JP2003190031A - 洗面化粧台 - Google Patents
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Abstract
ペースとして利用できるような洗面化粧台を提供する。 【解決手段】 洗面ボウル3を備えた洗面台本体1の上
方位置に前面にミラー4を備えたキャビネット2を配置
する。洗面台本体1とキャビネット2とを壁面に沿わせ
て立設した背面壁5で連結する。洗面台本体1の上面後
部に上面を棚とする立ち上り部6を形成する。上記立ち
上り部6の前面に上下に亙って後方に凹没させた収納空
所7を設ける。立ち上り部6の上面に開口した収納空所
7の上方開口7aに架け渡すように板状のトレイ8を着
脱自在に設置する。
Description
る発明であって、詳しくは、洗面化粧台の収納スペース
を使用状態に応じて多く確保するような技術に関する発
明である。
ように、洗面ボウル3を備えた洗面台本体1の上方位置
に前面にミラー4を備えたキャビネット2を配置し、キ
ャビネット2の下端と洗面台本体1の上端とを壁面に沿
わせた背面壁5で連結させて構成されている。この洗面
化粧台にあっては、洗顔や整髪等に使用する様々な洗顔
料や整髪料等の収納物を使い勝手よく収納させるように
洗面台本体1の上面に収納スペースをより多く確保する
ことが求められている。この例の洗面化粧台にあって
は、洗面ボウル3が開口する洗面台本体1の上面の後部
には上面を棚とする立ち上り部6を形成して立ち上り部
6の上面に収納物の収納スペースを設けると共に、上記
立ち上り部6の前面に上方に開口する収納空所7を設け
て上記立ち上り部6の上面の収納スペースに収納できな
い丈の高い収納物を収納できるようにしてある。
所7に立ち上り部6の高さ寸法よりも丈の低い収納物を
収納した際には、収納空所7の上方空間Aは何にも使用
されないスペースを形成させてしまうことになり、この
場合にも上記収納空所7の上方空間Aの有効利用が期待
されるものであった。
あり、収納空所の上方空間を確実に収納物の収納スペー
スとして利用できるような洗面化粧台を提供することを
課題とするものである。
に本発明に係る洗面化粧台は、洗面ボウル3を備えた洗
面台本体1の上方位置に前面にミラー4を備えたキャビ
ネット2を配置し、洗面台本体1とキャビネット2とを
壁面に沿わせて立設した背面壁5で連結し、洗面台本体
1の上面後部に上面を棚とする立ち上り部6を形成する
と共に、上記立ち上り部6の前面に上下に亙って後方に
凹没させた収納空所7を設けてなる洗面化粧台におい
て、立ち上り部6の上面に開口した収納空所7の上方開
口7aに架け渡すように板状のトレイ8を着脱自在に設
置したことを特徴とする。これによると、立ち上り部6
の上面に開口した収納空所7の上方開口7aに架け渡す
ように板状のトレイ8を着脱自在に設置したので、収納
空所7に立ち上り部6の高さ寸法よりも丈の低い収納物
を収納した際にはトレイ8を設置しないでおき、また、
収納空所7に立ち上り部6の高さ寸法よりも丈の低い収
納物を収納した際にはトレイ8を収納空所7の上方開口
7aに架け渡すように設置するといったように、洗面化
粧台の使用者の使用状態に応じてトレイ8を所定位置に
選択的に設置させることができ、立ち上り部6の高さ寸
法よりも大きな収納物を収納空所7に収納させないとデ
ッドスペースになってしまうおそれのある収納空所7の
上方空間Aを常に収納スペースとして利用することがで
きるのである。
請求項1において、収納空所7から斜め上方に突起体1
7を突設し、上記突起体17にはその突出方向の中央部
に節部27を設けると共に、上記突起体17の節部27
以前の部位が節部27以後の部位に比べて上方に向けて
傾斜するように突起体17の突出角度を2段階に傾斜さ
せ、背面壁5に沿わせつつ収納空所7の上方開口7aに
設置したトレイ8aの貫通穴16に上記突起体17を嵌
合したことを特徴とする。これによると、トレイ8aを
所定位置に設置するには、突出方向の中央部に節部27
を設けると共に突起体17の節部27以前の部位が節部
27以後の部位に比べて上方に向けて傾斜するように突
出角度を2段階に形成させて収納空所7に突設させた突
起体17を、背面壁5の前面に後端面を沿わせつつ収納
空所7の上方開口7aに配置したトレイ8aの貫通穴1
6に嵌合させることで行われるので、トレイ8aを所定
位置に設置した状態では、2段階の傾斜角度に形成され
た突起体17に合わせて2方向にトレイ8aをスライド
させねば突起体17からトレイ8aが取り外せないとい
ったようにトレイ8aを上下方向の位置規制が為された
状態にすると共に、背面壁5及び貫通穴16に嵌合した
突起体17によってトレイ8aを水平方向の位置規制が
為された状態にすることができ、つまり、所定位置に突
起体17を介してトレイ8aを設置させた場合には、ト
レイ8aは衝撃が負荷されても設置位置からズレたり外
れたりしない程の強固な状態で所定位置に設置させるこ
とができるのである。
請求項2において、上記突起体17は、収納空所7に沿
わせる板面部18と、上記板面部18の前面から前方且
