JPH10132181A - バイパス形成方法 - Google Patents

バイパス形成方法

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Publication number
JPH10132181A
JPH10132181A JP28943096A JP28943096A JPH10132181A JP H10132181 A JPH10132181 A JP H10132181A JP 28943096 A JP28943096 A JP 28943096A JP 28943096 A JP28943096 A JP 28943096A JP H10132181 A JPH10132181 A JP H10132181A
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JP
Japan
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bypass
saddle
conduit
branch pipe
branch
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Application number
JP28943096A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Ishikawa
哲夫 石川
Hiroshi Shimizu
博 清水
Junichi Kuratani
純一 倉谷
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Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L41/00Branching pipes; Joining pipes to walls
    • F16L41/04Tapping pipe walls, i.e. making connections through the walls of pipes while they are carrying fluids; Fittings therefor

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリエチレン製導管の複数箇所に各々枝管を
設け、枝管同士を連通するバイパス経路を形成するバイ
パス形成方法において、バイパス管を枝管から取り去っ
て、枝管のみが導管上に残された状態になった時に、枝
管が導管の径方向外向きに余り大きく突出せず、従っ
て、同部分を一旦埋設した後で再掘削する際に、掘削用
器具が接触して枝管に損傷を与えたりする可能性が少な
く、安心して実施可能な方法を提供する。 【解決手段】 枝管を設けるに、サドル部32とそのサ
ドル部から直角に延びた一口枝管部34とで構成された
ポリエチレン製サドル継手30を準備して、そのサドル
部を導管300の外壁に気密状に融着し、一口枝管部3
4を通して導管に貫通孔を設けた後、複数の一口枝管部
同士をバイパス管20で連通連結することにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料ガス流通用の
ポリエチレン製導管の複数箇所に各々枝管を設け、前記
枝管同士を連通するバイパス経路を形成するバイパス形
成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のポリエチレン製導管に対す
るバイパス形成方法としては、図8に例示されたよう
に、ポリエチレン製導管300の複数箇所に設ける枝管
として、ポリエチレン製のサービスチー10,10’
(これらのサービスチーには、一本の第1枝管12,1
2’の途中に、これに対して直角に延びた第2枝管1
8,18’が取り付けられた、二口枝管が設けられてい
る)を準備して、これらをポリエチレン製導管300の
外壁に気密状に融着し、サービスチー10の二口枝管部
の内のポリエチレン製導管300の軸芯に直交している
第1枝管12の開口部を介してポリエチレン製導管30
0に連通用の貫通孔を設けた後、第2枝管18,18同
