JPH0677116U - 平角導体フラットケーブル及び平角導体フラットケーブル用クランプ - Google Patents

平角導体フラットケーブル及び平角導体フラットケーブル用クランプ

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JPH0677116U
JPH0677116U JP1613993U JP1613993U JPH0677116U JP H0677116 U JPH0677116 U JP H0677116U JP 1613993 U JP1613993 U JP 1613993U JP 1613993 U JP1613993 U JP 1613993U JP H0677116 U JPH0677116 U JP H0677116U
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flat conductor
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良仁 青木
泰義 芹沢
覚 海野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の平角導体の並ぶ平面と同じ平面内で屈
曲させて方向転換することを容易に行え、折曲角度を自
由に設定できるようにする。 【構成】 複数の平角導体被覆電線を同一平面上に並
べ、分離容易な状態で結合して束線化した平角導体フラ
ットケーブルを上記平面内で折曲する折曲部において、
曲げ方向内側から外側に向かって順次長さを変化させた
スリットを形成し、各分離された平角導体被覆電線を重
ね合せて折曲させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、平角導体フラットケーブルの折曲部に係り、特に、平角導体フラッ トケーブルの平面上での方向変換を容易にすることのできる平角導体フラットケ ーブル及び平角導体フラットケーブルを壁面、フレーム等に容易に固定すること のできる平角導体フラットケーブル用クランプに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、自動車産業の目覚ましい発展に伴い、キャブレター付エンジンは、供給 燃料量を演算し、電子噴射装置によって燃料を噴射して駆動するエンジンに取っ て変られている。また、AV機器の発達に伴い自動車にオーディオ装置を設置し たり、テレビを搭載する等電気使用容量の増大は甚だしいものがある。このよう な電気使用容量の増大は、エンジンルーム等の自動車内に配線する自動車内のワ イヤーハーネスの配線数を増加させ、自動車の重量の増大を引き起こしている。 この自動車重量の増大は、自動車の1リッター当りの走行距離の低下を招き、省 エネルギー対策における低燃費化に逆行するものとなっている。
【0003】 また、一方では、経済の豊かさが自動車に豪華さを求め、自動車の運転座席空 間の広大化が要求され、そこに配線するワイヤーハーネスの配線スペースの狭小 化を招来することとなっている。
【0004】 そこで、自動車等の車両内の配線に用いる被覆電線には、配線作業を容易にし 、誤配線をも防止できるものとして、複数の被覆電線を同一平面上に並べて接着 等の手段で束線化したフラットワイヤハーネスが使用されるようになっている。 このように複数の被覆電線を束線化することによって、電線の剛牲を向上し、配 線後その直線性を維持し易しくして作業の容易化を図るとともに誤配線の防止を 図っている。
【0005】 このようなフラットワイヤハーネスは、エンジンルーム等の自動車のボディ内 壁面に沿って配線する場合、複数の被覆電線の並ぶ平面と直交する方向に折り曲 げるのは容易にできる。しかしながら、フラットワイヤハーネスは、複数の被覆 電線を同一平面上に並べて接着等の手段で束線化して構成されているため、複数 の被覆電線の並ぶ平面と同じ平面内で屈曲させる場合には、屈曲方向の内周と外 周の差が生じ、弛み部分が発生する。
【0006】 このため、従来のフラットワイヤハーネスは、実開平1−155213号公報 に示される如く、図9〜図14に示す如き方法で複数の被覆電線の並ぶ平面と同 じ平面内で屈曲させている。
