JP3448161B2 - 自動変速機 - Google Patents
自動変速機Info
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- oil
- rotating member
- peripheral surface
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
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- F16H57/0421—Guidance of lubricant on or within the casing, e.g. shields or baffles for collecting lubricant, tubes, pipes, grooves, channels or the like
- F16H57/0423—Lubricant guiding means mounted or supported on the casing, e.g. shields or baffles for collecting lubricant, tubes or pipes
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
- F16H57/048—Type of gearings to be lubricated, cooled or heated
- F16H57/0482—Gearings with gears having orbital motion
- F16H57/0484—Gearings with gears having orbital motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
Description
るものである。
によって発生させられた回転をトルクコンバータを介し
て変速装置に伝達し、該変速装置において変速して駆動
輪に伝達するようになっている。そして、前記変速装置
には、複数の歯車要素から成るギヤユニットが配設さ
れ、クラッチ、ブレーキ等の摩擦係合要素を係脱し、歯
車要素の回転を選択的に出力することによって、複数の
変速段が達成される。
回転部材を潤滑しかつ冷却するために、自動変速機ケー
スの下方に形成された油受け部としてのオイルパンに油
が蓄えられ、オイルポンプによって前記油が吸引され、
各回転部材に供給されるようになっている。そして、該
各回転部材を潤滑しかつ冷却した後の油は、遠心力によ
って飛散させられ、その後、重力で降下して前記オイル
パンに回収される。
来の自動変速機においては、多段化しようとして複数の
ギヤユニットを自動変速機ケース内に配設すると、回転
部材の数が極めて多くなり、該各回転部材に供給される
油の量がその分多くなってしまう。そして、低温時に油
の粘性が高くなり、油の流動性が低くなると、各回転部
材を潤滑しかつ冷却した後の油は、遠心力が加わっても
飛散することなく各回転部材の表面に残留するので、前
記オイルパンに回収される油の量がその分少なくなり、
また、油の比重が高くなることもあり、油面レベルが低
くなってしまう。
ておくことが考えられるが、コストが高くなるだけでな
く、油自体の摩擦損失が生じ、自動変速機の効率が低下
してしまう。また、油が劣化したり、油内に気泡が発生
したりすると、油の潤滑能力及び冷却能力が低下してし
まう。本発明は、前記従来の自動変速機の問題点を解決
して、油受け部に回収される油の量を多くすることがで
き、油受け部の油面レベルが低くなることがない自動変
速機を提供することを目的とする。
動変速機においては、少なくとも一つの回転部材と、該
回転部材を包囲する回転部材包囲体と、該回転部材包囲
体の下方に配設され、油を蓄える油受け部とを有する。
そして、前記回転部材包囲体の内周面に、前記回転部材
の外周面に臨ませて、複数の溝部及び凸部が形成され
る。また、前記回転部材の回転方向における前記凸部の
下流側の端部が滑らかに湾曲させられる。そして、前記
回転部材包囲体は、内側空間と前記油受け部とを連通す
る連通孔を備える。本発明の他の自動変速機において
は、外周に歯溝が形成されたパーキングギヤと、前記歯
溝と選択的に噛合する爪を備えたパーキングポールと、
前記パーキングギヤを包囲する回転部材包囲体と、該回
転部材包囲体の下方に配設され、油を蓄える油受け部と
を有する。そして、前記パーキングポールに、前記パー
キングギヤの外周面に向けて突出させて偏向突起が形成
される。また、前記回転部材包囲体は、内側空間と前記
油受け部とを連通する連通孔を備える。本発明の更に他
の自動変速機においては、外周に歯溝が形成されたパー
キングギヤと、自動変速機ケースに固定され、先端が前
記パーキングギヤの外周面に向けて突出させられたブラ
