JP4409272B2 - ガス放出防止用器具 - Google Patents

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Description

本発明は、ガス放出防止用器具に関し、より詳しくは都市ガス、半導体製造用ガス等のガス配管やガスメータなどの撤去や取り替え、あるいはガス配管の点検等の際に、残留ガスを外部に放出することなく処理することを可能にするガス放出防止用器具及びこの器具を用いてガスメータやガス配管内のガス圧力を検査する方法に関する。
都市ガスや半導体製造用ガスなどのガス配管やガスメータ、あるいはバルブなどのガス工作物の撤去や取り替えや点検に際しては、撤去や取り替えや点検などの対象となる既設ガス配管やガスメータの上流側、下流側をガス栓(バルブ)等で閉塞してガスの流れを止め、閉塞部間のガス配管やガス工作物内に残留したガスを外部に放出しないようにして行う必要がある。ここで、一般需要家用の都市ガスの場合には、上記ガス栓等による閉塞は上流側だけ行い、下流側は一般需要家のコンロ等の燃焼器具の器具栓で行う場合が多い。図11は一般家庭用のガス配管にガスメータが配置された例を示す図である。図11のとおり、ガス供給源からのガスは一次配管31からガスメータ35に供給される。32は一次配管31に配置されたガス栓、33はエルボ管、34は自在継手である。ガスメータ35を経たガスは二次配管36を介して、コンロ等の燃焼器具で消費される。
そのようにガス配管に配置されたガスメータは、ガスメータ検定有効期限に近づくと新規のガスメータに取り替えねばならない。その交換に際しては、例えば、一次配管31に配置されたガス栓32を閉じた後、配管の気密度合いの確認を行い、ガス漏れのないことを確認した上で、ガスメータに接続された自在継手34を緩めてガスメータを取り外し、これに替えて新規のガスメータを取り付ける。その後、配管の気密度合いの確認を行い、ガス漏れのないことを確認した上で、新規のガスメータ内の空気をガスに交換するために二次配管36に接続されたガス器具で点火確認が行われる。
ところで、そのようなガスメータなどの交換や既設ガス配管の撤去や取り替え、あるいはガス配管の点検等に際し、ガス栓を閉じた時点では、既設ガスメータ、一次配管及び二次配管内にはガスが残留し、充満している。このため、既設ガスメータをそのまま取り外すと、それら残留ガスを大気に放出することになり、危険な場合や安全性を損なう場合がある。その危険を回避し、安全性を維持、確保するためには、その交換や既設ガス配管の撤去や取り替え、あるいはガス配管の点検等に際しては残留ガスの大気への放出なしに行う必要がある。
その一例として、特開2002−275079には、ガス輸送管本管から分岐して連なる上流側ガス供給管が供給側に接続され、ガス消費機器に連なる下流側ガス供給管が排出口に接続される既設ガスメータを新設ガスメータに取り替えるガスメータ取替工法が開示されている。この工法では、ガスメータが挿通可能な開口部を有し、既設及び新設のガスメータを気密に収納可能な収納体と、ガスメータ収納体に接続され、ガスメータ収納体内の気体を排出する手段とを準備し、既設ガスメータ及び新設ガスメータをガスメータ収納体に収納し、上流側及び下流側ガス供給管とガスメータ収納体の開口部とを気密に封止し、前記排出手段でガスメータ収納体内の気体を排出し、既設ガスメータの供給口と上流側ガス供給管との接続を外してガスメータ収納体内にガスを充満させるなどの諸工程により、既設ガスメータを新設ガスメータに取り替えるとされている。
特開2002−275079号公報