【0007】 すなわち、所望の数の被覆電線150を容易に分離できる程度の結合強度で結 合した図9に示す如きフラットワイヤハーネス100には、中間の折曲させる部 分に被覆電線の結合部に図10に示すように外周側が最も長く内周側になるほど 短い切目110を入れ、各被覆電線を1本づつに分離する。この切目110が入 ったら、折曲部の内側が丸くならないように、電線に弛み部分120を折曲部の 外側にほぼループ状に突出させて図11に示すようにフラットワイヤハーネス1 00を折曲する。そして、折曲部が形成されると、その形状を維持するために接 着剤等によって固定し、フラットワイヤハーネスに剛牲を持たせる。
【0008】 このような構成になっているので、フラットワイヤハーネス100を自動車の ボディ内壁面130に添わせる場合、フラットワイヤハーネス100とボディ内 壁面130との距離A、Bを十分に小さくでき、しかも、フラットワイヤハーネ ス100の折曲部は、剛牲を維持しており、車両の振動等によって曲がることな く、その形状を維持することができるようになっている。図12は、このフラッ トワイヤハーネス100をクランク型に折曲した場合のもので、図13は、フラ ットワイヤハーネス100の他の折曲部の形状を示したものである。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】 このような従来のフラットワイヤハーネス100は、図14に示す如く、断面 円形状の導体130に絶縁体140を被覆した被覆電線150を複数本同一平面 上に並べて接着等の手段で束線化して構成してある。したがって、従来のフラッ トワイヤハーネス100は、図9〜図13に示す如き方法で複数の被覆電線の並 ぶ平面と同じ平面内で屈曲させることはできる。
【0010】 しかしながら、フラットワイヤハーネス100を機器間の接続に使用しようと する場合、従来のフラットワイヤハーネス100が図14に示す如き断面円形状 の導体130に絶縁体140を被覆した被覆電線150を複数本同一平面上に並 べて接着等の手段で束線化して構成されているため、フラットワイヤハーネス1 00の端部の絶縁体140を剥離して導体130をむき出しにしても、この導体 130をそのまま機器接続用の端子として用いることはできないので、フラット ワイヤハーネス100の端部に接続用のコネクタ(図示していない)を取り付け て行っている。このため、機器間の距離を予め設定しておいてフラットワイヤハ ーネス100の端部に機器接続用端子を事前に接続しておかなければならず、途 中で設計変更等が生じると予め端部に機器接続用端子を接続しておいたフラット ワイヤハーネスは使用ができなくなってしまう。
【0011】 また、フラットワイヤハーネス100は、自動車のボディ内壁面160にクラ ンプ等を用いて固定しているため、フラットワイヤハーネス100には、自動車 は走行時に発生するかなり大きな振動が与えられる。この従来のフラットワイヤ ハーネス100は、図14に示す如き断面円形状の導体130を用いているため 、走行時に発生する自動車の振動が常時与えられると断線を引き起こすことがあ るという問題がある。
【0012】 そこで、近年、電流容量が大きく走行時に発生する自動車の振動に強く、しか も端部の剛牲に対する安定性の高い平角導体が、フラットワイヤハーネスの導体 として用いられるようになった。この平角導体を用いたフラットワイヤハーネス 200は、図15に示す如く複数本の平角導体210を広幅面を下にして、所定 の間隔を(リークしない距離)開けて同一平面上に並べ、複数本の平角導体21 0に絶縁体220を被覆して構成している。したがって、平角導体を用いたフラ ットワイヤハーネス200は、機器間の接続に使用する場合、端部の絶縁体22 0を剥離して平角導体210を剥き出しにし、この平角導体210をそのまま機 器接続用端子として使用する。
