JP3440502B2 - 自動車用シート - Google Patents
自動車用シートInfo
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- seat
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- seat cushion
- buckle
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Description
る。 【0002】 【従来の技術】従来より、シートベルトバックルをシー
ト自体に取付けたものがある。しかし、このような場合
には、シートベルトバックルからシート自体に大きな力
が加わるので、そのシート自体の強度を大きくする必要
があった。 【0003】このため、シートフレームの剛性を増した
り、補強したりする必要があり、シートの軽量化やコス
トダウンを図るのが難しかった。 【0004】そこで、従来、図7に示すように、シート
ベルトバックル1を構成するベルト1aの一端を車体フ
ロア2に取付け、シートクッション3の後方からシート
ベルトバックル1を引き出すようにした自動車用シート
4が提案されている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】このような自動車用シ
ート4では、シートベルトバックル1を車体フロア2に
取付けたので、該シート自体の剛性を増したり、補強し
たりする必要がなくなった。 【0006】しかし、上記シート4では、シートバック
5を前に倒してシート4を収納するときに、シートベル
トバックル1が図8に示すように矢印方向に移動して、
図7に示すように、シートクッションの下方や後方のい
ずれかの位置に移動する不具合があった。 【0007】これは、特に、図7と図9に示すように、
シートバック5を前倒させるに伴って、シートクッショ
ン3を下方へ移動させて、該シートクッション3上に該
シートバック5の収容スペースを形成するようにしたタ
イプである場合に顕著であった。このようなシート4
は、図7に示すように、該シートクッション3を支える
脚部をリンク機構3aにして簡単に構成することができ
るので、その詳細な説明を省略する。 【0008】シートバック5を前方へ倒したときには、
シートベルトバックル1がシートバック5とシートクッ
ション3間の隙間から抜けて、例えば、該シートクッシ
ョンの下方や後方に位置して、隠れてしまう場合があっ
た。 【0009】このため、シートバック5をその収納状態
から元に戻したときに、シートベルトバックル1を手探
りで探す必要が生じ、該シートベルトバックルを使用す
る上で不便であった。 【0010】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
で、シートベルトバックルの使用上便利な自動車用シー
トを提供することを目的とする。 【0011】本発明では、上記目的を達成するために、
シートベルトバックルの一端を車体フロアに取付け、該
シートベルトバックルをシートクッションの縁部より該
シートクッション上に引き出すようにした自動車用シー
トにおいて、上記シートクッションの後部縦壁面の車体
中央側寄りに、帯状物の両端部を横方向に向けた態様で
固定して、該帯状物と上記シートクッションの後方縦壁
面との間に、上記シートベルトバックルを上下方向に挿
通させるバックル挿通孔を形成した構成とした。 【0012】 【実施例】以下、本発明に係る自動車用シートの一実施
例を添付図面を参照しながら詳細に説明する。図1〜図
6は、本発明に係る自動車用シートの一実施例を示すも
のである。なお、図1〜図6において、図7〜図9に示
したものと同一機能を有する要素については同一の符号
を付し、その詳細な説明を省略する。 【0013】本実施例のシート10では、シートクッシ
ョン11の後方縦壁面11aの車体中央側寄りに、帯状
物12を横方向に向けた態様で、その両端部12a,1
2aを縫い付け、該帯状物12とシートクッション11
の後方縦壁面11aとの間に、シートベルトバックル1
を上下方向に挿通させるバックル挿通孔13を形成した
構成としている。 【0014】また、シートベルトバックル1のベルト部
1aのアンカープレート14を車体フロア2にボルト1
5とナット16を用いて取付けている。 【0015】本実施例では、シートベルトバックル1
を、バックル挿通孔12に通して、シートバック5とシ
ートクッション11との間を介して該シートクッション
の後方から該シートクッション11上に引き出すように
した。 【0016】このような構成により、図5に示すよう
に、シートベルトバックル1のベルト部1aが帯状物1
2によって一定の巾をもってシートクッション11の後
方縦壁面11aに常時保持固定される。このため、シー
トバック5を前に倒した際でも、ベルト部1aが折れ曲
った状態になり、シートベルトバックル1がシートバッ
ク5とシートクッション11間の隙間から抜けることが
困難になる。 【0017】これによって、シートベルトバックル1が
シートクッション11の下方に位置したり、その後方に
位置したりする(図7〜図9参照)ことが無くなる。 【0018】したがって、シートベルトバックル1がい
ずれかの位置に隠れたりすることがなくなり、該シート
ベルトバックルを手探りで探す必要も無くなるため、該
シートベルトバックル1の使用上便利である。なお、シ
ート10が、そのシートバック5を前倒させるに伴っ
て、シートクッション11を下方へ移動させて、該シー
トクッション上にシートバック5の収容スペースを形成
