JP3447815B2 - グレイジングビード - Google Patents

グレイジングビード

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JP3447815B2
JP3447815B2 JP20417694A JP20417694A JP3447815B2 JP 3447815 B2 JP3447815 B2 JP 3447815B2 JP 20417694 A JP20417694 A JP 20417694A JP 20417694 A JP20417694 A JP 20417694A JP 3447815 B2 JP3447815 B2 JP 3447815B2
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glass plate
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敏夫 清水
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Shin Etsu Polymer Co Ltd
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Shin Etsu Polymer Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドア用枠やサッシ等の
枠体に耐火ガラス等のガラス板を取り付ける際に使用す
るグレイジングビードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のグレイジングビード(グレイジン
グガスケット、又は単にガスケットとも言う)は、図示
しないが、例えば合成ゴム等から断面略凹字形等に形成
され、ドア用枠やサッシ等の枠体の溝穴と耐火ガラス等
のガラス板の間に介在配置されて緩衝性、水密性及び気
密性を維持する機能を有している。しかして、該枠体の
溝穴の内部に該グレイジングビードを挿入した後、該グ
レイジングビードの凹部に該ガラス板を挿入して該枠体
に該ガラス板を取り付けていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のグレイジングビ
ードは以上のように構成され、該溝穴に該グレイジング
ビードを挿入し、その後、該溝穴に該ガラス板を挿入す
る、という手順で施工しなければならないので、グレイ
ジング作業に手間取り、作業が非常に面倒で能率が悪い
という大きな問題があった。
【0004】本発明は、上記問題に鑑みなされたもの
で、施工方法の容易化を図り、取付後に容易に外れるこ
とのないグレイジングビードを提供することを目的とし
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明においては、上述
の目的を達成するため、上部シール部を備え、ビード本
体の断面形状が略T字形で屈曲可能なグレイジングビー
において、前記ビード本体の一側面に複数のガラス板
用屈曲押圧片兼ガラス板受片をそれぞれ設け、該ビード
本体の他側面には溝穴用弾性突起と溝穴用屈曲押圧片を
それぞれ一体成形で設け、該ビード本体の下方に下部を
一体成形で設け、前記ガラス板用屈曲押圧片兼ガラス板
受片の下方のものをガラス板の端部を支承して該ガラス
板を下方から支持する受片とする。なお、前記複数のガ
ラス板用屈曲押圧片兼ガラス板受片の最下部と溝穴屈曲
押圧片を斜め上方に傾斜させている。また、前記ビード
本体をシリコーンゴムで成形して耐火性、耐水性、耐熱
性及び耐候性等を向上させている。
【0006】
【作用】上記構成を有する本発明によれば、枠体の溝穴
にガラス板の端部を嵌挿した後、ガラス板の両側からグ
レイジングビードを溝穴とガラス板の端部の隙間にそれ
ぞれ強く挿入すれば、枠体にガラス板を取り付けること
ができる。この際、複数のガラス板用屈曲押圧片兼ガラ
ス板受片の一つがガラス板の端部を支承し、残りのもの
がガラス板を堅固に支持するとともに、水密を確保す
る。一方、溝穴用屈曲押圧片が屈曲状態で圧接して溝穴
の壁面の水密を確保し、溝穴用弾性突部は、溝穴に当接
し、ガラス板面側のガラス板用屈曲押圧片兼ガラス板受
片を堅固に圧接するよう作用する。さらに、上部シール
部の一方側が溝穴の開口上端部に当接して他方側をガラ
ス板の面に屈曲状態で圧接させ、ガラス板の面の水密が
確保されるとともに、外部からの体裁が良好となる。ま
た、最下部のガラス板用屈曲押圧片兼ガラス板受片と溝
穴用屈曲押圧片を反挿入方向である斜め上方にそれぞれ
傾斜させるので、グレイジングビードを溝穴に挿入する
際の挿入作業が容易化し、施工作業の作業性の向上が可
能となる。さらに、グレイジングビードをシリコーンゴ
ムで成形するので、耐火性、耐水性、耐熱性、及び耐候
性等を向上させることができるとともに、水密性や気密
性の他、安全性をも確保でき、防火窓や防火戸等の場合
には有益である。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図3を参
照して説明する。本実施例におけるグレイジングビード
1は、緩衝性、耐火性、耐水性、耐熱性、及び耐候性等
に優れるシリコーンゴムを成形材料とした押出成形によ
り成形され、図1に示す如く、細長い断面略T字形のビ
ード本体2を備えている。この屈曲可能なビード本体2
は、枠体10の溝穴11の高さよりも少々高い長さに成
形され、その上部が左右両側に略水平に張り出されて上
部シール部3を形成している。この上部シール部3は、
ガラス板12の面に接触する側(図2の左側)が枠体1
0の溝穴11の壁面に接触する側(図2の右側)よりも
伸長して成形されている。また、ビード本体2の下部4
は溝穴11の底面に当接する。
【0008】一方、ビード本体2のガラス板側に位置す
る側面(図2の左側)からは、複数のガラス板用屈曲押
圧片兼ガラス板受片5・6・7が上方向から下方向に間
隔をおいてそれぞれ突設されている。複数のガラス板用
屈曲押圧片兼ガラス板受片5・6は、図2に示す如く、
傾斜辺を備えた突出片形状に成形されるとともに、略水
平横方向に突設され、ガラス板用屈曲押圧片兼ガラス板
