JP3451436B2 - ガスメーター交換におけるノーブロー装置 - Google Patents

ガスメーター交換におけるノーブロー装置

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JP3451436B2
JP3451436B2 JP2001024418A JP2001024418A JP3451436B2 JP 3451436 B2 JP3451436 B2 JP 3451436B2 JP 2001024418 A JP2001024418 A JP 2001024418A JP 2001024418 A JP2001024418 A JP 2001024418A JP 3451436 B2 JP3451436 B2 JP 3451436B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ガスメーターを
ガス配管から取り外す際に、既設のガスメーター内に充
満されている残留ガスを回収できるガスメーター交換に
おけるノーブロー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ガスを供給するために配管され
たガス配管内のガスメーターは、必要に応じて着脱され
ることがある。例えば、ガス使用量を示すためのガスメ
ーターは、メーター検定有効期限(7〜10年)に近づ
くと、新規のガスメーターに交換しなければならず、そ
のために既設のガスメーターを取り外して新規のガスメ
ーターを取り付けることになっていた。
【0003】ガスメーターは、通常、一次側配管口と二
次側配管口を有して屋外に配置され、一次側配管口に
は、ガス供給源からガス栓を介して一次側配管が接続さ
れ、二次側配管口には、屋内のガス器具に接続する二次
側配管が接続されている。
【0004】従来、ガスメーターを交換する場合、ま
ず、一次側配管に配置されているガス栓を閉じた後に、
既設配管の気密度合いの確認を行ない、漏れのないこと
を確認した上で、ガスメーターに接続されている一次側
配管と二次側配管の継手を緩めてガスメーターを取り外
し、新規のガスメーターを取り付けていた。そして、ガ
スメーターを交換した後で、新規のガスメーター内の空
気をガスに置換するために、二次側配管に接続されたガ
ス器具で点火確認作業を行なっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、既設のガスメ
ーターを取り外す際に、既設のガスメーター内及び管内
には残存されたガスが充満されていて、ガスメーターを
そのまま取り外すとガスメーター内のガスが大気に放出
されることとなり危険を伴っていた。
【0006】この発明は、上述の課題を解決するもので
あり、ガスメーターをガス管から取り外す際に、既設の
配管内の気密度合いの確認を行なうとともに、既設のガ
スメーターから残留ガスを回収できるガスメーター交換
におけるノーブロー装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明にかかわるガス
メーター交換におけるノーブロー装置では、上記の課題
を解決するために、以下のように構成するものである。
すなわち、一次側配管口と二次側配管口とを有するガス
メーターを、一次側配管と二次側配管から取り外す際
に、前記ガスメーター内の残留ガスを回収できるように
構成されたガスメーター交換におけるノーブロー装置で
あって、前記ガスメーターの二次側配管口に装着する装
着口を有する本体部と、前記本体部の装着口に向かって
進退可能に前記本体部に配設されるガス回収部材と、を
有して構成され、前記ガス回収部材の先端部には針部材
が配設されるとともに、前記ガス回収部材には前記針部
材内を通るガス通路が形成され、前記針部材が、前記ガ
スメーターの二次側配管口に装着されるシール部材を挿
通して、前記ガス通路を前記装着口に接続させることに
より、前記ガスメーター内の残留ガスを回収できるよう
に構成されていることを特徴とするものである。
【0008】また好ましくは、前記ガス回収部材には、
前記ガスメーター内及び管内のガス圧を測定する計測装
