JP2012037400A - 配管の施工確認方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
配管施工後において、空気圧および/または水圧試験の段階で水漏れの有無が確実に検知でき、この試験段階で配管の施工不良が無いことを確認してから建物の竣工に移行でき方法を提供する。
【解決手段】
フランジ式管継手で用いるガスケットにその周端部よりも軸方向へ突出する可変部が存在し、該可変部が管継手の単なる取り付けまたは手締めだけでは圧縮変形しないことにより、フランジ式管継手を単に取り付けるかまたは手締めの状態であると、該可変部の存在によってガスケットとつば部またはフランジ端面との間に間隙が生じて、空気圧または水圧試験で空気または水の漏洩が確実に発生し、一方、管継手を締め金具で強く締め付けると、可変部が圧縮変形されてガスケットとつば部またはフランジ端面とが密着して、空気圧または水圧試験で空気または水が漏洩しないことを検知する。
【選択図】図2

Description

本発明は、配管施工後における空気圧および/または水圧試験の段階で水漏れの有無が確実に検知でき、この試験段階で配管の施工不良が無いことを確認してから建物の竣工に移行できる配管の施工確認方法に関する。
配管施工後のビルや集合住宅では、建物の竣工完了前に、配管における管継手などの接続が正しく施工されているかを検査するため、空気圧または水圧による漏れや耐圧の試験を行うのが一般的である。従来の水圧試験は、検査対象の給水配管に対して、その端部に、水圧試験機である小型の加圧ポンプの一端を接続し、該ポンプから5〜17.5Kgf/cm2 程度の静止水圧を給水配管に加え、水圧試験機における圧力計の変化を注視し、該給水配管の管継手などに水漏れが生じたか否かを判定している。
この水圧試験では、静止水圧を給水配管に負荷することにより、管継手におけるねじ締めなどが不完全であっても漏水量が比較的少なく、その漏洩を短時間で発見することが困難であることが多かった。特に、スパナなどで締め付けボルトを完全に締め付けずに手締めの状態のままで放置したり、あるいはボルトを全本数締め付けずに1〜2本締め忘れていた場合には、空気圧試験や水圧試験では漏洩が発見されず、竣工後に漏水事故を起こして施工不良が発見される事態がしばしば起こっていた。
配管の施工完了を確認する方法として、検知部材を管継手の部分に設置して漏水個所を発見する方法などが数多く提案されている。例えば、特開平9−15077号は、液漏れ検知ケーブルをフランジ継手のシール間の隙間を塞ぐように巻き付け、確実な液漏れの検知および検知ケーブルの交換容易さを達成している。また、特開平9−242139号のように、普通の静水圧の水圧試験では漏水を発見しきれないので、循環配管内においてウオータ−ハンマー現象を電磁弁の急開閉で発生させ、これによって漏水しているか否かを圧力計の変動と目視検査などで確認し、管継手の施工不良個所などを発見する。
特開平9−15077号公報 特開平9−242139号公報 実用新案登録第3136954号公報
前記のような配管の漏水検査法は、特殊な検知ケーブルまたは水圧試験ポンプなどを設置することを要するために検査費用が嵩んでしまう。一方、配管の施工後の検査手順として、最初からいきなり水圧試験を行うと、施工不良があって漏水した場合に水による被害が大きいので、水圧試験を行う前に空気圧試験を行う手順が一般的に行なわれている。このように最初に空気圧試験を行うにしても、特開平9−15077号のような液漏れ検査機構および特開平9−242139号のような漏水試験方法では、機器を空気圧試験に適用できないので試験機の取り替え作業を必要とするうえに、別個に空気圧試験機を購入することでコストアップにつながってしまう。
水圧試験の前に行う空気圧試験は、水圧試験と同じ圧力で行なうと、気体が10数倍から30倍程度に高圧縮されるので危険である。したがって、この空気圧試験は、一般に、1.5〜3.0MPa程度の水圧試験の圧力よりも低く、0.6MPa以下程度の低圧で行っている。このように低圧の空気圧試験に関して、本発明者が実用新案登録第3136954号に開示するルーズフランジ式管継手1は、図7に示すような構造であり、比較的圧縮変形しやすいガスケット2を用いて密封するので、各ボルトによる締め付け力は抜管力に耐える程度であればよいけれども、下記のような漏水の問題も発生しやすい。