しかし、このような取替工法では、ガスメータを収納体で覆いながら作業を行うことから、ガスメータ全体を覆う収納体が必要であるほか、ガス排出用のポンプや排出ガスの燃焼器を必要とするなど数多くの機材が必要となり、また排出ガスの燃焼は作業現場で行う必要がある。このような問題は、既設ガスメータの取り替えとは限らず、既設ガス配管内のガスをパージする際や配管に設置された試験孔による点検時などでのガス抜きに際しても同様に生じる。そこで、本発明は、既設ガスメータや既設ガス配管、バルブなどの交換や撤去、あるいは点検などに際して生じる以上の問題を解決してなるガス放出防止用器具、および、この器具を用いてガスメータやガス配管内のガス圧力を検査する方法を提供することを目的とするものである。
本発明は、ガス配管に設置されたガスメータやガス配管内からの残留ガスを大気中に放出せずにガス抜きを行うガス放出防止用器具であって、残留ガス取出部の外径に対応した内径の開口を有する容器と該容器にソケットレンチを備え、ソケットレンチのスパナ部を容器内の該開口側に臨ませて外部から回動自在に配置するとともに、予め真空状態とし且つ該開口を有する容器内に放出された残留ガスの全ガス量を十分に回収できる能力を有する活性炭充填容器を容器外部または容器内部に配置してなることを特徴とするガス放出防止用器具である。
また、本発明は、ガス配管に設置されたガスメータやガス配管内のガス圧力の検査方法を提供する。本検査方法では、ガス配管に設置されたガス試験孔の外径に対応した内径の開口及び該開口から間隔を置いた容器内周面にシール材塗布用の凹部を有する容器にソケットレンチを備え、ソケットレンチをそのスパナ部を容器内の該開口側に臨ませ且つ容器外部から回動自在に配置するとともに、予め真空状態とし且つ該容器内に放出された残留ガスの全ガス量を十分に回収できる能力を有する活性炭充填容器を該容器の外部または内部に配置し、且つ、該容器に圧力計を配置してなるガス放出防止用器具を用いる。そして、該シール材塗布用の凹部にシール材を施して容器開口内周をガス試験孔の外周に嵌合当接し、ソケットレンチによりガス試験孔のプラグを取り外した後、圧力計によりガスメータやガス配管内のガス圧力を測定して漏洩の有無を検査し、次いで、ソケットレンチによりガス試験孔にプラグを取り付けた後、該容器内の残留ガスを活性炭充填容器により回収することを特徴とする。
本発明のガス放出防止用器具によれば、既設ガスメータや既設ガス配管などの交換や撤去、あるいはガス配管に設置された試験孔によるガス圧の点検時等に際して、従来必要であったガス排出用のポンプや排出ガスの燃焼器を不要とし、その残留ガス抜きに際して大気中へのガス放出を簡易、安全且つ確実に防止することができる。
本発明のガス放出防止用器具は、既設ガスメータや既設ガス配管などの交換や撤去などに際して、その中に残留するガスを大気に放出することなく、しかも残留ガスを作業現場で燃焼することなく処理するための器具である。本ガス放出防止用器具は、その残留ガスの排出に際して、ガスメータなどのガス配管に付設されたプラグや試験孔などの残留ガス取出部に対して用いられる。既設ガスメータからの残留ガス取出部は閉塞ボルト等の閉塞手段により閉塞されている。その閉塞手段が閉塞ネジである場合、残留ガス取出部はその閉塞ネジを緩めることでその閉塞を解かれ、ガスメータ内の残留ガスが放出される。そして、その放出ガスを、予め真空状態とし且つ残留ガスの全ガス量を十分に回収できる能力を有する活性炭充填容器により吸着するようにしてなる。