置やガスを回収するガス回収バッグが接続されていれば
よい。
【0009】また、前記装着口が開閉可能に形成される
ように、前記本体部がそれぞれ半割状に形成された固定
部と可動部とを有し、前記固定部と前記可動部とがそれ
ぞれ一端で軸支されて開閉可能に連結されていればよ
い。
【0010】また、前記ガス回収部材が、前記本体部に
螺合されて進退可能に装着されていればなお好ましい。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、ガスメーター交換にお
けるノーブロー装置は、上述のように構成されているた
め、本体部の装着口を既設のガスメーターの二次側配管
口のシール部材を囲うように取り付けた後、ガス回収部
材の針部材を装着口を通してシール部材に刺し込むこと
によって、ガス回収部材のガス通路をガスメーターの二
次側配管口に開通させる。
【0012】そして、ガス通路が二次側配管口に開通さ
れると、ガスメーター内のガスは、二次側配管口からノ
ーブロー装置のガス回収部材のガス通路に流入される。
ガス通路内に流入されたガスは、例えば、ガス回収部材
の後端部にガス回収バッグを接続させておけば、ガス回
収バッグ内に回収することができ、ガスが回収されると
ガス回収バッグを一次側配管及び二次側配管から取り外
すことになる。
【0013】従って、ガスメーターを交換する際に、既
設のガスメーター内のガスを大気に放出しないで回収す
ることができるため、極めて安全にガス交換作業を行な
うことができる。しかも、回収されたガスは再利用する
ことができるためガスを効率的に使用することも可能と
なる。
【0014】また、ガス回収部材に計測装置とガス回収
バッグを、例えば、切替バルブを介して並列に接続させ
れば、ガス回収前においては、切替バルブをガス回収部
材と計測装置を開通するように操作して、既設配管のガ
ス圧を測定して気密度合いを確認することができ、ま
た、ガス回収時においては、切替バルブをガス回収部材
とガス回収バッグを開通するように操作して、ガスを回
収することができる。
【0015】また、ガス回収部材に計測装置とガス回収
バッグを直列に接続させれば、ガス回収前には、ガス回
収部材と計測装置を開通させ、計測装置とガス回収バッ
グを開通していない状態で、既設配管の気密度合いを確
認することができ、また、ガス回収時においては、ガス
回収部材と計測装置とガス回収バッグとを開通させて、
ガス回収バッグにガスを回収しながら計測装置でガスの
回収度合いを確認することができる。
【0016】また、このノーブロー装置は、既設のガス
メーターが一次側配管と二次側配管に接続している状態
で、本体部の半割状の固定部と可動部とを開口させるこ
とによって二次側配管口に本体部を仮接着させ、本体部
が二次側配管に仮装着させると、固定部と可動部を閉じ
て固定することによって、本体部を二次側配管口に装着
することができる。従って、既設のガスメーターを一次
配管と二次側配管から取り外すことなくノーブロー装置
をガスメーターに装着できることから、ガスメーターか
らガス漏れを起こすことなく既設配管内のガスの気密度
合いの確認又はガスの回収を行なうことが可能となる。
【0017】しかも、一端で軸支されている固定部と可
動部の他端を開閉させるように構成していることから、
ノーブロー装置のガスメーターへの装着作業を容易に行
なうことができる。
【0018】また、このノーブロー装置では、ガスメー
ターの二次側配管に本体部を装着した後、ガス回収部材
をねじ込むことによって、シール部材に針部材を挿通さ
せることができることから、針部材の先端部を注意しな
がらシール部材に刺し込むことなく容易な作業でガス回
収作業を行なうことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態を
図面に基づいて説明する。
【0020】通常、ガスメーター1は、図1〜2に示す
ように、屋外に配置され、ガス供給源12からガス栓4
を介して接続される一次側配管5と、家屋内に配置され
る各種のガス器具11に接続される二次側配管6とを接
続している。ガスメーター1には、図2に示すように、
