JP2000197237A - ワイヤハ―ネスの外装構造 - Google Patents
ワイヤハ―ネスの外装構造Info
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- JP2000197237A JP2000197237A JP10373077A JP37307798A JP2000197237A JP 2000197237 A JP2000197237 A JP 2000197237A JP 10373077 A JP10373077 A JP 10373077A JP 37307798 A JP37307798 A JP 37307798A JP 2000197237 A JP2000197237 A JP 2000197237A
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- JP
- Japan
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- corrugated tube
- slit
- wire harness
- corrugated
- tube
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- Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
- Details Of Indoor Wiring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ワイヤハーネスに外装したスリット入りコル
ゲートチューブのスリットから外部干渉材が侵入しない
ようにする。 【解決手段】 電線群に外装したスリット11が入った
コルゲートチューブ10に対して、外部干渉材が位置す
る部分に、部分的にスリット入りコルゲートチューブ1
2のスリット13の位置をずらして外嵌し、コルゲート
チューブを2重構造としている。
ゲートチューブのスリットから外部干渉材が侵入しない
ようにする。 【解決手段】 電線群に外装したスリット11が入った
コルゲートチューブ10に対して、外部干渉材が位置す
る部分に、部分的にスリット入りコルゲートチューブ1
2のスリット13の位置をずらして外嵌し、コルゲート
チューブを2重構造としている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はワイヤハーネスの外
装構造に関し、詳しくは、電線群を保護するためにスリ
ット入りコルゲートチューブに外装したものにおいて、
スリットからの外部干渉材の侵入を防止して、電線群の
保護を確実に図るものである。
装構造に関し、詳しくは、電線群を保護するためにスリ
ット入りコルゲートチューブに外装したものにおいて、
スリットからの外部干渉材の侵入を防止して、電線群の
保護を確実に図るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車に配索するワイヤハーネス
には、外部干渉材からワイヤハーネスの電線群を保護す
るために所要部分にコルゲートチューブを外装している
場合が多い。図5に示すように、該コルゲートチューブ
としては、コネクタを接続された電線群を本結束後に、
電線群に対して軸線と直交する側方から取り付けること
ができるため、軸線方向に沿ってスリット1cが入った
スリット入りコルゲートチューブ1が用いられことが多
い。
には、外部干渉材からワイヤハーネスの電線群を保護す
るために所要部分にコルゲートチューブを外装している
場合が多い。図5に示すように、該コルゲートチューブ
としては、コネクタを接続された電線群を本結束後に、
電線群に対して軸線と直交する側方から取り付けること
ができるため、軸線方向に沿ってスリット1cが入った
スリット入りコルゲートチューブ1が用いられことが多
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記スリット入りコル
ゲートチューブ1をワイヤハーネスW/Hに外装する
際、スリット位置が所定方向となるように電線群に取り
付けているが、自動車への配索時にねじれが発生した
り、自動車走行時の振動、特に、エンジン上方に配索す
る場合にはエンジン振動によりスリット位置が所定位置
よりズレる場合がある。
ゲートチューブ1をワイヤハーネスW/Hに外装する
際、スリット位置が所定方向となるように電線群に取り
