディスクシステム
は、使用レーザーの発振波長が770〜790nmで、
記録、再生が行えるように構成されている。このシステ
ムも上記同様に、大容量化、記録、再生波長の短波長化
は必須である。現在のCD及びCD−ROMは、基板自
体の凹凸にアルミニウム(以下、Al)がコーティング
してあり、Alの反射率の波長依存性が小さいため、将
来、レーザー波長が短波長化されても再生は可能であ
る。しかしながら、CD−Rは記録層に680〜750
nmに最大吸収波長を有する色素を用い、その光学定数
及び膜厚構成から770〜790nmに高い反射率が得
られるように設定してあるため、700nm以下の波長
域では反射率は極めて低く、レーザー波長の短波長化に
対応できず現在のCD−Rシステムで記録、再生してい
る情報が、将来のシステムでは再生できない事態を招く
おそれがあった。
【0012】本発明は、前記のような従来技術における
問題点を解決するためなされたもので、記録感度を高め
高速記録を実現するとともに、有機溶剤への溶解性を高
め生産性の高い溶剤塗工可能なホルマザン金属キレート
化合物を提供し、高密度記録が可能な記録媒体を提供
し、安定性が高く770〜830nmに高い屈折率を有
するホルマザン金属キレート化合物を提供し、保存安定
性、再生安定性の高い高反射率の光記録媒体を提供する
ことを目的とする。
【0013】とりわけ本発明は、短波長に発振波長を有
する半導体レーザーを用いる高密度光ディスクシステム
に適用可能な耐光性、保存安定性に優れた光記録媒体中
の記録材料を提供するとともに、CD−R媒体用の記録
材料を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明者らが検討した結
果、記録層を特定の構造を有する色素を主成分とするこ
とにより、記録レーザ発振波長770〜830nmを用
いるCD−Rに適用できること、また、記録層を特定の
構造を有する色素を主成分とすることにより、記録レー
ザ発振波長630〜690nmを用いる高密度ディスク
システムに適用可能なことを見いだし、さらに本発明の
高密度ディスクシステム用化合物を現在のCD−R用記
録材料として用いられている有機色素と混合して用いる
ことにより、700nm以下の波長域にも高い反射率を
得ることが可能であることを見いだし本発明に至った。
【0015】前記目的を実現するため、本発明の請求項
1に係る光記録媒体は、基板上に直接又は下引き層を介
して記録層を設け、更に必要に応じて反射層、保護層を
設けてなる光記録媒体において、前記記録媒体中に、
記一般式(1)で示されるホルマザン系化合物Fnと、
一般式がMYで表される金属塩とかなるホルマザン金属
キレート化合物を、少なくとも一種類含有することを特
徴とする。
【0016】
【化2】
【0017】但し、上記一般式(1)において、Xは置
換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換の
アリール基を表し、R1、R2はそれぞれ独立に、置換も
しくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアリ
ール基を表し、R3〜R10はそれぞれ独立に、水素原
子、置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無
置換のアリール基、アルコキシ基、アミノ基、ハロゲン
原子、ニトロ基、シアノ基、カルボキシ基等を表す。ま
た、上記一般式MYにおいてMは3族、4族、5族、6
族、7族、8族、9族、10族の金属原子又はその酸化
物もしくはハロゲン化物を表し、Yは陰イオンを表す。
なお、置換基NR 1 2 は、R 1 とR 2 が連結して環を形成
してなる置換基である。)前記の構成によれば、高密度
記録媒体としての規範構造及び材料構成が可能になる。
【0018】前記ホルマザン系化合物Fnの置換基R3
〜R6のいずれかが、電子供与性であることとしてもよ
。前記の構成のよれば、記録波長への整合に適した構
造が可能になる。
【0019】前記ホルマザン系化合物Fnの置換基NR
12は、R1とR2が連結して環を形成してなる置換基で
あることとしたことにより、記録波長への整合に適した
