JP2591708Y2 - 窓板の取付け構造 - Google Patents

窓板の取付け構造

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JP2591708Y2
JP2591708Y2 JP1992074806U JP7480692U JP2591708Y2 JP 2591708 Y2 JP2591708 Y2 JP 2591708Y2 JP 1992074806 U JP1992074806 U JP 1992074806U JP 7480692 U JP7480692 U JP 7480692U JP 2591708 Y2 JP2591708 Y2 JP 2591708Y2
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俊彦 亀井
勝三 増田
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Bunka Shutter Co Ltd
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Bunka Shutter Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、主として、採光用の角
窓、丸窓などに採用される窓板の取付け構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】通常、例えば、角窓にガラス板よりなる
窓板2を装着する場合、図3に示すように、先ず、窓口
10を有する窓部の取付け枠101に対して、ビスなど
の固定手段102を用いて、アルミ製の外側支持フレー
ム103を取付け、その窓部内側から、周縁部の前後に
ビート枠104、104’を設けた窓板2を嵌込み、さ
らに、アルミ製の内側支持フレーム103’を当てが
い、ビート枠104、104’を介して窓板2を挟み込
んだ状態にして、別のビスなどの固定手段102’を用
いて、上記内側支持フレーム103’を取付け枠101
に固定している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
窓板の取付け構造では、先ず、支持フレーム103を取
付け枠101に取付け、その後、所定の順序で窓板2を
嵌込んでから、最後に、支持フレーム103’を取り付
ける必要があり、ビス止め作業が必要であり、そのため
に、木製取付け枠(あるいは鉄製、アルミ製などの金属
製取付け枠)を下地として、予め、窓部に装着する必要
がある。従って、窓の形状によっては、取付け枠や支持
枠の製作が面倒で、かなりのコスト高を招くことにな
る。
【0004】
【考案の目的】本考案は上記事情に基いてなされたもの
で、取付け枠が不要で、支持フレームの取付けにビス止
めなど固定手段が省略又は大幅に省略でき、また、設
計、製作上、窓部の形状に対する適合性がある窓板の取
付け構造を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本考案の窓板
の取付け構造では、図示の実施例にも明らかにしている
ように、窓口(10)の内周壁面に連続して形成された
嵌合溝部(1C)内に嵌合された軟質可撓部材よりなる
長尺の支持フレーム(3)であって、その内周面には2
条の嵌合溝(3A,3A’)が連続して形成されている
支持フレーム(3)と、前記支持フレーム(3)の2条
の嵌合溝(3A,3A’)にそれぞれ嵌合された長尺の
一対のビート枠(4,4’)であって、その突出下縁に
は挟持片部(4B,4B’)が一体に突出形成されたビ
ート枠(4,4’)と、前記一対のビート枠(4,
4’)の挟持片部(4B,4B’)間に周縁部が挟持さ
れた窓板(2)と、を具備し、上記支持フレーム(3)
の前後の縁部には、上記嵌合溝部(1C)の前後におい
て窓口(10)の内方に縁状に突出する壁板の各縁に嵌
合するとともに上記壁板の各縁の外面に縁枠状に表出さ
れる断面略コ形の嵌合縁部(3B,3B’)が一体に形
成されていることを特徴としている。
【0006】
【作用】次に、上記の構造による窓板の取り付け手順を
説明する。まず、窓口(10)の嵌合溝部(1C)内に
支持フレーム(3)を嵌合固定させる。次に、この支持
フレーム(3)の2条の嵌合溝の一方の嵌合溝(3A)
に一対のビート枠の一方である先付ビート枠(4)を嵌
合させ、その挟持片部(4B)に窓板(2)を支持さ
せ、しかる後に他方の嵌合溝(3A’)に他方のビート
枠である後付ビート枠(4’)を嵌合させて、窓板
(2)を一対の挟持片部(4B,4B’)間に挟持させ
て固定させる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面を参照して具
体的に説明する。図において、符号1は、前側壁板1A
および後側壁板1Bを有する窓部であり、窓口10を有
し、その内周壁面には、窓板2の取付け個所において、
前側壁板1Aおよび後側壁板1Bの間に嵌合溝部1Cが
形成してある。嵌合溝部1Cに嵌合される支持フレーム
3は、例えば、軟質塩化ビニルなどの軟質可撓部材で構
成されている。また、上記窓板2の両側に設けられる一
対のビート枠は、例えば、ゴム質の、合成樹脂製であ
り、窓板2の縁より外側に突出する嵌合部4A、4A’
を有する先付けおよび後付けのビート枠4、4’で構成
されている。そして、上述の支持フレーム3には、上記
一対のビート枠4、4’の嵌合部4A、4A’を嵌合す
る一対の嵌合溝3A、3A’が形成されており、また、
この実施例では、前側壁板1A、後側壁板1Bの各縁に
嵌合する修飾用の嵌合縁部3B、3B’が備えられてい
る。また、一対のビート枠4、4’の突出下縁には、対
