JP3883398B2 - コルゲートチューブ及びその形成方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばワイヤハーネス(電線束)等に被せるコルゲートチューブ及びその形成方法に関し、詳しくは、コルゲートチューブの軸線方向に沿って設けられたスリットの一方の端縁に突設したラップ部を他方の端縁の内周側に重ねるオーバーラップ型のコルゲートチューブ及びその形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電子機器の送配電線や自動車のワイヤハーネス等の集束や保護の為に使用されるコルゲートチューブは、樹脂製のチューブの外周に螺旋状又は環状の突条部を連続形成し、蛇腹状に形成することで屈曲性を付与したものである。
そして、このワイヤハーネス等を保護するコルゲートチューブには、ワイヤハーネスをコルゲートチューブ内に出し入れし易いように、軸線方向に沿ってスリットが設けられている。
【0003】
ところが、このようなコルゲートチューブが配索経路に沿って屈曲されると、屈曲部中央付近において前記スリットが部分的に開いてしまい、収容したワイヤーハーネス等が開口部からはみ出して収容に支障を来すばかりか、スリットを挟む端縁のエッジにワイヤハーネスが噛み込まれ、絶縁被覆が損傷する虞もある。そこで、通常はコルゲートチューブの外周面に絶縁テープを巻き付けることで、スリットの開きを防止していたが、このテープ巻作業に手間がかかるという問題があった。
【0004】
このようなコルゲートチューブの問題を解決するものとして、屈曲時においてもスリットが開いて開口部が形成されることのないオーバーラップ型のコルゲートチューブが種々提案されている。
図12及び図13に示したオーバーラップ型のコルゲートチューブ1は、チューブ本体3の軸線方向に沿って設けられたスリット5を挟む一方の端縁に突設された板状のラップ部8が、他方の端縁の内周側に重ねられて、屈曲時にも中のワイヤーハーネスWが露見しないようにしたものであり、テープ巻作業が不要となる。
【0005】
更に、前記コルゲートチューブ1は、他方の端縁の内周側に重ねられるラップ部8が板状であり、その先端縁が軸線方向に沿った直線状である。
そこで、スリット5を拡開してワイヤハーネスWを収容する際、ワイヤハーネスWがラップ部8の先端縁に引っ掛かり難く、ハーネス収容作業をスムーズに行える。又、コルゲートチューブ1の内周側に重ねられたラップ部8の先端縁が、収容されたワイヤハーネスWの絶縁被覆を傷つける虞もない。
【0006】
そして、上述の如きコルゲートチューブ1を形成する際には、先ず、内面に所定の成形用金型面を形成した筒状金型内に、ダイスからのチューブ状溶融樹脂を押出し、このチューブ内に内側から空気圧をかけるか、或いは外側から真空にひいて、チューブ状溶融樹脂に前記成形用金型面の凹凸部を転写することで、長尺状のチューブ本体3を連続的に形成する。
そこで、前記チューブ本体3には、軸線方向に沿って延びる板状部7と、該板状部7を除いた外周面に膨出形成された円弧状の突条部10を軸線方向に沿って連続形成した蛇腹状部9とが一体成形される。
【0007】
次に、前記板状部7の軸線方向に沿って直線状のスリット5を切込み形成することにより、図13に示したように、該スリット5を挟む一方の端縁に板状のラップ部8を突設する。
そして、前記ラップ部8が他方の端縁の内周側に重なるようにして前記チューブ本体3を加熱成形することで、図14に示したようなオーバーラップ型のコルゲートチューブ1が形成される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の如きコルゲートチューブ1は、前記ラップ部8が板状に形成されると共に、スリット5を挟んで対向する前記突条部10の周方向端部にはそれぞれ端壁12,14が形成されてしまう。
【0009】
そこで、前記コルゲートチューブ1を配索経路に沿って屈曲する際、コルゲートチューブ1自体が曲がり難くなり、配索作業に支障を来す可能性があるという問題があった。特に、図15に示したように、前記ラップ部8が内側になる方向(図15中、下方に凸の屈曲方向)にコルゲートチューブ1を屈曲させようとすると、屈曲方向に平行で剛性の高い前記端壁12の反発力が強く可撓性が良くない。
