JP3456451B2 - ケーキ用起泡剤及びその利用食品 - Google Patents

ケーキ用起泡剤及びその利用食品

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーキ類及びその
製造に関して、詳細にはスポンジケーキ類のような食感
の軽いケーキ類の製造に対して乳化剤からなるケーキ用
起泡剤を使用することなく、ボリューム、風味、食感に
優れたケーキ類を製造できるケーキ用起泡剤であり、そ
れを用いて調製されたケーキ類およびその製造法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ケーキ類の中でもスポンジケーキ類は、
小麦粉、砂糖、卵を必須成分とし、これに乳製品、油
脂、フルーツ類、香料、リキュール類、ベーキングパウ
ダー(膨張剤)等を任意に配合添加して製造される。こ
の場合の製造方法としては、全卵をあらかじめホイップ
してからケーキ生地を調製する共立て法、卵を卵白と黄
身に分け、卵白部分をホイップしメレンゲ状態にしてか
らケーキ生地を調製する別立て法、そして全ての原材料
を一緒にまとめて混合し、ホイップしてケーキ生地を調
製するオールインミックス法の3つの方法が知られてい
る。前者2つの製造法は、卵自身のもつ起泡性を利用し
て調製する方法であるが、使用する卵の品質の振れや使
用時の品温等によって生地比重の変化が激しく安定した
ケーキ生地の調製においては、長年の経験が必要であ
り、大量生産にて生地を調製する場合では調製する生地
の管理が困難な為、これらの方法は大量生産されるスポ
ンジケーキ類の製造には殆ど採用されていない。
【0003】オールインミックス法では、使用する原材
料を一緒にまとめて混合、ホイップして生地を調製する
為、卵のみの起泡力では不充分であり、モノグリセライ
ド、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステ
ル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリグリセ
リン脂肪酸エステル等の乳化剤を糖液または油脂と糖液
に配合調製した起泡乳化剤ないし起泡乳化油脂組成物が
ケーキ用起泡剤として使用されている。オールインミッ
クス法は、前述した乳化剤からなる起泡剤を用いる為、
品質の安定したケーキ生地を簡便に調製できることから
大量生産されるスポンジケーキ類の製造に幅広く利用さ
れている。しかしながら、乳化剤からなる起泡剤では、
乳化剤特有のエグ味、渋み、ワックス臭様の臭などの風
味の問題やケーキの食感がネチャツク感じとなり喉通り
も悪く食感においても問題があり、また焼成後の釜落ち
(ボリューム低下)も発生しやすい問題を抱えている。
また、近年の消費者の安全性指向からも乳化剤使用に代
わる安全性の高い天然物由来のケーキ用起泡剤の開発も
望まれていた。
【0004】ケーキ素材に関して天然物由来の蛋白素材
については、特開平1−252245号公報、特開平6
−319434号公報、特開平6−62721号公報、
特開平9−9860号公報が過去報告されている。特開
平1−252245号公報は、小麦グルテン、トウモロ
コシグルテン、大豆蛋白などの穀物蛋白質をアルカリ加
水分解処理と酸、酵素または還元剤との組み合わせ処理
にて調製した蛋白加水分解物を乳化性食品の調製に使用
しているが、起泡剤としてオールインミックス法でのケ
ーキ生地の調製に使用している訳ではなく、目的そのも
のが本発明とは異なっている。特開平6−62721号
公報は、小麦グルテン、トウモロコシグルテンをpH6.