付けているが、自動車への配索時にねじれが発生した
り、自動車走行時の振動、特に、エンジン上方に配索す
る場合にはエンジン振動によりスリット位置が所定位置
よりズレる場合がある。
【0004】例えば、図6(A)に示すように、車室
(X)側からエンジンルーム(Y)へと配索してエンジ
ンEの上方に位置させ、エンジン側のコネクタと接続さ
れるワイヤW/Hにはスリット入りコルゲートチューブ
1を外装しているが、エンジン振動によりコルゲートチ
ューブ1のスリット部1cの向きが所定位置よりズレや
すい。この場合、図6(A)(B)に示すように、車室
(X)側よりエンジンルーム(Y)へと配管されている
ヒューエルパイプ2の金属製クリップ4がコルゲートチ
ューブ1と近接して位置しているため、図6(C)に示
すように金属製クリップ4の先端エッジ4aの方向にス
リット1cが向いて、図6(D)に示すように、エッジ
4aがスリット1c内に侵入しやすくなる。このよう
に、金属製のクリップエッジ4aがスリット1cに挿入
すると、電線の絶縁被覆を突き破り、電線の芯線を切断
したり、損傷を与える恐れがある。
(X)側からエンジンルーム(Y)へと配索してエンジ
ンEの上方に位置させ、エンジン側のコネクタと接続さ
れるワイヤW/Hにはスリット入りコルゲートチューブ
1を外装しているが、エンジン振動によりコルゲートチ
ューブ1のスリット部1cの向きが所定位置よりズレや
すい。この場合、図6(A)(B)に示すように、車室
(X)側よりエンジンルーム(Y)へと配管されている
ヒューエルパイプ2の金属製クリップ4がコルゲートチ
ューブ1と近接して位置しているため、図6(C)に示
すように金属製クリップ4の先端エッジ4aの方向にス
リット1cが向いて、図6(D)に示すように、エッジ
4aがスリット1c内に侵入しやすくなる。このよう
に、金属製のクリップエッジ4aがスリット1cに挿入
すると、電線の絶縁被覆を突き破り、電線の芯線を切断
したり、損傷を与える恐れがある。
【0005】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、コルゲートチューブのスリットへヒューエルパイプ
の金属製クリップ等の外部干渉材が侵入することを防止
し、電線群の保護をより高めることを課題としている。
で、コルゲートチューブのスリットへヒューエルパイプ
の金属製クリップ等の外部干渉材が侵入することを防止
し、電線群の保護をより高めることを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、自動車に配策されるワイヤハーネスを構
成する電線群の外周にスリット入りコルゲートチューブ
が外装されているものにおいて、ワイヤハーネスの配策
経路上で金属製ブラケット等の外部干渉材が突出してい
る部分には、上記コルゲートチューブの外周に部分的に
スリット入りコルゲートチューブを外嵌して、コルゲー
トチューブを2重構造とし、かつ、外周側の部分的に取
り付けるコルゲートチューブのスリットは、内周側のコ
ルゲートチューブのスリットと位置をずらせて両コルゲ
ートチューブの端部をテープ巻き固定していることを特
徴とするワイヤハーネスの外装構造を提供している。
め、本発明は、自動車に配策されるワイヤハーネスを構
成する電線群の外周にスリット入りコルゲートチューブ
が外装されているものにおいて、ワイヤハーネスの配策
経路上で金属製ブラケット等の外部干渉材が突出してい
る部分には、上記コルゲートチューブの外周に部分的に
スリット入りコルゲートチューブを外嵌して、コルゲー
トチューブを2重構造とし、かつ、外周側の部分的に取
り付けるコルゲートチューブのスリットは、内周側のコ
ルゲートチューブのスリットと位置をずらせて両コルゲ
ートチューブの端部をテープ巻き固定していることを特
徴とするワイヤハーネスの外装構造を提供している。
【0007】上記のように、コルゲートチューブを2重
構造とし、外周側のコルゲートチューブのスリットと内
周側のコルゲートチューブのスリットをずらすことによ
り、仮に外周側のコルゲートチューブのスリットへ金属
製クリップのエッジ等の外部干渉材が侵入したとして
も、内周側のコルゲートチューブのスリットが他の位置
にあるため、内側のコルゲートチューブで侵入を阻止で
きる。
構造とし、外周側のコルゲートチューブのスリットと内
周側のコルゲートチューブのスリットをずらすことによ
り、仮に外周側のコルゲートチューブのスリットへ金属
製クリップのエッジ等の外部干渉材が侵入したとして
