JP6994432B2 - 管路工事用治具および管路工事方法 - Google Patents

管路工事用治具および管路工事方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6994432B2
JP6994432B2 JP2018103513A JP2018103513A JP6994432B2 JP 6994432 B2 JP6994432 B2 JP 6994432B2 JP 2018103513 A JP2018103513 A JP 2018103513A JP 2018103513 A JP2018103513 A JP 2018103513A JP 6994432 B2 JP6994432 B2 JP 6994432B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipeline
penetrating
jig
gas
closing member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018103513A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019207019A (ja
Inventor
志伸 佐竹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Gas Co Ltd filed Critical Tokyo Gas Co Ltd
Priority to JP2018103513A priority Critical patent/JP6994432B2/ja
Publication of JP2019207019A publication Critical patent/JP2019207019A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6994432B2 publication Critical patent/JP6994432B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Valves (AREA)

Description

本発明は、管路工事用治具および管路工事方法に関し、特に、流体が流通する管路の工事に用いられる管路工事用治具および管路工事方法に関するものである。
従来から、可燃性ガス(例えば、都市ガス)が流通している状態でバルブ(ガス栓)を工事する手法として、例えば、特許文献1の技術が知られている。
この特許文献1は、
(a)バルブ全体をいわゆるノーブロー作業バッグで包み込んで外部と遮断状態にする、
(b)弁体(以下、「閉止部材」と称す)を、レンチ等の工具で緩め方向に回してバルブ本体から除去する、
(c)「閉止部材」を、バルブ本体の挿入口(以下、「閉止部材挿入口」と称す)を介して挿入した後、工具で締め込んでバルブ本体に装着する、
(d)ノーブロー作業バッグをバルブから除去する、
といった手順を踏むように構成されたものである。
このような技術によれば、閉止部材の着脱がノーブロー作業バッグ内でおこなわれるため、外部への可燃性ガスの流出を抑制しつつ、比較的安全に作業をおこなうことが可能である。
特開平09-250700号公報
ところで、ガス管に接続されるバルブのなかには、特許文献1のような「閉止部材」をバルブ本体に直接捻じ込むタイプのもの(以下、「ナット無バルブ」と称す)のほか、「閉止部材」をバルブ本体に挿入して貫通させた後、この貫通部分にナット(以下、「ナット部材」と称す)を螺合して捻じ込むタイプのもの(以下、「ナット付バルブ」と称す)も存在する。
一般に、このような「ナット付バルブ」では、「閉止部材」を着脱する際に、「閉止部材」および「ナット部材」の何れか一方を工具で回すと、他方が供回りしてしまうため、他方側を他の工具で固定しながら、これをおこなうようにしている。
そうすると、特許文献1の技術では、「ナット付バルブ」において「閉止部材」を着脱する場合、作業空間を確保する観点から、比較的大型なノーブロー作業バッグを用いなければならず、特に、狭いスペースに「ナット付バルブ」が配置されている場合などにおいては作業効率が低下する、といった問題があった。
また、「ナット付バルブ」では、「ナット部材」が緩まると、バルブ本体の「閉止部材挿入口」のほか、底部貫通口(以下、「閉止部材貫通口」と称す)にも隙間が生じるため、このような作業を可燃性ガスが流通している状態でおこなうと、「閉止部材挿入口」のみならず「閉止部材貫通口」からも可燃性ガスが流出することとなる。
すなわち、「ナット付バルブ」では、「閉止部材」の着脱をおこなっている間、「2方向」から可燃性ガスが流出してしまうため、仮に、特許文献1のように、バルブ全体をノーブロー作業バッグで包み込んでいたとしても、外部に可燃性ガスが流出してしまうおそれがあり、場合によっては、可燃性ガスの供給を停止(「ナット付バルブ」よりも上流側のバルブを閉塞)しないと、「閉止部材」の着脱をおこなうことができない、といった事態を招く。
ところで、一般に、可燃性ガスの供給を停止(バルブを閉塞)した状態で配管の工事等をおこなった場合、その後、バルブよりも下流側の配管(例えば、その配管がガスコンロ等のガス消費器具に接続されている場合では、直近のガス栓までの配管)の気密試験をおこない、漏れ等の異常がないことを確認してから、可燃性ガスの供給を再開(バルブを開栓)するようにしている。
すなわち、バルブを閉塞しなければ「閉止部材」を着脱することができない場合において、仮に、影響の及ぶ可燃性ガスの顧客(需要者)が100世帯あったとすると、その全ての顧客に対して、可燃性ガスの供給を停止する旨の説明や、可燃性ガスの供給を再開した後のエアパージ(顧客の立ち合いを含む)等をおこなわなければならないこととなる。 このような場合、「閉止部材」を着脱する際に、さらなる時間と労力を要することになるため、作業効率の低下を助長する、といった問題が生じる。
