JP2594396Y2 - 中通し釣竿 - Google Patents
中通し釣竿Info
- Publication number
- JP2594396Y2 JP2594396Y2 JP1993042576U JP4257693U JP2594396Y2 JP 2594396 Y2 JP2594396 Y2 JP 2594396Y2 JP 1993042576 U JP1993042576 U JP 1993042576U JP 4257693 U JP4257693 U JP 4257693U JP 2594396 Y2 JP2594396 Y2 JP 2594396Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fishing line
- rod
- guide
- fishing
- insertion hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Fishing Rods (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は竿管内に釣糸を挿通して
使用される中通し釣竿に関する。
使用される中通し釣竿に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種中通しタイプの釣竿として
実開平4-100377号公報に記載されるものが知られてい
る。この中通し釣竿は図３に示すように、竿管100 の周
壁に竿軸方向へ伸びる長孔200 を開設すると共に、該長
孔200 に直管状の管状ガイド300 を傾斜状に挿通固定
し、該管状ガイド300 の内部を竿管100 内への釣糸ガイ
ド部とするをもって、ガイド部における釣糸ａの摺動抵
抗を大幅に低減し得るようになっている。
実開平4-100377号公報に記載されるものが知られてい
る。この中通し釣竿は図３に示すように、竿管100 の周
壁に竿軸方向へ伸びる長孔200 を開設すると共に、該長
孔200 に直管状の管状ガイド300 を傾斜状に挿通固定
し、該管状ガイド300 の内部を竿管100 内への釣糸ガイ
ド部とするをもって、ガイド部における釣糸ａの摺動抵
抗を大幅に低減し得るようになっている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかし乍らこのような
従来の中通し釣竿によれば、釣糸ガイド部（即ち、管状
ガイド300 内部）が極めて小径で且つ比較的長尺な閉鎖
的空間内に形成されることから、釣糸ａに付着した海水
が管状ガイド300 内に滴下しそれが乾燥して管状ガイド
300 内面に塩分が定着する恐れがあると共に、リールの
取り付け位置や竿先端側のガイド部の位置ずれによって
釣糸ａが管状ガイド300 内周面ほぼ全長にわたって摺接
する恐れがあり、その場合、釣糸ａの円滑な摺動に支障
を来す不具合があった。
従来の中通し釣竿によれば、釣糸ガイド部（即ち、管状
ガイド300 内部）が極めて小径で且つ比較的長尺な閉鎖
的空間内に形成されることから、釣糸ａに付着した海水
が管状ガイド300 内に滴下しそれが乾燥して管状ガイド
300 内面に塩分が定着する恐れがあると共に、リールの
取り付け位置や竿先端側のガイド部の位置ずれによって
釣糸ａが管状ガイド300 内周面ほぼ全長にわたって摺接
する恐れがあり、その場合、釣糸ａの円滑な摺動に支障
を来す不具合があった。
【０００４】本考案は上述したような従来事情に鑑みて
なされたものであり、その目的とするところは、釣糸ガ
イド部をできる限り開放的な空間内に形成して前述の従
来不具合を解消しつつ、竿管内への釣糸ガイド部分での
摺動抵抗を大幅に低減し得る中通し釣竿を提供すること
にある。
なされたものであり、その目的とするところは、釣糸ガ
イド部をできる限り開放的な空間内に形成して前述の従
来不具合を解消しつつ、竿管内への釣糸ガイド部分での
摺動抵抗を大幅に低減し得る中通し釣竿を提供すること
にある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本考案の中通し釣竿は、竿管表面の所定箇所に適
宜径寸法の釣糸挿通孔を開設すると共に該挿通孔の開口
縁を覆う中通しガイド環を装着し、且つ竿管の内部には
釣糸ガイド用のローラーを、竿管の軸心線上で該軸心線
と直交せしめて回転自在に軸支したことを特徴とする。
めに、本考案の中通し釣竿は、竿管表面の所定箇所に適
宜径寸法の釣糸挿通孔を開設すると共に該挿通孔の開口
縁を覆う中通しガイド環を装着し、且つ竿管の内部には
釣糸ガイド用のローラーを、竿管の軸心線上で該軸心線
と直交せしめて回転自在に軸支したことを特徴とする。
【０００６】
【作用】以上の構成によれば、釣糸挿通孔に挿通する釣
糸をガイド環の内周縁に摺接させ後にローラーの下面側
に摺接させて竿先端方向へガイドするようになるので、
釣糸ガイド部が開放的な空間内に形成される。よって、
釣糸に付着した海水は竿管内に滴下し乾燥した塩分は竿
管内面に定着する。また、リールの取り付け位置や竿先
