JP3453789B2 - 苗植機 - Google Patents
苗植機Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機体の姿勢制御を行な
う苗植機に関するものである。 【0002】 【従来技術】従来、特開昭50−68814号公報で開
示された技術、即ち、走行伝動ケースの左右両側に第1
車輪伝動ケースを設け、この第1車輪伝動ケースに屈折
スイングのできる第2車輪伝動ケースを設けて、走行車
輪の上下と前後を油圧装置で行なう構成とし、水田深さ
に基づく機体高さを自動制御するものはあった。 【0003】また、実開昭56−39910号公報で
は、メインの車輪上下作動機構に夫々独立的に左右格別
の車輪を前後に作動させる前後バランス修正機構が開示
されている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】前述の従来技術のもの
は、歩行型田植機において従来から周知の機体高さ制御
を行なうものであるが、その他の機体の姿勢を制御する
配慮がなされていなかった。このため、機体の高さ制御
中に機体の前後及び左右方向のバランスを崩して苗植付
け深さが安定しないと謂う課題があった。 【0005】 【課題を解決するための手段】この発明は、前述の課題
を解消するために次の技術的な手段を講じた。即ち、機
体に対して前後回動する上下方向に延びる左右スイング
伝動ケース6a,6bに左右各々の前後方向に延びる車
輪伝動ケース11a,11bを枢着し、該左右の車輪伝
動ケース11a,11bに左右各々の走行車輪14a,
14bを装着した苗植機において、前記車輪伝動ケース
11a,11bの上下回動により、左右走行車輪14
a,14bを共に上下動させる上下作動装置28と左右
走行車輪14a,14bの相対高さを変更させる左右修
正作動装置29とを設けると共に、スイング伝動ケース
6a,6bの回動により、左右走行車輪14a,14b
を前後方向に移動させる前後作動装置27を設け、機体
上下位置検出器23の検出に基づいて前記上下作動装置
28を作動させて機体の高さを制御し、機体の前後の傾
きを検出をする前後傾き検出器32の検出に基づいて前
記前後作動装置27を作動させて機体の前後傾きを姿勢
制御し、更に、機体の左右傾きを検出する左右傾き検出
器32の検出に基づいて左右修正作動装置29を作動さ
せて機体の左右傾きを姿勢制御することを特徴とする苗
植機とした。 【0006】 【実施例】1は走行伝動ケースで、その前側に搭載台2
を設けて原動機3を取り付けている。4はフレームで、
前記走行伝動ケース1に前側を固着し後方へ向けて延ば
している。5は植付伝動ケースで、内部に左右往復横移
動機構や植付具の伝動機構を装備し、前記フレーム4の
後端側に固着している。 【0007】6a,6bはスイング伝動ケースで、前記
走行伝動ケース1の左右側に突出する駆動軸((図示省
略)を包む突起筒に回動自在に枢着した筒部7a,7b
に一体的に固着されている。そして、この左右のスイン
グ伝動ケースと一体の筒部7a,7bが一体になるよう
当該筒部から上方へ立設させたアーム8a,8bを軸9
で連結し、この軸9に筒軸10を挿通している。 【0008】11a,11bは左右の車輪伝動ケース
で、前記スイング伝動ケース6a,6bの外側に突出す
る中間駆動軸(図示省略)を包む突起筒に回動自在に枢
着した筒部12a,12bに一体的に固着されている。
そして、この左右の車輪伝動ケースと一体の前記筒部1
2a,12bには上方へ立設させたアーム13a,13
bを一体に設けている。 【0009】14a,14bは走行車輪で、前記車輪伝
動ケース11a,11bの外側に車軸突出して取り付け
ている。Aは車輪伝動機構で、前述走行伝動ケース1,
スイング伝動ケース6a,6b及び車輪伝動ケース11
a,11bの総称であり、走行車輪14a,14bを伝
動回転させながら前後及び上下に格別の作動で移動でき
る構成である。 【0010】15は操縦ハンドルで、前記植付伝動ケー
ス5側から後方上方へ向けて延ばし、その上部側が左右
二又にして左右操縦握り部15a,15bを構成してい
る。16は苗載置台で、前記操縦ハンドル15の上部に
前側が下位になるよう配設し、このハンドルフレーム部
に左右方向に移動可能な案内支持体17、18を介して
支持させ、前記植付伝動ケース5内の左右往復移動機構
に連動軸19及び連設アーム20を介して連結してい
る。21は苗受止枠で、側面視がL字型をしていて前記
下位側の案内支持体17と一体的に構成し、これに苗分
割口を穿設し、後述の苗植付具の分離爪が通過して苗を
分離できるように構成している。 【0011】22は苗植付装置で、前記植付伝動ケース
5の左右側にクランクと揺動アームによって取り付けら
れ、その植付苗分離爪22aが側面視で上下のループ軌
跡を描くよう設けてあり、この分離爪22aが苗受止枠
21の苗分割口に上方から介入して苗載置台16に搭載
した苗を分離して下部の接地フロートで整地する水田に
その苗を植付るように構成している。 【0012】23は機体上下位置検出器としての接地フ
ロートで、機体下部側にあって、後部をフレーム側に上
下調節アーム24の回動部にピン25で前側が上下動自
在となるよう枢着し、前側を上下回動自在な連結アーム
26で原動機の搭載台2に取り付けている。27は前後
作動装置の一例である第1油圧シリンダー装置である。
28は上下作動装置の一例である第2油圧シリンダー装
置である。29は左右修正作動装置の一例である第3油
圧シリンダー装置である。これらの関連構成について図
2に基づいて説明すると、先ず、第2油圧シリンダー装
置28は、走行伝動ケース1側に、ピストンロッド28
bが後方側に向けて出入りするようシリンダーケース2
8aを固着している。また、このシリンダーケース28
aの上側に第1油圧シリンダー装置27のピストンロッ
ド27bを枢結し、そのシリンダーケース27aを前記
筒軸10に取り付けている。 【0013】また、第2油圧シリンダー装置28のピス
トンロッド28bの先端側には水平面内で天秤状の作動
をする横杆30の左右中心部を枢結し、この横杆30の
左端及び右端を、前記左右の車輪伝動ケース11a,1
1bと一体の前記筒部12a,12bに立設させたアー
ム13a,13bにロッド31a,31bを介して連結
している。そして、この左側のロッド31aの中間部に
第3油圧シリンダー装置29を介在ならしめている。2
9aはシリンダーケース、29bはピストンロッドであ
る。 【0014】Bは、油圧バルブユニットで、図3に示す
ように、機体の前後傾きを検出する前後傾き検出器の一
例である振り子32の前後の揺動(機体に対する相対揺
動)で切り替えられる第1切替バルブ33と、機体の左
右傾きを検出する左右傾き検出器を兼ねた前記振り子3
2の左右の揺動で切り替えられる第3切替バルブ35
と、更に、水田深さの検出器の一例としての接地フロー
ト23の上下動でロッドを介して切り替えられる第2切
替バルブ34とからなり、水田の耕盤までの深さが深く