上面に、一次側配管口2と二次側配管口3とが形成さ
れ、それぞれの配管口2、3には上方に向かってシール
部材としてのゴムパッキン7、7を介して自在継手8、
8が接続されている。
【0021】一次側配管5は、一次側配管口2に接続さ
れた自在継手8からガス栓4を介してガス供給源12に
接続され、二次側配管6は、二次側配管口3に接続され
る自在継手8からガス用の配管部材10を接続して家屋
内に配置される各種のガス器具11に接続されている。
なお、実施形態では自在継手8、8から配管方向を変え
るために、適宜エルボ9、9を介在させているが、もち
ろんこれに限定するものではない。
【0022】図3に示す本形態のノーブロー装置20
は、上記のガスメーター1を交換する際、既設のガスメ
ーター1を取り外す前にガスメーター1内のガスを回収
するものであり、二次側配管6に取り付けた自在継手8
のユニオンナット8a(図2参照)を緩めた後、二次側
配管口3に取り付け、ゴムパッキン7に針部材40を挿
通させることによってガスメーター1内の残留ガスを回
収するように構成されている。
【0023】実施形態のノーブロー装置20の構成は、
図3〜5に示すように、ガスメーター1の二次側配管口
3に装着する装着口22を有する本体部21と、本体部
21に進退可能に装着されるガス回収部材30とを有し
て構成されている。
【0024】本体部21は、図3に示すように、一端で
軸支されて開閉可能に構成され、かつお互いに相対向す
る面に当接可能な合わせ面231、241を有する固定
部23、可動部24を有している。固定部23は可動部
24との合わせ面231に、ガスメーター1の二次側配
管口3に装着可能な、半割状の固定側半円部22aを有
し、図4に示すように、反合わせ面側から固定側半円部
22aに向かってガス回収部材30が挿入される挿入孔
232が形成されている。また、本体部21の反軸支側
の端部には、固定部23と可動部24との合わせ面23
1、241どうしが当接された状態(閉状態)で、可動
部24を固定部23に固着する締め付け部材(本形態に
おいては蝶ボルト25)が取り付けられている。固定部
23と可動部24との反軸支側における上面は、図5に
示すように、装着口22の一部を解放して装着口22内
に配置されるゴムパッキン7を確認できるように、挿入
孔232が形成されている部位の上面より低く形成され
ている。
【0025】挿入孔232は、入口側から前方に向かっ
て雌ねじ233が形成され、挿入孔232先端に連接す
る先端壁234には小孔235が先端壁234を貫通し
て固定側半円部22aに達するように形成されている。
【0026】可動部24は、固定部23との合わせ面2
31にガスメーター1の二次側配管口3に装着可能な、
半割状の可動側半円部22bが形成され、固定部23の
蝶ボルト25との対向する面に、蝶ボルト25のねじに
螺合する雌ねじ242が形成されている。そして、固定
側半円部22aと可動側半円部22bとが合わせられて
真円状の装着口22が形成される。
【0027】ガス回収部材30は、図4に示すように、
内部にガス通路を有するガス回収管31と、ガス回収管
31を内部に挿入して本体部21に締め付け可能にする
管装着部材37と、ガス回収管31内のガス通路に接続
してガス回収管31の先端部に配置される針部材40
と、を有して構成されている。
【0028】ガス回収管31は、管装着部材37の先端
面で押圧される被押圧面321を有する大径部32と管
装着部材37の内部を挿通する小径部33とを有し、大
径部32の軸心部には針部材40が挿通される小孔32
2が形成され、小径部33には針部材40内に形成され
る小径ガス通路41に接続する大径ガス通路331が形
成されている。そして、大径ガス通路331の元部には
配管金具34を介してガス用ホース35が接続され、ガ
ス用ホース35の元部には、切替バルブ45を介して既
設配管内のガス圧を測定する計測装置46と、ガス回収
管31内を通ってきたガスを回収するガス回収バッグ4
7とが二股状に配置されて接続されている。
【0029】管装着部材37の外周面には、挿入孔23
2に形成される雌ねじ233に螺合するねじ部38が形