より具体的には、本ガス放出防止用器具は、例えば円筒状の容器からなり、残留ガス取出部の閉塞ボルト等の閉塞手段の形状に対応した形状の開口を備え、該開口に相対する他端部に、残留ガス取出部における閉塞手段に対応した緩和手段を備える。その緩和手段が、例えばソケットレンチ形スパナの場合、そのソケット部を容器内に臨ませ、容器の外部から回動自在となるように配置する。そして、予め真空状態とし且つ残留ガスの全ガス量を十分に回収できる能力を有する活性炭充填容器を容器外部または容器内部に配置してなることを特徴とする。該容器は円筒状のほか、断面四角形状その他断面多角形状、あるいは断面楕円形状等に形成してもよい。以下、断面円形状の場合について説明するが、他の断面形状の場合についても同様である。
図1は本発明のガス放出防止用器具の参考例を説明する図である。図1(a)〜(b)は断面図であり、図1(a)は活性炭充填容器を容器外部に配置した態様、図1(b)は活性炭充填容器を容器内部に配置した態様である。図1(c)は、図1(a)〜(b)中のソケットレンチを取り出して斜視図として示した図である。図1(a)〜(b)において、1は円筒状容器であり、その一端に開口Sを備える。円筒状容器1の構成材料は、作業者が残留ガス取出部の様子を確認しながら作業できるように、内部が見える材料であるのが好ましく、このため例えばウレタン樹脂その他の光透過性のプラスチック材料で構成される。開口Sは、既設ガス配管などに設置された残留ガス取出部の外形に対応した形状に構成され、例えばその取出部の外形が円環状の場合には、その形状に対応した円環状に構成される。図1(a)〜(b)中、2は残留ガス取出部の外周への当接部である。
円筒状容器1には、ソケットレンチ6が配置される。ソケットレンチ6は、ソケット部7とソケット部7に連なる回動竿8と把持部9からなる。ソケット部7は、残留ガス取出部における閉塞手段に対応した構造とするが、例えば閉塞手段がボルトの場合には、そのボルトに対応する凹部、すなわちボルトが六角形の場合には、その六角形に対応する凹部を備えて構成される。ソケットレンチ6は、円筒状容器1に対し、回動竿8を介して気密に配置される。10はシール部であり、ここで回動竿8が気密状態で且つ回動自在に支持されている。
加えて、円筒状容器1には、予め真空状態とし且つ容器内に放出された残留ガスの全ガス量を十分に回収できる能力を有する活性炭充填容器11が配置される。図1(a)は活性炭充填容器を容器外部に配置した態様であり、12はその取付部、13は連結具、15は活性炭充填容器11に配置されたガス導管に設けられたバルブである。連結具13はガス管の連結に通常用いられる連結具でよく、いわゆるチューブフィッターなどの周知の連結具が用いられる。図1(b)は活性炭充填容器を容器内部に配置した態様であり、活性炭充填容器11を容器の内壁に固定しておく。この場合、バルブ15の開閉は操作竿17により行われる。
図2は本発明のガス放出防止用器具の態様例を説明する図で、図1に示す参考例に対して、開口Sの側すなわち当接部2から間隔を置いた容器内周面にシール材塗布用の凹部3を有している点で異なる。図2(a)は図1(a)〜(b)の右半部に相当する部分をカットして示し、図2(b)は図2(a)中A−A線断面図、図2(c)は、図2(a)中凹部3を矢印(↓)の方向から見た図で、拡大して示している。図2(a)のとおり、容器1において、その開口Sから間隔を置いた容器1の内周面にシール材塗布用の凹部3を設ける。凹部3は容器1の内周面の複数箇所に周方向に間隔を置いて設けるが、図2では図2(b)のように4箇所に設けた場合を示している。また、凹部3の形状は、図2(c)では、容器1の内面にその円筒軸方向に間隔を置いて配置した仕切壁4、4と仕切壁4、4に対して直角に配置した仕切壁5、5とで四角形状に形成した場合を示しているが、仕切壁4、4と仕切壁5、5で形成される四角形状に代えて、矩形状、円形状その他適宜の形状としてよい。