0以下の酸性水溶液またはこれに10〜70%アルコー
ル濃度に調製した酸性アルコール溶液で抽出した蛋白画
分を利用することで起泡乳化剤を使用することなくスポ
ンジケーキを調製する方法を提案しているが、ケーキ製
造方法は、共立て法に関してであり本発明でのオールイ
ンミックス法とは異なっている。また、オールインミッ
クス法では良好な結果は得られない。
【0005】特開平6−319434号公報は、分解率
15〜80%の大豆蛋白加水分解物を起泡剤として生地
比重0.75以下のケーキ生地をオールインミックス法
にて比重の軽いバターケーキの製造方法を提案してい
る。しかしながら、本公報では、調製される生地比重が
0.6〜0.75と起泡性の乏しい生地であり、スポン
ジケーキ類のような生地比重0.6以下の軽い生地には
不適であり、比重、食感の重いバターケーキ類に限定さ
れている。また、使用する大豆蛋白加水分解物について
も分解率が15〜80%の酵素加水分解物と範囲が広く
特にある特定の大豆蛋白加水分解物(有効成分)を言及
している訳でもない。特開平9−9860号公報では、
小麦蛋白、大豆蛋白、トウモロコシ蛋白、乳蛋白、卵白
由来の蛋白加水分解物を用いて起泡乳化剤を使用せず、
オールインミックス法でのスポンジケーキ類を調製する
方法を提案している。しかしながら、この場合、前述し
た蛋白加水分解物に食用油脂を混合しO/W型乳化組成
物として使用しなければ目的とするケーキ生地比重が調
製できず、蛋白加水分解物の使用方法が限定されてお
り、蛋白素材の利用方法が汎用的ではない。また、あら
かじめO/W型乳化組成物に調製しておく作業性にも難
点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記した起
泡乳化剤を使用せず、かつ食用油脂を混合しO/W型乳
化組成物の形態に調製せずとも蛋白加水分解物の粉末ま
たは溶液状態で配合添加することでケーキ生地比重が
0.3〜0.6の比重の軽いスポンジケーキ類をオール
インミックス法で調製可能であるケーキ用起泡剤の提供
であって、焼成したケーキが、ボリューム、風味、食感
が良好でかつ釜落ちが改善されたスポンジケーキ類およ
びその製造法の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決する為の手段】本発明者らは、以上の目的
を達成するため鋭意研究した結果、大豆蛋白中の主構成
成分である7S成分と11S成分を共に含む低変性大豆
蛋白質を基質にして2段階の酵素分解反応、すなわち第
一分解反応によって7S成分を、第二分解反応によって
11S成分を、或いはその逆に第一分解反応によって1
1S成分を、第二分解反応によって7S成分をそれぞれ
別途に加水分解して得られるポリペプチド混合物が、ス
ポンジケーキ類をオールインミックス法で調製する場合
のケーキ用起泡剤として従来からある大豆蛋白加水分解
物とは差別化された適性を有することを見い出し、得ら
れるケーキ類もボリューム、風味、食感が良好であり、
かつ釜落ちが改善できる知見を得、本発明に至ったもの
である。
【0008】即ち本発明は、以下の諸性質を有するポリ
ペプチドであって、大豆蛋白中の7S及び11S成分を
別途に加水分解して得られるポリペプチド、を含有する
ケーキ用起泡剤。 1)ポリペプチド構成成分がメルカプトエタノールを含
むSDSポリアクリルアミドゲル電気泳動法による分析
で、分子量5,000〜35,000の範囲にあるポリ
ペプチドが主体である。 2)ポリペプチドのゲルろ過法による主ピーク分子量が
約8,000で、分子量範囲5,000〜30,000
が全ピークエリア面積の70%以上であり、分子量5,
000未満が全ピークエリア面積の20%以下である。 3)0.22M TCA 可溶率で30〜90%である。該ケ
ーキ用起泡剤中で、ポリペプチドを含有する形態は乳化