構造が可能になる。
【0020】本発明の請求項に係る光記録媒体は、請
求項記載のものであって、前記ホルマザン系化合物F
nの置換基Xが、置換もしくは無置換のフェニル基であ
ることを特徴とする。前記の構成によれば、CD−R用
記録材料の最適構造が可能になる。
【0021】本発明の請求項に係る光記録媒体は、請
求項1又は2記載のものであって、記録レーザー発振波
長が770〜830nmであることを特徴とする。前記
の構成によれば、記録媒体を770〜830nmの限定
した記録波長で記録することが可能になる。
【0022】本発明の請求項に係る光記録媒体は、請
求項記載のものであって、前記ホルマザン系化合物F
nの置換基Xが、置換もしくは無置換のアルキル基であ
ることを特徴とする。前記の構成によれば、高密度ディ
スクシステム用記録材料の最適構造が可能になる。
【0023】本発明の請求項に係る光記録媒体は、請
求項1又は4記載のものであって、前記ホルマザン系化
合物Fnに加え、700〜750nmに最大吸収波長を
有する色素との混合層を備えていることを特徴とする。
前記の構成によれば、現行システムで記録再生可能で、
かつ高密度ディスクシステムでも再生可能な光記録媒体
の基本構造及び材料構成が可能になる。
【0024】本発明の請求項に係る光記録媒体は、請
求項に記載の光記録媒体において、700〜750n
mに最大吸収波長を有する色素が、シアニン色素、フタ
ロシアニン色素もしくは、トリ(ジ)アリールメタン系
色素からなることを特徴とする。前記の構成によれば、
請求項の光記録媒体の最適構造が可能になる。
【0025】本発明の請求項に係る光記録媒体は、請
求項1、4、5、6、7記載のものであって、記録レー
ザー発振波長が630〜690nmであることを特徴と
する。前記の構成によれば、記録媒体を630〜690
nm限定した記録波長で記録することが可能になる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を添付図を参照して詳細に説明する。なお、以下に述べ
る実施形態は、この発明の好適な具現例の一部であり、
技術構成上好ましい種々の限定が付されているが、この
発明の範囲は、以下の説明において特にこの発明を限定
する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるもの
ではない。
【0027】本発明の光記録媒体では、種々の実施形態
が図1〜図4に示されるホルマザン系化合物Fnと、多
数の実施形態が同じく図1〜図4に示される金属塩MY
とからなるホルマザン金属キレート化合物を、少なくと
も一種類含有させた記録材により記録層を形成する。こ
の記録層は、基板上に直接又は下引き層を介して設けら
れ、更に必要に応じて反射層、保護層を設けて光記録媒
体とする。
【0028】前記金属塩MYを構成するMの具体例とし
てはSc,Y等の3族原子、Ti,Zr,Hf等の4族
原子、V,Nb,Ta等の5族原子、Cr,Mo,W等
の6族原子、Mn,Tc,Re等の7族原子、Fe,C
o,Ni,Ru,Rb,Pd,Os,Ir,Pt等の8
族原子、Cu,Ag,Au等の9族原子、Zn,Cd,
Hg等の10族原子、又はこれらの酸化物もしくはフッ
化物、塩化物、臭化物、ヨウ化物等のハロゲン化物が挙
げられる。また、Yの具体例としては、図5に示すよう
な各陰イオンが挙げられる。
【0029】X及びR3 〜R10のアルキル基の具体例と
しては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、n−ブ
チル基、n−ペンチル基、n−へキシル基、n−ヘプチ
ル基、n−オクチル基一級アルキル基、イソブチル基、
イソアミル基、sec−ブチル基等の二級アルキル基、
ネオペンチル基、tert−ブチル基等の三級アルキル
基、シクロへキシル基、ボルニル基、イソボルニル基
(アダマンタン基)等のシクロアルキル基等が挙げられ
る。
【0030】更に、これら一級及び二級アルキル基は、
ヒドロキシル基あるいはハロゲン原子を以て置換されて
いてもよく、また酸素、硫黄、窒素等の原子を介して前
記のアルキル基で置換されていてもよい。酸素を介して
