JP3449515B2 - 振出式中通し釣竿 - Google Patents

振出式中通し釣竿

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JP3449515B2
JP3449515B2 JP09317296A JP9317296A JP3449515B2 JP 3449515 B2 JP3449515 B2 JP 3449515B2 JP 09317296 A JP09317296 A JP 09317296A JP 9317296 A JP9317296 A JP 9317296A JP 3449515 B2 JP3449515 B2 JP 3449515B2
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裕 小田
博資 荒田
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ダイワ精工株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、糸通しの容易な振
出式中通し釣竿に関する。
【0002】
【従来の技術】実公平2−16626号公報には、元竿
の釣糸挿通孔に対応した位置にストッパーを固定し、該
ストッパーに前記釣糸挿通孔と連通するスリ割り状のガ
イド溝を形成した構造が開示されており、この釣糸挿通
孔から前記ストッパーに当接している穂先竿の後端に釣
糸を糸通しすることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、釣竿を長
い状態のまま運搬するのは釣竿の保管収納場所の近く、
即ち、家の近くの釣り場で釣りを行う場合ぐらいであ
り、一般の釣り場は遠くに離れており、手で運搬するに
せよ、車で運搬するにせよ短く収納して運搬する必要が
あり、上記のようにストッパーを元竿内部に固定してい
たのでは、これが振出式中通し釣竿であれば中竿が元竿
内に深く収納できず、仕舞寸法が長くて運搬に不便であ
る。従って、遠くの釣り場に持って行くことが困難にな
る。
【0004】依って本発明は、短く仕舞うことができる
と共に、竿先端からの糸通しを容易に行うことのできる
振出式中通し釣竿の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的に鑑みて本発明
は、請求項1において、少なくとも開放させられる釣糸
導入開口部をリール固定装置の前方に設けた大径竿管の
該開口部よりも後方まで、該大径竿管に直接に振出継合
せされる小径竿管を収納可能に形成した振出式中通し釣
竿であって、前記小径竿管の後端部にガイド部材を設
け、該ガイド部材の側部に開口部を設け、該開口部が前
記小径竿管の内部空間と連通しており、該連通空間を区
画形成する壁面は糸通し具が案内されるように前記小径
竿管の長手方向から側部方向に方向変換する面を有して
いることを特徴とする振出式中通し釣竿を提供する。こ
の明細書の振出式釣竿とは釣糸導入開口部を設けた大径
竿管とそれに直接に振出継合される小径竿管との関係が
振出式であり、その他の継合部は並継式であってもよ
い。また、各請求項にいう糸通し具は釣糸であってもよ
い。
【0006】また、請求項2において、少なくとも開放
させられる釣糸導入開口部をリール固定装置の前方に
けた大径竿管の該開口部よりも後方まで、該大径竿管に
直接に振出継合せされる小径竿管を収納可能に形成した
振出式中通し釣竿であって、前記小径竿管の後端部に屈
曲自在な筒状ガイド部材を設け、該ガイド部材の内部空
間は前記小径竿管の内部空間と連通しており、前記釣糸
導入開口部は該筒状ガイド部材が曲がって外方に出る大
きさであり、穂先先端から挿入した糸通し具が釣糸導入
開口部の外に案内される位置まで筒状ガイド部材が曲が
ことを特徴とする振出式中通し釣竿を提供する。
【0007】更には、請求項3において、少なくとも開
放させられる釣糸導入開口部をリール固定装置の前方に
設けた大径竿管の該開口部よりも後方まで、該大径竿管
に直接に振出継合せされる小径竿管を収納可能に形成し