成され、元部に長尺板状のハンドル部39が形成され、
ハンドル部39を回転することにより、ガス回収部材3
0を本体部21に対して進退できるように構成されてい
る。
【0030】針部材40は、図6に示すように、先端針
部42がゴムパッキン7に刺し込めるように鋭角状に形
成され、先端針部42を除いて内部を中空にして小径ガ
ス通路41を軸線上に形成している。小径ガス通路41
の針部材40の先端は閉塞され、先端針部42付近に針
部材40の外周面に、1か所又は数か所のガス開通孔4
3を形成することによって針部材40の小径ガス通路4
1と接続させて、針部材40の外部と小径ガス通路41
を開通させている。
【0031】ガス開通孔43の位置は、針部材40がゴ
ムパッキン7を貫通させた状態でゴムパッキン7の内部
に位置できるように形成する。なお、針部材40を全長
にわたって中空にして小径ガス通路41を形成してもよ
いが、針部材40の先端針部42をゴムパッキン7に刺
し込む際に、針部材40の先端針部42が変形して小径
ガス通路41を塞ぐことを避けるためには、図例のよう
に針部材40の先端針部42付近の外周面にガス開通孔
43を設けることが望ましい。
【0032】次に、上記のように構成されたノーブロー
装置20の作用を説明する。
【0033】実施形態のノーブロー装置20を、既設の
ガスメーター1に装着する際、二次側配管6における自
在継手8のユニオンナット8aを緩めることとなるが、
この際一次側配管5と二次側配管6とのピッチずれを発
生させる可能性があることから、一次側配管5と二次側
配管6とのピッチずれを防止するための固定手段を設け
ることが作業を容易に行なうために望ましい。固定手段
は特に限定するものではないが、専用の治具を製作して
用いてもよい。
【0034】まず、図2のようにガスメーター1の一次
側配管口2、二次側配管口3が一次側配管5、二次側配
管6に接続されている状態で、図7に示すように、一次
側の自在継手8のユニオンナット8aを増し締めし、二
次側の自在継手8のユニオンナット8aを緩める。
【0035】次に、図8に示すように、本体部21の可
動部24が固定部23に対して開いた状態で、ゴムパッ
キン7の回りを囲うように二次側配管口3に取り付け、
可動部24の合わせ面241を固定部23の合わせ面2
31に当接するように閉めると、装着口22が二次側配
管口3に装着することになり、蝶ボルト25を可動部2
4の雌ねじ242に締め込むことによって、ノーブロー
装置20がガスメーター1に取り付けられることにな
る。この状態では、ガス回収部材30の管装着部材37
は、針部材40がゴムパッキン7に刺し込まれない状態
に位置されている。
【0036】ノーブロー装置20がガスメーター1に取
り付けられた状態で、まず、既設配管内の気密度合いの
確認を行なう。図10(a)、(b)に示すように、管
装着部材37のハンドル部39を回転させて、管装着部
材37を前方に向かって前進させると、針部材40の先
端針部42は、ゴムパッキン7のゴム部に刺し込まれて
徐々に前進し(図10(a))、さらに前進して、ガス
開通孔43がゴムパッキン7内(二次側配管口3内)に
位置するようにゴムパッキン7を貫通して停止させる
(図10(b))。
【0037】ガス開通孔43が二次側配管口3内に挿入
されることによって、二次側配管口3と針部材40の小
径ガス通路41が開通され、ガスメーター1内の残留ガ
スが、針部材40のガス開通孔43から小径ガス通路4
1に流入する。
【0038】一方、この状態においては、ガス用ホース
35に接続されている切替バルブ45は、計測装置46
側を開いてガス回収バッグ47側を閉じるように設定さ
れている。従って、針部材40から大径ガス通路331
を流れてきた残留ガスは切替バルブ45から計測装置4
6に流れ込むことになり、ガス栓4を閉じた後で、既設
配管内のガス圧を計測装置46で測定することができ
る。ガス圧が一定時間内に所定の数値を表していれば、
既設配管内の気密が維持されていることになる。
【0039】次に、残留ガスの回収作業を行なう。気密
度合いの確認が終了すると、切替バルブ45を操作し
て、計測装置46側を閉じてガス回収バッグ47側を解