状態でなく、水溶液、ペースト状または粉末状であるこ
とができる。また本発明は、上記ケーキ用起泡剤を小麦
粉100重量部に対して6〜20重量部配合してオール
インミックス法により起泡させて見かけ比重を0.6以
下のケーキ生地を調製し、これを焼成したケーキ類であ
る。さらに本発明は、上記ケーキ用起泡剤を小麦粉10
0重量部に対して6〜20重量部配合してオールインミ
ックス法により起泡させて見かけ比重を0.6以下のケ
ーキ生地を調製し、これを焼成することを特徴とするケ
ーキ類の製造法である。
【0009】
【発明の実施の形態】選択的加水分解に用いる大豆蛋白
は、未変性あるいは低変性のものが好ましい。丸大豆も
しくはヘキサン等の溶剤で脱脂された低変性脱脂大豆ま
たは、これらを水抽出した豆乳もしくは脱脂豆乳、更に
はこれに酸を用いて等電点沈殿させて沈殿画分を回収す
る分離大豆蛋白が基質として例示できる。これらの蛋白
質が加熱等により変性を受けているか否かは、蛋白質の
DSC(Differential Scanning Calorimetory)分析す
ることにより判別することができる(Nagano et.,J.Agr
ic.Food Chem.,40,941-944(1992)) 。この方法によれ
ば、例えば未変性の分離大豆蛋白の場合、その主要構成
成分である7S成分、11S成分に由来するそれぞれの
吸熱ピークが認められるのに対して、過度の変性を受け
ている分離大豆蛋白の場合では構成成分の吸熱ピークが
認められないので、変性の有無を容易に判別できる。大
豆蛋白の中でも特に分離大豆蛋白を基質に用いる場合が
最終得られるポリペプチドの風味やケーキ用起泡剤とし
ての品質が優れ好ましく、低変性脱脂大豆(NSI 60以
上、好ましくはNSI 80以上)をpH6〜9、好ましくは
pH6.5〜8.0の範囲で7倍〜15倍加水し、60℃
以下、好ましくは50℃以下で抽出し、オカラ成分を除
去した脱脂豆乳を等電点沈殿させて沈殿画分を回収した
ものが好適である。また、これら脱脂大豆、脱脂豆乳、
分離大豆蛋白は、その調製過程中において乳化性や起泡
性にとって好ましくないフィチン酸を分解または除去操
作されたものもケーキ用起泡剤の品質向上には有効であ
る。
【0010】別途加水分解する例として、まず、11S
成分を第一分解反応により選択的加水分解する場合を例
示すると次のようである。上記の大豆蛋白を基質とし、
1%〜30%蛋白濃度の溶液に対して、蛋白加水分解酵
素を基質固形分に対して0.001〜1%、好ましくは
0.01〜0.5%の範囲で添加し、45℃以下、好ま
しくは30〜40℃においてpH3.0以下、好ましくは
pH1.8〜2.5で、反応時間4時間以内の短時間、好
ましくは10分〜2時間に0.22M TCA 可溶率で10
〜50となるまで反応するのが良い。反応温度が45℃
を超えると11S成分以外に7S成分も同時に分解を受
け易くなり11S成分の選択的な分解が困難となりま
た、11S成分の分解物自体もより低分子化する為、起
泡性が低下しケーキ用起泡剤としての品質が低下する。
また、反応時間が長すぎても11S成分の分解物がより
低分子化する為前記同様に品質低下が起り好ましくな
い。ここで用いられる蛋白加水分解酵素はpH3.0以下
で活性を示す蛋白加水分解酵素全般が適当であり、動物
由来のペプシン、カセプシンや微生物由来の一連のアス
パルチックプロテアーゼ類等の例えばニューラーゼF 、
プロテアーゼM (天野製薬株式会社製)、スミチームLP
(新日本化学株式会社製)等の市販酵素剤を用いること
が出来る。中でもペプシンは好適である。
【0011】7S成分を第一分解反応により選択加水分
解するには、上記の大豆蛋白を基質とし、0.5%〜2
0%蛋白濃度の溶液に対して、蛋白加水分解酵素を基質
固形分に対して0.001〜0.5%、好ましくは0.
