JP3440012B2 - コルゲートチューブ用カバー - Google Patents

コルゲートチューブ用カバー

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JP3440012B2
JP3440012B2 JP36084398A JP36084398A JP3440012B2 JP 3440012 B2 JP3440012 B2 JP 3440012B2 JP 36084398 A JP36084398 A JP 36084398A JP 36084398 A JP36084398 A JP 36084398A JP 3440012 B2 JP3440012 B2 JP 3440012B2
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corrugated tube
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tube
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G3/00Installations of electric cables or lines or protective tubing therefor in or on buildings, equivalent structures or vehicles
    • H02G3/02Details
    • H02G3/04Protective tubing or conduits, e.g. cable ladders or cable troughs
    • H02G3/0462Tubings, i.e. having a closed section
    • H02G3/0468Corrugated

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  • Architecture (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Details Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の車両に
配線するワイヤーハーネスを保護するためのコルゲート
チューブに用いるカバーに係り、特にワイヤーハーネス
に被せるコルゲートチューブと共にワイヤーハーネスに
組み付けるコルゲートチューブ用カバーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のカバーとして、例えば図
16および図17に示す実開平4−86022号公報に
開示されたものがある。このカバー1は、帯状のカバー
本体2の内面中間部に電線の噛み込み防止リブ3を突設
したものである。このカバー1では、ワイヤーハーネス
4を挿入したコルゲートチューブ5のスリット5aにリ
ブ3を嵌合させることにより、ワイヤーハーネス4の電
線6がスリット5aに噛み込むのが防止される。
【0003】また、上記カバー1の変形例として、図1
8に示すように、リブ3の先端部に、前記スリット5a
を介して対向するコルゲートチューブ5の両側部に係合
する係止部7を設けたカバー1´が上記公報に開示され
ている。このカバー1´では、該カバー1´をコルゲー
トチューブ5に組み付けると、係止部7がコルゲートチ
ューブ5の両側部内面に係止されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図16に示
す従来のカバー1では、(1)ワイヤーハーネス4をコ
ルゲートチューブ5にそのスリット5aから挿入する際
に、この挿入部近傍のワイヤーハーネス4は結束されて
いないので、その挿入作業を行いにくい。(2)また、
ワイヤーハーネス4をコルゲートチューブ5に挿入した
後にカバー1のリブ3をコルゲートチューブ5のスリッ
ト5aに嵌合させ、最後にカバー1とコルゲートチュー
ブ5の上からテープを巻き付けてカバー1をコルゲート
チューブ5に固定する必要がある。そのため、作業工数
が増えると共にテープの消費量が多くなり、製造コスト
が高くなってしまう。(3)さらに、カバー1とコルゲ
ートチューブ5のワイヤーハーネス4への組付け作業を
完了した状態で、コルゲートチューブ5の内面がワイヤ
ーハーネス4の電線4に接触するので、電線4が摩耗す
るおそれもある。
【0005】一方、図18に示す従来のカバー1´で
は、上述したようなコルゲートチューブ5の上からのテ
