JP3456591B2 - 精密調整装置 - Google Patents

精密調整装置

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JP3456591B2
JP3456591B2 JP12800693A JP12800693A JP3456591B2 JP 3456591 B2 JP3456591 B2 JP 3456591B2 JP 12800693 A JP12800693 A JP 12800693A JP 12800693 A JP12800693 A JP 12800693A JP 3456591 B2 JP3456591 B2 JP 3456591B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術(図5及び図6) 発明が解決しようとする課題(図1、図7〜図9) 課題を解決するための手段(図1〜図4) 作用(図1〜図4) 実施例(図1〜図4) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は精密調整装置に関し、例
えばコンパクトデイスク用光ピツクアツプのレーザ光の
光路長(以下これを単に光路長と呼ぶ)を調整する光路
調整装置に適用して好適なものである。
【0003】
【従来の技術】従来図5に示すように、この種の光ピツ
クアツプ1においては、レーザダイオード2から出射さ
れたレーザ光を光路長調整用の光学部品3(以下これを
光路長調整用光学部品3と呼ぶ)を用いて所定方向に反
射させた後これを対物レンズ(図示せず)を介してコン
パクトデイスクの表面に照射すると共に、このときの戻
り光を対物レンズ及び光路長調整用光学部品3を介して
フオトデイテクタ5で検出するようになされ、当該フオ
トデイテクタ5から出力される電気信号(以下これをデ
ータ検出信号と呼ぶ)に基づいてコンパクトデイスクに
記録されている情報を再生するようになされている。
【0004】この場合光路長調整用光学部品3は、図6
に示すように、レーザ光の光路に沿つてヘツドハウジン
グ6の一側面に形成された溝6A内に、レーザダイオー
ド2と対向するようにかつ光学部品押さえ付けカバー7
によつて当該溝6Aの底面に押し付けられるようにして
保持されている。また光路長調整用光学部品3の当該溝
6A底面と当接する側面には当該ヘツドハウジング6の
溝6Aと垂直にU字状の溝3A(以下これをU字溝3A
と呼ぶ)が形成されると共に、当該光路長調整用光学部
品3と当接するヘツドハウジング6の溝6A底面には円
形状の窓穴6Bが形成され、これにより調整用治具8の
先端部8Aが嵌合し得るようになされている。
【0005】調整用治具8においては、図7、図8
(A)及び図8(B)に示すように、先端部8Aがヘツ
ドハウジング6の窓穴6Bの外径と同一となるように他
の部分の径に比べて一回り小さく形成されており、当該
先端部8Aの先端面上には中心軸K1から所定量rだけ
ずれた位置に外径が光路長調整用光学部品3のU字溝3
Aの溝幅と等しい円柱形状の突起8Bが形成されてい
る。
【0006】従つて当該光ピツクアツプ1では、調整用
治具8を突起8Bが光路長調整用光学部品3のU字溝3
Aに嵌まるように先端部8Bをヘツドハウジング6の窓
穴6Bに嵌合させた後当該光路長調整用光学部品3を中
心軸K1を中心として回転させることによつて、図9に
示すように、当該調整用治具8の回転角度θに対応させ
て光路長調整用光学部品3をヘツドハウジング6の溝6
Aに沿つてサインカーブを描くように上下方向に摺動さ
せることができ、これにより光路長を調整することがで
きるようになされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで通常この種の
調整作業(以下、これを光路長調整作業と呼ぶ)では、
被調整対称の光ピツクアツプ1を図5に示すように、基
準軸部材10A及び10Bに取り付けることによつて評
価用のコンパクトデイスク11に対して所定距離を保つ
ように固定し、この状態で当該評価用コンパクトデイス
ク11を光ピツクアツプ1に対して線速度一定に回転及
び移動させながらフオトデイテクタ5から出力されるデ
ータ検出信号に基づいて作業者が調整用治具8を把持し
て行うようになされている。
【0008】この場合光路長調整作業は、最終的には1