置換されているアルキル基としては、メトキシメチル
基、メトキシエチル基、エトキシメチル基、エトキシエ
チル基、ブトキシエチル基、エトキシエトキシエチル
基、フェノキシエチル基、メトキシプロピル基、エトキ
シプロピル基等が、硫黄を介して置換されているアルキ
ル基としては、メチルチオエチル基、エチルチオエチル
基、エチルチオプロピル基、フェニルチオエチル基等
が、窒素を介して置換されているアルキル基としては、
ジメチルアミノエチル基、ジメチルアミノエチル基、ジ
エチルアミノプロピル基等が挙げられる。
【0031】X及びR3 〜R10のアリール基としては、
フェニル基、エチルフェニル基、ブチルフェニル基、ノ
ニルフェニル基、ナフチル基、ブチルナフチル基、ノニ
ルナフチル基等が挙げられる。なお、アリール基はヒド
ロキシル基やハロゲン等で置換されていてもよく、なお
酸素、硫黄、窒素等の原子を介して前記アリール基で置
換されていてもよい。
【0032】酸素を介して置換されているアリール基と
しては、フェノキシエチル基、メトキシフェニル基、ブ
トキシフェニル基等が、硫黄を介して置換されているア
リール基としては、フェニルチオエチル基、メチルチオ
エチル基、ブチルチオエチル基等が、窒素を介して置換
されているアリール基としては、ジメチルアミノフェニ
ル基、ジブチルアミノフェニル基等が挙げられる。
【0033】R1 及びR2 のアルキル基の具体例として
は、メチル基、エチル基、n−プロピル基、n−ブチル
基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、n−ヘプチル
基、n−オクチル基一級アルキル基、イソブチル基、イ
ソアミル基、sec−ブチル基等の二級アルキル基、ネ
オペンチル基、tert−ブチル基等の三級アルキル
基、シクロヘキシル基、ボルニル基、イソボルニル基
(アダマンタン基)等のシクロアルキル基等が挙げられ
る。
【0034】R1 及びR2 のアリール基としては、フェ
ニル基、エチルフェニル基、ブチルフェニル基、ノニル
フェニル基、ナフチル基、ブチルナフチル基、ノニルナ
フチル基等が挙げられる。
【0035】また、R1 及びR2は連結して、ピペリジ
ノ基、モルホリノ基、ピペラジノ基、ピロリジノ基等の
複素環基を形成しているものとする。
【0036】本発明の光記録媒体の構成は、通常の追記
型光ディスクである図6〜図9の構造でもよく、あるい
は図6〜図9を2枚貼合わせたいわゆるエアーサンドイ
ッチ、又は密着貼合わせ構造としてもよい。さらに、図
10〜図12に示されるような、CD−R用メディアの
構造としてもよい。
【0037】前記記録体各層の特性及び構成材料例につ
き述べる。 <基板> 基板の必要特性としては基板側より記録再生を行う場合
のみ使用レーザー光に対して透明でなければならず、記
録層側から記録、再生を行う場合基板は透明である必要
はない。基板材料としては例えば、ポリエステル、アク
リル樹脂、ポリアミド、ポリカーボネート樹脂、ポリオ
レフイン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリイ
ミド等のプラスチック、ガラス、セラミックあるいは金
属等を用いることができる。尚、基板の表面にトラッキ
ング用の案内溝や案内ピット、更にアドレス信号等のプ
レフォーマットが形成されていてもよい。
【0038】<記録層> 記録層はレーザー光の照射により何らかの光学的変化を
生じさせ、その変化により情報を記録できるものであっ
て、この記録層中には本発明に係る色素が含有されてい
ることが必要で、記録層の形成にあたって本発明の色素
を1種、又は2種以上の組合せで用いてもよい。さら
に、本発明の上記色素は光学特性、記録感度、信号特性
等の向上の目的で他の有機色素及び金属、金属化合物と
混合又は積層化しても良い。
【0039】有機色素の例としては、ポリメチン色素、
ナフタロシアニン系、フタロシアニン系、スクアリリウ
ム系、クロコニウム系、ピリリウム系、ナフトキノン
系、アントレキノン(インダンスレン)系、キサンテン
系、トリフェニルメタン系、アズレン系、テトレヒドロ
コリン系、フェナンスレン系、トリフェノチアジン系染