士を、バイパスホース20で連通状態にする方法が知ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の方法で
は、一旦バイパスホース20を取り付けた後で、図9に
示すように、再びバイパスが不要となって、バイパスホ
ース20をサービスチー10,10から取り去って、各
開口部を閉鎖したサービスチー10,10のみをポリエ
チレン製導管300上に残す場合に、サービスチーの形
状的特徴(サドル部から直角に一本の第1枝管が延びて
おり、その第1枝管がそれ自身の途中に第1枝管に対し
て直角に延びた第2枝管を備えており、全体として二口
枝管となっているという形状的特徴を指す)のために、
サービスチー10,10’の第1と第2枝管12,1
2’,18,18’がポリエチレン製導管300の径方
向外向きに大きく突出しており(図9に示すように、バ
イパス管20の取り付け時から、第1枝管12,12’
の開口部に融着されているEFキャップ17,17’
と、バイパスホース20の除去後に、第2枝管18,1
8’の開口部に融着されるEFキャップ19,19’の
ために、前記突出量はさらに大きくなる)、同部分を一
旦埋設した後で再掘削する際に、掘削用の器具(バック
ホー等)が接触してサービスチー10に損傷を与える可
能性が高く、そのために前記バイパス工事を安心して実
施し難いという欠点があった。本発明の目的は、上に例
示した従来方法に見られる上記欠点に鑑み、バイパス管
を枝管から取り去って、枝管のみが前記ポリエチレン製
導管上に残された状態になった時に、その枝管が前記ポ
リエチレン製導管の径方向外向きに余り大きく突出して
おらず、したがって、同部分を一旦埋設した後で再掘削
する際に、掘削用の器具(バックホー等)が接触して枝
管に損傷を与えたりする可能性が少なく、したがって、
より安心して実施可能なバイパス形成方法を提供するこ
とにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るバイパス形成方法では、前記枝管を設
けるに、サドル部32とそのサドル部32から直角に延
びた一口枝管部34とで構成されたポリエチレン製サド
ル継手30を準備して、前記サドル部32を前記ポリエ
チレン製導管300の外壁に気密状に融着し、前記一口
枝管部34を通して前記ポリエチレン製導管300に連
通用の貫通孔を設けた後、前記複数の前記一口枝管部3
4,34同士をバイパス管20を介して連通連結するこ
とを特徴構成としている。尚、特徴構成の説明におい
て、図面との対照を便利にするために符号を記すが、該
記入により本発明は添付図面の構成に限定されるもので
はない。
【0005】〔発明の効果〕上記の特徴構成のために、
本発明に係るバイパス形成方法では、枝管として用いる
ポリエチレン製サドル継手が、サドル部とそのサドル部
から直角に延びた比較的短い枝管部とで構成されている
という形状的特徴を有する。したがって、バイパス管を
接続した後に、再びバイパスが不要となったために、バ
イパス管を枝管から取り去って、枝管のみが前記ポリエ
チレン製導管上に残された状態になった時に、枝管が前
記ポリエチレン製導管の径方向外向きに余り大きく突出
しておらず、したがって、同部分を一旦埋設した後で再
掘削する際に、掘削用の器具(バックホー等)が接触し
て枝管に損傷を与える可能性が少ないという独特の作用
が生じる。そのために、より安心して実施可能なバイパ
ス形成方法を提供することができるという特有の効果が
生じる。
【0006】
【発明の実施の形態】ここでは、低圧の呼び径150A
のポリエチレン製ガス導管の1箇所を、バイパスを形成
することによって、活管状態で補修する作業を例にとっ
て、本発明に係るバイパス形成方法の実施形態について
説明する。尚、バイパスを形成するための一連の作業の
内、バイパス管を接続する直前までの準備作業は、補修
必要箇所を挟んだ2箇所で、すなわち補修必要箇所を中
心線と見立てた左右対称状に行われるが、簡略化のため
に適宜前記2箇所の内の片側のみ(原則として左側の箇
所)を示す。
【0007】(各作業工程) 〔バイパス管の取り付け〕 〈1〉図1−イは、ポリエチレン製導管300であり、