〔μm 〕単位の微妙な調整となるために十分な集中力が
必要とされている。ところが、このように光路長調整作
業は微妙な調整作業であるために人手による調整作業で
は確実性及び継続性が持続せず、また作業者間における
調整量のばらつきが発生する問題があつた。
【0009】このためこの問題を解決する1つの手法と
して、従来、このような光ピツクアツプ1の光路長調整
作業を機械を用いて行うことが考えられている。ところ
が、機械を用いた調整作業では、調整用治具8を位置決
めした状態に固定すると調整用治具8を介してヘツドハ
ウジング6に不要な力が加わつて歪みが発生するために
調整できなくなり、又は光路長調整後に歪みが戻つて光
路長調整用光学部品3の位置がずれるために調整不良と
なるおそれがある。
【0010】一方、ヘツドハウジング6に不要な力を加
えないようにするために調整用治具8に柔軟性をもたせ
た場合には、調整用治具8をヘツドハウジング6の窓穴
6Bに挿入する際の位置決めが難しい問題がある。
【0011】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、微妙な調整作業を高精度で確実に実行し得る精密調
整装置を提案しようとするものである。
【0012】かかる課題を解決するため本発明において
は、先端に作用部36Aが形成された棒状のビツト36
及びビツト36を中心軸K1の回りに回動させる回動手
段34を有する精密調整装置において、ビツト36を少
なくとも相異なる3方向から支持するようにして挟持す
ると共に、必要に応じてこの挟持を解除し得るビツト固
定手段40と、ビツト36及び回動手段34の出力軸3
4Aを枢着結合すると共に結合軸同士のなす角を自在と
する柔軟部材からなる結合手段35とを設け、ビツト固
定手段40に、支点を挟んで長手方向の一端にビツト3
6と当接する位置決め爪41AX〜41CXが形成さ
れ、かつ他端にビツト36の長手方向と直交する方向に
回動自在に軸支された滑車43A〜43Cが配設された
複数のビツト支持手段41A〜41Cと、ビツト36を
当該ビツト36の長手方向に摺動自在に覆い、複数のビ
ツト支持手段41A〜41Cの各滑車43A〜43Cと
当接する部分がテーパ状に形成された複数のビツト支持
手段41A〜41Cの開閉手段38と、開閉手段38を
ビツト36の長手方向に摺動させる開閉手段38の駆動
手段39とを設けるようにした。
【0013】また本発明においては、光ピツクアツプ1
の光路長を調整する精密調整装置において、先端に光ピ
ツクアツプ1の光路長調整用光学部品3の溝3Aと係合
する突起36Aが形成された棒状のビツト36と、ビツ
ト36をビツト36の中心軸K1の回りに回動するモー
タ34と、ビツト36及びモータ34の出力軸34A間
に介挿され、ビツト36の中心軸K1及び出力軸34A
の中心軸同士のなす角を自在とする柔軟部材35と、支
点を挟んで長手方向の一端にビツト36と当接する位置
決め爪41AX〜41CXが形成され、かつ他端にビツ
ト36と直交する方向に回動自在に軸支された滑車43
A〜43Cが配設された第1、第2及び第3の棒状支持
手段41A〜41Cと、ビツト36を当該ビツト36の
長手方向に摺動自在に覆い、第1、第2及び第3の棒状
支持手段41A〜41Cの各滑車43A〜43Cと当接
する部分がテーパ状に形成された第1、第2及び第3の
棒状支持手段41A〜41Cの開閉部材38と、開閉部
材38をビツト36の長手方向に摺動させるエアーシリ
ンダ39とを設けるようにした。
【0014】
【作用】ビツト36を柔軟部材からなる結合手段35を
介して回動手段34の出力軸34Aに枢着結合すると共
に、当該ビツト36を少なくとも相異なる3方向から支
持するようにして挟持し、かつ必要に応じて挟持を解除
するようにしたことにより、必要に応じてビツト36を
位置決め固定できると共に必要に応じて当該ビツト36
に柔軟性をもたせることができる。
【0015】またビツト36及びモータ34の出力軸3
4A間に介挿された柔軟部材36と、支点を挟んで長手
方向の一端にビツト36と当接する位置決め爪41AX
〜41CXが形成され、かつ他端にビツト36と直交す
る方向に回動自在に軸支された滑車43A〜43Cが配
設された第1、第2及び第3の棒状支持手段41A〜4
1Cと、ビツト36を当該ビツト36の長手方向に摺動