た振出式中通し釣竿であって、穂先先端から挿入された
糸通し具の先部を当接させることにより糸通し具を曲げ
て先部の進行方向を前記大径竿管の長手方向から側部方
向に変換できる方向変換体を前記釣糸導入開口部付近の
大径竿管に設けているか或いは設けることができると共
に、前記方向変換体は前記小径竿管の収納に合わせて前
記大径竿管内部空間の小径竿管通過領域の外に移動自在
であることを特徴とする振出式中通し釣竿を提供する。
【0008】また、請求項4において、少なくとも開放
させられる釣糸導入開口部をリール固定装置の前方に
けた大径竿管の該開口部よりも後方まで、該大径竿管に
直接に振出継合せされる小径竿管を収納可能に形成した
振出式中通し釣竿であって、中間部を大径竿管に回動可
能に取り付け、掛部側が竿管内部にあり、外部に出てい
るレバー部を外部から操作して竿先端から挿入した糸通
し具を前記掛部によって係止させて釣糸導入開口部を介
して出すことができ、更に、小径竿管を収納できるよう
に掛部側を退避させることのできる引出し部材を具備す
ることを特徴とする振出式中通し釣竿を提供する。
【0009】また、請求項5において、少なくとも開放
させられる釣糸導入開口部をリール固定装置の前方に
けた大径竿管の該開口部よりも後方まで、該大径竿管に
直接に振出継合せされる小径竿管を収納可能に形成した
振出式中通し釣竿であって、釣糸導入開口部の上に、該
開口部に対応した開口部を有する板状部材が取り付けら
れており、側面視がL字状の操作部材の一端部が前記板
状部材に対して回動可能に取り付けられており、前記両
開口部を通して操作部材の他端部側が大径竿管内に入る
ことが可能であり、該他端部側は前記小径竿管の後端部
の釣糸挿通開口の最小径よりも大きな開口を有し、前記
小径竿管を前記釣糸導入開口部付近にまで収納させた場
合に、前記大きな開口が小径竿管の後端部の釣糸挿通開
口に概ね整列する位置に移動操作でき、竿先端から挿入
されて該大きな開口に挿通した糸通し具を前記釣糸導入
開口部を通して外に出すことができ、かつ、前記小径竿
管の通過に障害にならない位置に退避できることを特徴
とする振出式中通し釣竿を提供する。
【0010】請求項1に対応して、小径竿管の後端部に
ガイド部材が設けられてその側面に開口部を設けてお
り、この開口部が小径竿管の内部空間と連通しており、
該連通空間を区画形成する壁面が前記小径竿管の長手方
向から側部方向に方向変換する面を有しているため、挿
入された糸通し具がこの面に案内されて方向を変更し、
釣糸導入開口部から出せ、糸通しが容易になる。また、
小径竿管は大径竿管の後方まで収納でき、仕舞寸法が短
くなる。
【0011】請求項2に対応して、小径竿管の後端部に
屈曲自在な筒状ガイド部材を設け、該ガイド部材の内部
空間が小径竿管の内部空間と連通しているため、この筒
状ガイド部材を引いたりして屈曲させれば、釣糸導入開
口部から引出せるか、或いはこれに臨ませることがで
き、挿入された糸通し具がこの筒状ガイド部材に案内さ
れて釣糸導入開口部から出せ、糸通しが容易になる。ま
た、小径竿管は大径竿管の後方まで収納でき、仕舞寸法
が短くなる。
【0012】請求項3に対応して、大径竿管の長手方向
から側部方向に糸通し具を方向変換できる方向変換体
釣糸導入開口部付近の大径竿管に設けるため、糸通しが
容易になり、また、前記方向変換体は前記小径竿管の収
納に合わせて前記大径竿管内部空間の小径竿管通過領域
の外に移動自在であるため、小径竿管の収納が可能であ
り、仕舞寸法が短くなる。
【0013】請求項4に対応して、外部から操作して糸
通し具を前記釣糸導入開口部を介して出すことのできる
引出し部材を有するため、糸通しが容易になる。また、
小径竿管は大径竿管の後方まで収納でき、仕舞寸法が短
くなる。
【0014】請求項5に対応して、操作部材の大きな開
口が小径竿管の後端部の釣糸挿通開口に概ね整列する位
置に移動操作できるため、先部から挿通させた糸通し具
が小径竿管の後端を出た付近で操作部材の大きな開口に
も挿通でき、この状態で操作部材を操作して糸通し具を
釣糸導入開口部を通して外に出すことができ、糸通しが
容易になる。また、小径竿管も後方まで収納でき、仕舞
