JP3452948B2 - デ−タ伝送方法 - Google Patents

デ−タ伝送方法

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JP3452948B2
JP3452948B2 JP06136293A JP6136293A JP3452948B2 JP 3452948 B2 JP3452948 B2 JP 3452948B2 JP 06136293 A JP06136293 A JP 06136293A JP 6136293 A JP6136293 A JP 6136293A JP 3452948 B2 JP3452948 B2 JP 3452948B2
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顕緒 竹森
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日本サーボ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,複数のCPUで構成さ
れ所定の周期毎に処理を繰返し実行するシステムにおけ
るデ−タ伝送方法に係り,特に,限られた処理時間内に
各CPU間で必要なデ−タを優先的に伝送するデ−タ伝
送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】多数のモ−タを所定の精度で制御する必
要のあるシステムや,複雑な演算処理を伴った制御シス
テム等においては,制御機能や演算機能を複数のCPU
(central processing unit)に分散して構成している
ものがある。上述したシステムには,モ−タがサ−ボ機
能のように連続的に変化する目標に対応して制御する必
要のあるシステムや,条件に対応して予め定められた一
定条件の演算を繰返し実行するシステム等がある。この
ようなシステムにおいては,システムの条件によって設
定された所定のサンプリング周期に従って,制御対象の
デ−タを採取し,また,変化する変数を入力して演算
し,制御信号や演算結果を出力するようにしている。複
数のCPUによって構成され所定の周期によって繰返し
処理を実行するようなシステムにおいては,システムを
構成する各CPUそれぞれは相互に必要なデ−タ等を伝
送しあいながら,予め定められた所定の処理を一定のサ
ンプリング時間毎に繰返し実行して限られた時間内に一
巡の処理を終了させている。このような機能を備えた複
数のCPUで構成されるシステムは,例えば,図4のよ
うに構成されている。図4は2個のCPUによって構成
された例を示していて,2個のCPU間のデ−タ伝送機
能を主体にして示し,このシステムに対する入出力機能
等の図示は省略している。
【0003】図4において,主制御装置21と演算装置
22とはデ−タ伝送回線23によって接続されている。
主制御装置21は第1のCPU24および第1のCPU
24が処理中のデ−タ等を一時記憶する第1のRAM
(random access memory)25等によって構成され,各
装置間はバスライン21a等によって接続されている。
演算装置22は第2のCPU26および第2のCPU2
6が処理中のデ−タ等を一時記憶する第2のRAM27
等によって構成され各装置間はバスライン22a等によ
って接続されている。また,デ−タ伝送回線23にはデ
ュアルポ−トRAM28が,伝送ライン29によって主
制御装置21のバスライン21aと,伝送ライン30に
よって演算装置22のバスライン22aと,それぞれ接
続している。
【0004】上述の構成システムにおいては,第1のC
PU24から第2のCPU26へ演算用のデ−タを伝送
し,第2のCPU26で行った演算結果を第2のCPU
26から第1のCPU24に伝送するというようなデ−
タの授受操作を行なっている。このデ−タ授受操作のた
めに第1のCPU24は,第2のCPU26に伝送すべ
きデ−タをデュアルポ−トRAM28に伝送記憶させ,
第2のCPU26から伝送しデュアルポ−トRAM28
に記憶させたデ−タを必要時に取込むようにしている。
また,第2のCPU26は,第1のCPU24に伝送す
べきデ−タをデュアルポ−トRAM28に伝送記憶さ
せ,第1のCPU24から伝送しデュアルポ−トRAM