このルーズフランジ式管継手1では、ガスケット2および補強リング3をパイプ5のつば部7間に配置する。ガスケット2は、図8の一点鎖線で示すように、その横断面はほぼ逆V字形のリップ状である。ガスケット2の横断面において、リップ部10,10が斜め下方に向いて外向きに延設され、圧縮時にガスケット側面がパイプ5のつば部7の前端面に密着する。管継手1は、管内圧が高くなればなるほど、圧縮変形のガスケット2のリップ部10がつば部端面およびその外周面が補強リング3の方へ圧着され、高い密封力を得る。この反面、締め付けボルトをスパナで締着せずに軽く手締めまたは仮止めのまま放置するなどの施工不良があっても、多少の管内圧でリップ部10,10がつば部の端面側へ押され、軽いシール状態が頻繁に発生して、比較的低圧の空気圧試験では空気漏れを生じない。この結果、不十分な締め付けの管継手1を組み込んだ配管について、配管工事の終了後に空気圧試験を行うと、圧力が低い空気圧試験では軽いシール状態が自動的に起こって空気が漏洩せず、施工不良が発見できない場合がある。
一方、不十分な締め付けの管継手1は、高圧の水圧試験においてガスケット2の一部が外側に変形してしまい、水漏れによる多大の被害が発生する。また、低圧の空気圧試験や高圧の水圧試験で空気漏れまたは水漏れを生じなくても、前記のような漏洩未発見のまま本格稼働に移行すると、竣工完了後において管継手から水漏れなどが生じ、本格稼働時に初めて施工不良が発見されて施工工事の二重手間になるうえに、配管工事後の空気圧試験や水圧試験が全く無意味になってしまう。
本発明は、ウオーターハンマー現象および特殊な検知ケーブルを利用して施工不良を発見することなく、配管の主な接続個所では溶接式またはねじ込み式で接続し、さらに配管の組み立てあるいは分解を要する個所には特殊なガスケットを内蔵するフランジ式管継手を組み込むことにより、竣工前の空気圧および水圧試験のいずれの試験においても、施工不良を確実に発見できる配管の施工確認方法を提供することを目的としている。本発明の他の目的は、配管の施工不良を確実に発見することにより、配管工事を迅速化するとともに配管から漏水事故を起こさない施工確認方法を提供するものである。
本発明に係る施工確認方法は、空気圧および/または水圧試験で配管の施工完了検査をする場合に、主な接続個所を溶接式またはねじ込み式管継手などで接続し且つ組み立てあるいは分解を要する個所にフランジ式管継手を組み込んだ配管に適用する。この施工確認方法において、フランジ式管継手で用いるガスケットにはその周端部よりも軸方向へ突出する可変部が存在し、該可変部が管継手の単なる取り付けまたは手締めだけでは圧縮変形しないことにより、フランジ式管継手を単に取り付けるかまたは手締めの状態であると、該可変部の存在によってガスケットとつば部またはフランジ端面との間に間隙が生じて、空気圧または水圧試験で空気または水の漏洩が確実に発生し、一方、管継手を締め金具で強く締め付けると、可変部が圧縮変形されてガスケットとつば部またはフランジ端面とが密着して、空気圧または水圧試験で空気または水が漏洩しないことを検知する。
本発明方法が適用可能なフランジ式管継手において、両パイプのつば部ないしフランジ端面間に密封部材を介在させてから、両フランジまたは嵌合ルーズフランジを結合して締め付け、この際に密封部材が円環状のガスケットおよび該ガスケットの外周側に配置する金属製の補強リングである。好ましくは、可変部が、ガスケットの両側面において円周方向に等間隔に複数個形成した突起であるかまたは1個または複数個の横断溝を設けた環状の突条である。このフランジ式管継手において、ボルトが手締めの状態でもガスケットのリップ部とつば部またはフランジ端面との隙間が必ず生じるように、突起または横断溝を有する環状の突条の高さが、ガスケットのリップ部の周端よりも0.2mm〜5mm軸方向へ突き出ていると好ましい。