なって接地フロート23が上方へ一定以上に押し上げら
れると第2油圧シリンダー装置28のピストンロッド2
8bが後方へ突出して左右の車輪伝動ケース11a,1
1bが下方に回動して走行車輪14a,14bを下動な
らしめ機体を上昇させ、逆に、浅くなって接地フロート
23が車体に対して一定以上に下降するとピストンロッ
ド28bが引っ込んで左右の車輪伝動ケース11a,1
1bが上方に回動して走行車輪14a,14bを上動な
らしめ機体を下降するよう第2切替バルブ34が切り替
えられるように構成されている。また、作業速度や水田
の土質等の関係で機体の前後バランスが変化して傾く
と、振り子32が前側あるいは後側に揺動する。この動
きが一定以上前側あるいは後側に移動すると第1切替バ
ルブ33が切り替えられ、第1油圧シリンダー装置27
のピストンロッド27bが出入りしてスイング伝動ケー
ス6a,6bを機体が前下がり状態のときは前方へスイ
ングして走行車輪14a,14bを前方へ移動させ、逆
に後下がり状態のときは後方へスイングして走行車輪1
4a,14bを後方へ移動させるように構成されてい
る。また、車体が左右側に傾く場合には、振り子32の
左右揺動(機体に対する相対揺動)で第3切替バルブ3
5が切り替えられ、第3油圧シリンダー装置29のピス
トンロッド29bの出入りで左側のロッド31aの伸縮
作動がおこり、車体が左下がりに傾くときには左側のロ
ッド31aが短くなって左側の車輪伝動ケース11aが
下方に回動して左側の走行車輪14aを下動ならしめ車
体の傾斜を右下がり側へ修正し、逆に車体が右下がりに
傾くときには左側のロッド31aが長くなって左側の車
輪伝動ケース11aが上方に回動して左側の走行車輪1
4aを上動ならしめ車体の傾斜を左下がり側へ修正し、
機体の左右傾きを一方の走行車輪14aの上下によって
修正するよう構成されている。即ち、左側のロッド31
aの長さが変更され、左側車輪14aが上下に制御され
て機体の左右傾きを修正する。 【0015】36は車体カバー、37は予備苗載置受け
体、38は車体の前進、後進及び走行速度を選択するチ
ェンジレバー、39a,39bは左右の操縦ハンドル握
り近傍に設けたサイドクラッチレバー,40は植付伝動
ケース5内のクラッチを作動する植付クラッチレバー、
41は第2油圧シリンダー装置28の第2切替バルブ3
4を切替操作する油圧操作レバーを夫々示している。 【0016】また、42は油圧タンク、43は油圧ポン
プ、44は分流弁を示す。上例の構成によれば、苗植付
け作業中に水田深さが変わると、接地フロート23の前
側が機体に対して上下変動し、接地フロート23側から
ロッドを介して第2切替バルブ34が切り替えられ、第
2油圧シリンダー装置28で左右一対の走行車輪14
a,14bがピストンロッド28b、横杆30、左右の
ロッド31a,31b、アーム13a,13b、筒軸1
2a,12b、車輪伝動ケース11a,11bを介して
昇降制御される。 【0017】また、作業速度の変更や水田の土質の影響
で走行駆動反力が変化して車体がまえ下がりあるいは前
上がりになることが生じる。このような場合には、振り
子32は常に垂下されているためこの前後傾斜が検出さ
れることになり、第1切替バルブ33が切り替えられ
る。したがって第1油圧シリンダー装置27が作動さ
れ、そのピストンロッド27bの出入りでスイング伝動
ケース6a,6bを筒軸10、軸9、左右のアーム8
a,8b、筒部7a,7bを介して一体的に前後にスイ
ング制御させ、これに取り付けられた車輪伝動ケース1
1a,11bを介して左右の走行車輪14a,14bを
前後動させて機体の前後傾きを修正制御する。 【0018】更に、水田の耕盤が左右に傾いていたり、
車体前後のバランス崩れをスイング伝動ケース6a,6
bの作動で修正する場合に車体が左右に傾くことにな
り、左右側の苗植付け深さに変動がおこる。このような
場合には、機体の左右傾きを振り子32が検出する。こ
の振り子32と車体との相対的な左右傾きにより第3切
替バルブ35が切り替えられ、第3油圧シリンダー装置
29が作動し、左側車輪14aが上下に制御されて機体
の左右傾きを修正する。 【0019】このようにして、機体は常に水田深さに応
じた高さで、前後バランス崩れがなく、しかも、左右に
大きく傾かない状態の適正な姿勢に自動制御されながら
推進されることになる。 【0020】この実施例を基本とした技術手段に関する
他の実施態様を説明する。先ず、図3の油圧回路では、
水田深さの変動検出時には、必ず車輪伝動ケース11
a,11bを介して左右の走行車輪14a,14bを昇
降制御させる常時制御形式にして、機体が前後に傾く時
に、左右の傾きに優先させて左右のスイング伝動ケース
6a,6bを前後に作動させる前後バランス制御を優先
するものとしているが、これを逆にして、左右バランス
優先制御形態にしてもよい。更に、図4のように優先制
御選択切替弁44aによって切替可能にすれば圃場の状
態に適した制御が可能になり便利である。 【0021】図5で示したように、前後のバランス崩れ
の検出を、接地フロート23の後部側に設けた後部接地
圧検出体45の昇降作動で検出し、第1切替バルブ33
を切替てスイング伝動ケース6a,6bを前後に作動さ
せる前後バランス制御にしてもよい。即ち、機体が前上
がり状態に所定範囲以上に傾くと、検出体45の接地圧
が大きくなりスプリング46に抗して取付アーム47が
上方へ回動する。このとき、ワイヤー48が緩み、バル
ブ切替レバー49を介してスイング伝動ケース6a,6
bを後方側に作動するように第1切替弁33が切り換え
られる。したっがって、走行車輪14a,14bが後方
へ移動して機体の前上がり状態を解消する。逆に前下が
り状態の場合は、ワイヤー48が引っ張られて第1切替
弁33を逆に切替え、スイング伝動ケース6a,6bを
前方側に作動する。このようにして前後バランスの崩れ
を自動的に解消する。 【0022】図6の実施例では、第1切替バルブ33を
電磁切替バルブに変更して、マイコン制御信号によって
切り換える形態とする。即ち、CPUにインターフェイ
スを介して送られる信号電圧(電流)の大きさを基準値
のものと比較したり、信号の断続領域を選択させて、ア
ウターフェイスを介して前記電磁切替バルブ33を切り
換えるように構成している。そして、この制御信号を発
する検出器として、図7では苗載置台16に加わる苗荷
重を検出するロードセル50からの信号で制御するよう
に構成している。即ち、苗載置台16に載せられる苗の
重量が重いとそれだけ機体が後ろ荷重になって前側が上
方へ車軸中心に回動し、接地フロート23の後部が水田
表面から沈んで走行されるために苗植付け深さが深くな
り、苗が埋没して成育が悪くなる。このような事態を、
この実施例では解消する。ロードセル50に大きな荷重
がかかるとCPUを介して切替バルブ33が矢印(イ)
方向に切り換えられ第1油圧シリンダー装置27のピス
トンロッド27bが突出される。したがってスイング伝
動ケース6a,6bが共に矢印(ロ)方向へ回動して走