料、及び金属キレート化合物等が挙げられ、上記の染料
を単独で用いてもよいし、2種以上の組合せにしてもよ
い。
【0040】又、上記染料中に金属、金属化合物例え
ば、In、Te、Bi、Se、Sb、Ge、Sn、A
l、Be、TeO2 、SnO、As、Cd等を分散混合
あるいは積層の形態で用いることもできる。さらに、上
記染料中に高分子材料例えば、アイオノマー樹脂、ポリ
アミド系樹脂、ビニル系樹脂、天然高分子、シリコー
ン、液状ゴム等の種々の材料もしくはシランカップリン
グ剤等を分散混合して用いてもよいし、あるいは特性改
良の目的で安定剤(例えば遷移金属錯体)、分散剤、難
燃剤、滑剤、帯電防止剤、界面活性剤、可塑剤等と一緒
に用いることができる。
【0041】記録層の形成は蒸着、スパッタリング、C
VDまたは溶液塗布等の通常の手段によって行うことが
できる。塗布法を用いる場合には上記染料等を有機溶媒
等に溶解してスプレー、ローラーコーティング、ディッ
ピングおよび、スピンコーティング等の慣用のコーティ
ング法によって行われる。
【0042】用いられる有機溶剤としては一般にメタノ
ール、エタノール、イソプロパノール等のアルコール
類、アセトン、メチルエチルケトン、シクロへキサノン
等のケトン類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N
−ジメチルアセトアミド等のアミド類、ジメチルスルホ
キシド等のスルホキシド類、テトラヒドロフラン、ジオ
キサン、ジエチルエーテル、エチレングリコールモノメ
チルエーテル等のエーテル類、酢酸メチル、酢酸エチル
等のエステル類、クロロホルム、塩化メチレン、ジクロ
ロエタン、四塩化炭素、トリクロロエタン等の脂肪族ハ
ロゲン化炭化水素類、あるいはベンゼン、キシレン、モ
ノクロロベンゼン、ジクロロベンゼン等の芳香族類、メ
トキシエタノール、エトキシエタノール等のセロソルブ
類、へキサン、ペンタン、シクロへキサン、メチルシク
ロヘキサン等の炭化水素類等を用いることができる。
【0043】記録層の膜厚は100Å〜10μm、好ま
しくは200Å〜2000Åが適当である。
【0044】<下引き層> 下引き層は(a)接着性の向上、(b)水又はガス等の
バリヤー、(c)記録層の保存安定性の向上、(d)反
射率の向上、(e)溶剤からの基板の保護、(f)案内
溝、案内ビット、プレフォーマットの形成等を目的とし
て使用される。(a)の目的に対しては高分子材料例え
ば、アイオノマー樹脂、ポリアミド樹脂、ビニル系樹
脂、天然樹脂、天然高分子、シリコーン、液状ゴム等の
種々の高分子物質及び、シランカップリング剤等を用い
ることができる。
【0045】さらに(b)及び(c)の目的に対しては
上記高分子材料以外に無機化合物として例えばSiO、
MgF、SiO2 、TiO、ZnO、TiN、SiN等
を、金属又は半金属として例えばZn、Cu、Ni、C
r、Ge、Se、Au、Ag、Al等をそれぞれ用いる
ことができる。又、(d)の目的に対しては金属として
例えばAl、Au、Ag等や、金属光沢を有する有機薄
膜、例えばメチン染料、キサンテン系染料等を用いるこ
とができ、(e)及び(f)の目的に対しては紫外線硬
化樹脂、熱硬化樹脂、熱可塑性樹脂等を用いることがで
きる。下引き層の膜厚としては0.01〜30μm、好
ましくは、0.05〜10μmが適当である。
【0046】<金属反射層> 反射層は、単体で高反射率の得られる腐食されにくい金
属、半金属等が挙げられ、材料例としてはAu、Ag、
Cr、Ni、Al、Fe、Sn等が挙げられるが、反射
率、生産性の点からAu、Ag、Alが最も好ましく、
これらの金属、半金属は単独で使用しても良く、2種の
合金としても良い。膜形成法としては蒸着、スパッタリ
ング等が挙げられ、膜厚としては50〜5000Å、好
ましくは100〜3000Åである。
【0047】<保護層、基板表面ハードコート層> 保護層、又は基板面ハードコート層は、(a)傷、ホコ
リ、汚れ等からの記録層(反射吸収層)の保護、(b)
記録層(反射吸収層)の保存安定性の向上、(c)反射
率の向上等を目的として使用される。これらの目的に対
しては、前記下引き層に示した材料を用いることができ