するようにしたタイプである場合でも、同様の効果を得
ることができる。 【0019】さらに、本実施例では、シートベルトバッ
クル1を車体フロア2に直接取付けているので、該シー
トベルトバックル1からシート10自体に直接大きな力
が加わることが無くなる。したがって、シート10自体
の強度を大きくするために、シートフレームの剛性を増
したり、それを補強したりする必要も無くなり、シート
の軽量化やコストダウンを図るのが容易である。 【0020】なお、図6において、17は車体フロア2
のリーンフォースメント部材、18はスプリングワッシ
ャ、19はセッティングワッシャである。 【0021】 【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る自動
車用シートによれば、シートベルトバックルの一端を車
体フロアに取付け、該シートベルトバックルをシートク
ッションの縁部より該シートクッション上に引き出すよ
うにした自動車用シートにおいて、上記シートクッショ
ンの後方縦壁面の車体中央側寄りに、帯状物の両端部を
横方向に向けた態様で固定して、該帯状物と上記シート
クッションの後方縦壁面との間に、上記シートベルトバ
ックルを上下方向に挿通させるバックル挿通孔を形成し
た構成としているので、上記シートベルトバックルが上
記帯状物によって上記シートクッションの後方縦壁面に
常時保持固定されている。 【0022】このため、上記シートバックを前倒させた
ときでも、上記シートベルトバックルが上記シートバッ
クと上記シートクッション間の隙間から抜けたりせず、
該シートベルトバックルが上記シートクッション上に常
時位置される。 【0023】したがって、上記シートベルトバックルの
使用に際して、シートベルトバックルを手探りで探した
りする必要もなくなり、該シートベルトバックルの使用
上便利である。
側面図である。 【図2】本発明に係る自動車用シートの一実施例を斜め
後方から見た斜視図である。 【図3】図2に矢印Aで示した円で囲む部分を示す拡大
図である。 【図4】図1に矢印Bで示した円で囲む部分を示す拡大
図である。 【図5】本発明に係る自動車用シートの一実施例のシー
トバックを前倒させた状態を示す側面図である。 【図6】本発明におけるシートベルトバックルのベルト
部を取り付ける構造を拡大して示す側面図である。 【図7】従来の自動車用シートを示す側面図である。 【図8】図9に矢印Cで示した円で囲む部分を示す拡大
図である。 【図9】図7の従来の自動車用シートのシートバックを
前倒させた状態を示す側面図である。 【符号の説明】 1 シートベルトバックル 2 車体フロア 5 シートバック 10 シート 11 シートクッション 11a 後方縦壁面 12 帯状物 13 バックル挿通孔
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 シートベルトバックル1の一端を車体フ
ロア2に取付け、該シートベルトバックル1をシートク
ッション11の縁部より該シートクッション11上に引
き出すようにした自動車用シートにおいて、上記シート
クッションの後方縦壁面11aの車体中央側寄りに、帯
状物12を横方向に向けた態様で配置し、その両端部を
固定して、該帯状物12と上記シートクッション11の
後方縦壁面11aとの間に、上記シートベルトバックル
1を上下方向に挿通させるバックル挿通孔13を形成し
たことを特徴とする自動車用シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21268193A JP3440502B2 (ja) | 1993-08-27 | 1993-08-27 | 自動車用シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21268193A JP3440502B2 (ja) | 1993-08-27 | 1993-08-27 | 自動車用シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0761323A JPH0761323A (ja) | 1995-03-07 |
JP3440502B2 true JP3440502B2 (ja) | 2003-08-25 |
Family
ID=16626654
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21268193A Expired - Fee Related JP3440502B2 (ja) | 1993-08-27 | 1993-08-27 | 自動車用シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3440502B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5470822B2 (ja) * | 2008-12-03 | 2014-04-16 | 日産自動車株式会社 | 乗員保護装置 |
JP7162043B2 (ja) * | 2020-12-15 | 2022-10-27 | 本田技研工業株式会社 | 車両用シートベルト装置 |
-
1993
- 1993-08-27 JP JP21268193A patent/JP3440502B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0761323A (ja) | 1995-03-07 |
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