JP3141837U - ルーズフランジ式管継手 - Google Patents

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Abstract

【課題】管内圧が高くなるほど、弾性ガスケットが補強リングの方へ圧着されて密封力を増し、且つ各ボルトによる締め付け力は抜管力に耐える程度であればよいルーズフランジ式管継手を提供する。
【解決手段】両ルーズフランジ2の内側端面に円形凹み5をそれぞれ形成し、且つ密封部材として、円環状の弾性ガスケット10および該ガスケットの外周側に配置する金属製の補強リング9を用い、組み立ての際に、パイプ端部のつば部8をルーズフランジの円形凹みに収容するとともに、両つば部間に弾性ガスケットおよび補強リングを配置した後に両ルーズフランジを締め付ける。
【選択図】図1

Description

本考案は、管内圧が高くなるほど弾性ガスケットが補強リングの方へ圧着されて密封力を増し、且つ弾性ガスケットが負圧の際に変形することが少ないルーズフランジ式管継手に関する。
水道や空調などの配管工事では、あらかじめ配管図を作成し、この配管図に従って金属パイプを工場で加工しており、金属パイプを直線状に接続するには、連結部分の機械強度および大径管の配管作業性などの点でフランジ式の結合方式が好ましい。固定フランジ式の管継手では、フランジをパイプ端部に溶接するため、配管時にフランジのボルト貫通孔を一致させるのが容易でなく、金属パイプを強引に捩ってでもボルト孔を一致させなければならず、これが配管作業の遅延原因とパイプの損傷要因になりやすい。
ルーズフランジ式管継手は、特開平9−14545号に添付の図5などで数多く開示されており、固定フランジ式の管継手に比べてボルト孔を一致させることが容易である。図5に例示するように、ルーズフランジ100は、金属パイプ102,102と別個に形成し、パイプ端部にスタブエンドを溶接するかまたはパイプ端部をつば出し加工する前に、金属パイプ102にそれぞれ嵌合しておく。両フランジ100には、円周方向に等間隔に複数のボルト貫通孔104を設ける。両パイプのつば部106の表面をシートパッキン108を介して突き合わせ、各貫通孔104にボルト110を通してナットで締め付ける。シートパッキン108は、一般に硬質樹脂や硬質ゴムなどからなり、金属パイプ本体に比べて軟質であるため、管内が高圧化したり負圧になった際に塑性変形しないように、図5のようにつば部106とほぼ同じ大きさの表面積に定め、摩擦抵抗で変形しないようにすることを要する。
従来のルーズフランジ式管継手では、介在したシートパッキン108によってパイプ102,102間で高い密封力を確保するために、各ボルト110による締め付け力を相当に強くしなければならず、このボルトの締め過ぎでシートパッキン108が割れて漏水が発生することがある。また、強い締め付け力を要するため、ルーズフランジ100も高い強度が必要となり、その重量が重くなるうえに、フランジ外径も大きくなるので作業現場において作業スペースが確保しにくくなる。
ルーズフランジ式管継手において、両パイプ間で高い密封力を得るために、シートパッキンとともにOリングを使用することは、特開平9−14545号または実開平4−133430号などから公知である。特開平9−14545号は、図4において、パッキンの内周面側にOリングを配置し、該パッキンの外径はルーズフランジの外径とほぼ同じである。一方、実開平4−133430号は、図2において、シートパッキンに相当するアウタリングの内周面側にOリングを配置し、該アウタリングの外径はパイプつば部の外径よりも大きい。
特開平9−14545号公報 実開平4−133430号公報
特開平9−14545号や実開平4−133430号のように、ルーズフランジ式管継手においてOリングを併用すると、両パイプ間の密封力を比較的高くできるけれども、ボルトの締め過ぎを防止できるほど密封力が高くなるわけでなく、強い締め付け力を要する点は従来とほぼ同様である。このOリングは、通常、円形断面の弾性素材であるから、パイプ内部が負圧になった際に内方へ変形しやすく、両パイプ間の密封力が多少低下するという問題が生じる。