ープ巻き作業は不要になるが、組付け完了状態でリブ3
の係止部7がコルゲートチューブ5内に突出するので、
係止部7がワイヤーハーネス4に当たって電線6を傷め
るおそれがある。本発明は、このような事情に鑑みてな
されたもので、その目的は、ワイヤーハーネスの挿入作
業を容易にして作業性の向上を図り、コルゲートチュー
ブ上からのテープ巻き作業を不要にして作業工数および
コストの低減を図り、さらに、組付け状態での電線の摩
耗や断線を防止したコルゲートチューブ用カバーを提供
することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係る発明は、ワイヤーハーネスを保護す
るコルゲートチューブと共にワイヤーハーネスに組み付
けるコルゲートチューブ用カバーであって、ワイヤーハ
ーネスの外周に内面を当接させる帯状のカバー本体を有
し、カバー本体外面の長手方向の両端近傍をテープ巻付
け部とし、両テープ巻付け部の間のカバー本体の外面
に、長手方向に連続或いは断続して延びコルゲートチュ
ーブのスリットに嵌合させるリブが立設され、そして、
リブの上端に、スリットを介して対向するコルゲートチ
ューブの両側部をカバー本体の外面との間で挟持する固
定部が設けられ、該固定部の下面に、前記コルゲートチ
ューブの軸線方向に所定の間隔で設けた複数の外周溝に
それぞれ嵌合する複数の係合部が長手方向に所定の間隔
で突設されていることを特徴とする。かかる構成によ
り、ワイヤーハーネスをコルゲートチューブに挿入する
作業を、ワイヤーハーネスをテープで結束した状態で行
えるので、その挿入作業がし易くなり、作業性が向上す
る。また、互いにテープで固定されたカバー本体とワイ
ヤーハーネスをコルゲートチューブに挿入すると、コル
ゲートチューブの両側部がカバー本体の固定部と外面と
の間に嵌合して挟持される。これによって、コルゲート
チューブがワイヤーハーネスに固定されたカバーに固定
される。そのため、コルゲートチューブの上からテープ
を巻く作業が不要になり、作業工数およびテープの消費
量が低減され、その結果コストが低減される。さらに、
コルゲートチューブの組付け状態で、コルゲートチュー
ブの内面は、カバー本体の外面すなわち両テープ巻付け
部の間の外面に接触するが、ワイヤーハーネスの外周に
接触しない。しかも、カバーの一部がコルゲートチュー
ブ内に突出しないので、電線の磨耗や断線が防止され
る。 またさらに、かかる構成によれば、組付け状態で、
固定部下面に設けた複数の係合部がコルゲートチューブ
の複数の外周溝にそれぞれ嵌合するので、これらの外周
溝にたまるほこり等がスリットからコルゲートチューブ
内部に侵入するのが防止される。
【0007】請求項2に係る発明は、カバー本体の内面
又は外面の少なくとも一方に、長手方向に延びる1つ以
上の切欠溝が設けられていることを特徴とするかかる
構成によれば、カバー本体の内面を当接させるワイヤー
ハーネスの外形に応じてカバー本体を容易に変形させる
ことができる。
【0008】請求項3に係る発明は、ワイヤーハーネス
を保護するコルゲートチューブと共にワイヤーハーネス
に組み付けるコルゲートチューブ用カバーであって、ワ
イヤーハーネスの外周に内面を当接させる帯状のカバー
本体を有し、カバー本体外面の長手方向の両端近傍をテ
ープ巻付け部とし、両テープ巻付け部の間のカバー本体
の外面に、長手方向に連続或いは断続して延びコルゲー
トチューブのスリットに嵌合させるリブが立設され、そ
して、リブの上端に、スリットを介して対向するコルゲ
ートチューブの両側部をカバー本体の外面との間で挟持
する固定部が設けられ、カバー本体の内面又は外面の少
なくとも一方に、長手方向に延びる1つ以上の切欠溝が
設けられていることを特徴とする。 かかる構成により、
ワイヤーハーネスをコルゲートチューブに挿入する作業
を、ワイヤーハーネスをテープで結束した状態で行える
ので、その挿入作業がし易くなり、作業性が向上する。
また、互いにテープで固定されたカバー本体とワイヤー
ハーネスをコルゲートチューブに挿入すると、コルゲー
トチューブの両側部がカバー本体の固定部と外面との間
に嵌合して挟持される。これによって、コルゲートチュ
ーブがワイヤーハーネスに固定されたカバーに固定され
る。そのため、コルゲートチューブの上からテープを巻
く作業が不要になり、作業工数およびテープの消費量が
低減され、その結果コストが低減される。 さらに、コル
ゲートチューブの組付け状態で、コルゲートチューブの
内面は、カバー本体の外面すなわち両テープ巻付け部の
間の外面に接触するが、ワイヤーハーネスの外周に接触