寸法が短くなる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施の形態例に基づき更に詳細に説明する。図1は本発明
に係る振出式中通し釣竿の側面図であり、元竿10に中
竿12が振出式に、該中竿12に穂先竿14が振出式に
継ぎ合わされている。これらの各竿管は繊維強化樹脂プ
リプレグ等で形成されている。元竿10には後方部にリ
ール20を固定するリール固定装置18が設けられてお
り、前方部にはリールから引き出された釣糸26を竿管
内部に導入する釣糸導入ガイド24が設けられている。
更には、先端部の外周には金属製の口金28が補強並び
にデザイン上から設けられており、後端には尻栓22が
螺着によって取り付けられている。
【0016】中竿12の先端部にはストッパー36が大
径の取付部材34の上に取付けられており、釣糸26を
中通しした状態で中竿12を元竿10内に収納した場合
に、中竿の後端が尻栓22の内面に当って釣糸26を損
傷させないよう宙吊りにできるよう構成している。然し
ながら、後述の図2に示す第1形態例や図4に示す第3
形態例ではこのストッパー36が無くても釣糸はガイド
部材42や案内体52に保護されるが、他の形態例では
ストッパー36を設けることが好ましい。また中竿の後
部所定位置にはゴム製の保持部30が設けられて外径が
幾分大きく形成され、その前には位置合せマーク32A
が設けられており、元竿10の口金上の位置合せマーク
32Bと合せることによって中竿12と元竿10との円
周方向位置合せができる。また、穂先竿14の先端部に
はトップガイド16が設けられている。
【0017】図2は本発明の主要部の第1形態例を示し
ており、中竿12をその保持部30が元竿10の先部内
面に軽く接触する図2の位置まで後退させ、位置合せマ
ーク32Aと32Bを合せて円周方向位置を合せると、
中竿12の後部に螺着結合させているガイド部材42の
側面に設けている開口部44Kが釣糸導入ガイド24の
開口部38Kに略対面する。ガイド部材42は合成樹脂
等で形成でき、上記開口部44Kはセラミックス製のガ
イドリング44によって区画形成されており、また、中
竿12の内部に連通する部分には他のセラミックス製ガ
イドリング46が設けられている。そして両ガイドリン
グ間を中竿12の長手方向から上記開口部44Kの方向
に滑らかに方向変換する曲面42Sを有するよう連通空
間が形成されている。このガイド部材42は螺着部を含
めて一体に形成しているが、螺着部とは別部品で構成し
て、固定連結させたり、着脱自在に連結させた構成にし
てもよい。また、ガイド部材42は中竿の軸芯に対して
平行に形成してもよいが、偏芯させたり傾斜状に形成し
てもよい。
【0018】また、ガイド部材42の先部、即ち、ガイ
ドリング46の前側部は穂先竿14の後端部を係止保持
できる内径寸法に形成した穂先保持部42Bが設けられ
ており、先端は穂先竿14の後端部が穂先保持部42B
に滑らかにガイドされるように傾斜部42Aが形成され
ている。更に、釣糸導入ガイド24の開口部38Kは元
竿の長手方向に長い長孔形状であり、セラミックス製の
ガイドリング38によって区画形成されており、その上
方は開放されている。即ち、長孔の両側に長手方向に沿
って図示のような3角形状の側壁24Aが設けられてい
るが、上部は開放している。また、釣糸導入ガイド24
の元竿後部側には小径のセラミックス製第2ガイドリン
グ40が設けられており、釣糸はこの第2ガイドリング
を通し、開口部38Kを経て竿管内部に挿通させる。
【0019】この糸通しに際して、糸通し具25を穂先
の先端(トップガイド)から挿入して、中竿後端部のガ
イド部材42の曲面42Sに当接させると、糸通し具2
5はこの面42Sに案内されてその先端の糸掛部25A
が釣糸導入ガイド24の開口部38Kから外方に出る。
こうして釣糸26を糸掛部25Aに引っ掛け、その状態
で穂先から糸通し具を引けば簡単に釣糸26が糸通しで
きる。
【0020】こうして釣りを行った後、中竿12を元竿
10内に収納させるが、図2に示すように釣糸導入ガイ
