JP3455030B2 - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器

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【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は炊飯器に関し、詳し
くは炊飯量に応じてバーナの燃焼量を制御する炊飯器に
関する。 【0002】 【従来の技術】従来から、ガスの燃焼熱により炊飯を行
なうガス炊飯器が知られている。一般にこのようなガス
炊飯器は、釜内温度の上昇勾配から炊飯量を判定し、そ
の炊飯量に応じてバーナの燃焼量を制御する。ここで、
従来の制御を図4の炊飯シーケンスに基づいて説明す
る。まず炊飯初期は中火で、釜内温度が65℃になるま
で加熱する。ここで、炊飯量を判定するため、釜内温度
が65℃から70℃に上昇するまでの時間をカウントす
る。この時間が基準時間より短い場合は炊飯量が少ない
と判断して弱火に、長い場合は炊飯量が多いと判断して
強火に切替える。やがて釜底附近の水が殆どなくなって
釜底温度が135℃以上になったところで、炊飯完了と
判断してバーナを消火する。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】このように、炊飯量に
応じて火力を切替えるのは炊飯量を判定した後、つまり
釜内温度が70℃に達した後で、70℃に達するまでは
炊飯量に関係なく中火で加熱している。そのため、炊飯
量が多い場合には、炊飯量を判定するまでの時間が長く
なってしまい、全体の炊飯時間も長くなってしまうとい
った問題があった。そのため炊飯量判定の時期を早くす
ることが考えられるが、炊飯量の判定温度を低くする
と、炊飯開始時の水温の違いによって上昇勾配が安定せ
ず、炊飯量が正確に判定されない。また二度炊きやお湯
で炊飯を開始する場合等にも炊飯量が判定しにくくなっ
てしまう。また、強火で加熱を開始すれば時間が短くな
るが、炊飯量が少ない場合には70℃に達するまでの時
間が短くなりすぎてしまい、その後判定した炊飯量に応
じて火力が弱く切替えられても、沸騰までの時間が足り
ずに米粒の中心部の吸水が不足し、御飯が硬めになって
しまう。そのため、十分な吸水が得られる範囲で炊飯時
間を短縮することが必要になる。本発明の炊飯器は上記
課題を解決し、沸騰までの時間を短くすると共に、十分
な吸水を得ることを目的とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の炊飯器は、釜を加熱するバーナと、米の温度を直接
的或は間接的に検出する温度検出手段と、所定の炊飯量
判定期間内での上記温度検出手段の検出温度の上昇勾配
に基づいて炊飯量を判定する炊飯量判定手段と、上記判
定された炊飯量に応じてバーナの火力を制御して炊飯す
る炊飯制御手段とを備えた炊飯器において、炊飯開始か
ら上記バーナにより最大火力で加熱し、上記炊飯量判定
手段による炊飯量判定より前に、所定の炊飯量仮推定期
間内での上記温度検出手段の検出温度の上昇勾配に応じ
て、上記炊飯量判定手段により炊飯量が判定されるまで
の火力を弱く変更する炊飯初期火力制御手段を備えたこ
とを要旨とする。 【0005】上記構成を有する本発明の炊飯器は、炊飯
開始からバーナにより最大火力で加熱し、所定の炊飯量
仮推定期間内での温度検出手段の検出温度の上昇勾配を
検出し、その温度上昇勾配に応じて、炊飯量判定手段に
より炊飯量が判定されるまでの火力を弱く変更する。こ
の炊飯量仮推定期間ではおおよその炊飯量を推定できれ
ばよいため、炊飯量判定期間より前に設定することがで
きる。そのため炊飯開始から最大火力で加熱しても、温
度上昇勾配が急な場合には火力を弱く変更することで、
炊飯量が判定されるまでの時間が短くなりすぎることを
防ぐことができる。その後、炊飯量判定期間内での温度
上昇勾配に基づいて炊飯量を判定し、判定した炊飯量に
応じてバーナの火力を制御して炊飯する。尚、本発明で
いう所定の炊飯量判定期間及び所定の炊飯量仮推定期間
とは、ある所定温度から別の所定温度に上昇するまでの
期間や、ある所定温度からの所定時間といった内容を含
んでおり、所定の期間であることを意味する。また本発
明でいう最大火力とは、必ずしも最上限の火力に限定さ
れず、最大火力相当の火力を意味する。 【0006】 【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成・作用
を一層明らかにするために、以下本発明の炊飯器の好適
な実施例について説明する。図1は、本発明の一実施例
としての炊飯器の概略構成図である。この炊飯器は、
米,水を収納する釜1と、釜1を燃焼加熱するバーナ2
と、バーナ2にガスを供給するガス供給路3と、ガス流
路の開閉を行なうメイン電磁弁4,第1電磁弁5,第2
電磁弁6と、図示しない点火装置とから構成される。ま
た釜1には、釜底の底面中央部に接して釜底温度を検出
する釜底サーミスタ7と、内蓋8に設けられ釜内温度を
検出する蓋サーミスタ9とがそれぞれ設けられる。また
各電磁弁4,5,6を開閉制御するコントローラ10を
