JP3470675B2 - ツイスト線の保持固定具 - Google Patents

ツイスト線の保持固定具

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JP3470675B2 JP2000076682A JP2000076682A JP3470675B2 JP 3470675 B2 JP3470675 B2 JP 3470675B2 JP 2000076682 A JP2000076682 A JP 2000076682A JP 2000076682 A JP2000076682 A JP 2000076682A JP 3470675 B2 JP3470675 B2 JP 3470675B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ツイスト線の保持
固定具に関し、詳しくは、ツイスト線の撚りが戻ってし
まうことなく保持固定することのできるものに関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、電気機器間を接続する電線束
のワイヤーハーネスを結束保持して、例えば、車両にお
いては、ボディパネルに固定することが行われている。 【0003】このような保持固定具としては、図4に示
すように、ワイヤーハーネスに巻き掛けるバンド部2
と、そのバンド部2の係合溝2aに挿通穴3a内の係合
爪3bが係合・係止することによりワイヤーハーネスの
結束状態を維持する係止部3と、車両のパネルに開口す
る取付穴内に差し込まれて矢印形状部4aの端部がその
取付穴の縁に係合・固定するクリップ部4と、取付穴の
周囲をクリップ部4との間で挟持する椀形状の弾性片5
と、を一体成形して作製したバンドクリップ1が知られ
ている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】自動車に搭載される電
気機器の増大などにより、これら電気機器への電線も大
電流に対応して多数本の電線芯線を集束した状態で絶縁
被覆をして太い電線にした太線も多用されてきている。
また、車載の電気機器には、ノイズを嫌うものも多いた
め、ノイズ対策として、図5に示すように、太線dに撚
りを掛けてツイスト線Dとした状態で、車両内に配索し
て保持固定することが行われる。 【0005】しかしながら、このようなツイスト線Dで
は、太くなればなるほど、撚りが戻ろうとする力が強い
ことから、図5に示すように、ツイスト線Dの外周にテ
ープTを巻くことにより、その撚りを固定した状態にし
た後に、バンドクリップ1により結束して固定する作業
を行っており、そのテープ巻き作業が余分な作業となっ
て、工程の簡素化を図る上での妨げになっている。 【0006】そこで、本発明は、ツイスト線をテープ巻
きすることなく保持固定できるようにして、作業の簡素
化を可能にすることを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決する発明
は、複数本の電線に一定のピッチとなる撚りを掛けて作
製されたツイスト線を保持して該ツイスト線の配索経路
に固定する保持固定具であって、ツイスト線の外周に巻
き掛けるバンド部と、ツイスト線に巻き掛けるバンド部
に係合して戻ることを係止することにより該ツイスト線
を結束する係止部と、ツイスト線を結束する複数組のバ
ンド部および係止部を並列させ連結する連結部と、ツイ
スト線を固定する位置に連結部を固定する固定部と、を
備え、バンド部および係止部をツイスト線の撚りのピッ
チ間隔に連結部に配設したことを特徴とするものであ
る。 【0008】この発明では、連結部に並列された複数組
のバンド部および係止部によって、撚りのピッチ間隔で
ツイスト線の電線同士が密接する個所を結束保持するこ
とができ、その連結部を固定部により固定することによ
って、ツイスト線を配索経路に保持固定することができ
る。したがって、ツイスト線の撚りのピッチに関係なく
ランダムに結束することになって、そのピッチを崩して
しまったり、撚り戻しを助長することになってしまうこ
とがなく、ツイスト線を配索位置に安定して保持固定す
ることができる。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説
明する。図1〜図3は本発明に係るツイスト線の保持固
定具の一実施形態を示す図である。 【0010】図1において、保持固定具10は、一面側
に係合溝12aを刻設されて取り付ける部材に巻き掛け
るバンド部12と、そのバンド部12を挿通穴13a内
に挿通されて内部に形成されている不図示の係合爪にそ
の係合溝12aを係合させることにより戻る方向の移動
を制限する係止部13と、車両のパネルに開口する不図
