JPH0239877Y2 - - Google Patents

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JPH0239877Y2
JPH0239877Y2 JP1984199062U JP19906284U JPH0239877Y2 JP H0239877 Y2 JPH0239877 Y2 JP H0239877Y2 JP 1984199062 U JP1984199062 U JP 1984199062U JP 19906284 U JP19906284 U JP 19906284U JP H0239877 Y2 JPH0239877 Y2 JP H0239877Y2
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JP
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rear seat
panel
floor
auxiliary panel
seat cushion
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JP1984199062U
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Description

【考案の詳細な説明】 〓産業上の利用分野〓 本考案は自動車の荷物室のフロアの構造に係
り、とくにリヤシートクツシヨンの取付け位置ま
で荷物室を必要に応じて拡大できるようにしたフ
ロアの構造に関する。
〓従来技術〓 一般にバン型車両においては、例えば実開昭57
−33540号公報に開示されるように、リヤシート
クツシヨンを回動可能に支持し、このリヤシート
クツシヨンを前方に回動させて倒立するととも
に、このリヤシートクツシヨンが前方側へ倒立し
た状態において形成されるフロアパネルの凹部内
に、リヤシートバツクを倒すようにし、これによ
つてリヤシートの設けられている位置まで荷物室
が拡大できるようにしている。このような構造に
よつて、自動車の車内の空間を必要に応じて臨機
応変に利用することが可能となる。
ところが従来のこのような荷物室のフロアの構
造によれば、リヤシートの位置には上述の如くリ
ヤシートバツクが回動されて収納されるようにな
つているために、荷物室と連続する平坦な床面が
形成されるとは限らず、一般にはシートバツクの
背面がやや傾斜するとともに、荷物室の床面より
もやや高くなるという欠点を生じている。従つて
このような従来のフロアの構造によると、とくに
リヤシートを折畳んでその位置まで荷物を積もう
とする場合に、上述の如きリヤシートバツクの部
分の傾斜あるいは段差によつて、荷物が積み難く
なるという欠点を有していた。
このような欠点を克服するために、本願出願人
は実願昭59−156548号によつて、リヤシートクツ
シヨンおよびリヤシートバツクを除去するととも
に、フロアパネルの凹部に取付けられるフラツト
な補助パネルを設け、フロアパネルの凹部上に上
記フラツトな補助パネルをヒンジ機構によつて回
動可能に取付けるようにしたフロアの構造を提案
している。このような構造によつてフラツトな床
面を有する大きな荷物室を得ることが可能にな
る。ところがこのような構造によると、補助パネ
ルの一端がヒンジ機構によつて支持されているた
めに、この補助パネル上に荷物を載せるとヒンジ
機構に荷重が加わつて、ヒンジおよびこのヒンジ
を支持するフロアパネルの一部に高い応力を発生
するという問題を生ずることになる。
〓考案の目的〓 本考案はこのような問題点に鑑みてなされたも
のであつて、フロアパネルの凹部上に配される補
助パネルを回動可能に支持するヒンジ機構あるい
はその取付け部分に高い応力が発生することを防
止するようにした自動車の荷物室のフロアの構造
を提供することを目的とするものである。
〓考案の構成〓 本考案は、リヤシートクツシヨンをその前端部
においてヒンジ機構を介して回動可能に支持し、
このリヤシートクツシヨンを前記ヒンジ機構を中
心として回動させて倒立するとともに、前記リヤ
シートクツシヨンが載置されていたフロアパネル
の凹部内にリヤシートバツクを回動させて収納し
得るようにした自動車において、前記リヤシート
クツシヨンおよび前記リヤシートバツクを除去す
るとともに、前記凹部上に取付けられるフラツト
な補助パネルを設け、さらにこの補助パネルに弾
性支持体を取付け、前記フロアパネルの凹部上に
前記フラツトな補助パネルを前記ヒンジ機構によ
つて回動可能に取付けるとともに、この補助パネ
ルを前記弾性支持体で支持することによつて前記
ヒンジ機構に加わる荷重を軽減するようにしたこ
とを特徴とする自動車の荷物室のフロアの構造に
関するものであつて、補助パネルに加わる荷重を
弾性支持体によつて受けることにより、ヒンジ機
構に加わる荷重を軽減し、ヒンジおよびヒンジの
取付け部に高い応力が発生することを防止するよ
うにしたものである。
〓実施例〓 以下本考案を図示の一実施例につき説明する。