ケットと、前記パーキングギヤを包囲する回転部材包囲
体と、該回転部材包囲体の下方に配設され、油を蓄える
油受け部とを有する。そして、前記回転部材包囲体は、
内側空間と前記油受け部とを連通する連通孔を備える。
さらに、前記溝部及び凸部は、前記回転部材の外周面に
付着した油の流れを径方向外方に偏向する。
さらに、前記溝部は、前記回転部材包囲体の内周面に形
成されたスプライン溝に対応させて形成される。そし
て、前記溝部に流れた油はスプライン溝を介して排出さ
れる。本発明の更に他の自動変速機においては、さら
に、前記回転部材は回転数を検出するためのロータであ
り、前記回転部材包囲体は自動変速機ケースである。そ
して、前記溝部及び凸部は、前記自動変速機ケースの内
周面に形成されたスプライン溝に対応させて形成され
る。
さらに、前記回転部材はパーキングギヤであり、前記回
転部材包囲体は自動変速機ケースである。そして、前記
溝部及び凸部は、前記自動変速機ケースの内周面に形成
されたスプライン溝である。
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
第1の実施の形態における自動変速機の要部断面図、図
2は本発明の第1の実施の形態における自動変速機ケー
スの側面図である。図において、11は回転部材包囲体
としての自動変速機ケース、12は前端 (図2における
左端) において図示しないトルクコンバータに連結さ
れ、該トルクコンバータから出力された回転が伝達され
る出力軸、13はオーバドライブ用のプラネタリギヤユ
ニットであり、該プラネタリギヤユニット13は、リン
グギヤR、サンギヤS、前記リングギヤR及びサンギヤ
Sと噛合させられるピニオンP、並びに該ピニオンPを
回転自在に支持するキャリヤCRから成り、該キャリヤ
CRは前記出力軸12の後端 (図2における右端) にお
いて出力軸12と一体的に形成される。
ブ15が出力軸12と相対的に回転自在に配設され、該
スリーブ15の後方(図2における右方)部に前記サン
ギヤSが、前方(図2における左方)部にワンウェイク
ラッチFのインナレース16がそれぞれスリーブ15と
一体に形成される。そして、前記キャリヤCRの前端の
外周縁にリング21が固定され、該リング21と前記ワ
ンウェイクラッチFのアウタレース17とがスプライン
係合される。
クラッチドラム23が固定され、該クラッチドラム23
と前記リング21との間に第4クラッチC0が配設され
る。そして、前記クラッチドラム23内にピストン24
が進退自在に配設され、前記クラッチドラム23及びピ
ストン24によって油圧サーボC−0が形成される。し
たがって、該油圧サーボC−0に油圧を供給してピスト
ン24を前進 (図2における右方に移動) させることに
よって、前記第4クラッチC0を係合させ、油圧サーボ
C−0内の油をドレーンしてピストン24を後退 (図2
における左方に移動)させることによって、前記第4ク
ラッチC0を解放することができる。
速機ケース11との間に第4ブレーキB0が配設され、
図示しない油圧サーボに油圧を供給することによって、
第4ブレーキB0を係合させ、前記油圧サーボ内の油を
ドレーンすることによって、第4ブレーキB0を解放す
ることができる。該第4ブレーキB0は、自動変速機ケ
ース11とスプライン係合された複数の外側薄板26
と、前記クラッチドラム23とスプライン係合された複
数の内側薄板27とを交互に配設することによって形成
され、前記油圧サーボに油圧が供給されると、ピストン
28が前進(図2における左方に移動)させられ、外側
薄板26のうち最も右側を前方に押す。その結果、第4
ブレーキB0が係合させられる。
数箇所にスプライン溝30が、前記自動変速機ケース1
1の内周の複数箇所にスプライン溝31がそれぞれ形成
される。そして、前記各外側薄板26の外周における前
記スプライン溝31と対応する箇所にスプライン歯26
aが図1に示すように形成される。また、同様に、前記
内側薄板27の内周における前記スプライン溝30と対
応する箇所に図示しないスプライン歯が形成される。
するために、自動変速機ケース11の下方に形成された
油受け部としての図示しないオイルパンに油が蓄えら
れ、図示しないオイルポンプによって前記油が吸引さ
れ、各回転部材に供給されるようになっている。この場
合、該各回転部材を潤滑しかつ冷却した後の油は、遠心
力によって飛散させられ、その後、重力で降下して前記
オイルパンに回収される。
に、図示しないエンジンから前記トルクコンバータを介
して伝達される回転の回転数を検出することができるよ
うになっている。そのために、前記クラッチドラム23
に、板状部35、及び該板状部35の外周縁から軸方向
に延びる筒状部36から成る環状のロータ33が回転部
材として固定され、前記筒状部36の外周面に対向させ