01〜0.5%の範囲で添加し、反応温度50℃以上、
好ましくは55〜85℃においてpH3.0より高いpH、
好ましくはpH3.5〜8.0で、反応時間2時間以内の
短時間、好ましくは10分〜30分程度で、0.22M
TCA 可溶率で10〜50%となるまで反応することで実
施できる。尚、pH4〜5における大豆蛋白の等電点近傍
においても反応可能であるが、基質の分散性が著しく低
下する為、酵素反応率が悪くなるので、このpH域で反応
するのは得策でない。ここで用いられる蛋白加水分解酵
素は、50℃を超え90℃未満、好ましくは55〜85
℃において蛋白質分解活性を有する酵素剤であることが
必要である。これらは植物や動物臓器或いは微生物起源
の市販酵素剤等その起源は特に限定されない。
【0012】第一分解反応終了後、反応液から選択的加
水分解物を回収する場合は、pH分画が簡便で好適であ
り、11S成分の選択的加水分解物を回収する場合pH3
〜5、好ましくはpH3.5〜4.5の範囲に調整し、7
S成分の選択的加水分解物を回収する場合pH3〜6、好
ましくはpH3.5〜5.5の範囲に調整し、選択的加水
分解物を主体とする上清画分とし、未分解の画分を主体
とする沈殿画分を遠心分離やフィルタープレス分離等で
各々回収する。
【0013】次いで、第二分解反応について述べる。上
述した第一分解反応後に分離して得られた沈殿画分(7
S成分あるいは11S成分に富んだ画分)に加水して、
第一分解反応とは異なる条件にて第二分解反応を行う。
例えば11S成分を第一分解反応した後であると、45
℃より高い反応温度で7S成分に富んだ画分を第二分解
反応する。この場合特にpH3.0以下、50℃以上で行
うのが好適である。7S成分を第一分解した後である
と、11S成分に富んだ画分を第二分解反応する。この
場合特にpH3.0以下、反応温度45℃以下で行うこと
が好適である。尚、7S成分を第一分解反応し、11S
成分に富んだ画分を第二分解反応する場合は、第一分解
反応後の分離操作は必ずしも必要ではなく、第一分解反
応液をそのまま第二分解反応に移すことも出来る。第二
分解反応に用いる蛋白分解酵素は反応pHで活性を持つも
のであれば良く、前述した酵素が例示される。反応時間
は2時間以内の短時間、好ましくは10分〜30分程度
で、0.22M TCA 可溶率で10〜50%程度に分解す
る。
【0014】このようにして第一分解反応で得られた分
解物と第二分解反応で得られた分解物を全量用い、又は
一方若しくは両方の分解物に精製を行って任意の割合に
例えば9:1〜1:9で混合して、本発明の大豆蛋白に
由来するポリペプチドを調製する。また、両加水分解物
を含むことによって良好な性質をもつポリペプチドを高
収率で得ることができる。
【0015】本発明のポリペプチドは、以下のような物
理化学的性質を有したものとしても表現出来る。 1)ポリペプチドの構成成分がメルカプトエタノールを
含むSDS ポリアクリルアミドゲル電気泳動法による分析
で、分子量5,000〜35,000の範囲にあるポリ
ペプチドの混合物が主体である。 2)ポリペプチドのゲルろ過法により主ピーク分子量が
約8,000で、分子量範囲5,000〜30,000
が全ピークエリア面積の70%以上であり、分子量範囲
5,000未満が全ピークエリア面積の20%以下であ
る。 3)0.22M TCA 可溶率で30〜90%である。
【0016】本発明のポリペプチドの主要構成成分の解
析は、メルカプトエタノールを含むSDS ポリアクリルア
ミドゲル電気泳動法(以下SDS-PAGE)による公知の分析
方法により可能であり、標準分子量マーカーの移動度か
ら各ポリペプチドの分子量を評価でき、デンシトメータ
ーによる定量も可能である。本発明のポリペプチドの主
要構成成分は、典型的には、分子量約10,000、約
20,000、約25,000、約29,000、約3
2,000からなるが、両画分を全量用いた場合に比べ
て例えば11S成分を選択的に加水分解した画分を多く
