JP6759380B2 - 突合せ溶接継手を有する管端開放管耐圧試験用冶具 - Google Patents

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本発明は、LNG燃料船等に使用される突合せ溶接継手を有する管端開放管の継手部分の耐圧試験用冶具関する。
LNG燃料船のガス配管等、船内に曲がりくねり又は長尺管が配置される配管には様々な溶接接合に加えてL字やT字上の接合部が存在する。特に、管端開放の管どうしに突合せ溶接が行われる場合には、その溶接作業が難しく、その接合個所である溶接継手からガス等の漏洩を防ぐためには耐圧試験が欠かせない。管の途中に突合せ溶接継手がある管についてガス漏洩等がないかどうかの耐圧試験は、管の両開放端を密閉し、密閉した管に加圧した空気や水を注入して、試験中の圧力減少を検知するなどして耐圧試験を行うこととなるが、当該管の両端が開放端(フランジ取り付けもなく、ねじ切り等の工作がない)の場合には、その開放両端閉塞に際し、加圧した空気や水を注入するためのフランジを溶接等により接合し、耐圧試験後にそのフランジを切り落とす必要がある。そして、試験後に切り落とし部分の廃棄など、作業性も悪く、無駄な作業と廃材が発生していた。
図9は、圧力ゲージ用フランジ及び加圧水用フランジを突合せ溶接継手を有する管端開放管の両開放端に溶接して耐圧試験を実施する概略を示すイメージ図である。図9において、符号100は、突き合わせ溶接継手部、101は、途中に同突合せ溶接継手部100を有する管端開放管、102a、102bは、孔明きフランジ、102cは、閉塞フランジ、102dは、ネジ座付フランジ、103a、103b、103c、103dは、前記管端開放管101と前記閉塞フランジ102a及び管端フランジ部102bとの溶接接合部、104は、図示外コンプレッサ等に接続される接続チューブ、105は中空孔、106a、106bは、固定用ボルトナットであり、図示外コンプレッサー等から供給される加圧した空気又は水が注入される。
図9に示す耐圧試験においては、図示外コンプレッサ等に配置される圧力ゲージ等によって加圧された空気又は水等の圧力低下の有無によって、当該突合せ溶接継手100を有する管端開放管101の耐圧試験を実施していた。
この種の管端解放管の耐圧試験用冶具に関しては、例えば、特開平7ー140035号公報に開示のものが知られている。特開平7ー140035号公報の開示は、発明名称「耐圧試験用治具」に係り、「各種プラントの機器、配管などの耐圧性や気密性の試験に使用する耐圧試験用治具において、取り扱い並びに装着が簡単で、任意の所要区間を密閉して同部内を加圧可能であり、高圧力であっても漏洩が発生せず、パッキンの損傷もなく、長期間にわたって安定した試験が可能な耐圧試験用治具の提供を目的とする」発明解決課題において(同公報明細書段落番号0005参照)、「一対の押さえ板が連結軸で所定間隔に固着保持され、連結軸外周あるいはこれに遊嵌した円筒材にOリングを介在させて一対のピストン部材を摺動可能に外嵌挿し、被試験空間内に嵌挿入される該ピストン部材の外周部に配置したパッキンの端面に、押さえ板の外周端面に周設したカラー端面が当接可能にピストン部材と押さえ板が位置決めされた」構成とすることにより(同公報特許請求の範囲請求項1の記載等参照)、「・・一体型の治具として取り扱いが容易であり、被試験機器、配管の任意の箇所に設置でき・・また、押さえ板に対向配置するパッキンを周設したピストン部材を被試験空間内の内圧で可動にして押さえ板の外周端面に周設したカラーに当接させて該パッキンに締め付け力を与えて内壁に押圧させ、高いシール性を発揮させることができ、高圧力であっても漏洩が発生せず、パッキンの損傷もなく、長期間にわたって安定した試験が可能で・・さらに、被試験機器、配管の全体を加圧する必要がなく、その所要部のみを加圧あるいは減圧でき、必要箇所のみ試験を行うことができ・・また、この治具を配置した配管内の流体流れを一時的に止めることもできる。」等の効果を奏するものである(同公報明細書段落番号0013参照)。