受片5がガラス板用屈曲押圧片兼ガラス板受片6よりも
長く伸長成形されており、上下方向に屈曲するよう機能
する。また、最下部に位置するガラス板用屈曲押圧片兼
ガラス板受片7は、図2の上下方向に屈曲可能に構成さ
れ、図2の上方向、換言すれば、グレイジングビード1
の反挿入方向にθ1 25゜〜35゜の範囲内で斜設され
ており、グレイジングビード1の挿入を容易化する機能
を有している。このθ1 は30゜程度が望ましい。しか
して、複数のガラス板用屈曲押圧片兼ガラス板受片5・
6・7は、ガラス板用屈曲押圧片兼ガラス板受片7、ガ
ラス板用屈曲押圧片兼ガラス板受片5、及びガラス板用
屈曲押圧片兼ガラス板受片6の順の長さをもって成形さ
れている。
【0009】これに対し、ビード本体2の溝穴11の壁
面側に位置する側面(図2の右側)からは、ガラス板用
屈曲押圧片兼ガラス板受片5に対向する溝穴用弾性突部
8と、ガラス板用屈曲押圧片兼ガラス板受片6に対向す
る溝穴用屈曲押圧片9とが、上方向から下方向に間隔を
おいてそれぞれ突設されている。溝穴用弾性突部8は図
2に示す如く、水平横方向に突設されている。また、溝
穴用屈曲押圧片9は、図2の上下方向に屈曲可能に構成
され、溝穴用弾性突部8よりも長く成形されており、図
2の上方向、換言すれば、反挿入方向に伸長されるとと
もに、図2の上方向にθ2 40゜〜50゜の範囲内で斜
設されてグレイジングビード1の挿入を容易化する機能
を有している。このθ2 は45゜程度が好ましい。
【0010】したがって、サッシ等の枠体10にガラス
板12を取り付けるには、枠体10の溝穴11にガラス
板12の端部を嵌挿した後、ガラス板12の左右両側か
らグレイジングビード1を溝穴11とガラス板12の端
部の隙間にそれぞれ強く挿入すれば良い。
【0011】すると、図3に示す如く、最下部のガラス
板用屈曲押圧片兼ガラス板受片7がガラス板12の端部
を支承してガラス板12を堅固に支持し、屈曲したガラ
ス板用屈曲押圧片兼ガラス板受片5・6は、溝穴用屈曲
押圧片9及び溝穴用弾性突部8により屈曲してガラス板
12の面を圧接してガラス板12を堅固に保持するとと
もに、水密を確保する。さらに、上部シール部3の一方
側が溝穴11の開口上端部に当接して他方側をガラス板
12の面に屈曲状態で圧接させ、ガラス板12の面の水
密が確保されるとともに、外部からの体裁が良好とな
る。このようにグレイジングビード1を後から取り付け
ることにより、ガラス板12が堅固に支持され、しか
も、緩衝性、耐火性、耐水性、耐熱性、及び耐候性が確
保されることとなる。
【0012】上記構成によれば、屈曲変形した複数のガ
ラス板用屈曲押圧片兼ガラス板受片5・6と、変形又は
屈曲変形した溝穴用弾性突部8及び溝穴用屈曲押圧片9
とがその作用・反作用により変形状態を維持しつつ図3
の左右方向に相互に押し合うので、挿入後のグレイジン
グビード1が非常に外れにくくなり、これを通じて水密
性や気密性を確実に確保することができる。また、溝穴
11にガラス板12を挿入した後、溝穴11にグレイジ
ングビード1を挿入する、という手順で施工できるの
で、作業工程の融通化を通じて施工作業の便やその容易
化が期待できる。また、ガラス板用屈曲押圧片兼ガラス
板受片7及び溝穴用屈曲押圧片9が図3の上方向、換言
すれば、反挿入方向にそれぞれ斜設されているので、グ
レイジングビード1を溝穴11に挿入する作業が極めて
容易化し、施工作業の作業性の大幅な向上が可能とな
る。さらに、グレイジングビード1がシリコーンゴム製
なので、耐火性、及び耐水性を大幅に向上させることが
できるとともに、水密性や気密性の他、安全性をも著し
く向上させることができ、法律が厳格な基準で認定する
防火窓や防火戸等の場合には極めて有益となる。
【0013】なお、上記実施例ではグレイジングビード
1をシリコーンゴム製としたが、何等この材料に限定さ
れるものではなく、少なくとも耐火性に優れる弾性材料
ならば、例えばクロロプレンゴム等の成形材料を適宜使
用するようにしても良い。また図4は、真ん中のガラス
板用屈曲押圧片兼ガラス板受片6にガラス板12の端部
を支承させ、ビード本体2の下部4が溝穴11の底面に
単に当接するものであるが、寸法等に応じて図5に示す
ように、ビード本体2や下部4を屈曲させて溝穴11の
底面に当接させるようにしても良い。このときはガラス
板用屈曲押圧片兼ガラス板受片7は、ガラス板用屈曲押
圧片兼ガラス板受片6を下方から支持するよう作用す
る。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、上部シー
ル部を備えた略T字形で屈曲可能なビード本体の断面形
状において、前記ビード本体の一側面に複数のガラス板
用屈曲押圧片兼ガラス板受片をそれぞれ設け、該ビード
本体の他側面には溝穴用弾性突部と溝穴用屈曲押圧片を
それぞれ一体成形で設けるので、グレイジングビードが
挿入した後に簡単に外れることがなく、これを通じて充
分な水密性や気密性を確保することができる。また、溝
穴にガラス板を挿入した後、溝穴にグレイジングビード
を挿入する、という手順で施工できるので、施工方法の
容易化が期待できるという顕著な効果がある。また、最
下部のガラス板用屈曲押圧片兼ガラス板受片と溝穴用屈
曲押圧片が反挿入方向である斜め上方にそれぞれ傾斜し
ているので、グレイジングビードを溝穴に挿入する作業
が容易化し、施工作業の作業性の向上が可能になる。さ
らに、グレイジングビードがシリコーンゴム製の場合に
は、耐火性、耐水性、耐熱性、及び耐候性等を向上させ
ることができ、防火窓や防火戸に有益であるという格別
の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るグレイジングビードの一実施例を
示す斜面図である。
【図2】図1の断面図である。
【図3】図1の使用状態を示す断面説明図である。
【図4】図1の他の使用状態を示す断面説明図である。
【図5】図1のさらに他の使用状態を示す断面説明図で
ある。
【符号の説明】
1…グレイジングビード 2…ビード本体 3…上部シール部 5・6・7…ガラス板用屈曲押圧片兼ガラス板受片 8…溝穴用弾性突部 9…溝穴用屈曲押圧片 10…枠体 11…溝穴 12…ガラス板

