JPH1052194A - 釣り竿 - Google Patents
釣り竿Info
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- JPH1052194A JPH1052194A JP21118396A JP21118396A JPH1052194A JP H1052194 A JPH1052194 A JP H1052194A JP 21118396 A JP21118396 A JP 21118396A JP 21118396 A JP21118396 A JP 21118396A JP H1052194 A JPH1052194 A JP H1052194A
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- rod
- fishing rod
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Abstract
を抑えて嵌合固定できるようにする。 【解決手段】 中通し竿は、リールが装着されるズーム
式の元竿と、第1番竿及び第2番竿が振出形式で連結さ
れた穂先竿体ユニットと、尻栓35と、嵌合部材42と
を備えている。第2番竿は、第1番竿を内部に収納可能
な筒状の竿体である。尻栓35は、第2番竿の竿尻側か
ら内部に嵌め込まれた筒状のものである。嵌合部材42
は、第1番竿の竿尻部31aを嵌合固定する部材であ
り、尻栓35の内周面に配置された筒状の取付部43
と、取付部43の内周側に周方向に間隔を隔てて配置さ
れ、先端が中心方向に延び、かつ先端で構成される内径
が第1番竿の竿尻部31aの外径より小さい襞状の複数
の嵌合保持部44とを有している。
Description
先側竿体が竿尻側竿体の内部に収納可能な釣り竿に関す
る。
穂先竿を除く各中間竿体の一部又は元竿の竿尻部には尻
栓が装着されている。元竿用を除く尻栓の内面後部に
は、内部に釣り糸を案内するガイドリングが固定されて
いる。この尻栓は、元竿又は各中間竿体に収納される竿
体(以下、収納竿体という)の竿尻部を固定して、収納
竿体が後方へ抜け出ないようにするものである。また、
元竿の糸導入孔の竿先側で収納竿体を固定するタイプの
中通し竿では、尻栓は、収納竿体を糸導入孔の竿先側で
固定して釣り糸を糸導入口から竿体内部の糸挿通経路に
通しやすくするためにも使用される。
71号公報に開示されたものが知られている。この尻栓
は弾性体製であり、中間竿体の竿尻部の内周部に着脱自
在に螺合されている。尻栓の内周面には先広がりのテー
パ状孔が形成されており、このテーパ状孔に収納竿体の
竿尻部が嵌合され固定される。
弾性体製の尻栓のテーパ状孔で収納竿体の竿尻部を嵌合
固定しているので、内周側と外周側とで嵌合力が変化
し、嵌合力を一定の状態に保ためには収納竿体の竿尻部
の外径寸法に応じてテーパ状孔の寸法を変更しなければ
ならない。つまり、嵌合力を一定の状態に維持しようと
すると、収納竿体の外径寸法毎に異なる尻栓を用意する
必要がある。したがって、中間竿体の寸法が同じであっ
ても収納竿体の外径寸法が異なれば、異なる尻栓が必要
になる。
体を、嵌合力の変動を抑えて嵌合固定できるようにする
ことにある。
穂先側に配置される内側竿体と、外側竿体と、尻栓と、
弾性体製の嵌合部材とを備えている。外側竿体は、内側
竿体を内部に収納可能な中空の竿体である。尻栓は、外
側竿体の竿尻側から内部に嵌め込まれた筒状のものであ
る。嵌合部材は、尻栓の内周面に配置された筒状の取付
部と、取付部の内周側に周方向に間隔を隔てて配置さ
れ、先端が中心方向に延び、かつ先端で構成される内径
が内側竿体の竿尻部の外径より小さい襞状の複数の嵌合
保持部とを有する部材である。
側竿体の内部に収納すると、嵌合保持部の先端で構成さ
れる内径が内側竿体の竿尻部の外径より小さいので、嵌
合部材の襞状の嵌合保持部が湾曲して竿尻部にまとわり
つく。そして、嵌合保持部の弾性力による摩擦により竿
尻部が嵌合固定される。このとき、襞状の嵌合保持部が
