JP3439355B2 - 前面脱着式額縁等におけるベースフレームに対するフロントフレームの止着装置 - Google Patents

前面脱着式額縁等におけるベースフレームに対するフロントフレームの止着装置

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JP3439355B2
JP3439355B2 JP31195898A JP31195898A JP3439355B2 JP 3439355 B2 JP3439355 B2 JP 3439355B2 JP 31195898 A JP31195898 A JP 31195898A JP 31195898 A JP31195898 A JP 31195898A JP 3439355 B2 JP3439355 B2 JP 3439355B2
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善広 佐伯
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オリジン工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、枠組みが固定さ
れる裏側のベースフレームと、前面側のフロントフレー
ムとの組合せからなる前面脱着式額縁等において、内容
物としての表示面体の出し入れの際に、その組合せ組外
しを容易になし得るようにしたベースフレームに対する
フロントフレームの止着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の額縁等は、一般的に壁面に常時
取り付けたままにして表示が取り替えられる看板やポス
ター枠等として使用されるもので、表示面体の取替え毎
に、フロントフレームが取り外される。図6および図7
がベースフレーム52とフロントフレーム54との組合
せ状態の従来例をそれぞれ示す。
【0003】図6が前面ビス止め、図7が側面ビス止め
であり、いずれの場合も、ベースフレーム52にビス5
6を螺入するネジ孔58が設けられ、ビス56の螺入方
向にのみ結合の力が及ぶものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような額縁等に
おいては、このように、ビスだけの止め方であるので、
表示面体60を確実に止める安全性のために、ビスを多
用することになるだけでなく、フロントフレームを外す
には、ビスを完全に抜き取る必要があるために、着脱の
作業が繁雑となることはもちろん、ビスを手許から落と
したり紛失したりする不都合があった。
【0005】殊に、看板やポスター枠においては、サイ
ズが一般的に大きいことから、抜き取ったビスを手持ち
しながら、長尺のフロントフレームを取り扱うことにな
って、多大の労力を要し、高所であると非常に危険が伴
うという問題があった。
【0006】この発明は、上記のような実情に鑑みて、
枠組みが固定されているベースフレームにフロントフレ
ームが組み合う前面脱着式の額縁等において、ビスを緩
めるだけでその着脱が可能となり、しかも、少いビスで
その結合が安定して確定するベースフレームに対するフ
ロントフレームの止着装置を提供することを目的とし
た。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明は、枠組みして固定されるベースフレー
ムに、表示面板を縁押えするフロントフレームを取り外
し可能に組み合わせた前面脱着式額縁等において、その
組み合せ形状として、ベースフレームの裏面壁側から外
側壁側へ高くなる傾斜面を有する掛止片を突設し、フロ
ントフレームには、その掛止片の裏面壁側の面と差し合
わされるように内側へ下向きに突設した逆傾斜面を有す
る係合片を形成し、ベースフレームの外側壁に頭部付き
ロックビスが螺入されるネジ孔をフロントフレームの端
縁近くに設けてあって、ロックビスの締付けによりその
頭部がフロントフレームの端縁を押し締め、ネジ戻しの
緩みにより頭部からフロントフレームの掛かりが解消さ
れるように構成したベースフレームに対するフロントフ
レームの止着を提供するものである。
【0008】上記の構成によれば、ロックビスを締め付
けると、フロントフレームを内側へ押す直接的な力だけ
でなく、傾斜面と逆傾斜面との擦り合いにより下向きの
分力が生じるために、正確に密着した結合となる。しか
も、斜面と斜面との密着結合が全長に亘るために、少い
ビスの本数であっても、強力に結合が保持される。ま
た、ロックビスを緩めることによって、その頭部からフ
