JP2000134762A - ワイヤハーネスのコルゲートチューブ外装構造 - Google Patents

ワイヤハーネスのコルゲートチューブ外装構造

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JP2000134762A
JP2000134762A JP10301225A JP30122598A JP2000134762A JP 2000134762 A JP2000134762 A JP 2000134762A JP 10301225 A JP10301225 A JP 10301225A JP 30122598 A JP30122598 A JP 30122598A JP 2000134762 A JP2000134762 A JP 2000134762A
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JP
Japan
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corrugated tube
hole
wire harness
slit
bending
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10301225A
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English (en)
Inventor
Seiichi Kitayama
誠一 北山
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コルゲートチューブの屈曲性を向上させ、小さ
い曲率で無理なく屈曲できるようにする。 【解決手段】 屈曲して配策される電線群に外装したコ
ルゲートチューブに、屈曲部の内周側に穴をあけて、屈
曲しやすくしている。この穴は、山部を潰して設けるこ
とが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はワイヤハーネスのコ
ルゲートチューブ外装構造に関し、特に、ワイヤハーネ
ス配索時に屈曲される部位における屈曲性能を高めるも
のである。
【0002】
【従来の技術】自動車の配索されるワイヤハーネスに
は、外部干渉材からワイヤハーネスを保護するために、
図5に示す絶縁樹脂材からなるコルゲートチューブ1を
ワイヤハーネスに外装している。このコルゲートチュー
ブ1は山部1aと谷部1bとを長さ方向に交互に設けた
所謂蛇腹形状とし、ある程度の屈曲性をもたせている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ワイヤ
ハーネスが外径が大きな幹線の場合等においては、該ワ
イヤハーネスに外嵌するコルゲートチューブの径も大き
くなり、しかも、コルゲートチューブの内部にワイヤハ
ーネスの電線群が略密嵌した状態で挿通されているた
め、非常に屈曲させにくくなる。
【0004】上記径の大きな幹線の場合、および径の小
さい支線にコルゲートチューブを外装する場合のいずれ
においても、図6(A)に示すようにU形状に湾曲させ
る場合、あるいは図6(B)に示すように直角方向に屈
折させる場合等において、アールが150mm〜200
mm程度の小さく曲率の時、コルゲートチューブ1は屈
曲しにくく、かつ、図6(A)のP1点、図6(B)の
P2点の屈曲中心位置に負荷がかかり、この屈曲中心位
置の部分でコルゲートチューブ1に変形や破損が発生し
やすい。コルゲートチューブ1がスリット付きである場
合には、コルゲートチューブ1の変形により、図7に示
すようにスリット1cが開いて、その部分から電線群W
が外部にはみ出し、電線群が保護されない問題が生じ
る。
【0005】さらに、図6(B)に示すように、屈曲部
の両側でワイヤハーネスW/Hに取り付けたクランプ
2、3を車両のボデイ4に係止する必要がある場合、コ
ルゲートチューブ1が所定の屈曲していないと、クラン
プ2、3のボデイ4の係止穴とに位置ズレが発生しやす
い。かつ、ワイヤハーネスには屈曲部分が直線方向に戻
ろうとする矢印Y方向の力が働くため、クランプ2、3
を逆方向に向けて車体4へ係止する時に、大きな係止力
を必要とする。よって、クランプ2、3の車体4への係
止作業が容易にできず、ワイヤハーネスの車体への配索
作業性が悪くなる問題がある。
【0006】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、ワイヤハーネスに外装するコルゲートチューブの屈
曲性を向上させ、小さい曲率で無理なく屈曲させること
ができるようにすることを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、屈曲して配索される電線群に外装したコ
ルゲートチューブに、屈曲位置の内周部にあたる箇所に
穴をあけて、屈曲性を高めていることを特徴とするワイ