28に記憶させたデ−タを必要時に取込むようにしてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来,授受デ−タ量の
多い場合は,上述したように,各CPU内部のデ−タを
デュアルポ−トRAMを用いて共有化する方式をとって
いたが,外部RAMであるデュアルポ−トRAMを用い
る場合には,1チップCPUを採用した場合の内部RA
Mを用いる場合に対し,デュアルポ−トRAMのアクセ
ス時間が必要であって,CPU実行速度の低下につなが
ると共に装置の小型化の妨げになるという問題があっ
た。デュアルポ−トRAMを仲介させないで複数のCP
U間の相互通信を行う場合は通信に要する期間を除い
て,各CPUの実効速度は外部素子の影響がなく高速演
算が可能であり,且つ装置の小型化が可能であるが,限
られた時間内で処理を終了したいため,限られたデ−タ
数量しか伝送できないという問題点があった。即ち,1
サンプリング周期内に実行すべき操作の中でCPU間の
デ−タ伝送を行う必要があって,サンプリング周期を長
くできない場合は一度に伝送可能なデ−タ量が限られて
しまうので送受信デ−タ数を必要最小限にする必要があ
る。従って,毎回処理に必要なデ−タから優先して伝送
することが必要である。そのために,緊急を要さない内
部状態のモニタデ−タ等はサンプリング周期と所定の処
理に要する時間との差である余時間に伝送するために伝
送デ−タに制約を受ける。本発明は上記従来の課題(問
題点)を解決して必要なデ−タの伝送を実行しながらC
PUの実行速度の低下を防止するとともに1チップCP
Uの採用を可能にして構成装置の小型化を実現できるデ
−タ伝送方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に,本発明に基づくデ−タ伝送方法においては,複数の
CPU間で複数デ−タの相互伝送を行うシステムにおい
て,相互伝送を行う複数デ−タを所定数ごとに分割して
各分割デ−タ群にラベルを割付け,送信CPUは所定周
期毎の伝送タイミングに,伝送すべきデ−タ群と,伝送
対象CPUの実行内容をラベルを用いて指定する指示デ
−タとを,伝送対象CPUに送信し,送信CPUが送信
した指示デ−タを含むデ−タ群を受信したCPUは送信
CPUが送信した指示デ−タに従った処理を実行し,こ
の指示デ−タに受信CPUが返送するデ−タ群を示すラ
ベルが記載されている場合はこのデ−タ群を送信CPU
に返送するようにした。上記の指示デ−タには送信CP
Uの伝送デ−タ群を示すラベルを記載しているのが望ま
しい。また,指示デ−タは,少なくとも送信CPUが伝
送対象CPUに要求するデ−タ群を示すラベルで構成さ
れているのが望ましい。さらに,送信CPUは,伝送す
るデ−タ群の先頭に指示デ−タを配置するのが望まし
い。
【0007】
【作用】本発明におけるデ−タ伝送方法は上述のような
方法にしたので,受信CPUは受信した指示デ−タに指
定されるラベルを参照し,複数のデ−タを一括して指定
し適切な処理動作が実行できる。また,受信CPUは指
示デ−タによって指示されたラベルに示されるデ−タ群
を送信CPUに返送するので,緊急に必要とする複数の
デ−タを直接優先して伝送できる。従って,デュアルポ
−トRAMの仲介を不要にできるので,1チップCPU
の採用を可能にして装置を大型化することなくCPUの
実行速度の低下を来さない。送信CPUが伝送するデ−
タ群を示すラベルを指示デ−タに記載している場合は受
信したデ−タ群の種類名称を誤りなく判定でき,適切速
やかな処理が実行できる。また,指示デ−タが少なくと
も送信CPUが伝送対象CPUに要求するデ−タ群を示
すラベルで構成されている場合は,返送デ−タを要求す
る場合の指示デ−タの内容を必要最小限にしてワ−ド長
を短くできる。さらに,指示デ−タを送信するデ−タ群
の先頭に配置すると,受信CPUにおける処理動作の容
易確実な早期実行が可能になる。
【0008】
【実施例】次に本発明の詳細を図1ないし図3および表
1,表2を参照して詳細に説明する。図1は,本発明を
適用した,それぞれがCPUを備えた複数の装置で構成
されるシステムの実施例を示している。本実施例におい
ては,システムが2個のCPUによって構成された例を
示していて,2個のCPU間のデ−タ伝送機能を主体に
して示し,このシステムに対する入出力機能等の図示は