従って、本発明の目的は上記課題を解消することに係り、板状のラップ部を備えながら可撓性を向上させることができる良好なコルゲートチューブ及びその形成方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記目的は、チューブ本体の軸線方向に沿って延びる板状部と、該板状部を除いた外周面に膨出形成された円弧状の突条部を軸線方向に沿って連続形成した蛇腹状部とを一体成形した後、前記板状部の軸線方向に沿ってスリットを設けることにより、該スリットを挟む一方の端縁に突設された板状のラップ部が、他方の端縁の内周側に重ねられるコルゲートチューブであって、
前記スリットを挟んで対向する前記突条部の周方向端部における少なくとも一方の端壁に、開口が形成されていることを特徴とするコルゲートチューブにより達成される。
【0011】
上記構成によれば、板状のラップ部を備えているにも関わらず、スリットを挟んで対向する突条部の周方向端部における少なくとも一方の端壁に、開口が形成されているので、剛性が低下して幅方向の応力に対して変形し易くなる。そこで、チューブ本体が屈曲される際には、ラップ部の曲げに対する逃げを各突条部の周方向端部に確保することができ、板状のラップ部を備えたコルゲートチューブの可撓性を向上させることができる。
【0012】
また、本発明の上記目的は、チューブ本体の軸線方向に沿って延びる板状部と、該板状部を除いた外周面に膨出形成された円弧状の突条部を軸線方向に沿って連続形成した蛇腹状部とを一体成形した後、前記板状部の軸線方向に沿ってスリットを設けることにより、該スリットを挟む一方の端縁にラップ部を突設するコルゲートチューブの形成方法であって、
スリット形成用カッタにより前記スリットを切込み形成すると同時に、該スリット形成用カッタと併設した端壁切除用カッタにより前記突条部の他方の端縁における周方向端部の端壁を切除することを特徴とするコルゲートチューブの形成方法により達成される。
【0013】
上記形成方法によれば、チューブ本体における板状部の軸線方向に沿ってスリットを切込み形成する従来の製造工程と同じ工程で、突条部の他方の端縁における周方向端部の端壁を切除することができ、製造コストの上昇を招くことなく、板状のラップ部を備えながら可撓性を向上させたコルゲートチューブを形成することができる。
【0014】
また、本発明の上記目的は、チューブ本体の軸線方向に沿って延びる板状部と、該板状部を除いた外周面に膨出形成された円弧状の突条部を軸線方向に沿って連続形成した蛇腹状部とを一体成形した後、前記板状部の軸線方向に沿ってスリットを設けることにより、該スリットを挟む一方の端縁に突設された板状のラップ部が、他方の端縁の内周側に重ねられるコルゲートチューブであって、
前記スリットを挟んで対向する前記突条部の周方向端部における少なくとも一方の端壁に沿って、切込みスリットが形成されていることを特徴とするコルゲートチューブにより達成される。
【0015】
上記構成によれば、板状のラップ部を備えているにも関わらず、端壁に沿って切込みスリットが形成された各突条部の周方向端部は、該端壁と分離された側壁が幅方向の応力に対し独立して容易に変形できる。
そこで、チューブ本体が屈曲される際には、ラップ部の曲げに対する逃げを各突条部の周方向端部に確保することができ、板状のラップ部を備えたコルゲートチューブの可撓性を向上させることができる。
【0016】
また、本発明の上記目的は、チューブ本体の軸線方向に沿って延びる板状部と、該板状部を除いた外周面に膨出形成された円弧状の突条部を軸線方向に沿って連続形成した蛇腹状部とを一体成形した後、前記板状部の軸線方向に沿ってスリットを設けることにより、該スリットを挟む一方の端縁にラップ部を突設するコルゲートチューブの形成方法であって、
スリット形成用カッタにより前記スリットを切込み形成すると同時に、該スリット形成用カッタと併設した切込みカッタにより前記突条部の周方向端部における少なくとも一方の端壁に沿って切込みスリットを切込み形成することを特徴とするコルゲートチューブの形成方法により達成される。
【0017】
上記形成方法によれば、チューブ本体における板状部の軸線方向に沿ってスリットを切込み形成する従来の製造工程と同じ工程で、突条部の周方向端部における端壁に沿った切込みスリットを切込み形成することができ、製造コストの上昇を招くことなく、板状のラップ部を備えながら可撓性を向上させたコルゲートチューブを形成することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて本発明の一実施形態に係るコルゲートチューブを詳細に説明する。
図1乃至図4に示したように、本第1実施形態におけるコルゲートチューブ21は、チューブ本体23の軸線方向に沿って設けられたスリット25を挟む一方の端縁に突設された板状のラップ部28が、他方の端縁の内周側に重ねられて、屈曲時にも中のワイヤーハーネスが露見しないようにするものである。