湾曲して竿尻部にまとわりついているので、内側竿体の
竿尻部の外径寸法がある程度異なっていても、湾曲位置
が変わることでこの変動を柔軟に吸収できる。しかも湾
曲量は竿尻部の外径寸法によってあまり変動しないの
で、弾性力が変動しにくく、それによる嵌合力の変動も
抑えられる。
において、前記尻栓は弾性体製であり、前記嵌合部材は
尻栓と一体で形成されている。この場合には、尻栓と嵌
合部材とが一体で形成されるので、形成部分の構成が簡
素になる。発明3に係る釣り竿は、発明1又は2に記載
の竿において、前記嵌合保持部は、取付部の軸方向に長
くかつ中心に向かうほど厚みが薄くなる板状部材であ
る。この場合には、嵌合保持部が先細りの長い部材であ
るので、湾曲しやすく、かつ湾曲したときに先端部の逃
げ代が多くなる。
ずれかに記載の竿において、前記尻栓は、外周に前記外
側竿体に螺合する雄ネジ部を有している。この場合に
は、尻栓が外側竿体にネジにより固定されるので、尻栓
を外側竿体に着脱自在に装着できる。発明5に係る釣り
竿は、発明1から4のいずれかに記載の竿において、前
記内側竿体と外側竿体の内部には釣り糸経路が形成され
ており、前記尻栓の竿尻側内周部には釣り糸を案内する
ガイドリングが装着されている。この場合には、中通し
竿において、たとえば糸導入孔の竿先側に種々の外径寸
法の穂先竿等の内側竿体を嵌合力の変動を抑えて嵌合固
定できる。
態による中通し竿は、元竿1と、元竿1に装着された穂
先側竿体ユニット2とを有している 元竿1は、必要に
応じて長さを変更可能なズーム機構3を有している。ズ
ーム機構3は、第1手元側竿体4と、第1手元側竿体4
の内部に第1手元側竿体4に対して伸縮自在に挿入され
た第2手元側竿体5とから構成されている。
状に形成され、その一面にはリール10が装着されるリ
ールシート11が形成されている。第1手元側竿体4
は、竿尻部に取り付けられた尻栓12を有している。第
2手元側竿体5は、第1手元側竿体4と同様に先細りの
筒状に形成されている。第2手元側竿体5の竿尻部の外
径は、第1手元側竿体4の竿先部の内径より大きい。こ
れにより、伸長状態で、第2手元側竿体5は第1手元側
竿体4から抜けず、かつ第1手元側竿体4と第2手元側
竿体5とが固定される。第2手元側竿体5の竿先部に
は、図2に示すように、他の部分より外径が大きい肉厚
部20が形成されている。この肉厚部20は、第2手元
側竿体5が第1手元側竿体4内の尻栓12付近まで挿入
された状態で、第1手元側竿体4の竿先部内周に後端部
が位置するように配置されている。このため、図1に示
すズーム収縮状態で第1手元側竿体4の尻栓12内部と
第2手元側竿体5の竿尻部とで両者が嵌合により固定さ
れるとともに、さらに第1手元側竿体4の竿先部と第2
手元側竿体5の肉厚部20とで両者が嵌合により固定さ
れる。
り糸Lを竿体内部に導入する糸導入孔21が形成されて
いる。また、肉厚部20の糸導入孔21の後部外周面に
は、糸案内ガイド22が装着されている。この糸案内ガ
イド22は、第2手元側竿体5の肉厚部20に取り付け
られた脚部23と、脚部23の先端に装着された糸挿通
部24とを有し、糸導入孔21との関係においては両者
は固定された関係にある。すなわち、糸導入孔21と糸
案内ガイド22との間の軸方向の距離は変化しない。糸
挿通部24には糸挿通孔25が形成されている。なお、
糸導入孔21の縁及び糸案内ガイド22の糸挿通孔25
の縁には、釣り糸を案内するセラミック製の硬質リング
26a,26bが装着されている。
に、トップガイド30を有する最も先端の第1番竿31
と、第1番竿31を支持するとともに内部に収納可能で
かつ第2手元側竿体5に挿入可能な第2番竿32とを有
している。このように、穂先側竿体ユニット2を構成す
る2本の竿31,32は振出形式で連結されている。そ
して、これらの竿の内部には、釣り糸Lが挿通する内部
経路P(図2)が形成される。
後端部の構造を示す。なお、図2では、穂先側竿体ユニ
ット2を収納した状態を示しており、図3では、第1番