図10は、特開平7ー140035号公報に図2として添付・説明される開示発明に係る耐圧試験用治具の構成を示す縦断説明図である。図10において、符号100は、溶接継手部、101は、配管、102は、管端フランジ部、110は、フランジ部材、111は、ガスケット、112は、連結軸、113は、押さえ板、114は、円筒材、115は、ピストン部材、116は、Oリング、117は、パッキン、118は、ストッパー、119は、カラー、120は、プラグである(なお、符号は、先行技術であることを明らかにするために、本願出願人において、3桁に変更して説明した。)
しかしながら、図10に示される耐圧試験用治具は、開放端から任意の所定区間の密閉加圧による耐圧試験を前提としており、開放端近傍に溶接継手がある場合には使用できるが、LNG燃料船のガス配管等長尺配管の途中の奥深くに突合せ溶接継手が存在する場合には、そのまま耐圧試験をすることができない。特に、LNG燃料船のような複雑なガス配管においては、長尺管や曲がりくねった配管の途中の奥深くに突合せ溶接継手が存在する配管の耐圧試験においては、配管全長にわたる耐圧試験をする必要があり、開放端から所定長さの耐圧試験用の特開平7ー140035号公報に開示の冶具を使用することはできない。
特開平7ー140035号公報
そこで、本願発明は、管端開放管の途中に突合せ溶接継手部がある長尺管や曲がりくねった配管の両開放管端に容易に取付可能で、取り付け後に容易に当該管の耐圧試験を実施でき、耐圧試験後にフランジの切断作業が不要で、溶接作業と廃材の発生を削減するこ都ができる突合せ溶接継手管を有する端開放管耐圧試験用冶具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本願請求項1に係る発明は、突合せ溶接継手を有する管端開放曲管耐圧試験用冶具において、貫通穴及びその背後のネジ座と、外周縁に沿って同心円状に被試験対象管端開放管開放端に固定する固定用通しボルト又は両先端にねじ切り部を有するワイヤ止め金具間のワイヤが挿通される複数のキリ穴と、複数のキリ穴に対し同心内側に被試験対象管端開放管が嵌め込まれる管端開放管契合穴と、その奥に同心に前記被試験対象管端開放管に密着勘合するバックアップリング及びOリングが嵌め込まれるリング溝と、を有する両開放端が平行に位置する被試験対象の突合せ溶接継手を有する曲管端開放管の双方の開放端に嵌合される二つの同形のフランジと、被試験対象曲管端開放管を外側から挟み込む中空部を有し、前記被試験対象曲管端開放管の外周縁に沿って同心円状に被試験対象管端開放管開放端に固定する固定用通しボルト又は先端にねじ切り部を有するワイヤ止め金具間のワイヤが挿通される複数のキリ穴を有し、それぞれ管端開放管の開放端から所定の直管域の外径に固定される二つの同形の中間固定フランジと、前記中間固定フランジのうちの一方の中間固定フランジと上記の一方のフランジとの間及び前記中間固定フランジのうちの他方の中間固定フランジと上記の他方のフランジとの間を固定する前記固定用通しボルト又は両先端にねじ切り部を有するワイヤ止め金具間のワイヤ及びこれらのワイヤ先端のねじ切り部に係合する固定ナットと、を有することを特徴とする
管工場で製作された突合せ溶接継手を有する管端開放管の両管端に溶接することなく管端部へ取付け可能なフランジ形状の冶具とすることができ、両端部に当該冶具を容易に取付可能で、取り付け後に容易に突合せ溶接継手を有する管端開放管の耐圧試験を実施することができ、耐圧試験後もフランジの切断等の作業を必要とせず、溶接作業と廃材の発生を削減することで、溶接時間、切断時間等が不要で作業性が向上するという効果を有する。