自在に覆い、第1、第2及び第3の棒状支持手段41A
〜41Cの各滑車43A〜43Cと当接する部分がテー
パ状に形成された第1、第2及び第3の棒状支持手段4
1A〜41Cの開閉部材38と、開閉部材38をビツト
36の長手方向に摺動させるエアーシリンダ39とを設
けるようにしたことにより、必要に応じてビツト36を
位置決め固定できると共に必要に応じて当該ビツト36
に柔軟性をもたせることができる。
【0016】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0017】図4〜図7との対応部分に同一符号を付し
て示す図1及び図2において、20は全体として精密調
整装置を示し、光ピツクアツプ1に対して光路長を調整
するようになされている。すなわち精密調整装置20に
おいては、板状のベース部材21の一端に評価用基台2
2が設けられ、被調整対象の光ピツクアツプ1をヘツド
ハウジング6の窓穴6A(図6)がベース部材21の他
端方向を向くように当該評価用基台22の上面に基準軸
固定部材23A、23B及び基準軸部材10A、10B
を介して取り付けるようになされている。
【0018】評価用基台22の内部には矢印aで示す上
方向又はこれと対向する下方向にスライド移動し得るよ
うになされたスライド台24が配置されると共に当該ス
ライド台24の上面にはスピンドルモータ25が載置さ
れ、かつピンドルモータ25の回転軸25Aにはターン
テーブル26を介して評価用コンパクトデイスク11が
取り付けられている。この場合スピンドルモータ25に
おいては、評価用コンパクトデイスク11を、スライド
台24のスライド量に応じて角速度を調整しながら光ピ
ツクアツプ1に対して線速度一定となるように回転させ
るようになされ、これにより当該光ピツクアツプ1が評
価用基台22の開口22Aを介して評価用コンパクトデ
イスク11に記録されている情報を検出し得るようにな
されている。
【0019】光ピツクアツプ1においては、装置20の
外部に配置されたコントローラ(図示せず)(以下これ
を外部コントローラと呼ぶ)と制御用ケーブル27を介
して電気的に接続され、データ検出信号を当該制御用ケ
ーブル27を介して外部コントローラに出力するように
なされている。一方、ベース部材21の中央部には板状
のスライド基台30が配設されており、当該スライド基
台30には板状の調整ユニツト移動用スライダ31が載
上されている。
【0020】調整ユニツト移動用スライダ31は、ベー
ス部材21の他端に配設されたエアーシリンダ32の出
力軸32Aと接続され、これにより当該出力軸32Aを
介して与えられる力によつてスライド基台30上を矢印
bで示す前方向又はこれと対向する後方向に自在にスラ
イド移動し得るようになされている。このためベース部
材21の評価用基台22及びスライド基台30間の所定
位置にはストツパ33が配設され、これにより調整ユニ
ツト移動用スライダ31の前進距離を規制するようにな
されている。
【0021】調整ユニツト移動用スライダ31の上面後
端側には光学部品調整用のモータ34が配設されている
と共に、当該モータ34の出力軸34Aには柱状に形成
された柔軟材からなるコンプライアンス部材35を介し
て棒状の調整ビツト36が取り付けられている。この場
合モータ34においては、外部コントローラがデータ検
出信号に基づいて出力する制御信号を順次入力し、当該
制御信号に基づいて出力軸34Aを回転させるようにな
され、これにより調整ビツト36をその中心軸の回りに
必要量回転させ得るようになされている。
【0022】調整ビツト36は、その先端部36Aが調
整用治具8(図6及び図7)の先端部と同様に径が小さ
くかつ先端面に円椎状の突起36Bが形成されており、
当該先端部36A及びコンプライアンス部材35間を調
整ユニツト移動用スライダ31の前端側に配設されたレ
バーホルダ37、レバープツシヤ38及びエアーシリン
ダ39からなる調整ビツト支持部40によつて支持され
ている。調整ビツト支持部40においては、調整ユニツ
ト移動用スライダ31が前進する際レバーホルダ37の
前端に配設された3本の芯出しレバー部材41A、41
B及び41Cによつて調整ビツト36を挟持するように
なされ、これにより調整ユニツト移動用スライダ31の
前進に伴つて調整ビツト36の先端部36Aが確実に光