【0019】
但し、図1乃至図3に図示したコルゲートチューブ21は、前記ラップ部28が他方の端縁の内周側に重なるようにして前記チューブ本体23を加熱成形する前の状態であり、最終的には図4に示したように、前記ラップ部28が他方の端縁の内周側に重ねられる。
【0020】
更に、図2及び図3に示したように、前記スリット25を挟んで対向する前記各突条部30の周方向端部における端壁32,34(図7、参照)は、切除されて開口36,38が形成されている。
そこで、本第1実施形態のコルゲートチューブ21によれば、前記ラップ部28が内側になる方向(図5中、下方に凸の屈曲方向)にコルゲートチューブ21を屈曲させると、前記端壁32,34が削除されて開口36,38とされた各突条部30の周方向端部は、図5(b)に示したように、該突条部30の幅方向の応力に対して天壁30a等が変形し易い。即ち、屈曲方向に平行で剛性の高い前記端壁32,34が削除され、各突条部30の周方向端部における剛性が低下して変形し易くなる。
【0021】
従って、上記コルゲートチューブ21のチューブ本体23が屈曲される際には、ラップ部28の曲げに対する逃げを各突条部30の周方向端部に確保することができ、板状のラップ部28を備えているにも関わらず、該コルゲートチューブ21の可撓性を向上させることができる。
尚、上記実施形態においては、スリット25を挟んで対向する各突条部30の周方向端部における端壁32,34を両方とも切除したが、少なくとも一方の端壁32(34)を切除するだけでも、従来のコルゲートチューブ1に比べて可撓性を向上させることができることは勿論である。
【0022】
即ち、オーバーラップ型の上記コルゲートチューブ21は、図1に示したように、ラップ部28が板状であり、その先端縁が軸線方向に沿った直線状である。そこで、スリット25を拡開して図示しないワイヤハーネスを収容する際、ワイヤハーネスがラップ部28の先端縁に引っ掛かり難く、ハーネス収容作業をスムーズに行える。又、コルゲートチューブ21の内周側に重ねられたラップ部28の先端縁が、収容されたワイヤハーネスの絶縁被覆を傷つける虞もない。更に、スリット25の開きを防止するテープ巻作業も必要ない。
その上、前記コルゲートチューブ21を配索経路に沿って屈曲する際には、コルゲートチューブ21自体が曲がり易く、配索作業が容易となる。
【0023】
次に、図6及び図7を参照しながら、上記コルゲートチューブ21の形成方法の一例を説明する。
先ず、図13に示した従来のチューブ本体3と同様に、内面に所定の成形用金型面を形成した筒状金型内に、ダイスからのチューブ状溶融樹脂を押出し、このチューブ内に内側から空気圧をかけるか、或いは外側から真空にひいて、チューブ状溶融樹脂に前記成形用金型面の凹凸部を転写することで、長尺状のチューブ本体23が連続的に形成される。
【0024】
そこで、前記チューブ本体23には、図6(a)及び図7に示したように、軸線方向に沿って延びる板状部27と、該板状部27を除いた外周面に膨出形成された円弧状の突条部30を軸線方向に沿って連続形成した蛇腹状部29とが一体成形される。
次に、図6(b)及び図7に示したように、前記板状部27の軸線方向に沿って直線状のスリット25をスリット形成用カッタ101により切込み形成すると同時に、該スリット形成用カッタ101と併設した端壁切除用カッタ103により、前記突条部30の他方の端縁における周方向端部の端壁32を切除する。
【0025】
そして、前記ラップ部28が他方の端縁の内周側に重なるようにして前記チューブ本体23を加熱成形することで、オーバーラップ型の前記コルゲートチューブ21が形成される。
即ち、上述した形成方法によれば、前記チューブ本体23における板状部27の軸線方向に沿ってスリット25を切込み形成して板状のラップ部28を一方の端縁に突設する為の従来の製造工程と同じ工程で、少なくとも突条部30の他方の端縁における端壁32を切除することができ、製造コストの上昇を招くことなく、板状のラップ部28を備えながら可撓性を向上させたコルゲートチューブ21を形成することができる。
【0026】
図8及び図9は、本発明の第2実施形態におけるコルゲートチューブ41の要部拡大斜視図及び部分横断面図である。
本実施形態のコルゲートチューブ41は、図8に示したように、チューブ本体23の軸線方向に沿って延びる板状部27に、周方向に沿って複数の切込みスリット45を切込み形成して複数のラップ片43を併設した以外は、上記第1実施形態のコルゲートチューブ21と同様の構成である。
