JP2000331751A - ワイヤハーネスへのコネクタの固定構造 - Google Patents

ワイヤハーネスへのコネクタの固定構造

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JP2000331751A
JP2000331751A JP11138755A JP13875599A JP2000331751A JP 2000331751 A JP2000331751 A JP 2000331751A JP 11138755 A JP11138755 A JP 11138755A JP 13875599 A JP13875599 A JP 13875599A JP 2000331751 A JP2000331751 A JP 2000331751A
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Shintaro Sakabe
慎太郎 坂部
Fumihisa Kataoka
文久 片岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 必要に応じてワイヤハーネス上に直にコネク
タを固定する際に、コネクタの外れや抜け出しを確実に
防止できるワイヤハーネスへのコネクタの固定構造を提
供する。 【解決手段】 本発明のワイヤハーネスへのコネクタの
固定構造1Aは、滑り易い被覆チューブ4とコネクタ3
との間にウレタンゴム等の滑り止め部材6を介在させた
状態で、止着テープ7をワイヤハーネス2とコネクタ3
との外周面に巻き付ける。これにより、滑り易い被覆チ
ューブ4にコネクタ3を直接接触させることなくワイヤ
ハーネス2にコネクタ3を固定させることができる。滑
り止め部材6を被覆チューブ4とコネクタ3との間に介
在させる形態としては、被覆チューブ4のコネクタ3と
の当接位置の外周全体に滑り止め部材6を巻き付け、そ
の上にコネクタ3を当て付けてから止着テープ7を巻き
付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の電気系統
の接続に使用されるワイヤハーネス上に、必要に応じて
各種コネクタを固定する際に好適なワイヤハーネスへの
コネクタの固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に自動車等には各種電子機器が搭
載され、該電子機器間の接続やワイヤハーネスと電子機
器との接続に各種コネクタが多用されている。ワイヤハ
ーネスとコネクタとの接続は、標準仕様の場合は定型的
な布線でよいが、一部仕様変更する場合にはオプション
回路を形成するために別のコネクタをワイヤハーネス上
にオプション止めする場合がある。
【0003】図13に示すような従来のワイヤハーネス
22へのコネクタの固定構造21は、複数の電線22a
を撚り合わせた上にテープ22bを巻き付けたワイヤハ
ーネス22の外周に電磁シールド用の被覆チューブ24
が被嵌されている。この被覆チューブ24としては、コ
ルゲートチューブや硬質チューブが用いられる。また、
コネクタ23に接続される電線22cは、ワイヤハーネ
ス22の一部から分岐されたものであり、その外側面に
はテープ22bが巻き付けられている。このコネクタ2
3は、一側面に相手コネクタ側の接続端子用の挿入口2
3aが形成され、各挿入口23a内に挿着された接続端
子(図示省略)に電線22cの端部が接続されている。
【0004】前記ワイヤハーネス22にコネクタ23を
固定する場合は、コネクタ23をワイヤハーネス22外
周の被覆チューブ24に当て付け、ビニールテープ25
等により巻き付けられることで、ワイヤハーネス22と
コネクタ23とが一体化される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のワイヤハーネス22へのコネクタの固定構造21
は、被覆チューブ24がポリ塩化ビニール(PVC)製
のコルゲートチューブ等により構成されており、コネク
タ23も合成樹脂製であるから滑り易い。また、ワイヤ
ハーネス22の横断面は略円形であるから、ワイヤハー
ネス22とコネクタ23との接触面積は少ない。このた
め、生産工程での搬送中や自動車の走行中に振動が加わ
ると、コネクタ23が抜け出して外れてしまうという問
題があった。自動車走行中にコネクタ23が外れると、
近傍の機器に当たって異音が発生したり、場合によって
はコネクタ23自体が破損する可能性もある。
【0006】また、実開平6−48320号公報に電線
係止具の一例が開示されているが、この電線係止具はオ
