JPH0763636A - 配管の管端閉塞用治具および管端閉塞方法 - Google Patents

配管の管端閉塞用治具および管端閉塞方法

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JPH0763636A
JPH0763636A JP21592093A JP21592093A JPH0763636A JP H0763636 A JPH0763636 A JP H0763636A JP 21592093 A JP21592093 A JP 21592093A JP 21592093 A JP21592093 A JP 21592093A JP H0763636 A JPH0763636 A JP H0763636A
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closing
jig
annular
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JP21592093A
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Shinichi Yamada
真一 山田
Seiji Doi
清二 土井
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Yamato Protec Corp
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Yamato Protec Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガス系消火設備の配管施工後の気密・耐圧検
査などを行なう際、スパナなどの工具を用いることな
く、配管の管端を簡単容易に、かつ迅速に閉塞して密封
することができ、また、狭い空間での作業も容易に行な
えるようにする。 【構成】 配管1の管端側に螺着されるキャップ2の内
面に固定された略筒形の固定体5と、この固定体5の雌
ねじ部9に螺合する雄ねじ部13を有し、上記キャップ
2を貫通する軸部12をもった締付け操作体10とを、
上記配管1内に嵌入し、この締付け操作体10の回転操
作によって、環状シール部材14を締付け操作体10に
形成された環状段部10cと固定体5の軸方向内端面5
cとの間に挟在させて、該シール部材14の外周部およ
び内周部を配管1の内周面および軸部12の外周面にそ
れぞれ密着させるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえばガス系消火設
備における集合管の気密・耐圧検査や現場で配管施工さ
れるガス系消火設備の施工後における消火ヘッド取付け
配管の気密・耐圧検査などを行なう場合に用いられる配
管の管端閉塞用治具および管端閉塞方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】例えばガス系消火設備に使用される集合
管においては、該集合管を設備内に組込み使用する前
に、その集合管の気密・耐圧検査が行なわれ、また、現
場施工されるガス系消火設備における消火ヘッド取付け
配管においては、設備施工完了後に気密・耐圧検査を行
なった後に施主への引き渡しが行なわれる。このような
気密・耐圧検査のうち、例えばガス系消火設備における
集合管の検査の場合、従来一般には、図8に示すよう
に、集合管41の一端側に、その中央部に接続孔48を
有する袋ナット状の閉塞用治具B1をねじ込み、この閉
塞用治具B1の中央接続孔48に圧供給管49、接合金
具46および開閉弁47を介して高圧ポンプや高圧ガス
などの加圧源Pを接続して圧力送入部とする一方、上記
集合管41の他端側に袋ナット状の閉塞用治具A1をね
じ込んで他端開口を閉塞する。また、上記集合管41に
おける1つの連結管接続口42に圧力ゲージ43を取り
付け、他の接続口44にめくらキャップ45を取り付け
た状態で、上記一端の圧力送入部から空気や水などの流
体を加圧封入し、その封入状態での管内の経時的な圧力
変化を測定することで、漏洩の有無を検査している。