図1(a)(b)は、本実施例1に係る突合せ溶接継手を有する管端開放管耐圧試験用冶具のフランジ概略を示す図であり、図1(a)は、その平面図、図1(b)は、同断面図である。 図2は、図1(b)に示す”A”詳細図である。 図3は、前記リング溝5aの概略を示すイメージ図である。 図4は、2枚の本実施例1に係る突合せ溶接継手を有する管端開放管耐圧試験用冶具の前記フランジ1a、1bを用いて、前記被試験対象の突合せ溶接継手を有する管端開放管101の耐圧試験の概略を示すイメージ図である。 図5は、前記固定用ボルト10a・・・10hに替え、ワイヤー及びワイヤ止め金具を使用して被試験対象の突合せ溶接継手を有する管端開放管101の耐圧試験のイメージ図である。 図6は、前記固定用ボルト10a・・・10hを前記キリ穴2a・・・2hへの挿通作業を容易にするために、各キリ穴2a・・・2hの外縁側に切り欠きを入れたフランジ形状の変形実施例2に係る突合せ溶接継手を有する管端開放管耐圧試験用冶具20のフランジ21概略を示す図である。 図7は、本変形実施例3に係る突合せ溶接継手を有する管端開放管耐圧試験用冶具30を使用して、曲がった被試験対象の管端開放管配管中に前記突合せ溶接継手を有する管端開放管の耐圧試験の概略を示すイメージ図である。 図8は、本変形実施例3に係る突合せ溶接継手を有する管端開放管耐圧試験用冶具30に使用する前記中間固定フランジ31の概略を示す図である。 図9は、圧力ゲージ用フランジ及び加圧水用フランジを突合せ溶接継手を有する管端開放管の両開放端に溶接して耐圧試験を実施する概略を示すイメージ図である。 図10は、特開平7ー140035号公報に図2として添付・説明される開示発明に係る耐圧試験用治具の構成を示す縦断説明図である。
本発明に係る突合せ溶接継手を有する管端開放管耐圧試験用冶具の一実施例を図面に基づき詳細に説明する。
図1(a)(b)は、本実施例1に係る突合せ溶接継手を有する管端開放管耐圧試験用冶具のフランジ概略を示す図であり、図1(a)は、その平面図、図1(b)は、同断面図である。また、図2は、図1(b)に示す”A”詳細図である。図1(a)(b)及び図2において、符号1は、本実施例1に係る突合せ溶接継手を有する管端開放管耐圧試験用冶具1であり、1a、1bは、同冶具1に使用されるフランジ、2a〜2hは、同フランジ1a、1bに開けられたキリ穴、3は、同貫通穴、4a、4bは、管端開放管契合穴、5a、5bは、リング用溝、6a、6bは、溶接盛、7は、ネジ座である。
また、図3は、前記リング溝5aの構成概略を示すイメージ図であり、図3において、符号8は、バックアップリング、9は、Oリングであり、その余の符号は、図1(a)(b)及び図2に示す同じ部材であり、3は、前記貫通穴、4aは、管端開放管契合穴、5aは、リング溝、6a、6bは、溶接盛、7は、ネジ座であり、図1(a)(b)及び図2で示すものと同じものである。なお、符号101は、図9で示した被試験対象の突合せ溶接継手を有する管端開放管であり、本実施例1に係る突合せ溶接継手を有する管端開放管耐圧試験用冶具1においては、管外径60.5φmmの管端開放管の耐圧試験を前提とする。したがって、前記管端開放管契合穴4a、4bもこの外径に適合するものでなければならず、さらには、前記バックアップリング8及び前記Oリング9も当該被試験対象の突合せ溶接継手を有する管端開放管101の外径に密着し、かつ、前記バックアップリング8及び前記Oリング9が二つ一組として前記リング溝5a、5b内に収まって前記被試験対象の突合せ溶接継手を有する管端開放管101の外径に密着し、密閉を可能とする寸法形状のものである。
なお、被試験対象の突合せ溶接継手を有する管端開放管101の外径寸法等は、管外径60.5φmmの管端開放管の耐圧試験を前提とするものであるが、これらの外径寸法の管に限定されるものではなく、要は、被試験対象の突合せ溶接継手を有する管端開放管101の外径に適合する前記管端開放管契合穴4a、4bを有し、前記フランジ1の外径内に収まるものであれば、管外径にとらわれるものではない。
次に、本実施例1に係る突合せ溶接継手を有する管端開放管耐圧試験用冶具1の前記フランジ1a、1bを用いて、被試験対象の突合せ溶接継手を有する管端開放管101の耐圧試験の実施概略について説明する。