行車輪14a,14bを後方側へ移動し、車軸位置を後
側へ寄せることで前荷重に変更制御して接地フロート2
3の後部にかかる荷重を低減させる。 【0023】逆に、苗載置量が減少して後荷重がロード
セル50に加わる荷重が一定以上に小さくなったことを
検出すると、電磁切替バルブ33が反矢印(イ)方向に
切り換えられ第1油圧シリンダー装置27のピストンロ
ッド27bが引っ込み、スイング伝動ケースが反矢印
(ロ)側へ回動して後荷重になるよう自動制御される。
したがって、苗植付深さが浅くなりすぎて浮き苗状態に
なるような事態を起させない。 【0024】図8のように、接地フロート23の後部の
枢着部分における前側回動浮力による反力をロードセル
51で検出して、これを電流の大きさあるいは電圧に変
換してCPUへ信号を送り、前記電磁切替バルブ33を
切り換えて制御させることもできる。尚、接地フロート
23の後端下部に加わる圧力を図9のロードセル52で
検出して制御してもよい。 【0025】前記図7の実施例の変形として、図10の
実施例のように苗載置台16が苗載置重量の大、小によ
り前側を中心に上下に回動自在な技術手段を講じ、この
回動によって前記切替バルブ33をワイヤー53等で切
替連動するようにしてもよい。田植機を旋回操作する場
合には、歩行型では機体後方を浮上気味の前荷重で行な
う方がよい。即ち、後を浮かすと当然接地フロート23
の前側が水田表面で押し上げらえてロッドを介して第2
油圧シリンダー装置28の切替バルブ34が車輪伝動ケ
ース11a,11bを下降させる側に切替えて機体全体
を浮上させ、接地フロート23で泥を押さない状態で容
易に旋回できることになる。しかし、それだけハンドル
荷重が重くなって疲労度が増大する。 【0026】そこで、旋回動作に起因させて自動的に走
行車輪14a,14bを後方側に移動させるときわめて
使いやすいものになる。この発想から、図11の実施例
のように、サイドクラッチレバー39a,39bの片方
の切り操作を検出器54で検出してCPUに信号を送る
構成、植付クラッチレバー40の切り操作を検出器55
で検出してCPUに信号を送る構成、油圧操作レバー4
1で機体を上げる操作を検出器56で検出しいてCPU
に信号を送る構成、線引きマーカー57を上昇操作する
マーカ操作レバー58の上げ操作を検出器59で検出し
いてCPUに信号を送る構成等の所謂る旋回時の諸操作
に基づく動作あるいはその作動を検出してこれに基づ
き、電気的な作動機構及びメカ的機構で第1油圧切替バ
ルブ33を切り換え制御してスイング伝動ケース6a,
6bを後方側へ回動ならしめ、自動的に走行車輪14
a,14bを後方側に移動させる。 【0027】尚、図11で示したように、CPUの制御
指令回路に、第1油圧シリンダー装置27の作動がマニ
ュアル調整する基準量だけ作動するよう調整設定ダイヤ
ル60で設定信号を送りこむ構成にし、走行車輪14
a,14bを設定させた一定量だけ移動させるように構
成すれば極めて便利であり、圃場条件、操縦者に応じて
レバー61でダイヤル調節すればよい。 【0028】図12で示した通り、操縦ハンドル15を
機体側に取り付けるにあたり、フレーム4側を筒状に構
成してハンドルの基端側を該筒内へ突込み、ピン62で
ハンドルが上下回動可能になるよう枢着し、筒体内とハ
ンドルとの間にロードセル(感圧検出体)63a,63
bを設け、ハンドル15に加わる荷重を検出して前記電
磁切替バルブ33を切り換えるように構成する。即ち、
ハンドル15に下向きの荷重がかかりすぎる場合には検
出器としてのロードセル63bからの電気信号がCPU
へ送られて、スイング伝動ケース6a、6bを後方側へ
移動するように制御し、逆に、軽くなりすぎると前方側
へ移動するようにバルブ33を切り換える。 【0029】苗補給操作時には、後バランスにして機体
を安定状態に保持させることが望ましく、このために車
軸をできるだけ前より位置にさせて停止すると苗載置台
16の傾斜も緩やかになって苗補給も楽になる。この発
想から、図13の実施例のように、主クラッチレバー6
4の切り操作或は中立操作を検出器65で検出してCP
Uに信号を送る構成、油圧操作レバー41を中立状態に
して車輪伝動ケース11a,11bを制御させないよう
に切り換える苗補給位置への切り換え状態を検出器66
で検出しいてCPUに信号を送る構成、或は、図14の
平面図で示したように予備苗を載置する予備苗載置台6
7を後方へ引き寄せて苗を補給するとき、これを検出器
68で検出してCPUに信号を送る構成等の所謂る苗補
給時の諸操作に基づく動作あるいはその作動を検出して
これに基づき、電気的な作動機構及びメカ的機構で第1
油圧切替バルブ33を切り換え制御してスイング伝動ケ
ース6a,6bを後方側へ回動ならしめ、自動的に走行
車輪14a,14bを後方側に移動させる。予備苗載置
台67を前後移動可能に構成する実施態様としては、前
後方向に向うレール69a,69bに予備苗載置台67
の裏面側を移動自在に支架させ、ハンドル70で前後に
移動させる構成とする。この場合、一定以上の力を加え
ないと移動しない状態の摩擦抵抗をかけておくことが望
ましい。 【0030】図13で示した通り、チェンジレバー38
を操作して後進時にしたとき、この後進操作状態あるい
は後進作動状態を検出する検出器71を設け、この後進
状態の信号により、第1油圧シリンダー装置27の切替
バルブ33をスイング伝動ケース6a,6bを前側へ回
動するようにしている。このような技術手段によると、
後進時に機体の後部が大きく駆動反力で振り上げられず
にすみ、後進が楽になる。 【0031】図15のように、スイング伝動ケース6と
一体のアーム8と伝動ケース1に一体的に取り付けた第
2油圧シリンダー装置28のシリンダー28aとの間に
引っ張りスプリング72を介在させると、深い水田圃場
で作業するときは、油圧シリンダー28bが突出して自
動的に車輪伝動ケース11が下降させる。このとき、ロ
ッド31によってアーム13が後方に引かれ、スイング
ケース6をスプリング72に抗して後方側に移動させる
ことができ、自動的に深い圃場で作業する場合には前バ
ランスの状態になし得る。したがって浅い圃場、深い圃
場にかかわらず前後バランスが適性範囲状態に保持でき
て苗植付け深さを適性状態とすることができる。 【0032】図16では、前記図15で示したスイング
伝動ケース6の自動調整を、手動調整式とした実施例で
あり、アーム8とシリンダー28aとの間に螺子式の調
節機構73を介在したものである。尚、この調節機構7
3に更にスプリング72を付加させた構成にしてもよ
い。これまでに説明した実施態様は、前後バランスにつ
いて主に説明したが、左右の走行車輪の昇降制御につい
ての実施事例を次に説明する。 【0033】図17で示した制御回路では、左右の車輪
伝動ケース11a,11bの片方を昇降作動させる第3
油圧シリンダー装置29の切替バルブ35を電磁切替式
となし、コンピュターからの信号で切り換える構成とす
る。この第3油圧シリンダー装置29の作動によれば、