省略している。図1において,1は例えば主制御装置,
2は例えば演算装置であって,主制御装置1と演算装置
2とはデ−タ伝送回線3によって接続されている。主制
御装置1は第1のCPU4および第1のCPU4が処理
中のデ−タを記憶する記憶エリア5aと演算装置2から
伝送されるデ−タを記憶する記憶エリア5bを備えた第
1のRAM5等によって構成され,各装置間はバスライ
ン1a等によって接続されている。演算装置2は第2の
CPU6および第2のCPU6が処理中のデ−タを記憶
する記憶エリア7aと主制御装置1,即ち第1のCPU
4から伝送されるデ−タを記憶する記憶エリア7bを備
えた第2のRAM7等によって構成され,各装置間はバ
スライン2a等によって接続されている。また,デ−タ
伝送回線3においては主制御装置1のバスライン1aに
接続された第1の伝送ライン1bがゲ−トIC等によっ
て構成されたバッファ機能8に接続し,このバッファ機
能8にはまた,演算装置2のバスライン2aに接続され
た第2の伝送ライン2bが接続している。
【0009】上述の構成において,第1のCPU4から
第2のCPU6に伝送するデ−タおよび第2のCPU6
から第1のCPU4に伝送するデ−タは例えば,表1,
表2に示すように複数グル−プに分割されている。表1
は第1のCPU4が伝送するデ−タ例を示したものであ
って,デ−タの数nが12の場合を示している。表1に
おいて,横方向には分割したグル−プ,縦方向には伝送
する場合の伝送順のデ−タワ−ドを示している。即ち,
デ−タの数n(12)を4グル−プに分割し,各グル−
プはそれぞれワ−ド数mが3の場合は,例えば,グルー
プ1には,第1ワ−ドから,第1ワ−ドW11がデ−タ
1,第2ワ−ドW12がデ−タ2,第3ワ−ドW13がデ−
タ3の順序で構成され,後述するように,ラベルL 11
割付けられる。従って,1サイクルの時間と通信時間と
の関係で1サイクル中には1グル−プのみのデ−タ群が
選択伝送される条件においては,例えば,グル−プ1が
選択され伝送する場合はデ−タ1,デ−タ2,デ−タ3
の順で伝送される。上述した各グル−プにはそれぞれ関
連するデ−タが組となって含まれている。表2は第2の
CPU6が伝送するデ−タ例を示したものであって,デ
−タの数yが12の場合を示している。表2において,
横方向には分割したグル−プ,縦方向には伝送する場合
の伝送順のデ−タワ−ドを示している。即ち,デ−タの
数y(12)を4グル−プに分割し,各グル−プはそれ
ぞれワ−ド数xが3の場合は,例えば,グループ1に
は,第1ワ−ドから,第1ワ−ドW21がデ−タa,第2
ワ−ドW22がデ−タb,第3ワ−ドW23がデ−タcの順
序で構成され,後述するように,ラベルL 21 が割付けら
れる。従って,1サイクルの時間と通信時間との関係で
1サイクル中には1グル−プのみのデ−タが選択伝送さ
れる条件で,例えば,グル−プ1が選択され伝送する場
合はデ−タa,デ−タb,デ−タcの順で伝送される。
上述した各グル−プにはそれぞれ関連するデ−タが組と
なって含まれている。
【0010】上述の図1に示した構成,および表1に示
したグル−プの分割条件において,第1のCPU4から
第2のCPU6に伝送するデ−タおよび第2のCPU6
から第1のCPU4に伝送するデ−タは図2,図3に示
すように構成される。図2において,Aは第1のCPU
4が実行する処理の流れにおける1サンプリング周期の
処理動作状況を示し,伝送デ−タの形態を主体にして示
したものであって,図に示すBは第2のCPU6が実行
する処理の流れにおける1サンプリング周期の処理動作
状況を示し,伝送デ−タの形態を主体にして示したもの
である。AおよびBは同一タイミングの状態を示してい
る。また,図2において,T1はこのシステムにおける
1サンプリング周期を示している。即ち,T1はデ−タ
伝送1サイクルを含む時間を示していて,T2はデ−タ
伝送のための通信処理時間を示している。また,Ta3
は第1のCPU4から第2のCPU6に伝送するデ−タ
の送信時間,Tb3は第2のCPU6から第1のCPU
4に伝送するデ−タの送信時間である。
【0011】図3には,図2で示した送信時間Ta3
に伝送されるデ−タのフォ−マットを示している。即
ち,図3に示す左端が最上位ビットP,右端が最下位ビ
ット0であって,上段の31は要求ラベルを含む指示デ
−タワ−ド,その下,上から,32,33,34は伝送