【0027】
即ち、本実施形態のコルゲートチューブ41によれば、チューブ本体23の軸線方向に沿って設けられたスリット25を挟む一方の端縁に突設され、他方の端縁の内周側に重ねられる板状のラップ部が、複数のラップ片43から成る。
そこで、図9に示すように、スリット25を拡開して図示しないワイヤハーネスをコルゲートチューブ41内に収容する際、各ラップ片43は撓み易く、ハーネス収容作業をスムーズに行える。
【0028】
図10及び図11は、本発明の第3実施形態におけるコルゲートチューブ51の要部拡大斜視図及び部分横断面図である。
本実施形態のコルゲートチューブ51には、図10に示したように、チューブ本体23の軸線方向に沿って設けられたスリット25を挟んで対向する突条部30の周方向端部における各端壁32,34に沿って、各突条部30を幅方向に横断する切込みスリット53,55がそれぞれ形成されている。
【0029】
そこで、本実施形態のコルゲートチューブ51によれば、例えばラップ部28が内側になる方向にコルゲートチューブ51を屈曲させると、各端壁32,34に沿って切込みスリット53,55が形成された各突条部30の周方向端部は、各端壁32,34と分離された側壁30bが幅方向の応力に対し独立して容易に変形できる。即ち、屈曲方向に平行で剛性の高い前記端壁32,34が切込みスリット53,55により分離され、各突条部30の周方向端部は、剛性が低下して変形し易くなる。
【0030】
従って、上記コルゲートチューブ51のチューブ本体23が屈曲される際には、ラップ部28の曲げに対する逃げを各突条部30の周方向端部に確保することができ、板状のラップ部28を備えているにも関わらず、該コルゲートチューブ51の可撓性を向上させることができる。
【0031】
更に、本実施形態のコルゲートチューブ51は、各突条部30を幅方向に横断する切込みスリット53,55を切込み形成する構成であるので、切込みにより生じたエッジ部が各突条部30の周方向端部に露呈することはない。
そこで、前記スリット25を拡開して図示しないワイヤハーネスを収容する際にも、ワイヤハーネスが切込みスリット53,55のエッジ部に引っ掛かり難く、ハーネス収容作業をスムーズに行える。
【0032】
尚、上記実施形態においては、スリット25を挟んで対向する各突条部30の周方向端部における端壁32,34に沿って切込みスリット53,55を形成したが、少なくとも一方の端壁32(34)に沿って切込みスリット53(55)を形成するだけでも、従来のコルゲートチューブ1に比べて可撓性を向上させることができることは勿論である。
【0033】
更に、例えば前記突条部30の周方向端部における一方の端壁32に沿って切込み形成される切込みスリット53は、前記板状部27の軸線方向に沿って直線状のスリット25をスリット形成用カッタ101により切込み形成すると同時に、切込みカッタにより切込み形成することができる。即ち、図6(b)に示した端壁切除用カッタ103に換えて、該端壁切除用カッタ103より刃先の短い切込みカッタをスリット形成用カッタ101と併設することで、スリット25と同時に切込みスリット53を形成することができる。
【0034】
従って、前記チューブ本体23における板状部27の軸線方向に沿ってスリット25を切込み形成して板状のラップ部28を一方の端縁に突設する為の従来の製造工程と同じ工程で、少なくとも突条部30の他方の端縁における端壁32に沿った切込みスリット53を切込み形成することができ、製造コストの上昇を招くことなく、板状のラップ部28を備えながら可撓性を向上させたコルゲートチューブ51を形成することができる。
【0035】
尚、本発明のコルゲートチューブにおける突条部及びラップ部等の構成や、端壁切除用カッタ及び切込みカッタ等による形成方法は、上記各実施形態の記載に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の形態を採りうることは云うまでもない。
【0036】
【発明の効果】
上述した如き本発明のコルゲートチューブによれば、板状のラップ部を備えているにも関わらず、スリットを挟んで対向する突条部の周方向端部における少なくとも一方の端壁に、開口が形成されているので、剛性が低下して幅方向の応力に対して変形し易くなる。そこで、チューブ本体が屈曲される際には、ラップ部の曲げに対する逃げを各突条部の周方向端部に確保することができ、板状のラップ部を備えたコルゲートチューブの可撓性を向上させることができる。