用いるときは上記のうち分子量10,000の成分が多
くなり他の成分が少なくなるなど、両加水分解物の配合
割合によっては多少現れにくい成分がある。
【0017】本発明のポリペプチドのゲルろ過法による
分子量評価は、以下の条件で行った。条件)カラム;東
ソー(株)製、SW3000XL(7.6mm×30cm) 溶出液;1%SDS 及び0.2M NaClを含む25mM 燐酸緩衝
液(pH 7)を用い、流速0.8ml/分で溶出。検
出;220nmの吸光度。 分析するサンプルを上記溶出液に0.5%濃度(0.1
%メルカプトエタノールを含む)で溶解後、2分煮沸し
て完全に溶解させて、分析に供した。尚、分子量既知の
標準蛋白質の溶出時間をもとに、分子量評価を行った。
本発明のポリペプチドは、5,000〜30,000が
全ピークエリア面積の70%以上であり、分子量5,0
00以下が全ピークエリア面積の20%以下である。
【0018】加水分解度は、上記SDS-PAGEにおいてもあ
る程度判断可能であるが、蛋白質の分解率として一般的
に用いられる0. 22M TCA (トリクロロ酢酸)可溶率
を指標としても評価できる。本発明のポリペプチドの
0.22M TCA 可溶率は、30〜90%、好ましくは4
0〜90%が適当である。
【0019】本発明では乳化力に言及する時、その評価
は乳化活性を測定することで評価した。乳化活性はpH
4、pH5.5およびpH7に調整した試料溶液(1重量
%)3mlに大豆油1mlを加え、超音波分散機で乳化物を
調製し、0. 1%SDS 溶液で1000倍に希釈して溶液
濁度(500nmの吸光度)を測定した。評価は、その濁
度値が高い程乳化力が高いと判断する。本発明のポリペ
プチドの乳化力はpH4で0.15以上好ましくは0.2
0以上より好ましくは0.25以上、pH5.5で0.4
0以上好ましくは0.5以上より好ましくは0.6以
上、pH7で0.8以上好ましくは1.0以上より好まし
くは1.2以上を満たすものである。
【0020】本発明では起泡力に言及する時、その評価
は、油系での起泡容量とその安定性により評価した。す
なわち、5重量%水溶液100mlに大豆油を4ml加え、
これをホモヂナイザー(日本精機社製)により1000
0rpm で1分間処理し、調製された泡をメスシリンダー
に移してその泡容量(ml)を測定した。安定性の評価
は、起泡直後、1時間放置後の泡容量(ml)変化から判
断した。本発明のポリペプチドの起泡力は250以上、
好ましくは300以上より好ましくは350以上であ
る。以上が、本発明のポリペプチドの調製およびその性
質である。
【0021】本発明のケーキ用起泡剤は、上記のポリペ
プチドを含有するものであれば、その形態は、水溶液ま
たはペースト状、粉末状態のいずれであっても構わな
い。本発明のポリペプチドの使用量は、小麦粉100重
量部に対してポリペプチド固形物で6〜20重量部、好
ましくは8〜15重量部配合添加する。6重量部未満で
は起泡力が乏しく、目標とする0.6以下の生地比重に
調製しずらくなり、20重量部を越えると得られる起泡
力も増大せず、添加メリットが少なく、また大豆蛋白の
特有の風味や苦味も感じられるようになり好ましくな
い。
【0022】ケーキの調製は、小麦粉、砂糖、卵を必須
とし、これに乳製品、油脂、フルーツ類、香料、リキュ
ール類、ベーキングパウダー(膨張剤)等を任意に配合
添加し、これに前述した本発明のポリペプチドをケーキ
用起泡剤として配合添加し、これら原材料を一緒にまと
めて混合、コートミキサー、連続ホイッパー等を用いて
生地をホイップ(オールインミックス法)して起泡さ
せ、生地比重を0.6以下、好ましくは0.5以下、よ
り好ましくは0.45以下まで生地比重を低下させケー
キ生地を焼成しケーキ類(スポンジケーキ類)を調製す
る。また、本発明品のケーキ用起泡剤は、オールインミ
ックス法以外に別立て法や共立て法に用いてもさしつか
えない。また、従来の起泡乳化剤、起泡乳化組成物と併
用することも可能である。
【0023】