つ斜め上方に突出してトレイ8aの貫通穴16に嵌合さ
せる突出棒19と、板面部18の後面から後方に突出し
て収納空所7に貫通させた位置決め孔22に嵌合させる
位置決め突起20と、板面部18の後面から後方に突出
して収納空所7内に貫通させた取付孔23に貫通させる
おねじ突起21とから成り、上記位置決め孔22に位置
決め突起20を嵌合しつつ上記取付孔23におねじ突起
21を挿通し、立ち上り部6の内部に位置させたおねじ
突起21にナット26を締結し、板面部18とナット2
6とで収納空所7を挟持したことを特徴とする。これに
よると、収納空所7に突起体17を突設させる際には、
おねじ突起21にナット26を締結させて板面部18と
ナット26とで収納空所7を挟持して行わせるものであ
るが、このとき、位置決め孔22と位置決め突起20と
の嵌合は、突起体17の位置決めをすると共にナット2
6のおねじ突起21への螺合による突起体17の回転を
抑える働きをするものであり、つまり位置決めした状態
で突起体17を押さえてナット26をおねじ突起21に
締結させるといった施工者に負担のかかる作業を無くす
ることができ、突起体17の収納空所7への組付け作業
の容易化を図ることができるのである。
において、背面壁5に沿わせつつ収納空所7の上方開口
7aに設置したトレイ8bには非円形状の貫通穴30を
上下に貫通し、立ち上り部6の上面に上方に向って突設
した突起体34の突出基部に設けたフランジ片38を上
記貫通穴30に嵌合し、上記突起体34の突出先端部に
設けた頭部35にトレイ8bを立ち上り部6の上面に押
し付けるキャップ40を着脱自在に被着したことを特徴
とする。これによると、トレイ8bを所定位置に設置す
るには、トレイ8bを背面壁5に沿わせつつ収納空所7
の上方開口7aに配置し、立ち上り部6の上面に上方に
向って突設した突起体34の突出基部に設けたフランジ
片38をトレイ8bに設けた非円形状の貫通穴30に嵌
合し、上記突起体34の突出先端部に設けた頭部35に
キャップ40を被着して上記キャップ40でトレイ8b
を立ち上り部6の上面に押し付けることで行われるの
で、トレイ8bを所定位置に設置した状態では、トレイ
8bを立ち上り部6の上面に押し付けたキャップ40に
よってトレイ8bを上下方向の位置規制が為された状態
にすると共に、背面壁5及びフランジ片38を非円形状
の貫通穴30に嵌合した突起体34によってトレイ8b
を水平方向の位置規制が為された状態にすることがで
き、つまり、所定位置にトレイ8bを設置させた場合に
は、トレイ8bは衝撃が負荷されても設置位置からズレ
たり外れたりしない程の強固な状態で所定位置に設置さ
せることができるのである。
において、キャビネット2の下面から垂下して背面壁5
を形成する垂下片5bに突起体51を突設し、背面壁5
に沿わせつつ収納空所7の上方開口7aに架け渡すよう
にトレイ8cを設置し、上記トレイ8cに設けた上下に
貫通した貫通穴50に上記突起体51を嵌合したことを
特徴とする。これによると、トレイ8cを所定位置に設
置するには、背面壁5に沿わせつつ収納空所7の上方開
口7aに架け渡すようにトレイ8cを配置し、キャビネ
ット2の下面から垂下して背面壁5を形成する垂下片5
bに突設した突起体51を上記トレイ8cに設けた上下
に貫通した貫通穴50に上方から嵌合させることで行わ
れるので、トレイ8cを所定位置に設置した状態では、
トレイ8cの貫通穴50への突起体51の上方からの嵌
合によってトレイ8cを上下方向の位置規制が為された
状態にすると共に、背面壁5及び貫通穴50に嵌合した
突起体51によってトレイ8cを水平方向の位置規制が
為された状態にすることができ、つまり、所定位置にト
レイ8cを設置させた場合には、トレイ8cは衝撃が負
荷されても設置位置からズレたり外れたりしない程の強
固な状態で所定位置に設置させることができるのであ
る。
施形態に基づいて説明する。
示す。図1に示すように洗面化粧台は、洗面ボウル3を
備えた洗面台本体1の上方位置に前面にミラー4を備え
たキャビネット2を配置し、キャビネット2の下端と洗
面台本体1の上端とを壁面に沿わせた背面壁5で連結し
て構成されている。洗面ボウル3が開口する洗面台本体
1の上面の後部には立ち上り部6が上方に立ち上がるよ
うに形成されている。この立ち上り部6は、その前面に
は洗面ボウル3に吐水するカラン9や上記吐水の温度設
定をする温度調節杆10が設けられるものであって、そ
の内部には上記カラン9に接続する給水管等の配設スペ
ースを確保することから、前後に厚みを有する略函状に
形成されるものである。そして、前後に厚みを有すると
共に略水平面状に形成した立ち上り部6の上面にあって
は、洗面台本体1の上面における空間を収納スペースと
して利用できるように棚部として使用される。この立ち
上り部6の上面の後部には、上記立ち上り部6の上面に
飛び跳ねた水が洗面台本体1の後方に入り込むのを防止
するために、壁面に沿って立ち上がる立設片5aが設け
られている。一方、キャビネット2は、上部に配置され
て洗面化粧台を照らす照明部11と、上記照明部11の
下方位置に配置されて前面にミラー4を貼着した扉体1