も、内周側のコルゲートチューブのスリットが他の位置
にあるため、内側のコルゲートチューブで侵入を阻止で
きる。
【0008】上記内周側と外周側のコルゲートチューブ
のスリットの位置は180度ずらせることが好ましい。
のスリットの位置は180度ずらせることが好ましい。
【0009】即ち、内周側と外周側のコルゲートチュー
ブのスリットの位置のずれが少ないと、外側のコルゲー
トチューブのスリットから侵入した外部干渉材が傾斜し
ていて、内側のコルゲートチューブのスリットにも侵入
する恐れがあるため、外側と内側とのスリット位置のズ
レを大きくしておくことが好ましい。しかしながら、必
ずしも180度ずらせる必要はなく、好ましくは、45
度以上ずらせておけばよい。
ブのスリットの位置のずれが少ないと、外側のコルゲー
トチューブのスリットから侵入した外部干渉材が傾斜し
ていて、内側のコルゲートチューブのスリットにも侵入
する恐れがあるため、外側と内側とのスリット位置のズ
レを大きくしておくことが好ましい。しかしながら、必
ずしも180度ずらせる必要はなく、好ましくは、45
度以上ずらせておけばよい。
【0010】また、外周側のコルゲートチューブの外周
に更にテープをハーフラップ巻きすることが好ましい。
に更にテープをハーフラップ巻きすることが好ましい。
【0011】上記のように外周側コルゲートチューブの
外周にテープをハーフラップ巻き(テープを幅半分づつ
重ねて巻き付ける)にすることで、外周側コルゲートチ
ューブのスリットを完全に密閉することができる。その
ため、外周側コルゲートチューブのスリットにも外部干
渉材を侵入させにくくでき、さらに電線群の保護性を高
めることができると共に、コルゲートチューブ自体を補
強することもできる。
外周にテープをハーフラップ巻き(テープを幅半分づつ
重ねて巻き付ける)にすることで、外周側コルゲートチ
ューブのスリットを完全に密閉することができる。その
ため、外周側コルゲートチューブのスリットにも外部干
渉材を侵入させにくくでき、さらに電線群の保護性を高
めることができると共に、コルゲートチューブ自体を補
強することもできる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は自動車のエンジンルーム
(Y)を示し、内部にはエンジンE、該エンジンEに接
続しているヒューエルパイプ2、バッテリー5等が配設
されている。上記エンジンEには、室内(X)側からワ
イヤハーネスW/Hが接続され、該ワイヤハーネスW/
Hのエンジンルーム側の配索部分にはスリット入りコル
ゲートチューブ10が外装されている。上記ヒューエル
パイプ2は図示のように、コルゲートチューブ10を外
装したワイヤハーネスW/Hとクロスして配索されるた
め、該ヒューエルパイプ2に取り付けた金属製クリップ
4もコルゲートチューブ10とクロスした状態となって
いる。
参照して説明する。図1は自動車のエンジンルーム
(Y)を示し、内部にはエンジンE、該エンジンEに接
続しているヒューエルパイプ2、バッテリー5等が配設
されている。上記エンジンEには、室内(X)側からワ
イヤハーネスW/Hが接続され、該ワイヤハーネスW/
Hのエンジンルーム側の配索部分にはスリット入りコル
ゲートチューブ10が外装されている。上記ヒューエル
パイプ2は図示のように、コルゲートチューブ10を外
装したワイヤハーネスW/Hとクロスして配索されるた
め、該ヒューエルパイプ2に取り付けた金属製クリップ
4もコルゲートチューブ10とクロスした状態となって
いる。
【0013】コルゲートチューブ10で外装したワイヤ
ハーネスW/Hはスリット11を下向きとして、上側に
配管されるヒューエルパイプ2とは逆方向となるように
設定しているが、エンジンEの振動でコルゲートチュー
ブ10およびヒューエルパイプ2も連動して振動し、コ
ルゲートチューブ10がねじれて、そのスリット11と
ヒューエルパイプ2の金属製クリップ4の先端エッシ4
aとが対向位置となる恐れがある。
ハーネスW/Hはスリット11を下向きとして、上側に
配管されるヒューエルパイプ2とは逆方向となるように
設定しているが、エンジンEの振動でコルゲートチュー
ブ10およびヒューエルパイプ2も連動して振動し、コ
ルゲートチューブ10がねじれて、そのスリット11と
ヒューエルパイプ2の金属製クリップ4の先端エッシ4
aとが対向位置となる恐れがある。
【0014】そのため、上記コルゲートチューブ10に
は、ヒューエルパイプ2とクロスする部分およびその近