て電磁センサ34が配設される。なお、38は前記筒状
部36の円周方向における複数箇所に形成されたスリッ
トである。
ス11の前端の近傍の内側に配設され、前記筒状部36
の外周面36aと自動変速機ケース11の内周面11a
との間が一定の間隔になるように形成される。そして、
前記筒状部36の外周面36aにはロータ33を潤滑し
かつ冷却した後の油が付着するが、該油は、低温時に粘
性が高くなり流動性が低くなると、遠心力が加わっても
飛散することなく、外周面36aに残留する。したがっ
て、前記オイルパンに回収される油の量がその分少なく
なり、油面レベルが低くなってしまう。
した油を剥離するために、前記自動変速機ケース11の
内周面11aに油剥離手段が形成される。すなわち、本
実施の形態においては、自動変速機ケース11の前端の
近傍の内周面11aにおいて、前記スプライン溝31に
対応させて、円周方向における複数箇所に溝部51〜5
4が、該各溝部51〜54間に凸部61〜64がそれぞ
れ形成される。そして、ロータ33の回転方向(図1に
おける時計周り方向)における各凸部61〜64の下流
側の端部61a〜64aが滑らかに湾曲させられる。
部62、64の上流側の各端部62b、64bが滑らか
に湾曲させられる。そして、前記自動変速機ケース11
の内側空間と前記オイルパンとを連通させるために、一
端を前記スプライン溝31に開口させて連通孔70が形
成される。したがって、前記筒状部36の外周面36a
に残留し、ロータ33の回転に伴って前記自動変速機ケ
ース11の内周面11aに沿って流れる油の一部は、前
記端部61a〜64aにおいて表面張力等の油の特性に
よって径方向外方に向けて偏向させられ、剥離されて湾
曲面に沿って流れる。その後、油は、前記各スプライン
溝31内を軸方向に流れ、該スプライン溝31の端面か
ら重力によって降下し、自動変速機ケース11の底部に
形成された連通孔70を通って自動変速機ケース11の
外に排出され、前記オイルパンに回収される。なお、前
記連通孔70以外の連通孔を形成することもできる。
留する油の量が少なくなり、オイルパンに回収される油
の量がその分多くなるので、油面レベルが低くなるのを
防止することができる。また、必要以上の量の油をオイ
ルパンに蓄えておかなくてもよいので、コストを低くす
ることができるだけでなく、油自体の摩擦損失を少なく
することができ、自動変速機の効率を向上させることが
できる。さらに、油が劣化したり、油内に気泡が発生し
たりすることがないので、油の潤滑能力及び冷却能力が
低下するのを防止することができる。
向に流れて排出されるようになっているので、油を排出
するために特別の油路を形成する必要がない。したがっ
て、コストを低くすることができる。次に、本発明の第
2の実施の形態について説明する。図3は本発明の第2
の実施の形態におけるパーキングギヤの配設状態図、図
4は本発明の第2の実施の形態におけるパーキングポー
ルの取付状態図である。
の自動変速機ケース、71は該自動変速機ケース11に
対して回転自在に配設された回転部材としてのパーキン
グギヤであり、出力軸81に配設される。前記パーキン
グギヤ71の外周には、複数の歯71b及び歯溝71c
が交互に形成される。また、77は前記自動変速機ケー
ス11に対して揺動自在に支持されたパーキングポー
ル、78は該パーキングポール77に形成され、前記歯
溝71cと選択的に噛合する爪である。
ーを操作してパーキングレンジを選択すると、前記パー
キングポール77が揺動させられ、歯溝71cと爪78
とが噛合させられ、前記出力軸81がロックされる。と
ころで、前記パーキングギヤ71は、出力軸81に固定
されているので、車両の前進走行時は図における時計周
りに、後進走行時は反時計周りに回転させられる。した
がって、前記パーキングギヤ71の外周面71aには、
自動変速機の各回転部材を潤滑しかつ冷却した後の油が
付着するが、該油は、低温時に粘性が高くなり流動性が
低くなると、遠心力が加わっても飛散することなく、外
周面71aに残留する。その結果、油受け部としての図
示しないオイルパンに回収される油の量がその分少なく
なり、油面レベルが低くなってしまう。
面11aには、前進走行時のパーキングギヤ71の回転
方向(図における時計周り方向)におけるパーキングポ
ール77より上流側、及び後進走行時のパーキングギヤ
71の回転方向(図における反時計周り方向)における
パーキングポール77より上流側に、前記外周面71a
に臨ませて油剥離手段が形成される。
における複数箇所にスプライン溝、すなわち、溝部72
が、該各溝部72間に凸部73がそれぞれ形成され、前
進走行時及び後進走行時のパーキングギヤ71の各回転
方向における所定の各凸部73の下流側の各端部73
a、73bが滑らかに湾曲させられる。また、前記自動
変速機ケース11の内側空間とオイルパンとを連通させ