図4は、2枚の同じ形状の本実施例1に係る突合せ溶接継手を有する管端開放管耐圧試験用冶具1の前記フランジ1a、1bを用いて、前記被試験対象の突合せ溶接継手を有する管端開放管101の耐圧試験の概略を示すイメージ図であり、被試験対象の突合せ溶接継手を有する管端開放管101は、長尺を前提とするため、二重波線で途中に欠落があることを示して描いている。図4において、10a、10bは、固定用通しボルト、11a、11b、11c、11dは、固定ナット、12は、ネジ座閉止用ボス、16は、機付き圧力ゲージであり、その余の符号は図1〜図3で説明した同じ部材を同じ符号で示したものである。
なお、図4に示す本実施例1に係る突合せ溶接継手を有する管端開放管耐圧試験用冶具1おいては、前記固定用通しボルト10a、10b及び前記固定ナット11a、11b、11c、11dを使用し、二組の前記固定用通しボルト10a、10b及び前記固定ナット11a、11b、11c、11dしか描いてないが、これは、二枚の前記フランジ1a、1bの前記キリ穴2a〜2hのうち対向するキリ穴間(例えば、2a、2a)に一本の前記固定用通しボルト10aと前記固定ナット11a、11cで固定して、図4においては省略して、前記固定用通しボルト10a、10bの合計2組しか描いてないが、実際は、対向するフランジ1a、1b間で、3組又は4組以上等、複数の前記固定用通しボルト及び前記固定ナットで固定するものである。
すなわち、前記固定用ボルトを挿通するキリ穴前記2a〜2hについては、8個のキリ穴2a〜2hのうちの片側3又は4個のキリ穴に挿通して固定してもよいが、8個のすべてのキリ穴に挿通して固定することを妨げない。なお、前記固定用通しボルト10a、10bは、16ミリの丸棒の両端部へM16ネジ加工のものを使用し、これに対応する前記固定ナット11a〜11dで長さを調節しつつ被試験対象管端開放管101に前記フランジ1a、1bを固定する。
図4から明らかなように、本実施例1に係る突合せ溶接継手を有する管端開放管耐圧試験用冶具1を用いて、直管の被試験対象の突合せ溶接継手を有する管端開放管101の耐圧試験を行うには、全く同じ形状の本実施例1に係る突合せ溶接継手を有する管端開放管耐圧試験用冶具1(例えば、フランジ1a、フランジ1b)を常に2枚一組として突合せ溶接継手を有する管端開放管101の耐圧試験に使用する。
すなわち、図4に示すように、2枚の本実施例1に係る突合せ溶接継手を有する管端開放管耐圧試験用冶具1(例えば、フランジ1a、フランジ1b)間を前記固定用通しボルト10a、10b及び前記固定ナット11a・・11dで固定し、さらに、被試験対象の突合せ溶接継手を有する管端開放管101の一端に配置された本実施例1に係る突合せ溶接継手を有する管端開放管耐圧試験用冶具1(例えば、フランジ1a)には、前記閉止プラグ12で閉止し、他端の本実施例1に係る突合せ溶接継手を有する管端開放管耐圧試験用冶具1(例えば、フランジ1b)には、前記ウォーターコンプレッサ14から前記注入パイプ15を介して加圧された水を注入する。そして、加圧状態を維持しつつ一定の圧力(例えば、3.0MPa)で圧力低下による水漏れ等がないかを前記機付き圧力ゲージ16で検知するようにしたものである。
しかしながら、複数組の前記固定用通しボルト10a・・10d及び前記固定ナット11a・・11dで固定するようにしたが、これは前記固定用ボルト10a・・・10dに替え、ワイヤー及びワイヤ止め金具を使用するものであってもよい。図5は、前記固定用ボルト10a・・・10dに替え、ワイヤー及びワイヤ止め金具を使用して被試験対象の突合せ溶接継手を有する管端開放管101の耐圧試験のイメージ図であり、図5において、符号18a、18bは、前記フランジ1a、1b間にかけ渡されるワイヤー、19a・・・19dは、先端にねじ切り部を有する前記ワイヤ止め金具である。
図5に示す管端開放管耐圧試験用冶具1においては、前記ワイヤ18a、18b及びそれらを固定するワイヤ止め金具19a・・・10dは、二本組に限られす、四本組あるいは、それ以上の組数を使用し、それぞれ対向する前記キリ穴(例えば、2a、2a)間に挿通されて固定される。