ピツクアツプ1の窓穴6Bに嵌合するように当該調整ビ
ツト36を位置決め固定するようになされている。
【0023】また調整ビツト支持部40においては、調
整ビツト36の先端部36Aが光ピツクアツプ1の窓穴
6Bに嵌合した状態では芯出しレバー部材41A〜41
Cによる調整ビツト36の挟持を解除するようになさ
れ、これにより調整ビツト36を回転し得る状態に支持
するようになされている。
【0024】この実施例の場合、第1〜第3の芯出しレ
バー部材41A〜41Cにおいては、図3に示すよう
に、円筒状に形成されたレバーホルダ37の上部37A
の先端にモータ34における出力軸34Aの中心線の延
長線でなる基準線K2を中心として放射状に等角度で、
かつその中央部を軸部材42A、42B、42Cによつ
て軸支されるようにしてそれぞれ取り付けられている。
また各芯出しレバー部材41A〜41Cにおいては、そ
れぞれ前端部が基準線K方向に向けて僅かに折り曲げら
れて当接部41AX、41BX、41CXが形成される
と共に、後端部にはローラ43A、43B、43Cが基
準線K2方向に自在に回動できるように軸支された状態
に取り付けられている。
【0025】レバープツシヤ38においては、板状の平
板部38Aの一面上端部に円筒形状のレバープツシヤ部
38Bが形成されると共に当該平板部38Aの他面下端
部にはエアーシリンダ39の出力軸39Aが接続され、
これにより当該出力軸39Aを介して与えられる力によ
つてレバープツシヤ部38Bがレバーホルダ37の貫通
穴37AX内を滑らかにスライド移動し得るようになさ
れている。この場合レバープツシヤ38においては、当
該レバープツシヤ部38Bの先端がテーパ状に形成さ
れ、これにより当該レバープツシヤ部38Bをレバーホ
ルダ37の貫通穴37AXに押し込むことによつて各芯
出しレバー部材41A〜41Cをそれぞれ軸部材を中心
として回転し得るようになされている。
【0026】従つて当該調整ビツト支持部40では、レ
バープツシヤ38のレバープツシヤ部38Aをレバーホ
ルダ37の貫通穴37AXに強く押し込むことによつて
各芯出しレバー部材41A〜41Cの当接部41AX〜
41CXをレバープツシヤ38の貫通穴38AX及びレ
バーホルダ37の貫通穴37AXをそれぞれ貫通するよ
うに位置する調整ビツト36に強く当接させることがで
き、これにより調整ビツト36を第1〜第3の芯出しレ
バー部材41A〜41Cで挟持するようにして位置決め
固定するようになされている。
【0027】
【0028】またこの実施例の場合、コンプライアンス
部材35はモータ34の出力軸34A及び調整ビツト3
6の各中心軸がそれぞれ図4(A)に示すようにオフセ
ツトせずに図4(B)に示すように当該各中心軸のなす
角が自在となるように当該モータ34の出力軸34A及
び調整ビツト36を枢着結合させるようになされてい
る。
【0029】以上の構成において、当該精密調整装置2
0では、評価用基台21の上面に取り付けられた光ピツ
クアツプ1の光路長を調整するときエアーシリンダ32
が調整ユニツト移動用スライダ31に出力軸32Aを介
して推進力を与えることによつて当該調整ユニツト移動
用スライダ31を前進させ、これにより調整ビツト36
の先端部36Aを光ピツクアツプ1の窓穴6Bに嵌合さ
せる。
【0030】この後精密調整装置20では、モータ34
が外部コントローラから供給される制御信号に基づいて
調整ビツト36を順次必要量回動させることにより当該
光ピツクアツプ1の光路長を調整する。この場合調整ビ
ツト支持部40では、調整ビツト36の先端部36Aを
光ピツクアツプ1の窓穴6Bに嵌め込む際には第1〜第
3の芯出しレバー部材41A〜41Cが調整ビツト36
を挟持することにより当該調整ビツト36を位置決め固
定する。
【0031】一方調整ビツト支持部40においては、調
整ビツト36の先端部36Aが光ピツクアツプ1の窓穴
6Bに嵌合した後には第1〜第3の芯出しレバー部材4
1A〜41Cが開いて調整ビツト36の位置決め固定を
解除することにより、当該調整ビツト36を介して光ピ
ツクアツプ1のヘツドハウジング6に加わる不要な力を
コンプライアンス部材35に吸収させて当該ヘツドハウ
ジング6に作用する外力を極力抑制する。従つて当該精
密調整装置20においては、必要に応じて調整ビツト3