るために、前記各溝部72に連通孔75が形成される。
71aに付着した油の一部は、パーキングギヤ71の回
転に伴って前記自動変速機ケース11の内周面11aに
沿って流れ、前記端部73a、73bにおいて表面張力
等の油の特性によって径方向外方に向けて偏向させら
れ、剥離されて湾曲面に沿って流れる。その後、油は、
前記各スプライン溝31内を軸方向に流れ、該スプライ
ン溝31の端面から重力によって降下し、自動変速機ケ
ース11の底部に形成された連通孔75を通って自動変
速機ケース11の外に排出され、前記オイルパンに回収
される。なお、前記連通孔70以外の連通孔を形成する
こともできる。
る連通孔75に対応する部分には、油剥離手段としての
偏向突起79がパーキングギヤ71に向けて突出させて
形成される。したがって、パーキングギヤ71の外周面
71aに残留し、パーキングギヤ71の回転に伴って前
記自動変速機ケース11の内周面11aに沿って流れる
油の一部は、前記偏向突起79によって径方向外方に向
けて偏向させられ、剥離されるとともに、連通孔75に
案内される。この場合、偏向突起79は先端になるほど
幅が広くされているので、油は円滑に剥離され、案内さ
れる。
と隣接させて、油剥離手段としてのブラケット88が自
動変速機ケース11に固定され、図示しないパーキング
ロッドを支持する。そして、前記ブラケット88の先端
89は、パーキングギヤ71に向けて突出させられる。
したがって、パーキングギヤ71の外周面71aに付着
した油の一部は、前記ブラケット88の先端89によっ
て径方向外方に向けて偏向させられ、剥離される。
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
れば、自動変速機においては、少なくとも一つの回転部
材と、該回転部材を包囲する回転部材包囲体と、該回転
部材包囲体の下方に配設され、油を蓄える油受け部とを
有する。そして、前記回転部材包囲体の内周面に、前記
回転部材の外周面に臨ませて、複数の溝部及び凸部が形
成される。また、前記回転部材の回転方向における前記
凸部の下流側の端部が滑らかに湾曲させられる。そし
て、前記回転部材包囲体は、内側空間と前記油受け部と
を連通する連通孔を備える。
部材の回転に伴って前記回転部材包囲体の内周面に沿っ
て流れる油の一部は、溝部及び凸部によって剥離され、
連通孔を介して油受け部に回収される。その結果、回転
部材の表面に残留する油の量が少なくなり、油受け部に
回収される油の量がその分多くなるので、油面レベルが
低くなるのを防止することができる。
ておかなくてもよいので、コストを低くすることができ
るだけでなく、油自体の摩擦損失を少なくすることがで
き、自動変速機の効率を向上させることができる。さら
に、油が劣化したり、油内に気泡が発生したりすること
がないので、油の潤滑能力及び冷却能力が低下するのを
防止することができる。
に歯溝が形成されたパーキングギヤと、前記歯溝と選択
的に噛合する爪を備えたパーキングポールと、前記パー
キングギヤを包囲する回転部材包囲体と、該回転部材包
囲体の下方に配設され、油を蓄える油受け部とを有す
る。そして、前記パーキングポールに、前記パーキング
ギヤの外周面に向けて突出させて偏向突起が形成され
る。また、前記回転部材包囲体は、内側空間と前記油受
け部とを連通する連通孔を備える。この場合、パーキン
グギヤの表面に残留した油の一部は、偏向突起によって
剥離され、連通孔を介して前記油受け部に回収される。
本発明の更に他の自動変速機においては、外周に歯溝が
形成されたパーキングギヤと、自動変速機ケースに固定
され、先端が前記パーキングギヤの外周面に向けて突出
させられたブラケットと、前記パーキングギヤを包囲す
る回転部材包囲体と、該回転部材包囲体の下方に配設さ
れ、油を蓄える油受け部とを有する。そして、前記回転
部材包囲体は、内側空間と前記油受け部とを連通する連
通孔を備える。この場合、パーキングギヤの表面に残留
し、前記自動変速機ケースの内周面に沿って流れる油の
一部は、ブラケットの先端によって剥離された後、自動
変速機ケースの内周面に沿って重力によって降下し、連
通孔を介して前記油受け部に回収される。本発明の更に
他の自動変速機においては、さらに、前記溝部及び凸部
は、前記回転部材の外周面に付着した油の流れを径方向
外方に偏向する。この場合、回転部材の表面に残留し、
回転部材の回転に伴って前記回転部材包囲体の内周面に
沿って流れる油の一部は、溝部及び凸部によって径方向
外方に偏向されて剥離される。
さらに、前記溝部は、前記回転部材包囲体の内周面に形
成されたスプライン溝に対応させて形成される。そし
て、前記溝部に流れた油はスプライン溝を介して排出さ
れる。この場合、回転部材の表面に残留し、前記回転部
材包囲体の内周面に沿って流れる油の一部は、溝部及び
凸部によって剥離された後、各スプライン溝を軸方向に