備える。 【0007】コントローラ10は第1電磁弁5,第2電
磁弁6をそれぞれ開閉制御することにより、バーナ2の
火力を2段階に切替える。強火力で燃焼させる場合に
は、第1電磁弁5を開弁し第2電磁弁6を閉弁する。逆
に弱火力で燃焼させる場合には、第1電磁弁5を閉弁し
第2電磁弁6を開弁する。 【0008】次に、この炊飯器の行なう炊飯量判定制御
を図2のフローチャートを用いて説明する。図示しない
炊飯スイッチが押されると、メイン電磁弁4,第1電磁
弁5を開弁し、バーナ2への点火動作を行ない(S1)
強火で燃焼させる(S2)。そして、おおよその炊飯量
を判定するため、蓋サーミスタ9の検出温度Tfが40
℃から43℃に上昇するための時間Taをカウントする
(S3)。時間Taが13秒未満の場合には(S4:Y
ES)、図3の推移aに示すように温度上昇勾配が急で
あるため炊飯量が少ないと判断して、第2電磁弁6を開
弁し第1電磁弁5を閉弁して弱火に切替える(S5)。
一方、時間Taが13秒以上の場合には(S4:N
O)、推移bに示すように温度上昇勾配が緩やかである
ため炊飯量が多いと判断して、強火のまま加熱を継続す
る。その後、蓋サーミスタ9の検出温度Tfが65℃ま
で上昇すると(S6:YES)、正確な炊飯量を判定す
るため、時間tbのカウントを開始する(S7)。そし
て、釜内温度Tfが70℃に達した時点で(S8:YE
S)、時間tbのカウントを停止し(S9)、その時間
tbから正確な炊飯量を判定する(S10)。このよう
に、炊飯開始から強火力で燃焼を開始し、炊飯量が少な
く沸騰までの時間が短くなりすぎる恐れがある場合にの
み弱火力に切替え、その後正確な炊飯量を判定する。 【0009】その後、判定した炊飯量に基づいて炊飯制
御を行なう(S11)。本実施例では、判定した炊飯量
に応じて必要な熱量を決定し、所定時間の間にその熱量
を与えるように、強火力での必要燃焼時間と、弱火力で
の必要燃焼時間とを算出し、その算出時間に基づいて燃
焼制御を行なう。そして、釜底サーミスタ7の検出温度
が135℃に達した時点で炊飯完了と判断し、バーナ2
を消火して燃焼動作を停止する。 【0010】以上説明したように、本実施例の炊飯器に
よれば、正確な炊飯量判定の前におおよその炊飯量を判
定し、炊飯量が少ない場合には火力を切替えることによ
り、炊飯開始から強火力での加熱が可能となり、正確な
炊飯量判定までにかかる時間を短縮することができる。
そのため、沸騰までの時間を短くすると共に十分に吸水
させることができる。 【0011】尚、本実施例では、おおよその炊飯量判定
し、炊飯量が少ない場合には弱火力に切替えたが、例え
ば判定した炊飯量に応じて中火力か弱火力かのいずれか
に切替えるようにしてもよい。また、本実施例では、釜
内温度Tfが所定温度から別の所定温度に達するまでの
時間に応じて炊飯量を判定したが、所定時間の間に上昇
する温度に応じて炊飯量を判定してもよい。 【0012】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明はこうした実施例に何等限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる
態様で実施し得ることは勿論である。 【0013】 【発明の効果】以上詳述したように、本発明の炊飯器に
よれば、炊飯開始から最大火力で加熱するため、炊飯量
が多い場合にも炊飯時間を短くすることができる。ま
た、炊飯量の判定温度より低温でおおよその炊飯量を判
定し、炊飯量が少ない場合にはバーナの火力を弱く変更
するため、沸騰までの時間が短くなりすぎて御飯が硬め
になってしまうといったことを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】一実施例としての炊飯器の概略構成図である。 【図2】炊飯量判定制御を表わすフローチャートであ
る。 【図3】温度上昇を表わすグラフである。 【図4】従来の炊飯シーケンスを表わす説明図である。 【符号の説明】 1…釜、 2…バーナ、 3…ガス供給路、 4…メイ
ン電磁弁、5…第1電磁弁、 6…第2電磁弁、 7…
釜底サーミスタ、9…蓋サーミスタ、 10…コントロ
ーラ。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 釜を加熱するバーナと、 米の温度を直接的或は間接的に検出する温度検出手段
    と、 所定の炊飯量判定期間内での上記温度検出手段の検出温
    度の上昇勾配に基づいて炊飯量を判定する炊飯量判定手
    段と、 上記判定された炊飯量に応じてバーナの火力を制御して
    炊飯する炊飯制御手段とを備えた炊飯器において、 炊飯開始から上記バーナにより最大火力で加熱し、上記
    炊飯量判定手段による炊飯量判定より前に、所定の炊飯
    量仮推定期間内での上記温度検出手段の検出温度の上昇
    勾配に応じて、上記炊飯量判定手段により炊飯量が判定
    されるまでの火力を弱く変更する炊飯初期火力制御手段
    を備えたことを特徴とする炊飯器。
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