JP3111339B2 - 水中ポンプのポンプケーシング - Google Patents
水中ポンプのポンプケーシングInfo
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- discharge pipe
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Description
動される羽根車が内部に収容されて、その羽根車の回転
により流体が内部に吸引されて吐出口から吐出される水
中ポンプのポンプケーシングに関し、さらに詳述すれ
ば、分割可能な上部ケースと下部ケースとによって構成
された水中ポンプのポンプケーシングに関する。
およびステーターによって駆動される回転軸に羽根車が
取り付けられており、内部がポンプ室となったポンプケ
ーシング内にこの羽根車が配置されて構成されている。
このような水中ポンプは、下水等の汲み上げるべき流体
内に配置され、羽根車が回転されることにより、ポンプ
ケーシング内部のポンプ室内に流体が吸引されて、ポン
プケーシングに設けられた吐出口から流体が吐出される
ようになっている。
た、メンテナンスを容易にするために、実開平5−75
497号公報に開示されているように、分割可能になっ
た合成樹脂製の上部ケースおよび下部ケースをボルトに
よって一体的に連結したポンプケーシングが開発されて
いる。
すように、上部ケース81に、上方に向かって開口した
吐出口82が設けられており、この吐出口82の周囲
に、吐出管90が取り付けられた吐出管取付用フランジ
83が、複数のボルト84によって取り付けられるよう
になっている。吐出口82の周囲には、吐出管取付用フ
ランジ83を上部ケース81に取り付ける各ボルト84
がそれぞれ挿入される複数のボルト孔85が、上部ケー
ス81を上下方向に貫通するように設けられている。
ボルト84にネジ結合するナット86が嵌入されるナッ
ト収容室87が形成されている。このナット収容室87
は、六角柱状等のナット86が回転しないように、ナッ
ト86に整合した多角柱状に形成されている。
ス81にボルトによって連結された下部ケース88が配
置されており、この下部ケース88によってナット収容
室87の下端開口が閉塞されている。
では、上部ケース81に設けられたナット収容室87内
に、ナット86を予め収容した状態で、上部ケース81
と下部ケース88とがボルトによって締結される。この
ような状態で、吐出管取付用フランジ83が上部ケース
81上にパッキング92を介して配置され、吐出管取付
用フランジ83に設けられボルト孔89、上部ケース8
1に設けられたボルト孔85にボルト84が挿入され
て、ボルト84を回転させることにより、ボルト84と
ナット収容室87内に収容されたナット86とがネジ結
合される。これにより、吐出管取付用フランジ83が上
部ケース81に取り付けられる。
ポンプのポンプケーシングでは、水中ポンプを下水等の
流体内に配置する際、あるいは、流体内に配置された水
中ポンプをメンテナンスする際に、吐出管取付用フラン
ジ83を上部ケース81に取り付ける各ボルト84を外
した状態にしておくと、図6に示すように、下水等に浮
遊する異物91が、上部ケース81のボルト孔85内に
進入するおそれがある。ボルト孔85の下端部は、下部
ケース88によって閉塞された状態になっているため
に、ボルト孔85内に進入した異物91はボルト孔85
から抜け出ることができない。このような状態で、吐出
管取付用フランジ83を取り付けるために、ボルト孔8
5にボルト84を挿入して回転させても、ボルト84と
ナット86とが強固に締結されず、上部ケース81と吐
出管取付用フランジ83とが水密状態に密着されず、両
者の間から漏水するおそれがある。
8によって閉塞されているために、上部ケース81と吐
出管取付用フランジ83とを締結するためのボルト84
の長さが、ナット86から下方に延出しない長さに制限
される。すなわち、ナット86の下方に延出し得る長さ
のボルト84を使用すると、ボルト84およびナット8
6によっては、上部ケース81と吐出管取付用フランジ
83とを強固に密着させることができず、やはり、両者
の間から漏水するおそれがある。
であり、その目的は、吐出管を取り付けるために上部ケ
ースに設けられたボルト孔内に異物が進入しても、その
異物が容易に除去される水中ポンプのポンプケーシング
を提供することにある。本発明の他の目的は、上部ケー
スに吐出管を取り付ける際のボルトが長くても、漏水が
生じることなく確実に吐出管を取り付けることができる
水中ポンプのポンプケーシングを提供することにある。
ンプケーシングは、駆動部によって回転駆動される羽根
車が内部に収容されており、内部のポンプ室内に流体を
吸引して吐出口から吐出する水中ポンプのポンプケーシ
ングであって、前記吐出口が上方に向かって開口するよ
うに設けられており、その吐出口の周囲に、吐出管を取
り付けるためのボルトが挿通するボルト孔が上下方向に
沿って設けられるともに、そのボルト孔の下端部に、ボ
ルト孔内に挿通されるボルトにネジ結合されるナットが
回転しないように収容されるナット収容室が設けられた
上部ケースと、この上部ケースの下側にボルト止めされ
て一体化されており、上部ケースに設けられたボルト孔
と連通するとともに下方の外部に連通するように上下方
