JP4092751B2 - 配管のフランジ継手部のフランジ面シール方法及び装置 - Google Patents

配管のフランジ継手部のフランジ面シール方法及び装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は低温タンクに接続されている配管やフランジ継手部を点検する際等に用いる配管のフランジ継手部のフランジ面シール方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
低温液化ガスプラントにおいて、既設の低温タンクに接続されている配管やフランジ継手部に何らかの不具合が生じたときには、その部分の点検、修理等を行う必要がある。
【0003】
たとえば、低温タンクに接続されている配管の途中のフランジ継手部の個所を点検しようとする場合、従来では、点検個所の上流側と下流側にある弁を閉じる等して運転を一旦停止させた後、配管内の液を抜いて、ガスパージを行い、しかる後、点検個所の保冷材を取り除いてからフランジ継手部のボルトを取り外してフランジ面の点検修理や配管の修理等を行うようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来方式では、低温タンクの運転を一旦停止した後に配管内の液抜き、ガスパージ後でなければ修理等の作業を行うことができないので、多くの時間を必要とする問題がある。
【0005】
そこで、本発明は、液やガスが流れている運転中にフランジを簡単にシールできて、配管やフランジ継手部の点検、修理等を行うことができるような配管のフランジ継手部のフランジ面シール方法及び装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、上流側配管と下流側配管のフランジ継手部を囲むように上流側配管と下流側配管に気密状態にシールカバーを嵌着させ、該シールカバー内に上記配管内の圧力より高い圧力で不活性ガスを注入しながら、ボックススパナを用いて上記シールカバーの外部からフランジ継手のボルトの取外しを行った後、フランジ間を広くし、次いで、上記シールカバーの上部カバー体内に収納しておいた仮閉止板を下降させて上流側配管のフランジ面に位置させ、該仮閉止板に設けたねじ孔を利用して仮閉止板を上流側配管のフランジ面に固定して上流側配管を閉塞させるようにし、しかる後、上記シールカバーを撤去するようにさせる配管のフランジ継手部のフランジ面シール方法とする。
【0007】
又、配管のフランジ継手部を挟んで上流側と下流側の配管の外周にシール材を介して嵌着できるようにしたボックス状のシールカバー本体の上部に、上流側配管のフランジ面をシールするための仮閉止板を収納させておくための収納部を設け、又、上記シールカバー本体の下部に、フランジ間のガスケットを受けて収容するための収容部を設けてなるシールカバーを、上部カバー体と下部カバー体とに2分割して分割部を気密に保持できるようにし、且つ上記シールカバー本体の前面部及び後面部に、外部からの操作でフランジのボルトの取り付け、取り外しをするためのボックススパナを各々フランジのボルト孔に合わせて組み付け、上記上部カバー体に不活性ガス導管を接続すると共に、上記下部カバー体の下端にドレン管を接続し、更に、上記仮閉止板の外周縁部に、フランジのボルト孔に合わせてねじ孔を設け、フランジ継手部のボルトを取り外した後に該仮閉止板を下降させて上流側配管のフランジ面に取り付けるようにした構成を有する配管のフランジ継手部のフランジ面シール装置とする。
【0008】
点検修理等が必要な個所のフランジ継手部にシールカバーを気密状態に取り付けた後、シールカバー内に不活性ガスを注入して配管内の圧力以上の圧力を掛けた状態で、配管フランジを連結しているボルトをボックススパナで取り外した後、フランジ間に隙間を形成させて、上流側配管のフランジの表面に仮閉止板を合わせ、ボックススパナを用いて仮閉止板をボルトで取り付けて、上流側配管のフランジ面をシールする。フランジ間に隙間が形成されたとき、液がシールカバー内に流出するが、不活性ガスの圧力によって最少限に抑えられる。流出したガスはドレン管を通して回収されるため、外部への液、ガスの漏れは防止される。
