JPH0718132Y2 - ケーブルシースアース装置 - Google Patents

ケーブルシースアース装置

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JPH0718132Y2
JPH0718132Y2 JP498593U JP498593U JPH0718132Y2 JP H0718132 Y2 JPH0718132 Y2 JP H0718132Y2 JP 498593 U JP498593 U JP 498593U JP 498593 U JP498593 U JP 498593U JP H0718132 Y2 JPH0718132 Y2 JP H0718132Y2
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JP
Japan
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grounding device
cable
sheath
metal sheath
cable sheath
Prior art date
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Application number
JP498593U
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English (en)
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JPH0664371U (ja
Inventor
徹 山越
進 内田
Original Assignee
株式会社サンコーシヤ
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電力線或いは通信線等
のケーブルを接地するためのケーブルシースアース装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ケーブルの外被を剥がすとともに
金属シースも同時に露出させて、この露出された金属シ
ースにアース線を半田付け等により接続し、金属シース
を接地するようにしたケーブルシースアース装置が知ら
れている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】電力線或いは通信線等
のケーブルCの一般的な構造は、従来のケーブルシース
アース装置の斜視図である図4に示されているように、
外側から順に、外被J、金属シースS、絶縁材I及び心
線Wにより構成されている。
【0004】このようなケーブルCを機器等に接続する
ためには、外被Jを剥がして心線Wを導出させて機器等
に接続するのであるが、外被Jを剥がした場合に、金属
シースSも同時に露出させて、この露出された金属シー
スSにアース線Eを半田付けで接続し金属シースSを接
地している。なお、ケーブルCは、ケーブルCの外被J
部分を適当なケーブル抑え1で把持し、ケーブル抑え1
をネジ2等の適当な固着具で固定部材3に固着すること
により固定部材3に取り付けられている。
【0005】上述したように、従来は、露出された金属
シースSに半田付けによりアース線Eを接続して金属シ
ースSを接地しているため、半田付け作業に時間が掛か
るので作業性が悪くなり、また、高所における作業では
更に作業性が悪化するという問題があった。更に、アー
ス線Eを半田付けにより金属シースSに接続する場合
に、金属シースSの材質等によっては必ずしもアース線
Eが金属シースSに簡単に接続できないために、更にそ
の作業性が悪化することになる。
【0006】本考案の目的は、上述したような、従来の
ケーブルシースアース装置が有する課題を解決するとと
もに外被Jが剥離され露出された金属シースSを確実に
しかも簡単に接地できる作業性の優れたケーブルシース
アース装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記の目的を
達成するために、ケーブルシースアース装置が、板状材
を渦巻き状に巻回して形成した弾性のある金属シース接
続部及びアースされた固定部材に取り外し可能に取着さ
れる弾性のある取り付け部から構成されているものであ
る。
【0008】以下に、本考案を実施例に基づいて説明す
るが、本考案の趣旨を越えないかぎり、何ら本実施例に
限定されるものではない。本考案のケーブルシースアー
ス装置の斜視図である図1において、10は導電性の板
状材を所定回数渦巻き状に巻回して形成された、一種の
渦巻き状スプリングを構成する金属シース接続部10a
及び導電性材料で形成された取り付け部10bからなる
ケーブルシースアース装置であり、金属シース接続部1
0aの最も内側の渦巻き部分11は、ケーブルCの金属
シースSが挿入されるクリップ部12を形成している。
クリップ部12に金属シースSを挿入する際には、渦巻
き状の金属シース接続部10aの最も内側の渦巻き部分
11の径を拡張して金属シースSを挿入し、金属シース
Sの挿入後は金属シース接続部10aの最も内側の渦巻
き部分11の径がその弾性により縮小するため、金属シ
ース接続部10aの最も内側の渦巻き部分11が金属シ
ースSの表面に圧接し、クリップ部12が金属シースS
をしっかりと把持するもである。なお、金属シース接続
部10aの渦巻き状の巻回数は、挿入される金属シース
Sの径或いは材質等に応じて適宜設定される。
【0009】導電性材料で形成された取り付け部10b
は、ケーブルシースアース装置10を後述する固定部材
の一実施例として示したレール部材に取着するためのも
のであり、取り付け部10bは、略方形状の平坦部分1
3と平坦部分13の両端部の略半円筒形状に湾曲された
弾性のある湾曲部分14、14’とにより構成されてい
る。なお、金属シース接続部10aと取り付け部10b
とは、一体に形成されることが好ましいが、平坦部分1
3と湾曲部分14、14’とを、それぞれ、別体に形成
し、適当な嵌合手段により結合することも可能である。
【0010】渦巻き状の金属シース接続部10aの最も
外側の渦巻き部分11’の端部11”は、湾曲部分1
4、14’が配置されている側と反対側の取り付け部1
0bの平坦部分13の何方か一方の端部13’に沿って
固着されている。そして、渦巻き状の金属シース接続部
10aの最も外側の渦巻き部分11’の端部11”の両
端には、それぞれ、後述するレール部材の略厚さに相当
する高さを有する切欠部15、15’が設けられてい
る。
【0011】次に、ケーブルCが取着されたケーブルシ
ースアース装置10及びレール部材にケーブルシースア
ース装置10が取り付けられている状態を示す正面図で
ある図2及び図2におけるX−X線に沿った断面図であ
る図3を用いて、クリップ部12への金属シースSの取
り付け及びレール部材へのケーブルシースアース装置1
0の取り付けについて説明する。
【0012】Rは導電性材料で形成された固定部材の一
実施例としてのレール部材であり、レール部材Rの上部
R’は縁部16、16’を残してレール部材Rの長手方