【0003】また、現場施工されるガス系消火設備にお
けるヘッド取付け配管の検査に際しては、その末端に取
付けられているヘッドを取り外し、そのヘッドを取外し
た配管の末端に上記した袋ナット状の閉塞用治具A1を
ねじ込んで閉塞し、その状態で配管の一端側から加圧し
て管内の経時的な圧力変化を測定することで、漏洩の有
無を検査している。
【0004】そして、上記のような漏洩の検査時に袋ナ
ット状の閉塞用治具A1,B1または閉塞用治具A1の
みを用いて管端を閉塞する際には、管端の雄ねじ部にシ
ールテープを巻付け、その上から閉塞用治具A1,B1
をねじ込んだ後、スパナやモンキーなどの工具を用い
て、さらに強く締付ける必要があった。それは、検査時
の配管内の圧力が、空気圧で35〜110kgf/cm
2 、水圧で165kgf/cm2 と非常に高い値とな
り、その高い配管内圧力によってねじ込み部からの漏洩
を生じないようにするためである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したような従来の
管端閉塞方法においては、管端のねじ部にシールテープ
を巻付けた後、そのねじ部に袋ナット状の閉塞治具をね
じ込み、さらにスパナなどの工具を使用して増し締めす
る必要があって、作業手間を要する割には、シールテー
プの巻付け具合などによっては漏れを生じる場合があ
り、その場合は、上記閉塞治具を取り外してシールテー
プを巻き直し、再び強く締付けるといった余分な手間を
要する。また、増し締めのために、スパナやモンキーな
ど大きなトルクが得られる比較的長い工具を使用しなけ
ればならないが、このような長い工具は、たとえば天井
部の隅部のように狭隘な場所での使用が非常に困難であ
り、閉塞作業が煩わしいものとなる難点があった。
【0006】特に、現場施工されるガス系消火設備にお
けるヘッド取付け配管の検査では、検査の単位区画毎に
複数のヘッド取付け配管が存在する場合が多く、その複
数の配管の各末端にそれぞれ閉塞用治具A1を取付ける
となると、その位置が天井部であり、梯子などの架台に
乗って上向きで工具を使用する必要があることから、多
大な労力および手間を要し、かつ作業に危険を伴うとい
う問題もあった。
【0007】本発明は上記の実情に鑑みてなされたもの
で、シールテープの巻付けなどの手間を要することな
く、配管の管端を確実容易に密封状態に閉塞することが
できるとともに、工具などの使用も不要で、狭い空間で
の作業も容易かつ迅速に行なうことができる配管の管端
閉塞用治具および配管の管端閉塞方法を提供することを
目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る配管の管端閉塞用治具は、配管の管端
側の外周面に形成された雄ねじ部に螺合する雌ねじ部を
内周面に有するキャップと、内周面に雌ねじ部を有し、
軸方向の外端側が上記キャップの内面に固定されて上記
配管の管端側に内嵌される略筒形の固定体と、この固定
体の雌ねじ部に螺合する雄ねじ部を有し、上記キャップ
を貫通する軸部の軸方向内端に上記配管に内嵌された状
態で上記固定体の軸方向内端面に対向する環状段部が形
成された締付け操作体と、上記固定体の軸方向内端面と
上記環状段部との間に介在されて上記軸部に対する回転
操作で上記締付け操作体を軸方向外端側へ変位させた際
に上記固定体の軸方向内端面と環状段部との間に挟在さ
れて軸部の外周面および配管の内周面にそれぞれ密着す
る環状シール部材とを備えたものである。
【0009】ガス系消火設備における集合管のように両
端が開口する配管の場合は、その一端側の閉塞用治具と
して、上記締付け操作体に代って、軸部の中心部に軸方
向内端面から外端面にかけて細孔を有する締付け操作体
を使用すればよい。
【0010】また、請求項1または2の配管の管端閉塞
用治具において、締付け操作体における軸部の外端部に
回転操作用のハンドルを装着することが好ましい。
【0011】さらに、請求項1の配管の管端閉塞用治具
において、上記締付け操作体の環状段部とこれに対向す
る固定体の軸方向内端面との間に、上記締付け操作体に
対して相対回転可能かつ軸方向に一体移動可能で、両者