本発明に係る施工確認方法は、配管に1個または複数個のフランジ式管継手を組み込んだ配管について、該配管の施工不良を竣工前の空気圧および/または水圧試験で確実に発見でき、竣工後に配管から漏水事故を起こすことがない。このフランジ式管継手内に設置したガスケットは、締め付けボルトで締着すると、該ガスケットのリップ部はパイプのつば部端面やパイプ外周面の方へ押されるけれども、ボルトの仮止めや手締めだけであると、可変部である突起や環状の突条によって、ガスケット側面または内周面と間の間隙を保って常に間隙流路を形成する。この間隙流路の形成により、空気圧または水圧試験で管継手から必ず空気漏れや水漏れが生じる。
本発明方法において、前記のフランジ式管継手をスパナなどの締め付け工具でボルトを十分に締め付けると、ガスケットの突起が加圧圧縮されてつば部端面やパイプ外周面と密着し、接続部分の完全な気密性が達成されて空気や水の漏洩を完璧に阻止する。このガスケットを設置したフランジ式管継手は、ボルト締め付けが完了した配管工事の終了後に、所定の配管の空気圧試験および/または水圧試験を行うと、万が一のボルト締め忘れ、ボルト数本の差し込み忘れ、締め付け不完全などの施工不良があった場合に配管接続の不備を確実に発見でき、配管工事の二度手間を防いで工事の迅速化を達成する。
本発明方法において、フランジ式管継手内に設置したガスケットは、比較的圧縮変形しやすいので、締め付け工具による各ボルトの締め付けは抜管力に耐える程度であり、従来のシートパッキンのようにきわめて強く締め付ける必要はない。このフランジ式管継手は、管内圧が高くなればなるほど、圧縮変形のガスケットのシール側面および外周面が補強リングの方へ圧着され、高い密封力を得ることができる。
本発明の施工確認方法を適用する配管の一例を示す全体説明図である。 本発明方法が適用可能なルーズフランジ式管継手において、締め付け前のガスケットと補強リングを示す要部断面図である。 図2の管継手におけるガスケットおよび補強リングの側面図である。 図2に対して、締め付け後のガスケットを示す要部断面図である。 別のガスケットを示す図2と同様の要部断面図である。 本発明が適用可能なフランジ式管継手において、図4と同様に締め付け後のガスケットを示す全体断面図である。 本発明の施工確認方法の対象外である従来のフランジ式管継手を示す全体断面図である。 図7の要部であるガスケットの拡大断面図である。
本発明に係る施工確認方法は、図1に例示するような配管100に適用でき、該配管の長さや形状は当然任意である。配管100では、組み立てあるいは分解を要する個所にフランジ式管継手102を組み込み、主な接続個所を溶接式管継手104またはねじ込み式管継手106などで接続している。本発明方法が適用可能なフランジ式管継手102は、図2から図6に例示する。また、溶接式管継手104は、突き合わせ溶接式や差し込み溶接式などであり、ねじ込み式管継手106はくい込み式やフレア式などでもよい。
本発明方法が適用可能なフランジ式管継手102は、典型的なフランジ式管継手、ルーズフランジ式管継手103(図2参照)、ドレッサ形管継手、滑り伸縮形管継手などが例示できる。適用可能なルーズフランジ式管継手103において、接続パイプ5,5は、同一または類似の金属管あるいはプラスチック管であり、異なる内径のパイプまたは金属管とプラスチック管を用いてもよい。パイプ5およびフランジ8には、種々の金属が使用可能であるが、好ましくはパイプ5はステンレス鋼製または炭素鋼製であり、フランジ8はステンレス鋼、炭素鋼または鋳物製である。炭素鋼または鋳物製の場合は、亜鉛めっきやプラスチックコーティングを施してもよい。
適用可能なフランジ式管継手103において、ガスケット14は、弾性に富んだゴムまたはプラスチック製であり、例えば、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド、ポリエチレン、ポリアセタールなどを用い、化学プラントなどの配管に用いる場合には、その周面に耐腐食性の薄膜をコーティングすると好ましい。ガスケット14は、その外径を補強リング12の内径にほぼ等しくする。ガスケット14は、通常、補強リング12と別体で嵌め込んで設置するけれども、その外周面に補強リング12をインサートして一体化していてもよい。この場合、ガスケット14は、圧縮変形されて厚みが減少し、補強リング12の厚みと一致することになる。