3を備えると共に上記扉体13の後方部分に棚を架設し
て収納スペースを設けたキャビネット部12と、上記キ
ャビネット部12の下端後方から壁面に沿って垂下する
垂下片5bとで構成されている。この垂下片5bはその
下端で洗面台本体1の立設片5aの上端に連結し、つま
り垂下片5bと立設片5aとで上記背面壁5を形成させ
ているのである。
部6の内部に配設する給水管等の配置を集中させて立ち
上り部6の内部に何も配置しない空所を形成し、上記空
所を利用して立ち上り部6の前面を後方に凹没させた収
納空所7を設けている。この収納空所7は立ち上り部6
の上下に亙るように設けられており、つまり収納空所7
は前方開口及び上方開口を有しているのである。この収
納空所7は洗面化粧台の上面における収納スペースとし
て使用されるものである。収納空所7及び立ち上り部6
の上面における収納スペースは、キャビネット2のキャ
ビネット部12に設けた収納スペースとは異なり、洗面
化粧台の上面に直に面する収納スペースであるので、洗
面化粧台を使用するにあたって使い勝手のよい収納スペ
ースである。特にこの収納空所7における収納スペース
は、立ち上り部6の上面における収納スペースと比べ
て、キャビネット2のキャビネット部12の下端までの
高さ寸法が大きく形成された収納スペースであるので、
立ち上り部6の上面における収納スペースに収納させ得
なかった丈の高い洗顔料や整髪料等の収納物を収納させ
ることができるといった利点がある。従来技術でも述べ
たが、収納空所7における収納スペースに立ち上り部6
の高さ寸法よりも丈の低い収納物を収納した際にはこの
収納空所7の上方空間Aは何にも使用されない空所にな
ってしまうので、このような場合本例では以下に述べる
ように、立ち上り部6の上面に開口する収納空所7の上
方開口7aに蓋をするように上記立ち上り部6の上面に
おける収納空所7の上方開口7aの縁部分に板状のトレ
イ8を架け渡すと共に、上記トレイ8の上に収納物を載
置させ得るようにし、洗面化粧台の使用状態(収納空所
7に収納させる収納物の大きさ)に応じて常にこの収納
空所7の上方空間Aを収納スペースとして利用できるよ
うにすることが行われる。
レイ8aは水平板状の上板部14と上記上板部14の後
端部分から垂下した脚部15とで構成されている。この
トレイ8aの後端面は洗面台本体1の立設片5aの前面
に沿わせて当接させるように直線状に形成されており、
また、脚部15には前方に行くほど上方に位置するよう
な傾斜をもたせて形成した貫通穴16が設けられてい
る。そして、このトレイ8aを収納空所7の上方開口7
aに蓋をするように設置するにあたっては、その後端面
を洗面台本体1の立設片5aの前面に沿わせつつ、脚部
15の貫通穴16に後述する収納空所7から前方且つ斜
め上方に突設した突起体17を嵌めることで行われる。
所7内の立ち上り部6の前面に沿わせる板面部18と、
上記板面部18の前面から前方且つ斜め上方に突出した
突出棒19と、板面部18の後面から後方に突出した位
置決め突起20及びおねじ突起21とから構成されるも
のである。そして、この突起体17は収納空所7に前方
且つ斜め上方に突設されるものであるが、これは、収納
空所7内の立ち上り部6の前面に前後に貫通させた位置
決め孔22及び取付孔23に対して、位置決め孔22に
前方から位置決め突起20を嵌合させると共に取付孔2
3におねじ突起21を前方から挿入し、板面部18を収
納空所7内の立ち上り部6の前面にパッキン24を介在
させて当接し、取付孔23に挿通して立ち上り部6の内
部に突出したおねじ突起21に後方から座金25及びナ
ット26を締結させ、板面部18とナット26とで収納
空所7内の立ち上り部6の前面を前後に挟持させること
で、突起体17は前方且つ斜め上方に突出棒19を突出
させた状態にして収納空所7内に取り付けられるのであ
る。この突起体17の収納空所7への取付作業において
おねじ突起21にナット26を螺合させる際には、突起
体17におねじ突起21廻りの回転モーメントがかかる
ものであるが、位置決め突起20と位置決め孔22との
嵌合は上記回転モーメントによる突起体17の回転を抑
える働きをするのである。また、位置決め突起20と位
置決め孔22との嵌合は突起体17の回転方向の位置決
めを同時に行うものであることから、ナット26のおね
じ突起21への締結作業にあっては、施工者が突起体1
7を位置決めした状態で押さえつけなくてもナット26
のおねじ突起21への締結が行えるようにしていること
から、施工者に負担となる作業を軽減させて突起体17
の収納空所7への組付け作業の容易化が図られているの
である。また、上記突起体17の突出棒19にあって
は、その突出方向の中央部に節部27を設けると共に、
上記突出棒19の節部27以前の部位が突出棒19の節
部27以後の部位に比べて上方に向けて傾斜するように
突出棒19の突出角度を2段階に形成させている。
面を洗面化粧台の背面壁5に沿わせつつ収納空所7の上
方開口7aに架け渡して配置され、収納空所7の立ち上
り部6の前面に取り付けた突起体17を介して固定設置
されるものであるが、これは図4に示すように行われ