しない。しかも、カバーの一部がコルゲートチューブ内
に突出しないので、電線の磨耗や断線が防止される。
たさらに、かかる構成によれば、組付け状態で、固定部
下面に設けた複数の係合部がコルゲートチューブの複数
の外周溝にそれぞれ嵌合するので、これらの外周溝にた
まるほこり等がスリットからコルゲートチューブ内部に
侵入するのが防止され、かつ、カバー本体の内面を当接
させるワイヤーハーネスの外形に応じてカバー本体を容
易に変形させることができる。
【0009】請求項に係る発明は、ワイヤーハーネス
を保護するコルゲートチューブと共にワイヤーハーネス
に組み付けるコルゲートチューブ用カバーであって,ワ
イヤーハーネスの外周に内面を当接させ、幅方向の縦断
面が所定の曲率半径を有する円弧形状に形成される帯状
のカバー本体を有し,カバー本体外面の長手方向の両端
近傍をテープ巻付け部とし,両テープ巻付け部の間のカ
バー本体の外面に、長手方向に連続或いは断続して延び
コルゲートチューブのスリットに嵌合させるリブが立設
され、そして、リブの上端に、スリットを介して対向す
るコルゲートチューブの両側部をカバー本体の外面との
間で挟持する固定部が設けられていることを特徴とす
る。 かかる構成により、ワイヤーハーネスをコルゲート
チューブに挿入する作業を、ワイヤーハーネスをテープ
で結束した状態で行えるので、その挿入作業がし易くな
り、作業性が向上する。また、互いにテープで固定され
たカバー本体とワイヤーハーネスをコルゲートチューブ
に挿入すると、コルゲートチューブの両側部がカバー本
体の固定部と外面との間に嵌合して挟持される。これに
よって、コルゲートチューブがワイヤーハーネスに固定
されたカバーに固定される。そのため、コルゲートチュ
ーブの上からテープを巻く作業が不要になり、作業工数
およびテープの消費量が低減され、その結果コストが低
減される。さらに、コルゲートチューブの組付け状態
で、コルゲートチューブの内面は、カバー本体の外面す
なわち両テープ巻付け部の間の外面に接触するが、ワイ
ヤーハーネスの外周に接触しない。しかも、カバーの一
部がコルゲートチューブ内に突出しないので、電線の磨
耗や断線が防止される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0011】図1は本発明の実施の形態の一例に係るコ
ルゲートチューブ用カバーとコルゲートチューブの組付
け手順を示す説明図、図2は同カバーを示す斜視図であ
る。
【0012】図1に示すコルゲートチューブ用カバー
(以下、単にカバーという)10は、複数本の電線11
を束ねたワイヤーハーネス12に被せてワイヤーハーネ
ス12を保護するコルゲートチューブ13と共にワイヤ
ーハーネス12に組み付けられる。コルゲートチューブ
13には、ワイヤーハーネス12を挿入するためのスリ
ット13aが軸線方向の全長にわたって形成されている
と共に、複数の外周溝13bが軸線方向に所定の間隔で
形成されている。
【0013】また、カバー10は、図2〜図4に示すよ
うに、ワイヤーハーネス12の外周の一部に内面14a
を当接させる帯状のカバー本体14を有し、該カバー本
体14の外面14bの長手方向の両端近傍がテープ巻付
け部15a、15bになっている。両テープ巻付け部1
5a、15bの間のカバー本体14の外面14bに、長
手方向に連続して延びコルゲートチューブ13のスリッ
ト13aに嵌合させるリブ16が立設されている。該リ
ブ16の上端に、スリット13aを介して対向するコル
ゲートチューブ13の両側部13c、13c(図1参
照)をカバー本体14の外面14bとの間で挟持する固
定部17が設けられている。
【0014】また、カバー10は、合成樹脂材等の可撓
性を有する材料で一体に成型されている。そのカバー本
体14は、幅方向の縦断面が所定の曲率半径を有する円
弧形状に形成されている。その所定の曲率半径は、複数
本の電線11を断面円形状に束ねたワイヤーハーネス1
2の外形に応じて設定される。カバー10のリブ16
は、カバー本体14の両テープ巻付け部15a、15b
の間の外面14b上で、幅方向の中央部にほぼ垂直に形
成されている。そして、固定部10は、リブ16の上端
から幅方向両側へ張り出すように形成されていると共
に、該両張り出し部の下面とカバー本体14の外面14
bとの間でコルゲートチューブ13の両側部13c、1
3cを挟持する高さ位置に設けられている。
【0015】このように構成された本例に係るカバー1
を用いてコルゲートチューブ13をワイヤーハーネス1
2に組み付ける(被せる)手順は次の通りである。
【0016】まず、カバー本体14の内面14aをワイ