6を固定保持し得ると共に必要に応じて当該調整ビツト
36に柔軟性をもたせることができるため、光ピツクア
ツプ1の光路長調整作業の際にヘツドハウジング6の歪
みを効率良く防止することができる。
【0032】以上の構成によれば、調整ビツト36を柔
軟な基材から形成されたコンプライアンス部材35を介
してモータ34の回転軸34Aに取り付けると共に調整
ビツト支持部40を設け、必要に応じて調整ビツト36
を調整ビツト支持部40の第1〜第3の芯出しレバー部
材41A〜41Cで挟持することによつて当該調整ビツ
ト36を固定支持すると共に必要に応じて第1〜第3の
芯出しレバー部材41A〜41Cよる挟持を解除するよ
うにしたことにより、調整ビツト36を介して光ピツク
アツプ1のヘツドハウジング6に与える外力を極力抑制
することができ、かくして確実かつ高精度に光ピツクア
ツプ1の光路長調整をすることができる。
【0033】なお上述の実施例においては、本発明を光
ピツクアツプ1の光路長調整をする精密調整装置20に
適用するようにした場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、この他精密な調整をする種々の精密調整装
置に適用して好適なものである。
【0034】また上述の実施例においては、3つの芯出
しレバー部材41A〜41Cをレバーホルダ37の先端
に中心軸K2を中心として放射状に等間隔に配設するよ
うにした場合に付いて述べたが、本発明はこれに限ら
ず、芯出しレバー部材41A〜41Cの数としてはこの
他の値であつても良く、また配設状態もこの他の状態で
あつても良い。
【0035】さらに上述の実施例においては、芯出しレ
バー部材41A〜41Cで調整ビツト36を挟持するこ
とによつて当該調整ビツト36を位置決め固定するよう
にした場合に付いて述べたが、本発明はこれに限らず、
要は必要に応じて調整ビツト36を位置決め固定し、か
つ必要に応じて当該位置決め固定を解除し得るのであれ
ば調整ビツト36の位置決め固定手段としてはこの他種
々の方法を適用できる。
【0036】さらに上述の実施例においては、コンプラ
イアンス部材35を柔軟な基材から形成するようにした
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、要は調
整ビツト36の中心軸及びモータ34の出力軸34Aの
中心軸がオフセツトせずに、調整ビツト36の中心軸及
びモータ34の出力軸34Aの中心軸のなす角が自在と
なるように当該調整ビツト36及びモータ34の出力軸
34Aを結合するのであればコンプライアンス部材35
の基材としては種々のものを適用できる。
【0037】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、先端に作
用部が形成された棒状のビツト及びビツトを中心軸の回
りに回動させる回動手段を有する精密調整装置におい
て、ビツトを少なくとも相異なる3方向から支持するよ
うにして挟持すると共に、必要に応じてこの挟持を解除
し得るビツト固定手段と、ビツト及び回動手段の出力軸
を枢着結合すると共に結合軸同士のなす角を自在とする
柔軟部材からなる結合手段とを設け、ビツト固定手段
が、支点を挟んで長手方向の一端にビツトと当接する位
置決め爪が形成され、かつ他端にビツトの長手方向と直
交する方向に回動自在に軸支された滑車が配設された複
数のビツト支持手段と、ビツトを当該ビツトの長手方向
に摺動自在に覆い、複数のビツト支持手段の各滑車と当
接する部分がテーパ状に形成された複数のビツト支持手
段の開閉手段と、開閉手段をビツトの長手方向に摺動さ
せる開閉手段の駆動手段とを有するようにしたことによ
り、必要に応じてビツトを位置決め固定できると共に必
要に応じて当該ビツトに柔軟性をもたせることができ、
かくして微妙調整作業を高精度で確実に実行し得る精密
調整装置を実現できる。また光ピツクアツプの光路長を
調整する精密調整装置において、先端に光ピツクアツプ
の光路長調整用光学部品の溝と係合する突起が形成され
た棒状のビツトと、ビツトをビツトの中心軸の回りに回
動するモータと、ビツト及びモータの出力軸間に介挿さ
れ、ビツトの中心軸及び出力軸の中心軸同士のなす角を
自在とする柔軟部材と、支点を挟んで長手方向の一端に
ビツトと当接する位置決め爪が形成され、かつ他端にビ