ヤハーネスのコルゲートチューブ外装構造を提供してい
る。
【0008】上記のように、負荷のかかる屈曲位置の内
周部に当たる位置に穴をあけると、コルゲートチューブ
に無理な力をかけずに容易に屈曲されることができ、そ
の結果、コルゲートチューブの変形や破損の発生を防止
できる。また、所要の曲率で屈曲させることができると
共に、直線方向に戻ろうとする力も軽減できるため、屈
曲部の両側のクランプを車体へ係止する作業を容易に行
うことができる。
【0009】上記屈曲位置の内周部に設ける穴の形状は
限定されず、円形、楕円などいずれの形状でもよく、か
つ、屈曲点に1つの穴を設けてもよいし、近接した位置
に2個の穴を設けてもよい。穴の大きさは、最大で、コ
ルゲートチューブの内周側に位置する半周部に、穴をあ
ける大きさとしている。
【0010】上記コルゲートチューブを取り付けるワイ
ヤハーネスは幹線でもよいし、支線でもよく、屈曲部が
あるワイヤハーネスに好適に外装される。また、コルゲ
ートチューブはスリット付きあるいはスリットなしのい
ずれにも適用できるが、幹線に外装するコルゲートチュ
ーブはスリット付きが好ましい。なお、幹線にコルゲー
トチューブを外装した場合、上記内周側の屈曲位置に設
ける穴から支線を分岐させて引き出すことに利用するこ
ともできる。
【0011】上記穴は、軸線方向に山部と谷部と交互に
設けられているコルゲートチューブの少なくとも1つの
山部を潰す大きさとしていることが好ましい。即ち、内
周側の屈曲点に、コルゲートチューブの山部が存在する
と、小さく曲率で屈曲させにくいため、穴をあける位置
は山部を中心として穿設し、穴が小さい場合でも、少な
くとも1つの山部を潰す大きさとすることが好ましい。
【0012】上記コルゲートチューブが軸線方向にスリ
ットが貫通した縦割り状のチューブの場合、上記スリッ
トを屈曲内周側に位置させ、上記穴はスリットを挟んだ
上下両側に対向させて設けている。
【0013】即ち、スリットを外周側に位置させると、
スリットが開きやすい。よって、スリットは内周側に位
置させ、この内周側に位置させるスリットを挟んで、例
えば、上下に半円の穴を設けている。このように、スリ
ットを挟んで穴をあけると、穴とスリットとの相乗効果
で屈曲性をより高めることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1に示すコルゲートチューブ10
は絶縁成形品で、軸線方向に山部10aと谷部10bを交
互に連続して設けた蛇腹形状とし、軸線方向には沿って
スリット10cを設けている。上記コルゲートチューブ
10の内径はφ5〜φ28の範囲で多種類あり、外装す
るワイヤハーネスの電線群の外径に対応したものが用い
られる。
【0015】上記コルゲートチューブ10は蛇腹形状と
しているため屈曲性を具備しているが、車両配索時に屈
曲部の内周側の曲げ中心点となる位置に穴10dを穿設
して屈曲性を高めている。即ち、図2(A)に示すU形
状の屈曲部では底部屈曲部の内周側の頂点位置P1に穴
10dを設け、図2(B)に示す直角方向の屈曲部では
内周側の屈曲中心位置P2に穴10dを設けるようにし
ている。
【0016】図1に示すように、上記穴10dはスリッ
ト10cを挟んで上下に半円を切り欠いて、円形の穴と
している。この穴10dは少なくとも1つの山部10a
を潰す大きさとしており、かつ、最大で内周側に位置す
る半周部を潰して穴を設けている。穴10dの大きさの
範囲は、コルゲートチューブ10の円周の長さを相対値
で100とすると、10〜50の大きさとしている。
【0017】上記穴10dをあけたコルゲートチューブ
10にワイヤハーネスW/Hを構成する電線群を通した
後、コルゲートチューブ10の所要箇所に車両係止用の
クランプ11A、11Bが取り付けられ、コルゲートチ
ューブ10の車両配索位置は規定される。
【0018】上記コルゲートチューブ10で外装したワ
イヤハーネスを車両に配索する場合、図2(B)の場合
には、まず、クランプ11Aを車両のボデイ20に係止
する。ついで、ボデイ20の屈曲面に沿ってワイヤハー
ネスをR300mm〜400mmで屈曲させて配索し、
クランプ11Bをボデイ20に係止する。其の際、屈曲
部の内周側屈曲点P2の山部に穴10dがあけられてい
るため、コルゲートチューブ10は無理なく屈曲させる
ことができ、後からボデイ20に係止するクランプ11
Bの係止作業を容易とすることができる。
【0019】上記コルゲートチューブ10に設ける屈曲
用の穴10dは円形に限定されず、図3(A)に示すよ
うに楕円形状としてもよい。また、屈曲部のアールが大
きい場合は、図3(B)に示すように、隣接した山部1
0aに穴10d−1、10−d−2を設けてもよい。さ
らに、図3(C)に示すように、ワイヤハーネスをS字
形状に屈曲する場合には、2カ所の屈曲点P3、P4の
内周に当たる位置に穴10d−3、10d−4をあけて
いる。また、図3(D)に示すように、スリットなしの
コルゲートチューブ10’にも、配索時に屈曲部の内周