る。まず、収納空所7の立ち上り部6の前面から前方且
つ斜め上方に突出した突出棒19の先端にトレイ8aの
脚部15に設けた貫通穴16を臨ませるように近接さ
せ、貫通穴16に突出棒19の先端を貫通させるように
嵌め込み[図4(a)]、そのままトレイ8aを突出棒
19の節部27以前の部位の傾斜角度に合わせて後方且
つ下方にスライドさせ[図4(b)]、貫通穴16が突
出棒19の節部27を通過したところでトレイ8aを突
出棒19の節部27以後の部位の傾斜角度に合わせて後
方且つ下方にスライドさせ[図4(c)]、突出棒19
の基部が貫通穴16と嵌合し、上板部14の下面が立ち
上り部6の上面に載置された状態でトレイ8aが所定位
置に設置される[図4(d),図5]。なお、所定位置
に設置されたトレイ8aを取り外すには上述したトレイ
8aの所定位置への設置手順を逆に行えばよく、まず、
節部27以後の部位の突出棒19における傾斜角度に合
わせてトレイ8aを前方且つ上方にスライドさせ、次
に、節部27以前の部位の突出棒19における傾斜角度
に合わせてトレイ8aを前方且つ上方にスライドさせる
ことで行われる。つまり2方向にトレイ8aをスライド
させねばトレイ8aは突起体17から取り外せないよう
になっている。
置した状態では、2段階の傾斜角度に形成された突起体
17に合わせて2方向にトレイ8aをスライドさせねば
突起体17からトレイ8aが取り外せないといったよう
にトレイ8aは上下方向の位置規制が為された状態にな
っており、また、背面壁5及び貫通穴16に嵌合した突
起体17によってトレイ8aは水平方向にも位置規制が
為された状態になっている。しかして、所定位置に設置
されたトレイ8aにあっては、トレイ8aにたとえ衝撃
が上方に向けてかかった場合でもトレイ8aは突起体1
7から外れてしまうことがなく、また、トレイ8aにた
とえ衝撃が水平方向にかかった場合でも突起体17が貫
通穴16に引っ掛かると共に上板部14の後端面が洗面
化粧台の背面壁5に引っ掛かることからトレイ8aがず
れてしまうこともないのである。このようにトレイ8a
は衝撃が負荷されても設置位置からズレたり外れたりし
ない程の強固な状態で所定位置に設置されるのである。
にあっては、トレイ8aに収納物を載せて収納すること
で、収納空所7の上方空間Aを使い勝手のよい洗面台本
体1の上面における新たな収納スペースとして活用させ
ることができる。そして、これは特に収納空所7におけ
る収納スペースに立ち上り部6の高さ寸法よりも丈の低
い収納物を収納した際に有効である。つまり、収納空所
7の上方空間Aは、収納空所7に立ち上り部6の高さ寸
法以上の収納物を収納させた際には収納スペースとして
利用されるも、収納空所7に立ち上り部6の高さ寸法以
下の収納物を収納させた際には収納スペースとして利用
されないものであったが、この収納空所7に立ち上り部
6の高さ寸法以下の収納物を収納させた際に所定位置に
トレイ8aを設置することで、上記上方空間Aを収納ス
ペースとして活用できるのである。このように収納空所
7に立ち上り部6の高さ寸法よりも丈の低い収納物を収
納した際にはトレイ8aを設置しないでおき、また、収
納空所7に立ち上り部6の高さ寸法よりも丈の低い収納
物を収納した際にはトレイ8aを収納空所7の上方開口
7aに架け渡すように設置するといったように、洗面化
粧台の使用者の使用状態に応じてトレイ8aを所定位置
に選択的に設置させることで、寸法よりも大きな収納物
を収納空所7に収納させないとデッドスペースになって
しまうおそれのある収納空所7の上方空間Aを常に収納
スペースとして利用することができるのである。
成させることも好ましく、これによると、突起体17の
突出棒19の貫通穴16への嵌合が弾接状態で行われる
ことから、所定位置に設置したトレイ8aのがたつきを
緩和させることができるのである。
にすると共にトレイ8aを樹脂製にすることも好まし
く、これによると、所定位置に設置したトレイ8aに衝
撃等によってかなり大きな荷重がかかった場合には、は
じめにトレイ8aを破損させることができて上記荷重の
洗面台本体1等への伝播を防ぎ、洗面台本体1の損傷を
回避させることができるのである。ここで破損されるト
レイ8aは洗面台本体1に比べて取替が容易なものであ
るから経済的である。
他例を示す。この例も、先の実施の形態の例と同様に、
立ち上り部6に設けた収納空所7の上方開口7aに蓋を
するようにトレイ8を着脱自在に設置し、使用状態に応
じて洗面台本体1の上面における新たな収納スペースを
確保させるようにした例であり、先の実施の形態の例と
同様部分の説明は省き、相違する部分につき詳述する。
る。このトレイ8bは、左右方向に長い寸法を有する底
板部28の外周縁に亙って上方に立ち上がる立上り片部
29を立設させてなる略板状の部材である。ここで、ト
レイ8bの後端面は洗面台本体1の立設片5aの前面に
沿わせて当接させるように直線状に形成されており、ま
た、トレイ8bの左右方向の一端部には底板部28を上
下に貫通した非円形の貫通穴30を備えたキャップ配置
部が設けられている。このキャップ配置部は後述するキ