傍に、図2(A)に示すように、部分的に第2のコルゲ
ートチューブ12を外嵌して2重構造としている。例え
ば、内周側のコルゲートチューブ10の内径を22mm
とすると、外嵌する外周側のコルゲートチューブ12の
内径を25mmとしている。
は、ヒューエルパイプ2とクロスする部分およびその近
傍に、図2(A)に示すように、部分的に第2のコルゲ
ートチューブ12を外嵌して2重構造としている。例え
ば、内周側のコルゲートチューブ10の内径を22mm
とすると、外嵌する外周側のコルゲートチューブ12の
内径を25mmとしている。
【0015】かつ、図2(B)(C)に示すように、内
周側のコルゲートチューブ10のスリット11と外周側
のコルゲートチューブ12のスリット13とは、180
度ずらせた位置として、コルゲートチューブ12の長さ
方向の両端をコルゲートチューブ10にテープ14を巻
き付けて固定している。これにより、スリット11とス
リット13との位置が一致しないように保持している。
周側のコルゲートチューブ10のスリット11と外周側
のコルゲートチューブ12のスリット13とは、180
度ずらせた位置として、コルゲートチューブ12の長さ
方向の両端をコルゲートチューブ10にテープ14を巻
き付けて固定している。これにより、スリット11とス
リット13との位置が一致しないように保持している。
【0016】上記のようにヒューエルパイプ2と近接す
る部分にはコルゲートチューブ10の外周に更に第2の
コルゲートチューブ12を外嵌し、しかも、内周のコル
ゲートチューブ10のスリット11と外周のコルゲート
チューブ12のスリット13の位置を180度ずらせて
いるため、エンジンEの振動により、コルゲートチュー
ブ10,12がねじれてスリット11、13の位置がず
れて図3(A)に示すように、ヒューエルパイプ2の金
属製クリップ部4の先端エッジ4aの位置と対向し、さ
らに、エンジン振動や走行振動により、図3(B)に示
すように、外周側のコルゲートチューブ12の周壁によ
りエッジ4aの侵入を防ぐことができる。またさらに、
エンジン振動等により、外周のコルゲートチューブのス
リット13の位置がエッジ4aと対向し、スリット13
にエッジ4aが侵入しても、内周側のコルゲートチュー
ブ10のスリット11は外側のコルゲートチューブ12
のスリット13と180度ずらせているため、スリット
11は位置せず、エッジ4aは内周側のコルゲートチュ
ーブ10に侵入できなくなる。よって、内周側のコルゲ
ートチューブ10内の電線群の損傷を防ぐことができ
る。
る部分にはコルゲートチューブ10の外周に更に第2の
コルゲートチューブ12を外嵌し、しかも、内周のコル
ゲートチューブ10のスリット11と外周のコルゲート
チューブ12のスリット13の位置を180度ずらせて
いるため、エンジンEの振動により、コルゲートチュー
ブ10,12がねじれてスリット11、13の位置がず
れて図3(A)に示すように、ヒューエルパイプ2の金
属製クリップ部4の先端エッジ4aの位置と対向し、さ
らに、エンジン振動や走行振動により、図3(B)に示
すように、外周側のコルゲートチューブ12の周壁によ
りエッジ4aの侵入を防ぐことができる。またさらに、
エンジン振動等により、外周のコルゲートチューブのス
リット13の位置がエッジ4aと対向し、スリット13
にエッジ4aが侵入しても、内周側のコルゲートチュー
ブ10のスリット11は外側のコルゲートチューブ12
のスリット13と180度ずらせているため、スリット
11は位置せず、エッジ4aは内周側のコルゲートチュ
ーブ10に侵入できなくなる。よって、内周側のコルゲ
ートチューブ10内の電線群の損傷を防ぐことができ
る。
【0017】図4は第2実施形態を示し、外周側に部分
的にかぶせるコルゲートチューブ12に、さらにテープ
15をハーフラップ巻きしている。このようにテープ1
5をハーフラップ巻きすることよりコルゲートチューブ
12のスリット13を完全に閉鎖することことができ
る。よって、ヒューエルパイプの金属製クリップの先端
エッジは外周のコルゲートチューブ12にも侵入しにく
くなり、より電線群の保護の信頼性をより高めることが
できる。かつ、コルゲートチューブ12の補強も図れ
る。
的にかぶせるコルゲートチューブ12に、さらにテープ
15をハーフラップ巻きしている。このようにテープ1
5をハーフラップ巻きすることよりコルゲートチューブ
12のスリット13を完全に閉鎖することことができ
る。よって、ヒューエルパイプの金属製クリップの先端