本実施例1に係る突合せ溶接継手を有する管端開放管耐圧試験用冶具1において、前記ワイヤ18a、18bを用いることにより、耐圧試験を実施しない時には適宜に巻き込んでおいて、使用時に巻きほどいて使用すればよいので、長い保管場所等を要せず、作業性に便宜である。なお、長さ調節は、図5に示す本実施例1に係る突合せ溶接継手を有する管端開放管耐圧試験用冶具1においては、前記ワイヤ止め金具19a・・・19dのねじ切り部にて前記ナット11a・・11dを回動してワイヤ18a、18bの長さを調節するようにする。しかしながらこれに限る趣旨ではなく、例えば、ワイヤ18a、18bの中間に両端がワイヤ18a、18bに接続されるターンバックル(図示外)を使用してワイヤ長の調節をするようにしてもよい。
次に、変形実施例について説明する。
図6は、前記固定用ボルト10a・・・10hを前記キリ穴2a・・・2hへの挿通作業を容易にするために、各キリ穴2a・・・2hの外縁側に切り欠きを入れたフランジ形状の変形実施例2に係る突合せ溶接継手を有する管端開放管耐圧試験用冶具20のフランジ21概略を示す図である。図6において、符号20は、変形実施例2に係る突合せ溶接継手を有する管端開放管耐圧試験用冶具、21は、同冶具20に使用されるフランジであり、2枚一組で使用される。また、符号22a・・・・22hは、前記外縁側に切り欠きを入れた外縁切り欠きキリ穴であり、前記外縁切り欠きキリ穴2a・・・2h以外のその余の符号は、図1(a)の符号と同じ部材は同じ符号で示す。
実施例3として、途中で曲がった被試験対象の管端開放管配管中に前記突合せ溶接継手を有する管端開放管について、その耐圧試験を行う変形実施例3に係る突合せ溶接継手を有する管端開放管耐圧試験用冶具30について説明する。
図7は、本変形実施例3に係る突合せ溶接継手を有する管端開放管耐圧試験用冶具30を使用して、曲がった被試験対象の管端開放管配管中に前記突合せ溶接継手を有する管端開放管の耐圧試験の概略を示すイメージ図である。図7において、符号30は、本変形実施例3に係る突合せ溶接継手を有する管端開放管耐圧試験用冶具、31a、31bは、本変形実施例3に係る突合せ溶接継手を有する管端開放管耐圧試験用冶具30に使用する中間固定フランジ、33a、33bは、同中間固定フランジ31a、31bを直管部に固定する固定係合片、34は、係合ボルト、35は、係合ナット、40は、曲がった被試験対象の管端開放管配管、41は、直角エルボであり、また、符号1a、1bは、前述する本実施例1に係る突合せ溶接継手を有する管端開放管耐圧試験用冶具1のフランジであり、その余の符号は、図4ないし図5に示した部材と同じ部材は同じ符号で示している。
図7から明らかなように、本変形実施例3に係る突合せ溶接継手を有する管端開放管耐圧試験用冶具30においては、本実施例1に係る突合せ溶接継手を有する管端開放管耐圧試験用冶具1に使用するフランジ1a、1bに加えて、曲がった配管の端部からの直管部に固定して使用する中間固定フランジ31a、31bを使用して耐圧試験を行うようにしたものである。
図8は、本変形実施例3に係る突合せ溶接継手を有する管端開放管耐圧試験用冶具30に使用する前記中間固定フランジ31の概略を示す図であり、符号32は、ヒンジであり、当該ヒンジ32を中心に前記フランジ31a、31bは、半開きとなり、曲がった被試験対象の前記管端開放管配管40の適宜の位置(例えば、直管部)に固定するものであり、その余の符号は、図6に示した同じ部材は同じ符号で示す。すなわち、本変形実施例3に係る突合せ溶接継手を有する管端開放管耐圧試験用冶具30に使用する前記中間固定フランジ31a、31bは、半平気にした上で被試験対象の管端開放管を外側から挟み込も、前記固定係合片33a、33bに挿通される前記係合ボルト34及び係合ナット35で当該配管40にしっかりと固定することができるものである。
このため、当該中間固定フランジ31a、31bは、配管を挟み込むため中心部が空洞の中空部とし、挟み込む配管40の外径を当該中空部の内径とし、その内径内面には、前記配管との間で滑りが生じないように配管40方向に直角にギザギザ状(ノコギリ歯状)等の切り込み(図示外)が設けられる。なお、配管40を挟み込んで固定するに際し、図8に示す中間固定フランジ31a,31bでは、前記係合ボルト34及び係合ナット35を使用したが、これは、ワンタッチ回動バックル(図示外)などであってもよい。