ャップ40を配置する部位であり、トレイ8bの後端面
と側端面とが交わる角部近傍の部位をいう。また、キャ
ップ配置部にはキャップ40を係止して被着させる係止
部及びキャップ40を導入するガイド部が設けられてい
る。具体的に、係止部はキャップ配置部に位置したトレ
イ8bの後端面及び側端面における立上り片部29の上
端部分からトレイ8bの内方に向って突出する係止片3
1で構成され、また、ガイド部は後述するキャップ40
の係合突起43を挿入するための上記係止片31に設け
た切欠32と、後述するキャップ40の垂下片部42に
沿わせてスライド方向を規制するガイド突起33とから
構成される。本例のトレイ8bは、その側端面が前方に
行く程にトレイ8bの左右方向の中央位置に位置するよ
うに屈曲して形成されており、つまりトレイ8bの側端
面の前端部分と後端面とは前後方向に対向する位置に位
置しており、この側端面の前端部分と上記側端面の前端
部分に対向する後端面の部位とにそれぞれ立上り片部2
9の内面に左右方向に平行な面33aを有するガイド突
起33が設けられている。また、キャップ配置部にある
係止片31は角部を経由して側端面及び後端面のそれぞ
れのガイド突起33に至るように連続して形成されてい
るが、トレイ8bの後端面にある係止片31に1対の切
欠32が並設されている。このトレイ8bは、図7に示
す洗面台本体1の立ち上り部6の上面に上方に突出した
突起体34と、図8及び図9に示すトレイ8bのキャッ
プ配置部に配置するキャップ40とを用いて所定位置に
設置される。
上記頭部35の径より小さい径にした首部36及び軸部
37を順に連続させて垂下し、上記軸部37にはおねじ
部37aを設けると共に、首部36と軸部37との間に
は軸周方向に突出したフランジ片38を設けて構成され
る略ボルト状の部材である。このフランジ片38はトレ
イ8bの非円形の貫通穴30と略同様の外周形状に形成
されている。そして、この突起体34は、立ち上り部6
の上面に上下に貫通させた取付孔39に上方から軸部3
7を挿入させてフランジ片38を立ち上り部6の上面に
載置し、上記取付孔39から立ち上り部6の内方に突出
した軸部37に下方から座金58及びナット59を締結
させることで、立ち上り部6の上面をフランジ片38と
ナット59とで上下に挟持し、突起体34はその頭部3
5を立ち上り部6の上面から上方に向って突出するよう
に固定される。上述したように立ち上り部6の上面に上
方に向って突設された突起体34は、詳述すると、フラ
ンジ片38が立ち上り部6の上面に載置されており、ま
た、頭部35がフランジ片38の上方位置に首部36を
介して位置している(図11参照)。
ャップ配置部と略同形の水平面板状の上面板部41と、
上面板部41の外周縁に亙って下方に垂下した垂下片部
42とから主体が構成された部材である。なお、垂下片
部42の上下高さ寸法はトレイ8bの底板部28の上面
から立上り片部29の上端までの高さ寸法に設定されて
いる。このキャップ40には、トレイ8bのガイド部に
よってガイドされてトレイ8bのキャップ配置部にスム
ーズに導入される被ガイド部と、トレイ8bの係止部に
よって係止されてトレイ8bのキャップ配置部に固定設
置される被係止部と、突起体34の頭部35をスライド
させる突起体ガイド部と、突起体34の首部36を挟持
する突起体取付部とが設けられている。具体的に、被ガ
イド部はキャップ40の後端面における垂下片部42の
外面から外方に突設した1対の並設した係合突起43で
構成され、また、被係止部はキャップ40の側端面にお
ける垂下片部42の外面に亙って外方に突設した係合突
起44で構成されている。詳述すると、上記キャップ4
0の被ガイド部を構成する1対の係合突起43はそれぞ
れトレイ8bの係止片31に並設した切欠32に通過さ
せ得るように上記切欠32より小さく形成されており、
また、キャップ40の被ガイド部及び被係止部を構成す
る係合突起43,44はそれぞれ上下厚みがトレイ8b
の底板部28の上面から係止片31の下面までの高さ寸
法に設定されている。また、具体的に、突起体ガイド部
はキャップ40の側端面における垂下片部42の内面に
設けた略コ字状の頭部導入片45で構成され、また、突
起体取付部は上記頭部導入片45に対向する垂下片部4
2の内面に設けた略コ字状の首部挟持片46で構成され
ている。詳述すると、上記頭部導入片45は、左右方向
に延伸した1対のレール片45a,45aが突起体34
の頭部35の外径寸法分離間されて前後に並べて配置さ
れると共に、上記1対のレール片45a,45a間の空
間が首部挟持片46側に開口されるようにして形成され
たものであり、また、首部挟持片46は、垂下片部42
の下部から略水平に突出した板状部材からなり、上記板
状部材の突出先端に左右方向には延伸した1対の挟持片
46a,46aが突起体34の首部36の外径寸法分離
間させて前後に並べて配置されると共に、上記1対の挟
持片46a,46a間の空間が頭部導入片45側に開口
され、そして、上記挟持片46aの突出先端には対向方
向に突出した爪部47がそれぞれ設けられたものであ
る。
トレイ8bを所定位置に設置させるには、以下のように
