JP3444356B2 - 瓦葺き構造 - Google Patents

瓦葺き構造

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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04DROOF COVERINGS; SKY-LIGHTS; GUTTERS; ROOF-WORKING TOOLS
    • E04D1/00Roof covering by making use of tiles, slates, shingles, or other small roofing elements
    • E04D1/36Devices for sealing the spaces or joints between roof-covering elements
    • E04D1/365Sealing strips between lateral sides of roof-covering elements

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この出願の発明は、瓦葺き構
造に関するものである。さらに詳しくは、この出願の発
明は、厚み10mm程度の薄い平板瓦の暴露率を拡大しての
瓦葺きにおいて、防水性能を向上させるとともに、瓦葺
きの位置合わせを容易とし、作業効率をも向上させるこ
とのできる瓦葺き構造に関するものである。 【0002】 【従来の技術】厚み10mm程度の薄い平板瓦は、製造が容
易であり、原料を節約することができ、しかも軽いた
め、瓦葺きが容易であるなどの理由により汎用されてい
る。 【0003】しかしながら、その一方で、厚みが薄いた
めに、たとえ各種の表面模様を形成しても立体感は厚物
に遠く及ばず、しかも、重量感に満ちた屋根を形成する
には不利であるという欠点がある。また、屋根の耐久性
の観点からは、雨水の浸入を確実に防止する必要がある
が、厚物にしばしば設けられる実の形成などは、厚みの
制約からほとんど難しく、軒棟方向の半分を重ね代とし
ているのが現状である。 【0004】このような平板瓦の欠点を補うべく、この
出願の発明の出願人により、フラッシング材と命名され
た水切り兼用の連結材を用いた瓦葺き構造が提案されて
いる。 【0005】この瓦葺き構造は、瓦葺きにより横方向に
隣り合う2枚の平板瓦の突合せ端部の直下に水切り兼用
の連結材を介在させるものであり、この連結材の使用に
より、平板瓦の棟側端部のみを重ね代とする瓦葺きを可
能としている。連結材は、たとえば釘などの固定具によ
り、平板瓦とともに屋根下地に固定することができる。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】以上の、この出願の発
明の出願人により新たに提案された瓦葺き構造は、平板
瓦であっても、連結材の使用により暴露率を拡大するこ
とができ、瓦葺きに使用される平板瓦の枚数が削減さ
れ、コスト低減も可能である。 【0007】しかしながら、防水性能は、その水切り兼
用の連結材が一部担うことになるため、実用化に向けて
は、より一層の性能向上が期待される。また、連結材を
も瓦葺きに際して施工することになるため、その作業効
率が低下しない工夫も十分に検討される必要がある。 【0008】この出願の発明は、以上の通りの事情に鑑
みてなされたものであり、厚み10mm程度の薄い平板瓦の
暴露率を拡大しての瓦葺きにおいて、防水性能を向上さ
せるとともに、瓦葺きの位置合わせを容易とし、作業効
率をも向上させることのできる瓦葺き構造を提供するこ
とを課題としている。 【0009】 【課題を解決するための手段】この出願の発明は、前記
の課題を解決するものとして、瓦葺きにより横方向に隣
り合う2枚の平板瓦の突合せ端部の直下に水切り兼用の
連結材が介在し、平板瓦の棟側端部のみを重ね代として
瓦葺きする瓦葺き構造において、前記平板瓦の棟側端縁
部は左右両側端部に段落ち部を有し、前記連結材は、棟
側端に、平板瓦の段落ち部と当接する立上り部を有する
ことを特徴とする瓦葺き構造(請求項1)を提供する。 【0010】 【0011】 【0012】以下、図面に沿ってこの出願の発明の瓦葺
き構造についてさらに詳しく説明する。 【0013】 【発明の実施の形態】図1は、この出願の発明の瓦葺き
構造の概要を示した斜視図である。この図1に示したよ
うに、この出願の発明の瓦葺き構造は、先に提案された
水切り兼用の連結材(1)を、瓦葺きにより横方向に隣
り合う2枚の平板瓦(2)(2)の突合せ端部の直下に
介在させ、平板瓦(2)の棟側端部のみを重ね代として
瓦葺きする瓦葺き構造を踏襲している。 【0014】その上でこの出願の発明の瓦葺き構造で
は、図2に拡大して示したように、連結材(1)の棟側
端(1a)に立上り部(3)を設けている。連結材
(3)は、より具体的には、図3<a><b>に例示す
ることができるが、一般に、平板状の部材、たとえば板
金製の部材とされる。したがって、横方向に隣り合う2
枚の平板瓦(2)(2)の突合せ端部の間から下方に浸
入した雨水が、たとえば強風などによりあおられると、
図2図中に示した矢印方向に雨水は移動し、仮に図3<
a>に示したように、連結材(1)の表面に軒棟方向に