に当たる位置に穴10d’をあけてもよい。屈曲部内周
に穴をあけるコルゲートチューブはワイヤハーネス幹線
に外装するものであっても、幹線より分岐する支線の外
装するものであっても、いずれにも適用できる。
【0020】さらに、図4に示すように、屈曲性を高め
るために屈曲部内周にあけた穴10dより分岐する支線
22を取り出すようにすることもできる。
【0021】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、ワイヤハーネスに外装するコルゲートチュー
ブに、屈曲部の内周側の中心位置に穴をあけることによ
り、屈曲位置中心部に集中する負荷を分散して、屈曲性
を向上させることができる。よって、コルゲートチュー
ブ内に電線群を密嵌状態で収容して湾曲させにくくなっ
ている場合、アールがきつい車体ボデイに沿って屈曲さ
せる場合、大径で屈曲させにくい場合等において、容易
に屈曲させることができる。
【0022】また、屈曲部に近接するクランプを車体ボ
デイへ係止する作業時、コルゲートチューブで外装され
たワイヤハーネスが直線状に戻ろうとする力を軽減でき
るため、クランプ取付作業性を高めることができる。さ
らに、コルゲートチューブを無理なく屈曲できるため、
コルゲートチューブが変形するのも防止できると共に、
スリット付きコルゲートチューブの場合、屈曲部内周側
でスリットが開いて電線群がはみ出すことが防止でき等
の種々の利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)は本発明のコルゲートチューブの実施
形態を示す正面図、(B)は(A)のB−B線断面図で
ある。
【図2】 (A)(B)は上記コルゲートチューブで外
装したワイヤハーネス配索状態を示す概略図である。
【図3】 (A)乃至(D)は本発明の変形例を示す図
である。
【図4】 本発明の使用変形例を示す図である。
【図5】 従来のコルゲートチューブを示す正面図であ
る。
【図6】 (A)(B)はコルゲートチューブで外装し
たワイヤハーネスの屈曲させて配索する場合を示す図で
ある。
【図7】 従来の問題点を示す図である。
【符号の説明】
10 コルゲートチューブ 10a 山部 10b 谷部 10c スリット 10d 穴 11A、11B クランプ 20 ボデイ W/H ワイヤハーネス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屈曲して配索される電線群に外装したコ
    ルゲートチューブに、屈曲位置の内周部にあたる箇所に
    穴をあけて、屈曲性を高めていることを特徴とするワイ
    ヤハーネスのコルゲートチューブ外装構造。
  2. 【請求項2】 上記穴は、軸線方向に山部と谷部と交互
    に設けられている上記コルゲートチューブの少なくとも
    1つの山部を潰す大きさとしている請求項1に記載のワ
    イヤハーネスのコルゲートチューブ外装構造。
  3. 【請求項3】 上記コルゲートチューブは軸線方向にス
    リットが貫通した縦割り状のチューブで、上記スリット
    を屈曲内周側に位置させ、上記穴はスリットを挟んだ上
    下両側に対向させて設けている請求項1または請求項2
    に記載のワイヤハーネスのコルゲートチューブ外装構
    造。
JP10301225A 1998-10-22 1998-10-22 ワイヤハーネスのコルゲートチューブ外装構造 Withdrawn JP2000134762A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6488053B1 (en) 2001-06-12 2002-12-03 Yazaki Corporation Corrugated tube
US6843276B2 (en) 2001-06-12 2005-01-18 Yazaki Corporation Corrugated tube and method for producing the same
US6948241B2 (en) 2001-06-22 2005-09-27 Yazaki Corporation Corrugated tube-mounting structure
JP2014120292A (ja) * 2012-12-14 2014-06-30 Furukawa Electric Co Ltd:The 電線のジョイント部の防水方法及びワイヤハーネス
CN113002444A (zh) * 2019-12-20 2021-06-22 标致雪铁龙汽车股份有限公司 一种线束设置方法及车辆底盘、车辆

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Legal Events

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Effective date: 20060110