して行う。まず、トレイ8bを、後端面を洗面台本体1
の立設片5aに沿わせつつ、立ち上り部6の上面に上方
に向って突設されている突起体34を貫通穴30に挿入
し、収納空所7の上方開口7aを塞ぐように収納空所7
の上方開口7aに架け渡した状態にして立ち上り部6の
上面に載置する。このときにはトレイ8bの貫通穴30
には突起体34のフランジ片38が嵌合している。この
状態のトレイ8bにあっては、突起体34のフランジ片
38がトレイ8bの貫通穴30に嵌合していること及び
トレイ8bの後端面が洗面台本体1の立設片5aの前面
に添設されていることによって水平方向への位置規制が
為されているので、たとえこのトレイ8bに水平方向の
衝撃が加わってもトレイ8bは水平方向にずれたりする
ことはない。次に、トレイ8bのキャップ配置部にキャ
ップ40を被着する。これは、まず、1対の並設した係
合突起43,43をトレイ8bの係止片31に設けた切
欠32に上方から通過させると共に、キャップ40の垂
下片部42の外面にトレイ8bのガイド突起33を沿わ
せて、トレイ8bのキャップ配置部内にキャップ40を
配置する。このときには、キャップ40の頭部導入片4
5の1対のレール片45a,45a間の空間内に突起体
34の頭部35が位置される。そして、キャップ40を
トレイ8bのキャップ配置部の角部に向って水平方向に
スライドさせる(図10矢印K)。このときには、トレ
イ8bのガイド突起33の面33aがキャップ40の垂
下片部42の外面に摺接すると共に、キャップ40の頭
部導入片45における1対のレール片45a,45aが
突起体34の頭部35に摺接することで、スライドする
キャップ40のスライド方向が規制されてキャップ40
はスライドされる。このスライドしたキャップ40にあ
っては、突起体34の首部36がキャップ40の首部挟
持片46における1対の挟持片46a,46a間に挿入
されて1対の爪部47,47によって抜け止めが為され
て挟持されるものであり、また、キャップ40の係合突
起43,44がトレイ8bの底板部28と係止片31と
の間にそれぞれ嵌合され、キャップ40がトレイ8bの
キャップ配置部に強固に固定されるのである(図1
1)。このようにトレイ8b及び突起体34に被着され
たキャップ40は、トレイ8bを立ち上り部6の上面に
押し付け、トレイ8bを所定位置に強固に固定させるも
のであり、たとえトレイ8bに衝撃が上方に向けてかか
った場合でもトレイ8bは外れてしまうことはない。所
定位置に設置したトレイ8bを取り外すには、上述した
トレイ8bの取付手順を逆に行うものである。このよう
にトレイ8bは衝撃負荷によっても外れない程の強固な
取付構造で所定位置に着脱自在に設置されるのである。
なお、所定位置に設置した本例のトレイ8bにあって
は、突起体34及びトレイ8bに被着されたキャップ4
0がその上面板部41の上面をトレイ8bの立上り片部
29の上端と略面一の状態にさせるものであり、洗面化
粧台にすっきりとした良好な外観を現出させるのである
(図12)。
8bにあっては、先の実施の形態の例と同様に、収納空
所7に立ち上り部6の高さ寸法以下の収納物を収納させ
た際に所定位置にトレイ8bを設置することで、収納空
所7の上方空間Aを常に収納スペースとして活用させる
ようにできるのである。
にすると共にトレイ8bやキャップ40を樹脂製にする
ことも好ましく、これによると、所定位置に設置したト
レイ8bに衝撃等によってかなり大きな荷重がかかった
場合には、はじめにキャップ40やトレイ8bを破損さ
せることができ、つまり取替が容易なキャップ40やト
レイ8bを破損させることで上記荷重の洗面台本体1へ
伝播を防ぎ、洗面台本体1等の損傷を回避させることが
できるのである。
の更に他例を示す。この例は、先の実施の形態の例や他
例と同様に、立ち上り部6に設けた収納空所7の上方開
口7aに蓋をするようにトレイ8を設置し、使用状態に
応じて洗面台本体1の上面における新たな収納スペース
を確保させるようにした例であり、先の実施の形態の例
や他例と同様部分の説明は省き、相違する部分につき詳
述する。
る。このトレイ8cは、左右方向に長い寸法を有する底
板部48の外周縁に亙って上方に立ち上がる立上り片部
49を立設させてなる略板状の部材である。トレイ8c
の後端面は洗面台本体1の立設片5aの前面に沿わせて
当接させるように直線状に形成され、またトレイ8cの
底板部48の後端縁近傍部分には上下に貫通させた貫通
穴50が形成されている。本例では、貫通穴50はトレ
イ8cの底板部48の後端縁に位置し、貫通穴50の端
面に立上り片部49を屈曲させて形成されている。この
トレイ8cは、後述するキャビネット2の垂下片5bに
着脱自在に設けた突起体51を用いて所定位置に設置さ
れる。
面した板面部52と、上記板面部52の前面から前方に
突出した支持部53と、上記支持部53の突出先端に備
えた上下に長いポール部54とで構成されている。本例
は、ポール部54と支持部53とが着脱自在になってい
る。つまり支持部53はその突出先端で上下に開口した
リング部53aを備えており、このリング部53aに上