前記第2油圧シリンダー装置28のピストンロッド28
aの先端に左右中心部を枢着した横杆30の左右端から
左右の車輪伝動ケース11a,11bをロッドで連結し
ている。そして、その片方連動部分に第3油圧シリンダ
ー装置29を介在したから、左右の走行車輪14a,1
4bは互いに天秤状態に昇降作動する。しかし、片方の
車輪が耕盤面に接地して下動が妨げられると、当然なが
ら他方が上動し、機体の左右水平状態を保持するように
制御できる構成になっている。 【0034】この実施例の形態において、通常の田植作
業状態時には、第3油圧シリンダー装置29は、車体の
左右傾きを振り子型のセンサー32による検出信号を制
御コントローラとしてのCPUに送り、そこからの出力
信号で第3切替バルブ35を切り換えて片側の走行車輪
14を上下作動させて自動的に車体を水平状態に復元さ
せる。 【0035】然るに、この機体の傾き検出信号による制
御とは別に、車体を旋回させるような場合、左右一方の
サイドクラッチレバー39を操作してその操作側へ車体
旋回するとき、これを検出器54が検出するとその側の
走行車輪14が下降して旋回側車体が上動し接地フロー
ト23が泥土を押さない状態で旋回するように構成す
る。また、この場合に、調整器74によって予め手動設
定できる信号をCPUに送り込む構成にすれば、この信
号との比較において第3油圧シリンダー装置29の作動
量を制御でき、一定量だけ旋回側の走行車輪14を下動
できる構成とすることができ、圃場の条件に適合させる
ことが可能である。 【0036】左右走行車輪14a,14bの中間部分に
接地フロート23を配置する小型歩行型の田植機におい
ては、この接地フロート23の左右取付け枢着部分にお
ける部分にその接圧を検出する検出器75a,75bを
設け、この接地フロート23にかかる左右側の接地圧差
によって起こる感圧差信号で前記第3油圧シリンダー装
置29を作動制御するように構成すればよい。 【0037】また、左右走行車輪14a,14bの外側
に側部接地フロート76a,76bを有した4条植付け
以上の大型歩行田植機のような場合には、この左右側の
接地フロート76a,76bの後部を取り付ける枢着部
分にかかる荷重差を信号としてCPUへ送信し、前記第
3油圧シリンダー装置29を作動させる構成にしてもよ
い。即ち、この枢着部分の荷重を検出して電気信号へ変
換する検出器77a,77bによる電圧値あるいは電流
値の比較信号によって車体の傾きを自動制御させること
ができる。 【0038】尚、実施例の図11、図13及び図17に
おける制御回路中では、各制御用の信号を複数個同時に
記載する実施例構成として説明をしたが、このうちの単
一の検出器による信号で制御させる実施形態あるいは任
意に選択する複数個の検出器による信号によって制御さ
せる実施形態であってもよい。また、第3油圧シリンダ
ー装置29の実施態用は、第2油圧シリンダー装置28
の先端に取り付けた横杆30の左右端と左右の車輪伝動
ケース11a,11bとを連結させるロッド中の片方側
に第3油圧シリンダー装置29を介装する形態にした
が、このような形態を採用させないで図20で示した通
り、車体自体のフレーム4に横方向へ延びる固定横杆7
8を設け、この横端と左右の車輪伝動ケース11a,1
1bに一体のアーム8a,8bとの間を伸縮作動できる
第3油圧装置79a,79bを介して連動し、独立的に
左右の走行車輪14a,14bを上下制御させる構成に
してもよく、その制御作動は前記の実施例と同じにすれ
ばよい。 【0039】 【発明の作用効果】この発明は、前後傾き検出器32の
検出に基づいて機体に対して上下方向に延びる左右のス
イング伝動ケース6a,6bを前後回動させて機体の前
後傾きを姿勢制御し、機体上下位置検出器23及び左右
傾き検出器32の検出に基づいて前記左右のスイング伝
動ケース6a,6bに対して左右各々の車輪伝動ケース
11a,11bを上下回動させて機体の高さ及び機体の
左右傾きを姿勢制御するので、苗植作業中に機体の前後
・左右・上下方向の姿勢が圃場状態や作業速度あるいは
苗載置台上の苗量の変動等で起った場合に自動的に適正
な状態に調整することができると共に、これら3者の制
御のうちで最も他の制御に影響を与える機体の前後傾き
の姿勢制御を機体に対して回動する左右のスイング伝動
ケース6a,6bにより行うため、機体の高さ及び機体
の左右傾き姿勢の制御より前記機体の前後傾きの姿勢制
御の応答性が向上し、機体の前後傾きの姿勢制御を優先
的に適正な状態とすることにより機体姿勢の安定化を図
ることができ、苗植付け深さの変動を少なくして良好な
苗植え作業が行なえる。
う苗植機に関するものである。 【0002】 【従来技術】従来、特開昭50−68814号公報で開
示された技術、即ち、走行伝動ケースの左右両側に第1
車輪伝動ケースを設け、この第1車輪伝動ケースに屈折
スイングのできる第2車輪伝動ケースを設けて、走行車
輪の上下と前後を油圧装置で行なう構成とし、水田深さ
に基づく機体高さを自動制御するものはあった。 【0003】また、実開昭56−39910号公報で
は、メインの車輪上下作動機構に夫々独立的に左右格別
の車輪を前後に作動させる前後バランス修正機構が開示
されている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】前述の従来技術のもの
は、歩行型田植機において従来から周知の機体高さ制御
を行なうものであるが、その他の機体の姿勢を制御する
配慮がなされていなかった。このため、機体の高さ制御
中に機体の前後及び左右方向のバランスを崩して苗植付
け深さが安定しないと謂う課題があった。 【0005】 【課題を解決するための手段】この発明は、前述の課題
を解消するために次の技術的な手段を講じた。即ち、機
体に対して前後回動する上下方向に延びる左右スイング
伝動ケース6a,6bに左右各々の前後方向に延びる車
輪伝動ケース11a,11bを枢着し、該左右の車輪伝
動ケース11a,11bに左右各々の走行車輪14a,
14bを装着した苗植機において、前記車輪伝動ケース
11a,11bの上下回動により、左右走行車輪14
a,14bを共に上下動させる上下作動装置28と左右
走行車輪14a,14bの相対高さを変更させる左右修
正作動装置29とを設けると共に、スイング伝動ケース
6a,6bの回動により、左右走行車輪14a,14b
を前後方向に移動させる前後作動装置27を設け、機体
上下位置検出器23の検出に基づいて前記上下作動装置
28を作動させて機体の高さを制御し、機体の前後の傾
きを検出をする前後傾き検出器32の検出に基づいて前
記前後作動装置27を作動させて機体の前後傾きを姿勢
制御し、更に、機体の左右傾きを検出する左右傾き検出
器32の検出に基づいて左右修正作動装置29を作動さ
せて機体の左右傾きを姿勢制御することを特徴とする苗
植機とした。 【0006】 【実施例】1は走行伝動ケースで、その前側に搭載台2
を設けて原動機3を取り付けている。4はフレームで、
前記走行伝動ケース1に前側を固着し後方へ向けて延ば