の相対回転面間にシールリングを介在させてなる環状部
材を設け、この環状部材に形成した環状段部と上記固定
体の軸方向内端面との間に上記環状シール部材を介在さ
せた構成とすることが一層好ましい。
【0012】また、本発明に係る配管の管端閉塞方法
は、請求項1に記載の配管の管端閉塞用治具を上記配管
の管端に装着して配管内を密封することを特徴とするも
のである。
【0013】さらに、配管の管端に加圧源を接続するよ
うな配管の管端閉塞方法にあたっては、請求項2に記載
の配管の管端閉塞用治具を上記配管の管端に装着するこ
とを特徴とする。
【0014】
【作用】請求項1および5の発明によれば、配管の管端
側内に締付け操作体、シール部材および固定体を挿入
し、かつキャップを配管の管端外周側に螺着した状態
で、上記締付け操作体の軸部を回転させて該締付け操作
体を軸方向の外端側へ変位させることにより、環状シー
ル部材が締付け操作体の環状段部と固定体の軸方向内端
面との間に挟在されて軸部の外周面および配管の内周面
にそれぞれ密着することになり、これによって、工具な
どを用いないで手で締付け操作体の軸部を回転させるだ
けの簡単な操作にて、管端を確実容易に密閉状態に閉塞
して、良好な気密性を確保できる一方、狭い場所などで
の閉塞作業もやりやすい。
【0015】また、請求項2および6の発明によれば、
軸方向内端面から外端面にかけて細孔を有する締付け操
作体を備えてなる配管の管端閉塞用治具においては、例
えばガス消火設備における集合管のように両端が開口す
る配管検査の場合、その配管一端側の閉塞用治具とし
て、単なる閉塞だけでなく、配管内に加圧流体を封入し
て経時的な圧力変化を測定する気密・耐圧検査にも好適
に使用することが可能である。
【0016】また、上記配管の管端閉塞用治具におい
て、請求項3のように、締付け操作体における軸部の外
端部に回転操作用のハンドルを装着する場合は、締付け
操作体の回転にともない環状シール部材を上述のような
密封状態に挟在させるための操作が軽く、容易に行なえ
る。
【0017】さらに、請求項4のように、上記締付け操
作体の環状段部とこれに対向する固定体の軸方向内端面
との間において、上記締付け操作体に対して相対回転可
能かつ軸方向に一体移動可能で、両者の相対回転面間に
シールリングを介在させてなる環状部材を設け、この環
状部材に形成した環状段部と上記固定体の軸方向内端面
との間に上記環状シール部材を介在させた構成とする場
合は、上記締付け操作体を回転させて軸方向の外端側へ
変位させるとき、その締付け操作体の回転が環状シール
部材に作用しないために、この環状シール部材がねじれ
て破損したり、変形することがなくなり、したがって、
環状シール部材による管端の密封性を高めることが可能
である。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説
明する。図1は本発明の一実施例による配管の管端閉塞
用治具Aを管端へ取り付けた状態を示す縦断面図であ
る。
【0019】図1において、1は高圧ガス管のような配
管で、その管端(一端)1a側の外周面には、縦断面が
略コ字形のステンレス製のキャップ2の内周面側の雌ね
じ部3に螺合される雄ねじ部4が形成されている。5は
略筒形に形成された黄銅製の固定体であり、軸方向の内
端部5a側が上記配管1に内嵌され、かつ、軸方向の外
端部5bは、図2に示すように、フランジ状に形成され
ている。この固定体5のフランジ部5bに形成されたね
じ孔6に上記キャップ2側のボルト挿通孔7に挿通され
た複数本のボルト8を螺合することにより、固定体5が
上記キャップ2の内面に固定されている。9は上記固定
体5の内周面に形成された雌ねじ部である。
【0020】10は黄銅などからなる締付け操作体であ
り、図2に示すように、その軸方向内端側には、上記配
管1内に密に嵌合される大径部10aとこれに隣接する
小径部10bとの間に環状段部10cが形成され、ま
た、この小径部10bの外端面には、上記キャップ2側
の中心孔11を貫通する軸部12が一体に突設されてお
り、この軸部12の外周面の一部には、上記固定体5側
の雌ねじ部9に螺合する雄ねじ部13が形成されてい