竿31が第2番竿32に収納される直前の状態を示して
いる。第2番竿32の後端開口部には鍔付円筒状の合成
樹脂製の尻栓35が着脱自在に装着されている。尻栓3
5の外周部には、尻栓35を第2番竿32に螺合するた
めの雄ネジ部40が形成されている。また、後端部には
他の部分より小径の糸挿通孔41(図3)が形成されて
おり、糸挿通孔41には、それより内径が小さい硬質リ
ング26cが装着されている。
嵌合部材42が固定されている。嵌合部材42は、円筒
状の取付部43と、取付部43の内周側に周方向に間隔
を隔てて配置された複数の嵌合保持部44とを有してい
る。嵌合保持部44は、第1番竿31の竿尻部31aを
嵌合固定するものであり、図4に示すように、先端が中
心方向に延び、かつ先端で構成される内径dが第1番竿
31の竿尻部31の外径Dより小さい襞状のものであ
る。また、嵌合保持部44は、取付部43の軸方向に長
くかつ中心に向かうほど厚みが薄くなっている。なお、
第1番竿31の後端開口部には、釣り糸を案内する硬質
リング26dが装着されている。
ル10からの釣り糸を糸通しワイヤを使用して竿内部に
挿入する場合は、穂先側竿体ユニット2を図2に示すよ
うに収縮状態にして糸導入孔21の竿先側に配置する。
穂先側竿体ユニット2を収縮状態にする際には、第1番
竿31を第2番竿32内に挿入し、竿尻部31aが嵌合
保持部44に当接すると、第1番竿31を回転させなが
ら押し込む。このとき、嵌合保持部44の先端で構成さ
れる内径dが第1番竿31の竿尻部31aの外径Dより
小さいので、図5に示すように、嵌合保持部44が湾曲
して竿尻部31aにまとわりつき、嵌合保持部44の弾
性力による摩擦により弾性的に第1番竿31が嵌合固定
される。このとき、襞状の嵌合保持部44が湾曲して竿
尻部31aにまとわりついているので、第1番竿31の
竿尻部31aの外径寸法がある程度大きくなっても、湾
曲位置が変わることでこの変動を柔軟に吸収できる。し
かも湾曲量は竿尻部31aの外径寸法によってあまり変
動しないので、弾性力が変動しにくく、それによる嵌合
力の変動も抑えられる。また、テーパ状孔で竿尻部を保
持すると、竿尻部の外径寸法によって嵌合位置が軸方向
でずれてしまい、外径寸法によって第1番竿31の穂先
の出代が変化するが、本実施形態では、嵌合位置をつね
に同じ位置にすることができ、穂先の出代が変化しな
い。
作時においては、前述のように、糸案内ガイド22を設
けて釣り糸の触れを規制し、釣り糸が糸導入孔21の前
後の端縁に接触しない構成になっているので、釣り糸の
摺動抵抗を小さくできる。さらに、釣り糸の接触する個
所には硬質の案内リング26b〜26dを設けているの
で、釣り糸の摺動抵抗をさらに小さくできる。
22が第2手元側竿体5に装着されているので、第2手
元側竿体5を第1手元側竿体4に対して伸長させたと
き、糸案内ガイド22によって釣り糸が第2手元側竿体
5から離れることとなり、第2手元側竿体5の表面に釣
り糸が接触する機会を少なくできる。したがって、釣り
糸の摺動抵抗がより少なくなる。
には、尻栓35を取付部43と嵌合保持部44とで構成
し、嵌合部材を尻栓35と一体で形成してもよい。この
場合には、尻栓35の構成が簡素になる。 (b) 竿元側竿体の竿尻部まで竿先側竿体を収納する
場合、竿元側竿体の尻栓にも本発明を適用できる。たと
えば、上記実施形態において、第1手元側竿体4に装着
される尻栓12を、尻栓35と同様に、図7に示すよう
な構造にしてもよい。この尻栓12は、外周部に第1手
元側竿体4に螺合する雄ネジ部40が形成されている。
また、内周部に弾性体製の筒状の嵌合部材42が固定さ
れている。嵌合部材42は、円筒状の取付部43と、取
付部43の内周側に周方向に間隔を隔てて配置された複
数の嵌合保持部44とを有している。 (c) 本発明は、中通し竿だけでなく、通常の振出竿
にも適用できる。
に収納すると、内側竿体の竿尻部に襞状の嵌合保持部が
湾曲してまとわりつくので、内側竿体の竿尻部の外径寸
法がある程度異なっていても、湾曲位置が変わることで