本実施例1に係る突合せ溶接継手を有する管端開放管耐圧試験用冶具1のフランジ1a、1bと本実施例3に係る突合せ溶接継手を有する管端開放管耐圧試験用冶具30のフランジ31a、31bを使用することにより、長尺管のみならず曲がった配管の途中域にある突合せ溶接継手100からのガス漏洩の有無を検知できることとなり、耐圧試験を実施できる場面が格段に多くなる。
本発明は、本発明は、LNG燃料船等に使用される突合せ溶接継手を有する管端開放管の耐圧試験用冶具に利用される。
1 実施例1に係る突合せ溶接継手を有する管端開放管耐圧試験用冶具
1a、1b 実施例1に係る突合せ溶接継手を有する管端開放管耐圧試験用冶具フランジ
2a〜2h キリ穴
3 貫通穴
4a、4b 管端開放管契合穴
5a、5b リング用溝
6a、6b 溶接盛
7 ネジ座
10a、10b 固定用通しボルト
11a〜11d 固定ナット
12 閉止プラグ
14 ウォーターコンプレッサー
15 注入パイプ
16 機付き圧力ゲージ
18a、18b ワイヤー
19a・・・19d ワイヤ止め金具
20 変形実施例2に係る突合せ溶接継手を有する管端開放管耐圧試験用冶具
21 変形実施例2に係る突合せ溶接継手を有する管端開放管耐圧試験用冶具20に使用されるフランジ
22a・・・・22h 外縁切り欠きキリ穴
30 本変形実施例3に係る突合せ溶接継手を有する管端開放管耐圧試験用冶具
31は、本変形実施例3に係る突合せ溶接継手を有する管端開放管耐圧試験用冶具30に使用する中間固定フランジ
32 ヒンジ
33a、33b 固定係合片
34 係合ボルト
35 係合ナット
40 曲がった被試験対象の管端開放管配管
41 直角エルボ
100 溶接継手部
101 配管、被試験対象管端開放管
102 管端フランジ部
102a、102b 孔明きフランジ
102 閉塞フランジ
102d ネジ座付フランジ
103a、103b、103c、103d 溶接接合部
104 接続チューブ
105 中空孔
106a、106b 固定用ボルトナット
110 フランジ部材
111 ガスケット
112 連結軸
113 押さえ板
114 円筒材
115 ピストン部材
116 Oリング
117 パッキン
118 ストッパー
119 カラー
120 プラグ

Claims (1)

  1. 貫通穴及びその背後のネジ座と、
    外周縁に沿って同心円状に被試験対象管端開放管開放端に固定する固定用通しボルト又は両先端にねじ切り部を有するワイヤ止め金具間のワイヤが挿通される複数のキリ穴と、
    複数のキリ穴に対し同心内側に被試験対象管端開放管が嵌め込まれる管端開放管契合穴と、
    その奥に同心に前記被試験対象管端開放管に密着勘合するバックアップリング及びOリングが嵌め込まれるリング溝と、を有する両開放端が平行に位置する被試験対象の突合せ溶接継手を有する曲管端開放管の双方の開放端に嵌合される二つの同形のフランジと、
    被試験対象曲管端開放管を外側から挟み込む中空部を有し、前記被試験対象曲管端開放管の外周縁に沿って同心円状に被試験対象管端開放管開放端に固定する固定用通しボルト又は先端にねじ切り部を有するワイヤ止め金具間のワイヤが挿通される複数のキリ穴を有し、それぞれ管端開放管の開放端から所定の直管域の外径に固定される二つの同形の中間固定フランジと、
    前記中間固定フランジのうちの一方の中間固定フランジと上記の一方のフランジとの間及び前記中間固定フランジのうちの他方の中間固定フランジと上記の他方のフランジとの間を固定する前記固定用通しボルト又は両先端にねじ切り部を有するワイヤ止め金具間のワイヤ及びこれらのワイヤ先端のねじ切り部に係合する固定ナットと、
    を有することを特徴とする突合せ溶接継手を有する管端開放曲管耐圧試験用冶具。
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