ド24は元竿10内に侵入している部分は無く、ガイド
リング38の元竿内部側の端面は元竿10の壁面にすれ
すれ一致する程度に形成されているため、中竿12は釣
糸導入ガイド24よりも後方まで収納でき、ストッパー
36がなければ尻栓22に当接するまで収納できる。こ
の場合、保持部30は元竿10の先部に緩く接触する程
度であるため、収納に際して不都合は無い。円周方向の
一部が元竿内面に接触するように断面非円形形状に形成
してもよい。更には、本発明ではこの保持部や位置合せ
マーク32A,32Bは必須ではない。釣糸導入ガイド
24もこの形態例に限らず、糸通し具25の先部25A
が外に出られる程度の挿通孔が開口していればよい。ま
た、釣糸導入ガイドが元竿ではなくて、これに継ぎ合わ
せられる第1中竿に設けられておれば、この第1中竿に
継ぎ合わせられる第2中竿(小径竿管)と当該第1中竿
(大径竿管)との関係が図2のようになればよい。
【0021】また、釣糸26を挿通させたままで収納し
ても中竿後端と尻栓との間では釣糸はガイド部材42に
よって保護されているため、挟まれて損傷するようなこ
とが防止される。その上、この形態例ではストッパー3
6によって中竿12が宙吊りになるため、このような損
傷は生じない。
【0022】図3は主要部の第2形態例を示しており、
中竿12の後端部に螺着された合成樹脂等の栓体41内
にはセラミックス製のガイドリング46が配設されてお
り、その前部が穂先竿14の後端部を係止保持できるの
は第1形態例と同様である。後部には、例えばコイル状
スプリングで形成した屈曲自在な筒状ガイド部材43が
固定又は着脱自在に装着されており、その後端部にはセ
ラミックス製のガイドリング44が配設されている。従
って、釣りの際に釣糸はこれらのガイドリング44,4
6によって円滑にガイドされ得る。この筒状ガイド部材
43は断面は円形でも、上下に長い長円形でも、その他
の非円形でもよく、また、1部材で形成してもよいが、
多数の部品を組み合わせて屈曲自在な時計バンドのよう
に形成してもよい。
【0023】糸通しの際には中竿12を元竿内に収納さ
せて位置合せする構成でもよいが、この形態例では中竿
と元竿とが引き出し状態に継ぎ合わされた位置関係が糸
通しにとって好都合な図3の如くであり、手持ちの釣糸
を輪にして引っ掛けて引き出したり、引き出し治具を使
用して2点鎖線の状態に引き出す。この場合、必ずしも
外側まで飛び出す位置まで引き出す必要は無く、糸通し
具や釣糸が外方に案内される位置まで撓めばよい。こう
して穂先先端から糸通し具を挿入すれば筒状ガイド部材
43を経て先端が外に容易に出る。更には、筒状ガイド
部材43の端部は1点鎖線Lで示すように傾斜状に形成
してもよく、このように形成すると、筒状ガイド部材の
撓みを少なくしても糸通し具の端部を外方に出し易い。
【0024】また、開口部38Kはセラミックス製のガ
イドリング38によって区画形成されており、更には、
ガイドリング38は第1形態例の場合と同様にその元竿
内部側の端面は元竿10の壁面にすれすれ一致する程度
に形成されているため、中竿12を収納する際に邪魔に
なることはない。この形態例の開口部は筒状ガイド部材
43が曲って外方に出る大きさが必要であり、図3のよ
うに常時完全に開放されている場合と、釣りの際には閉
じられていても、糸通しの際に開放できればよい。例え
ば、図8に示すように、開口部38K’を覆うような他
の形態の釣糸導入ガイド24の長手方向一端を枢軸部材
76で回動可能に元竿10に保持させ、他端側をバンド
部材等74で元竿に保持固定して使用するが、糸通しの
際にはバンド部材74を後退させて外して開口部38
K’を開放できるように構成することもできる。
【0025】この釣糸導入ガイド24は上記のようにし
て開口部38’を開放させて糸通し具を開口部の外に出
し、釣糸は保持部材72に保持された釣糸ガイド管70
に通し、それを糸通し具に係止させて糸通しを行う。糸
通しを行った後は、図8に実線で示す状態にバンド部材
74等によって元竿10に保持固定して釣りを行う。こ
の釣糸ガイド管70の内部の前後端にはセラミックス製
のガイドリングが装着されており、釣糸の挿通抵抗は低