また、特開平9−14545号では、シートパッキンの外径はルーズフランジの外径とほぼ同じであり、ルーズフランジはフランジの大きさに応じて重量が重くなり、該フランジの外径も大きいので作業現場において作業スペースを確保しにくい。一方、実開平4−133430号では、パッキンに相当するアウタリングの素材は明確でないけれども、該アウタリングの外径はパイプつば部の外径より大きく且つ軸方向幅もかなり大きくなり、アウタリングの加工の際にコストと手間が掛かるうえに、据え付け時にアウタリングの位置決めも難かしい。
本考案は、従来のルーズフランジ式管継手に関する前記の問題点を改善するために提案されたものであり、管内圧が高くなればなるほど弾性ガスケットによる密封力を増大するルーズフランジ式管継手を提供することを目的としている。本考案の他の目的は、ボルトによる強い締め付け力が必要ないので、締付けボルトの本数を従来よりもほぼ半減できるルーズフランジ式管継手を提供することである。本考案の別の目的は、パイプ内部が負圧になっても、弾性ガスケットが内方へ変形することが少ないルーズフランジ式管継手を提供することである。
本考案に係るルーズフランジ式管継手は、パイプ端部をつば出し加工するかまたはスタブエンドを溶接し、両パイプのつば部端面間に密封部材を介在させてから、嵌合した両ルーズフランジを結合して締め付ける。本考案に係るルーズフランジ式管継手は、両ルーズフランジの内側端面に円形凹みをそれぞれ形成し、且つ密封部材として、円環状の弾性ガスケットおよび該ガスケットの外周側に配置する金属製の補強リングを用い、組み立ての際に、パイプ端部のつば部をルーズフランジの円形凹みに収容するとともに、両つば部間に弾性ガスケットおよび補強リングを配置した後に両ルーズフランジを締め付ける。
本考案に係るルーズフランジ式管継手において、ルーズフランジにおける円形凹みの深さは、パイプ端部のつば部の厚みと、補強リングの厚みの半分との加算値とほぼ同等またはその加算値よりも小さい。弾性ガスケットは横断面がほぼ矩形であって、その内周面が軸方向においてほぼ逆V字形であると好ましい。補強リングはステンレス鋼、炭素鋼または鋳物製であり、弾性ガスケットはゴムまたはプラスチック製であると好ましい。好ましくは、補強リングは矩形断面を有し、その軸方向幅は弾性ガスケットの軸方向幅よりも該ガスケットの圧縮分だけ薄く、弾性ガスケットの軸方向幅の50〜95%である。
本考案を図面によって説明すると、図1に示すルーズフランジ式管継手1において、接続パイプ7,7は、同一または類似の金属管あるいはプラスチック管であり、異なる内径のパイプまたは金属管とプラスチック管を用いてもよい。パイプ7およびルーズフランジ2には、種々の金属が使用可能であるが、好ましくはパイプ7はステンレス鋼製であり、ルーズフランジ2はステンレス鋼、炭素鋼または鋳物製である。炭素鋼または鋳物製の場合は、亜鉛めっきやプラスチックコーティングを施してもよい。
ルーズフランジ2は、一般に図3に例示するような円形平面であるが、その輪郭を図2に示すように取付孔6が存在する部分26以外を凹ましてコンパクト化することも可能であり、円形凹み5を設けていればその輪郭が角形や楕円形平面などでもよい。ルーズフランジ2は、円形凹み5を有していても厚みは従来とほぼ同じであって、より高圧で締め付けることを要する場合には、図4に例示するように肉厚のフランジを用いる。
ルーズフランジ2について、その内径つまり貫通孔3の直径は、接続すべきパイプ7の外径にほぼ等しくてもまたは若干余裕があってもよい。円形凹み5の直径は、パイプ端部のつば部8の外径および補強リング9の外径とほぼ等しいかまたは僅かに大きくなるように定める。また、円形凹み5の深さは、パイプ端部のつば部8の厚みと、補強リング9の厚みの半分との加算値とほぼ同等またはその加算値よりも小さくなるように定める(図1参照)。