下にポール部54を挿入して嵌合し、支持部53にポー
ル部54が装着されるようになっている。ここで、キャ
ビネット2の垂下片5bの前面における下端部分には、
突起体51の板面部52の前後厚み分後方に凹没させた
取付凹部55が設けられており、この取付凹部55に板
面部52を嵌め込み、キャビネット2の垂下片5bに突
起体51が装着される(図15)。
位置に設置させるには、以下のようにして行う。まず、
予めキャビネット2の垂下片5bにポール部54を外し
た突起体51を装着しておく。次に、トレイ8cを、そ
の後端面を洗面台本体1の立設片5aの前面に沿わせつ
つ、収納空所7の上方開口7aを塞ぐよう収納空所7の
上方開口7aに架け渡した状態にして立ち上り部6の上
面に載置する。そして、突起体51の支持部53におけ
るリング部53aにポール部54を装着する。このと
き、ポール部54の下端は洗面化粧台の立ち上り部6の
上面に近接する位置に位置するものであり、このポール
部54の下端をトレイ8cの貫通穴50に上方からきつ
く嵌合させることで、トレイ8cの所定位置への設置が
行わせるものである。なお、本例ではポール部54は円
柱状に形成されているが、ポール部54の形状はその水
平断面形状を貫通穴50や支持部53のリング部53a
と同断面形状にして貫通穴50や支持部53のリング部
53aに嵌合させ得るようにすればよく、従ってポール
部54の形状は円柱状に限られないのはいうまでもな
い。
cは、突起体51のポール部54がトレイ8cの貫通穴
50に嵌合していること及びトレイ8cの後端面が洗面
台本体1の立設片5aの前面に添設されていることによ
って水平方向への位置規制が為されているので、たとえ
このトレイ8cに水平方向の衝撃が加わってもトレイ8
cは水平方向にずれたりすることはなく、また、突起体
51のポール部54がトレイ8cの貫通穴50に上方か
らトレイ8cを押圧するようにきつく嵌合しているの
で、たとえこのトレイ8cに上方向の衝撃が加わっても
トレイ8cは外れてしまったりすることはない。また、
所定位置に設置したトレイ8cを取り外すには、上述し
たトレイ8cの取付手順を逆に行うものである。しかし
て、所定位置に設置されたトレイ8cは衝撃負荷によっ
ても外れない程の強固な取付構造で所定位置に着脱自在
に設置されるのである。
支持部53とポール部54とを一体に形成すると共に、
突起体51の板面部52の側面に側面視逆L字状の引掛
け爪56を設け、キャビネット2の垂下片5bの前面に
おける左右端部分に取付凹部55を形成し、キャビネッ
ト2の垂下片5bの側面における上記取付凹部55に隣
接した部位に引掛け突起57を設け、上記引掛け突起5
7に上方から引掛け爪56を引掛け係止させることで、
キャビネット2の垂下片5bに着脱自在に突起体51を
装着したことも好ましい。これによっても、トレイ8c
に衝撃が加わっても外れたりずれたりすることのない取
付構造でトレイ8cを所定位置に着脱自在に設置させる
ことができる。
8cにあっては、先の実施の形態の例や他例と同様に、
収納空所7に立ち上り部6の高さ寸法以下の収納物を収
納させた際に所定位置にトレイ8cを設置することで、
収納空所7の上方空間Aを常に収納スペースとして活用
させるようにできるのである。
け爪56をキャビネット2の引掛け突起57に引掛け係
止させて突起体51をキャビネット2に着脱自在にした
ものにあっては、トレイ8cを設置しないときにはキャ
ビネット2から突起体51も外しておくことができて、
洗面化粧台にすっきりした外観を現出させることができ
るといった利点も有しているのである。また、キャビネ
ット2はその垂下片5bで釘等の固着具を打入して壁面
に固定されることもあるが、この場合、ビスの打入位置
を垂下片5bの取付凹部55内に位置させておくと、取
付凹部55に装着した突起体51の板面部52が垂下片
5bに打入した釘等の固着具を覆い隠すことができて洗
面化粧台の外観の向上を図ることができるといった利点
もある。
明にあっては、叙述したように、立ち上り部の上面に開
口した収納空所の上方開口に架け渡すように板状のトレ
イを着脱自在に設置したので、収納空所に立ち上り部の
高さ寸法よりも丈の低い収納物を収納した際にはトレイ
を設置しないでおき、また、収納空所に立ち上り部の高
さ寸法よりも丈の低い収納物を収納した際にはトレイを
収納空所の上方開口に架け渡すように設置するといった
ように、洗面化粧台の使用者の使用状態に応じてトレイ
を所定位置に選択的に設置させることができ、これによ
ると立ち上り部の高さ寸法よりも大きな収納物を収納空
所に収納させないとデッドスペースになってしまうおそ
れのある収納空所の上方空間を常に収納スペースとして
利用することができるのである。
求項1の効果に加えて、収納空所から斜め上方に突起体
を突設し、上記突起体にはその突出方向の中央部に節部
を設けると共に、上記突起体の節部以前の部位が節部以
後の部位に比べて上方に向けて傾斜するように突起体の
突出角度を2段階に傾斜させ、背面壁に沿わせつつ収納
空所の上方開口に設置したトレイの貫通穴に上記突起体
を嵌合したので、トレイを所定位置に設置した状態で