向に沿って設けられた貫通孔を有する下部ケースと、を
具備することを特徴とするものであり、そのことにより
上記目的が達成される。
上部ケースの吐出口の周囲に設けられたボルト孔内にボ
ルトが挿入されて、ボルト孔の下端部に設けられたナッ
ト収容室内のナットにネジ結合されることにより、上部
ケースに吐出管が取り付けられる。上部ケースのボルト
孔内に異物が進入しても、下部ケースに設けられた貫通
孔が、そのボルト孔に連通し、しかも、下部ケースの外
部にも連通した状態になっているために、ボルト孔内の
異物は、挿入されるボルトによって除去される。
に説明する。
部破断側面図である。この水中ポンプは、例えば、汚
物、異物等を含む下水を汲み上げるために使用される。
この水中ポンプは、内部に羽根車11が配置された下部
のポンプケーシング10と、このポンプケーシング10
の上方に配置された駆動部20とを有している。
筒状のステーターケーシング21と、このステーターケ
ーシング21の軸心部を挿通する回転軸23に取り付け
られたローター22と、ローター22を取り囲むように
ステーターケーシング21に取り付けられたステーター
24とを有している。
ラケット25が嵌合されている。このブラケット25
は、回転軸23の周囲において、下方のポンプケーシン
グ10の上面とは適当な空間が形成されている。回転軸
23は、ブラケット25を挿通して、ブラケット25と
ポンプケーシング10との間の空間を通り、ポンプケー
シング10内に延出している。回転軸23は、軸受け2
6によってブラケット25に回転可能に支持されてい
る。
は、内部に電気系統が収容されたモートルカバー28が
取り付けられている。
脂によって構成された上部ケース12と、下部ケース1
3とを有しており、上部ケース12および下部ケース1
3は上下に分割可能になっている。
21の底面に嵌合されたブラケット25とは、回転軸2
3の周囲に適当な空間が形成されており、上部ケース1
2の周縁部とブラケット25の周縁部とが、ボルト29
によって連結されている。ブラケット25と上部ケース
10との間には、回転軸23の周囲をシールするメカニ
カルシール27が取り付けられている。
挿通して、上部ケース12の内部に進入しており、上部
ケース12内に位置する回転軸23の下端部に羽根車1
1が取り付けられている。
った円筒状をしており、上部ケース12と一体になった
下部ケース13とともに、内部にポンプ室19を形成し
ている。上部ケース12と下部ケース13とは、パッキ
ング18を間に挟んだ状態で、ボルト16aおよびナッ
ト16bによって一体的に連結されている。上部ケース
12および下部ケース13は、外方に延出した吐出管取
付部12aおよび13aをそれぞれ有しており、各吐出
管取付部12aおよび13a内には、ポンプ室19に連
通する吐出路14(図2参照)が形成されている。
対向して、吸引口15が形成されており、また、周方向
の複数箇所には、下部ケース13の底面を持ち上げる脚
部17が設けられている。
ある。図2に示すように、上部ケース12の吐出管取付
部12aは、上面に開口する吐出口12bが設けられて
いる。この吐出口12bは、吐出管取付部12a内の吐
出路14に連通している。
付用ブラケット30が取り付けられている。図3は、こ
の吐出管取付用ブラケット30の平面図である。図2お
よび図3に示すように、吐出管取付用ブラケット30
は、中央部に吐出管40がネジ結合される雌ネジ部31
が設けられており、この雌ネジ部31に、吐出管40の
端部外周面に形成された雄ネジ部41がネジ結合され
る。
31の各側方に、ボルト孔32がそれぞれ形成されてお
り、図2に示すように、上部ケース12における吐出管
取付部12aには、吐出管取付用ブラケット30の各ボ
ルト孔32にそれぞれ対応した、一対のボルト孔12c
が設けられている。各ボルト孔12cは、上部ケース1
2における吐出管取付部12aを上下に挿通しており、
その下端部に、ナット52が収容されるナット収容室1
2dが形成されている。このナット収容室12dは、内
部に収容された多角柱状のナット52が回り止めされる
ように、そのナット52と同様の多角柱状になってい
る。
aにも、各上部ケース12における各ボルト12cに整
合した貫通孔13cが設けられている。各貫通孔13c
は、下部ケース13を上下方向に貫通しており、各ボル
ト孔12cと同心状態で連通するとともに、下部ケース
13の下方にも連通している。
ス12との間にパッキング54を介在させた状態で、各
ボルト孔31、および各ボルト12c内にそれぞれボル
ト51が挿入されて、ナット収容室12d内に配置され
たナット52にネジ結合されることにより、上部ケース
12に連結される。
0によって回転軸23が回転されると、ポンプケーシン
グ10内に配置された羽根車11が回転される。これに
より、吸引口15からポンプケーシング10の周囲の流
体がポンプ室19内に流入し、ポンプ室19内を渦流と
なって通過して、吐出路14および吐出口12bを通っ
て吐出管40に吐出される。
および下部ケース13に分割可能になっており、上部ケ
ース12および下部ケース13がボルト16aおよび1
6bによって一体的に連結されて組み立てられる。上部
ケース12と下部ケース13との組み立てに際しては、
上部ケース12の吐出管取付部12aに設けられたナッ
ト収容部12d内に、予め、ナット52が収容されてい
る。