プション回路電線をワイヤハーネス幹線に係止するもの
であり、オプション回路電線に接続されたコネクタをワ
イヤハーネス幹線に直に固定することはできない。従っ
て、コネクタは振動等により動き易く、上記問題を解消
することはできない。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、必要に応じてワイヤハーネス上に直にコネク
タを固定する際に、コネクタの外れや抜け出しを確実に
防止できるワイヤハーネスへのコネクタの固定構造を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる上記課題
は、被覆チューブで覆ったワイヤハーネスの外側面にコ
ネクタを固定するワイヤハーネスへのコネクタの固定構
造において、前記コネクタのハウジング外周面が当接す
る前記被覆チューブ外側面の全周又は一部に滑り止め部
材を配設し、該滑り止め部材を介して前記コネクタを位
置決めして、且つ粘着性を有する止着テープを前記ワイ
ヤハーネス及び前記コネクタのハウジング外周に巻き付
けて前記ワイヤハーネスに前記コネクタを固定すること
を特徴とするワイヤハーネスへのコネクタの固定構造に
よって解決することができる。
【0009】即ち、前記滑り止め部材のワイヤハーネス
への配設については、ワイヤハーネスのコネクタを固定
する位置の外周全体か、又は固定する位置の接触部分の
みであっても良い。要は、滑り易い被覆チューブとコネ
クタの双方の間に滑り難い滑り止め部材を介在させれば
良い。また、前記ワイヤハーネスへのコネクタの固定構
造において、前記滑り止め部材が前記コネクタのハウジ
ング外周面の前記被覆チューブに当接する位置に予め配
設されてから、前記被覆チューブ上に位置決めされる構
成であっても良い。
【0010】上記構成のワイヤハーネスへのコネクタの
固定構造によれば、滑り易い被覆チューブとコネクタと
の間に滑り止め部材を介在させた状態で、止着テープを
ワイヤハーネスとコネクタとの外周面に巻き付けるの
で、コネクタは滑り易い被覆チューブに直接接触するこ
となく、しかもワイヤハーネスに加わる振動等で位置ず
れすることなく確実に固定される。
【0011】また、本発明に係る上記課題は、被覆チュ
ーブで覆ったワイヤハーネスの外側面にコネクタを固定
するワイヤハーネスへのコネクタの固定構造において、
接着テープの側面に所定間隔を置いて滑り止め部材を設
けた滑り止めテープを設け、前記コネクタのハウジング
外周面が当接する前記被覆チューブの外側面に前記滑り
止め部材が配設されるように前記被覆チューブに滑り止
めテープを巻き付けてから前記コネクタを位置決めする
と共に、前記滑り止めテープを前記ワイヤハーネス及び
前記コネクタのハウジング外周面に巻き付けて前記ワイ
ヤハーネスに前記コネクタを固定することを特徴とする
ワイヤハーネスへのコネクタの固定構造によって解決す
ることができる。
【0012】上記構成のワイヤハーネスへのコネクタの
固定構造によれば、滑り止めテープを構成する接着テー
プの側面に所定間隔で滑り止め部材が設けられているの
で、コネクタのハウジング外周面が当接する被覆チュー
ブの外側面に滑り止め部材が配設されるように被覆チュ
ーブに滑り止めテープの一部を巻き付けてからコネクタ
を被覆チューブの所定位置に当接させる。そして、残り
の滑り止めテープをワイヤハーネス及びハウジング外周
面に巻き付けることで滑り易い被覆チューブにコネクタ
を直接接触することなく、しかもワイヤハーネスに加わ
る振動等で位置ずれすることなく確実に固定することが
できる。
【0013】また、前記ワイヤハーネスへのコネクタの
固定構造において、好ましくは前記滑り止め部材がウレ
タン系材料からなる。従って、取り扱い性や耐磨耗性に
優れたウレタン系材料、特には耐油性や耐熱性に優れた
ウレタンゴム等を滑り止め部材として使用することで、
経年劣化することなく確実にワイヤハーネスへのコネク
タの固定状態を維持することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るワイヤハーネ
スへのコネクタの固定構造の第1実施形態を図1及び図
2を参照して説明する。図1は第1実施形態のワイヤハ
ーネスへのコネクタの固定構造を示す斜視図、図2は図
1におけるコネクタの固定構造を示す断面図である。
【0015】図1に示すように本実施形態のワイヤハー
ネスへのコネクタの固定構造1A(以下、単に固定構造
と略称する)は、複数の電線2aを撚り合わせた上にテ
ープ2bを巻き付けて束線したワイヤハーネス2の外周
に被覆チューブ4が被嵌されている。この被覆チューブ
4は、ポリ塩化ビニール(PVC)製のコルゲートチュ