る。又、無機材料として、SiO、SiO2 等も用いる
ことができ、有機材料としてポリメチルアクリレート、
ポリカーボネート、エポキシ樹脂、ポリスチレン、ポリ
エステル樹脂、ビニル樹脂、セルロース、脂肪族炭化水
素樹脂、芳香族炭化水素樹脂、天然ゴム、スチレンブタ
ジエン樹脂、クロロプレンゴム、ワックス、アルキッド
樹脂、乾性油、ロジン等の熱軟化性、熱溶融性樹脂も用
いることができる。
【0048】上記材料のうち保譲層、又は基板表面ハー
ドコート層に最も好ましい例としては、生産性に優れた
紫外線硬化樹脂がある。保護層又は基板面ハードコート
層の膜厚は0.01〜30μm好ましくは0.05〜1
0μmが適当である。本発明において、前記下引き層、
保護層、及び基板面ハードコート層には記録層の場合と
同様に、安定剤、分散剤、難燃剤、滑剤、帯電防止剤、
界面活性剤、可塑剤等を含有させることができる。
【0049】以下に実施例を述べる。なお、以下で化合
物No.とあるは、前記図1〜図4の化合物No.を
示している。 実施例1 厚さ1.2mmのPMMA基板上に、フォトポリマーに
て深さ1200Å、半値幅0.4μm、トラックピッチ
1.4μmの案内溝を形成した。ついで、この基板上
に、化合物No.1のテトラヒドロフラン溶液をスピン
ナー塗布し、厚さ800Åの記録層を形成し、記録媒体
とした。
【0050】実施例2、3、参考例1、2、3、4、
5、6、実施例4 実施例1における化合物No.1の代わりに、化合物N
o.2、3、4、5、6、7、8、9、10をそれぞれ
用い、実施例1と全く同様に記録媒体を形成した。
【0051】比較例1 実施例1における化合物No.1の代わりに、図13に
示される比較例化合物Refc1を用い、実施例1と全
く同様に記録媒体を形成した
【0052】記録条件: レーザー発振波長:780nm 記録周波数 :1.25MHz 記録線速 :1.2m/sec. 再生条件: レーザー発振波長:780nm 再生パワー :0.25〜0.3mWの連続光 スキャニングバンド幅:30KHz 耐侯テスト条件: 耐光テスト :4万Lux、Xe光、50時間連続照射 保存テスト :85℃・85%、720時間放置
【0053】評価結果は図13に示される。各実施例1
〜4、および参考例1〜6は、反射率、C/N比とも
に、既存の比較例1よりも優れている。
【0054】参考例7 深さ1000Å、半値幅0.4μm、トラックピッチ
1.6μmの案内溝を有する厚さ1.2mmの射出形成
ポリカーボネート基板上に、化合物No.11をメチル
シクロへキサン、2−メトキシエタノール、メチルエチ
ルケトン、テトラヒドロフランの混合溶液に溶解した液
をスピンナー塗布し、厚さ1800Åの有機色素層を形
成し、次いでスパッタ法により金2000Åの反射層を
設け、さらにその上にアクリル系フォトポリマーにて5
μmの保護層を設け記録媒体とした。
【0055】参考例8、9、実施例5、6、7、参考例
10、11、実施例8、9 参考例7における化合物No.11の代わりに化合物N
o.12、13、14、15、16、17、18、1
9、20をそれぞれ用い、参考例7と全く同様に記録媒
体を得た。
【0056】比較例2参考例7 で有機薄膜として、化合物No.11の代わり
に図14に示される比較例化合物Refc1を用いて記
録媒体とした。
【0057】記録条件:この記録体に発振波長780n
m、ビーム径1.4μmの半導体レーザー光を用い、ト
ラッキングしながらEFM信号を記録し(線速1.4m
/sec.)、同じレーザーの連続光で再生し、再生波
形を観察した。
【0058】評価結果は図14に示される。実施例5〜
9および参考例7〜11においては、反射率、再生波形
ともに、既存の比較例2よりも優れている。
【0059】実施例10 厚さ1.2mmのPMMA基板上に、フォトポリマーに
て探さ1200Å、半値幅0.4μm、トラックピッチ
1.4μmの案内溝を形成した。ついで、この基板上
に、化合物No.21のテトラヒドロフラン溶液をスピ
ンナー塗布し、厚さ800Åの記録層を形成し、記録媒
体とした。
【0060】実施例11、12、参考例12、13、1
4、15、16、17、実施例13 それぞれ、化合物No.22、23、24、25、2