【0009】
又、仮閉止板の上縁部及び左右両縁部の片面側に、上流側配管のフランジへの位置決め用リブを突設した構成とすることにより、仮閉止板を収納部内から下降させるだけでフランジに対して確実に位置決めされる。
【0010】
更に、仮閉止板の前面部に、該仮閉止板の後面側からの操作によりシールリングを拡径させて配管の内周面に圧着させるようにしてなる2次シールを取り付けた構成とすると、より確実なシール性が得られる。
【0011】
一方、シールカバーを、収納部と収容部がL字状となるように変形させた形状とした構成とすることによって、管継手の下側に作業スペースがない場合でも適用できることになる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0013】
図1乃至図3は本発明の実施の一形態を示すもので、上流側配管1のフランジ1aと下流側配管2のフランジ2aとをガスケット3を挟んでボルト4にて連結してなるフランジ継手部5に、本発明の特徴をなすシールカバー6を気密に取り付けて、該シールカバー6内に不活性ガスを注入して高圧に保ちながらフランジ継手部5を分解して仮閉止板11を上流側配管1のフランジ1aに取り付けシールさせるようにする。
【0014】
詳述すると、上記シールカバー6は、上流側配管1と下流側配管2のフランジ継手部5を取り囲むようにする円筒ボックス状のシールカバー本体9と、配管1,2の外周にシール材を介して嵌着できるようにシールカバー本体9の前部及び後部の中央に連設した円筒状の嵌着部10a及び10bと、上流側配管1のフランジ1a面を塞ぐための仮閉止板11を収納させておくために上記シールカバー本体9の上部に連設した収納部12と、フランジ1a,2a間のガスケット3を受けて収容するために上記シールカバー本体9の下部に連設した収容部13とからなり、且つフランジ継手部5を挟んで上流側配管1と下流側配管2に上下から装着できるように、管軸心を通る位置にて上部カバー体6Aと下部カバー体6Bとに分割して互いの分割縁部7をシール材を介してビス止めすることにより気密状態で一体化できるようにしてある。
【0015】
又、上記シールカバー本体9の前面部と後面部には、フランジ継手部5のボルト孔に合わせた位置に、グランドパッキンを内装したスリーブ14をそれぞれ貫通設置すると共に、該各スリーブ14を通してシールカバー本体9内に位置するように磁着力を有するボックススパナ15aと15bを対向させて組み付ける。
【0016】
更に、上記前部嵌着部10aの内周には、上流側配管1の外周面に取り付けるようにしたシール材としてのスライドシート16に対して、管軸心方向へシール状態を維持してスライドできるようにしたシール材としてのスライドシート17を取り付け、又、後部嵌着部10bの内周には、下流側配管2の外周面に接触させるようにしたシール材としてのシートパッキン18を取り付ける。
【0017】
上記上部カバー体6A側の収納部12内に収納させる仮閉止板11は、図3に示す如く、外周縁部に、フランジ継手部5のボルト孔に合わせてねじ孔19を設け、前面部にガスケット8を貼り付け、上縁部と左右縁部にフランジ1aへの位置決め用リブ20を突設し、収納部12の上端部を貫通する上下方向のロッド21の下端にアイボルト22を介して吊られるようにしてある。なお、収納部12のロッド21貫通部には、グランドパッキンを内装したスリーブ23が設けてあり、このスリーブ23内をロッド21が貫通するようにしてある。
【0018】
又、上記シールカバー本体9には、N2 ガスの如き不活性ガスを注入するための不活性ガス導管24を接続し、且つ該不活性ガスの注入圧力を検出するための圧力計25を設置し、一方、下部カバー体6B側の収容部13の下端部には、配管内から漏れた液やガスを回収するためのドレン管26が接続してある。
【0019】
なお、図1において、27は収納部12内を覗くための窓、28は減圧弁を示し、又、図2において、29は仮閉止板11の収納部12内での位置を固定するための固定用クリップを示す。