【実施例】以下、実施例により本発明の実施様態を具体
的に説明するが、本発明がこれらによってその技術範囲
が限定されるものではない。 製造例1(T−1) 不二製油(株)製の低変性脱脂大豆フレーク(NSI 9
0)に40℃の温水10倍量を加え、これにNaOH溶液を
加えてpH7.0に調整した。これを緩やかに撹拌して1
時間抽出し、遠心分離機にて不溶画分のオカラと可溶画
分の脱脂豆乳とに分離した。得られた脱脂豆乳に塩酸を
加えてpHを4.5に調整し、生じた蛋白質沈殿物を遠心
分離機にて回収し分離大豆蛋白カードを得た。次いで、
分離大豆蛋白カードに加水し塩酸を加えてpH2.0、分
離大豆蛋白10重量%に調製し、この溶液1L に対して
ペプシン(日本バイオコン社製)200mgを加え、37
℃で30分間加水分解した(第一反応)。反応液を電気
泳動で分析した結果、大豆蛋白中の11S成分は選択的
に加水分解され、11Sに相当する移動度のバンドは消
失し、11S成分に由来する低分子化されたペプチド成
分、および分解を受けていない7S成分に相当する移動
度のバンドが認められた。反応液は、NaOHを用いてpH
4.5に調整し生じてくる沈殿を遠心分離機にて11S
成分の分解物を含んだ上清画分と7S成分に富んだ沈殿
画分(未分解の画分)とに分離した。なお、ペプシン分
解物の反応液の最終0.22M TCA 可溶率は、25%、
pH分画後の上清画分の最終0.22M TCA 可溶率は、7
2%、pH分画後の上清画分の容量回収率は80%、pH分
画後の上清画分の固形分回収率は24%であった。7S
成分に富んだ沈殿画分(未分解の画分)は、加水し塩酸
を加えてpH2.0、固形分7重量%に調製し、この溶液
1Lに対してペプシン(日本バイオコン社製)100mg
を加え、60℃で20分間再度加水分解を行った(第二
反応)。なお、ペプシン分解後の反応液の最終0.22
M TCA 可溶率は、46%であった。沈殿画分の反応液
は、11S成分を含んだ上清画分と各々全量混合し、混
合液としNaOH溶液を用いてpH6.5に調整し、加熱殺菌
後、噴霧乾燥してポリペプチド(T−1)を調製した。
得られポリペプチドの組成は、SDS電気泳動分析の結
果、分子量5,000〜35,000の範囲に90%以
上含まれていた。また、ゲルろ過分析の結果主ピーク分
子量が約8,000程度であり、分子量範囲5,000
〜30,000の範囲のピークエリア面積が約94%
で、分子量5,000未満は1%であった。そしてその
一般分析値は、粗蛋白質84%、灰分11%、水分5%
であり、0.22M TCA 可溶率は、52%であった。
【0024】製造例2(T−2) 製造例1での第一反応の上清画分と第二反応の反応液の
全量混合液を用い、その固形分に対して3重量%の水酸
化Ca を添加し、更にNaOH溶液を用いてpH6.5に調
整し、これを140℃、7秒の高温短時間加熱処理を行
った後,室温まで冷却し不溶成分を5000Gにて10
分間遠心分離にて除去し、混合上清画分を得、これを加
熱殺菌後、噴霧乾燥してポリペプチド(T−2)を調製
した。得られポリペプチドの組成は、SDS電気泳動分
析の結果、分子量5,000〜35,000の範囲に8
0%以上含まれていた。また、ゲルろ過分析の結果主ピ
ーク分子量が約8,000程度であり、分子量範囲5,
000〜30,000の範囲のピークエリア面積が約8
9%で、分子量5,000未満は10%以下であった。
そしてその一般分析値は、粗蛋白質76%、灰分15
%、水分5%であり、0.22M TCA 可溶率は、70%
であった。
【0025】比較製造例1(t−1) 製造例1の分離大豆蛋白カードに加水し塩酸を加えてp
H2.0、分離大豆蛋白10重量%に調製し、この溶液
1Lに対してペプシン200mgを加え、60℃で2時
間加水分解した。この反応液を電気泳動で分析したとこ
ろ11Sだけでなく7Sも分解していた。この反応液を
NaOH溶液を用いてpH6.5に調整し遠心分離機にて上
清画分を分離し、これを加熱殺菌後、噴霧乾燥してポリ
ペプチド(t−1)をえ調製した。