示の取付穴内に矢印形状部4aを頭部から差し込んで弾
性変形した後に弾性復帰することによりその取付穴の縁
に端部を係合させ固定することのできるクリップ部(固
定部)14と、その取付穴の周囲をクリップ部14との
間で挟持するように椀形状に形成された弾性片15と備
えており、この保持固定具10は、バンド部12のそれ
ぞれを同時にツイスト線Dの外周に巻き掛けて係止部1
3に挿通係止させることによりツイスト線Dを複数箇所
で緊締結束することができるように、バンド部12およ
び係止部13の複数組を、クリップ部14および弾性片
15を形成した連結板(連結部)11の背面側に並列さ
れている。 【0011】したがって、保持固定具10は、ツイスト
線Dを複数組のバンド部12と係止部13とにより結束
保持して、車両パネルの取付穴にクリップ部14を差し
込むだけで、ツイスト線Dを配索経路などに保持固定す
ることができる。 【0012】また、この保持固定具10は、連結板11
に並列するバンド部12および係止部13の間隔を、図
2に示すツイスト線Dに掛けられている撚りのピッチ間
隔pに一致するように設定されている。 【0013】したがって、連結板11に並列するバンド
部12および係止部13を、図3に示すように、電線d
の交差する個所に一致するように位置決めしてツイスト
線Dを結束することにより、撚りのピッチ間隔pに一致
する電線d同士が密接する個所を結束することができ、
電線dの間に隙間がある個所を締め付けて、ツイスト線
Dの撚りのピッチ間隔pを崩してしまったり、また、そ
の撚りが戻る方向に力を加える(助長する)こともな
く、ツイスト線Dを安定した状態で保持することができ
る。 【0014】このように本実施形態においては、電線d
同士が密接する撚りのピッチ間隔の複数箇所を緊締結束
してツイスト線Dを配索経路に固定することができ、テ
ープ巻き作業を行うことなく、また、撚り戻しを発生さ
せることなく、ツイスト線Dを配索位置に保持固定する
ことができる。したがって、ツイスト線Dの保持固定作
業を簡易に進めることができる。 【0015】なお、本実施形態では、バンド部12と係
止部13とを3組並列する場合を説明するが、これに限
るものではなく、例えば、2組でも、また4組以上を連
結板11に並列してもよいことはいうまでもない。 【0016】 【発明の効果】本発明によれば、ツイスト線は、撚りの
ピッチ間隔で電線同士が密接する複数箇所を結束保持し
て配索経路に固定することができ、テープなどの別材料
を用いずに、ツイスト線の撚りが戻ることを効果的に制
限しつつ、ツイスト線の配索位置に品質高く保持固定す
ることができる。したがって、ツイスト線の保持固定作
業を簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係るツイスト線の保持固定具の一実施
形態を示す図であり、その全体構成を示す平面図であ
る。 【図2】そのツイスト線を示す平面図である。 【図3】その使用状態を示す平面図である。 【図4】その従来技術を示す平面図である。 【図5】その使用を説明する平面図である。 【符号の説明】 10 保持固定具 11 連結板 12 バンド部 12a 係合溝 13 係止部 13a 挿通穴 14 クリップ部 15 弾性片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−205969(JP,A) 特開 平7−105743(JP,A) 特開2000−76940(JP,A) 実開 昭59−41814(JP,U) 実開 平4−106585(JP,U) 実開 平6−84736(JP,U) 実開 平7−38708(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 3/30 F16B 5/12 F16L 3/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】複数本の電線に一定のピッチとなる撚りを
    掛けて作製されたツイスト線を保持して該ツイスト線の
    配索経路に固定する保持固定具であって、 ツイスト線の外周に巻き掛けるバンド部と、ツイスト線
    に巻き掛けるバンド部に係合して戻ることを係止するこ
    とにより該ツイスト線を結束する係止部と、ツイスト線
    を結束する複数組のバンド部および係止部を並列させ連
    結する連結部と、ツイスト線を固定する位置に連結部を
    固定する固定部と、を備え、 バンド部および係止部をツイスト線の撚りのピッチ間隔
    に連結部に配設したことを特徴とするツイスト線の保持
    固定具。
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