る。
【0021】14は上記小径部10bに外嵌される環状
シール部材、たとえばOリングであり、上記締付け操作
体10を回転操作して該締付け操作体10を軸方向の外
端側へ変位させた際に、上記固定体5の外端部5cと上
記環状段部10cとの間に挟在されて径内外方向に変形
し、その内周部および外周部が軸部12の外周面および
配管1の内周面にそれぞれ密着するようになされてい
る。
【0022】上記締付け操作体10の軸部12の外端側
は、横断面角形に形成されてハンドル取付部15を構成
しており、この取付部15に円形ハンドル16の角孔1
6aが嵌着されるようになっている。
【0023】図3は本発明の他の実施例による配管の管
端閉塞用治具Bを示す縦断面図であり、その締付け操作
体10における軸部12の中心部に、その外端から内端
にかけて細孔31が形成され、さらに軸部12の外端部
の外周面に雄ねじ部32が形成されている。その他の構
成は、図1に示した管端閉塞用治具Aと同一であるた
め、同一の符号を付して、それらの説明を省略する。
【0024】図4は上記した2つの管端閉塞用治具A,
Bを使用して、例えば図5に示すような移動式ガス系消
火設備における集合管41を、当該設備内に組込む前の
段階で、それの気密・耐圧検査を行なっている様子を示
している。この集合管41は、移動式ガス系消火設備の
可搬式ボックス60内に収納された消火用ガスボンベ6
1と、先端にガス噴出ヘッド62を有するガス送給ホー
ス63とを連通接続するように組込み使用されるもので
ある。
【0025】このような移動式ガス系消火設備における
集合管41の気密・耐圧検査にあたっては、図8で説明
したと同様に、まず、集合管41の一端に図1に示すよ
うな閉塞用治具Aを取り付ける。この閉塞用治具Aの取
り付け手順は、つぎの通りである。即ち、ハンドル16
を装着する前に、集合管41内に締付け操作体10の小
径部10bにOリング14を外嵌する一方、キャップ2
の内面側にボルト8により固定体5を固定し、この固定
体5の雌ねじ部9に、上記キャップ2を貫通させた軸部
12の雄ねじ部13を螺合させた状態で、上記締付け操
作体10を上記固定体5とともに集合管41内に嵌入す
るとともに、キャップ2を集合管41に螺合させる。こ
の状態で、上記締付け操作体10の軸部12を手にして
該締付け操作体10が軸方向外方へ変位するように回転
操作すると、締付け操作体10の環状段部10cが固定
体5の外端面5cに対してOリング14を圧接して変形
させるので、該Oリング14が軸部12の外周面および
集合管41の内周面に弾性的に押圧され密着されること
になり、これによって、集合管41の一端が密封され
る。
【0026】上記のように、固定体5とともに締付け操
作体10を集合管41内に嵌入してその軸部12を回転
操作するだけで、集合管41の一端側を密封することが
できる。ここで、上記軸部12にハンドル16を装着す
る場合は、軸部12の回転操作が非常に容易かつ軽くな
り、密封作業をより楽に行なえる。
【0027】次に、上記集合管41の他端に図3に示す
ような閉塞用治具Bを取り付ける。この閉塞用治具Bの
取り付け手順は、上記閉塞用治具Aの取付け手順と同様
であり、その取り付け後に、該閉塞用治具Bにおける締
付け操作体10の軸部12の外端に、軸部12の中心部
に形成した細孔31に圧供給管49、接合金具46およ
び開閉弁47を介して高圧ポンプや高圧ガスなどの加圧
源Pを連通接続する。
【0028】この状態で、高圧ポンプや高圧ガスなどの
加圧源Pより、閉塞用治具Bにおける細孔31を通して
水圧または空気圧を集合管41内に供給して管内圧力を
所定の圧力まで上昇させる。例えば耐圧検査の場合は、
高圧ポンプにより水圧が165kgf/cm2 になるま
で昇圧し、また、気密検査の場合は、高圧ガスを気圧が
110kgf/cm2 になるまで昇圧する。そして、開
閉弁47を閉じた後、所定時間経過後の水圧または気圧
の変化を測定することにより、集合管41の耐圧・気密
検査を行なう。上記検査の終了後は、開閉弁47を開放
して集合管41内を排圧した後、両閉塞用治具A,Bを
取り外す。
【0029】図4は、ガス系消火設備における集合管4