のびる突起(4)を設けたとしても、移動する雨水は、
連結材(1)の棟側端から越流し、その結果、屋根の耐
久性を低下させ、最終的には雨漏りするおそれがある。 【0015】しかしながら、この出願の発明の瓦葺き構
造では、前述の通り、連結材(1)は棟側端に立上り部
(3)を有するため、そのような雨水の越流は、この立
上り部(3)により阻止される。したがって、この出願
の発明の瓦葺き構造により、厚み10mm程度の薄い平板瓦
(2)の暴露率を拡大しての瓦葺きにおいて、防水性能
の向上が実現される。 【0016】立上り部(3)は、連結材(1)が一般に
板金製とされるため、上方への折曲げにより容易に形成
可能である。また、外観を良好に納めるためには、立上
り部(3)の高さは、平板瓦(2)の厚み以下とするの
が好ましい。具体的には、5〜10mm程度が例示される。 【0017】この立上り部(3)は、雨水の棟側への越
流防止という防水性能の向上に有効であるばかりでな
く、立上り部(3)を平板瓦(2)の位置合わせに利用
することができ、瓦葺きに際しての平板瓦(2)の位置
合わせを容易とし、作業効率の向上をも実現する。 【0018】具体的には、図1に拡大して示したよう
に、瓦葺きする平板瓦(2)は、その棟側端縁(2a)
が連結材(1)の立上り部(3)に当接するように配置
することができる。この平板瓦(2)の棟側端縁(2
a)の立上り部(3)への当接により、平板瓦(2)の
軒棟方向の位置合わせを行うことができ、しかもその位
置合わせは、連結材(1)の立上り部(3)への軒側端
縁(2a)の当接という簡便な操作により行うことがで
きる。したがって、瓦葺きに際しての平板瓦(2)の位
置合わせは容易となり、瓦葺きの作業効率が向上する。
また、位置合わせされることから、屋根の外観も良好と
なる。これまでは、平板瓦(2)の表面に位置合わせ用
のマークが形成されるのが一般的であり、このマークに
よる位置合わせではどうしても位置ずれを解消すること
はできなかった。 【0019】さらに、この出願の発明の瓦葺き構造で
は、図1に示したように、平板瓦(2)の棟側端縁(2
a)部において左右両側端部に段落ち部(5)を設け、
この段落ち部(5)において、平板瓦(2)の棟側端縁
(2a)を連結材(1)の立上り部(3)に当接させ
る。この場合には、段落ち部(5)において立上り部
(3)に平板瓦(2)の棟側端縁(2a)を当接させる
ことができるため、瓦葺きにおける平板瓦(2)は、軒
棟方向ばかりでなく、左右方向の位置合わせも容易に行
うことができ、瓦葺きの作業効率はさらに向上し、屋根
の外観はより一層美麗に仕上がる。 【0020】なお、この出願の発明の瓦葺き構造では、
図3<a><b>に示したように、連結材(1)の左右
両側端縁部には、瓦葺きにともなう前後段の平板瓦
(2)(2)の勾配に応じ、隙間が形成されないよう
に、すなわち防水性を考慮して、軒側から棟側へ高さが
漸減する勾配片部(6)を設けることができる。 【0021】また、連結材(1)には、平板瓦(2)の
瓦葺き位置に応じて屋根下地に平板瓦(2)とともに固
定可能などとするために、適所に釘などの固定具の挿入
を可能とした貫通穴(7)を表裏方向に設けることもで
きる。 【0022】勿論、この出願の発明は、以上の実施形態
によって限定されるものではない。平板瓦の大きさ、形
状、厚み、連結材の長さ、形状、より具体的な構造など
の細部については様々な態様が可能であることは言うま
でもない。 【0023】 【発明の効果】以上詳しく説明した通り、この出願の発
明によって、厚み10mm程度の薄い平板瓦の暴露率を拡大
しての瓦葺きにおいて、防水性能が向上し、瓦葺きの位
置合わせが容易となり、作業効率も向上する。
【図面の簡単な説明】 【図1】この出願の発明の瓦葺き構造の概要を示した斜
視図である。 【図2】連結材の概要を拡大して示した斜視図である。 【図3】<a><b>は、それぞれ、連結材の一実施形
態を示した平面図、側面図である。 【符号の説明】 1 連結材 1a 棟側端 2 平板瓦 2a 棟側端縁 3 立上り部 4 突起 5 段落ち部 6 勾配片部 7 貫通穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−260250(JP,A) 実開 平7−4635(JP,U) 実開 平4−100715(JP,U) 実開 平2−9228(JP,U) 実開 昭63−151625(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04D 1/12 E04D 1/16 E04D 1/36 E04D 13/15

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 瓦葺きにより横方向に隣り合う2枚の平
    板瓦の突合せ端部の直下に水切り兼用の連結材が介在
    し、平板瓦の棟側端部のみを重ね代として瓦葺きする瓦
    葺き構造において、前記平板瓦の棟側端縁部は左右両側
    端部に段落ち部を有し、前記連結材は、棟側端に、平板
    瓦の段落ち部と当接する立上り部を有することを特徴と
    する瓦葺き構造。
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