している。5は植付伝動ケースで、内部に左右往復横移
動機構や植付具の伝動機構を装備し、前記フレーム4の
後端側に固着している。 【0007】6a,6bはスイング伝動ケースで、前記
走行伝動ケース1の左右側に突出する駆動軸((図示省
略)を包む突起筒に回動自在に枢着した筒部7a,7b
に一体的に固着されている。そして、この左右のスイン
グ伝動ケースと一体の筒部7a,7bが一体になるよう
当該筒部から上方へ立設させたアーム8a,8bを軸9
で連結し、この軸9に筒軸10を挿通している。 【0008】11a,11bは左右の車輪伝動ケース
で、前記スイング伝動ケース6a,6bの外側に突出す
る中間駆動軸(図示省略)を包む突起筒に回動自在に枢
着した筒部12a,12bに一体的に固着されている。
そして、この左右の車輪伝動ケースと一体の前記筒部1
2a,12bには上方へ立設させたアーム13a,13
bを一体に設けている。 【0009】14a,14bは走行車輪で、前記車輪伝
動ケース11a,11bの外側に車軸突出して取り付け
ている。Aは車輪伝動機構で、前述走行伝動ケース1,
スイング伝動ケース6a,6b及び車輪伝動ケース11
a,11bの総称であり、走行車輪14a,14bを伝
動回転させながら前後及び上下に格別の作動で移動でき
る構成である。 【0010】15は操縦ハンドルで、前記植付伝動ケー
ス5側から後方上方へ向けて延ばし、その上部側が左右
二又にして左右操縦握り部15a,15bを構成してい
る。16は苗載置台で、前記操縦ハンドル15の上部に
前側が下位になるよう配設し、このハンドルフレーム部
に左右方向に移動可能な案内支持体17、18を介して
支持させ、前記植付伝動ケース5内の左右往復移動機構
に連動軸19及び連設アーム20を介して連結してい
る。21は苗受止枠で、側面視がL字型をしていて前記
下位側の案内支持体17と一体的に構成し、これに苗分
割口を穿設し、後述の苗植付具の分離爪が通過して苗を
分離できるように構成している。 【0011】22は苗植付装置で、前記植付伝動ケース
5の左右側にクランクと揺動アームによって取り付けら
れ、その植付苗分離爪22aが側面視で上下のループ軌
跡を描くよう設けてあり、この分離爪22aが苗受止枠
21の苗分割口に上方から介入して苗載置台16に搭載
した苗を分離して下部の接地フロートで整地する水田に
その苗を植付るように構成している。 【0012】23は機体上下位置検出器としての接地フ
ロートで、機体下部側にあって、後部をフレーム側に上
下調節アーム24の回動部にピン25で前側が上下動自
在となるよう枢着し、前側を上下回動自在な連結アーム
26で原動機の搭載台2に取り付けている。27は前後
作動装置の一例である第1油圧シリンダー装置である。
28は上下作動装置の一例である第2油圧シリンダー装
置である。29は左右修正作動装置の一例である第3油
圧シリンダー装置である。これらの関連構成について図
2に基づいて説明すると、先ず、第2油圧シリンダー装
置28は、走行伝動ケース1側に、ピストンロッド28
bが後方側に向けて出入りするようシリンダーケース2
8aを固着している。また、このシリンダーケース28
aの上側に第1油圧シリンダー装置27のピストンロッ
ド27bを枢結し、そのシリンダーケース27aを前記
筒軸10に取り付けている。 【0013】また、第2油圧シリンダー装置28のピス
トンロッド28bの先端側には水平面内で天秤状の作動
をする横杆30の左右中心部を枢結し、この横杆30の
左端及び右端を、前記左右の車輪伝動ケース11a,1
1bと一体の前記筒部12a,12bに立設させたアー
ム13a,13bにロッド31a,31bを介して連結
している。そして、この左側のロッド31aの中間部に
第3油圧シリンダー装置29を介在ならしめている。2
9aはシリンダーケース、29bはピストンロッドであ
る。 【0014】Bは、油圧バルブユニットで、図3に示す
ように、機体の前後傾きを検出する前後傾き検出器の一
例である振り子32の前後の揺動(機体に対する相対揺
動)で切り替えられる第1切替バルブ33と、機体の左
右傾きを検出する左右傾き検出器を兼ねた前記振り子3
2の左右の揺動で切り替えられる第3切替バルブ35
と、更に、水田深さの検出器の一例としての接地フロー
ト23の上下動でロッドを介して切り替えられる第2切
替バルブ34とからなり、水田の耕盤までの深さが深く
なって接地フロート23が上方へ一定以上に押し上げら
れると第2油圧シリンダー装置28のピストンロッド2
8bが後方へ突出して左右の車輪伝動ケース11a,1
1bが下方に回動して走行車輪14a,14bを下動な
らしめ機体を上昇させ、逆に、浅くなって接地フロート
23が車体に対して一定以上に下降するとピストンロッ
ド28bが引っ込んで左右の車輪伝動ケース11a,1
1bが上方に回動して走行車輪14a,14bを上動な
らしめ機体を下降するよう第2切替バルブ34が切り替
えられるように構成されている。また、作業速度や水田
の土質等の関係で機体の前後バランスが変化して傾く
と、振り子32が前側あるいは後側に揺動する。この動
きが一定以上前側あるいは後側に移動すると第1切替バ
ルブ33が切り替えられ、第1油圧シリンダー装置27
のピストンロッド27bが出入りしてスイング伝動ケー
ス6a,6bを機体が前下がり状態のときは前方へスイ
ングして走行車輪14a,14bを前方へ移動させ、逆
に後下がり状態のときは後方へスイングして走行車輪1
4a,14bを後方へ移動させるように構成されてい
る。また、車体が左右側に傾く場合には、振り子32の
左右揺動(機体に対する相対揺動)で第3切替バルブ3
5が切り替えられ、第3油圧シリンダー装置29のピス
トンロッド29bの出入りで左側のロッド31aの伸縮
作動がおこり、車体が左下がりに傾くときには左側のロ
ッド31aが短くなって左側の車輪伝動ケース11aが
下方に回動して左側の走行車輪14aを下動ならしめ車
体の傾斜を右下がり側へ修正し、逆に車体が右下がりに
傾くときには左側のロッド31aが長くなって左側の車
輪伝動ケース11aが上方に回動して左側の走行車輪1
4aを上動ならしめ車体の傾斜を左下がり側へ修正し、
機体の左右傾きを一方の走行車輪14aの上下によって
修正するよう構成されている。即ち、左側のロッド31
aの長さが変更され、左側車輪14aが上下に制御され
て機体の左右傾きを修正する。 【0015】36は車体カバー、37は予備苗載置受け
体、38は車体の前進、後進及び走行速度を選択するチ
ェンジレバー、39a,39bは左右の操縦ハンドル握
り近傍に設けたサイドクラッチレバー,40は植付伝動
ケース5内のクラッチを作動する植付クラッチレバー、
41は第2油圧シリンダー装置28の第2切替バルブ3
4を切替操作する油圧操作レバーを夫々示している。 【0016】また、42は油圧タンク、43は油圧ポン
プ、44は分流弁を示す。上例の構成によれば、苗植付
け作業中に水田深さが変わると、接地フロート23の前
側が機体に対して上下変動し、接地フロート23側から