図3(a)〜(c)は活性炭充填容器11の態様例を示す図である。まず、図3(a)の態様は、断面矩形状の容器に活性炭を充填した活性炭充填容器で、容器の長手方向の面の側部にガス導管14を取り付ける。ガス導管14はその取付部16を介して取り付け、固定され、ガス導管14にはバルブ15、すなわちガス入出バルブが配置されている。この活性炭充填容器11を予め真空状態にする。本明細書及び特許請求の範囲中、活性炭充填容器を予め真空状態にするとは、活性炭充填容器内の圧力を0MPaないしその近傍に達するまで真空にしてこの状態を保持することを意味する。活性炭充填容器11を予め真空状態にするには、バルブ15側のガス導管14に真空ポンプを連結し、バルブ15を開として真空ポンプを作動させる。そして、容器内のガス圧力が0MPaないしその近傍になるまで吸引した後、真空ポンプの作動終了とともに、バルブ15を閉とする。
図3(b)は、活性炭充填容器11の他の態様例を示す図である。本態様では図3(a)の活性炭充填容器と同じ形状の容器に、容器の長手方向の側端部にガス導管14を取り付ける。他の点は図3(a)の態様の場合と同様である。図3(c)は、断面円形状の容器に活性炭を充填した活性炭充填容器で、図3(b)の態様と同じく、容器の長手方向の側端部にガス導管14を取り付ける。他の点は図3(a)の場合と同様である。以上のほか、活性炭充填容器11の外形は持ち運びや取り扱い上の便宜を考慮して適宜の形状とすることができる。例えば、活性炭充填容器11を円筒状容器1の内側に配置する場合には、その容器の内周面の形状に対応した外形に構成する。
活性炭充填容器の容器材料としては、スチール製などの金属製容器を用いてもよいが、活性炭充填容器は作業現場に運び、作業現場での使用後は持ち帰る必要があるので、軽量であるポリエチレン製やポリエチレンテレフタレート製などのプラスチック容器であるのが好ましい。プラスチック容器自体、その材質からして軽量であるが、容器壁の厚さを、容器内部を大気圧未満に減圧すれば外形形状の全体が保持できない程度に収縮する厚さにすることでさらに軽量とすることができる。本活性炭充填容器は、本発明者らにより先に開発されたもので(特願2003−142599)、本発明で用いる活性炭充填容器としても非常に有用である。
本ガス放出防止用器具の使用に際しては、円筒状容器1の開口Sを既設ガス配管などに設置された残留ガス取出部の外周を囲むようにはめ込み、残留ガス取出部の外周へ当接部3を当接させてシールする。そのシールは、残留ガス取出部の外周24と本ガス放出防止用器具の当接部2と間にシール材を塗布するか、両者間または当接部2にいわゆる「貼付け−貼剥し自在の貼付剤」を配置するなど、適宜の手段によって行うことができる。その後、把持部9を持って操作して、ソケットレンチ6のソケット部7を残留ガス取出部における閉塞手段にはめ込んで回動させ、閉塞手段を緩めて取り外す。これに伴い、既設ガスメータ内、またこれに連なるガス配管内の残留ガスが円筒状容器1の内側空間に排出されるが、バルブ15を開とすることにより、排出ガスは予め真空状態とし且つ残留ガスの全ガス量を十分に回収できる能力を有する活性炭充填容器11に吸引され、吸着される。
本ガス放出防止用器具の使用例(その1)〉
既設ガスメータの残留ガス抜き用やガス配管の内圧調査用の試験孔のプラグは、例えば図4のように配置されている。図4中、18は都市ガス等のガス輸送本管17から需要家向けに分岐されたガス配管、19はガスメータMの前に設けられたバルブ、21は残留ガス抜き用プラグ(すなわち残留ガス取出部)またはガス配管の内圧調査用の試験孔、22はコンロ等の燃焼器具23に付設されたバルブである。バルブ22については、燃焼器具23に内蔵されるいわゆる器具栓の場合と、燃焼器具とは別に設置されるバルブの場合があるが、図4では後者の場合を示している。また、バルブはガスメータMの後にも設けられる場合もある。20はこの場合のバルブである。