ロントフレームを外すだけで、傾斜面から逆傾斜面を抜
き取ることができ、これでフロントフレームが外れ状態
となる。
【0009】上記の構成に加えて、掛止片の裏面壁側の
面の下端箇所にその傾斜面が落ち込み且つフロントフレ
ームの上記係合片の先端が突入し得る掛止溝を設け、
らに、掛止片の上端にフロントフレームを支持する突縁
を形成すると、さらに目的の達成に有効である。
【0010】また、ベースフレームの外側壁の上端側面
に凹溝を設け、フロントフレームの端にその凹溝に掛か
る突縁部を形成することもある。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明において、ベースフレー
ム1やフロントフレーム2には、アルミ合金やプラスチ
ックの押出形材が使用されるが、木材を用いることも可
能である。なお、額縁等については、額縁はもちろん、
看板やポスター枠等、フレームによる表示形態であれ
ば、特にその用途を問うものではない。
【0012】また、ベースフレーム1,1,1,1の枠
組みの手段については、連結金具3を用いる場合の他、
裏板にビス止めする、コーナーブロックにより連結する
等、この形態も限定されるものではない。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ロックビスを締め付ける力が内側方向ばかりでなく
下方向にも及ぶために、ベースフレームとフロントフレ
ームとの結合が正確且つ強力となり、しかも、傾斜面と
逆傾斜面との結合が全長に及ぶため、少いロックビスに
より強力な結合状態が保持され、さらに、ロックビスを
緩めるだけでそれを取り付けたままフロントフレームを
着脱できるため、表示面体の取替え作業を容易且つ安全
になし得るという優れた効果がある。
【0014】
【実施例】次に、この発明の実施例を図面に基づいて具
体的に説明する。
【0015】図1ないし図4は、額縁等のうちの看板
(またはポスター枠)に実施した一例を示したもので、
縦横ベースフレーム1,1がL字形の連結金具3によっ
て付合せが固定されることによって、矩形の枠組みがな
され、各ベースフレーム1にフロントフレーム2が組み
合わされ、各辺において2本のロックビス5でその結合
が保持され、表示面体7としての看板の周縁がベースフ
レーム1とフロントフレーム2との間に挟まれる。
【0016】ベースフレーム1およびフロントフレーム
2は、アルミ押出形材からなるもので、ベースフレーム
1の断面形状については、裏面壁9の外側端に外側壁1
1を屈折状に突設し、内側半部に中空の受台13を突設
し、受台13と外側壁11との間に裏面壁9を底面とす
る蟻溝14を形成し、受台13の内側を三階段の段状に
屈折して形成し、上段においてフロントフレーム2の掛
止片15と掛止溝17を設けてある。そして、この場
合、中段が表示面体7の受けとなっている。
【0017】外側壁11は、蟻溝14よりも上の高さ中
間部に厚肉部21を形成し、それよりも上を段差32
よりフロントフレーム2を面一に被せるための係合片2
3として形成し、その上部を内側へ屈むように曲げられ
ている。
【0018】掛止片15は、下面側即ち裏面壁側の面
傾斜面となる外側即ち外側壁側へ高くなる傾斜の突出形
状であるが、上端部が内側へ水平となる屈折形状であっ
て、屈折外縁にフロントフレーム2と接触し、フロント
フレーム2を支持する突縁25が形成される。そして、
この掛止片15の裏面壁側の面の下端箇所、即ち付根の
斜面下に入り込む、即ち落ち込むようにして掛止溝17
が形成される。
【0019】フロントフレーム2は、内端に表示面体7
が掛かる押縁片27を、外端にベースフレーム1の係合
片23と重合する外側片29をそれぞれ有する逆チャン
ネル形であって、フロントフレーム2の外側片29の端
縁30が、ベースフレーム1の上記段差32に当接して
いる。また、フロントフレーム2には、ベースフレーム
1の掛止片15の下面即ち裏面壁側の面の傾斜面と差し
合わされるように接合する逆傾斜面を有する係合片31
が内側へ下向きに突設されている。なお、上記掛止片1
5の付根に設けられた掛止溝17は、この係合片31の
先端が突入し得る形状に形成されている。
【0020】ベースフレーム1には、フロントフレーム
2の上記端縁30近くであって外側壁11の厚肉部21
に頭部付きのロックビス5を螺入するネジ孔33を設け
てあって、ロックビス5が常時それに螺入される。この
ロックビス5の締付けによりその頭部6がフロントフレ
ーム2の端縁30を押し締め、ネジ戻しの緩みにより頭
部6からフロントフレーム2の掛かりが解消されるよう