【0020】
今、図4に示す如き低温タンク30に、図1に示す如きフランジ継手部5により一体化された配管1,2が接続されている状態において、配管2の点検を行う必要が生じた際には、フランジ継手部5の部分を分解するようにさせるが、この場合、以下に示すような手順にて行うようにする。
【0021】
先ず、図5に示す如く、上流側配管1の端部外周に、2つ割りとしておいたスライドシート16をコーキング剤を用いて張り付けるようにし、且つこの際、スライドシート16同士の突き合わせ部を止め金具により止め、隙間をコーキング剤によって埋めておくようにする。
【0022】
一方、フランジ継手部5を形成しているフランジ1a,2aの連結用のボルト4を、たとえば、12本の場合には1本置きに6本を抜き取り、且つ残りの6本も、スタッドボルトからマシンボルトに取り替ておくようにする。
【0023】
又、シールカバー6を構成する上部カバー体6Aには、図2に示す如く、ロッド21下端のアイボルト22に仮閉止板11を取り付け、該仮閉止板11を収納部12内に引き上げて、その状態を固定用クリップ29を用いて保持させておくようにする。
【0024】
上記の状態において、図6に示す如く、配管1,2の端部を、たとえば、チェーンブロック31により仮り受けさせるようにした後、上部カバー体6Aと下部カバー体6Bをフランジ継手部5の周囲に上下からセットし、シールカバー6として一体化させる。この際、前部嵌着部10aのスライドシート17が上流側配管1上のスライドシート16上に接触位置し、後部嵌着部10bのシートパッキン18が下流側配管2上に密着位置するようにする。又、シールカバー6は後工程で配管2と一緒に下流側へ移動させるが、その分の移動量を見込んで仮閉止板11とフランジ1aの端面との間に予めずれ量ΔEを設定しておくようにする。
【0025】
シールカバー6をセットすると、次に、シールカバー6に、不活性ガス導管24、圧力計25、ドレン管26等を接続設置し、不活性ガス導管24を通しシールカバー6内に不活性ガスとしてのN2 ガスを注入する。この際、N2 ガスの注入圧力は配管1,2内を流れる液の圧力よりも若干高くなるよう調節する。したがって、この場合、低温タンク30内の液レベルをなるべく低下させておくことが望ましい。
【0026】
しかる後、シールカバー本体9に組み付けてあるボックススパナ15a,15bを用いて、フランジ1a,2aを連結しているボルト4(及びナット4a)を取り外すようにする。
【0027】
次に、図7に示す如く、下流側配管2を吊っているチェーンブロック31の操作により、下流側配管2を下流側へ移動させてフランジ1a,2a間に隙間を形成させるようにする。この場合、下流側配管2を移動させると、シールカバー6も一体に移動するが、上流側配管1に対する変位はスライドシート16,17間のスライドにより吸収されるため、シール状態は保持されている。なお、この際、下流側配管2にアンカーがある場合は、アンカーを一時撤去させるようにする。
【0028】
上述した如く、配管1,2のフランジ1a,2a間に隙間が形成されると、この隙間を通して配管1,2内の液にN2 ガスの圧力が作用するので、配管1,2内からの液の流出が抑えられるが、配管1,2の端部付近の液は一部流出することになるので、この液はドレン管26にて回収させるようにする。
【0029】
次いで、図8に示す如く、収納部12内に待機させておいた仮閉止板11をロッド21の操作で押し下げると、フランジ1a,2a間に挟持されていたガスケット3が下側の収容部13内に落下収容させられることになる。この際、仮閉止板11には、上縁部と左右両縁部に位置決め用リブ20が張り出ているので、仮閉止板11の下降動作に伴いこのリブ20がフランジ1aの外周部に係合させられることになって、仮閉止板11の位置が自動的に確実にセットされる(図9参照)。
【0030】