ヤーハーネス12の外周に当接させ、この状態でカバー
本体14の両テープ巻付け部15a、15bとワイヤー
ハーネス12にテープ18をそれぞれ巻き付けてカバー
本体14をワイヤーハーネス12に固定する(図1参
照)。この後、カバー10の固定部17とコルゲートチ
ューブ13のスリット13aとを同方向(例えば図1で
上方)に向けた状態で、ワイヤーハーネス12とカバー
本体14をコルゲートチューブ13にそのスリット13
aから挿入し、カバー本体14のリブ16をコルゲート
チューブ13のスリット13aに嵌合させる(図5およ
び図6参照)。これによって、コルゲートチューブ13
の両側部13c、13cが固定部17の下面とカバー本
体14の外面14bとの間に挟持され、コルゲートチュ
ーブ13の組付けが完了する。
【0017】このように、本例に係るカバー10によれ
ば、ワイヤーハーネス12をコルゲートチューブ13に
挿入する作業を、ワイヤーハーネス12をテープ18で
結束した状態で行えるので、その挿入作業がし易くな
り、作業性が向上する。
【0018】また、互いに固定されたカバー本体14と
ワイヤーハーネス12をコルゲートチューブ13に挿入
すると、コルゲートチューブ13の両側部13c、13
cがカバー本体14の固定部17と外面14bとの間に
嵌合して挟持される。これによって、コルゲートチュー
ブ1がワイヤーハーネス12に固定されたカバー10に
固定される。そのため、コルゲートチューブ13の上か
らテープを巻く作業が不要になり、作業工数およびテー
プの消費量が低減され、コストが低減される。テープの
消費量が低減される理由は、カバー本体14のテープ巻
付け部15a、15bとワイヤーハーネス12に巻き付
けるテープの長さが、図16に示す上記従来のカバーの
ようにカバー本体とコルゲートチューブの上からテープ
を巻き付ける場合より短くなるからである。また、コル
ゲートチューブ13の両側部13c、13cが固定部1
7とカバー本体14の外面14bとの間で挟持されるの
で、振動等によりコルゲートチューブ13のスリット1
3aが拡がってコルゲートチューブ13が脱落するのを
防止することができると共に、両側部13c、13cと
カバー10との接触による異音の発生も防止することが
できる。
【0019】さらに、コルゲートチューブ13の組付け
状態で、コルゲートチューブ13の内面は、カバー本体
14の外面14bすなわち両テープ巻付け部15a、1
5bの間の外面14bに接触するが、ワイヤーハーネス
12の外周に接触しない(図6参照)。しかも、カバー
10の一部がコルゲートチューブ13内に突出しないの
で、電線11の磨耗や断線を防止することができる。
【0020】次に、本発明の実施の形態の他例に係るコ
ルゲートチューブ用カバーを図7〜図13に基づいて説
明する。
【0021】本例に係るカバー10Aにあっては、図7
〜図10に示すように、固定部17の下面に、コルゲー
トチューブ13の軸線方向に所定の間隔で設けた複数の
外周溝13bにそれぞれ嵌合する複数の係合部19が長
手方向に所定の間隔で突設されている。
【0022】本例に係るカバー10Aを用いてコルゲー
トチューブ13をワイヤーハーネス12に組み付ける手
順は次の通りである。
【0023】まず、上記一例の場合と同様に、テープ1
8でカバー本体14をワイヤーハーネス12に固定する
(図11参照)。この後、ワイヤーハーネス12とカバ
ー本体14を上記一例の場合と同様にコルゲートチュー
ブ13に挿入し、カバー本体14のリブ16をコルゲー
トチューブ13のスリット13aに嵌合させると共に、
固定部17下面の複数の係合部19をコルゲートチュー
ブ13の複数の外周溝13bにそれぞれ嵌合させる(図
12および図13参照)。これによって、コルゲートチ
ューブ13の組付けが完了する。
【0024】本例に係るカバー10A によれば、上記一
例の場合に得られる効果に加えて、コルゲートチューブ
13の組付け状態で、固定部17の複数の係合部19が
コルゲートチューブ13の複数の外周溝13bにそれぞ
れ嵌合するので、これらの外周溝13bにたまるほこり
等がスリット13aからコルゲートチューブ13に侵入
するのを防止することができる。また、係合部19と外
周溝13bとの嵌合を密にすることにより、水について
も、スリット13aからコルゲートチューブ13に浸入
するのを防止することができる。
【0025】図14は、図2に示す上記一例に係るカバ
ー10の変形例である。この変形例に係るカバー10B
にあっては、カバー本体14の内面14aに、長手方向
に延びる1つ以上(例えば、本例では4つ)の切欠