端側のガイド部の位置ずれが生じてもガイド環の内周縁
とローラーの下面側との二点以外に釣糸が摺接すること
はない。
糸をガイド環の内周縁に摺接させ後にローラーの下面側
に摺接させて竿先端方向へガイドするようになるので、
釣糸ガイド部が開放的な空間内に形成される。よって、
釣糸に付着した海水は竿管内に滴下し乾燥した塩分は竿
管内面に定着する。また、リールの取り付け位置や竿先
端側のガイド部の位置ずれが生じてもガイド環の内周縁
とローラーの下面側との二点以外に釣糸が摺接すること
はない。
【０００７】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図１及び図２に基
づいて説明する。図１は本実施例に係る中通し釣竿の要
部を示す縦断正面図で、図中１は元竿となる竿管を表
し、該竿管１はこの種の技術分野で用いられる周知の材
料、例えばカーボン，グラスファイバー等を用いて20〜
30mm程度の径寸法を備えた所定長さの管状体に成形され
ている。竿管１の表面所定箇所、詳しくはリール定着部
（不図示）の前方に、適宜径寸法、本実施例では竿管１
の軸方向に沿う長径部の寸法を10mm程度とし、竿管１の
径方向に沿う短径部の寸法を４mm程度とする細幅長孔形
状の釣糸挿通孔２を開設すると共に、該挿通孔２の開口
縁を覆う中通しガイド環３が装着される。
づいて説明する。図１は本実施例に係る中通し釣竿の要
部を示す縦断正面図で、図中１は元竿となる竿管を表
し、該竿管１はこの種の技術分野で用いられる周知の材
料、例えばカーボン，グラスファイバー等を用いて20〜
30mm程度の径寸法を備えた所定長さの管状体に成形され
ている。竿管１の表面所定箇所、詳しくはリール定着部
（不図示）の前方に、適宜径寸法、本実施例では竿管１
の軸方向に沿う長径部の寸法を10mm程度とし、竿管１の
径方向に沿う短径部の寸法を４mm程度とする細幅長孔形
状の釣糸挿通孔２を開設すると共に、該挿通孔２の開口
縁を覆う中通しガイド環３が装着される。
【０００８】中通しガイド環３は、釣糸挿通孔２の開口
縁2aに釣糸ａが直接接触することによる釣糸ａの損傷を
防止するもので、硬質合成樹脂やセラミック等の所望な
材料を用いて釣糸挿通孔２の開口縁2a内周に沿う細幅長
孔状で且つ周縁部分に丸みを持たせた形状に一体成形さ
れており、その外側に連設した前後の止め板3a,3a を線
材４により竿管１外周に定着するをもって、釣糸挿通孔
２の開口縁2aを覆う状態で固定される。
縁2aに釣糸ａが直接接触することによる釣糸ａの損傷を
防止するもので、硬質合成樹脂やセラミック等の所望な
材料を用いて釣糸挿通孔２の開口縁2a内周に沿う細幅長
孔状で且つ周縁部分に丸みを持たせた形状に一体成形さ
れており、その外側に連設した前後の止め板3a,3a を線
材４により竿管１外周に定着するをもって、釣糸挿通孔
２の開口縁2aを覆う状態で固定される。
【０００９】上記釣糸挿通孔２のやや前方に位置する竿
管１内部には、竿管１の軸心線１’上で且つ該軸心線
１’と直交せしめて釣糸ガイド用のローラー５が回転自
在に軸支される。該ローラー５は、硬質合成樹脂，セラ
ミック，金属等の所望な材料を用いて両端開口の外縁に
釣糸ａの脱落を防止する鍔部5aを有する短管状に一体成
形されたもので、竿管１周壁に開設した支持孔1a,1a 間
に固定される支持軸６に回転自在に外装され、且つその
支持軸６両端に嵌挿したリング状のクッション材７，７
により左右方向へのブレを規制されている。
管１内部には、竿管１の軸心線１’上で且つ該軸心線
１’と直交せしめて釣糸ガイド用のローラー５が回転自
在に軸支される。該ローラー５は、硬質合成樹脂，セラ
ミック，金属等の所望な材料を用いて両端開口の外縁に
釣糸ａの脱落を防止する鍔部5aを有する短管状に一体成
形されたもので、竿管１周壁に開設した支持孔1a,1a 間
に固定される支持軸６に回転自在に外装され、且つその
支持軸６両端に嵌挿したリング状のクッション材７，７
により左右方向へのブレを規制されている。
【００１０】尚、上記ガイド用ローラー５は、釣糸挿通
孔２に挿通する釣糸ａをローラー５下側に案内して竿先
端方向へ通すようにガイドする関係上、釣糸挿通孔２か
ら覗き込んで確認しながら前記作業を行うことができ、
尚かつ、竿管１の強度を考慮して釣糸挿通孔２から所定
寸法離間した位置に設置する。
孔２に挿通する釣糸ａをローラー５下側に案内して竿先
端方向へ通すようにガイドする関係上、釣糸挿通孔２か
ら覗き込んで確認しながら前記作業を行うことができ、
尚かつ、竿管１の強度を考慮して釣糸挿通孔２から所定
寸法離間した位置に設置する。
【００１１】以上のように構成した本実施例の釣竿によ
れば、釣糸挿通孔２に挿通する釣糸ａはガイド環３の内
周縁３’に摺接した後にローラー５の下面側に摺接して
竿先端方向へガイドされる。また、ガイド環３内周から
ローラー５下面側に至る部分、即ち、本実施例における
釣糸ガイド部が開放的な空間内に形成されていることか
ら、釣糸ａに付着した海水は竿管１内に滴下し乾燥した
塩分は竿管１内面に定着するようになる。さらに、リー