仮閉止板11の位置がセットされると、図9に示す如く、フランジ1a,2aから取り外しておいたボルト4を、ボックススパナ15aを用いて仮閉止板11に取り付ける。この際、仮閉止板11の外周部にはねじ孔19が設けられているので、ボルト4を、フランジ1aのボルト孔を通してねじ孔19に挿入し、回転することにより、仮閉止板11はフランジ1a面に引き寄せられ、前面のガスケット8がフランジ1a面に密着させられる。これにより、上流側配管1のフランジ1a面をシールすることができる。又、この操作を行っている間に、N2 ガスの注入を続行させるようにしておくことにより、下流側配管2内の液は下流側へ運ばれることになって下流側配管2内を空にすることができる。
【0031】
したがって、上流側配管1のフランジ1aを仮閉止板11にてシールし、下流側配管2内の液を下流へ送って下流側配管2の下流の弁を閉じると、配管1,2からの液の漏れをなくすことができるので、ガス検を行い、更に、仮閉止板11よりロッド21を取り外した後、シールカバー6を上下に分割して撤去すると、図10に示すように、配管1と2を分離させることができ、これにより、低温タンク30の運転を全面的に停止することなく、配管2自体やフランジ2aの点検、修理を実施することができる。
【0032】
なお、上記において、上流側配管1を仮閉止板11でシールした後、シールカバー6内を減圧し、下流側配管2内に残っている液、ガスをドレン管26を通して抜くようにし、ガス検を行ってからシールカバー6を取り外すようにしてもよい。
【0033】
下流側配管2側の点検、修理等が終了した後、フランジ継手部5を復旧させる場合には、先ず、図11に示す如く、下流側配管2のフランジ2a面に、接着剤等を用いた固定方式により新しいガスケット3をセットしておき、且つフランジ2aのボルト孔の背面にナット4aを仮り付けセットしておくようにする。
【0034】
上記の状態において、図12に示すように、フランジ1a,2aの外周部にシールカバー6をセットした後、仮閉止板11を収納部12内に回収するために、収納部12の窓27(図1参照)から収納部12内を見ながら、ロッド21の下端のアイボルト22(図2、3参照)を仮閉止板11の上端部にねじ込むようにする。なお、仮閉止板11を回収するために、ロッド21を用いることに代えて、収納部12のスリーブ23を通したワイヤを仮閉止板11に係止させておくようにしてもよい。
【0035】
次に、シールカバー6内に不活性ガスとしてのN2 ガスを注入し、所定の圧力まで上げて保持させるようにした後、図13に示す如く、シールカバー本体9に組み付けてあるボックススパナ15aを用いて、仮閉止板11に螺着させてあるボルト4を仮閉止板11から抜き取り、その直後に、仮閉止板11をロッド21により引き上げて収納部12内に回収させる。
【0036】
次いで、図14に示す如く、下流側配管2を吊っているチェーンブロック31の操作により、下流側配管2を上流側へ移動させてフランジ1a,2aを突き合わせると共に、シールカバー6もスライドシート16,17の部分で上流側へ移動させ、続いて、図15に示す如く、ボックススパナ15a,15bを用いて、フランジ1a,2aをボルト4とナット4aにより締め付け、これにより、配管1,2を一体化させる。
【0037】
しかる後、N2 ガスを抜き、シールカバー6を取り外し、ボルト4をマシンボルトからスタッドボルトに取り換えてトルク管理を行い、フランジ面のガス検を行うようにして、復旧を完了させる。
【0038】
次に、図16は本発明の他の実施の形態を示すもので、仮閉止板11の前面部に配管1の内周面に圧着させるようにした2次シール32を取り付けたものである。該2次シール32は、仮閉止板11の中央部前面に、ビス33止めした固定円板34と、仮閉止板11の後面の複数個所から仮閉止板11及び固定円板34を貫通させて配置した操作用ボルト37の回転により固定円板34に対し近接、離反するようにした可動円板35と、該固定円板34と可動円板35の外周対向面に形成したテーパ面部34a,35a間に介在させた楔状のシールリング36とからなり、可動円板35を固定円板34側に引き寄せることによりシールリング36を径方向外方へ押し出して配管1の内周面に圧着させることができるようにしてある。なお、38は仮閉止板11の中心部に貫通螺着させたプラグであり、該プラグ38を取り外した後、この孔からガス検を行うことにより、2次シール32の効果を確認することができる。