ガスメータMの取り替え時や点検時等においては、ガスメータMの上流側バルブ19を閉じるとともに、下流側のコンロ等の燃焼器具23のバルブ22を閉じる。なお、燃焼器具23のバルブ22は昼間などの不使用時には閉じられているので、その確認後、バルブ19を閉じる。この場合には、ガスメータMの内部及びバルブ19からガスメータMの下流に連なるバルブ22までのガス配管内部の残留ガスを回収することになる。また、バルブ20が配置されている場合には、バルブ19とともに、バルブ20を閉じる。この場合には、ガスメータMの内部及びバルブ19からバルブ20までのガス配管内部の残留ガスを回収することになる。上記いずれの場合にも、ガスメータやガス配管などに残留するガスを抜くために、プラグの雄ネジを緩めて取り外すことになる。図4(b)は雄ネジを緩めて取り外した状態を示している。
図5は上記残留ガス取出部を拡大して示した図である。都市ガス等のガス輸送本管17から需要家向けに分岐されたガス配管18の管壁に残留ガス取出部すなわち雌ネジ部24が設置され、固定されている。雌ネジ部24には閉塞手段(プラグ)すなわち雄ネジ25がねじ込まれるが、その際雌ネジ部24または雄ネジ25、その両者にシール材が塗布される。これにより配管内ガスは密に封止されている。雄ネジ25はボルト頭26を備えており、雄ネジ25のねじ込みはボルト頭26により行われる。ガス配管18と雌ネジ部24内の空間とは連通し、雌ネジ部24内の空間には配管内ガスが満たされている。ガス配管18に配置された既設ガスメータMを取り替えるに際しては、バルブ19と、バルブ22またはバルブ20とを閉とし、上記プラグ部分のボルト頭26すなわち閉塞手段を緩めて、ガスメータM及びガス配管内の残留ガスを抜く必要がある。その際に、本ガス放出防止用器具により、その残留ガスを大気に放出せずに処理し、その放出を防止するものである。
図6〜7は、ここでの本発明のガス放出防止用器具の使用態様を説明する図である。図6のとおり、円筒状容器1の開口〔図1(a)の符号S参照〕を既設ガス配管などに設置された残留ガス取出部すなわち雌ネジ部24の外周を囲むようにはめ込み、雌ネジ部24の外周に当接部2を当接させてシールする。その後、把持部9で操作して、ソケットレンチ6のソケット部7を残留ガス取出部における閉塞手段(プラグ)、すなわち雄ネジ25のボルト頭26にはめ込んで回動させ、閉塞手段を緩める。図6では、本ガス放出防止用器具を用いて雄ネジ25をボルト頭26で緩める途中の状態を示し、図6中太矢印(→)はその緩め方向、つまり雄ネジ25の移動方向を示している。
図7は、その回動操作をさらに進めてボルト頭26を緩めて雄ネジ25すなわちプラグを取り外した状態を示す図である。図7のとおり、ボルト頭26が雌ネジ部24から外れると、残留ガスは円筒状容器1内の空間に流出する。その流れ状態を図7中矢印(→)で示している。ここで、活性炭充填容器11のバルブ15を開とすると、残留ガスは活性炭充填容器11に吸引され、活性炭に吸着される。活性炭充填容器11は予め真空状態とし且つ残留ガスの全ガス量を十分に回収できる能力を有する活性炭充填容器11であるので、残留ガスの全量ないしほぼ全量を吸着する。こうして残留ガスを大気に放出することなく処理することができる。
そのように、本活性炭充填容器によれば、残留ガスの全量ないしほぼ全量を活性炭に吸着し、残留ガスを大気に一切放出することなく処理できるが、それでも、残留ガスの有無の確認については重々留意する必要があるので、既設ガスメータやガス配管の内圧の確認を行うことが好ましい。そのため、本ガス放出防止用器具においては圧力計を配置しておくのが好ましい。図8はこの場合の態様例を示す図である。図8(a)は円筒状容器の外部に活性炭充填容器を配置した場合に適用した態様、図8(b)は円筒状容器の内部に活性炭充填容器を配置した場合に適用した態様である。