減される。
【0026】次に中竿を収納する際には、再びバンド部
材を後退させて外し、2点鎖線に示すように釣糸ガイド
管70を保持部材72毎回動させて退避させ、中竿の後
退移動空間を確保するか、或いは、釣糸ガイド管70を
保持部材72に対して長手方向にスライド可能に構成し
ておき、後方にスライドさせて元竿10内部を開け、中
竿の後退移動空間を確保する。
【0027】図4は主要部の第3形態例を示す。元竿1
0に中竿14が引き出し状態に継ぎ合わされており、元
竿10には図3に示すのと同様な釣糸導入ガイド24が
設けられており、この釣糸導入ガイドのガイドリング3
8の竿尻側に方向変換体52が保持されている。この
向変換体52には前側部に図2に示すような曲面状の案
内面52Sが形成されており、穂先先端から挿入され、
中竿12の栓体41を経て後方に押し出された糸通し具
25は上記案内面52Sに当接して曲げられ、容易に開
口部38Kから外方に出る。
【0028】この方向変換体52はねじ部材等の調節部
材54によって保持力を調節している。糸通しをして釣
りを行った後、仕舞う際には、中竿12を元竿10の後
方に押し込めばよく、この際、中竿の栓体41が方向変
換体52の前側部の空洞部に係止して保持され、方向変
換体52は中竿12と共に後方に移動し、2点鎖線で示
す位置まで後退して収納される。2点鎖線では中竿1
2’が方向変換体52’に係止保持されている状態を示
している。中竿の収納時には、その収納作業を円滑にさ
せ、また中竿の傷付き防止のために上記調節部材54を
退避させておくことが好ましい。21は衝撃吸収のゴム
部材であり、22Hは水抜きと中竿等の収納時の空気抜
き用の孔である。
【0029】中竿の収納状態から再び引き出す際は、中
竿12を引けばその後端部に係止保持している方向変換
52を共に引き出す。元竿10は釣糸導入ガイド24
の付近が後方部よりも僅かに小径に形成されており、ま
た、上述の調節部材54を所定量ねじ込んでおけば、中
竿引き出し途中において方向変換体52のみが調節部材
の位置において係止保持される。従って、図4のように
なる。上記調節部材54はねじ部材等の他、同様の位置
の元竿内面に、僅かに山状の凸になった板ばね等のばね
部材を設け、このばね部材の圧力によって方向変換体
2を保持する構造としてもよい。
【0030】図5は主要部の第4形態例を示す。釣糸導
入ガイド24は図2の場合と同様な構造であり、中竿1
2はその後端部に栓体41を装着し、この後端にセラミ
ックス製のガイドリング46’を取り付けている。元竿
10には上記釣糸導入ガイド24の開口部38Kを区画
形成しているセラミックスガイドリング38の後方端部
位置に図のような傾斜状で横幅のある孔10Hを形成し
ており、この中に板ばねのように復元可能に曲ることの
できる板状の方向変換体56を挿入している。この板状
方向変換体56の先端は、前記孔10Hよりも前方位
置であって、開口部38Kと反対側の元竿内周面に設け
た位置決め部10Bに押し当てる。
【0031】こうして穂先先端から挿入した糸通し具2
5は元竿内部空間の中央付近の方向変換体56に当接す
るが、この方向変換体によって開口部方向に曲げられ、
糸掛部25Aが外方に出る。こうして糸通しが可能にな
るが、釣竿を仕舞う際には、方向変換体56の外部の先
端部に設けた摘み部56Aを矢印の方向に引っ張って抜
き去れば、中竿12は元竿内に収納できる。再び糸通し
を行う場合には、方向変換体を孔10Hに挿入すればよ
い。この方向変換体は1枚とは限らず、複数枚使用して
糸通し具の通過する元竿内部の中心部付近の周囲に広げ
て元竿内部を広く遮断することもできる。
【0032】図6は主要部の第5形態例を示す。釣糸導
入ガイド24は図3の場合と同様な構造である。この釣
糸導入ガイド24の反対側元竿内面に、図のような側面
形状をなした板ばねの方向変換体60を固定部材58に
よって傾斜状に取り付けている。穂先先端から挿入され
た糸通し具25はこの方向変換体60に当り、先部が側
部方向に曲げられて開口部38Kから外に出る。こうし
て容易に糸通しが行われる。収納の際には、中竿12を