なお、上述したような問題は、「ナット付バルブ」以外にも、「閉止部材」のような貫通体を備えたその他の管路(例えば、その他の流体が流通する管体や、これに接続される弁類や継手類)において、当該貫通体を着脱する場合にも、同様に生じうる。
本発明は、このような問題を解消するためになされたものであり、その目的は、流体の流通路を貫通する貫通体の着脱作業を効率よくおこなうことが可能な管路工事用治具および管路工事方法を提供することにある。
上記課題は、本発明にかかる管路工事用治具によれば、流体が流通する流通路を有する管路の工事に用いられる管路工事用治具であって、前記管路は、流体の流通方向と交叉する方向に前記流通路を隔てて貫通する一対の貫通穴と、一対の前記貫通穴をそれぞれ塞いだ状態で前記管路に回動自在に貫挿される貫通体と、前記管路に貫挿された前記貫通体の端部と螺合可能な螺合体と、を備え、前記管路工事用治具は、前記管路のうちの前記螺合体が配置される一方の前記貫通穴側を前記螺合体とともに被覆して密閉する被覆部材と、前記管路に対して前記被覆部材を押圧固定する固定部材と、を備え、前記被覆部材は、前記螺合体の少なくとも一部に当接して前記螺合体の回転を規制する回転規制部を有する、ことにより解決される。
また、上記課題は、本発明にかかる管路工事方法によれば、流体が流通する流通路を有する管路を工事する管路工事方法であって、前記管路は、流体の流通方向と交叉する方向に前記流通路を隔てて貫通する一対の貫通穴と、一対の前記貫通穴をそれぞれ塞いだ状態で前記管路に回動自在に貫通する貫通体と、前記管路に貫挿された前記貫通体の端部と螺合可能な螺合体と、を備え、前記管路のうちの前記螺合体が配置される一方の前記貫通穴側を前記螺合体とともに被覆して密閉する被覆部材を前記管路に取り付ける被覆部材取付工程と、前記被覆部材取付工程をおこなった後、前記螺合体との螺合状態を解除することで前記貫通体を前記管路から取り外す貫通体取外工程と、を含み、前記被覆部材は、前記螺合体の少なくとも一部に当接して前記螺合体の回転を規制する回転規制部を有する、ことによっても解決される。
なお、上記構成でいう「流体」とは、可燃性ガス(例えば、都市ガスやプロパンガス)や空気等の気体のほか、水や油等の液体も含む意味である。
また、上記「貫通体」を備えた「管路」とは、流体の流通路を貫通する貫通体が設けられたもの、例えば、管体(例えば、ガス管や水道管)に接続される部材(例えば、弁類や継手類)のほか、貫通体が管体に設けられている場合にあっては、管体そのものを含む意味である。
上記構成を備えた本発明によれば、管路に対する貫通体の着脱は、
(a)貫通体に締結された螺合体とその周囲(管路の外面)を被覆部材で被覆する、
(b)被覆部材を管路に押圧固定して、螺合体およびその周囲を密閉する、
(c)貫通体を緩め方向(例えば、反時計回り)に回転させて螺合体との螺合状態を解除する、
(d)貫通体を管路の「一方の貫通穴」(管路のうちの貫通体挿入側の貫通穴)から取り外す、
(e)貫通体を接続部材本体の「一方の貫通穴」から挿入して螺合体に螺合させる、
(f)貫通体を締め方向(例えば、時計回り)に回転させて螺合体に締結する、
といった手順を踏むことによりおこなわれる。
すなわち、上記構成では、管路に管路工事用治具を取り付けた状態で、
・被覆部材によって螺合体およびその周囲が密閉されるため、貫通体と螺合体との締結状態が解除されたとしても(貫通体と螺合体との間に隙間が生じた場合であっても)、「他方の貫通穴」(管路のうちの螺合体取付側の貫通穴)側から流体が外部に流出することがなく、また、
・被覆部材に設けられた回転規制部によって螺合体の回転が規制されるため、貫通体を緩め方向または締め方向に回しても、これに伴って、螺合体が供回りすることがない。
この点、上記構成を備えた本発明は、管路に対する貫通体の着脱作業をおこなっている間、管路のうちの「他方の貫通穴」側において、
・流体の外部への流出を抑制するための処置(例えば、流体が可燃性ガスであればノーブロー作業バッグで覆う処置)を施す必要がなく、また、
・螺合体の供回りを防止するための処置(例えば、螺合体にレンチ等の工具をセットする処置)もおこなう必要がない、
ものといえる。
すなわち、上記構成では、接続部材本体に対する貫通体の着脱をおこなう際、管路のうちの「一方の貫通穴」側の作業のみで完結させることができるため、作業効率を飛躍的に向上させることが可能である。
なお、上記管路工事用治具にかかる発明においては、前記管路は、管体と、前記管体に接続される管体接続部材と、を有し、一対の前記貫通穴、前記貫通体および前記螺合体は、前記管体接続部材に設けられている、と好適である。
また、上記管路工事用治具にかかる発明においては、前記被覆部材は、前記固定部材によって前記管路に押圧固定された状態で前記管路のうちの一方の前記貫通穴の周囲を塞ぐようにシールするシール部材を有する、と好適である。
さらに、上記管路工事用治具にかかる発明においては、前記管路工事用治具は、前記管路に固定された状態で、前記管路のうちの他方の前記貫通穴の周囲を覆うように配置され、ノーブロー作業バッグを装着することが可能なバッグ取付部材をさらに備える、と好適である。
また、上記管路工事用治具にかかる発明においては、前記螺合体は、多角状に形成された外周部を有し、前記回転規制部は、前記外周部と嵌合可能な形状に形成されている、と好適である。
以上のように、本発明にかかる管路工事用治具および管路工事方法によれば、一方向からの作業のみで管路に対する貫通体の着脱をおこなうことが可能なため、作業効率を飛躍的に向上させることができる。なお、このような貫通体の着脱を、いわゆるノーブロー工法でおこなう場合にあっては、可燃性ガスの外部への流出を有効に防止しつつ、さらに効率よく作業をおこなうことができるため、特に有効である。
本実施形態にかかる管路工事用治具の一例を示す側面図である。 ガス栓の分解斜視図である。 図1の管路工事用治具の平面図である。 図1のIV-IV矢視断面図である。 本実施形態にかかる管路工事方法を説明するためのフロー図である。