その内の1箇所(X)は補修必要箇所を示す。 〈2〉ポリエチレン製導管300の外周面上の補修必要
箇所(X)を挟む2箇所にバイパス用のサドル継手30
(サドル継手30は、ポリエチレン製導管300の外周
面にフィットする内面形状を持ったポリエチレン製のサ
ドル部32と枝管部34からなり、サドル部32の内部
には通電によってジュール熱を発生する発熱体が埋め込
まれており、外部には前記発熱体に電流を流すための端
子36,36が突設されている)を当てつけ、横向きに
融着する(図1−ロを参照)。 〈3〉発泡剤で融着部の気密状態を確認した後、融着さ
れたサドル継手30の枝管部34の内周面内にコールド
タップ40を、操作ハンドル46によってタッピングし
ながら横向きにポリエチレン製導管300に向けて螺進
して行き、ポリエチレン製導管300の外周面に径が5
0Aの貫通孔を一つ穿孔する(図1−ロを参照)。ここ
で、コールドタップ40は、最下部に環状の刃先を持つ
ステンレス鋼製で円筒状のホールソー42と、ホールソ
ー42を支持しつつ、タッピング能力を持ったオネジ部
44、およびオネジ部44をホールソー42と共に回転
操作するためのハンドル部46を備えている。 〈4〉予め気密ストッパ50を内部に納めた透明なノー
ブローバッグ(図示せず)を、融着されたサドル継手3
0の全体を覆うように、サドル継手30のサドル部32
に取り付ける。 〈5〉前記ノーブローバッグ内でサドル継手30からコ
ールドタップ40を徐々に除去し、代わりに気密ストッ
パ50をサドル継手30の枝管部34の内面に(前記
〈3〉の工程によって)形成されたメネジ部35に螺着
し、気密ストッパ50の先端に設けられたシールゴム5
4が前記穿孔された貫通孔の縁部に押し付けられるまで
螺進させて前記貫通孔を遮断する(図1−ハを参照)。
引き続き、前記ノーブローバッグをサドル部32から取
り外す。ここで、気密ストッパ50は、サドル継手30
のメネジ部35と螺着可能なオネジ部のある硬質樹脂製
のストッパ本体52と、ストッパ本体52に支持された
弾性ゴム製のシール部54を備えており、気密ストッパ
50は、ストッパ本体52の上面に形成されている異形
開口部に金属製などの操作具56を相対回転不能に係止
して、作業者がこの操作具56のハンドルを握って操作
することで、サドル継手30の内面に形成されたメネジ
部35内を螺進させることができる。サドル継手のサド
ル部が対象導管に融着されており、対象導管に適切な径
の貫通孔が形成されている時、気密ストッパ50を螺進
して行けばシール部54が前記貫通孔の周縁部に押し付
けられることによって前記貫通孔を気密状に閉鎖するこ
とができる。 〈6〉予め内部に今度はバイパス治具60を納めたノー
ブローバッグを、サドル継手30の全体を覆うように、
サドル部32に取り付ける。ここで、バイパス治具60
は、短管部と長管部とが連通状に直角に連結された概し
てL字状の継手部材の一種であり、前記短管部の先端に
設けられたシール型のクランプ部62によって、サドル
継手30の枝管部34を外嵌、締め付けすることによっ
て、サドル継手30と気密状、かつ連通状態に接続可能
であり、一方、前記長管部の先端にはカムロック機構6
4やOリングが設けられており、ここにバイパスホース
等を気密状、かつ連通状態に接続可能である。また、バ
イパス治具60には内部の連通状態を遮断可能なメイン
コック65が設けられており、さらに、下部ホースコッ
ク66と上部ホースコック67とが、各々、メインコッ
ク65を挟むように設けられている。
【0008】〈7〉前記ノーブローバッグ内でサドル継
手30から気密ストッパ50を徐々にゆるめて除去し、
代わりに、バイパス治具60の下部ホースコック66、
上部ホースコック67、および、メインコック65が閉
鎖されていることを確認後、バイパス治具60のクラン
プ部62をサドル継手30の外周に接続する(図2−ニ
を参照)。引き続き、前記ノーブローバッグをサドル部
32から取り外す。 〈8〉左右のバイパス治具60,60が双方とも取り付
け終了したら、バイパス治具60の上端に設けられたカ
ムロック64を利用して、左右のバイパス治具60,6
0同士をバイパスホース20(バイパス管の一例)で接