ルの取り付け位置や竿先端側のガイド部の位置ずれが生
じたとしても、ガイド環３の内周縁とローラー５の下面
側との二点以外に釣糸ａが摺接することはないので、前
述の従来不具合を解消しつつ、釣糸ガイド部における釣
糸ａの摺動抵抗を大幅に低減することができる。
れば、釣糸挿通孔２に挿通する釣糸ａはガイド環３の内
周縁３’に摺接した後にローラー５の下面側に摺接して
竿先端方向へガイドされる。また、ガイド環３内周から
ローラー５下面側に至る部分、即ち、本実施例における
釣糸ガイド部が開放的な空間内に形成されていることか
ら、釣糸ａに付着した海水は竿管１内に滴下し乾燥した
塩分は竿管１内面に定着するようになる。さらに、リー
ルの取り付け位置や竿先端側のガイド部の位置ずれが生
じたとしても、ガイド環３の内周縁とローラー５の下面
側との二点以外に釣糸ａが摺接することはないので、前
述の従来不具合を解消しつつ、釣糸ガイド部における釣
糸ａの摺動抵抗を大幅に低減することができる。
【００１２】
【考案の効果】本考案の釣竿は以上説明したように構成
したことから、ガイド環内周からローラー下面側に至る
開放的な空間内に釣糸ガイド部が形成される。よって、
釣糸に付着した海水が竿管内に滴下し乾燥してもその塩
分は竿管内面に定着するようになり、しかも、リールの
取り付け位置や竿先端側のガイド部の位置ずれが生じた
としても、ガイド環の内周縁とローラーの下面側との二
点以外に釣糸が摺接することはない。
したことから、ガイド環内周からローラー下面側に至る
開放的な空間内に釣糸ガイド部が形成される。よって、
釣糸に付着した海水が竿管内に滴下し乾燥してもその塩
分は竿管内面に定着するようになり、しかも、リールの
取り付け位置や竿先端側のガイド部の位置ずれが生じた
としても、ガイド環の内周縁とローラーの下面側との二
点以外に釣糸が摺接することはない。
【００１３】従って、釣糸ガイド部が比較的長尺な閉鎖
的空間内に形成されている従来品の欠点、即ち、ガイド
部内面に塩分が定着したり、釣糸がガイド部内面のほぼ
全長にわたって摺接することにより釣糸の円滑な摺動に
支障を来す不具合を解消し、且つ釣糸ガイド部における
釣糸の摺動抵抗を大幅に低減し得る中通しタイプの釣竿
を提供することができる。
的空間内に形成されている従来品の欠点、即ち、ガイド
部内面に塩分が定着したり、釣糸がガイド部内面のほぼ
全長にわたって摺接することにより釣糸の円滑な摺動に
支障を来す不具合を解消し、且つ釣糸ガイド部における
釣糸の摺動抵抗を大幅に低減し得る中通しタイプの釣竿
を提供することができる。
【図１】 本考案に係る中通し釣竿の一実施例を示す要
部の縦断正面図。
部の縦断正面図。
【図２】 図１の（Ｘ）−（Ｘ）線に沿う断面図。
【図３】 従来品の要部断面図。
１：竿管 ２：釣糸挿通孔 ３：中通しガ
イド環 ５：釣糸ガイド用ローラー ６：支持軸
イド環 ５：釣糸ガイド用ローラー ６：支持軸
Claims (1)
- 【請求項１】 竿管表面の所定箇所に適宜径寸法の釣糸
挿通孔を開設すると共に該挿通孔の開口縁を覆う中通し
ガイド環を装着し、且つ竿管の内部には釣糸ガイド用の
ローラーを、竿管の軸心線上で該軸心線と直交せしめて
回転自在に軸支したことを特徴とする中通し釣竿。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993042576U JP2594396Y2 (ja) | 1993-08-03 | 1993-08-03 | 中通し釣竿 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993042576U JP2594396Y2 (ja) | 1993-08-03 | 1993-08-03 | 中通し釣竿 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0713154U JPH0713154U (ja) | 1995-03-07 |
| JP2594396Y2 true JP2594396Y2 (ja) | 1999-04-26 |
Family
ID=12639898
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993042576U Expired - Lifetime JP2594396Y2 (ja) | 1993-08-03 | 1993-08-03 | 中通し釣竿 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2594396Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-08-03 JP JP1993042576U patent/JP2594396Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0713154U (ja) | 1995-03-07 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990126 |