【0013】 ところが、このフラットワイヤハーネス200は、使用されている導体が平角 導体であるため、複数の平角導体の並ぶ平面に直交する面に屈曲することは容易 であるが、導体が平角導体であるがため、従来のフラットワイヤハーネス100 のように、実開平1−155213号公報に示される如き方法によっても複数の 平角導体の並ぶ平面と同じ平面内で屈曲させることができないという問題点を有 している。
【0014】 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり 、その目的とするところは、複数の平角導体の並ぶ平面と同じ平面内で屈曲させ て方向転換することを容易に行うことができ、かつ折曲角度を自由に設定するこ とのできる平角導体フラットケーブル及び平角導体の集束を容易にでき、導体断 線を引起こさないように外部からの衝撃から保護することのできる平角導体フラ ットケーブル用クランプを提供しようとするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案における平角導体フラットケーブルは、複 数の平角導体被覆電線を同一平面上に並べ、分離容易な状態で結合して束線化し た平角導体フラットケーブルを上記平面内で折曲する折曲部において、曲げ方向 内側から外側に向かって順次長さを変化させたスリットを形成し、各分離された 平角導体被覆電線を重ね合せて折曲させるようにしたものである。
【0016】 また、上記目的を達成するために、本考案における平角導体フラットケーブル 用クランプは、複数の平角導体被覆電線を同一平面上に並べ、分離容易な状態で 結合して束線化した平角導体フラットケーブルの一方の側から他方の側に向かっ て順次長さを変化させたスリットを形成し、各分離された平角導体被覆電線を重 ね合せ、該束ねた平角導体被覆電線をベルトで巻き付け締付固定して構成したも のである。
【0017】 そして、上記クランプを、所定曲率の腹部を有し、断面半円状に形成される保 持部と、該保持部の一端に設けてなる分離折曲して重ね合せた平角導体被覆電線 を束ね合せるベルト部と、該ベルトを上記束ねた平角導体被覆電線に巻き付け先 端を係止する係止部とによって構成するのが好ましい。
【0018】 さらに、上記クランプを、保持部の他端にケーシング等に固定するための係合 部を設けるのが好ましい。
【0019】
【作用】
複数の平角導体被覆電線を同一平面上に並べ分離容易な状態で結合して束線化 した平角導体フラットケーブルを、平角導体の並ぶ平面と同じ平面内で折曲する 折曲部に曲げ方向内側から外側に向かって順次長さを変化させたスリットを形成 して、各分離された平角導体被覆電線を重ね合せて折曲させているため、複数の 平角導体の並ぶ平面と同じ平面内で容易に屈曲させることができ、かつ折曲角度 を自由に設定することができる。
【0020】 また、複数の平角導体被覆電線を同一平面上に並べ、分離容易な状態で結合し て束線化した平角導体フラットケーブルの一方の側から他方の側に向かって順次 長さを変化させたスリットを形成し、各分離された平角導体被覆電線を重ね合せ 、該束ねた平角導体被覆電線をベルトで巻き付け締付固定するため、平角導体の 集束を容易にでき、導体断線を引起こさないように外部からの衝撃から保護する ことができる。
【0021】 そして、クランプを所定曲率の腹部を有し、断面半円状に形成される保持部と 、該保持部の一端に設けてなる分離折曲して重ね合せた平角導体被覆電線を束ね 合せるベルト部と、該ベルトを束ねた平角導体被覆電線に巻き付け先端を係止す る係止部とによって構成しているため、平角導体の集束を容易にでき、導体断線 を引起こさないように外部からの衝撃から保護することができる。
【0022】 さらに、クランプを保持部の他端にケーシング等に固定するための係合部を設 けているため、特別の道具を用いることなく、束ねた平角導体被覆電線を容易に ケーシング等に固定することができる。
【0023】
【実施例】
以下、本考案の実施例について説明する。 図1〜図4には、本考案に係る平角導体フラットケーブルの一実施例が示され ている。 図において、1は平角導体フラットケーブルで、図15に示す如く、複数本の 平角導体210を広幅面を下にして、所定の間隔を(リークしない距離)開けて 同一平面上に並べ、複数本の平角導体210に絶縁体220を被覆して分離容易 な状態で結合して束線化して構成されている。