0が設けられている。
【0026】本例に係るカバー10B によれば、カバー
本体14の内面14aを当接させるワイヤーハーネス1
2の外形に応じてカバー本体14の円弧形状を容易に変
形させることができる。これによって、カバー10B を
外形の異なるワイヤーハーネス12に用いることができ
る。
【0027】なお、切欠20は、カバー本体14の外
面14bに、或いは内面14aと外面14bの両方に設
けてもよい。
【0028】また、本例に係るカバー10B に設けた切
20を、図7に示す上記他例に係るカバー10A に
も設けることができる。
【0029】図15は、図2に示す上記一例に係るカバ
ー10の別の変形例である。この変形例に係るカバー1
0C は、前記複数本の電線11を断面が矩形(例えば、
長方形)になるように束ねたワイヤーハーネスを保護す
るフラットなコルゲートチューブに使用するためのもの
である。そのため、本例に係るカバー10C にあって
は、カバー本体14´は、幅方向の縦断面が矩形状(長
方形状)に形成されている。また、カバー本体14´の
外面14bに、長手方向に延びる1つ以上(例えば、本
例では4つ)の切欠21が設けられている。
【0030】本例に係るカバー10C によれば、断面矩
形に束ねたワイヤーハーネスに用いることができるだけ
でなく、カバー本体14´を図15の矢印方向に変形さ
せることにより、断面円形に束ねたワイヤーハーネスに
も用いることができる。
【0031】なお、切欠21は、カバー本体14´の
内面14aに、或いは内面14aと外面14bの両方に
設けてもよい。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、ワイヤーハーネスの挿入作業を容易にして
作業性の向上を図ることができる。また、コルゲートチ
ューブ上からのテープ巻き作業を不要にして作業工数お
よびコストの低減を図ることができる。さらに、組付け
状態での電線の摩耗や断線を防止することができる。
らに、カバー本体の内面を当接させるワイヤーハーネス
の外形に応じてカバー本体を容易に変形させることがで
きる。これによって、外形の異なるワイヤーハーネスに
用いることができる。 また、請求項2に係る発明によれ
ば、請求項1に係る発明により得られる効果に加えて、
組付け状態で、固定部下面に設けた複数の係合部がコル
ゲートチューブの複数の外周溝にそれぞれ嵌合するの
で、これらの外周溝にたまるほこり等がスリットからコ
ルゲートチューブに侵入するのを防止することができ
る。
【0033】請求項3に係る発明によれば、ワイヤーハ
ーネスの挿入作業を容易にして作業性の向上を図ること
ができる。また、コルゲートチューブ上からのテープ巻
き作業を不要にして作業工数およびコストの低減を図る
ことができる。さらに、組付け状態での電線の摩耗や断
線を防止することができる。組付け状態で、固定部下面
に設けた複数の係合部がコルゲートチューブの複数の外
周溝にそれぞれ嵌合するので、これらの外周溝にたまる
ほこり等がスリットからコルゲートチューブに侵入する
のを防止することができる。
【0034】請求項4に係る発明によれば、カバー本体
を幅方向の縦断面が所定の曲率半径を有する円弧形状に
形成してあるので、ワイヤーハーネスの外周面を帯状の
カバー本体の内面に十分に当接させることができ、ワイ
ヤーハーネスの挿入作業を容易にして作業性の向上を図
ることができる。また、コルゲートチューブ上からのテ
ープ巻き作業を不要にして作業工数およびコストの低減
を図ることができる。さらに、組付け状態での電線の摩
耗や断線を防止することができる。さらに、カバー本体
の内面を当接させるワイヤーハーネスの外形に応じてカ
バー本体を容易に変形させることができる。これによっ
て、外形の異なるワイヤーハーネスに用いることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例に係るコルゲートチ
ューブ用カバーとコルゲートチューブの組付け手順を示
す説明図。
【図2】本発明の実施の形態の一例に係るコルゲートチ
ューブ用カバーを示す斜視図。
【図3】図2の側面図。
【図4】図2の平面図。
【図5】図2に示すコルゲートチューブ用カバーとコル
ゲートチューブの組付け状態を示す斜視図。
【図6】図5の縦断面図。
【図7】本発明の実施の形態の他例に係るコルゲートチ
ューブ用カバーを示す斜視図。
【図8】図7の側面図。
【図9】図7の平面図。
【図10】図7の正面図。
【図11】図7に示すコルゲートチューブ用カバーとコ
ルゲートチューブの組付け手順を示す説明図。