第1図および第2図は本考案の一実施例に係るバ
ン型車両のフロア構造を示すものであつて、この
自動車のリヤシートの設けられている位置のフロ
アパネル1は段部2を備えており、この段部2の
前面側であつて低い部分がレツグスペース3を構
成している。これに対して段部2の後側には凹部
4が形成されるようになつている。そしてこの凹
部4の後側の一段高くなつた部分が荷物室のフロ
ア5を構成するようになつている。
このフロアパネル1の上記段部2から凹部4に
かけては、リヤシートクツシヨン6が取付けられ
るようになつている。このリヤシートクツシヨン
6はその前端部において、ヒンジブラケツト7お
よびヒンジピン8によつて支持アーム18を介し
てフロアパネル1の段部2に回動可能に支持され
るようになつている。これに対してリヤシートク
ツシヨン6の後側にはシートバツク9がやや傾斜
して取付けられるようになつている。なおこのリ
ヤシートバツク9はヒンジピン10によつて回動
可能に支持されるようになつている。
従つてこのリヤシートの位置に荷物を積む必要
がある場合には、第2図において鎖線で示すよう
に、まずシートクツシヨン6をヒンジピン8を中
心として回動させて倒立させる。これによつてフ
ロアパネル1に凹部4が露出されることになるの
で、この凹部4に収納されるように、リヤシート
バツク9をヒンジピン10を中心として回動させ
る。これによつてリヤシートの設けられている位
置がほぼ荷物室と連続する空間になり、より多く
の荷物を積込むことが可能になる。
上述の如くこのバン型車両は、ときどき多くの
荷物をリヤシートの部分に積む必要がある場合に
は、第2図において鎖線で示すようにリヤシート
クツシヨン6およびリヤシートバツク9をそれぞ
れ回動させて収納することができ、これによつて
荷物の収納空間を拡大することが可能になる。し
かしこの場合におけるとくにリヤシートバツク9
の背面は、収納された状態において傾斜してお
り、必ずしも荷物室のフロア5と連続するフラツ
トな平面を形成しない。従つてこのことから荷物
の安定性が悪くなつたり、あるいはまたリヤシー
トバツク9に大きな力を加えたりすることがあ
る。そこでリヤシートをほとんど使用せず、リヤ
シートの位置まで常時荷物を積込むような場合に
は、第3図および第4図に示す補助パネル11を
用いるようにしている。
この補助パネル11はリヤシートクツシヨン6
およびリヤシートバツク9を除去した後に取付け
られるようになつており、このパネル11の前端
部を上記リヤシートクツシヨン6を取付けるヒン
ジブラケツト7を利用して、フロアパネル1の段
部2に回動可能に取付けるようにしている。そし
てこの補助パネル11の前端側には突部12が形
成されており、この突部12によつて荷物が不測
に前方へ移動するのを防止するようになつてい
る。なおこのフロアパネル11は上述の如く、そ
の前端部において回動可能に支持されるために、
例えばサイドパネルに取付けられたブラケツト1
3にボルト14で固定するようにしている。
そして上記補助パネル11には、第5図および
第6図に示すような弾性支持体15が取付けられ
るようになつている。この弾性支持体15はクツ
シヨンラバーを構成しており、ほぼ紡錘状の形状
をなすとともに、その上端側にはくびれた係合部
16が形成されるようになつている。そしてこの
係合部16が第7図に拡大して示すように、補助
パネル11のヒンジブラケツト7の取付けられて
いる部分の近傍に形成された係合孔17に係合さ
れるようになつている。そしてこの補助パネル1
1が第4図および第7図に示すように凹部4上に
取付けられた場合には、ヒンジブラケツト7側の
部分においてこの補助パネル11の荷重が弾性支
持体15によつて受けられるようになつている。
このようにフラツトなフロアパネル11を取付
けると、このフロアパネル11によつて荷物室の
フロア5とほぼ連続するフラツトな床面を有する
空間が形成されるようになり、荷物の積込みが非
常に容易になるとともに、荷物を安定に運ぶこと
ができるようになる。従つてフラツトな床面を有
する大きな荷物室が得られることになる。さらに
上記補助パネル11はヒンジブラケツト7および
ヒンジピン8によつて、フロアパネル1の段部2
に回動可能に支持されているために、ボルト14
を取外すことによつてこの補助パネル11を第4
図において鎖線で示すように回動させることがで
き、補助パネル11とフロアパネル1の凹部4と
の間の空間を他の目的、例えば小物の収納部とし
て利用することも可能になる。
しかも補助パネル11のヒンジブラケツト7の
取付けられている端部には、上述の如くクツシヨ
ンラバーを構成する弾性支持体15が取付けられ
るようになつており、ヒンジピン8を中心として
この補助パネル11を水平に回動させた場合に
は、弾性支持体15の下面がフロアパネル11と
第7図に示すように接触するようになつている。
従つてとくにヒンジブラケツト7側の補助パネル
11の荷重をこの弾性支持体15によつて受ける
ことが可能になる。従つてこの補助パネル11上
に大きな荷重の荷物を載せた場合においても、ヒ
ンジブラケツト7およびヒンジピン8に集中的に