【0039】
図16に示す2次シール32を仮閉止板11に併用すると、配管1からの液の漏れをより確実に防ぐことができる。
【0040】
次いで、図17は本発明の変形例を示すもので、仮閉止板11の収納部12とガスケット3の収容部13とがL字状になるようにシールカバー6を構成し、且つ上記収容部13内に、端部を貫通させて操作ロッド39を挿入位置させ、該操作ロッド39の先端部に、ガスケット3を収容部13内に引き寄せるための引き寄せ治具40を取り付けたものである。なお、図示してないが、図17のシールカバー6は、収容部13を水平に横切る線の位置、又は、収納部12と収容部13の境界を斜めに通る線の位置で2分割構造としてある。
【0041】
図17に示すようにすると、フランジ継手部5の下側の作業スペースが限定されるような施工場所での使用に有利である。
【0042】
なお、上記実施の形態では、上流側配管1にスライドシート16を、又、シールカバー6の前部嵌着部10aにスライドシート17をそれぞれ取り付けて、下流側配管2の移動と一体にシールカバー6を移動させるようにした場合を示したが、逆に、下流側配管2にスライドシート16を、又、後部嵌着部10bにスライドシート17をそれぞれ取り付け、シールカバー6を取り残して下流側配管2のみを移動させるようにしてもよいこと、その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0043】
【発明の効果】
以上述べた如く、本発明によれば、次の如き優れた効果を発揮する。
(1) 配管のフランジ継手部を挟んで上流側と下流側の配管の外周にシール材を介して嵌着できるようにしたボックス状のシールカバー本体の上部に、上流側配管のフランジ面をシールするための仮閉止板を収納させておくための収納部を設け、又、上記シールカバー本体の下部に、フランジ間のガスケットを受けて収容するための収容部を設けてなるシールカバーを、上部カバー体と下部カバー体とに2分割して分割部を気密に保持できるようにし、且つ上記シールカバー本体の前面部及び後面部に、外部からの操作でフランジのボルトの取り付け、取り外しをするためのボックススパナを各々フランジのボルト孔に合わせて組み付け、上記上部カバー体に不活性ガス導管を接続すると共に、上記下部カバー体の下端にドレン管を接続し、更に、上記仮閉止板の外周縁部に、フランジのボルト孔に合わせてねじ孔を設け、フランジ継手部のボルトを取り外した後に該仮閉止板を下降させて上流側配管のフランジ面に取り付けるようにした構成としてあるので、低温タンクに接続されている配管系に採用することにより、配管内の液やガスを外部に漏らすことなく上流側配管のフランジ面を仮閉止板でシールすることができ、したがって、低温タンクの運転を一時停止することなく下流側の配管やフランジの点検、修理等を実施することができる。
(2) 仮閉止板の上縁部及び左右両縁部の片面側に、上流側配管のフランジへの位置決め用リブを突設した構成とすることにより、仮閉止板をフランジへ取り付ける際の位置決めを容易に且つ正確に行うことができる。
(3) 仮閉止板の前面部に、該仮閉止板の後面側からの操作によりシールリングを拡径させて配管の内周面に圧着させるようにしてなる2次シールを取り付けた構成とすることにより、上流側配管からの液漏れをより確実に防ぐことができる。(4) シールカバーを、収納部と収容部がL字状となるように変形させた形状とした構成とすることにより、管継手の下流の作業スペースが限定されるような場合に有利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の配管のフランジ継手部のフランジ面シール装置の実施の一形態を示す外観図である。
【図2】詳細を示す切断側面図である。
【図3】仮閉止板の構造を示す斜視図である。
【図4】適用する配管系の概略図である。