向内方向に逆ハ字状に傾斜して挟持片部4B,4B’が
一体に突出形成され、挟持片部4B,4B’の外方延長
上における一対のビート枠4、4’の両外側には、支持
フレーム3の底面に当たる当接片部4C,4C’が突出
形成されている。
【0008】このような構成では、先ず、窓口10の嵌
合溝部1Aに上記支持フレーム3を嵌合し、また、嵌合
縁部3B、3B’を、前側壁板1A、後側壁板1Bの各
縁に嵌合する。この状態で、支持フレーム3を撓わませ
ながら、先付ビート枠4の嵌合部4Aを嵌合溝3Aに嵌
合し、更に、窓板2を窓部内側から上記先付ビート枠4
の縁に当接する。このようにして、窓板2を窓口10に
嵌込んだ状態で、次に、同じく、支持フレーム3を撓わ
ませながら、後付ビート枠4’の嵌合部4A’を嵌合溝
3A’に嵌合することで、取付けを完了するのである。
従って、ここでは、支持フレーム3をビスなどの固定手
段を用いて、窓部に取り付ける必要がなく、窓口10に
取付け枠を予め装備する必要がなく、また、支持フレー
ムに対する窓板の取付けも、ビート枠の嵌合操作だけ
で、簡単に実現できることになる。しかも、窓の形状
が、例えば、円窓のような形状の場合でも、支持フレー
ム3が軟質可撓性なので、容易に適合でき、設計、製作
上において、有利である。
【0009】なお、上記実施例では、窓口10に嵌合溝
部1Cを形成して、これに支持フレーム3を嵌合し、固
定したが、支持フレーム3の外周部に嵌合縁部を形成し
て、これを壁板1A、1Bに嵌合することで、窓口に対
する支持フレームの取り付け、固定ができるようにして
もよい。また、支持フレーム3、ビート枠4、4’の取
り付けに、補助的にビスなどの固定手段を用いてもさし
つかえない。
【0010】
【考案の効果】本考案は、以上詳述したようになり、窓
板の周縁部の前後にビート枠を設け、支持フレームを介
して窓部に装着するようにした窓板の取付け構造におい
て、上記ビート枠は、窓板の縁より外側に突出する嵌合
部を有する先付けおよび後付けのビート枠で構成され、
上記支持フレームは、上記ビート枠の嵌合部を嵌合する
嵌合溝を有する軟質可撓部材より構成されているので、
取付け枠が不要で、支持フレームの取付けにビス止めな
ど固定手段が省略又は大幅に省略でき、また、設計、製
作上、窓部の形状に対する適合性があるなどの実用上の
効果が得られる。また、支持フレーム3の前後の縁部に
断面略コ形の嵌合縁部3B,3B’を一体に形成し、こ
の嵌合縁部3B,3B’を窓口10内周の嵌合溝部1C
の前後に突出する壁板の各縁に嵌合させるとともに上記
壁板の各縁の外面に縁枠状に表出されるようにしたの
で、窓口10の内周面及び前後の縁部が窓板取付け用の
支持フレーム3によって保護され、該窓口10の内周面
及び前後の縁部に補強用の枠部等を別途形成させる必要
がなく構造が簡単で窓板取付け用の窓口の形成が容易で
ある。また、上記窓板取付け用支持フレーム3の固定が
確実となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】上記実施例の縦断側面図である。
【図3】従来例の縦断側面図である。
【符号の説明】
10 窓口 1 窓部 1A、1B 壁板 1C 嵌合溝部 2 窓板 3 支持フレーム 3A、3A’ 嵌合溝 3B、3B’ 嵌合縁部 4、4’ ビート枠 4A、4A’ 嵌合部 4B、4B’ 挟持片部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窓口(10)の内周壁面に連続して形成
    された嵌合溝部(1C)内に嵌合された軟質可撓部材よ
    りなる長尺の支持フレーム(3)であって、その内周面
    には2条の嵌合溝(3A,3A’)が連続して形成され
    ている支持フレーム(3)と、 前記支持フレーム(3)の2条の嵌合溝(3A,3
    A’)にそれぞれ嵌合された長尺の一対のビート枠
    (4,4’)であって、その突出下縁には挟持片部(4
    B,4B’)が一体に突出形成されたビート枠(4,
    4’)と、 前記一対のビート枠(4,4’)の挟持片部(4B,4
    B’)間に周縁部が挟持された窓板(2)と、 を具備し、上記支持フレーム(3)の前後の縁部には、
    上記嵌合溝部(1C)の前後において窓口(10)の内
    方に縁状に突出する壁板の各縁に嵌合するとともに上記
    壁板の各縁の外面に縁枠状に表出される断面略コ形の嵌
    合縁部(3B,3B’)が一体に形成されていることを
    特徴とする窓板の取付け構造。
JP1992074806U 1992-10-27 1992-10-27 窓板の取付け構造 Expired - Fee Related JP2591708Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010236219A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Hotty Polymer Co Ltd パネル固定装置

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JP2010236219A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Hotty Polymer Co Ltd パネル固定装置

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JPH0640281U (ja) 1994-05-27

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