【0026】比較製造例2(t−2) また、比較製造例1調製においてペプシン分解反応液を
NaOH溶液を用いてpH4.5に調整し生じてくる沈澱を
遠心分離機にて上清画分と沈澱画分とに分離し、沈澱画
分を加水し、塩酸を加えてpH2.0、7重量%に調整
し、この溶液1Lに対してペプシン100mgを加え、
60℃で20分間再度加水分解を行った後、該上清画分
と混合して混合液としNaOH溶液を用いてpH6.5に調
整後、これを加熱殺菌後、噴霧乾燥して、ポリペプチド
(t−2)を調製した。
【0027】実施例(スポンジケーキ) 以下に例示の部は重量基準を意味する。以下の生地配合
にて、薄力粉から食塩までを一定に保ち、試料ポリペプ
チドを6部から15部まで4通りの配合を行った。ま
た、試料ポリペプチドは製造例1〜2および比較製造例
1〜2で得た各ポリペプチド(T−1,T−2及びt−
1,t−2)を用い、これをケーキ用起泡剤としてオー
ルインミックス法でスポンジケーキを調製した。 (生地の配合) 薄力粉 100部 100部 100部 100部 砂糖 100部 100部 100部 100部 全卵 200部 200部 200部 200部 サラダ油 20部 20部 20部 20部 ソルビトール 15部 15部 15部 15部 食塩 1部 1部 1部 1部 試料ポリペプチド 6部 8部 12部 15部
【0028】(スポンジケーキの調製)サラダ油を除く
全ての原料をまず均一分散させ、そこにサラダ油を添
加、生地に馴染ませた後、品温を32℃に調整、これを
ホイッパー羽根を用いてケンウッドミキサー(愛工舎製
作所社製「プロKM−230」)にてホイップさせ、生
地比重0.45を目標に起泡させてケーキ生地を調製し
た(オールインミックス法)。但し、生地比重が0.4
5に達しない場合は、最も低下した段階でホイップを終
了し、ケーキ生地とした。なお、ケーキは、生地280
gを160℃、30分間焼成し、室温まで放冷させた
後、スポンジケーキのボリューム、釜落ちの状態、食
感、風味を評価した。ケーキの食感は、良いものから順
に◎(非常に良い)、○(良好)、△(少し劣る)、×
(劣る)で示す。
【0029】
【表1】ケーキ生地の比重およびスポンジケーキの品質
評価
【0030】製造例1(T−1)は8部以上、製造例2
(T−2)は6部にてケーキ生地比重が0.5以下に調
整可能であり、焼成後のスポンジケーキも釜落ちがな
く、風味も良好で乳化剤使用時に見られる口に含んだ時
のネチャツキ感もなく食感的にも良好なオールインミッ
クス法でのスポンジケーキが調製可能であった。また、
スポンジケーキのボリュームは、一般で使用される起泡
乳化剤を使用した場合と全く見劣りの感じられないもの
であった。一方、比較製造例1(t−1)および比較製
造例2(t−2)については、各々8部前後の配合で生
地比重0.65程度まで低下したが、6部以下、または
12部以上では逆にケーキ生地比重が高くなり、焼成後
のスポンジケーキは、ボリューム感、スポンジ食感の乏
しい状態にしか調製できず、良好なスポンジケーキを得
ることが出来なかった。
【0031】比較製造例3(t−3) 更に、大豆蛋白加水分解物以外に、小麦蛋白加水分解物
を以下の方法で調整した。小麦生グルテン440gに希
塩酸水を徐々に添加分散させ、グルテン分散液1,00
0gを調整した。次いで、この分散液にペプシン(日本
バイオコン社製)400mgを添加し、pH2.2、40℃
で24時間加水分解した。反応後、NaOHを用いてpH5に
調整し、遠心分離にて上清画分を回収し、加熱殺菌後、
噴霧乾燥して小麦蛋白加水分解物(t−3)を72g得
た。
【0032】(スポンジケーキの調整)前述の生地配合
の中、試料ポリペプチドとして小麦蛋白加水分解物(t
−3)を直接8部添加する場合(本製法)と、予め小麦
蛋白加水分解物(t−3)、サラダ油および水を用いて
O/W型乳化組成物を作製し、小麦蛋白加水分解物(t
−3)として8部となるようにO/W型乳化組成物を添