放する。
【0040】切替バルブ45の操作で解放された残留ガ
スは、ガス回収バッグ47に向かって流れるため、ガス
開通孔43から小径ガス通路41、大径ガス通路331
を通って、ガス用ホース35からガス回収バッグ47に
回収される。
【0041】ガスメーター1内の残留ガスは、ガスメー
ター1内のガス圧が大気圧になることによりほぼ回収で
きたことを確認することができるので、その時点で、ノ
ーブロー装置20の本体部21を、固定部23と可動部
24とを開いて取り外し、そしてガスメーター1を一次
側配管5及び二次側配管6から取り外して、新規のガス
メーターに交換する。
【0042】なお、気密度合いの確認を行なわないで、
ガス回収作業を行なう場合には、予めガス用ホース35
とガス回収バッグ47とを開通させた状態で、ノーブロ
ー装置20をガスメーター1の二次側配管口3に装着し
た後、開いているガス栓4を閉じて、針部材40をゴム
パッキン7内に挿入させることが安全上好ましい。
【0043】さらに、上記の形態では、ガス回収部材3
0に計測装置46とガス回収バッグ47を切替バルブ4
5を介して並列に接続しているが、ガス回収部材30に
計測装置46を接続して、さらに計測装置46にガス回
収バッグ47を直列に接続してもよい。この場合では、
ガス回収前には、ガス回収部材30と計測装置46を開
通させ、計測装置46とガス回収バッグ47を開通して
いない状態で、既設配管の気密度合いを確認することが
でき、また、ガス回収時においては、ガス回収部材30
と計測装置46とガス回収バッグ47とを開通させて、
ガス回収バッグ47にガスを回収しながら計測装置46
でガスの回収度合いを確認することができる。
【0044】上記のように、本体部21の装着口22を
既設のガスメーター1の二次側配管口3にゴムパッキン
7を囲うように取り付けた後、針部材40をゴムパッキ
ン7のゴム部に刺し込むことによって、ガス回収部材3
0のガス通路を二次側配管口3に開通させることがで
き、残留ガスは、針部材40からガス用ホース35を介
してガス回収バッグ47に回収できる。
【0045】従って、ガスメーターを交換する際に、既
設のガスメーター1内のガスを大気に放出しないで回収
することができるため、極めて安全にガス交換作業を行
なうことができる。しかも、回収されたガスは再利用す
ることができるためガスを効率的に使用することが可能
となる。
【0046】また、ガス回収部材30に計測装置46や
ガス回収バッグ47を接続させることによって、ガス回
収前においては、ガス回収部材30と計測装置46を開
通するように操作して、既設配管のガス圧を測定して気
密度合いの確認をすることができ、また、ガス回収時に
おいては、ガス回収部材30とガス回収バッグ47を開
通するように操作して、ガスを回収することができる。
【0047】また、このノーブロー装置20は、既設の
ガスメーター1が一次側配管5と二次側配管6に接続し
ている状態で、本体部21の半割状の固定部23と可動
部24とを開口させることによって二次側配管口3に本
体部21を仮装着させ、本体部21が二次側配管口3に
仮装着されると、固定部23と可動部24を閉じて固定
することによって、本体部21を二次側配管口3に装着
することができる。従って、既設のガスメーター1を一
次側配管5と二次側配管6から取り外すことなくノーブ
ロー装置20をガスメーター1に装着できることから、
ガスメーター1からガス漏れを起こすことなく既設管内
のガスの気密度合いの確認又はガスの回収を行なうこと
が可能となる。
【0048】しかも、一端で軸支されている固定部23
と可動部24の他端を開閉させるように構成しているこ
とから、ノーブロー装置20のガスメーター1への装着
作業を容易に行なうことができる。
【0049】また、このノーブロー装置20では、ガス
メーター1の二次側配管口3に本体部21を装着した
後、ガス回収部材37をねじ込むことによって、ゴムパ
ッキン7に針部材40を挿通させることができることか
ら、針部材40の先端部を注意しながらゴムパッキン7
に差し込むことなく容易な作業でガス回収作業を行なう
ことができる。