ガスケット14には、その周端部よりも軸方向へ突出する可変部が存在し、該ガスケットがリップ状断面を有するならば、リップ周端部よりも軸方向へ突出する可変部が存在する。この可変部は、ガスケット14とつば部またはフランジ端面との間に間隙流路が存在すればよいから、ガスケット14において、1個または複数個の突起30(図2)を円周方向に配置する代わりに、1個または複数個の横断溝を設けた環状の突条を形成してもよく、さらに異なる突出した形状でもよい。
この可変部について、突起30または横断溝を有する環状の突条は、ガスケット14と一体成形したゴム材であると好適であるけれども、ガスケット14と同様に弾性を有するプラスチック製でもよい。このような可変部は、ガスケット14とは別の材質のプラスチックまたは金属などをインサートして該ガスケットと一体化させても、またはガスケット14の成形後に接着剤などでガスケット表面へ貼り付けてもよい。
この可変部は、ガスケット14の周端部の外側よりもほぼ0.2〜5mm軸方向へ突き出ていると好ましい。突起30または環状の突条は、高さが0.2mm以上であると、ボルトが手締めの状態でもガスケット14とつば部またはフランジ端面との隙間が必ず生じ、高さが5mmを超えると圧縮変形の際に平坦になりにくい。この可変部である突起30または環状の突条は、取付位置のガスケット14に対して横向きに配列すればよい。突起30は、図3に示すように一般に円形平面であればよく、且つ側面は半球形程度の形状であるから、図2と図5では若干細長く誇張した図示である。
円周に配置する突起30の個数は、少なくとも1個あれば、漏洩する個所が生じるけれども、一般に2〜36個程度形成すればよい。望ましくは、突起30は、締め付けボルトを完全に締着した時に、突起または環状の突条が圧縮変形されてガスケット14に吸収されて平坦になるように、各締め付けボルトの位置に近接させて該ボルトの本数と同数配列させればよい。突起30は、複数個の場合には円周方向に等間隔に配置すると好ましい。
突起30または環状の突条は、ガスケット14のリップ部24,24を避けて補強リング12の方に位置させる。突起30または環状の突条は、締め付けボルトを完全に締着した時に、補強リング12側にはみ出さないないでガスケット14に圧縮吸収されて平坦化するような構造が好ましい。このような構造の一例を図5に示し、図5では突起はやや内方へ傾いている。
補強リング12は、円環状で薄いステンレス鋼、炭素鋼または鋳物製であり、ガスケット14の圧縮変形時のストッパを兼ねている。補強リング12には、放射方向の外方へ突出する位置決め用の延長部34(図3)を少なくとも1個形成し、該延長部にボルト貫通孔18を設ける。補強リング12において、延長部34の数は、フランジ8またはつば部(図6)のボルト貫通孔の数と位置に応じて任意に定めることができ、例えば、図3のように2個配列したり、120°間隔で3個に配列してもよい。
本発明方法が適用可能なルーズフランジ式管継手103では、パイプ5,5に公知のルーズフランジ8をそれぞれ嵌合し、該パイプの端部をつば出し加工またはスタブエンドを溶接すればよい。このつば出し加工は、例えば、パイプ加工工場や配管現場において、公知のつば出し加工機によってつば部7を直径方向外方へ直角に形成し、ついで該パイプの他方の端部も同様につば出し加工する。この後に、パイプ5のつば部7の端面間に補強リング12およびガスケット14を介在させ、ついでボルト20とナット22で両フランジ8,8を結合して締め付ける。つば出し加工の後に、半割り型のフランジを嵌合して固着することも可能である。
ガスケット14および補強リング12は、図2のようなルーズフランジ式管継手でなくても、通常のフランジ式管継手にも取付け可能である。この場合には、ガスケットはつば部端面ではなく、フランジ端面と直接接触する。フランジ式管継手は、前記のつば出し加工でフランジを形成しても、図6に示すフランジ式管継手42のように、フランジ44をパイプ前端面に溶接するような構造であってもよい。