する伝送デ−タの第1ワ−ド,第2ワ−ド,第3ワ−ド
を示していて,1回の送信には,上段31から32,3
3,34の順で連続して送信される。
【0012】次に上述の構成における本発明の実施方法
を説明する。図1,図2において,各サンプリング周期
毎に,このシステムの操作プログラムに従って第1のC
PU4は所定の内部処理を行う。この処理動作によって
作成されるデ−タのうち第2のCPU6に伝送する必要
のあるデ−タは,表1によって説明したように,予め設
定された条件に従ってグル−プ分けを行い,各グル−プ
にラベルを割付け,それぞれのラベルに対応する第1の
RAM5の記憶エリア5a内所定番地に記憶させる。上
記した第1のRAM5に記憶された各デ−タの内容は第
1のCPU4の処理動作に従って逐次書換えられる。ま
た,第2のCPU6は第1のCPU4と同様に,その処
理過程で作成されるデ−タのうち第1のCPU4に伝送
する必要のあるデ−タは,表2によって説明したよう
に,予め設定された条件に従ってグル−プ分けを行い,
各グル−プにラベルを割付け,それぞれのラベルに対応
する第2のRAM7の記憶エリア7a内所定番地に記憶
させる。上記した第2のRAM7に記憶された各デ−タ
の内容は第2のCPU6の処理動作に従って逐次書換え
られる。
【0013】第1のCPU4は所定の処理動作を実行し
てその処理(内部処理)が完了すると,または送信のタ
イミングになると(図2に示すt1),まず,伝送デ−
タのラベルと第2のCPU6に要求するデ−タのラベ
ル,例えばL21,とを含めて所定の条件に従った第2の
CPU6の実行内容を指示する記載をした指示デ−タの
ワ−ドを作成し,バッファ機能8に送信命令を伝送し
て,この指示デ−タのワ−ドを第2のCPU6に伝送す
る。第1のCPU4は指示デ−タワ−ドに続けて今回伝
送すべきデ−タのラベルがL11であれば,グル−プ1に
分類された第1ワ−ドW11に属するデ−タ1,第2ワ−
ドW12に属するデ−タ2,第3ワ−ドW13に属するデ−
タ3をそれぞれ第1のRAM5の記憶エリア5aから読
出して第2のCPU6に伝送する。上述した,指示デ−
タワ−ドと3個のデ−タワ−ドの送信時間は,このシス
テムの条件によって許容される送信時間Ta3によって
定められたものである。即ち,送信時間Ta3によっ
て,最大伝送可能なデ−タ数が定まる。第2のCPU6
は,所定の内部処理を実行しているが,第1のCPU4
が送信するデ−タの受信タイミング(図2に示すt1
になると,実行中の処理動作を中断して第1のCPU4
が送信する指示デ−タワ−ドを含むデ−タワ−ド群を受
信する。第1のCPU4は送信を完了し,即ち,送信時
間Ta3が完了すると(図2に示すt2)バッファ機能8
に対する送信命令を停止する。
【0014】第2のCPU6は,第1のCPU4からの
受信が完了すると(図2に示すt2),第1のCPU4
から受信した指示デ−タワ−ドの指示デ−タを解読し
て,第1のCPU4から伝送された指示デ−タに従った
処理を実行する。また,受信指示デ−タのラベルに従っ
て各デ−タを第2のRAM7の記憶エリア7b内所定番
地に記憶させる。その後,第2のCPU6は,第1のC
PU4から伝送された指示デ−タに従って要求されたグ
ル−プのデ−タ群と,第1のCPU4に要求するデ−タ
グル−プのラベルを含めて所定の条件に従って作成した
指示デ−タのワ−ドとを第1のCPU4に伝送するため
の処理動作等所定の内部処理を実行する。即ち,第2の
CPU6は所定の処理が完了すると,または送信のタイ
ミングになると(図2に示すt3),所定の送信時間T
3に対応して,第1のCPUと同様,指示デ−タワ−
ドに続けて要求されたデ−タであるラベルL21に含ま
れる各データ,即ち,グル−プ1に分類された第1ワ−
ドW21に属するデ−タa,第2ワ−ドW22に属するデ−
タb,第3ワ−ドW23に属するデ−タcをそれぞれ第2
のRAM7の記憶エリア7aから読出して第1のCPU
4に伝送する。第1のCPU4は前述したように第2の
CPU6に所定のデ−タを送信した後(図2に示す
2),所定の処理または中断した処理等の内部処理を
実行する。第2のCPU6は送信が完了すると,即ち,
送信時間Tb3が完了すると(図2に示すt4)バッファ
機能8に対する送信命令を停止する。第2のCPU6が