後方に押し込めば、方向変換体60は矢印の方向に倒さ
れ、しかも元竿10はこの方向変換体60が倒れた領域
は先部よりも大径であるため、中竿12の収納の邪魔に
はならず、後方まで収納できる。中竿12を引き出す
と、方向変換体60はその復元力によって図6の状態に
戻り、またこの状態は釣糸を挿通させても邪魔にはなら
ない。
【0033】図7は主要部の第6形態例を示す。釣糸導
入ガイド24は図3の場合と同様な構造である。この釣
糸導入ガイド24の反対側元竿内面に、先端部が元竿の
左右方向(図7では長手方向に描いているが、これは先
部形状を明示するために便宜的に描いている)に幅広と
なり、掛部62Aを形成した引出し部材62の中間部
を、所定位置の孔部10Bにピン部材64によって回動
可能に取り付けている。普段は2点鎖線に示す状態に退
避させておき、先端から挿入された糸通し具25の途中
を、レバー部62Lを回動させることによりその掛部6
2Aに係止させて開口部38Kに押し出す。こうして容
易に糸通しが行える。
【0034】中竿12を収納させる場合、元竿10の上
記孔部10B付近から後方部は先端部の継合部よりも大
径に形成しているため、引出し部材62を退避させた状
態では中竿の収納時に邪魔になることはない。また、中
竿を引き出して釣りを行う際には引出し部材62が退避
状態であれば、引き出しに際して不都合は無い。また釣
りの際にレバー部62Lが回動されないように適宜な手
段で該レバー部を保持させておくことが好ましい。
【0035】図9は主要部の第7形態例を示し、図11
はこの上面図である。また、図10は糸通し具を挿通さ
せる際の断面図である。元竿10には長孔開口部38K
が形成されており、この上に上記開口部38Kに対応し
た開口部38K’を有するステンレス製等の板状部材8
0が取り付けられている。これに釣糸導入ガイド24の
主要部材であり、側面視でL字形状の部材84が枢軸8
2を中心に回動可能に構成されている。この部材にはセ
ラミックスガイドリング90A,90Bが配設されてお
り、これらによって形成される導入ガイド孔は元竿10
の外部に出ており、釣糸はこの導入ガイド孔を挿通し、
釣糸導入開口部38K,38K’を介して内部に導入さ
れる。釣りを行う状態では図9に示すように、L字形状
部材84の端部はピン部材88によって板状部材80に
保持されている。
【0036】糸通し具25を挿通させる際に、上記ピン
部材88を板状部材80の孔88HとL字形状部材の孔
84Hとから抜き取り、L字形状部材84を開口部38
K’を通して元竿内部に入れる。L字形状部材には位置
決め部材84Aが設けられており、この部材の下面が板
状部材80の上面に当接してガイドリング90A,90
Bによって形成された導入ガイド孔が所定位置に位置す
る。この後、中竿12を収納させれば、中竿12はその
後端がL字形状部材84に接触するか、或いはその近く
に位置し、L字形状部材の導入ガイド孔は中竿後端部の
釣糸挿通開口に概ね整列する。
【0037】中竿12の後端部には、栓体41を装着し
ており、この中央位置にセラミックスガイドリング46
が装着されている。このガイドリング46の内径が後端
部の最小径であり、前記ガイドリング90Bの内径はこ
の内径よりも大きく形成しており、糸通し具25の先部
25Aが挿通し易い。この挿通を更に容易にさせるに
は、2点鎖線で示す環状部材92を元竿の開口部38K
の前部内周付近に装着しておく。こうすれば中竿12が
半径方向にあまりガタつかず、挿通作業が更に容易にな
る。この環状部材92は元竿10と中竿12との隙間を
ある程度埋められればよく、ゴムやスポンジ等の柔軟性
部材でもよい。また、円周方向の一部分に設けたのでも
よい。
【0038】糸通し具を挿通させた後、L字形状部材8
4を引き起こし、再びピン部材88を挿通させて図9の
状態に保持する。この保持では、ピン部材88を無くし
て枢軸82の部分にナット部材86等を装着して固く固
定する構造としてもよい。
【0039】上記形態例では、釣糸導入用の孔そのもの
を用いて糸通し具を挿通させて引き上げたが、図11に
対応する平面図として図12に示す他の形態を説明す