以下、本発明の一形態を図面に基づいて説明する。図1は本実施形態にかかる管路工事用治具の一例を示す側面図、図2はガス栓の分解斜視図、図3は図1の管路工事用治具の平面図、図4は図1の矢視断面図、図5は本実施形態にかかる管路工事方法を説明するためのフロー図である。
図1は、ガス管Pおよびこれに接続されるガス栓GVを備えた管路PLにおいて、本実施形態にかかる管路工事用治具1を用いてガス栓GVを工事している様子を示したものである。なお、上記可燃性ガスと、ガス管Pと、ガス栓GVと、管路工事用治具1とが、それぞれ、特許請求の範囲に記載の「流体」と、「管体」と、「管体接続部材」と、「管路工事用治具」とに該当する。
まず、本実施形態にかかる管路PLについて図1および図2を参照しつつ説明する。
図1に示すように、管路PLを構成するガス管Pは、金属製のパイプ部材(例えば、いわゆる白ガス管)からなり、基幹となるガス供給ラインから供給された可燃性ガス(本実施形態では、都市ガス)をガスメータ(不図示)等に導出するための配管である。
図1および図2に示すように、管路PLを構成するガス栓GVは、主に、金属部材(例えば、砲金)からなり、ガス栓本体VBと、閉止部材VCと、座金部材VWと、ナット部材VNとを備えている。なお、上記ガス栓本体VBと、閉止部材VCと、ナット部材VNとが、それぞれ特許請求の範囲に記載の「接続部材本体」と、「貫通体」と、「螺合体」とに該当する。
ガス栓本体VBは、可燃性ガスが流通する流通路Bfと、一対のガス管接続口Bp,Bpと、閉止部材挿入口Biと、閉止部材貫通口Boとを有している。なお、上記流通路Bfと、閉止部材挿入口Biと、閉止部材貫通口Boとが、それぞれ、特許請求の範囲に記載の「流通路」と、「他方の貫通穴」と、「一方の貫通穴」とに該当する。
一対のガス管接続口Bp,Bpは、互いに対向するように配置され、何れも、ねじ接合によりガス管Pと接続されるように構成されている。
流通路Bfは、ガス管接続口Bp,Bp間に配置され、一方のガス管Pから供給された可燃性ガスを他方のガス管Pに導出するための流路である。
閉止部材挿入口Biおよび閉止部材貫通口Boは、それぞれ、可燃性ガスの流通方向と交叉する方向に流通路Bfを隔てて開口している。閉止部材挿入口Biは、閉止部材VCを挿入するための開口であり、閉止部材貫通口Boは、閉止部材挿入口Biを介して挿入された閉止部材VCを貫通させるための開口である。
閉止部材VCは、略円柱状(略円錐台状)に形成され、軸方向と交叉する方向に沿って貫通する貫通部Chと、ガス栓本体VBに挿入される挿入端部側に形成されたねじ部Cbと、レンチ等の工具を取り付けるための工具取付部Ctとを有している。
ガス栓本体VBに対する閉止部材VCの取り付けは、
(a)閉止部材VCのねじ部Cb側を、閉止部材挿入口Biを介して挿入して閉止部材貫通口Boから突出させる、
(b)座金部材VWを介在させた状態でねじ部Cbにナット部材VNを螺合する、
(c)ねじ部Cbおよびナット部材VNを締結する、
ことによりおこなわれる。
詳しくは後述するが、本実施形態において、ねじ部Cbおよびナット部材VNの締結は、ナット部材VN側ではなく、閉止部材VC側をレンチ等の工具で締め込むことによりおこなわれるようになっている。
閉止部材VCは、工具で回転させることによって、貫通部Chを介して可燃性ガスを流通させる開位置と、その流通を停止させる閉位置との間で移動させることが可能となっている。
ナット部材VNは、閉止部材VCのねじ部Cbと螺合可能な雌ねじ部を有し、その外周部Ncが多角状(本実施形態では「6角」)に形成されている。なお、上記外周部Ncが特許請求の範囲に記載の「外周部」に該当する。
次に、本実施形態にかかる管路工事用治具1について図1、図3および図4を参照しつつ説明する。
図1、3および図4に示すように、管路工事用治具1は、被覆部材10と、固定部材20と、バッグ取付部材30とを備えている。なお、上記被覆部材10と、固定部材20と、バッグ取付部材30とが、それぞれ、特許請求の範囲に記載の「被覆部材」と、「固定部材」と、「バッグ取付部材」とに該当する。
図1、図3および図4に示すように、被覆部材10は、主に、金属部材からなり、本体部11と、回転規制部12と、蓋体部13とを有している。なお、上記回転規制部12が特許請求の範囲に記載の「回転規制部」に該当する。
本体部11は、略円柱形状を有し、その外周面の一部に一対の平坦面11A,11Aが互いに平行となるように形成されている。なお、詳しく後述するが、この一対の平坦面11A,11Aには、それぞれ、固定部材20を構成する連結板部22,22がビス等により固定されるようになっている。
また、本体部11には、上面11Bの略中央部から底面11Cに向けて貫通する貫通穴16が形成されている。貫通穴16は、大径孔部16aと、大径孔部16aよりも小径な小径孔部16bとを有し、これらは、上面11Bから底面11Cに向けて、この順で配置されている。
大径孔部16aは、その開口周面に周方向に沿って円環状の溝部17が形成されている。この溝部17には、弾性部材(例えば、ゴム部材)からなるOリング15が嵌入されるようになっている。Oリング15は、溝部17に嵌入された状態で、大径孔部16aの開口周面から突出するように配置される。なお、上記Oリング15が特許請求の範囲に記載の「シール部材」に該当する。
大径孔部16aの直径寸法は、ガス栓本体VBの閉止部材貫通口Bo側の外周面BoSの直径寸法よりも若干大きめに形成されている。大径孔部16aにガス栓本体VBの閉止部材貫通口Bo側が挿入された状態では、ガス栓本体VBの外周面BoSがOリング15内に「気密性」を有した状態で嵌入されるようになっている。
一方、小径孔部16bの直径寸法は、後述する回転規制部12の直径寸法とほぼ同じ大きさに形成されている。回転規制部12は、小径孔部16bに嵌入された状態で固定配置されるようになっている。