ロッドを介して第2切替バルブ34が切り替えられ、第
2油圧シリンダー装置28で左右一対の走行車輪14
a,14bがピストンロッド28b、横杆30、左右の
ロッド31a,31b、アーム13a,13b、筒軸1
2a,12b、車輪伝動ケース11a,11bを介して
昇降制御される。 【0017】また、作業速度の変更や水田の土質の影響
で走行駆動反力が変化して車体がまえ下がりあるいは前
上がりになることが生じる。このような場合には、振り
子32は常に垂下されているためこの前後傾斜が検出さ
れることになり、第1切替バルブ33が切り替えられ
る。したがって第1油圧シリンダー装置27が作動さ
れ、そのピストンロッド27bの出入りでスイング伝動
ケース6a,6bを筒軸10、軸9、左右のアーム8
a,8b、筒部7a,7bを介して一体的に前後にスイ
ング制御させ、これに取り付けられた車輪伝動ケース1
1a,11bを介して左右の走行車輪14a,14bを
前後動させて機体の前後傾きを修正制御する。 【0018】更に、水田の耕盤が左右に傾いていたり、
車体前後のバランス崩れをスイング伝動ケース6a,6
bの作動で修正する場合に車体が左右に傾くことにな
り、左右側の苗植付け深さに変動がおこる。このような
場合には、機体の左右傾きを振り子32が検出する。こ
の振り子32と車体との相対的な左右傾きにより第3切
替バルブ35が切り替えられ、第3油圧シリンダー装置
29が作動し、左側車輪14aが上下に制御されて機体
の左右傾きを修正する。 【0019】このようにして、機体は常に水田深さに応
じた高さで、前後バランス崩れがなく、しかも、左右に
大きく傾かない状態の適正な姿勢に自動制御されながら
推進されることになる。 【0020】この実施例を基本とした技術手段に関する
他の実施態様を説明する。先ず、図3の油圧回路では、
水田深さの変動検出時には、必ず車輪伝動ケース11
a,11bを介して左右の走行車輪14a,14bを昇
降制御させる常時制御形式にして、機体が前後に傾く時
に、左右の傾きに優先させて左右のスイング伝動ケース
6a,6bを前後に作動させる前後バランス制御を優先
するものとしているが、これを逆にして、左右バランス
優先制御形態にしてもよい。更に、図4のように優先制
御選択切替弁44aによって切替可能にすれば圃場の状
態に適した制御が可能になり便利である。 【0021】図5で示したように、前後のバランス崩れ
の検出を、接地フロート23の後部側に設けた後部接地
圧検出体45の昇降作動で検出し、第1切替バルブ33
を切替てスイング伝動ケース6a,6bを前後に作動さ
せる前後バランス制御にしてもよい。即ち、機体が前上
がり状態に所定範囲以上に傾くと、検出体45の接地圧
が大きくなりスプリング46に抗して取付アーム47が
上方へ回動する。このとき、ワイヤー48が緩み、バル
ブ切替レバー49を介してスイング伝動ケース6a,6
bを後方側に作動するように第1切替弁33が切り換え
られる。したっがって、走行車輪14a,14bが後方
へ移動して機体の前上がり状態を解消する。逆に前下が
り状態の場合は、ワイヤー48が引っ張られて第1切替
弁33を逆に切替え、スイング伝動ケース6a,6bを
前方側に作動する。このようにして前後バランスの崩れ
を自動的に解消する。 【0022】図6の実施例では、第1切替バルブ33を
電磁切替バルブに変更して、マイコン制御信号によって
切り換える形態とする。即ち、CPUにインターフェイ
スを介して送られる信号電圧(電流)の大きさを基準値
のものと比較したり、信号の断続領域を選択させて、ア
ウターフェイスを介して前記電磁切替バルブ33を切り
換えるように構成している。そして、この制御信号を発
する検出器として、図7では苗載置台16に加わる苗荷
重を検出するロードセル50からの信号で制御するよう
に構成している。即ち、苗載置台16に載せられる苗の
重量が重いとそれだけ機体が後ろ荷重になって前側が上
方へ車軸中心に回動し、接地フロート23の後部が水田
表面から沈んで走行されるために苗植付け深さが深くな
り、苗が埋没して成育が悪くなる。このような事態を、
この実施例では解消する。ロードセル50に大きな荷重
がかかるとCPUを介して切替バルブ33が矢印(イ)
方向に切り換えられ第1油圧シリンダー装置27のピス
トンロッド27bが突出される。したがってスイング伝
動ケース6a,6bが共に矢印(ロ)方向へ回動して走
行車輪14a,14bを後方側へ移動し、車軸位置を後
側へ寄せることで前荷重に変更制御して接地フロート2
3の後部にかかる荷重を低減させる。 【0023】逆に、苗載置量が減少して後荷重がロード
セル50に加わる荷重が一定以上に小さくなったことを
検出すると、電磁切替バルブ33が反矢印(イ)方向に
切り換えられ第1油圧シリンダー装置27のピストンロ
ッド27bが引っ込み、スイング伝動ケースが反矢印
(ロ)側へ回動して後荷重になるよう自動制御される。
したがって、苗植付深さが浅くなりすぎて浮き苗状態に
なるような事態を起させない。 【0024】図8のように、接地フロート23の後部の
枢着部分における前側回動浮力による反力をロードセル
51で検出して、これを電流の大きさあるいは電圧に変
換してCPUへ信号を送り、前記電磁切替バルブ33を
切り換えて制御させることもできる。尚、接地フロート
23の後端下部に加わる圧力を図9のロードセル52で
検出して制御してもよい。 【0025】前記図7の実施例の変形として、図10の
実施例のように苗載置台16が苗載置重量の大、小によ
り前側を中心に上下に回動自在な技術手段を講じ、この
回動によって前記切替バルブ33をワイヤー53等で切
替連動するようにしてもよい。田植機を旋回操作する場
合には、歩行型では機体後方を浮上気味の前荷重で行な
う方がよい。即ち、後を浮かすと当然接地フロート23
の前側が水田表面で押し上げらえてロッドを介して第2
油圧シリンダー装置28の切替バルブ34が車輪伝動ケ
ース11a,11bを下降させる側に切替えて機体全体
を浮上させ、接地フロート23で泥を押さない状態で容
易に旋回できることになる。しかし、それだけハンドル
荷重が重くなって疲労度が増大する。 【0026】そこで、旋回動作に起因させて自動的に走
行車輪14a,14bを後方側に移動させるときわめて
使いやすいものになる。この発想から、図11の実施例
のように、サイドクラッチレバー39a,39bの片方
の切り操作を検出器54で検出してCPUに信号を送る
構成、植付クラッチレバー40の切り操作を検出器55
で検出してCPUに信号を送る構成、油圧操作レバー4
1で機体を上げる操作を検出器56で検出しいてCPU
に信号を送る構成、線引きマーカー57を上昇操作する
マーカ操作レバー58の上げ操作を検出器59で検出し
いてCPUに信号を送る構成等の所謂る旋回時の諸操作
に基づく動作あるいはその作動を検出してこれに基づ
き、電気的な作動機構及びメカ的機構で第1油圧切替バ
ルブ33を切り換え制御してスイング伝動ケース6a,
6bを後方側へ回動ならしめ、自動的に走行車輪14
