JPH0532900Y2 - - Google Patents

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JPH0532900Y2
JPH0532900Y2 JP5100288U JP5100288U JPH0532900Y2 JP H0532900 Y2 JPH0532900 Y2 JP H0532900Y2 JP 5100288 U JP5100288 U JP 5100288U JP 5100288 U JP5100288 U JP 5100288U JP H0532900 Y2 JPH0532900 Y2 JP H0532900Y2
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bent portion
wire harness
flat wire
bent
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、被覆電線を同一平面上に並べて結合
したフラツトワイヤハーネスを、その同一平面内
で折曲する技術に関するものである。
〔従来の技術〕
自動車等の車両内の配線に用いる被覆電線は、
電装品の種類の増加に伴い使用される電線本数が
著しく増加してきた。そのため、配線作業を容易
にし、誤配線をも防止できるものとして、複数の
被覆電線を同一平面上に並べて接着等の手段で束
線化したフラツトワイヤハーネスが使用されるよ
うになつた。このように束線化することにより、
電線の剛性を上げ、配線後その直線性を維持し易
くし、作業の容易化を図るとともに誤配線を防止
しようとするものである。
このようなフラツトワイヤハーネスを被覆電線
の並ぶ平面と同じ平面内で屈曲させる場合、第4
図に示すような実開昭51−104575号公報記載の屈
曲形状が提案されている。これによれば、フラツ
トワイヤハーネスを折曲する場合、折曲部のフラ
ツトワイヤハーネスを個々の電線に分離し、内周
と外周との差によつて生じるたるみ部分3を折曲
部5の内側に持つてきている。そして個々の電線
に分離するために電線相互間に入れられた切れ目
は、折曲部5の外側が最も短く、内側に行くほど
長くなつてくる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、このように折曲部5の内側に電線のた
るみ部分がくると、第4図に示すような問題が生
じる。すなわち、折曲部5にユニツト、機器等を
配置する場合、ユニツト4とフラツトワイヤハー
ネス1との間隔A′,B′のいずれか一方は大きく
しなければならない。そうすると、フラツトワイ
ヤハーネス1の折曲部5をユニツト4に固定し難
くなり、また固定しても不安定になる。また、フ
ラツトワイヤハーネス1の最外側とユニツト4と
の距離C′も大きくなり、ユニツト4の外側にそれ
だけ大きなスペースが必要となる。
本考案は、上記の事実に鑑みてなされたもの
で、折曲部にあつてもフラツトワイヤハーネスと
の距離が少なくなり、ユニツトの外側空間も小さ
くできるフラツトワイヤハーネスを提供すること
を目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために本考案は、複数の
被覆電線を同一平面上に並べ、分離容易な状態で
結合して束線化したフラツトワイヤハーネスを、
上記平面内で折曲する折曲部において、該折曲部
の被覆電線を折曲部の外側から内側にかけて徐々
に短くなる切れ目で個々の電線に分離し、該折曲
部の内周と外周の差により生じる各被覆電線のた
るみ部分を、該折曲部の外側にくるように配置し
た構成を特徴としている。
〔実施例〕
以下に本考案の実施例を図面を用いて説明す
る。第1図a〜cはフラツトワイヤハーネスを折
曲する手順を示したものである。
第1図aは、フラツトワイヤハーネス1の図
で、フラツトワイヤハーネスは所望の数の被覆電
線を容易に分離できる程度の結合強度で結合した
ものである。この結合は加熱接着又は接着剤等に
より行われる。
このフラツトワイヤハーネス1の中間の折曲さ
せる部分に第1図bに示すように切れ目2,2…
…を入れ、各被覆電線を一本づつに分離する。切
れ目2はフラツトワイヤハーネスを構成する電線
の数や折り曲げる角度によつて適当な長さに決め
られる。また、折り曲げに必要な切れ目2の長さ
は、外周側が最も長く内周側になる程短くなる。
切れ目2,2……が入つたら、第1図cに示す
ように折曲する。このとき折曲部の最も内側の電
線は、折曲部の内側が丸くならないように、電線
のたるみ部分3を折曲部の外側にほぼループ状に
突出させて折曲部される。この外側に位置する電
線は、このループ状のたるみ部分3に沿うよう
に、この外側にそれぞれのたるみ部分を配置し、
折曲部5の内側には電線のたるみ部分3が出ない
ようにしている。折曲部5が形成されたら、その
形状を維持するように接着剤等によつて固定さ
れ、フラツトワイヤハーネスは剛性を有するよう
になる。
このような構成となつているので、このフラツ
トワイヤハーネス1をユニツト4に沿わせる場
合、両者間の距離A,Bは充分小さくできる。し
たがつて、折曲部5をユニツト4に密着した状態
で係止することもできる。
配線作業後であつても、フラツトワイヤハーネ
スの折曲部5は、剛性を維持しており、車両の振
動等によつて曲がることなく、その形状を維持す
ることができる。
第2図および第3図は、他の実施例である。第
2図は、クランク型に折曲した場合の実施例で、
第3図は、折曲部5の他の形状を示した実施例で
ある。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、複数の被
覆電線を同一平面上に並べ、分離容易な状態で結
合して束線化したフラツトワイヤハーネスを、上
記平面内で折曲する折曲部において、該折曲部の
被覆電線を折曲部の外側から内側にかけて徐々に
短くなる切れ目で個々の電線に分離し、該折曲部
の内周と外周の差により生じる各被覆電線のたる
み部分を、該折曲部の外側にくるように配置した
ので、折曲部の内側にユニツト、機器等が配置さ
れても機器等に邪魔されずに折曲することができ
る。また、折曲部の内側には丸みが付かないの
で、機器、ユニツト等に折曲部を密着させること
もでき、折曲部の把持がし易くなる。さらに、機
器の外側のスペースを小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図a〜cはフラツトワイヤハーネスを折曲
する手順を示す正面図、第2図、第3図は他の実
施例の正面図、第4図は従来の折曲部の正面図で
ある。 1……フラツトワイヤハーネス、2……切れ
目、3……たるみ部分、5……折曲部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数の被覆電線を同一平面上に並べ、分離容易
    な状態で結合して束線化したフラツトワイヤハー
    ネスを、上記平面内で折曲する折曲部において、
    該折曲部の被覆電線を折曲部の外側から内側にか
    けて徐々に短くなる切れ目で個々の電線に分離
    し、該折曲部の内周と外周の差により生じる各被
    覆電線のたるみ部分を、該折曲部の外側にくるよ
    うに配置したことを特徴とするフラツトワイヤハ
    ーネス。
JP5100288U 1988-04-18 1988-04-18 Expired - Lifetime JPH0532900Y2 (ja)

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JP5100288U JPH0532900Y2 (ja) 1988-04-18 1988-04-18
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JPH01155213U JPH01155213U (ja) 1989-10-25
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JP2005183133A (ja) * 2003-12-18 2005-07-07 Fukuda Denshi Co Ltd 生体情報取得用リード線
JP5679553B2 (ja) * 2010-11-24 2015-03-04 矢崎総業株式会社 ワイヤハーネス

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