【図5】使用時の前段取りを示す概略図である。
【図6】使用状態を示すもので、シールカバーを取り付けた状態の概略図である。
【図7】使用状態を示すもので、フランジの間に隙間を形成させた状態の概略図である。
【図8】使用状態を示すもので、仮閉止板を位置決めした状態の概略図である。
【図9】使用状態を示すもので、仮閉止板を取り付けた状態の部分拡大断面図である。
【図10】シールカバーを撤去した状態の概略図である。
【図11】復旧時の前段取りを示す概略図である。
【図12】復旧状態を示すもので、シールカバーをセットした状態の概略図である。
【図13】復旧状態を示すもので、仮閉止板を回収した状態の概略図である。
【図14】復旧状態を示すもので、フランジ面を突き合わせた状態の概略図である。
【図15】復旧状態を示すもので、フランジをボルトで締め付けた状態の概略図である。
【図16】本発明の装置の他の実施の形態を示す仮閉止板部分の拡大断面図である。
【図17】本発明の装置の変形例を示す概略図である。
【符号の説明】
1 上流側配管
1a フランジ
2 下流側配管
2a フランジ
3 ガスケット
4 ボルト
5 フランジ継手部
6 シールカバー
6A 上部カバー体
6B 下部カバー体
9 シールカバー本体
11 仮閉止板
12 収納部
13 収容部
15a,15b ボックススパナ
16,17 スライドシート(シール材)
18 シートパッキン(シール材)
19 ねじ孔
20 位置決め用リブ
24 不活性ガス導管
26 ドレン管
32 2次シール

Claims (5)

  1. 上流側配管と下流側配管のフランジ継手部を囲むように上流側配管と下流側配管に気密状態にシールカバーを嵌着させ、該シールカバー内に上記配管内の圧力より高い圧力で不活性ガスを注入しながら、ボックススパナを用いて上記シールカバーの外部からフランジ継手のボルトの取外しを行った後、フランジ間を広くし、次いで、上記シールカバーの上部カバー体内に収納しておいた仮閉止板を下降させて上流側配管のフランジ面に位置させ、該仮閉止板に設けたねじ孔を利用して仮閉止板を上流側配管のフランジ面に固定して上流側配管を閉塞させるようにし、しかる後、上記シールカバーを撤去することを特徴とする配管のフランジ継手部のフランジ面シール方法。
  2. 配管のフランジ継手部を挟んで上流側と下流側の配管の外周にシール材を介して嵌着できるようにしたボックス状のシールカバー本体の上部に、上流側配管のフランジ面をシールするための仮閉止板を収納させておくための収納部を設け、又、上記シールカバー本体の下部に、フランジ間のガスケットを受けて収容するための収容部を設けてなるシールカバーを、上部カバー体と下部カバー体とに2分割して分割部を気密に保持できるようにし、且つ上記シールカバー本体の前面部及び後面部に、外部からの操作でフランジのボルトの取り付け、取り外しをするためのボックススパナを各々フランジのボルト孔に合わせて組み付け、上記上部カバー体に不活性ガス導管を接続すると共に、上記下部カバー体の下端にドレン管を接続し、更に、上記仮閉止板の外周縁部に、フランジのボルト孔に合わせてねじ孔を設け、フランジ継手部のボルトを取り外した後に該仮閉止板を下降させて上流側配管のフランジ面に取り付けるようにした構成を有することを特徴とする配管のフランジ継手部のフランジ面シール装置。
  3. 仮閉止板の上縁部及び左右両縁部の片面側に、上流側配管のフランジへの位置決め用リブを突設した請求項2記載の配管のフランジ継手部のフランジ面シール装置。
  4. 仮閉止板の前面部に、該仮閉止板の後面側からの操作によりシールリングを拡径させて配管の内周面に圧着させるようにしてなる2次シールを取り付けた請求項2又は3記載の配管のフランジ継手部のフランジ面シール装置。
  5. シールカバーを、収納部と収容部がL字状となるように変形させた形状とした請求項2、3又は4記載の配管のフランジ継手部のフランジ面シール装置。
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