【図12】図7に示すコルゲートチューブ用カバーとコ
ルゲートチューブの組付け状態を示す斜視図。
【図13】図12の縦断面図。
【図14】図2に示すコルゲートチューブ用カバーの変
形例を示す図で、図3と同様の側面図。
【図15】図2に示すコルゲートチューブ用カバーの別
の変形例を示す図で、図3と同様の側面図。
【図16】従来のコルゲートチューブ用カバーを示す斜
視図。
【図17】図16に示すコルゲートチューブ用カバーと
コルゲートチューブの組付け状態を示す縦断面図。
【図18】別の従来例に係るコルゲートチューブ用カバ
ーを示す斜視図。
【符号の説明】
10,10A,10,10C コルゲートチューブ
用カバー 12 ワイヤーハーネス 13 コルゲートチューブ 13a スリット 13b 外周溝 13c 側部 14 カバー本体 14a 内面 14b 外面 15a,15b テープ巻付け部 16 リブ 17 固定部 18 テープ 19 係合部 20,21 切欠
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−150841(JP,A) 特開 平9−306258(JP,A) 実開 平7−9027(JP,U) 実開 平3−3121(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 3/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤーハーネスを保護するコルゲート
    チューブと共にワイヤーハーネスに組み付けるコルゲー
    トチューブ用カバーであって、 前記ワイヤーハーネスの外周に内面を当接させる帯状の
    カバー本体を有し、該カバー本体外面の長手方向の両端
    近傍をテープ巻付け部とし、該両テープ巻付け部の間の
    前記カバー本体の外面に、長手方向に連続或いは断続し
    て延び前記コルゲートチューブのスリットに嵌合させる
    リブが立設され、そして、該リブの上端に、前記スリッ
    トを介して対向する前記コルゲートチューブの両側部を
    前記カバー本体の外面との間で挟持する固定部が設けら
    、該固定部の下面に、前記コルゲートチューブの軸線
    方向に所定の間隔で設けた複数の外周溝にそれぞれ嵌合
    する複数の係合部が長手方向に所定の間隔で突設されて
    いることを特徴とするコルゲートチューブ用カバー。
  2. 【請求項2】 前記カバー本体の内面又は外面の少なく
    とも一方に、長手方向に延びる1つ以上の切欠溝が設け
    られていることを特徴とする請求項1に記載のコルゲー
    トチューブ用カバー。
  3. 【請求項3】 ワイヤーハーネスを保護するコルゲート
    チューブと共にワイヤーハーネスに組み付けるコルゲー
    トチューブ用カバーであって、 前記ワイヤーハーネスの外周に内面を当接させる帯状の
    カバー本体を有し、該カバー本体外面の長手方向の両端
    近傍をテープ巻付け部とし、該両テープ巻付け部の間の
    前記カバー本体の外面に、長手方向に連続或いは断続し
    て延び前記コルゲートチューブのスリットに嵌合させる
    リブが立設され、そして、該リブの上端に、前記スリッ
    トを介して対向する前記コルゲートチューブの両側部を
    前記カバー本体の外面との間で挟持する固定部が設けら
    れ、前記カバー本体の内面又は外面の少なくとも一方
    に、長手方向に延びる1つ以上の切欠溝が設けられてい
    ことを特徴とするコルゲートチューブ用カバー。
  4. 【請求項4】 ワイヤーハーネスを保護するコルゲート
    チューブと共にワイヤーハーネスに組み付けるコルゲー
    トチューブ用カバーであって, 前記ワイヤーハーネスの外周に内面を当接させ、幅方向
    の縦断面が所定の曲率半径を有する円弧形状に形成され
    る帯状のカバー本体を有し, 該カバー本体外面の長手方向の両端近傍をテープ巻付け
    部とし, 該両テープ巻付け部の間の前記カバー本体の外面に、長
    手方向に連続或いは断続して延び前記コルゲートチュー
    ブのスリットに嵌合させるリブが立設され、そして、該
    リブの上端に、前記スリットを介して対向する前記コル
    ゲートチューブの両側部を前記カバー本体の外面との間
    で挟持する固定部が設けられていることを特徴とするコ
    ルゲートチューブ用カバー。
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