次に、本発明方法を実施例に基づいて説明するが、本発明方法は図1に例示する配管100に適用することができる。配管100では、例えば、公知の溶接式管継手104およびねじ込み式管継手106とともにフランジ式管継手102を組み込んでいる。このフランジ式管継手102は、ルーズフランジ式管継手103(図2)であればよく、該ルーズフランジ式管継手について図2から図4に図示する。図2において、金属製のルーズフランジ8,8は、パイプ5と別個に形成し、その平面形状はほぼドーナツ形である。フランジ8には、円周方向に例えば6個のボルト貫通孔16を等間隔に設け、フランジ内径はパイプ5の外径にほぼ等しい。
フランジ8は、管端部をつば出し加工するかまたは管端部にスタブエンド(図示しない)を溶接する前にパイプ5にそれぞれ嵌合し、半割り型であればつば出し加工後に取り付けてもよい。双方のパイプ5,5は、図2および図4に示すように、補強リング12およびガスケット14を介してつば部7の前端面を突き合わせ、フランジ8の貫通孔16および補強リング12の貫通孔18(図3)にボルト20(図7)を通してナット22で仮止めする。補強リング12は、2個の貫通孔18にボルト20を通すと正確に位置決めでき、その位置決めの後に全ボルト20をナット22で締め付ける。
ガスケット14は、図3のように円環状平面を有する。ガスケット14は、その外径が補強リング12の内径にほぼ等しく、且つその内径は接続パイプ5の内径と同等かまたは該内径よりも多少大きくなるように定める。ガスケット14は、図2に示すようにその横断面はほぼ逆V字形のリップ状であり、リップ部24,24が斜め下方に向いて外向きに延設されている。両リップ部24,24の先端間の間隔は、ガスケット外方の厚みつまり軸方向幅よりも大きい。ガスケット14は、その横断面がほぼ逆V字形であるため、横断面の下方中央部がやや凹んでおり、このリップ谷部28によって、管内圧でガスケット14の側面26,26がつば部7の側端面へおよび外周面29が補強リング12の方へ圧着される(図4参照)。
ガスケット14には、可変部として突起30を設ける。ガスケット14の両側面において、円周方向に横向き突起30をそれぞれ形成し、図3では突起30の数は円周方向に等間隔で12個である。各横向き突起30は、軸方向においてガスケット14のリップ周端部32よりも4mm高いことを要する(図2参照)。また、横向き突起30は、直径方向においてリップ谷部28よりも外方に位置することが望ましい。
補強リング12は、比較的硬質の金属製である。補強リング12には、直径方向に関して反対向きに外方へ突出する延長部34,34を延設し、該延長部にそれぞれボルト貫通孔18を設ける。補強リング12は、図2に示すように矩形断面を有し、その厚みつまり軸方向幅はガスケット14の軸方向幅よりも該ガスケットの圧縮分だけ薄い。補強リング12は、その外径がパイプつば部7の外径にほぼ等しく、且つその内径はパイプ5の内径よりも大きい。補強リング12は、管内圧に対する接続パイプ5の強度とほぼ同等またはそれ以上に強度を有することが望ましい。
ルーズフランジ式管継手103では、ボルト締め付けに際して、仮止めのためにボルト20とナット22を手締めすると、ガスケット14のリップ部24が管内圧でパイプつば部7の前端面の方へ押されるけれども、このつば部端面は、横向き突起30の介在によってガスケット側面26との間に間隙を保ち、該ガスケットがつば部端面と密着することなく、常に間隙流路を形成している(図2参照)。この間隙流路の形成により、ボルト20の仮止めや手締めだけであると、この管継手から必ず空気漏れや水漏れが生じる。
ルーズフランジ式管継手103は、スパナなどの締め付け工具でボルトが十分に締め付けられると、図4に示すように、ガスケット14の突起30およびリップ部24が加圧圧縮され、側面26がつば部端面と密着することによって前記の間隙流路が消滅し、この管継手において完全な気密性が達成され、空気や水の漏洩を完璧に阻止する。ルーズフランジ式管継手103では、各ボルト20による締め付け力は抜管力に耐える程度であればよいので、パイプ5のつば部7,7との密着面の面積は、従来よりも小さくてもよく、つば部7の外径を従来よりも小さくできる。
ルーズフランジ式管継手103について、手締めした後に空気圧試験および水圧試験を行い、その試験結果を表1に示す。
Figure 2012037400
比較のために、突起30,30が存在しないガスケットを有する従来のルーズフランジ式管継手についても、手締めした後に同様の実験を行い、その試験結果を表2に示す。