【0024】 2は折曲部で、平角導体フラットケーブル1の長さ方向途中で折曲させる部分 である。3はスリットで、平角導体フラットケーブル1の折曲部2に、平角導体 フラットケーブル1の平角導体210間の被覆部分である絶縁体220に形成さ れている。このスリット3は、平角導体210を個々に分離するもので、その分 離するスリット3の長さは、図1に図示のように折曲部2内側から外側に向かっ て順次長くなっている。このスリット3を設けることにより、絶縁体220の被 覆された平角導体210を1本づつに分離する。 このスリット3によって各分離することによって、複数(本実施例においては 、4本)の平角導体被覆電線4が形成される。
【0025】 この折曲部2にスリット3を設け、平角導体210を1本づつに分離すると、 図2に示す如く、このスリット3を設けて分離した折曲部2の平角導体210を プレス加工により、各芯(平角導体)を異なった形状に加工する。そして、平角 導体フラットケーブル1の折曲部2は、図2のA矢視を示す図3に示す通り、断 線などによる性能劣化が生じないように、全ての角部に丸みをつけると共に、折 曲部2外側から内側に向かって順に折曲部2の平角導体210を1芯、2芯、3 芯、4芯とすると、4芯、3芯、2芯、1芯と順に積層する。 このように1芯、2芯、3芯、4芯とした平角導体210を積層し、折曲部2 の部分で、図4に示す如く折り曲げる。このとき折曲部2の平角導体210は、 平角導体フラットケーブル1に対して、垂直に立った状態となり、平角導体フラ ットケーブル1を折曲させる場合、複数の平角導体の並ぶ平面と直交する方向に 屈曲させることになり、容易に曲げることができる。この平角導体フラットケー ブル1の折曲角度は、図4に図示の矢印B、矢印Cに示す方向に自由に設定する ことができる。 したがって、本実施例によれば、断線などの性能劣化を招くことなく、平角導 体の両端の平面を基準に折り曲げを行うことができる。
【0026】 図5〜図8には、本考案に係る平角導体フラットケーブル用クランプの一実施 例が示されている。 図において、10は平角導体フラットケーブル用クランプで、ポリ塩化ビニル 等のビニル系樹脂、ポリエチレン等のエチレン系樹脂といった合成樹脂(自動車 のエンジンルーム内等高温になる場所に取り付けられるため、ある程度の耐熱特 性が要求される)によって構成されている。この平角導体フラットケーブル用ク ランプ10は、平角導体フラットケーブル1に形成されたスリット3によって各 分離された平角導体被覆電線4を重ね合せ、この束ねた平角導体被覆電線4がバ ラけないように固定したり、あるいは、エンジンルーム等の自動車のボディ内壁 面に取り付け固定する場合に使用するものである。 11は腹部で、所定曲率の半円柱状に形成され、複数の平角導体210を順に 積層した平角導体210の束の折曲部2の内側に当接し、折曲部2の湾曲状態を 維持させるものである。この腹部11は、保持部12と、ベルト部13と、係止 部14とによって構成されている。
【0027】 保持部12は、少なくとも、平角導体フラットケーブル1の絶縁体220に形 成されるスリット3によって分離折曲して重ね合せた平角導体被覆電線4を束ね 合せた幅と同等の長さを有し、所定曲率を持つ断面半円状の棒体に形成されてい る。この保持部12は、順に積層した平角導体210の束の折曲部2の内側に当 接させ、束ねた平角導体被覆電線4の折曲部に無理な曲げ応力が掛からないよう にするためのものである。 ベルト部13は、保持部12の一端に接続される1本又は複数本(本実施例に おいては、2本)のベルト15によって構成されており、このベルト15は、可 撓性があり、ある程度硬質なポリ塩化ビニル等のビニル系樹脂、ポリエチレン等 のエチレン系樹脂といった合成樹脂によって構成されている。また、このベルト 15は、平角導体フラットケーブル1の絶縁体220に形成されるスリット3に よって分離し、折曲して重ね合せた平角導体被覆電線4を束ね合せ、容易にバラ けないようにするためのものである。この2本のベルト15のそれぞれには、一 方の面(本実施例では上面)に複数条(本実施例では、4条)の歯状突起16が 設けられている。この歯状突起16は、後述する係止部14の係合穴17に嵌合 し、係止部14の係合穴17の端部と噛み合い係合するようになっている。