円環状の弾性ガスケット10は、弾性に富んだゴムまたはプラスチック製であり、例えば、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド、ポリエチレン、ポリアセタールなどを用い、化学プラントなどの配管に用いる場合には、その周面に耐腐食性の薄膜をコーティングすると好ましい。弾性ガスケット10では、その外径は補強リング9の内径にほぼ等しく、且つその内径はパイプ7の内径よりも大きいかまたはほぼ等しい。弾性ガスケット10は、通常、補強リング9と別体で嵌め込んで設置すればよい。弾性ガスケット10は、圧縮変形されて厚みが75〜95%に減少すると、補強リング9の厚みと一致することになる(図4参照)。
弾性ガスケット10は、図4に示すように、横断面がほぼ矩形であって、その内周面が軸方向においてほぼ逆V字形であり、補強リング9の方へ圧着されやすいように、その横断面の下方中央部に凹み18(図4)を有する。弾性ガスケット10において、凹み18の逆V字形断面には逆U字形や半円形なども包含する。ガスケット10の横断面において、V字形の開先角度は通常90°を超えているので、該ガスケット10の外周面22が、側面20とつば部端面との間よりも強く補強リング9の内周面と密着する。
円環状の補強リング9は、図1または図4に示すように矩形断面であり、薄いステンレス鋼、炭素鋼または鋳物製などであり、炭素鋼または鋳物製の場合には亜鉛めっきや樹脂コーティングなどの防食加工を施す。補強リング9は、その外径がパイプ7のつば部8の外径とほぼ等しく、且つその内径はパイプ7の内径よりも大きいなるように定める。補強リング9の強度は、管内圧に対する接続パイプ7の強度とほぼ同等程度であればよい。このため、補強リング9の厚みT1は、通常、接続パイプ7の厚みT2とほぼ同じまたはそれ以上に定めることになる。
補強リング9において、その軸方向幅W1は弾性ガスケット10の軸方向幅W2よりも該ガスケットの圧縮分だけ薄くし(図4参照)、通常、弾性ガスケット10の軸方向幅W2の75〜95%に定める。軸方向幅W1は、弾性ガスケット10が比較的軟質の場合には軸方向幅W2の75%に近づき、弾性ガスケット10が比較的硬質の場合には軸方向幅W2の95%に近づく。
補強リング9は、ボルト14による締め付けの際に殆ど変形しないので、この際にパイプ7のつば部表面を補強リング9の表面と密着させることを要する。補強リング9は、図1や図4に示すように両フランジ2,2の端面が完全に密接するならば不要であるが、実際には両フランジの端面間に間隙が生じるので設置することが必要である。補強リング9は、弾性ガスケット10とあらかじめ密着させて一体化しても、その口径を多少小さくしてガスケット内部にインサートすることも可能である。
ルーズフランジ式管継手1は、図1に示すように、パイプ7,7にルーズフランジ2をそれぞれ嵌合した後に、該パイプの端部をつば出し加工またはスタブエンドを溶接する。このつば出し加工は、例えば、パイプ加工工場や配管現場において、公知のつば出し加工機によってつば部8を直径方向外方へ直角に形成し、ついで該パイプの他方の端部も同様につば出し加工する。この後に、パイプ7のつば部8の端面間に補強リング9および弾性ガスケット10を介在させ、ついでボルト14とナット16で両フランジ2,2を結合して締め付ける。また、つば出し加工の後に、半割り型のフランジを嵌合してからリング状化することも可能である。
例えば、この組立ての際に、パイプ7の端部にリングバンドなどの仮止め金具ついでフランジ2を嵌合してから、パイプ7の端部をつば出し加工すると好ましい。配管現場において、垂直や傾斜方向などに配置したパイプ7,7のつば部8を近接させ、2個のフランジ2,2を位置決めする。この際に、この仮止め金具をフランジ2のすぐ後方に配置すると、該仮止め金具の締め付けによってフランジ2が重くてもその落下やずれを防止できる。パイプ結合作業が完了すると、パイプ7を壁面などに固定することを要する。この固定作業の際に、止め金具をパイプ周面に沿ってUボルトなどの固定金具(図示しない)の取付け位置まで移動し、該固定金具の内側において静止し、ついでこの固定金具を締め付けてパイプ7,7を固定すればよい。