エッジは外周のコルゲートチューブ12にも侵入しにく
くなり、より電線群の保護の信頼性をより高めることが
できる。かつ、コルゲートチューブ12の補強も図れ
る。
【0018】なお、上記実施形態ではヒューエルパイプ
と干渉するワイヤハーネスのコルゲートチューブについ
て記載したが、上記ヒューエルパイプとの干渉部分に限
定されず、他の外部干渉材、特に、金属製のエッジを有
する外部干渉材とコルゲートチューブとが干渉する恐れ
のある箇所にも好適に適用できることは言うまでもな
い。
と干渉するワイヤハーネスのコルゲートチューブについ
て記載したが、上記ヒューエルパイプとの干渉部分に限
定されず、他の外部干渉材、特に、金属製のエッジを有
する外部干渉材とコルゲートチューブとが干渉する恐れ
のある箇所にも好適に適用できることは言うまでもな
い。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のワイヤハーネスの外装構造では、金属製のエッジ等を
有する外部干渉材が位置する部分では、ワイヤハーネス
に外装するスリット入りコルゲートチューブに部分的に
コルゲートチューブをかぶせて2重構造とし、かつ、コ
ルゲートチューブの外周側と内周側のスリットの位置を
ずらせているため、外部干渉材が外周側のコルゲートチ
ューブのスリットから侵入しても内周側のコルゲートチ
ューブ内に侵入することを確実に阻止することができ
る。
のワイヤハーネスの外装構造では、金属製のエッジ等を
有する外部干渉材が位置する部分では、ワイヤハーネス
に外装するスリット入りコルゲートチューブに部分的に
コルゲートチューブをかぶせて2重構造とし、かつ、コ
ルゲートチューブの外周側と内周側のスリットの位置を
ずらせているため、外部干渉材が外周側のコルゲートチ
ューブのスリットから侵入しても内周側のコルゲートチ
ューブ内に侵入することを確実に阻止することができ
る。
【0020】特に、内周側と外周側のコルゲートチュー
ブのスリットの位置を180度ずらせると、より確実に
内周側のスリットへの外部干渉材の侵入を阻止できる。
さらに、外周側コルゲートチューブをテープでハーフラ
ップ巻きすると、金属製の鋭利なエッジ以外の外部干渉
材に対しては、外周側のスリットからの侵入しにくくす
ることができる。
ブのスリットの位置を180度ずらせると、より確実に
内周側のスリットへの外部干渉材の侵入を阻止できる。
さらに、外周側コルゲートチューブをテープでハーフラ
ップ巻きすると、金属製の鋭利なエッジ以外の外部干渉
材に対しては、外周側のスリットからの侵入しにくくす
ることができる。
【図1】 本発明の第1実施形態を示す斜視図である。
【図2】 (A)は図1の要部拡大図、(B)は(A)
のB−B線断面図、(C)は外周側のコルゲートチュー
ブの一部を開いた状態の斜視図である。
のB−B線断面図、(C)は外周側のコルゲートチュー
ブの一部を開いた状態の斜視図である。
【図3】 上記コルゲートチューブとヒューエルパイプ
との位置関係を示す斜視図、(B)はヒューエルパイプ
の金属製クリップの先端エッジが外周側のコルゲートの
スリットより侵入した状態を示す断面図。
との位置関係を示す斜視図、(B)はヒューエルパイプ
の金属製クリップの先端エッジが外周側のコルゲートの
スリットより侵入した状態を示す断面図。
【図4】 本発明の第2実施形態を示す図である。
【図5】 コルゲートチューブを示す図である。
【図6】 (A)はエンジンルーム内のワイヤハーネス
にコルゲートチューブを取り付けた状態の斜視図、
(B)は上記コルゲートチューブとヒューエルパイプと
の位置関係を示す概略図、(C)および(D)は問題点
を示す図である。
にコルゲートチューブを取り付けた状態の斜視図、
(B)は上記コルゲートチューブとヒューエルパイプと
の位置関係を示す概略図、(C)および(D)は問題点
を示す図である。
2 ヒューエルパイプ 4 金属製クリップ 4a 先端エッジ 10 内周側のコルゲートチューブ 11 スリット 12 外周側のコルゲートチューブ 13 スリット 14、15 テープ E エンジン W/H ワイヤハーネス
Claims (3)
- 【請求項1】 自動車に配策されるワイヤハーネスを構
成する電線群の外周にスリット入りコルゲートチューブ
が外装されているものにおいて、 ワイヤハーネスの配策経路上で金属製ブラケット等の外
部干渉材が突出している部分には、上記コルゲートチュ
ーブの外周に部分的にスリット入りコルゲートチューブ