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部シール部を備え、ビード本体の断面
    形状が略T字形で屈曲可能なグレイジングビードにおい
    て、 前記ビード本体の一側面に複数のガラス板用屈曲押圧片
    兼ガラス板受片をそれぞれ設け、該ビード本体の他側面
    には溝穴用弾性突起と溝穴用屈曲押圧片をそれぞれ一体
    成形で設け、該ビード本体の下方に下部を一体成形で設
    け、前記ガラス板用屈曲押圧片兼ガラス板受片の下方の
    ものをガラス板の端部を支承して該ガラス板を下方から
    支持する受片とすることを特徴とするグレイジングビー
    ド。
  2. 【請求項2】 前記複数のガラス板用屈曲押圧片兼ガラ
    ス板受片の最下部のものと溝穴屈曲押圧片を斜め上方に
    傾斜させたことを特徴とする請求項1記載のグレイジン
    グビード。
  3. 【請求項3】 前記ビード本体をシリコーンゴムで成形
    したことを特徴とする請求項1記載のグレイジングビー
    ド。
JP20417694A 1994-08-08 1994-08-08 グレイジングビード Expired - Lifetime JP3447815B2 (ja)

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JPH0849480A JPH0849480A (ja) 1996-02-20
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008240242A (ja) * 2007-03-23 2008-10-09 Ykk Ap株式会社 ビードおよび建具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008240242A (ja) * 2007-03-23 2008-10-09 Ykk Ap株式会社 ビードおよび建具

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