荷重が加わることを防止することができ、あるい
はフロアパネル1の支持アーム18の取付け部分
に高い応力が発生することを防止することが可能
になる。
このように本実施例に係るフロアの構造によれ
ば、とくに弾性支持体15から成るクツシヨンラ
バー15によつて、ヒンジブラケツト7とヒンジ
ピン8とから成るヒンジ機構を保護することがで
きるとともに、このヒンジ機構を支持する支持ア
ーム18の取付け部分に高い応力が発生すること
を防止することが可能となり、これによつて耐久
性に優れたフロアの構造を提供することが可能に
なる。しかも補助パネル11のヒンジブラケツト
7側の荷重を受ける支持体15はラバーから形成
されているために、それ自体が変形可能であつ
て、ヒンジブラケツト7および支持アーム18か
ら成るヒンジ機構の寸法誤差を吸収し、このクツ
シヨンラバー15とヒンジ機構とに適正な配分で
荷重を分配することが可能になり、一方に偏つて
荷重が集中的に加わることを防止することができ
るようになる。
〓考案の効果〓 以上のように本考案は、リヤシートクツシヨン
およびリヤシートバツクを除去するとともに、フ
ロアパネルの凹部に取付けられるフラツトな補助
パネルを設け、さらにこの補助パネルに弾性支持
体を取付け、フロアパネルの凹部上にフラツトな
補助パネルをヒンジ機構によつて回動可能に取付
けるとともに、この補助パネルを弾性支持体で支
持することによつてヒンジ機構に加わる荷重を軽
減するようにしたものである。従つて本考案によ
れば、上記の補助パネルによつてフラツトな床面
を有する大きな荷物室を得ることが可能になり、
これによつて荷物の積下しが容易になる。しかも
この補助パネルの少なくとも一部の荷重を上記弾
性支持体で受けることが可能になり、ヒンジ機構
に加わる荷重を軽減してヒンジ機構あるいはその
取付け部に高い応力が発生することを防止でき、
耐久性の高い荷物室のフロアの構造を提供するこ
とが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る自動車のリヤ
シートクツシヨンおよびリヤシートバツクの取付
け構造を示す外観斜視図、第2図は同要部側面
図、第3図はリヤシートクツシヨンおよびリヤシ
ートバツクを除去して補助パネルを取付けた状態
を示す外観斜視図、第4図は同要部側面図、第5
図は補助パネルに取付けられる弾性支持体を示す
外観斜視図、第6図は同正面図、第7図は弾性支
持体による補助パネルの支持構造を示す要部拡大
縦断面図である。 なお図面に用いた符号において、1……フロア
パネル、4……凹部、6……リヤシートクツシヨ
ン、7……ヒンジブラケツト、8……ヒンジピ
ン、9……リヤシートバツク、11……補助パネ
ル、15……弾性支持体(クツシヨンラバー)、
16……係合部、17……係合孔、である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. リヤシートクツシヨンをその前端部においてヒ
    ンジ機構を介して回動可能に支持し、このリヤシ
    ートクツシヨンを前記ヒンジ機構を中心として回
    動させて倒立するとともに、前記リヤシートクツ
    シヨンが載置されていたフロアパネルの凹部内に
    リヤシートバツクを回動させて収納し得るように
    した自動車において、前記リヤシートクツシヨン
    および前記リヤシートバツクを除去するととも
    に、前記凹部上に取付けられるフラツトな補助パ
    ネルを設け、さらにこの補助パネルに弾性支持体
    を取付け、前記フロアパネルの凹部上に前記フラ
    ツトな補助パネルを前記ヒンジ機構によつて回動
    可能に取付けるとともに、この補助パネルを前記
    弾性支持体で支持することによつて前記ヒンジ機
    構に加わる荷重を軽減するようにしたことを特徴
    とする自動車の荷物室のフロアの構造。
JP1984199062U 1984-12-25 1984-12-25 Expired JPH0239877Y2 (ja)

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JP1984199062U JPH0239877Y2 (ja) 1984-12-25 1984-12-25

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JPS61109877U JPS61109877U (ja) 1986-07-11
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0716546Y2 (ja) * 1989-08-07 1995-04-19 日産自動車株式会社 自動車のシート構造

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JPS61109877U (ja) 1986-07-11

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