回転規制部12は、略円筒状に形成され、大径孔部12aと、大径孔部12aよりも小径な小径孔部12bとを有している。
大径孔部12aは、多角形状(本実施形態では「6角形状」)に形成されたナット部材VNの外周部Ncと嵌合可能の形状を有している。
蓋体部13は、略円形板形状を有し、本体部11の底面11Cに形成された小径孔部16b、および、回転規制部12の小径孔部12bを、同時に塞ぐ部材である。
蓋体部13は、本体部11および回転規制部12に、「気密性」を有した状態で溶接等により固定されるようになっている。これにより、所定圧力の可燃性ガスが、被覆部材10の上面11B側から流入したとしても、底面11C側から流出(漏出)しないようになっている。
詳しくは後述するが、固定部材20によって被覆部材10がガス栓GVに押圧固定された状態では、
・ガス栓GVのナット部材VNが、回転規制部12の大径孔部12aと小径孔部12bとの段差部分に当接した状態で、大径孔部12aと嵌合するとともに、
・ガス栓GVの外周面BoSが、「気密性」を有した状態で、Oリング15の内周面に密着(内接)する、
ようになっている。
次に、固定部材20について図1、図3および図4を参照しつつ説明する。
図1、図3および図4に示すように、固定部材20は、金属部材からなり、一対の押え部21,21と、これら押え部21,21を接続する左右一対の連結板部22,22とを有している。なお、一対の押え部21,21は、何れも、同様な構成を有しているため、以下において、一方の押え部21について説明し、必要がある場合を除き、他方の押え部21の説明を省略する。同様に、一対の連結板部22,22についても、一方の連結板部22について説明し、他方の連結板部22の説明を省略する。
押え部21は、断面略コ字形状を有し、板材を適宜折り曲げることにより形成され、ヒンジ部材23を介して、一方の連結板部22に回動自在に連結されている。ヒンジ部材23は、公知のヒンジ(蝶番)と同様な構成を有しているため、それ自体の詳しい説明は省略するが、本実施形態においても、軸部材を介して連結された一組の板材が互いに移動可能に構成されている。
また、本実施形態では、この押え部21の自由端側の折り曲げ面(他方の折り曲げ面)に、他方の連結板部22にロックするための公知のスナップ錠24が取り付けられている。
具体的に、連結板部22には、かぎ状に形成された受け部24Aが、また、押え部21には、受け部24Aに係止可能な係止アームを有する本体部24Bが、それぞれ、取り付けられている。
連結板部22は、略矩形板形状を有し、その長手方向の中央部に被覆部材10の平坦面11Aが、また、その両端部の各々に押え部21,21のヒンジ部材23,23またはスナップ錠24,24が、ボルト等により固定されている。
本実施形態では、固定部材20が上述したように構成されているため、被覆部材10(回転規制部12)にガス栓GVのナット部材VNを嵌合させた状態で、各スナップ錠24,24をロックすると、
・一対の押え部21,21が、それぞれ、ガス栓GVの両側に位置するガス管P,Pに密着固定される、
・押え部21,21がガス管P,Pに密着固定されるのにしたがって、被覆部材10がガス栓GVに押圧固定される、
ように構成されている。
次に、バッグ取付部材30について図1、図3および図4を参照しつつ説明する。
図1、図3および図4に示すように、バッグ取付部材30は、金属部材からなり、本体部30Aと、鍔部30Bとを有している。
本体部30Aは、略円筒形状を有し、その内周面の所定位置に周方向に沿って円環状の溝部30aが形成されている。この溝部30aには、弾性部材(例えば、ゴム部材)からなるOリング35が嵌入されるようになっている。Oリング35は、溝部30aに嵌入された状態で、本体部30Aの内周面から突出するように配置される。
本体部30Aの内径は、ガス栓本体VBの閉止部材挿入口Bi側の外周面BiSの直径寸法よりも若干大きめに形成されている。本体部30Aにガス栓本体VBの閉止部材挿入口Bi側が挿入された状態では、ガス栓本体VBの外周面BiSがOリング15内に「気密性」を有した状態で装着されるようになっている。
本体部30Aは、一対の支持板部51,51を介して固定部材20に固定されている。支持板部51は、断面略L字形状を有し、その一端部が本体部30Aの外周面に、また、他端部が固定部材20(押え部21)の外面に、それぞれ、溶接等により固定されている。
図4に示すように、本体部30Aは、一対の押え部21,21が各スナップ錠24,24によってロックされると、Оリング15を介してガス栓本体VBの外周面BiSに嵌挿されるようになっている。
このように、本実施形態では、管路工事用治具1がガス栓GVおよびガス管Pに固定された状態で、固定部材20およびバッグ取付部材30によってガス栓GVが強固に挟み込まれるようになっている。
このため、本実施形態では、閉止部材VCとナット部材VNとの締結状態が解除されて、閉止部材貫通口Boから可燃性ガスが流出しても、
・その圧力によって被覆部材10およびバッグ取付部材30がガス栓GVから外れてしまうことがなく、また、
・閉止部材貫通口Bo側から可燃性ガスが外部に流出してしまうことがない、
ように構成されている。
図1、図3および図4に示すように、鍔部30Bは、本体部30Aの一端部から径方向に突出するように延設されている。
詳しくは後述するが、本実施形態では、この鍔部30Bと一対の支持板部51,51との間に、後述するノーブロー作業バッグ40のガス栓側挿入部42が配置されるようになっている。なお、上記ノーブロー作業バッグ40が特許請求の範囲に記載の「ノーブロー作業バッグ」に該当する。
ここで、ノーブロー作業バッグ40について図4を参照しつつ説明する。
図4に示すように、ノーブロー作業バッグ40は、円筒状のバッグ本体41と、ガス栓GVの閉止部材挿入口Bi側に取り付けられるガス栓側挿入部42と、作業者の手を挿入する挿入口としての作業員側挿入部(図示省略)とを有している。
バッグ本体41は、例えば、透明の軟質塩化ビニルからなり、例えば、外径300mm・高さ450mmの大きさに形成されている。