流れ、回転部材包囲体の外に排出され、前記油受け部に
回収される。
路を形成する必要がないので、自動変速機のコストを低
くすることができる。本発明の更に他の自動変速機にお
いては、さらに、前記回転部材は回転数を検出するため
のロータであり、前記回転部材包囲体は自動変速機ケー
スである。そして、前記溝部及び凸部は、前記自動変速
機ケースの内周面に形成されたスプライン溝に対応させ
て形成される。
動変速機ケースの内周面に沿って流れる油の一部は、溝
部及び凸部によって剥離された後、各スプライン溝を軸
方向に流れ、自動変速機ケースの外に排出され、前記油
受け部に回収される。本発明の更に他の自動変速機にお
いては、さらに、前記回転部材はパーキングギヤであ
り、前記回転部材包囲体は自動変速機ケースである。そ
して、前記溝部及び凸部は、前記自動変速機ケースの内
周面に形成されたスプライン溝である。
し、前記自動変速機ケースの内周面に沿って流れる油の
一部は、溝部及び凸部によって剥離された後、各スプラ
イン溝を軸方向に流れ、自動変速機ケースの外に排出さ
れ、前記油受け部に回収される。
の要部断面図である。
ケースの側面図である。
ギヤの配設状態図である。
ポールの取付状態図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 少なくとも一つの回転部材と、該回転部
材を包囲する回転部材包囲体と、該回転部材包囲体の下
方に配設され、油を蓄える油受け部とを有するととも
に、前記回転部材包囲体の内周面に、前記回転部材の外
周面に臨ませて、複数の溝部及び凸部が形成され、前記
回転部材の回転方向における前記凸部の下流側の端部が
滑らかに湾曲させられ、前記回転部材包囲体は、内側空
間と前記油受け部とを連通する連通孔を備えることを特
徴とする自動変速機。 - 【請求項2】 外周に歯溝が形成されたパーキングギヤ
と、前記歯溝と選択的に噛合する爪を備えたパーキング
ポールと、前記パーキングギヤを包囲する回転部材包囲
体と、該回転部材包囲体の下方に配設され、油を蓄える
油受け部とを有するとともに、前記パーキングポール
に、前記パーキングギヤの外周面に向けて突出させて偏
向突起が形成され、前記回転部材包囲体は、内側空間と
前記油受け部とを連通する連通孔を備えることを特徴と
する自動変速機。 - 【請求項3】 外周に歯溝が形成されたパーキングギヤ
と、自動変速機ケースに固定され、先端が前記パーキン
グギヤの外周面に向けて突出させられたブラケットと、
前記パーキングギヤを包囲する回転部材包囲体と、該回
転部材包囲体の下方に配設され、油を蓄える油受け部と
を有するとともに、前記回転部材包囲体は、内側空間と
前記油受け部とを連通する連通孔を備えることを特徴と
する自動変速機。 - 【請求項4】 前記溝部及び凸部は、前記回転部材の外
周面に付着した油の流れを径方向外方に偏向する請求項
1に記載の自動変速機。 - 【請求項5】 前記溝部は、前記回転部材包囲体の内周
面に形成されたスプライン溝に対応させて形成され、前
記溝部に流れた油はスプライン溝を介して排出される請
求項1に記載の自動変速機。 - 【請求項6】 前記回転部材は回転数を検出するための
ロータであり、前記回転部材包囲体は自動変速機ケース
であるとともに、前記溝部及び凸部は、前記自動変速機
ケースの内周面に形成されたスプライン溝に対応させて
形成される請求項1又は4に記載の自動変速機。 - 【請求項7】 前記回転部材はパーキングギヤであり、
前記回転部材包囲体は自動変速機ケースであるととも
に、前記溝部及び凸部は、前記自動変速機ケースの内周
面に形成されたスプライン溝である請求項1又は4に記
載の自動変速機。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18638296A JP3448161B2 (ja) | 1996-07-16 | 1996-07-16 | 自動変速機 |
US08/880,919 US5960919A (en) | 1996-07-16 | 1997-06-23 | Automatic transmission with a separator for removing oil from the surface of a rotary member |
KR1019970032946A KR100456834B1 (ko) | 1996-07-16 | 1997-07-16 | 자동변속기 |
DE19730488A DE19730488A1 (de) | 1996-07-16 | 1997-07-16 | Automatik-Getriebe |
Applications Claiming Priority (1)
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