に構成されている。図3がフロントフレーム2を被着し
てロックビス5を締め付けた状態を示したもので、その
頭部6によって、フロントフレーム2が内側へ(矢印P
a方向へ)押されると、掛止片15の傾斜面に沿って係
合片31が(矢印Pb方向へ)突入するために、フロン
トフレーム2がベースフレーム1に密着して結合する。
【0021】この密着力については、斜面方向(矢印P
b)の分力方向の下向き方向Pcとして作用する。ま
た、押縁片27により表示面体7を押さえる反力は、突
縁25を支点として外側片29の下端が厚肉部21上の
段差に押圧する作用として働く。これが余り期待されな
いときには、図5に示すような別途結合態様を取ること
ができる。
【0022】図4は、ロック解除状態におけるロックビ
ス5の螺入程度を示したもので、ロックビス5を少しね
じ戻した状態において、頭部6からフロントフレーム2
が外れるために、傾斜Pc方向へ持ち上げることによっ
て、そのフロントフレーム2を取り外すことができる。
また、同図は、フロントフレーム2を被着するときにお
けるロックビス5の緩み程度を同時に示したもので、こ
の程度において丁度逆の操作によって被着もなされる。
【0023】図5は、他の実施例を示したもので、ベー
スフレーム1の外側壁11の上端に凹溝35を設け、フ
ロントフレーム2の外側端に凹溝35に掛かる突縁部3
7を設け、凹溝35の形成箇所の下にロックビス5を螺
入するネジ孔33が穿設され、頭部6が突縁部37の形
成箇所を押さえている。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る額縁等を一辺のフロントフレー
ムを取り外して示す一部切欠した分解斜視図である。
【図2】同額縁等を組み立てて示す正面図である。
【図3】図2のA−A線矢視の拡大断面図である。
【図4】ロックビスのロックが解除されたフロントフレ
ームの着脱可能時の状態を示す図3に対応する断面図で
ある。
【図5】他の実施例としてベースフレームとフロントフ
レームとの結合箇所の一部を示す断面図である。
【図6】従来例を示す断面説明図である。
【図7】他の従来例を示す断面説明図である。
【符号の説明】
1 ベースフレーム 2 フロントフレーム 5 ロックビス 6 ロックビスの頭部 7 表示面体 11 外側壁 13 受台 15 傾斜面を有する掛止片 17 掛止溝 25 突縁30 端縁 31 逆傾斜面を有する係合片32 段差 33 ネジ孔 35 凹溝 37 突縁部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠組みして固定されるベースフレーム
    に、表示面板を縁押えするフロントフレームを取り外し
    可能に組み合わせた前面脱着式額縁等において、その組
    み合せ形状として、ベースフレームの裏面壁側から外側
    壁側へ高くなる傾斜面を有する掛止片を突設し、フロン
    トフレームには、その掛止片の裏面壁側の面と差し合わ
    されるように内側へ下向きに突設した逆傾斜面を有する
    係合片を形成し、ベースフレームの外側壁に頭部付きロ
    ックビスが螺入されるネジ孔をフロントフレームの端縁
    近くに設けてあって、ロックビスの締付けによりその頭
    部がフロントフレームの端縁を押し締め、ネジ戻しの緩
    みにより頭部からフロントフレームの掛かりが解消され
    るように構成したことを特徴とするベースフレームに対
    するフロントフレームの止着装置。
  2. 【請求項2】 掛止片の裏面壁側の面の下端箇所にその
    傾斜面が落ち込み且つフロントフレームの上記係合片の
    先端が突入し得る掛止溝を設け、さらに、掛止片の上端
    フロントフレームを支持する突縁を形成したことを特
    とする請求項1記載の前面脱着式額縁等におけるベー
    スフレームに対するフロントフレームの止着装置。
  3. 【請求項3】 ベースフレームの外側壁の上端側面に凹
    溝を設け、フロントフレームの端にその凹溝に掛かる突
    縁部を形成したことを特徴とする請求項1記載の前面脱
    着式額縁等におけるベースフレームに対するフロントフ
    レームの止着装置。
JP31195898A 1998-11-02 1998-11-02 前面脱着式額縁等におけるベースフレームに対するフロントフレームの止着装置 Expired - Lifetime JP3439355B2 (ja)

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