バッグ本体41の下底部には、その中心部に形成された孔部を覆うように、ガス栓側挿入部42が接着剤等によって貼着されている。ガス栓側挿入部42は、例えば、直径200mmの円状の生ゴム板からなり、その中心部に直径20mm~100mm程度の孔部42aが形成されている(図4参照)。
また、バッグ本体41の上底部(図示省略)には、下底部と同様に、その中心部に形成された孔部を覆うように、作業員側挿入部(図示省略)が接着剤等によって貼着されている。この作業員側挿入部は、ガス栓側挿入部42と同様に、例えば、直径200mmの円状の生ゴム板からなり、その中心部に直径50mm~100mm程度の孔部が形成されている。
次に、管路工事用治具1を用いたガス栓GVの工事方法(管路工事方法)について図1、図3~図5を参照しつつ説明する。なお、以下においては、ガス管Pに可燃性ガスが流通している状態で、閉止部材VCを「交換」する場合を例にとって説明するが、例えば、取り外した閉止部材VCを再度取り付ける場合(例えば、閉止部材を掃除した後、再度取り付ける場合)でも、同様な作業でこれをおこなうことができるのはいうまでもない。
図5に示すように、本実施形態にかかる管路工事方法は、管路工事用治具取付工程Aと、ノーブロー作業バッグ取付工程Bと、閉止部材取外工程Cと、仮栓挿入工程Dと、閉止部材取付工程Eと、ノーブロー作業バッグ取外工程Fと、管路工事用治具取外工程Gとを備えている。なお、上記管路工事用治具取付工程Aと、閉止部材取外工程Cとが、それぞれ、特許請求の範囲に記載の「被覆部材取付工程」と、「貫通体取外工程」とに該当する。
(管路工事用治具取付工程A)
本実施形態にかかる管路工事方法は、管路工事用治具取付工程Aをおこなうことから始まる。
具体的に、管路工事用治具取付工程Aでは、図1、図3および図4に示すように、
(a)まず、被覆部材10の回転規制部12を、Oリング15を介して、ガス栓GVのナット部材VNに嵌合させる、
(b)次に、一対の押え部21,21をガス管P,Pに覆い被せた状態で、各スナップ錠24,24をロック状態にする、
といった作業をおこなう。
これにより、
・ガス栓本体VBの外周面BoS(閉止部材貫通口Bo側の外周面)およびナット部材VNが、被覆部材10によって「気密性」を有した状態で密閉(被覆)されるとともに、
・ナット部材VNの外周部Ncが、被覆部材10の回転規制部12に嵌合され、かつ、
・バッグ取付部材30が、ガス栓本体VBの外周面BiS(閉止部材挿入口Bi側の外周面)に「気密性」を有した状態で装着される、
ようになっている。
本実施形態では、上述したような管路工事用治具取付工程Aをおこなった後、次工程であるノーブロー作業バッグ取付工程Bがおこなわれるようになっている
(ノーブロー作業バッグ取付工程B)
ノーブロー作業バッグ取付工程Bでは、管路工事用治具1のバッグ取付部材30にノーブロー作業バッグ40を取り付ける作業をおこなう。
具体的に、ノーブロー作業バッグ取付工程Bでは、ガス栓側挿入部42を鍔部30Bと一対の支持板部51,51との間に位置させた状態で、ノーブロー作業バッグ40をバッグ取付部材30に取り付ける作業をおこなう。
本実施形態では、このようなノーブロー作業バッグ取付工程Bをおこなった後、次工程である閉止部材取外工程Cがおこなわれるようになっている。なお、ノーブロー作業バッグ取付工程Bをおこなった状態で、可燃性ガスの外部への不用意な流出を防止する観点から、ノーブロー作業バッグ40の内部に、次工程以降で用いられる工具(例えば、レンチ)や新たな閉止部材VC等を事前に格納しておくのが望ましい。
(閉止部材取外工程C)
閉止部材取外工程Cでは、ノーブロー作業バッグ40内において、閉止部材VCをガス栓本体VBから取り外す作業をおこなう。
具体的に、閉止部材取外工程Cでは、工具を用いて、閉止部材VCを緩め方向(例えば、反時計回り)に回転させる作業をおこなう。
本実施形態では、被覆部材10によって、ナット部材VNが嵌合されているうえ、ナット部材VNおよびその周囲(閉止部材貫通口Boの周囲)が「気密性」を有した状態で密閉されているため、
・ノーブロー作業バッグ40内で、閉止部材VCを緩み方向に回転させても、これに伴って、ナット部材VNが供回りすることがなく、
・閉止部材貫通口Boから可燃性ガスが流出しても、可燃性ガスが外部に流出してしまうことがない、
ようになっている。
さらに、本実施形態では、
・ガス栓本体VBの外周面BiSにバッグ取付部材30が「気密性」を有した状態で取り付けられているため、ノーブロー作業バッグ40に可燃性ガスが充満しても、ガス栓本体VBとバッグ取付部材30との間から可燃性ガスが流出することがなく、
・バッグ取付部材30に鍔部30Bが形成されているため、ノーブロー作業バッグ40が可燃性ガスの充満(膨張)によりバッグ取付部材30上を移動しても、その移動が鍔部30Bによって規制されるため、ノーブロー作業バッグ40が作業中に外れてしまうおそれもない。
本実施形態では、上述したような閉止部材取外工程Cをおこなった後、次工程である仮栓挿入工程Dがおこなわれるようになっている。
(仮栓挿入工程D)
仮栓挿入工程Dでは、ガス栓本体VBの閉止部材挿入口Biに、例えば、ガス不透過性のスポンジ(例えば、ゴム製のスポンジ、図示省略)を挿入(装着)する作業をおこなう。これは、新たな閉止部材VCを取り付けるまでの間において、安全性の観点から可燃性ガスの不必要な流出を抑制する必要があるからである。
本実施形態では、このような仮栓挿入工程Dをおこなった後、次工程である閉止部材取付工程Eがおこなわれるようになっている。
(閉止部材取付工程E)
閉止部材取付工程Eでは、仮栓挿入工程Dにおいて挿入したスポンジを取り外した後、新たな閉止部材VCをガス栓本体VBに取り付ける作業をおこなう。
本実施形態では、閉止部材取外工程Cにおいて閉止部材VCを取り外した状態で、ナット部材VNが被覆部材10内に残ったままとなっているため、本閉止部材取付工程Eにおいては、新たな閉止部材VCを、閉止部材挿入口Biを介して挿入して、ナット部材VNに螺合させた後、レンチ等の工具で締め込むだけでよい。