図8(a)〜(b)のとおり、円筒状容器1に圧力計27を配置する。28はその取付部、29は圧力計27と取付部28を連結する導管に配置されたバルブである。操作開始時にバルブ29を開としておくか、あるいはボルト頭26を緩める途中で(ないしプラグを取り外した時点で)バルブ29を開にすると、前述図7に示すように、プラグを取り外した状態となった時点で圧力計27により残留ガスの圧力が計測される。これにより円筒状容器1内の減圧状況を監視することで、残留ガスの活性炭充填容器11への吸引、吸着状況を監視し、確認することができる。
既設ガス配管やガスメータ内のガスとしては、可燃性ガスとして都市ガス、LPG、水素等が挙げられ、希ガスとしてヘリウム、ネオン、アルゴン、クリプトン等が挙げられ、毒性ガスとして塩素系ガス、フッ素系ガス等が挙げられる。本発明によれば、既設ガス配管やガスメータ内に残留するそれらの可燃性ガス、希ガス、あるいは毒性ガスを大気に放出することなく処理することができる。活性炭充填容器に充填する活性炭はそれらガスの種類に応じて適宜選定して用いられる。
〈本ガス放出防止用器具の使用例(その2)〉
前述のとおり、試験孔は、例えば図4のように配置され、図5のような構成になっている。このような試験孔を介してガスメータやガス配管の圧力測定を行う場合、試験孔のプラグを取り外して試験孔に圧力計などをセットして圧力測定が行われる。測定が終了した後、プラグをその雄ネジ部にシール材を塗布して試験孔にねじ込むことで作業を終了する。本使用例は、図2に示すような本発明のガス放出防止用器具をガス配管に設置されたガスメータやガス配管内のガス圧力の検査方法に適用する例である。図9〜10は上記のような試験孔に対する本ガス放出防止用器具の使用例を説明する図である。図9〜10では活性炭充填容器11を円筒状容器1の外部に配置した場合を示しているが、活性炭充填容器11を円筒状容器1の内部に配置する場合についても同様である。
図2に示すガス放出防止用器具の開口S側から、シール材を4箇所のシール材塗布用の凹部3のそれぞれに詰め、その量を多めにして凹部からはみ出すように施す〔図9(a)中30参照〕。次いで、図9(a)のとおり、円筒状容器1の開口Sを試験孔の雌ネジ部24の外周を囲むようにはめ込み、雌ネジ部24の外周面に当接部2を当接させてシールする。その後、把持部9で操作し、ソケットレンチ6のソケット部7を試験孔における閉塞手段すなわち雄ネジ25のボルト頭26にはめ込んで回動させ、閉塞手段を緩める。図9(b)では、ボルト頭26を緩める途中の状態を示し、図9(b)中太い矢印(→)はその緩め方向、つまり雄ネジ25の移動方向を示している。図9(c)は、図9(b)中C−C線断面図である。
その回動操作をさらに進めてボルト頭26を緩め、ボルト頭26が雌ネジ部24から外れると、残留ガスは円筒状容器1内の空間に流出する。図10(a)はその状態を示し、その流れ状態を矢印(→)で示している。なお、図9(c)で言えば、符号Tとして示す、各凹部3の仕切壁5間の空隙がその流路となる。その時点で、圧力計27によりガス圧を計測する。円筒状容器1内の空間はガスメータやガス配管内と連通しているので、それ以降、圧力計27でガス圧変動の有無を監視することでガスメータやガス配管、あるいはガスメータとガス配管との連結部等からのガス漏洩の有無を検査する。