1の単品についての耐圧・気密検査を行なう例を説明し
たが、例えば図6に示すように、現場において配管施工
されるガス系消火設備における複数のヘッド取付け配管
50を配管施工完了後において耐圧・気密検査する場合
に適用することができるのは勿論である。この場合は、
複数のヘッド取付け配管50の各末端にそれぞれ取り付
けられている消火用ヘッドを取り外し、そのヘッド取り
外し箇所にそれぞれ図1に示すような閉塞用治具Aを取
付ける。この状態でガス系消火設備におけるガス送給用
の加圧源51を作動させて、ガスボンベ52内の高圧ガ
スをガス供給管53を経て上記各ヘッド取付け配管50
内に送り込み、管内圧力の経時的な変化を測定すること
により、各配管50の耐圧・気密検査を行なう。
【0030】上記のような検査を、天井部の隅部などの
狭い空間で行なう場合であっても、上記閉塞用治具Aの
軸部12を手で回転させるだけの簡単な操作で、漏れの
発生のない密封状態が得られるため、スパナやモンキー
などの長い工具を上向きで使用して締め付けるといった
煩わしくて手数のかかる、また危険を伴う作業を不要に
できる。
【0031】なお、上記した管端の閉塞用治具Aについ
ては、上述した集合管やヘッド取付け配管以外の各種の
配管で、従来からめくらキャップを用いて閉塞されてい
た箇所の閉塞に使用することができるのはもちろんであ
る。
【0032】また、図7は上記管端の閉塞用治具Aの他
の実施例を示す縦断面図であり、上記締付け操作体10
の環状段部10cとこれに対向する固定体5の軸方向内
端面5cとの間に、上記締付け操作体10に対し相対回
転可能で、その内周面に形成した環状凹部17aに小径
部10bの外周面に摺接して相対回転面をシールするシ
ールリング18を介在させてなる環状部材17を、上記
締付け操作体10と軸方向に一体移動可能な状態に設
け、この環状部材17に形成した環状段部17bと上記
固定体5の軸方向内端面5cとの間に上記環状シール部
材14を介在させた構成としたものである。その他の構
成は図1と同一であるため、該当部分に同一の符号を付
して、それらの説明を省略する。
【0033】上記図7に示すような構成の閉塞用治具A
においては、上記締付け操作体10を回転させて雌雄の
ねじ部9,13を介して該締付け操作体10を軸方向の
外端側へ変位させるとき、その締付け操作体10が環状
部材17との間で相対回転しながら、軸方向の外端側へ
変位し、環状部材17は回転しないで軸方向外端側に一
体移動することになる。したがって、締付け操作体10
の回転が環状シール部材14には全く作用しないため
に、この環状シール部材14がねじれて破損したり、変
形することがなくなり、したがって、環状シール部材1
4による管端の閉塞性、ひいては、配管1の密封性を高
めることが可能である。
【0034】
【発明の効果】以上のように、請求項1および5の発明
によれば、配管の管端側に内嵌した締付け操作体を回転
するだけの簡単な操作によって、該締付け操作体を軸方
向の外端側へ変位させて、この締付け操作体の環状段部
と固定体の軸方向内端面との間に挟在されている環状シ
ール部材を軸部の外周面および配管の内周面にそれぞれ
密着させることが可能である。したがって、スパナなど
の工具を一切使用しないでも、管端を確実容易に密閉状
態に閉塞して、良好な気密性を確保できるとともに、狭
い場所などでの閉塞作業にも煩わしさや危険を伴わず、
容易かつ迅速に管端を密封させることができるという効
果を奏する。
【0035】また、請求項2および6の発明によれば、
締付け操作体の軸部に設けた細孔を通して、密閉された
管内に加圧流体を容易に供給させて、配管の気密・耐圧
検査を適確、容易に実施することができる。
【0036】また、請求項3の発明によれば、締付け操
作体の回転操作による管端閉塞作業をハンドルを介して
容易に、かつ軽く行なうことができる。
【0037】さらに、請求項4の発明によれば、管端の
閉塞動作によって環状シール部材が破損されたり、変形
することをなくして、一層密封性に優れた管端閉塞を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による配管の管端閉塞用治具