続する(図2−ホを参照)。バイパスホース20は、燃
料ガスを透過させない柔軟な材質で形成されたホースで
あり、その両端にはカムロック機構64と気密状に接続
可能な金属製の連結部が設けられている。 〈9〉上流側のバイパス治具60メインコック65を徐
々に開き、下流側のバイパス治具60の上部ホースコッ
ク67とメインコック65を利用してバイパスホース2
0内のエアーをエアーパージする。また、下部ホースコ
ック66からもエアパージする。エアーが完全に追い出
されたことを確認するために、上部ホースコック67及
び下部ホースコック66から気体を採取して点火確認
し、その後、下流側のメインコック65を開く。 〈10〉バイパス治具60,60、及びバイパスホース
20からのガス漏洩が無いことを確認する。 〈11〉バイパス治具60,60の各ホースコックに水
中ゲージ(図示せず)を取り付け、ガス供給圧が基準値
を上回っていることを確認をする。
【0009】〔ガスの遮断〕 〈12〉ポリエチレン製導管300の外周面上の補修必
要箇所(X)を挟む2箇所で、バイパス用のサドル継手
30,30の各内側に隣接した位置にガス遮断用のサド
ル継手31,31(これらは実質的にサドル継手30と
同形状)を上向きに融着する(図3−ヘを参照)。 〈13〉発泡剤で融着部の気密状態を確認した後、融着
されたサドル継手31の枝管部34’の内周面にコール
ドタップ40’(コールドタップ40と同一物で良い)
を、操作ハンドル46’によってタッピングしながら下
向きに螺進せしめ、ポリエチレン製導管300の外周面
に径が50Aの貫通孔を一つ穿孔する(同じく、図3−
ヘを参照)。 〈14〉予め内部に気密ストッパ50を納めた透明なノ
ーブローバッグ(図示せず)を、融着されたサドル継手
31の全体を覆うように、サドル継手31のサドル部3
2’に取り付ける。 〈15〉前記ノーブローバッグ内でサドル継手31から
コールドタップ40’を徐々に除去し、代わりに気密ス
トッパ50’(気密ストッパ50と同一形状で良い)を
サドル継手31の枝管部34’の(前記〈13〉の工程
で形成された)メネジ部35’に螺着し、気密ストッパ
50の先端に設けられたシールゴム54’が前記穿孔さ
れた貫通孔の縁部に押し付けられるまで螺進させて前記
貫通孔を遮断する(図3−トを参照)。引き続き、前記
ノーブローバッグをサドル部32’から取り外す。
【0010】〈16〉予め内部に今度は二つのガスバッ
グ80,80(ポリエチレン導管用のパラソル型ガスバ
ッグ)を納めたノーブローバッグ(図示せず)を、サド
ル継手31の全体を覆うように、サドル部32’に取り
付ける。ここで、ガスバッグ80は、パラソルバッグ部
82と、パラソルバッグ部82に連通状に接続されたや
はりゴム製の給気チューブ86を備えている。パラソル
バッグ部82は気密状に形成されており、パラソル状に
細長く折り畳むことが可能で、このように折り畳まれた
状態のパラソルバッグ部82を対象導管内に導管の長手
方向に沿って挿入後、給気チューブ86からエアー等を
送り込んでパラソルバッグ部82を膨張変形させると、
パラソルバッグ部82の中央部が対象導管の内面に密着
して同導管内の燃料ガスの流通を遮断することができる
(ガスバッグはノーブローバッグに納める前に状態を点
検し、誘導用のピアノ線を内部に挿入しておく)。 〈17〉前記ノーブローバッグ内で気密ストッパ50を
徐々にゆるめてサドル継手31から除去し、代わりにピ
アノ線で誘導しながらガスバッグ80,80を一つずつ
サドル継手31から左右に振り分けて、ポリエチレン製
導管300の内部に導管の軸芯に沿うように挿入する
(図4−チを参照)。
【0011】〈18〉図4−リに示すように、放出管9
0を、サドルアダプタ100を利用してサドル継手31
の端部に外嵌させて気密状に接続する(この時、ガスバ
ッグ80,80の給気チューブ86,86の遊端側を、
放出管90の直管部94から外部に出しておく)。次
に、ゴム栓96で直管部94を閉鎖する(この時、図5
−ヌに示すように給気チューブ86,86の前記遊端側
を、各々ゴム栓96の一対の貫通孔から外部に出す)。
ここで、放出管90は、図5−ヌに示すように、いずれ
も開放された上端と下端を有する直管部94と、直管部