本実施形態では、このような閉止部材取付工程Eをおこなった後、ノーブロー作業バッグ取外工程Fがおこなわれるようになっている。
(ノーブロー作業バッグ取外工程F)
ノーブロー作業バッグ取外工程Fでは、バッグ取付部材30に装着されるノーブロー作業バッグ40を取り外す作業をおこなう。
本実施形態では、このようなノーブロー作業バッグ取外工程Fをおこなった後、次工程である管路工事用治具取外工程Gがおこなわれるようになっている。
(管路工事用治具取外工程G)
管路工事用治具取外工程Gでは、ロック状態にあったスナップ錠24,24を、それぞれ、アンロック状態にして、管路工事用治具1をガス管Pおよびガス栓GVから取り外す作業をおこなう。
本管路工事方法は、このような管路工事用治具取外工程Gをおこなうことで終了するようになっている。
以上のように、本実施形態では、管路工事用治具1をガス栓GVに取り付けた状態で、
・被覆部材10によってナット部材VNおよびその周囲が密閉されるため、閉止部材VCとナット部材VNとの締結状態が解除されたとしても(閉止部材VCとナット部材VNとの間に隙間が生じた場合であっても)、閉止部材貫通口Bo側から外部に可燃性ガスが流出することがなく、また、
・被覆部材10に設けられた回転規制部12によってナット部材VNの回転が規制されるため、閉止部材VCを緩め方向に回しても、これに伴って、ナット部材VNが供回りすることがない、
ように構成されている。
この点、本実施形態は、ガス栓本体VBに対する閉止部材VCの着脱作業をおこなっている間、ガス栓本体VBの閉止部材貫通口Bo側において、
・可燃性ガスの外部への流出を抑制するための処置(例えば、閉止部材貫通口Bo側をノーブロー作業バッグで覆う処置)を施す必要がなく、また、
・ナット部材VNの供回りを防止するための処置(例えば、ナット部材VNにレンチ等の工具をセットする処置)をおこなう必要もない、
ものといえる。
すなわち、本実施形態では、ナット部材VNの着脱をおこなう際、可燃性ガスの供給を停止することなく作業をおこなうことができるばかりか、ガス栓本体VBの閉止部材挿入口Bi側の作業のみで完結させることが可能なため、作業効率を飛躍的に向上させることができる。
また、本実施形態では、管路工事用治具1をガス栓GVに取り付けた状態で、固定部材20およびバッグ取付部材30によってガス栓GVが強固に挟み込まれるように構成されているため、閉止部材VCとナット部材VNとの締結状態が解除されて、閉止部材貫通口Boから可燃性ガスが流出しても、
・その圧力によって被覆部材10およびバッグ取付部材30がガス栓GVから外れてしまうことを防止することができるばかりか、
・閉止部材貫通口Bo側から可燃性ガスが外部に流出してしまうことをより確実に防止することが可能となっている。
さらに、本実施形態では、
・ガス栓本体VBの外周面BiS側にバッグ取付部材30が「気密性」を有した状態で取り付けられているため、ノーブロー作業バッグ40に可燃性ガスが充満しても、ガス栓本体VBとバッグ取付部材30との間から可燃性ガスが流出することがなく、
・バッグ取付部材30に鍔部30Bが形成されているため、ノーブロー作業バッグ40が可燃性ガスの充満(膨張)によりバッグ取付部材30上を移動しても、その移動が鍔部30Bによって規制されるため、ノーブロー作業バッグ40が作業中に外れてしまうおそれもない。
なお、本実施形態では、閉止部材VCを有するガス栓GVを例にとって説明したが、本発明は、これに限られるものではなく、流通路(本実施形態では「流通路Bf」に該当)を貫通する貫通体(本実施形態では「閉止部材VC」に該当)がボルト・ナット結合によって固定されているものであれば、その他の弁類や継手類にも適用することができ、また、このような貫通体が管体(本実施形態では「ガス管P」に該当)に直接設けられている場合にあっては、当該管体にも適用することが可能である。
また、本実施形態では、可燃性ガスが流通するガス管Pを例にとって説明したが、本発明は、これに限られるものではなく、他の流体(例えば、空気や有毒ガス等の気体、および、水や油等の液体)が流通する管体にも適用することが可能である。
さらに、本実施形態では、管路工事用治具1に、ノーブロー作業バッグ40を取り付けるためのバッグ取付部材30が設けられたものを例示したが、これを省略することも可能である。この場合、ノーブロー作業バッグ40をガス栓GVの閉止部材挿入口Biに取り付ければよい。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施形態について説明したが、この実施形態による本発明の開示の一部をなす論述および図面により、本発明は限定されるものではない。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実例および運用技術等はすべて本発明の範疇に含まれることはもちろんであることを付け加えておく。
1 管路工事用治具
10 被覆部材
11 本体部
11A 平坦面
11B 上面
11C 底面
12 回転規制部
12a 大径孔部
12b 小径孔部
13 蓋体部
15 Oリング
16 貫通穴
16a 大径孔部
16b 小径孔部
17 溝部
20 固定部材
21 押え部
22 連結板部
23 ヒンジ部材
24 スナップ錠
24A 受け部
24B 本体部
30 バッグ取付部材
30A 本体部
30a 溝部
30B 鍔部
35 Oリング
40 ノーブロー作業バッグ
41 バッグ本体
42 ガス栓側挿入部
42a 孔部
51 支持板部
PL 管路
P ガス管
GV ガス栓
VB ガス栓本体
Bf 流通路
Bp ガス管接続口
Bi 閉止部材挿入口
BiS 外周面
Bo 閉止部材貫通口
BoS 外周面
VC 閉止部材
Ch 貫通部
Cb ねじ部
Ct 工具取付部
VW 座金部材
VN ナット部材
Nc 外周部