る。L字形状部材84は第7形態例の場合と同様な形態
であり、位置決め部材84Aを設けていないことが異な
る。このL字形状部材84の側に枢軸82を中心に回動
できると共に、同様にL字形状に折れ曲った操作部材9
4が配設されており、その先部94Bは図12に示す平
面視において元竿10の中央に位置するように中央方向
に曲っている。これには中竿12の後端部の釣糸挿通開
口の最小径よりも大きな開口90Hを形成している。
【0040】板状部材80には係止部80Aが設けられ
ており、ここに操作部材94の端部を係止させることに
よって、釣りの際等には操作部材94を図9に示す状態
のL字形状部材84に沿うように退避させており、先部
94BはL字形状部材84の折れ曲り内側空間部Kに収
納されている。即ち、この他の変形例では先部94Bの
開口94Hは導入ガイド孔ではない。
【0041】糸通し具の挿通作業では、この操作部材9
4を元竿内に降下させ、該操作部材94に設けられてい
る位置決め部材94Aを板状部材80の上面に当接さ
せ、開口94Hを所定の位置に位置させる。こうして中
竿12を収納させて、上記と同様にして糸通し具の先部
25Aを開口94Hに通し、開口部38K,38K’を
通して引き上げる。その後、指で開口94Hから糸通し
具を外し、元竿10の外に出ているL字形状部材84の
導入ガイド孔に挿通するか、逆に導入ガイド孔を通した
釣糸を糸掛部25Aに引っ掛け、糸通し具を竿の先から
引けば糸通しできる。この操作を更に容易にするには、
ピン部材88を引き抜いて、L字形状部材84を回動自
在にさせ、枢軸82を中心に回動させて引き起こしてか
ら行えばよい。また、操作部材94の退避位置を所定位
置に設定して、その開口94Hがガイドリング90A,
90Bに続く釣糸の導入ガイド孔としてもよい。
【0042】以上の他の形態例として、糸通し具を引っ
掛けることのできるつ字形状の引出し具を尻栓内部や上
栓に収納して運搬し、糸通しの際に取り出して使用す
る。大きな釣針を尻栓等に収納可能に構成して、それを
利用することも可能である。また、釣糸導入ガイドの開
口部を、幅が10mm程度以上の長孔に形成し、この開
口部に対面するよう反対側の竿管壁を開口させておけ
ば、先端から挿入された糸通し具を一方の開口部から手
の指で押し下げれば、反対側の開口部から糸通し具が押
し出され、容易に糸通しが行える。
【0043】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、短く仕舞うことができると共に、糸通しを容易
に行うことのできる振出式中通し釣竿の提供が可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る第1形態例の釣竿の側面図
である。
【図2】図2は図1の要部拡大縦断面図である。
【図3】図3は要部の第2形態例の縦断面図である。
【図4】図4は要部の第3形態例の縦断面図である。
【図5】図5は要部の第4形態例の縦断面図である。
【図6】図6は要部の第5形態例の縦断面図である。
【図7】図7は要部の第6形態例の縦断面図である。
【図8】図8は釣糸導入開口部の他の例を示す図であ
る。
【図9】図9は要部の第7形態例の縦断面図である。
【図10】図10は図9の異なった状態の図である。
【図11】図11は図9の上面視の図である。
【図12】図12は第7形態例の変形形態を示し、図1
1に対応する図である。
【符号の説明】
10 元竿(大径竿管) 12 中竿(小径竿管) 24 釣糸導入ガイド 38K 釣糸導入開口部 42 ガイド部材 42S 方向変換の曲面 43 屈曲自在な筒状ガイド部材 52,56,60 方向変換体 62 引出し部材
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−31339(JP,A) 特開 平6−319415(JP,A) 実開 平6−75161(JP,U) 実開 昭52−36179(JP,U) 実公 平2−16626(JP,Y2)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも開放させられる釣糸導入開口