【0037】
又、上述した如き本発明のコルゲートチューブの形成方法によれば、チューブ本体における板状部の軸線方向に沿ってスリットを切込み形成する従来の製造工程と同じ工程で、突条部の他方の端縁における周方向端部の端壁を切除、或いは端壁に沿って切込みスリットを形成することができ、製造コストの上昇を招くことなく、板状のラップ部を備えながら可撓性を向上させたコルゲートチューブを形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態におけるコルゲートチューブの部分斜視図である。
【図2】図1に示したコルゲートチューブの要部拡大斜視図である。
【図3】図1に示したコルゲートチューブの要部拡大斜視図である。
【図4】図1に示したコルゲートチューブの要部拡大横断面図である。
【図5】図4におけるV-V 断面矢視図であり、(a)はコルゲートチューブが真っ直ぐな状態を示し、(b)はコルゲートチューブを屈曲させた状態を示す。
【図6】図1に示したコルゲートチューブの形成方法を説明する為の要部拡大横断面図である。
【図7】図1に示したコルゲートチューブの形成方法を説明する為の部分斜視図である。
【図8】本発明の第2実施形態におけるコルゲートチューブの要部拡大斜視図である。
【図9】図8に示したコルゲートチューブの要部拡大横断面図である。
【図10】本発明の第3実施形態におけるコルゲートチューブの要部拡大斜視図である。
【図11】図10に示したコルゲートチューブの要部拡大横断面図である。
【図12】従来のコルゲートチューブの使用状態を示す部分斜視図である。
【図13】図12に示したコルゲートチューブの部分斜視図である。
【図14】図12に示したコルゲートチューブの要部拡大横断面図である。
【図15】図14におけるXV-XV 断面矢視図であり、(a)はコルゲートチューブが真っ直ぐな状態を示し、(b)はコルゲートチューブを屈曲させた状態を示す。
【符号の説明】
21 コルゲートチューブ
23 チューブ本体
25 スリット
27 板状部
28 ラップ部
29 蛇腹状部
30 突状部
Claims (4)
- チューブ本体の軸線方向に沿って延びる板状部と、該板状部を除いた外周面に膨出形成された円弧状の突条部を軸線方向に沿って連続形成した蛇腹状部とを一体成形した後、前記板状部の軸線方向に沿ってスリットを設けることにより、該スリットを挟む一方の端縁に突設された板状のラップ部が、他方の端縁の内周側に重ねられるコルゲートチューブであって、
前記スリットを挟んで対向する前記突条部の周方向端部における少なくとも一方の端壁に、開口が形成されていることを特徴とするコルゲートチューブ。 - チューブ本体の軸線方向に沿って延びる板状部と、該板状部を除いた外周面に膨出形成された円弧状の突条部を軸線方向に沿って連続形成した蛇腹状部とを一体成形した後、前記板状部の軸線方向に沿ってスリットを設けることにより、該スリットを挟む一方の端縁にラップ部を突設するコルゲートチューブの形成方法であって、
スリット形成用カッタにより前記スリットを切込み形成すると同時に、該スリット形成用カッタと併設した端壁切除用カッタにより前記突条部の他方の端縁における周方向端部の端壁を切除することを特徴とするコルゲートチューブの形成方法。 - チューブ本体の軸線方向に沿って延びる板状部と、該板状部を除いた外周面に膨出形成された円弧状の突条部を軸線方向に沿って連続形成した蛇腹状部とを一体成形した後、前記板状部の軸線方向に沿ってスリットを設けることにより、該スリットを挟む一方の端縁に突設された板状のラップ部が、他方の端縁の内周側に重ねられるコルゲートチューブであって、
前記スリットを挟んで対向する前記突条部の周方向端部における少なくとも一方の端壁に沿って、切込みスリットが形成されていることを特徴とするコルゲートチューブ。 - チューブ本体の軸線方向に沿って延びる板状部と、該板状部を除いた外周面に膨出形成された円弧状の突条部を軸線方向に沿って連続形成した蛇腹状部とを一体成形した後、前記板状部の軸線方向に沿ってスリットを設けることにより、該スリットを挟む一方の端縁にラップ部を突設するコルゲートチューブの形成方法であって、
スリット形成用カッタにより前記スリットを切込み形成すると同時に、該スリット形成用カッタと併設した切込みカッタにより前記突条部の周方向端部における少なくとも一方の端壁に沿って切込みスリットを切込み形成することを特徴とするコルゲートチューブの形成方法。
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