94の中央部付近からエルボを介して上方に長く延びた
放出管本体92を備えている。直管部94の下端の外周
にはオネジが形成されており、一方上端の内面は、2本
の給気チューブ86を受け入れる貫通孔を有するゴム栓
96が内嵌されるように滑らかな面を備えている。ま
た、放出管本体92の中間には内部のガス流通を遮断可
能なメインコック97が設けられており、メインコック
97の直前には内部のガス圧をチェックするためのマノ
メータ98が接続されている。放出管90はサドルアダ
プタ100を介してサドル継手30,31に接続可能で
あるが、このサドルアダプタ100は主に、下部にフラ
ンジ部104を、上部にメネジ部106を有する概して
円筒状のアダプタ本体102と、フランジ部104と係
合したまま、サドル継手31の枝管部34’の外周を締
め付け固定した連結状態とそこから開放された開放姿勢
の間で揺動可能なクランプ部108の2部材からなり、
メネジ部106には、放出管90の直管部94の下端を
気密状に螺着可能である。 〈19〉給気チューブ86を介して管外からエアーを送
り込んで、最も上流側と最も下流側のガスバッグ80,
80を規定圧に膨張させた上で、ピンチコックで給気チ
ューブ86を閉じ、引き続き、放出管90のメインコッ
ク97を開放して、前記ガスバッグ80,80に挟まれ
た管内箇所のガスを放出させる。 〈20〉残された内側に配置された二つのガスバッグ8
0,80を規定圧に膨張させた上で、ピンチコックで給
気チューブ86を閉じる(図5−ヌを参照)。次に、放
出管80のメインコック97を閉じてマノメータ98と
サドルアダプタ100内を連通させて、ガスバッグ80
を越えて流れる越しガスの圧が微量であることをマノメ
ータ98の水柱で確認する。微量でないことが判れば、
これが微量となるまで、ガスバッグ80の挿入し直しを
行ったり、ガス遮断用のサドル継手を追加して融着し、
遮断用孔を増やすなどの工夫を行う。
【0012】〔導管の切断〕 〈21〉ポリエチレン製導管300の補修必要箇所
(X)を挟む2箇所の外周面を清掃し、カッター等で切
断を行う(図6−ルを参照)。引き続き、切断によって
生じた2箇所の管端部を仮栓305で閉鎖する。
【0013】〔連絡およびガス遮断用のサドル継手の処
理〕 〈22〉仮栓305を除去し、ポリエチレン製導管30
0の前記管端部付近の外周面をスクレープ後、アセト
ン、アルコール等で清浄にし、一対のソケット320,
320を外嵌させた健全なポリエチレン製導管310を
前記切断箇所同士に当てがい、ソケット320,320
を横向きに移動させてポリエチレン製導管300,30
0とポリエチレン製導管310との間に融着する(図6
−ヲを参照)。 〈23〉予め内部にシール栓120を納めたノーブロー
バッグ(図示せず)をサドル継手31のサドル部32’
に取り付けるべく準備しておく。ここで、シール栓12
0はポリウレタン発泡体製の円錐台形の遮断栓である。 〈24〉上流側の放出管90のメインコック97を閉鎖
し、引き続き最下流側のガスバッグ80以外のガスバッ
グ80を収縮させて、ポリエチレン製導管310内のエ
アーをパージする。エアーが完全に追い出されたことを
確認するために、下流側の遮断部から気体を採取して点
火確認する。
【0014】〈25〉放出管90をサドルアダプタ10
0と共に除去し、前記ノーブローバッグ内でガス遮断用
のサドル継手31から全てのガスバッグ80を抜き取
り、引き続いて、ノーブローバッグをサドル継手31の
取り付ける。ここで、シール栓120をサドル継手31
の枝管部34’内に指でねじ込み、次に、前記ノーブロ
ーバッグを除去後、サドル継手用シール栓挿入治具13
0でシール栓120をサドル継手用シール栓挿入治具1
30のストッパがサドル継手31の枝管部34’と接当
するまで徐々に押し込むことにより、サドル継手30,
31の枝管部34,34’に挿入し、サドル継手30,
31からのガス流出を仮止めする(図7−ワを参照)。 〈26〉前記シール栓120の収納された状態のサドル
継手31の枝管部34’にEFキャップ140を外嵌し
(図7−カを参照)、気密状に融着し、同融着部からの
漏洩の無いことを発泡剤、またはガス検知器で確認す