検査終了後、ソケットレンチ9を操作して、試験孔に雄ネジ25すなわちプラグを回動、取り付ける。その際、雄ネジ25が容器内周面の4箇所に配置された凹部及びシール材により支持されているので、ソケットレンチ9を介して雄ネジ25を緩める際の回動方向とは逆方向に回動させるだけで雄ネジ25を取り付けることができる。その後、活性炭充填容器11のバルブ15を開とすると、円筒状容器内の残留ガスは活性炭充填容器11に吸引され、吸着される。図10(b)はこの状態を示している。活性炭充填容器11は予め真空状態とし且つ残留ガスの全ガス量を十分に回収できる能力を有する活性炭充填容器11であるので、残留ガスの全量ないしほぼ全量を吸着し、残留ガスを大気に放出することなく処理することができる。
本発明のガス放出防止用器具の参考例を説明する図 本発明のガス放出防止用器具の態様例を説明する図 本発明のガス放出防止用器具で用いる活性炭充填容器11の態様例を示す図 既設ガスメータの残留ガス抜き用等のプラグの配置例を示す図 図4におけるプラグの部分を拡大して示した図 本発明のガス放出防止用器具の使用態様を説明する図 本発明のガス放出防止用器具の使用態様を説明する図 本発明のガス放出防止用器具において圧力計を配置する場合の態様例を示す図 本発明のガス放出防止用器具をガスメータやガス配管内のガス圧力の検査方法に適用する態様を説明する図 本発明のガス放出防止用器具をガスメータやガス配管内のガス圧力の検査方法に適用する態様を説明する図 一般家庭用のガス配管にガスメータが配置された例を示す図
符号の説明
1 円筒状容器
S 円筒状容器1の開口
2 残留ガス取出部の外周への当接部
3 シール材塗布用の凹部
4、5 仕切壁
6 ソケットレンチ
7 ソケット部
8 回動竿
9 把持部
10 シール部
11 活性炭充填容器
12 取付部
13 連結具
14 ガス導管
15 バルブ(ガス入出バルブ)
16 ガス導管14の取付部
17 バルブ15の操作竿
18 ガス輸送本管から需要家向けに分岐されたガス配管
19、20 ガスメータMの前後に設けられたバルブ
21 残留ガス抜き用プラグ
24 雌ネジ部
25 雄ネジ
26 ボルト頭
27 圧力計
28 取付部
29 バルブ
30 シール材
T 各凹部3の仕切壁5間の空隙

Claims (11)

  1. ガス配管に設置されたガスメータやガス配管内からの残留ガスを大気中に放出せずにガス抜きを行うガス放出防止用器具であって、残留ガス取出部の外径に対応した内径の開口を有する容器と該容器にソケットレンチを備え、ソケットレンチのスパナ部を容器内の該開口側に臨ませて外部から回動自在に配置するとともに、予め真空状態とし且つ該開口を有する容器内に放出された残留ガスの全ガス量を十分に回収できる能力を有する活性炭充填容器を容器外部に配置してなり、且つ、前記開口を有する容器が、該開口から間隔を置いた容器内周面にシール材塗布用の凹部を有してなることを特徴とするガス放出防止用器具。
  2. ガス配管に設置されたガスメータやガス配管内からの残留ガスを大気中に放出せずにガス抜きを行うガス放出防止用器具であって、残留ガス取出部の外径に対応した内径の開口を有する容器と該容器にソケットレンチを備え、ソケットレンチのスパナ部を容器内の該開口側に臨ませて外部から回動自在に配置するとともに、予め真空状態とし且つ該開口を有する容器内に放出された残留ガスの全ガス量を十分に回収できる能力を有する活性炭充填容器を容器内部に配置してなり、且つ、前記開口を有する容器が、該開口から間隔を置いた容器内周面にシール材塗布用の凹部を有してなることを特徴とするガス放出防止用器具。
  3. 請求項1または2に記載のガス放出防止用器具において、前記開口を有する容器が、光透過性のプラスチック製容器であることを特徴とするガス放出防止用器具。