ーブやポリエチレン(PE)等の硬質樹脂製の硬質チュ
ーブが用いられる。また、コネクタ3に接続される電線
2cは、ワイヤハーネス2の一部から分岐されたもので
あり、その外側面にテープ2bが巻き付けられている。
【0016】前記コネクタ3は、一側面に相手コネクタ
側の接続端子を挿入する挿入口3aが形成され、各挿入
口3a内に挿着された接続端子(図示省略)に電線2c
端部が接続されている。そして、このコネクタ3をワイ
ヤハーネス2の外周面上に止着テープにより固定するの
であるが、本実施形態では下記の構成の滑り止めが採用
されている。
【0017】即ち、コネクタ3を固定位置する被覆チュ
ーブ4の外周面全体に帯状で裏面の要所に粘着剤を塗布
した滑り止め部材6を巻き付ける。なお、この滑り止め
部材6としては、耐磨耗性、耐油性、耐オゾン性、耐高
温性に優れたウレタン系材料、好ましくはウレタンゴム
が好適であり、その他には不織布、ブチルテープ、弾性
繊維(スパンデック繊維)等も適用できる。次に、滑り
止め部材6の外側に押し付けるようにしてコネクタ3を
当て付け、コネクタ3の外側からワイヤハーネス2、滑
り止め部材6と一体になるように止着テープ7を巻き付
ける。なお、この止着テープ7としては、内側に粘着剤
を塗布したビニールテープ等が使用される。
【0018】図2に示すように電線2aはテープ2bに
よって束ねられ、その外側が被覆チューブ4によって覆
われており、被覆チューブ4の外側のコネクタ3を固定
する所定位置に、長手方向に所定幅を有する滑り止め部
材6が被せられ、その外側にコネクタ3が止着テープ7
によって固定される。なお、図中では止着テープ7は便
宜上1回巻きのように図示されているが、実際には長期
使用による止着テープの伸びや振動等の外力を考慮して
複数回巻き付けられる。
【0019】上述したように本実施形態のコネクタの固
定構造1Aによれば、コネクタ3が滑り易い合成樹脂製
であるため、その外周面をウレタンゴム等の滑り止め部
材6に当接させた状態で止着テープ7によって固定する
ことで、コネクタ3は振動等が加わっても位置ずれする
ようなことはなく、異音を発生したり、抜け出して他の
部材に当たって破損したりする不都合を未然に防止する
ことができる。従って、この固定構造を適用した例えば
自動車の信頼性を向上させることができる。
【0020】次に、本発明のワイヤハーネスへのコネク
タの固定構造の第2実施形態を図3及び図4を参照して
説明する。図3は第2実施形態のワイヤハーネスへのコ
ネクタの固定構造を示す斜視図、図4は図3におけるコ
ネクタの固定構造を示す断面図である。なお、本実施形
態と第1実施形態との相違点は、滑り止め部材6の形状
を変えたことにあるので、同一作用を有する部材には同
一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0021】本実施形態におけるコネクタの固定構造1
Bは、滑り止め部材6はワイヤハーネス2のコネクタ固
定位置の外周全体を覆うように設けられておらず、コネ
クタ3と被覆チューブ4との当接部分の被覆チューブ側
を覆うように設けられている。この構成においても、ワ
イヤハーネス2側の被覆チューブ4とコネクタ3との間
に滑り止め部材6が介在していることに変わりはなく、
コネクタ3を止着テープ7により固定することでコネク
タ3の位置ずれ等を確実に防止することができる。
【0022】また、滑り止め部材6は小片で良いのでコ
スト低減を図ることができ、ワイヤハーネス2の外周全
体に被嵌させる必要がないので、ワイヤハーネス製造時
やメンテナンス時に手間がかからず、生産性及び作業性
の向上を図ることができる。なお、滑り止め部材6及び
止着テープ7の材質については、第1実施形態で使用し
たものをそのまま適用できる。
【0023】次に、本発明のワイヤハーネスへのコネク
タの固定構造の第3実施形態を図5及び図6を参照して
説明する。図5は本実施形態のワイヤハーネスへのコネ
クタの固定構造を示す斜視図、図6は図5におけるコネ
クタの固定構造を示す断面図である。なお、本実施形態
と前記各実施形態との相違点は、滑り止め部材6を事前
にコネクタ3に巻き付けることにあるので、同一作用を
有する部材には同一符号を付して詳細な説明を省略す
る。
【0024】本実施形態におけるコネクタの固定構造1
Cは、滑り止め部材6は、コネクタ3の挿入口3aを閉
塞しないハウジング外周面に巻き付けられ、ワイヤハー
ネス2側の被覆チューブ4には巻き付けられない。従っ
て、コネクタ3をワイヤハーネス2に固定する場合、滑
り止め部材6が事前に巻き付けられたコネクタ3をワイ