る。ここで、EFキャップ140は、サドル継手30,
31の枝管部34,34’に外嵌可能な遮断用具で、内
部に発熱体が埋め込まれており、外部に突設された端子
間に通電すると前記発熱体が発熱して、前記枝管部と気
密状に熱融着される。
【0015】〔バイパス用のサドル継手の処理〕 〈27〉上流と下流のバイパス治具60,60のメイン
コック66を閉鎖後、カムロック64を解除してバイパ
スホース20をバイパス治具60,60から除去する。 〈28〉予め内部にシール栓120を納めたノーブロー
バッグ(図示せず)を、バイパス治具60に被せ、引き
続きサドル継手30のサドル部32に取り付ける。 〈29〉前記ノーブローバッグ内でバイパス治具60を
徐々にサドル継手30から除去し、代わりにシール栓1
20をサドル継手30の枝管部34内に指でねじ込み、
次に、前記ノーブローバッグを除去後、サドル継手用シ
ール栓挿入治具130でシール栓120をサドル継手用
シール栓挿入治具130のストッパがサドル継手30と
接当するまで徐々に押し込む。 〈30〉前記シール栓120の収納された状態のサドル
継手30の枝管部34をスクレープ後、清浄にして、そ
こにEFキャップ140’を外嵌し、気密状に融着し
(図7−ヨを参照)、同融着部からの漏洩の無いことを
発泡剤、またはガス検知器で確認する。
【0016】〔別実施形態〕図10に示すように、バイ
パス用サドル継手30にバイパスホース20を接続する
ための手段としては、バイパス治具60を使用する代わ
りに、例えばサドルアダプタ100’、メカバルブチー
150、およびエルボ160を組み合わせて利用しても
良い。図10でも、遮断用サドル継手31を介して放出
管90が接続されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るバイパス形成方法の各工程を示す
略図
【図2】本発明に係るバイパス形成方法の各工程を示す
略図
【図3】本発明に係るバイパス形成方法の各工程を示す
略図
【図4】本発明に係るバイパス形成方法の各工程を示す
略図
【図5】本発明に係るバイパス形成方法の各工程を示す
略図
【図6】本発明に係るバイパス形成方法の各工程を示す
略図
【図7】本発明に係るバイパス形成方法の各工程を示す
略図
【図8】従来のバイパス形成方法を示す略図
【図9】図8のバイパスを除去した状態を示す略図
【図10】図4の別実施形態を示す略図
【符号の説明】
20 バイパスホース 30 サドル継手 32 サドル部 60 バイパス治具 80 ガスバッグ 90 放出管 100 サドルアダプタ 300 ポリエチレン製導管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料ガス流通用のポリエチレン製導管の
    複数箇所に各々枝管を設け、前記枝管同士を連通するバ
    イパス経路を形成するバイパス形成方法であって、 前記枝管を設けるに、サドル部とそのサドル部から直角
    に延びた一口枝管部とで構成されたポリエチレン製サド
    ル継手を準備して、前記サドル部を前記ポリエチレン製
    導管の外壁に気密状に融着し、前記一口枝管部を通して
    前記ポリエチレン製導管に連通用の貫通孔を設けた後、
    前記複数の前記一口枝管部同士をバイパス管を介して連
    通連結するバイパス形成方法。
JP28943096A 1996-10-31 1996-10-31 バイパス形成方法 Pending JPH10132181A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100721968B1 (ko) * 2006-08-28 2007-05-25 (주) 엘앤티 활관 보수를 위한 바이패스방식 충전 장치
JP2019060432A (ja) * 2017-09-27 2019-04-18 積水化学工業株式会社 計器取付部材、および計器の取付方法
JP2020186558A (ja) * 2019-05-13 2020-11-19 中国電力株式会社 配管システム
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