6、27、28、29、30を用い、実施例10と全く
同様に記録媒体を形成した。
【0061】比較例3実施例10 において、化合物No.21の代わりに、図
15に示される比較例化合物Refc1を用いて実施例
10と全く同様に記録媒体を形成した。
【0062】記録条件: レーザー発振波長:635nm 記録周波数 :1.25MHz 記録線速 :1.2m/sec. 再生条件: レーザー発振波長:635nm 再生パワー :0.25〜0.3mWの連続光 スキャニングバンド幅:30KHz 耐侯テスト条件: 耐光テスト :4万Lux、Xe光、50時間連続照射 保存テスト :85℃・85%、720時間放置
【0063】評価結果は図15に示される。実施例10
〜13、参考例12〜17においては、反射率、C/N
比ともに、既存の比較例3よりも優れている。
【0064】参考例18 深さ1000Å、半値幅0.4μm、トラックピッチ
1.6μmの案内溝を有する厚さ1.2mmの射出形成
ポリカーボネート基板上に、化合物No.31をメチル
シクロへキサン、2−メトキシエタノール、メチルエチ
ルケトン、テトラヒドロフランの混合溶液に溶解した液
をスピンナー塗布し、厚さ1800Åの有機色素層を形
成し、次いでスバッタ法により金2000Åの反射層を
設け、さらにその上にアクリル系フォトポリマーにて5
μmの保護層を設け記録媒体とした。
【0065】参考例19、20、実施例14、15、1
6、参考例21、22、実施例17、18 参考例18 において、化合物No.31の代わりに化合
物No.32、33、34、35、36、37、38、
39、40をそれぞれ用い、参考例18と全く同様に記
録媒体を得た。
【0066】比較例4参考例18において、 有機薄膜として、化合物No.3
1の代わりに化合物Refc1を用いて記録媒体とし
た。
【0067】記録条件:この記録媒体に発振波長650
nm、ビーム径1.4μmの半導体レーザー光を用い、
トラッキングしながらEFM信号を記録し(線速1.4
m/sec.)、同じレーザーの連続光で再生し、再生
波形を観察した。
【0068】評価結果は図16に示される。実施例14
〜18、参考例18〜22においては、反射率、再生波
形ともに、既存の比較例4よりも優れている。
【0069】実施例19 深さ1000Å、半値幅0.45μm、トラックピッチ
1.6μmの案内溝を有する厚さ1.2mmの射出形成
ポリカーボネート基板上に、図17に示される化合物R
efc2と化合物No.21とを、重量比(1/1)の
メチルシクロヘキサン、2−メトキシエタノール、メチ
ルエチルケトン、テトラヒドロフラン混合溶媒に溶解し
てスピンナー塗布し、厚さ1700Åの有機色素層を形
成し、次いでスパッタ法により金2000Åの反射層を
形成し、さらにその上にアクリル系フォトポリマーで6
μmの保護層を設け、記録媒体とした。
【0070】実施例20、21、参考例23、24 実施例19 において、記録層を化合物No.21の代わ
りに、化合物No.22、23、24、25をそれぞれ
用い、化合物Refc2と混合して実施例19と全く同
じ様に記録媒体を得た。
【0071】比較例5実施例19 において、有機記録層を、化合物Refc2
のみとして、実施例19と同様に記録媒体を得た。
【0072】記録条件:この記録媒体に発振波長780
nm、ビーム径1.6μmの半導体レーザを用い、トラ
ッキングしながらEFM信号を記録し(線速1.4m/
sec)、同じレーザ及び発振波長680nm、ビーム
径1.4μmの半導体レーザの連続光で再生し再生波形
を観察した。
【0073】評価結果は図17に示される。実施例19
〜21、参考例23、24においては、発振波長680
nmレーザによる反射率、再生波形ともに、既存の比較
例5よりも優れている。
【0074】参考例25、26、27、28、実施例2
実施例19において、 記録層を化合物No.21の代わ
りに、化合物No.26、27、28、29、30をそ
れぞれ用い、化合物Refc2の代わりに図18に示す
化合物Refc3を用いた以外は実施例19と全く同じ
様に記録媒体を得た。
【0075】比較例6実施例19において 、有機記録層を、化合物Refc3