  4. 請求項1〜のいずれか1項に記載のガス放出防止用器具において、前記活性炭充填容器が、その内部を大気圧未満に減圧すれば外形形状の全体が保持できない程度に収縮するプラスチック容器に活性炭を充填してなり、且つ、プラスチック容器に接続したガス入出バルブを備えた活性炭充填容器であることを特徴とするガス放出防止用器具。
  5. 請求項1〜のいずれか1項に記載のガス放出防止用器具において、前記残留ガスが、都市ガス等の可燃性ガス、希ガスまたは毒性ガスであることを特徴とするガス放出防止用器具。
  6. 請求項1〜のいずれか1項に記載のガス放出防止用器具において、前記ガス放出防止用器具の容器に圧力計を配置してなることを特徴とするガス放出防止用器具。
  7. ガス配管に設置されたガスメータやガス配管内のガス圧力の検査方法であって、ガス配管に設置されたガス試験孔の外径に対応した内径の開口及び該開口から間隔を置いた容器内周面にシール材塗布用の凹部を有する容器にソケットレンチを備え、ソケットレンチをそのスパナ部を容器内の該開口側に臨ませ且つ容器外部から回動自在に配置するとともに、予め真空状態とし且つ該容器内に放出された残留ガスの全ガス量を十分に回収できる能力を有する活性炭充填容器を該容器の外部に配置し、且つ、該容器に圧力計を配置してなるガス放出防止用器具を用い、該シール材塗布用の凹部にシール材を施して容器開口内周をガス試験孔の外周に嵌合当接し、ソケットレンチによりガス試験孔のプラグを取り外した後、圧力計によりガスメータやガス配管内のガス圧力を測定して漏洩の有無を検査し、次いで、ソケットレンチによりガス試験孔にプラグを取り付けた後、該容器内の残留ガスを活性炭充填容器により回収することを特徴とするガスメータやガス配管内のガス圧力の検査方法。
  8. ガス配管に設置されたガスメータやガス配管内のガス圧力の検査方法であって、ガス配管に設置されたガス試験孔の外径に対応した内径の開口及び該開口から間隔を置いた容器
    内周面にシール材塗布用の凹部を有する容器にソケットレンチを備え、ソケットレンチをそのスパナ部を容器内の該開口側に臨ませ且つ容器外部から回動自在に配置するとともに、予め真空状態とし且つ該容器内に放出された残留ガスの全ガス量を十分に回収できる能力を有する活性炭充填容器を該容器の内部に配置し、且つ、該容器に圧力計を配置してなるガス放出防止用器具を用い、該シール材塗布用の凹部にシール材を施して容器開口内周をガス試験孔の外周に嵌合当接し、ソケットレンチによりガス試験孔のプラグを取り外した後、圧力計によりガスメータやガス配管内のガス圧力を測定して漏洩の有無を検査し、次いで、ソケットレンチによりガス試験孔にプラグを取り付けた後、該容器内の残留ガスを活性炭充填容器により回収することを特徴とするガスメータやガス配管内のガス圧力の検査方法。
  9. 請求項またはに記載のガスメータやガス配管内のガス圧力の検査方法において、前記開口を有する容器が、光透過性のプラスチック製容器であることを特徴とするガスメータやガス配管内のガス圧力の検査方法。
  10. 請求項7〜9のいずれか1項に記載のガスメータやガス配管内のガス圧力の検査方法において、前記活性炭充填容器が、その内部を大気圧未満に減圧すれば外形形状の全体が保持できない程度に収縮するプラスチック容器に活性炭を充填してなり、且つ、プラスチック容器に接続したガス入出バルブを備えた活性炭充填容器であることを特徴とするガスメータやガス配管内のガス圧力の検査方法。
  11. 請求項7〜10のいずれか1項に記載のガスメータやガス配管内のガス圧力の検査方法において、前記ガスが、都市ガス、LPG等の可燃性ガスであることを特徴とするガスメータやガス配管内のガス圧力の検査方法。
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