ルーズフランジ式管継手1において、弾性ガスケット10の厚みが比較的薄く且つパイプ内部が極端に負圧化する可能性がある場合には、弾性ガスケット10の内周側にさらに保持リング28(図4)を配置しておいてもよい。保持リング28は、円形または矩形断面であり、ステンレス鋼、炭素鋼または鋳物製である。保持リング28の直径は、弾性ガスケット10の内径よりもわずかに小さいが、パイプ内径よりも大きく、その厚みは補強リング9の厚みと同等またはそれ以下であればよい。保持リング28は、接続パイプ7,7の内部が負圧になった際に、弾性ガスケット10が内方変形して漏水事故が発生することを未然に防止する。
本考案に係るルーズフランジ式管継手は、比較的圧縮変形しやすい弾性ガスケットを用いて密封するので、各ボルトによる締め付け力は抜管力に耐える程度であればよく、従来のシートパッキンのように強く締め付ける必要がなく、しかもパイプ内部が負圧になっても漏水が発生することは殆ど生じない。本考案のルーズフランジ式管継手は、接続パイプのつば部の円形凹み内に円環状の補強リングおよび弾性ガスケットを配置し、管内圧が高くなればなるほど、圧縮変形の弾性ガスケットのシール側面および外周面が補強リングの方へ圧着され、高い密封力を得ることができる。
本考案のルーズフランジ式管継手は、この高い密封力により、ボルトによる強い締め付け力が必要なく、締め付け時および使用時に弾性ガスケットが破損しないので漏水の問題が発生しない。本考案のルーズフランジ式管継手では、ボルトによる強い締め付け力が必要ないので、締付けボルトの本数を従来よりもほぼ半減でき、ルーズフランジを薄く且つフランジ外径を比較的小さくでき、作業現場において作業スペースが確保しやすく、パイプ接続作業が容易になる。
次に、本考案を実施例に基づいて説明するが、本考案は実施例に限定されるものではない。図1に示すルーズフランジ式管継手1において、金属製のルーズフランジ2,2は、図2に示すように中心貫通孔3を有するほぼドーナツ形平面であり、その内側端面に同心状に円形凹み5をそれぞれ形成する。ルーズフランジ2には、円形凹み5よりも外側に4個のボルト取付孔6を円周方向に等間隔に設ける。
接続すべきパイプ7,7は、ルーズフランジ2と別個に形成する。パイプ7,7は、同一または類似の金属管あるいはプラスチック管であり、金属管とプラスチック管を用いることも可能である。パイプ7には、その管端部をつば出し加工するかまたは管端部にスタブエンド(図示しない)を溶接する前に、ルーズフランジ2を嵌合しておくかまたはまたは半割り型のルーズフランジ(図示しない)をつば出し加工後に嵌合する。
ルーズフランジ2について、中心貫通孔3の直径は、接続すべきパイプ7の外径にほぼ等しい。円形凹み5の直径は、パイプ端部のつば部8の外径および補強リング9の外径とほぼ等しくなるように定める。また、円形凹み5の深さは、パイプ端部のつば部8の厚みと、補強リング9の厚みの半分との加算値よりも僅かに大きくなるように定める(図1参照)。
補強リング9は、円環状であってステンレス鋼、炭素鋼または鋳物製である。補強リング9は、その外径がパイプ7のつば部8の外径とほぼ等しく、且つその内径はパイプ7の内径よりも大きい。補強リング9は、管内圧に対する接続パイプ7の強度とほぼ同等になるように、該補強リングの厚みT1を接続パイプ7の厚みT2とほぼ同じまたはそれ以上に定める。
補強リング9は、図1または図4に示すように矩形断面を有する。補強リング9の軸方向幅W1は、弾性ガスケット10の軸方向幅W2よりも該ガスケットの圧縮分だけ薄くし(図4参照)、通常、弾性ガスケット10の軸方向幅W2の75〜95%に定める。