Claims (6)

  1. 流体が流通する流通路を有する管路の工事に用いられる管路工事用治具であって、
    前記管路は、
    流体の流通方向と交叉する方向に前記流通路を隔てて貫通する一対の貫通穴と、
    一対の前記貫通穴をそれぞれ塞いだ状態で前記管路に回動自在に貫挿される貫通体と、
    前記管路に貫挿された前記貫通体の端部と螺合可能な螺合体と、を備え、
    前記管路工事用治具は、
    前記管路のうちの前記螺合体が配置される一方の前記貫通穴側を前記螺合体とともに被覆して密閉する被覆部材と、
    前記管路に対して前記被覆部材を押圧固定する固定部材と、を備え、
    前記被覆部材は、
    前記螺合体の少なくとも一部に当接して前記螺合体の回転を規制する回転規制部を有する、
    ことを特徴とする管路工事用治具。
  2. 前記管路は、管体と、前記管体に接続される管体接続部材と、を有し、
    一対の前記貫通穴、前記貫通体および前記螺合体は、前記管体接続部材に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の管路工事用治具。
  3. 前記被覆部材は、前記固定部材によって前記管路に押圧固定された状態で前記管路のうちの一方の前記貫通穴の周囲を塞ぐようにシールするシール部材を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の管路工事用治具。
  4. 前記管路工事用治具は、前記管路に固定された状態で、前記管路のうちの他方の前記貫通穴の周囲を覆うように配置され、ノーブロー作業バッグを装着することが可能なバッグ取付部材をさらに備えることを特徴とする請求項1~請求項3の何れか1項に記載の管路工事用治具。
  5. 前記螺合体は、多角状に形成された外周部を有し、
    前記回転規制部は、前記外周部と嵌合可能な形状に形成されていることを特徴とする請求項1~請求項4の何れか1項に記載の管路工事用治具。
  6. 流体が流通する流通路を有する管路を工事する管路工事方法であって、
    前記管路は、
    流体の流通方向と交叉する方向に前記流通路を隔てて貫通する一対の貫通穴と、
    一対の前記貫通穴をそれぞれ塞いだ状態で前記管路に回動自在に貫通する貫通体と、
    前記管路に貫挿された前記貫通体の端部と螺合可能な螺合体と、を備え、
    前記管路のうちの前記螺合体が配置される一方の前記貫通穴側を前記螺合体とともに被覆して密閉する被覆部材を前記管路に取り付ける被覆部材取付工程と、
    前記被覆部材取付工程をおこなった後、前記螺合体との螺合状態を解除することで前記貫通体を前記管路から取り外す貫通体取外工程と、を含み、
    前記被覆部材は、
    前記螺合体の少なくとも一部に当接して前記螺合体の回転を規制する回転規制部を有する、
    ことを特徴とする管路工事方法。
JP2018103513A 2018-05-30 2018-05-30 管路工事用治具および管路工事方法 Active JP6994432B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018103513A JP6994432B2 (ja) 2018-05-30 2018-05-30 管路工事用治具および管路工事方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018103513A JP6994432B2 (ja) 2018-05-30 2018-05-30 管路工事用治具および管路工事方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019207019A JP2019207019A (ja) 2019-12-05
JP6994432B2 true JP6994432B2 (ja) 2022-01-14