a,14bを後方側に移動させる。 【0027】尚、図11で示したように、CPUの制御
指令回路に、第1油圧シリンダー装置27の作動がマニ
ュアル調整する基準量だけ作動するよう調整設定ダイヤ
ル60で設定信号を送りこむ構成にし、走行車輪14
a,14bを設定させた一定量だけ移動させるように構
成すれば極めて便利であり、圃場条件、操縦者に応じて
レバー61でダイヤル調節すればよい。 【0028】図12で示した通り、操縦ハンドル15を
機体側に取り付けるにあたり、フレーム4側を筒状に構
成してハンドルの基端側を該筒内へ突込み、ピン62で
ハンドルが上下回動可能になるよう枢着し、筒体内とハ
ンドルとの間にロードセル(感圧検出体)63a,63
bを設け、ハンドル15に加わる荷重を検出して前記電
磁切替バルブ33を切り換えるように構成する。即ち、
ハンドル15に下向きの荷重がかかりすぎる場合には検
出器としてのロードセル63bからの電気信号がCPU
へ送られて、スイング伝動ケース6a、6bを後方側へ
移動するように制御し、逆に、軽くなりすぎると前方側
へ移動するようにバルブ33を切り換える。 【0029】苗補給操作時には、後バランスにして機体
を安定状態に保持させることが望ましく、このために車
軸をできるだけ前より位置にさせて停止すると苗載置台
16の傾斜も緩やかになって苗補給も楽になる。この発
想から、図13の実施例のように、主クラッチレバー6
4の切り操作或は中立操作を検出器65で検出してCP
Uに信号を送る構成、油圧操作レバー41を中立状態に
して車輪伝動ケース11a,11bを制御させないよう
に切り換える苗補給位置への切り換え状態を検出器66
で検出しいてCPUに信号を送る構成、或は、図14の
平面図で示したように予備苗を載置する予備苗載置台6
7を後方へ引き寄せて苗を補給するとき、これを検出器
68で検出してCPUに信号を送る構成等の所謂る苗補
給時の諸操作に基づく動作あるいはその作動を検出して
これに基づき、電気的な作動機構及びメカ的機構で第1
油圧切替バルブ33を切り換え制御してスイング伝動ケ
ース6a,6bを後方側へ回動ならしめ、自動的に走行
車輪14a,14bを後方側に移動させる。予備苗載置
台67を前後移動可能に構成する実施態様としては、前
後方向に向うレール69a,69bに予備苗載置台67
の裏面側を移動自在に支架させ、ハンドル70で前後に
移動させる構成とする。この場合、一定以上の力を加え
ないと移動しない状態の摩擦抵抗をかけておくことが望
ましい。 【0030】図13で示した通り、チェンジレバー38
を操作して後進時にしたとき、この後進操作状態あるい
は後進作動状態を検出する検出器71を設け、この後進
状態の信号により、第1油圧シリンダー装置27の切替
バルブ33をスイング伝動ケース6a,6bを前側へ回
動するようにしている。このような技術手段によると、
後進時に機体の後部が大きく駆動反力で振り上げられず
にすみ、後進が楽になる。 【0031】図15のように、スイング伝動ケース6と
一体のアーム8と伝動ケース1に一体的に取り付けた第
2油圧シリンダー装置28のシリンダー28aとの間に
引っ張りスプリング72を介在させると、深い水田圃場
で作業するときは、油圧シリンダー28bが突出して自
動的に車輪伝動ケース11が下降させる。このとき、ロ
ッド31によってアーム13が後方に引かれ、スイング
ケース6をスプリング72に抗して後方側に移動させる
ことができ、自動的に深い圃場で作業する場合には前バ
ランスの状態になし得る。したがって浅い圃場、深い圃
場にかかわらず前後バランスが適性範囲状態に保持でき
て苗植付け深さを適性状態とすることができる。 【0032】図16では、前記図15で示したスイング
伝動ケース6の自動調整を、手動調整式とした実施例で
あり、アーム8とシリンダー28aとの間に螺子式の調
節機構73を介在したものである。尚、この調節機構7
3に更にスプリング72を付加させた構成にしてもよ
い。これまでに説明した実施態様は、前後バランスにつ
いて主に説明したが、左右の走行車輪の昇降制御につい
ての実施事例を次に説明する。 【0033】図17で示した制御回路では、左右の車輪
伝動ケース11a,11bの片方を昇降作動させる第3
油圧シリンダー装置29の切替バルブ35を電磁切替式
となし、コンピュターからの信号で切り換える構成とす
る。この第3油圧シリンダー装置29の作動によれば、
前記第2油圧シリンダー装置28のピストンロッド28
aの先端に左右中心部を枢着した横杆30の左右端から
左右の車輪伝動ケース11a,11bをロッドで連結し
ている。そして、その片方連動部分に第3油圧シリンダ
ー装置29を介在したから、左右の走行車輪14a,1
4bは互いに天秤状態に昇降作動する。しかし、片方の
車輪が耕盤面に接地して下動が妨げられると、当然なが
ら他方が上動し、機体の左右水平状態を保持するように
制御できる構成になっている。 【0034】この実施例の形態において、通常の田植作
業状態時には、第3油圧シリンダー装置29は、車体の
左右傾きを振り子型のセンサー32による検出信号を制
御コントローラとしてのCPUに送り、そこからの出力
信号で第3切替バルブ35を切り換えて片側の走行車輪
14を上下作動させて自動的に車体を水平状態に復元さ
せる。 【0035】然るに、この機体の傾き検出信号による制
御とは別に、車体を旋回させるような場合、左右一方の
サイドクラッチレバー39を操作してその操作側へ車体
旋回するとき、これを検出器54が検出するとその側の
走行車輪14が下降して旋回側車体が上動し接地フロー
ト23が泥土を押さない状態で旋回するように構成す
る。また、この場合に、調整器74によって予め手動設
定できる信号をCPUに送り込む構成にすれば、この信
号との比較において第3油圧シリンダー装置29の作動
量を制御でき、一定量だけ旋回側の走行車輪14を下動
できる構成とすることができ、圃場の条件に適合させる
ことが可能である。 【0036】左右走行車輪14a,14bの中間部分に
接地フロート23を配置する小型歩行型の田植機におい
ては、この接地フロート23の左右取付け枢着部分にお
ける部分にその接圧を検出する検出器75a,75bを
設け、この接地フロート23にかかる左右側の接地圧差
によって起こる感圧差信号で前記第3油圧シリンダー装
置29を作動制御するように構成すればよい。 【0037】また、左右走行車輪14a,14bの外側
に側部接地フロート76a,76bを有した4条植付け
以上の大型歩行田植機のような場合には、この左右側の
接地フロート76a,76bの後部を取り付ける枢着部
分にかかる荷重差を信号としてCPUへ送信し、前記第
3油圧シリンダー装置29を作動させる構成にしてもよ
い。即ち、この枢着部分の荷重を検出して電気信号へ変
換する検出器77a,77bによる電圧値あるいは電流
値の比較信号によって車体の傾きを自動制御させること
ができる。 【0038】尚、実施例の図11、図13及び図17に
おける制御回路中では、各制御用の信号を複数個同時に
記載する実施例構成として説明をしたが、このうちの単