のみとして、実施例19と同様に記録媒体を得た。
【0076】記録条件:この記録媒体に発振波長780
nm、ビーム径1.6μmの半導体レーザを用い、トラ
ッキングしながらEFM信号を記録し(線速1.4m/
sec)、同じレーザ及び発振波長680nm、ビーム
径1.4μmの半導体レーザの連続光で再生し再生波形
を観察した。
【0077】評価結果は図18に示される。参考例25
〜28、実施例22においては、発振波長680nmレ
ーザによる反射率、再生波形ともに、既存の比較例6よ
りも優れている。
【0078】参考例29、30、31、実施例23、2
実施例19において 、記録層を化合物No.21の代わ
りに、化合物No.31、32、33、34、35をそ
れぞれ用い、化合物Refc2の代わりに図19に示す
化合物Refc4を用いた以外は実施例19と全く同じ
様に記録媒体を得た。
【0079】比較例7実施例19において 、有機記録層を化合物Refc4の
みとして、実施例19と同様に記録媒体を得た。
【0080】記録条件:この記録媒体に発振波長780
nm、ビーム径1.6μmの半導体レーザを用い、トラ
ッキングしながらEFM信号を記録し(線速1.4m/
sec)、同じレーザ及び発振波長680nm、ビーム
径1.4μmの半導体レーザの連続光で再生し再生波形
を観察した。
【0081】評価結果は図19に示される。実施例29
〜31、参考例23、24においては、発振波長680
nmレーザによる反射率、再生波形ともに、既存の比較
例7よりも優れている。
【0082】
【発明の効果】上記の通り本発明によれば、CD−R用
770〜830nm、又は、次世代の高密度光ディスク
システム用630〜690nmの波長域のレーザ光で記
録、再生が可能で耐光性、保存安定性に優れた情報記録
媒体が提供できた。また、上記一般式(1)で示される
記録材料の安定な構造が提供できた。
【0083】請求項2により、CD−R用記録材料とし
ての最適構造が提供できた。また、請求項4により、
世代の高密度光ディスクシステム用記録材料としての最
適構造が提供できた。さらには、請求項5の記録媒体
で、現状システムでのCD−Rとして使用でき、かつ次
世代の高密度光ディスクシステムとなっても、記録され
た情報を再生可能な情報記録媒体が提供できた。
【0084】請求項は、請求項の最適構造であり、
これにより高品位の信号特性が記録可能となった。さら
に、請求項又はにより記録波長の限定をすること
で、新規な記録法、記録媒体の提供が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光記録媒体に適用されるホルマザン系
化合物Fnと金属塩MYの実施形態の図である。
【図2】図1に続くホルマザン系化合物Fnと金属塩M
Yの実施形態の図である。
【図3】図2に続くホルマザン系化合物Fnと金属塩M
Yの実施形態の図である。
【図4】図3に続くホルマザン系化合物Fnと金属塩M
Yの実施形態の図である。
【図5】図1〜図4に示される金属塩MYを構成するY
(陰イオン)の実施例の図である。
【図6】本発明による追記型光記録媒体の構成例を示す
模式断面図である。
【図7】本発明による追記型光記録媒体の別の構成例を
示す模式断面図である。
【図8】本発明による追記型光記録媒体の更に別の構成
例を示す模式断面図である。
【図9】本発明による追記型光記録媒体の更に別の構成
例を示す模式断面図である。
【図10】本発明によるCD−R用光記録媒体の構成例
を示す模式断面図である。
【図11】本発明によるCD−R用光記録媒体の別の構
成例を示す模式断面図である。
【図12】本発明によるCD−R用光記録媒体の更に別
の構成例を示す模式断面図である。
【図13】実施例1〜4、参考例1〜6、および比較例
に係る光記録媒体の性能を示す図である。
【図14】実施例5〜9、参考例7〜11、および比較
例2に係る光記録媒体の性能を示す図である。
【図15】実施例10〜13、参考例12〜17、およ
び比較例3に係る光記録媒体の性能を示す図である。
【図16】実施例14〜18、参考例18〜22、およ
び比較例4に係る光記録媒体の性能を示す図である。
【図17】実施例19〜21、参考例23、24、およ