Figure 2012037400
表1から、図2に示すルーズフランジ式管継手103は、締め付けボルトを手締めしただけであると、空気圧試験では圧力0.1MPaだけでも空気漏れが生じ、水圧試験では圧力を掛けなくても水漏れが生じ、施工不良を容易に発見できる。一方、従来のルーズフランジ式管継手は、空気圧試験では圧力0.4MPaで空気漏れが生じず、水圧試験では圧力1.0MPaでも水漏れが生じない。このため、従来のルーズフランジ式管継手は、空気圧試験および水圧試験では手締めだけでも空気漏れや水漏れが生じにくく、施工不良が発見できない場合が起こりやすい。
ルーズフランジ式管継手103は、フランジ式管継手102として配管100に組み込むと、ボルト締め付けが完了した配管工事の終了後にキャップ107で管端を閉じ、空気圧ポンプ108を他方の管端に取り付けて空気圧試験を実施できる。配管100の空気圧試験を行うと、フランジ式管継手102でボルト締め忘れや締め付け不足などの施工不良があった場合に比較的低圧でも空気漏れを生じ、これを圧力計110で検知できるから配管接続の不備を確実に発見できる。この後に、発見された接続不備個所のボルトを締め増しなどして手直しを行い、空気圧ポンプ108を水圧ポンプに交換して水圧試験を直ちに実施できる。より高圧で配管100の水圧試験を実施しても、空気圧試験による予備試験を終えているので多量の漏水を起こすことはない。
本発明方法を適用できる配管について、該配管に図5に示すルーズフランジ式管継手40を組み込んでもよい。ルーズフランジ式管継手40において、ガスケット36は、図2におけるガスケット14と同様に円環状平面を有する。ガスケット36は、その外径が補強リング12の内径にほぼ等しく、且つその内径は接続パイプ5の内径と同等かまたは該内径よりも多少大きい。ガスケット36は、図2に示すガスケット14と同様の断面形状を有する。
ガスケット36には、可変部として突起38を設ける。ガスケット36の両側面において、円周方向に横向き突起38をそれぞれ形成し、該突起の数はフランジ8のボルト貫通孔16と同数の6個を円周方向に等間隔に設ける。各横向き突起38は、軸方向においてガスケット36のリップ周端部32よりも4mm高いことを要する。また、横向き突起38は、ガスケット36のリップ部24,24を避けて補強リング12の方に位置させ、直径方向においてリップ谷部28よりも外方に位置する。突起38は、図5においてやや内方へ傾いている。
突起38は、締め付けボルトを完全に締着した時に、ガスケット36に圧縮吸収されて平坦になりやすく、補強リング12側にはみ出すことがない。このため、ルーズフランジ式管継手40は、スパナなどの締め付け工具でボルトが十分に締め付けられると、ガスケット36の突起38およびリップ部24が加圧圧縮され、側面26がつば部端面とより完全に密着することによって前記の間隙流路が消滅し、管継手40において完全な気密性が達成され、空気や水の漏洩を完璧に阻止する。
本発明方法を適用できる配管について、該配管に図6に示すフランジ式管継手42を組み込んでもよい。フランジ式管継手42において、フランジ44には、円周方向に4個のボルト角丸孔を等間隔に形成し、フランジ内径は接続パイプ48の外径にほぼ等しい。両フランジ44は、環状溶接部50,52によってフランジ内周の前後内周辺をパイプ48に溶接する。ガスケット54は、図6では既に圧縮変形された状態である。ガスケット54は、図2とほぼ同様の断面形状であり、全体が円環状であって弾性に富んだゴムまたはプラスチック製であり、金属製の補強リング55がインサートされている。
ガスケット54において、その内径はフランジ44の内径よりも大きく、その外径は各角丸孔の円周内接内径よりも小さい。ガスケット54には、直径方向に関して反対向きに外方へ突出する延長部が延設され、該延長部にそれぞれボルト貫通孔を設ける。
圧縮変形前のガスケット54には、圧縮変形前には図2とほぼ同様に、その内周部において横断面がほぼV字形のリップ部を形成している。両リップ部は、その横断面の中央部がやや凹んでいる。圧縮変形前のガスケット54には、可変部として環状の突条56(図6の一点鎖線参照)を設け、該突条に複数個の横断溝を形成する。横向き突条56は、ガスケット54の両側面にそれぞれ設ける。各横向き突条56は、軸方向においてガスケット54のリップ周端部よりも3mm高いことを要し、直径方向においてリップ谷部よりも外方に位置する。