送信を完了すると(図2に示すt4),第1のCPU4
は第2のCPU6から受信した指示デ−タワ−ドに含ま
れる指示デ−タを解読し,所定の処理を実行する。即
ち,伝送された受信指示デ−タのラベルに従って各デ−
タを第1のRAM5の記憶エリア5b内の所定番地に記
憶した後,第2のCPU6から伝送されたデ−タを使用
し,また,所定の処理動作を実行して次のサイクルに移
行する。第2のCPU6は上述した送信を完了した後
(図2に示すt4),所定の処理または中断した処理動
作等内部処理を実行して次のサイクルに移行する。上述
した指示デ−タによって第1または第2のCPUが第2
または第1のCPUから伝送を要求するデ−タグル−プ
のラベルはサイクルごとに変更することによって必要と
するデ−タグル−プを順次入手することができる。上述
した主制御装置1と演算装置2のいずれか,またはいず
れもは,1チップCPUによって構成されたものでも,
CPU,RAM等を専用のIC等によって構成されたも
のであっても良い。
【0015】上述の説明は本発明の技術思想を実現する
ための基本構成と方法を示したものであって,種々応用
改変することができる。例えば,実施例においては対向
する2CPUの間にバッファ機能を設けたが,それぞれ
のCPUを備えた装置に通信回線との間のモデム等のイ
ンタフェ−ス機能を設けるようにしても良い。また,2
以上のCPUを備えたシステムの場合は,このバッファ
機能に各対向CPUを切替える交換器機能を設けても良
い。また,実施例においては,主制御装置と演算装置と
の間における1対向のCPU間におけるデ−タ伝送例に
ついて説明したが,1対向以上の多数のCPU間でデ−
タ伝送を実行するシステムにおいても,システムが構成
するネットワ−クの構成条件に対応して,それぞれデ−
タを要求するCPU側から,相手CPUを指定する番地
と伝送要求ラベル等を記載し構成したデ−タを送信する
ようにするか,交換機能の制御信号を送信することによ
って実行できる。上述したように1チップCPUを使用
すれば,複雑なシステムであっても,各機能をそれぞれ
1チップCPUに分散し,各1チップCPU間のデ−タ
伝送に本発明を適用することによって小型の装置構成が
実行できる。図2に示したタイミング関係においては相
互にデ−タを伝送し合うCPU間で同期がとれれば,共
通のタイマの制御下で定まるタイミング信号によってそ
れぞれの内部処理を切替えても一方のCPUからの同期
信号によって対向するCPUの内部処理を切替えるよう
にしても良いことも当然である。また,一方のCPUか
らの割込み信号によって通信を開始するようにしても良
い。また,各デ−タのグル−プごとにラベルを割付ける
ように記したが,さらに各デ−タ伝送の条件とRAMに
記憶させる条件によっては,ラベル以外に,相互に伝送
を要求するデ−タごとに記号を付するようにしても良
い。また,実施例では,相互に伝送するいずれのCPU
から送信するデ−タ群も,図2に示すように,指示デ−
タのワ−ドと要求されたデ−タのワ−ドによって構成さ
れている場合について説明したが,特定のCPUからは
予め定められたデ−タを毎サイクルごとに繰返し,また
は/および,一定サイクル毎に,指示デ−タと共に送信
し,相手のCPUからは指示デ−タによって要求された
デ−タのみ,または,要求されたデ−タと,予め定めら
れたデ−タを毎サイクルごとに,または/および,一定
サイクルごとに送信する等,そのシステムの条件に対応
して適宜設定しても良く,返送を要求するデ−タ群がな
く,送信デ−タ群のラベルが明確に受信CPUで確認で
きる場合等には指示デ−タを送信す必要がないことも当
然である。上述の実施例ではそれぞれのCPUで相互伝
送を必要とするデ−タの数をそれぞれ12とし,12デ
−タをいずれも3デ−タづつ4グル−プに分けた例につ
いて説明したが,許容最大通信時間と1サイクルの時
間,および,全体デ−タ数とのバランスで,グル−プ数
とグル−プそれぞれに所属させるデ−タの数は適切に設
定すれば良いことも当然である。
【0016】
【発明の効果】本発明は上述したような方法を実施する
ようにしたので,次のような優れた効果を有する。 所定の周期毎に繰返し処理を行うようなシステムで,
周期によって定まる限られた時間内に処理を終了させな
ければならないために一回に伝送可能なデ−タ量が限ら
れている場合においても,必要なデ−タは所定の時間内