【0028】 係止部14は、保持部12にフランジ状に形成されており、ベルト部13のベ ルト14の数に対応した数(本実施例においては、2個)の係合穴17が設けら れている。この係合穴17には、平角導体フラットケーブル1の絶縁体220に 形成されるスリット3によって分離折曲して重ね合せて束ねた平角導体被覆電線 4に巻き付けた2本のベルト15の先端を嵌合する。この係合穴17は、スリッ ト状に形成されており、ベルト14を挿入した際に、歯状突起16が係合穴17 の端部に噛み込むようになっている。 18は係合部で、保持部12の先端に設けられており、平角導体フラットケー ブル1の絶縁体220に形成されるスリット3によって分離折曲して重ね合せた 平角導体被覆電線4を束ね合せ、容易にバラけないようにベルト15を巻き付け た平角導体フラットケーブル1をエンジンルーム等の自動車のボディ内壁面に取 り付ける際の取り付け部にあたるものである。係合部18の先端は、矢尻の如く 形成されており、エンジンルーム等の自動車のボディ内壁面のワイヤ等に引っ掛 けて取り付けたり、エンジンルーム等の自動車のボディ内壁面に形成されている 孔に嵌着して取り付けることもできる。この係合部18は、保持部12と一体に 構成しても、別体に構成してもよい。
【0029】 次に、本実施例の作用について説明する。 まず、平角導体フラットケーブル1の平角導体210間の被覆部分である絶縁 体220に形成されているスリット3によって平角導体210を1本づつに分離 する。そして、図6に示す如く、このスリット3を設けて分離した折曲部2の平 角導体被覆電線4を4芯、3芯、2芯、1芯と順に積層させる。このように各分 離された平角導体被覆電線4を重ね合せた折曲部2の内側に腹部11の保持部1 2を当接する。そして、ベルト部13のベルト15を図6に示す如く折り曲げ、 ベルト15の先端を保持部12にフランジ状に形成されている係止部14の係合 穴17に図7に示す如く嵌入する。このベルト15を係止部14の係合穴17に 嵌入すると、ベルト15の歯状突起16が係止部14の係合穴17の端部に噛み 込む。これによって平角導体フラットケーブル1に形成されたスリット3によっ て各分離された平角導体被覆電線4を重ね合せて束ねた平角導体被覆電線4は、 図8に示す如く、バラけないように固定することになる。
【0030】
【考案の効果】
本考案は、上述の通り構成されているので、次に記載する効果を奏する。
【0031】 請求項1記載の平角導体フラットケーブルにおいては、複数の平角導体被覆電 線を同一平面上に並べ、分離容易な状態で結合して束線化した平角導体フラット ケーブルを上記平面内で折曲する折曲部において、曲げ方向内側から外側に向か って順次長さを変化させたスリットを形成し、各分離された平角導体被覆電線を 重ね合せて折曲させるようにしてあるため、複数の平角導体の並ぶ平面と同じ平 面内で屈曲させて方向転換することを容易に行うことができ、かつ折曲角度を自 由に設定することができる。
【0032】 請求項2記載の平角導体フラットケーブル用クランプにおいては、複数の平角 導体被覆電線を同一平面上に並べ、分離容易な状態で結合して束線化した平角導 体フラットケーブルの一方の側から他方の側に向かって順次長さを変化させたス リットを形成し、各分離された平角導体被覆電線を重ね合せ、該束ねた平角導体 被覆電線をベルトで巻き付け締付固定するため、平角導体の集束を容易にでき、 導体断線を引起こさないように外部からの衝撃から保護することができる。
【0033】 請求項3記載の平角導体フラットケーブル用クランプにおいては、クランプを 所定曲率の腹部を有し、断面半円状に形成される保持部と、該保持部の一端に設 けてなる分離折曲して重ね合せた平角導体被覆電線を束ね合せるベルト部と、該 ベルトを束ねた平角導体被覆電線に巻き付け先端を係止する係止部とによって構 成しているため、平角導体の集束を容易にでき、導体断線を引起こさないように 外部からの衝撃から保護することができる。