ス12に取り付けられる。吐出管40の取付は、まず、
吐出管取付用フランジ30が上部ケース12上にパッキ
ング54を介して載置され、吐出管取付用フランジ30
に設けられボルト孔32、上部ケース12に設けられた
ボルト孔12cにボルト51が挿入されて、挿入された
ボルト51を回転させることにより、ボルト51とナッ
ト収容室12d内に収容されたナット52とがネジ結合
される。これにより、吐出管取付用フランジ30が上部
ケース12に取り付けられる。
30の雌ネジ部31に吐出管40の雄ネジ部41が嵌合
されて、吐出管40が上部ケース12に取り付けられ
る。
部ケース12に設けられたボルト孔12c内に異物が進
入しても、その異物は、ボルト孔12cとは連通状態に
なった下部ケース13の貫通孔13c内を通って、下部
ケース13の下方へと退出される。その結果、ボルト5
1とナット52との締結がボルト孔12c内に進入した
異物によって阻害されるおそれがない。
延出するような長さを有している場合の上部ケース12
と吐出管取付用フランジ30との締結状態を示す断面図
である。このようにボルト51がナット52から下方に
延出しても、ナット52から延出したボルト51の下端
部は、貫通孔13c内に進入するために、上部ケース1
2と吐出管取付用フランジ30とは、パッキング54を
挟んで相互に密着するように強固に圧接され、両者の間
から漏水するおそれもない。
は、このように、吐出管を取り付けるためのボルトが挿
入されるボルト孔内に異物が進入しても、その異物は、
下部ケースに設けられた貫通孔より排出されるために、
吐出管と上部ケースとの取付部分が異物によって緩く締
結されるおそれがなく、その取付部分から漏水するおそ
れがない。また、ボルトが長い場合にも、余った部分が
下部ケースの貫通孔内に進入するために、上部ケースと
吐出管との取付部分が確実に締結される。
の一例を示す一部破断側面図である。
用フランジの平面図である。
おける断面図である。
の要部の断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 駆動部によって回転駆動される羽根車が
内部に収容されており、内部のポンプ室内に流体を吸引
して吐出口から吐出する水中ポンプのポンプケーシング
であって、 前記吐出口が上方に向かって開口するように設けられて
おり、その吐出口の周囲に、吐出管を取り付けるための
ボルトが挿通するボルト孔が上下方向に沿って設けられ
るともに、そのボルト孔の下端部に、ボルト孔内に挿通
されるボルトにネジ結合されるナットが回転しないよう
に収容されるナット収容室が設けられた上部ケースと、 この上部ケースの下側にボルト止めされて一体化されて
おり、上部ケースに設けられたボルト孔と連通するとと
もに下方の外部に連通するように上下方向に沿って設け
られた貫通孔を有する下部ケースと、 を具備することを特徴とする水中ポンプのポンプケーシ
ング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06019565A JP3111339B2 (ja) | 1994-02-16 | 1994-02-16 | 水中ポンプのポンプケーシング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06019565A JP3111339B2 (ja) | 1994-02-16 | 1994-02-16 | 水中ポンプのポンプケーシング |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07224786A JPH07224786A (ja) | 1995-08-22 |
JP3111339B2 true JP3111339B2 (ja) | 2000-11-20 |
Family
ID=12002825
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06019565A Expired - Lifetime JP3111339B2 (ja) | 1994-02-16 | 1994-02-16 | 水中ポンプのポンプケーシング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3111339B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6448343B2 (ja) * | 2014-12-12 | 2019-01-09 | 株式会社川本製作所 | ポンプケーシング及びポンプ装置 |
JP7051356B2 (ja) * | 2017-10-06 | 2022-04-11 | 株式会社川本製作所 | ポンプケーシング、ポンプ装置及び金型 |
JP6994432B2 (ja) * | 2018-05-30 | 2022-01-14 | 東京瓦斯株式会社 | 管路工事用治具および管路工事方法 |
-
1994
- 1994-02-16 JP JP06019565A patent/JP3111339B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07224786A (ja) | 1995-08-22 |
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