を外嵌して、コルゲートチューブを2重構造とし、か
つ、外周側の部分的に取り付けるコルゲートチューブの
スリットは、内周側のコルゲートチューブのスリットと
位置をずらせて両コルゲートチューブの端部をテープ巻
き固定していることを特徴とするワイヤハーネスの外装
構造。 - 【請求項2】 上記内周側と外周側のコルゲートチュー
ブのスリットの位置は180度ずらせている請求項1に
記載のワイヤハーネスの外装構造。 - 【請求項3】 上記外周側のコルゲートチューブの外周
に更にテープをハーフラップ巻きしている請求項1また
は請求項2に記載のワイヤハーネスの外装構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10373077A JP2000197237A (ja) | 1998-12-28 | 1998-12-28 | ワイヤハ―ネスの外装構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10373077A JP2000197237A (ja) | 1998-12-28 | 1998-12-28 | ワイヤハ―ネスの外装構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000197237A true JP2000197237A (ja) | 2000-07-14 |
Family
ID=18501543
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10373077A Withdrawn JP2000197237A (ja) | 1998-12-28 | 1998-12-28 | ワイヤハ―ネスの外装構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000197237A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20110297415A1 (en) * | 2010-06-02 | 2011-12-08 | Yazaki Corporation | Wire harness |
JP2014075242A (ja) * | 2012-10-03 | 2014-04-24 | Yazaki Corp | 車両用ワイヤハーネス |
EP3467847A4 (en) * | 2016-06-03 | 2019-07-24 | AutoNetworks Technologies, Ltd. | ELECTRICAL BEAM |
DE112013004193B4 (de) | 2012-08-27 | 2024-02-08 | Suzuki Motor Corporation | Führungsstruktur für elektrische Leitungen |
-
1998
- 1998-12-28 JP JP10373077A patent/JP2000197237A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20110297415A1 (en) * | 2010-06-02 | 2011-12-08 | Yazaki Corporation | Wire harness |
US8569622B2 (en) | 2010-06-02 | 2013-10-29 | Yazaki Corporation | Wire harness |
DE112013004193B4 (de) | 2012-08-27 | 2024-02-08 | Suzuki Motor Corporation | Führungsstruktur für elektrische Leitungen |
JP2014075242A (ja) * | 2012-10-03 | 2014-04-24 | Yazaki Corp | 車両用ワイヤハーネス |
EP3467847A4 (en) * | 2016-06-03 | 2019-07-24 | AutoNetworks Technologies, Ltd. | ELECTRICAL BEAM |
US10615580B2 (en) | 2016-06-03 | 2020-04-07 | Autonetworks Technologies, Ltd. | Wire harness |
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