ヤハーネス2側の被覆チューブ4の所定位置に当て付け
てから、止着テープ7により固定する。この結果、コネ
クタ3と被覆チューブ4との間に滑り止め部材6が介在
することで、コネクタ3の位置ずれ等を確実に防止する
ことができると共に、固定作業前にコネクタ3に滑り止
め部材6を巻き付けることができるので、ワイヤハーネ
ス2へのコネクタ3の固定作業を簡素化することができ
る。
【0025】次に、本発明のワイヤハーネスへのコネク
タの固定構造の第4実施形態を図7乃至図12を参照し
てを説明する。図7は本実施形態のワイヤハーネスへの
コネクタの固定構造を示す斜視図、図8は図5における
コネクタの固定構造を示す断面図、図9は図7における
滑り止めテープの構成を示す斜視図、図10は図9にお
ける滑り止めテープの構成を示す断面図、図11及び図
12は図9における滑り止めテープによるコネクタの固
定作業の手順を示す斜視図である。本実施形態と前記各
実施形態との相違点は、部分的に滑り止め部材を設けた
滑り止めテープによりコネクタをワイヤハーネスに固定
するもので、同一作用を有する部材には同一符号を付し
て詳細な説明を省略する。
【0026】先ず、図9及び図10に示すように滑り止
めテープ11は、接着テープ11aの片面側にウレタン
ゴム等の滑り止め部材11bを所定間隔Lで設けたもの
である。図11に示すようにワイヤハーネス2にコネク
タ3を固定する場合は、滑り止め部材11bが被覆チュ
ーブ4の外側になるように滑り止めテープ11を巻き付
ける。即ち、接着テープ11a側には、図示を省略した
粘着剤が塗布されているので、被覆チューブ4上のコネ
クタ3の固定位置に滑り止め部材11aを止着させるこ
とができる。
【0027】次に、図12に想像線で示すように、コネ
クタ3を滑り止め部材11aに当て付け、この状態で矢
印Aで示すように滑り止めテープ11をコネクタ3のハ
ウジング外周面に巻き付ける。この結果、図7及び図8
に示すようにワイヤハーネス2の被覆チューブ4外側に
滑り止め部材11bを介在した状態で滑り止めテープ1
1によりコネクタ3が固定される。
【0028】上述したように本実施形態のコネクタの固
定構造1Dによれば、滑り易い被覆チューブ4とコネク
タ3との間に滑り止め部材11bを介在させるように、
被覆チューブ4の所定位置から該滑り止め部材11bと
一体の滑り止めテープ11を巻き付け、その滑り止め部
材11b上にコネクタ3を当て付け、そのハウジング外
周面からさらに滑り止めテープ11を巻き付ける。従っ
て、コネクタ3はワイヤハーネス2の被覆チューブ4上
に振動等によって位置ずれしない状態で確実に固定さ
れ、メンテナンス時には容易に取り外すことができる。
【0029】なお、滑り止め部材11bの所定間隔Lに
ついて言及すると、コネクタ3の固定工程から明らかな
ように、線径の異なるワイヤハーネスや大きさの異なる
コネクタの固定に共用できる滑り止めテープ11として
は、滑り止め部材11bの所定間隔Lを線径の小さいワ
イヤハーネスや小型のコネクタに合わせた間隔にするこ
とで、汎用性の向上を図ることができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明のワイヤハー
ネスへのコネクタの固定構造においては、コネクタのハ
ウジング外周面が当接する被覆チューブ外側面の全周又
は一部に滑り止め部材を配設し、該滑り止め部材を介し
てコネクタを位置決めして、且つ粘着性を有する止着テ
ープをワイヤハーネス及びコネクタのハウジング外周に
巻き付けてワイヤハーネスにコネクタを固定するので、
コネクタは滑り易い被覆チューブに直接接触することな
く、しかもワイヤハーネスに加わる振動等で位置ずれす
ることなく確実に固定される。従って、自動車等の走行
中にコネクタの位置ずれや外れによる異音の発生や、他
の部材との接触による破損等を確実に防止することがで
き、信頼性の高いワイヤハーネスを得ることができる。
【0031】また、前記ワイヤハーネスへのコネクタの
固定構造において、滑り止め部材がコネクタのハウジン
グ外周面の被覆チューブに当接する位置に予め配設され
てから、被覆チューブ上に位置決めされる構成であって
も良く、固定作業前にコネクタに滑り止め部材を巻き付
けることができるので、ワイヤハーネスへのコネクタの
固定作業を簡素化することができる。
【0032】また、本発明のワイヤハーネスへのコネク
タの固定構造においては、接着テープの側面に所定間隔
を置いて滑り止め部材を設けた滑り止めテープを設け、
コネクタのハウジング外周面が当接する被覆チューブの
外側面に滑り止め部材が配設されるように、被覆チュー