Family

ID=68767955

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018103513A Active JP6994432B2 (ja) 2018-05-30 2018-05-30 管路工事用治具および管路工事方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6994432B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7379755B1 (ja) 2023-09-29 2023-11-14 東京瓦斯株式会社 管路用治具

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001141146A (ja) 1999-11-18 2001-05-25 Sekisui Chem Co Ltd 割型管継手
KR101370537B1 (ko) 2012-06-04 2014-03-06 윤승찬 조절손잡이 회전방지장치

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6019868U (ja) * 1983-07-18 1985-02-12 幸和金属株式会社 ガスコツク
JPS60138078U (ja) * 1984-02-24 1985-09-12 大阪瓦斯株式会社 コツクの漏洩防止具
JPH045264Y2 (ja) * 1986-04-28 1992-02-14
JPH0537115Y2 (ja) * 1987-03-16 1993-09-20
JP3111339B2 (ja) * 1994-02-16 2000-11-20 新明和工業株式会社 水中ポンプのポンプケーシング

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001141146A (ja) 1999-11-18 2001-05-25 Sekisui Chem Co Ltd 割型管継手
KR101370537B1 (ko) 2012-06-04 2014-03-06 윤승찬 조절손잡이 회전방지장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019207019A (ja) 2019-12-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10088060B2 (en) Shut-off device
US4756338A (en) Pipe repair assemblies to repair pipe when fluids therein are under high pressure
US10677361B2 (en) Shut-off device
JP7175352B2 (ja) 補強用治具
JP4993977B2 (ja) 管接続部材を分岐部から取り外すための弁装置及びその取外方法
JP2007327642A (ja) 二重バルブが備わったパイプの脱着アセンブリ
JP6994432B2 (ja) 管路工事用治具および管路工事方法
US9464726B2 (en) Shut-off device for pipelines
JP6608025B2 (ja) 弁装置取付方法及び弁装置取外方法
US11255478B2 (en) Pipe repair device
JP6426892B2 (ja) 弁体撤去装置及び弁体撤去方法
JP6456097B2 (ja) 既設弁の補修方法、既設弁、補修用止水部材および弁
JP4660186B2 (ja) 継手保持部材及び継手保持部材と継手部材とからなる器具
JP2012112485A (ja) 管接続部材の脱着装置
JP5122242B2 (ja) 二重弁栓装置
JP5823273B2 (ja) 制流体保持方法及びその際に用いられる係合具
GB2259124A (en) Fitting a flow control valve into a service pipe
JP6797479B2 (ja) 漏洩防止具
JP5208686B2 (ja) 管接続部材の脱着装置
JP7379755B1 (ja) 管路用治具
EP3767149B1 (en) Pipe repair device
US20090166572A1 (en) Shut-off device
JP6738288B2 (ja) 接続部材の脱着方法及び脱着装置
JP2017101703A (ja) 閉塞装置、及び該閉塞装置を用いた管接続部材の撤去方法
JP4948208B2 (ja) 分水栓の取付部からの漏水を止める補修構造および補修方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210119

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211122

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211130

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211213

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6994432

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150