を示す縦断面図である。
【図2】同上実施例における配管の管端閉塞用治具を分
解して示す半縦断面図である。
【図3】本発明の他の実施例による配管の管端閉塞用治
具を示す縦断面図である。
【図4】各実施例における配管の管端閉塞用治具を使用
して、ガス系消火設備における集合管の気密・耐圧検査
を行なう状態を示す外観側面図である。
【図5】ガス系消火設備の概略構成を示す正面図であ
る。
【図6】現場施工されるガス系消火設備の配管施工後に
おける配管の気密・耐圧検査を行なう時に、管端の閉塞
用治具を使用している状況を示す説明図である。
【図7】本発明のもう1つの実施例による管端閉塞用治
具を示す縦断面図である。
【図8】従来の管端閉塞用治具を使用して、ガス系消火
設備における集合管の気密・耐圧検査を行なっている状
態を一部破断して示す側面図である。
【符号の説明】
1,41,50 配管 2 キャップ 3 キャップ側雌ねじ部 4 配管側雄ねじ部 5 固定体 5c 固定体の内端面 9 固定体側雌ねじ部 10 締付け操作体 10c 環状段部 14 環状シール部材 16 ハンドル 17 環状部材 18 シールリング 31 細孔

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配管の管端側の外周面に形成された雄ね
    じ部に螺合する雌ねじ部を内周面に有するキャップと、
    内周面に雌ねじ部を有し、軸方向の外端側が上記キャッ
    プの内面に固定されて上記配管の管端側に内嵌される略
    筒形の固定体と、この固定体の雌ねじ部に螺合する雄ね
    じ部を有し、上記キャップを貫通する軸部の軸方向内端
    に上記配管に内嵌された状態で上記固定体の軸方向内端
    面に対向する環状段部が形成された締付け操作体と、上
    記固定体の軸方向内端面と上記環状段部との間に介在さ
    れて上記軸部に対する回転操作で上記締付け操作体を軸
    方向外端側へ変位させた際に上記固定体の軸方向内端面
    と環状段部との間に挟在されて軸部の外周面および配管
    の内周面にそれぞれ密着する環状シール部材とを備えた
    ことを特徴とする配管の管端閉塞用治具。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の締付け操作体に代っ
    て、軸部の中心部に軸方向内端面から外端面にかけて細
    孔を有する締付け操作体を備えてなる配管の管端閉塞用
    治具。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の締付け操作体
    における軸部の外端部に回転操作用のハンドルを装着し
    てなる配管の管端閉塞用治具。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載の配管の管端閉
    塞用治具において、上記締付け操作体の環状段部とこれ
    に対向する固定体の軸方向内端面との間に、上記締付け
    操作体に対して相対回転可能かつ軸方向に一体移動可能
    で、両者の相対回転面間にシールリングを介在させてな
    る環状部材を設け、この環状部材に形成した環状段部と
    上記固定体の軸方向内端面との間に上記環状シール部材
    を介在させてなる配管の管端閉塞用治具。
  5. 【請求項5】 配管の管端を閉塞するにあたって、請求
    項1に記載の配管の管端閉塞用治具を上記配管の管端に
    装着して配管内を密封することを特徴とする配管の管端
    閉塞方法。
  6. 【請求項6】 配管の管端に加圧源を接続するにあたっ
    て、請求項2に記載の配管の管端閉塞用治具を上記配管
    の管端に装着することを特徴とする配管の管端閉塞方
    法。
JP21592093A 1993-08-31 1993-08-31 配管の管端閉塞用治具および管端閉塞方法 Withdrawn JPH0763636A (ja)

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