ツトと直交する方向に回動自在に軸支された滑車が配設
された第1、第2及び第3の棒状支持手段と、ビツトを
当該ビツトの長手方向に摺動自在に覆い、第1、第2及
び第3の棒状支持手段の各滑車と当接する部分がテーパ
状に形成された第1、第2及び第3の棒状支持手段の開
閉部材と、開閉部材をビツトの長手方向に摺動させるエ
アーシリンダとを設けるようにしたことにより、必要に
応じてビツトを位置決め固定できると共に必要に応じて
当該ビツトに柔軟性をもたせることができ、かくして微
妙調整作業を高精度で確実に実行し得る精密調整装置を
実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による精密調整装置の一実施例を一部断
面をとつて示す略線的な側面図である。
【図2】図1の精密調整装置を示す略線的な上面図であ
る。
【図3】調整ビツト支持部の詳細を示す略線的な断面図
である。
【図4】コンプライアンス部材の他の実施例の説明に供
する側面図である。
【図5】光ピツクアツプの説明に供する略線的な斜視図
である。
【図6】光路長調整用光学部品の説明に供する略線的な
斜視図である。
【図7】光路長調整用光学部品の説明に供する略線的な
斜視図である。
【図8】調整ビツトの説明に供する側面図である。
【図9】調整ビツトの回転に伴う光路長調整用光学部品
のリフト量の説明に供する特性曲線図である。
【符号の説明】
1……光ピツクアツプ、3……光路長調整用光学部品、
6……ヘツドハウジング、6A……溝、6B……窓穴、
8……調整用治具、11……評価用コンパクトデイス
ク、20……精密調整装置、22……評価用基台、37
……レバーホルダ、38……レバープツシヤ、38B…
…レバープツシヤ部、39……レバープツシヤ用エアー
シリンダ、40……調整ビツト支持部、41A〜41C
……芯出しレバー部材、42A〜42C……軸部材、4
3A〜43C……ローラ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端に作用部が形成された棒状のビツト及
    び上記ビツトを中心軸の回りに回動させる回動手段を有
    する精密調整装置において、 上記ビツトを少なくとも相異なる3方向から支持するよ
    うにして挟持すると共に、必要に応じてこの挟持を解除
    し得るビツト固定手段と、 上記ビツト及び上記回動手段の出力軸を枢着結合すると
    共に結合軸同士のなす角を自在とする柔軟部材からなる
    結合手段とを具え 上記ビツト固定手段は、 支点を挟んで長手方向の一端に上記ビツトと当接する位
    置決め爪が形成され、かつ他端に上記ビツトの長手方向
    と直交する方向に回動自在に軸支された滑車が配設され
    た複数のビツト支持手段と、 上記ビツトを当該ビツトの長手方向に摺動自在に覆い、
    上記複数のビツト支持手段の各上記滑車と当接する部分
    がテーパ状に形成された複数の上記ビツト支持手段の開
    閉手段と、 上記開閉手段を上記ビツトの長手方向に摺動させる上記
    開閉手段の駆動手段とを有する ことを特徴とする精密調
    整装置。
  2. 【請求項2】光ピツクアツプの光路長を調整する精密調
    整装置において、 先端に上記光ピツクアツプの光路長調整用光学部品の溝
    と係合する突起が形成された棒状のビツトと、 上記ビツトを上記ビツトの中心軸の回りに回動するモー
    タと、 上記ビツト及び上記モータの出力軸間に介挿され、上記
    ビツトの中心軸及び上記出力軸の中心軸同士のなす角を
    自在とする柔軟部材と、 支点を挟んで長手方向の一端に上記ビツトと当接する位
    置決め爪が形成され、かつ他端に上記ビツトと直交する
    方向に回動自在に軸支された滑車が配設された第1、第
    2及び第3の棒状支持手段と、 上記ビツトを当該ビツトの長手方向に摺動自在に覆い、
    上記第1、第2及び第3の棒状支持手段の各上記滑車と
    当接する部分がテーパ状に形成された上記第1、第2及
    び第3の棒状支持手段の開閉部材と、 上記開閉部材を上記ビツトの長手方向に摺動させるエア
    ーシリンダとを具えることを特徴とする精密調整装置。
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