加する場合の比較を行った。小麦蛋白加水分解物(t−
3)35.1部に水29.8部を添加して溶解し、これ
を50℃に昇温してからコーンサラダ油35.1部を加
えて混合攪拌し、O/W型乳化組成物を調整した。この
場合、前述の生地配合の中のサラダ油は12部に減じ
た。これはO/W型乳化組成物中にサラダ油が8部存在
するため20部から減じた量である。スポンジケーキの
調整は前述した方法と同様にそれぞれ行った。
【0033】
【表2】 ケーキ生地の比重およびスポンジケーキの品
質評価
【0034】O/W型乳化組成物法では、比較的良好な
スポンジケーキが調整可能であったが、t−3を直接投
入する本製法のオールインミックス法では良好なスポン
ジケーキは調整出来なかった。
【0035】
【発明の効果】本発明により、乳化剤を配合した起泡乳
化剤、乳化油脂組成物を使用することなく、オールイン
ミックス法でのスポンジケーキ類を提供することが可能
となった。また、本発明品は、食用油脂を用いてO/W
型乳化組成物の形態に調製しなくても有効な効果を発揮
することから、乳化組成物調製の作業性、ケーキ配合に
も制限を与えることなく利用でき有効である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 津村 和伸 茨城県筑波郡谷和原村絹の台4丁目3番 地 不二製油株式会社 つくば研究開発 センター内 (72)発明者 釘宮 渉 茨城県筑波郡谷和原村絹の台4丁目3番 地 不二製油株式会社 つくば研究開発 センター内 (56)参考文献 特開 平9−9860(JP,A) J.Food Sci.,Vol.45 (3),p.534−538,546(1980) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A21D 2/26 A23G 3/00 A23J 3/16 CA/WPIDS(STN) 食品関連文献情報(食ネット) FOODLINE/FOODS ADL IBRA/FOOD SCIENCE AND TECHNOLOGY ABS TRACTS(DIALOG)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】以下の諸性質を有するポリペプチドであっ
    て、大豆蛋白中の7S及び11S成分を別途に加水分解
    して得られるポリペプチド、を含有するケーキ用起泡
    剤。 1)ポリペプチド構成成分がメルカプトエタノールを含
    むSDSポリアクリルアミドゲル電気泳動法による分析
    で、分子量5,000〜35,000の範囲にあるポリ
    ペプチドが主体である。 2)ポリペプチドのゲルろ過法による主ピーク分子量が
    約8,000で、分子量範囲5,000〜30,000
    が全ピークエリア面積の70%以上であり、分子量5,
    000未満が全ピークエリア面積の20%以下である。 3)0.22M TCA 可溶率で30〜90%である。
  2. 【請求項2】 該ポリペプチドを含有する形態が乳化状
    態でなく、水溶液、ペースト状または粉末状である請求
    項1記載のケーキ用起泡剤。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のケーキ用起泡剤
    を小麦粉100重量部に対して6〜20重量部配合して
    オールインミックス法により起泡させて見かけ比重を
    0.6以下のケーキ生地を調製し、これを焼成したケー
    キ類。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載のケーキ用起泡剤
    を小麦粉100重量部に対して6〜20重量部配合して
    オールインミックス法により起泡させて見かけ比重を
    0.6以下のケーキ生地を調製し、これを焼成すること
    を特徴とするケーキ類の製造法。
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