【0050】なお、本発明のノーブロー装置は、上記の
形態に限るものではなく、例えば、本体部の固定部と可
動部とは、開閉できるように構成されていれば、上記の
ように軸支して連結するものではなく、例えば、分割さ
れた固定部と可動部とを半円部を挟んで両側でボルトで
結合させてもよく、また、お互いに係合部を備えて着脱
可能に構成してもよい。
【0051】また、ガス回収部材は、シール部材を貫通
させる針部材と内部にガス通路が形成しているものであ
れば、ガス回収管や管装着部材の形態は上記形態に限る
ものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガスメーターが配管されている状態を示す簡略
【図2】図1における部分拡大図
【図3】本発明の一形態を示すノーブロー装置の平面図
【図4】同正面断面図
【図5】同側面図
【図6】同針部材を示す拡大断面図
【図7】二次側配管口のユニオンナットを緩めた状態を
示す正面図
【図8】ノーブロー装置の可動部を固定部から解放した
状態を示す平面図
【図9】ノーブロー装置を二次側配管口に装着した状態
を示す断面図
【図10】針部材がゴムパッキンを刺し込んでいる状態
を示す断面図
【符号の説明】
1…ガスメーター 2…一次側配管口 3…二次側配管口 5…一次側配管 6…二次側配管 7…ゴムパッキン(シール部材) 8…自在継手 20…ノーブロー装置 21…本体部 22…装着口 23…固定部 24…可動部 30…ガス回収部材 31…ガス回収管 331…大径ガス通路 37…管装着部材 40…針部材 41…小径ガス通路 45…切替バルブ 46…計測装置 47…ガス回収バッグ
フロントページの続き (72)発明者 田所 美幸 愛知県名古屋市中川区笈瀬町1丁目35番 地 アサヒ精機株式会社内 (56)参考文献 特開2000−275079(JP,A) 特開 平9−217887(JP,A) 特開2000−205483(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01F 1/00 - 9/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一次側配管口と二次側配管口とを有する
    ガスメーターを、一次側配管と二次側配管から取り外す
    際に、前記ガスメーター内の残留ガスを回収できるよう
    に構成されたガスメーター交換におけるノーブロー装置
    であって、 前記ガスメーターの二次側配管口に装着する装着口を有
    する本体部と、前記本体部の装着口に向かって進退可能
    に前記本体部に配設されるガス回収部材と、を有して構
    成され、 前記ガス回収部材の先端部には針部材が配設されるとと
    もに、前記ガス回収部材には前記針部材内を通るガス通
    路が形成され、 前記針部材が、前記ガスメーターの二次側配管口に装着
    されるシール部材を挿通して、前記ガス通路を前記装着
    口に接続させることにより、前記ガスメーター内の残留
    ガスを回収できるように構成されていることを特徴とす
    るガスメーター交換におけるノーブロー装置。
  2. 【請求項2】 前記ガス回収部材には、前記ガスメータ
    ー内及び管内のガス圧を測定する計測装置やガスを回収
    するガス回収バッグが接続されることを特徴とする請求
    項1記載のガスメーター交換におけるノーブロー装置。
  3. 【請求項3】 前記装着口が開閉可能に形成されるよう
    に、前記本体部がそれぞれ半割状に形成された固定部と
    可動部とを有し、前記固定部と前記可動部とがそれぞれ
    一端で軸支されて開閉可能に連結されていることを特徴
    とする請求項1記載のガスメーター交換におけるノーブ
    ロー装置。
  4. 【請求項4】 前記ガス回収部材が、前記本体部に螺合
    されて進退可能に装着されていることを特徴とする請求
    項1又は2記載のガスメーター交換におけるノーブロー
    装置。
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