ブに滑り止めテープを巻き付けてからコネクタを位置決
めすると共に、滑り止めテープをワイヤハーネス及びコ
ネクタのハウジング外周面に巻き付けてワイヤハーネス
にコネクタを固定するので、コネクタは滑り易い被覆チ
ューブに直接接触することなくワイヤハーネスに確実に
固定することができる。従って、滑り易い被覆チューブ
とコネクタとの間に滑り止め部材が介在することで、ワ
イヤハーネスに加わる振動等で位置ずれや外れによる異
音の発生や、他の部材との接触による破損等を確実に防
止することができ、信頼性の高いワイヤハーネスを得る
ことができると共に、効率良く固定作業を行うことがで
きる。
【0033】更に、前記ワイヤハーネスへのコネクタの
固定構造において、好ましくは滑り止め部材がウレタン
系材料からなることで、経年劣化することなくワイヤハ
ーネスへのコネクタの固定状態を確実に維持することが
でき、信頼性と耐久性の一層高いワイヤハーネスを得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るワイヤハーネスへのコネクタの固
定構造の第1実施形態を示す斜視図である。
【図2】図1におけるコネクタの固定構造を示す断面図
である。
【図3】本発明に係るワイヤハーネスへのコネクタの固
定構造の第2実施形態を示す斜視図である。
【図4】図3におけるコネクタの固定構造を示す断面図
である。
【図5】本発明に係るワイヤハーネスへのコネクタの固
定構造の第3実施形態を示す斜視図である。
【図6】図5におけるコネクタの固定構造を示す断面図
である。
【図7】本発明に係るワイヤハーネスへのコネクタの固
定構造の第4実施形態を示す斜視図である。
【図8】図7におけるコネクタの固定構造を示す断面図
である。
【図9】図7における滑り止めテープの構成を示す斜視
図である。
【図10】図9における滑り止めテープの断面図であ
る。
【図11】図7におけるワイヤハーネスへのコネクタの
固定手順の初期段階を示す斜視図である。
【図12】図7におけるワイヤハーネスへのコネクタの
固定手順の途中段階を示す斜視図である。
【図13】従来のワイヤハーネスへのコネクタの固定構
造を示す斜視図である。
【符号の説明】
1A〜1D ワイヤハーネスへのコネクタの固定構造 2 ワイヤハーネス 2a、2c 電線 3 コネクタ 4 被覆チューブ 6、11b 滑り止め部材 7 止着テープ 11 滑り止めテープ 11a 接着テープ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被覆チューブで覆ったワイヤハーネスの
    外側面にコネクタを固定するワイヤハーネスへのコネク
    タの固定構造において、 前記コネクタのハウジング外周面が当接する前記被覆チ
    ューブ外側面の全周又は一部に滑り止め部材を配設し、
    該滑り止め部材を介して前記コネクタを位置決めして、
    且つ粘着性を有する止着テープを前記ワイヤハーネス及
    び前記コネクタのハウジング外周に巻き付けて前記ワイ
    ヤハーネスに前記コネクタを固定することを特徴とする
    ワイヤハーネスへのコネクタの固定構造。
  2. 【請求項2】 前記滑り止め部材が、前記コネクタのハ
    ウジング外周面の前記被覆チューブに当接する位置に予
    め配設されてから、前記被覆チューブ上に位置決めされ
    ることを特徴とする請求項1記載のワイヤハーネスへの
    コネクタの固定構造。
  3. 【請求項3】 被覆チューブで覆ったワイヤハーネスの
    外側面にコネクタを固定するワイヤハーネスへのコネク
    タの固定構造において、 接着テープの側面に所定間隔を置いて滑り止め部材を設
    けた滑り止めテープを設け、前記コネクタのハウジング
    外周面が当接する前記被覆チューブの外側面に前記滑り
    止め部材が配設されるように前記被覆チューブに滑り止
    めテープを巻き付けてから前記コネクタを位置決めする
    と共に、前記滑り止めテープを前記ワイヤハーネス及び
    前記コネクタのハウジング外周面に巻き付けて前記ワイ
    ヤハーネスに前記コネクタを固定することを特徴とする
    ワイヤハーネスへのコネクタの固定構造。
  4. 【請求項4】 前記滑り止め部材が、ウレタン系材料か
    らなることを特徴とする請求項1乃至3記載のワイヤハ
    ーネスへのコネクタの固定構造。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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