    部をリール固定装置の前方に設けた大径竿管の該開口部
    よりも後方まで、該大径竿管に直接に振出継合せされる
    小径竿管を収納可能に形成した振出式中通し釣竿であっ
    て、前記小径竿管の後端部にガイド部材を設け、該ガイ
    ド部材の側部に開口部を設け、該開口部が前記小径竿管
    の内部空間と連通しており、該連通空間を区画形成する
    壁面は糸通し具が案内されるように前記小径竿管の長手
    方向から側部方向に方向変換する面を有していることを
    特徴とする振出式中通し釣竿。
  2. 【請求項2】 少なくとも開放させられる釣糸導入開口
    部をリール固定装置の前方に設けた大径竿管の該開口部
    よりも後方まで、該大径竿管に直接に振出継合せされる
    小径竿管を収納可能に形成した振出式中通し釣竿であっ
    て、前記小径竿管の後端部に屈曲自在な筒状ガイド部材
    を設け、該ガイド部材の内部空間は前記小径竿管の内部
    空間と連通しており、前記釣糸導入開口部は該筒状ガイ
    ド部材が曲がって外方に出る大きさであり、穂先先端か
    ら挿入した糸通し具が釣糸導入開口部の外に案内される
    位置まで筒状ガイド部材が曲がることを特徴とする振出
    式中通し釣竿。
  3. 【請求項3】 少なくとも開放させられる釣糸導入開口
    部をリール固定装置の前方に設けた大径竿管の該開口部
    よりも後方まで、該大径竿管に直接に振出継合せされる
    小径竿管を収納可能に形成した振出式中通し釣竿であっ
    て、穂先先端から挿入された糸通し具の先部を当接させ
    ることにより糸通し具を曲げて先部の進行方向を前記大
    径竿管の長手方向から側部方向に変換できる方向変換体
    を前記釣糸導入開口部付近の大径竿管に設けているか或
    いは設けることができると共に、前記方向変換体は前記
    小径竿管の収納に合わせて前記大径竿管内部空間の小径
    竿管通過領域の外に移動自在であることを特徴とする振
    出式中通し釣竿。
  4. 【請求項4】 少なくとも開放させられる釣糸導入開口
    部をリール固定装置の前方に設けた大径竿管の該開口部
    よりも後方まで、該大径竿管に直接に振出継合せされる
    小径竿管を収納可能に形成した振出式中通し釣竿であっ
    て、中間部を大径竿管に回動可能に取り付け、掛部側が
    竿管内部にあり、外部に出ているレバー部を外部から操
    作して竿先端から挿入した糸通し具を前記掛部によって
    係止さ せて釣糸導入開口部を介して出すことができ、更
    に、小径竿管を収納できるように掛部側を退避させるこ
    とのできる引出し部材を具備することを特徴とする振出
    式中通し釣竿。
  5. 【請求項5】 少なくとも開放させられる釣糸導入開口
    部をリール固定装置の前方に設けた大径竿管の該開口部
    よりも後方まで、該大径竿管に直接に振出継合せされる
    小径竿管を収納可能に形成した振出式中通し釣竿であっ
    て、釣糸導入開口部の上に、該開口部に対応した開口部
    を有する板状部材が取り付けられており、側面視がL字
    状の操作部材の一端部が前記板状部材に対して回動可能
    に取り付けられており、前記両開口部を通して操作部材
    の他端部側が大径竿管内に入ることが可能であり、該他
    端部側は前記小径竿管の後端部の釣糸挿通開口の最小径
    よりも大きな開口を有し、前記小径竿管を前記釣糸導入
    開口部付近にまで収納させた場合に、前記大きな開口が
    小径竿管の後端部の釣糸挿通開口に概ね整列する位置に
    移動操作でき、竿先端から挿入されて該大きな開口に挿
    通した糸通し具を前記釣糸導入開口部を通して外に出す
    ことができ、かつ、前記小径竿管の通過に障害にならな
    い位置に退避できることを特徴とする振出式中通し釣
    竿。
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