一の検出器による信号で制御させる実施形態あるいは任
意に選択する複数個の検出器による信号によって制御さ
せる実施形態であってもよい。また、第3油圧シリンダ
ー装置29の実施態用は、第2油圧シリンダー装置28
の先端に取り付けた横杆30の左右端と左右の車輪伝動
ケース11a,11bとを連結させるロッド中の片方側
に第3油圧シリンダー装置29を介装する形態にした
が、このような形態を採用させないで図20で示した通
り、車体自体のフレーム4に横方向へ延びる固定横杆7
8を設け、この横端と左右の車輪伝動ケース11a,1
1bに一体のアーム8a,8bとの間を伸縮作動できる
第3油圧装置79a,79bを介して連動し、独立的に
左右の走行車輪14a,14bを上下制御させる構成に
してもよく、その制御作動は前記の実施例と同じにすれ
ばよい。 【0039】 【発明の作用効果】この発明は、前後傾き検出器32の
検出に基づいて機体に対して上下方向に延びる左右のス
イング伝動ケース6a,6bを前後回動させて機体の前
後傾きを姿勢制御し、機体上下位置検出器23及び左右
傾き検出器32の検出に基づいて前記左右のスイング伝
動ケース6a,6bに対して左右各々の車輪伝動ケース
11a,11bを上下回動させて機体の高さ及び機体の
左右傾きを姿勢制御するので、苗植作業中に機体の前後
・左右・上下方向の姿勢が圃場状態や作業速度あるいは
苗載置台上の苗量の変動等で起った場合に自動的に適正
な状態に調整することができると共に、これら3者の制
御のうちで最も他の制御に影響を与える機体の前後傾き
の姿勢制御を機体に対して回動する左右のスイング伝動
ケース6a,6bにより行うため、機体の高さ及び機体
の左右傾き姿勢の制御より前記機体の前後傾きの姿勢制
御の応答性が向上し、機体の前後傾きの姿勢制御を優先
的に適正な状態とすることにより機体姿勢の安定化を図
ることができ、苗植付け深さの変動を少なくして良好な
苗植え作業が行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】側面図
【図2】要部の平面図
【図3】油圧回路図
【図4】要部の油圧回路図
【図5】別例の側面図
【図6】別例の油圧回路を含む制御回路図
【図7】別例の要部の側面図
【図8】別例の要部の制御回路を含む側面図
【図9】別例の要部の側断面図
【図10】別例の要部の側面図
【図11】別例の制御回路図
【図12】別例の要部の制御回路を含む側面図
【図13】別例の制御回路図
【図14】別例の要部の平面図
【図15】別例の要部の側面図
【図16】別例の要部の側面図
【図17】別例の制御回路図
【図18】別例の要部の側面図
【図19】図18の正断面図
【図20】別例の要部の側面図
【図21】図20の平面図
【符号の説明】
1 走行伝動ケース
3 原動機
4 フレーム
5 植付伝動ケース
6a スイング伝動ケース
6b スイング伝動ケース
11a 車輪伝動ケース
11b 車輪伝動ケース
14a 走行車輪
14b 走行車輪
15 操縦ハンドル
16 苗載置台
22 植付装置
23 接地フロート(機体上下位置検出器)
27 第1油圧シリンダー装置(前後作動装置)
28 第2油圧シリンダー装置(上下作動装置)
29 第3油圧シリンダー装置(左右修正作動装置)
32 振り子型のセンサー(前後傾き検出器・左右傾
き検出器)
き検出器)
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 機体に対して前後回動する上下方向に延
びる左右スイング伝動ケース6a,6bに左右各々の前
後方向に延びる車輪伝動ケース11a,11bを枢着
し、該左右の車輪伝動ケース11a,11bに左右各々
の走行車輪14a,14bを装着した苗植機において、
前記車輪伝動ケース11a,11bの上下回動により、
左右走行車輪14a,14bを共に上下動させる上下作
動装置28と左右走行車輪14a,14bの相対高さを
変更させる左右修正作動装置29とを設けると共に、ス
イング伝動ケース6a,6bの回動により、左右走行車
輪14a,14bを前後方向に移動させる前後作動装置
27を設け、機体上下位置検出器23の検出に基づいて
前記上下作動装置28を作動させて機体の高さを制御
し、機体の前後の傾きを検出をする前後傾き検出器32
の検出に基づいて前記前後作動装置27を作動させて機
体の前後傾きを姿勢制御し、更に、機体の左右傾きを検
出する左右傾き検出器32の検出に基づいて左右修正作
動装置29を作動させて機体の左右傾きを姿勢制御する
ことを特徴とする苗植機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15862793A JP3453789B2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 苗植機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15862793A JP3453789B2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 苗植機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH078033A JPH078033A (ja) | 1995-01-13 |
JP3453789B2 true JP3453789B2 (ja) | 2003-10-06 |
Family
ID=15675845
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15862793A Expired - Fee Related JP3453789B2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 苗植機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3453789B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4060771B2 (ja) * | 2003-09-16 | 2008-03-12 | 株式会社東芝 | 光ディスク装置及びその制御方法 |
JP6935189B2 (ja) * | 2016-11-25 | 2021-09-15 | 本田技研工業株式会社 | 作業機 |
JP6734183B2 (ja) * | 2016-11-25 | 2020-08-05 | 本田技研工業株式会社 | 作業機 |
-
1993
- 1993-06-29 JP JP15862793A patent/JP3453789B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH078033A (ja) | 1995-01-13 |
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