この変動を柔軟に吸収できる。しかも湾曲量は竿尻部の
外径寸法によってあまり変動しないので、弾性力が変動
しにくく、それによる嵌合力の変動も抑えられる。
図。
Claims (5)
- 【請求項1】穂先側に配置される内側竿体と、 前記内側竿体を内部に収納可能な中空の外側竿体と、 前記外側竿体の竿尻側から内部に嵌め込まれた筒状の尻
栓と、 前記尻栓の内周面に配置された筒状の取付部と、前記取
付部の内周側に周方向に間隔を隔てて配置され、先端が
中心方向に延び、かつ前記先端で構成される内径が前記
内側竿体の竿尻部の外径より小さい襞状の複数の嵌合保
持部とを有する弾性体製の嵌合部材と、を備えた釣り
竿。 - 【請求項2】前記尻栓は弾性体製であり、 前記嵌合部材は前記尻栓と一体で形成されている、請求
項1に記載の釣り竿。 - 【請求項3】前記嵌合保持部は、前記取付部の軸方向に
長くかつ中心に向かうほど厚みが薄くなる板状部材であ
る、請求項1又は2に記載の釣り竿。 - 【請求項4】前記尻栓は、外周に前記外側竿体に螺合す
る雄ネジ部を有している、請求項1から3のいずれかに
記載の釣り竿。 - 【請求項5】前記内側竿体と外側竿体の内部には釣り糸
経路が形成されており、前記尻栓の竿尻側内周部には釣
り糸を案内するガイドリングが装着されている、請求項
1から4のいずれかに記載の釣り竿。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21118396A JP3675580B2 (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | 釣り竿 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21118396A JP3675580B2 (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | 釣り竿 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1052194A true JPH1052194A (ja) | 1998-02-24 |
JP3675580B2 JP3675580B2 (ja) | 2005-07-27 |
Family
ID=16601795
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21118396A Expired - Fee Related JP3675580B2 (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | 釣り竿 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3675580B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100333639C (zh) * | 2002-07-29 | 2007-08-29 | 株式会社岛野 | 钓竿 |
JP2016067337A (ja) * | 2014-10-02 | 2016-05-09 | 株式会社シマノ | 伸縮式振出竿 |
-
1996
- 1996-08-09 JP JP21118396A patent/JP3675580B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100333639C (zh) * | 2002-07-29 | 2007-08-29 | 株式会社岛野 | 钓竿 |
JP2016067337A (ja) * | 2014-10-02 | 2016-05-09 | 株式会社シマノ | 伸縮式振出竿 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3675580B2 (ja) | 2005-07-27 |
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