向に沿って開放された開口部17を有している。レール
部材Rの開口部17の幅B1は、ケーブルシースアース
装置10の取り付け部10bの湾曲部分14、14’の
外側面間の間隔B2よりも狭く構成されており、湾曲部
分14、14’をレール部材Rの開口部17に挿入する
際には、湾曲部分14、14’はその弾性によりレール
部材Rの開口部17の幅B1まで縮小し、湾曲部分1
4、14’がレール部材Rの開口部17に挿入された後
は、その弾性により湾曲部分14、14’の外側面間の
間隔B2まで拡張し、レール部材Rの開口部17からケ
ーブルシースアース装置10の取り付け部10bが外れ
ないように構成されている。また、図2に示されている
ように、レール部材Rは接地されている。
【0013】上述したように、金属シースSは、渦巻き
状の金属シース接続部10aの最も内側の渦巻き部分1
1により形成されているクリップ部12に挿入されてお
り、金属シース接続部10aの最も内側の渦巻き部分1
1により金属シースSの表面が圧接され、クリップ部1
2が金属シースSをしっかりと把持している。このよう
にクリップ部12に金属シースSをしっかりと把持して
いるケーブルシースアース装置10の取り付け部10b
の湾曲部分14、14’を、上述したように、レール部
材Rの開口部17に湾曲部分14、14’の弾性に抗し
て挿入し、図2に示されているように、レール部材Rに
ケーブルシースアース装置10を取着する。
【0014】また、渦巻き状の金属シース接続部10a
の最も外側の渦巻き部分11’の端部11”の両端に
は、それぞれ、レール部材Rの略厚さに相当する高さを
有する切欠部15、15’が設けられているので、レー
ル部材Rの開口部17に挿入された取り付け部10bの
湾曲部分14、14’の外側面間の間隔が元の間隔B2
まで完全に拡張することができるので、確実にレール部
材Rの開口部17にケーブルシースアース装置10の取
り付け部10bを取着することができる。なお、図3に
おいて、18はケーブルシースアース装置10の金属シ
ース接続部10aの外側面を覆うように取り付けられた
断面略U字状の絶縁カバーである。
【0015】上記の実施例においては、ケーブルシース
アース装置10の固定部材を、開口部17を有するレー
ル部材Rとして示したが、ケーブルシースアース装置1
0の取り付け部10bが挿入され取着可能な開口部17
を有するものであればよく、レール部材Rに何ら限定さ
れるものではない。
【0016】
【考案の効果】本考案は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0017】渦巻き状に巻回されたケーブルシースアー
ス装置の金属シース接続部にケーブルの金属シースを挿
入するだけで、金属シースを確実にケーブルシースアー
ス装置に取り付けることができるので、ケーブルシース
アース装置への金属シースの取り付け作業効率が向上す
る。
【0018】ケーブルシースアース装置の金属シース接
続部を渦巻き状構造としたことにより、金属シースの表
面に均一に圧接力が作用するので、ケーブルシースアー
ス装置の金属シース接続部に金属シースを確実に把持す
ることができる。
【0019】ケーブルシースアース装置の金属シース接
続部を渦巻き状構造としたので、種々の径を有するケー
ブルの金属シースに対応できる。
【0020】レール部材が接地されているので、ケーブ
ルシースアース装置の取り付け部をレール部材に取着し
ただけで、同時にケーブルの金属シースをアースするこ
とができる。
【0021】ケーブルシースアース装置を、取り付け部
の弾性によりレール部材の開口部に取り外し可能に取着
するとともにケーブルシースアース装置をレール部材に
沿って移動可能としたので、最も良好な任意の位置にケ
ーブルシースアース装置を設置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案のケーブルシースアース装置の斜
視図である。
【図2】図2はケーブルが取着されたケーブルシースア
ース装置及びレール部材にケーブルシースアース装置が
取り付けられている状態を示す正面図である。
【図3】図3は図2におけるX−X線に沿った断面図で
ある。
【図4】図4は従来のケーブルシースアース装置の斜視
図である。
【符号の説明】
C・・・・・・ケーブル I・・・・・・絶縁材 J・・・・・・外被 S・・・・・・金属シース W・・・・・・心線 R・・・・・・レール部材 10・・・・・ケーブルシースアース装置 10a・・・・金属シース接続部 10b・・・・取り付け部 12・・・・・クリップ部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】板状材を渦巻き状に巻回して形成した弾性
    のある金属シース接続部及びアースされた固定部材に取
    り外し可能に取着される弾性のある取り付け部からなる
    ことを特徴とするケーブルシースアース装置。
  2. 【請求項2】長手方向に沿って開放された開口部を有す
    るレール部材に取り外し可能に取着される取り付け部を
    有することを特徴とする請求項1に記載のケーブルシー
    スアース装置。
JP498593U 1993-02-17 1993-02-17 ケーブルシースアース装置 Expired - Lifetime JPH0718132Y2 (ja)

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JP498593U JPH0718132Y2 (ja) 1993-02-17 1993-02-17 ケーブルシースアース装置

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JP498593U JPH0718132Y2 (ja) 1993-02-17 1993-02-17 ケーブルシースアース装置

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Publication Number Publication Date
JPH0664371U JPH0664371U (ja) 1994-09-09
JPH0718132Y2 true JPH0718132Y2 (ja) 1995-04-26

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ID=11598907

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JP498593U Expired - Lifetime JPH0718132Y2 (ja) 1993-02-17 1993-02-17 ケーブルシースアース装置

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JPH0664371U (ja) 1994-09-09

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