内部の補強リング55は、図6に示すように矩形断面を有し、その厚みはガスケット54にインサート可能なようにガスケット54の厚みよりも薄い。補強リング55では、その内径はガスケット54の外径よりも僅かに小さく、全体がガスケット54に浅くインサートされている。補強リング55は、管内圧に対する接続パイプ48の強度とほぼ同等またはそれ以上に強度を有することが好ましい。
フランジ44を溶接したパイプ48,48は、フランジ44,44の表面を突き合わせ、両フランジの角丸孔にボルト60を通すことができるように正確に位置決めする。ついで、パイプ48,48は、ガスケット54を介してフランジ44,44の表面を突き合わせ、両フランジの角丸孔およびガスケット54の貫通孔にボルト60を通してナット62で仮止めする。残りのボルト60を両フランジ44の角丸孔に通し、それぞれナット62で締め付けてフランジ式管継手42を組み立てる。
フランジ式管継手42では、ボルト締め付けに際して、仮止めのためにボルト60とナット62を手締めすると、ガスケット54のリップ部が管内圧でフランジ44の前端面の方へ押されるけれども、このフランジ端面は、横向き突条56の介在によってガスケット側面との間に間隙を保ち、該ガスケットがフランジ端面と密着することなく、常に間隙流路を形成している。この間隙流路の形成により、ボルト60の仮止めや手締めだけであると、この管継手から必ず空気漏れや水漏れが生じる。
フランジ式管継手42は、スパナなどの締め付け工具でボルトが十分に締め付けられると、図6に示すように、ガスケット54の突条56およびリップ部が加圧圧縮され、ガスケット側面がフランジ端面と密着することによって前記の間隙流路が消滅し、管継手42において完全な気密性が達成され、空気や水の漏洩を完璧に阻止する。フランジ式管継手42では、各ボルト60による締め付け力は抜管力に耐える程度であればよいので、パイプ48のフランジ44の密着面の面積は従来よりも小さくてもよい。
1 フランジ式管継手
5 パイプ
8 ルーズフランジ
12 補強リング
14 ガスケット
24,24 リップ部
28 リップ谷部
30 横向き突起
32 リップ周端部
100 配管
102 フランジ式管継手

Claims (4)

  1. 空気圧および/または水圧試験で配管の施工完了検査をする場合に、主な接続個所を溶接式またはねじ込み式管継手などで接続し且つ組み立てあるいは分解を要する個所にフランジ式管継手を組み込んだ配管において、該フランジ式管継手で用いるガスケットにはその周端部よりも軸方向へ突出する可変部が存在し、該可変部が管継手の単なる取り付けまたは手締めだけでは圧縮変形しないことにより、フランジ式管継手を単に取り付けるかまたは手締めの状態であると、該可変部の存在によってガスケットとつば部またはフランジ端面との間に間隙が生じて、空気圧または水圧試験で空気または水の漏洩が確実に発生し、一方、管継手を締め金具で強く締め付けると、可変部が圧縮変形されてガスケットとつば部またはフランジ端面とが密着して、空気圧または水圧試験で空気または水が漏洩しないことを検知する配管の施工確認方法。
  2. フランジ式管継手において、両パイプのつば部ないしフランジ端面間に密封部材を介在させてから、両フランジまたは嵌合ルーズフランジを結合して締め付け、この際に密封部材が円環状のガスケットおよび該ガスケットの外周側に配置する金属製の補強リングである請求項1記載の施工確認方法。
  3. 可変部が、ガスケットの両側面において円周方向に等間隔に複数個形成した突起であるかまたは1個または複数個の横断溝を設けた環状の突条である請求項1記載の施工確認方法。
  4. フランジ式管継手において、ボルトが手締めの状態でもガスケットのリップ周端部とつば部またはフランジ端面との隙間が必ず生じるように、突起または横断溝を有する環状の突条の高さが、ガスケットのリップ周端部よりも0.2mm〜5mm軸方向へ突き出ている請求項2または3記載の施工確認方法。
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