弾性ガスケット10は、弾性に富んだゴムまたはプラスチック製であり、図4に示すようにその横断面がほぼ矩形であって、その内周面が軸方向において逆V字形である。弾性ガスケット10は、その外径が補強リング9の内径にほぼ等しくなるように定め、且つその内径はパイプ7の内径よりも大きい。
弾性ガスケット10において、その内周面が軸方向において逆V字形であるため、該横断面の下方中央部がやや凹んでおり、この凹み18(図4)によってパイプ内部の圧力で弾性ガスケット10の側面20,20がパイプ7のつば部表面におよび外周面22が補強リング9の方へ圧着されることになる。ガスケット10の横断面において、V字形の開先角度は通常90°を超えているので、該ガスケット10の外周面22は側面20,20よりも強く外方へ密着される。
双方のパイプ7,7は、補強リング9および弾性ガスケット10を介在させてつば部8の表面を突き合わせ、4本のボルト14を両ルーズフランジの各取付孔6に通してナット16で締め付けて組み立てる。この際に、パイプ端部のつば部8はルーズフランジ2の円形凹み5内に収容され、この位置決めの後に、4本のボルト14をナット16で締め付ければよい。
ルーズフランジ式管継手1では、比較的圧縮変形しやすい弾性ガスケット10で図1のように密着させるので、各ボルト14による締め付け力は抜管力に耐える程度であればよく、従来のシートパッキンのように強く締め付ける必要がない。このため、締付けボルトの本数を従来よりもほぼ半減でき、接続パイプ7のつば部8,8の密着面の面積は、従来よりも小さくてもよく、つば部8の外径を従来よりも小さくできる。また、4個のボルト取付孔6を有するフランジ2は、その内径は接続パイプ7の外径にほぼ等しく且つ図5に示す従来のフランジ100に比べて外径が小さく、その輪郭は図2に示すように取付孔6が存在する部分26以外を凹ますことが可能であり、全体がコンパクトになることで省スペース化を図ることができる。
本考案に係るルーズフランジ式管継手を示す縦断面図である。 本考案で用いるルーズフランジを示す正面図である。 本考案で用いる補強リングおよび弾性ガスケットを示す正面図である。 補強リングおよび弾性ガスケットの横断面を示す拡大断面図である。 従来のルーズフランジ式管継手を示す縦断面図である。
符号の説明
1 ルーズフランジ式管継手
2 ルーズフランジ
3 中心貫通孔
5 円形凹み
6 ボルト取付孔
7 接続パイプ
8 つば部
9 補強リング
10 弾性ガスケット
14 ボルト
16 ナット

Claims (5)

  1. パイプ端部をつば出し加工するかまたはスタブエンドを溶接し、両パイプのつば部端面間に密封部材を介在させてから、嵌合した両ルーズフランジを結合して締め付ける管継手であって、両ルーズフランジの内側端面に円形凹みをそれぞれ形成し、且つ密封部材として、円環状の弾性ガスケットおよび該ガスケットの外周側に配置する金属製の補強リングを用い、組み立ての際に、パイプ端部のつば部をルーズフランジの円形凹みに収容するとともに、両つば部間に弾性ガスケットおよび補強リングを配置した後に両ルーズフランジを締め付けるルーズフランジ式管継手。
  2. ルーズフランジにおける円形凹みの深さは、パイプ端部のつば部の厚みと、補強リングの厚みの半分との加算値とほぼ同等またはその加算値よりも小さい請求項1記載の管継手。
  3. 弾性ガスケットは横断面がほぼ矩形であって、その内周面が軸方向においてほぼ逆V字形である請求項1記載の管継手。
  4. 補強リングはステンレス鋼、炭素鋼または鋳物製であり、弾性ガスケットはゴムまたはプラスチック製である請求項1記載の管継手。
  5. 補強リングは矩形断面を有し、その軸方向幅は弾性ガスケットの軸方向幅よりも該ガスケットの圧縮分だけ薄く、弾性ガスケットの軸方向幅の75〜95%である請求項1記載の管継手。
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