【0034】 請求項4記載の平角導体フラットケーブル用クランプにおいては、クランプを 保持部の他端にケーシング等に固定するための係合部を設けているため、特別の 道具を用いることなく、束ねた平角導体被覆電線を容易にケーシング等に固定す ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る平角導体ケーブルの実施例を示す
全体構成斜視図である。
【図2】図1に図示の平角導体ケーブルの曲げ状態を示
す図である。
【図3】図2に図示のA矢視図である。
【図4】図1に図示の平角導体ケーブルを曲げた状態を
示す図である。
【図5】本考案に係る平角導体ケーブル用クランプの実
施例を示す全体構成斜視図である。
【図6】図5に示す平角導体ケーブル用クランプの平角
導体ケーブルへの取付け状態を説明する図である。
【図7】図5に示す平角導体ケーブル用クランプの平角
導体ケーブルへの取付けた状態を示す図である。
【図8】図5に示す平角導体ケーブル用クランプの平角
導体ケーブルへの取付けた状態を示す図である。
【図9】従来のフラットワイヤハーネスを示す全体構成
斜視図である。
【図10】従来のフラットワイヤハーネスに切目を形成
した状態を説明する図である。
【図11】図10に図示のフラットワイヤハーネスを折
り曲げた状態を印す図である。
【図12】図10に図示のフラットワイヤハーネスの折
り曲げ状態を示す図である。
【図13】図10に図示のフラットワイヤハーネスの折
り曲げ状態を示す図である。
【図14】従来のフラットケーブルの断面図である。
【図15】平角導体ケーブルの側面図である。
【符号の説明】
1…………………………………………………………平角
導体フラットケーブル 2…………………………………………………………折曲
部 3…………………………………………………………スリ
ット 4…………………………………………………………平角
導体被覆電線 5…………………………………………………………締付
け具 11………………………………………………………腹部 12………………………………………………………ベル
ト部 13………………………………………………………保持
部 14………………………………………………………係止
部 18………………………………………………………係合

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の平角導体被覆電線を同一平面上に
    並べ、分離容易な状態で結合して束線化した平角導体フ
    ラットケーブルを上記平面内で折曲する折曲部におい
    て、曲げ方向内側から外側に向かって順次長さを変化さ
    せたスリットを形成し、各分離された平角導体被覆電線
    を重ね合せて折曲させるようにしたことを特徴とする平
    角導体フラットケーブル。
  2. 【請求項2】 複数の平角導体被覆電線を同一平面上に
    並べ、分離容易な状態で結合して束線化した平角導体フ
    ラットケーブルの一方の側から他方の側に向かって順次
    長さを変化させたスリットを形成し、各分離された平角
    導体被覆電線を重ね合せ、該束ねた平角導体被覆電線を
    ベルトで巻き付け締付固定する平角導体フラットケーブ
    ル用クランプ。
  3. 【請求項3】 上記クランプは、所定曲率の腹部を有
    し、断面半円状に形成される保持部と、該保持部の一端
    に設けてなる分離折曲して重ね合せた平角導体被覆電線
    を束ね合せるベルト部と、該ベルトを上記束ねた平角導
    体被覆電線に巻き付け先端を係止する係止部とによって
    構成したものである請求項2記載の平角導体フラットケ
    ーブル用クランプ。
  4. 【請求項4】 上記クランプは、上記保持部の他端にケ
    ーシング等に固定するための係合部を設けたものである
    請求項2又は3記載の平角導体フラットケーブル用クラ
    ンプ。
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