び比較例5に係る光記録媒体の性能を示す図である。
【図18】実施例22、参考例25〜28、および比較
例6に係る光記録媒体の性能を示す図である。
【図19】実施例23、24、参考例29〜31、およ
び比較例7に係る光記録媒体の性能を示す図である。
【符号の説明】
Fn ホルマザン系化合物 MY 金属塩 1 基板 2 記録層 3 下引き層 4 保護層 5 ハードコート層 6 金属反射層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 戸村 辰也 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 笹 登 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 東 康弘 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 平8−295079(JP,A) 特開 昭62−144997(JP,A) 特開 昭60−24997(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41M 5/26 G11B 7/24 516 CAPLUS(STN) REGISTRY(STN) MARPAT(STN)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に直接又は下引き層を介して記録
    層を設け、更に必要に応じて反射層、保護層を設けてな
    る光記録媒体において、前記記録媒体中に、下記一般式
    (1)で示されるホルマザン系化合物Fnと一般式がM
    Yで表される金属塩とかなるホルマザン金属キレート
    化合物を少なくとも一種類含有することを特徴とする光
    記録媒体。 【化1】 (ただし上記一般式(1)において、Xは置換もしくは
    無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアリール基
    を表し、R1、R2はそれぞれ独立に、置換もしくは無置
    換のアルキル基、置換もしくは無置換のアリール基を表
    し、R3〜R10はそれぞれ独立に、水素原子、置換もし
    くは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアリー
    ル基、アルコキシ基、アミノ基、ハロゲン原子、ニトロ
    基、シアノ基、カルボキシ基等を表す。また、上記一般
    式MYにおいてMは3族、4族、5族、6族、7族、8
    族、9族、10族の金属原子又はその酸化物もしくはハ
    ロゲン化物を表し、Yは陰イオンを表す。なお、置換基
    NR 1 2 は、R 1 とR 2 が連結して環を形成してなる置換
    基である。
  2. 【請求項2】 前記ホルマザン系化合物Fnの置換基X
    が、置換もしくは無置換のフェニル基であることを特徴
    とする請求項1に記載の光記録媒体。
  3. 【請求項3】 記録レーザー発振波長が770〜830
    nmであることを特徴とする請求項1又は2に記載の光
    記録媒体。
  4. 【請求項4】 前記ホルマザン系化合物Fnの置換基X
    が、置換もしくは無置換のアルキル基であることを特徴
    とする請求項1に記載の光記録媒体。
  5. 【請求項5】 前記ホルマザン系化合物Fnに加え、7
    00〜750nmに最大吸収波長を有する色素との混合
    層を備えていることを特徴とする1又は4に記載の光記
    録媒体。
  6. 【請求項6】 上記700〜750nmに最大吸収波長
    を有する色素が、シアニン色素、フタロシアニン色素も
    しくは、トリ(ジ)アリールメタン系色素からなること
    を特徴とする請求項5に記載の光記録媒体。
  7. 【請求項7】 記録レーザー発振波長が630〜690
    nmであることを特徴とする請求項1、請求項4乃至7
    のいずれか一項に記載の光記録媒体。
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