に伝送することができると共に1チップCPUの採用を
可能にして構成装置の小型化及び各CPU処理動作実効
速度の高速化が図れる。 複数のデ−タを一つのラベルで指定できるので,指示
デ−タ長等を短くでき,デ−タの伝送と処理動作を容易
速やかに実行できる。 送信CPUが伝送するデ−タ群を示すラベルを指示デ
−タに記載している場合は受信CPUは受信したデ−タ
群の種類名称を誤りなく判定でき,適切な処理が速やか
に実行できる。 指示デ−タが少なくとも送信CPUが伝送対象CPU
に要求するデ−タ群を示すラベルで構成されている場合
は,返送デ−タを要求する場合の指示デ−タの内容を必
要最小限にしてワ−ド長を短くできる。 送信CPUが送信するデ−タ群の先頭に指示デ−タを
配置すると,受信したCPUにおける処理動作は容易確
実となり,また早期実行が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用するCPUシステムの構成例を示
す概要ブロック図である。
【図2】本発明を適用するCPUシステムにおける各C
PUにおける処理タイミング図である。
【図3】本発明を適用するCPUシステムにおける伝送
デ−タのフォ−マット例図である。
【図4】従来のデ−タ伝送方法を説明するCPUシステ
ムの構成例を示す概要ブロック図である。
【符号の説明】
1:主制御装置 2:演算装置 3:デ−タ伝送回線 4,6:CPU(central processing unit) 5,7:RAM(random access memory) 8:バッファ機能 T1:デ−タ伝送1サイクルの時間 T2:通信処理時間 Ta3:第1のCPU4から第2のCPU6に伝送する
デ−タの送信時間 Tb3:第2のCPU6から第1のCPU4に伝送する
デ−タの送信時間
【表1】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−149337(JP,A) 特開 平3−201741(JP,A) 特開 平3−109645(JP,A) 特開 昭61−216066(JP,A) 特開 昭61−216068(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 13/00 G06F 15/16 H04L 12/40

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2以上の複数のCPUを含
    み,所定周期毎に所定の処理動作を繰返し実行するよう
    に構成され,且つ該所定周期内に複数のCPUのうち少
    なくとも2個のCPU間で複数デ−タの相互伝送を行う
    デ−タ通信機能を備えたシステムのデ−タ伝送方法にお
    いて, 上記相互伝送を行う複数デ−タを所定数ごとに分割して
    各分割デ−タ群毎にラベルを割付け,送信する所定のC
    PUは前記所定周期毎の伝送タイミングに,伝送すべき
    デ−タ群と伝送対象CPUの実行内容を前記ラベルを
    用いて指定する指示デ−タとを伝送対象CPUに送信
    し,前記送信CPUが送信した前記指示デ−タを含むデ
    −タ群を受信したCPUは送信CPUが送信した指示デ
    −タに従った処理を実行し,該指示デ−タに受信CPU
    が返送すべきデ−タ群を示すラベルが記載されている場
    合は,該デ−タ群を前記送信CPUに送信するようにし
    たことを特徴とするデ−タ伝送方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の指示デ−タには同時に伝
    送するデ−タ群を示すラベルを記載しているデ−タ伝送
    方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の指示デ−タは少なくとも
    送信CPUが伝送対象CPUに要求するデ−タ群を示す
    ラベルで構成されているデ−タ伝送方法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3記載の指示デ−タを,
    送信CPUが送信するデ−タ群の先頭に配置したデ−タ
    伝送方法。
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