は、2段階の傾斜角度に形成された突起体に合わせて2
方向にトレイをスライドさせねば突起体からトレイが取
り外せないといったようにトレイを上下方向の位置規制
が為された状態にすると共に、背面壁及び貫通穴に嵌合
した突起体によってトレイを水平方向の位置規制が為さ
れた状態にすることができ、つまり、突起体を介してト
レイを所定位置に設置させた場合には、トレイは衝撃が
負荷されても設置位置からズレたり外れたりしない程の
強固な状態で所定位置に設置させることができるのであ
る。
求項2の効果に加えて、上記突起体は、収納空所に沿わ
せる板面部と、上記板面部の前面から前方且つ斜め上方
に突出してトレイの貫通穴に嵌合させる突出棒と、板面
部の後面から後方に突出して収納空所に貫通させた位置
決め孔に嵌合させる位置決め突起と、板面部の後面から
後方に突出して収納空所内に貫通させた取付孔に貫通さ
せるおねじ突起とから成り、上記位置決め孔に位置決め
突起を嵌合しつつ上記取付孔におねじ突起を挿通し、立
ち上り部の内部に位置させたおねじ突起にナットを締結
し、板面部とナットとで収納空所を挟持したので、収納
空所に突起体を突設させる際には、おねじ突起にナット
を締結させて板面部とナットとで収納空所を挟持して行
わせるものであるが、このとき、位置決め孔と位置決め
突起との嵌合は、突起体の位置決めをすると共にナット
のおねじ突起への螺合による突起体の回転を抑える働き
をするものであり、つまり施工者に位置決めした状態で
突起体を押さえてナットのおねじ突起への締結をさせる
といった負担となる作業を強いるものではなく、突起体
の収納空所への組付け作業の容易化を図ることができる
のである。
求項1の効果に加えて、背面壁に沿わせつつ収納空所の
上方開口に設置したトレイには非円形状の貫通穴を上下
に貫通し、立ち上り部の上面に上方に向って突設した突
起体の突出基部に設けたフランジ片を上記貫通穴に嵌合
し、上記突起体の突出先端部に設けた頭部にトレイを立
ち上り部の上面に押し付けるキャップを着脱自在に被着
したので、トレイを所定位置に設置した状態では、トレ
イを立ち上り部の上面に押し付けたキャップによってト
レイを上下方向の位置規制が為された状態にすると共
に、背面壁及びフランジ片を非円形状の貫通穴に嵌合し
た突起体によってトレイを水平方向の位置規制が為され
た状態にすることができ、つまり、所定位置にトレイを
設置させた場合には、トレイは衝撃が負荷されても設置
位置からズレたり外れたりしない程の強固な状態で所定
位置に設置させることができるのである。
求項1の効果に加えて、キャビネットの下面から垂下し
て背面壁を形成する垂下片に突起体を突設し、背面壁に
沿わせつつ収納空所の上方開口に架け渡すようにトレイ
を設置し、上記トレイに設けた上下に貫通した貫通穴に
上記突起体を嵌合したので、トレイを所定位置に設置し
た状態では、トレイの貫通穴への突起体の上方からの嵌
合によってトレイを上下方向の位置規制が為された状態
にすると共に、背面壁及び貫通穴に嵌合した突起体によ
ってトレイを水平方向の位置規制が為された状態にする
ことができ、つまり、所定位置にトレイを設置させた場
合には、トレイは衝撃が負荷されても設置位置からズレ
たり外れたりしない程の強固な状態で所定位置に設置さ
せることができるのである。
視図である。
図であり、(b)は正面図であり、(c)は側面図であ
り、(d)は後面図であり、(e)は下面図であり、
(f)は(e)のB−B線断面図である。
あり、(a)は上面図であり、(b)は側面図であり、
(c)は正面図であり、(d)は(c)のC−C線断面
図である。
明する説明図である。
部構成部品を示すものであり、(a)は上面図であり、
(b)は側面図であり、(c)は正面図である。
であり、(a)は上面図であり、(b)は正面図であ
り、(c)は側面図であり、(d)は(a)のD−D線
断面図であり、(e)は(a)のE−E線断面図であ
り、(f)は下面図である。
図であり、(b)は側面図である。
面図であり、(b)は左側面図であり、(c)は右側面
図であり、(d)は後面図であり、(e)は前面図であ
り、(f)は下面図である。
あり、(b)は図8(a)(f)のG−G線断面図であ
り、(c)は図8(e)のH−H線断面図であり、
(d)は(a)のI部分の拡大図であり、(e)は
(c)のJ部分の拡大図である。
説明図である。
る上面図であり、(b)は所定位置にトレイを設置した
状態の(a)のL−L線断面図である。
上部構成部品を示すものであり、(a)は上面図であ
り、(b)は側面図であり、(c)は正面図である。
であり、(a)は上面図であり、(b)は後面図であ
り、(c)は側面図であり、(d)は前面図である。
面図であり、(b)は上面図である。
態を示すものであり、(a)は洗面化粧台の正面図であ
り、(b)は(a)のM部分の側面断面図である。
た場合の説明図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 洗面ボウルを備えた洗面台本体の上方位
置に前面にミラーを備えたキャビネットを配置し、洗面
台本体とキャビネットとを壁面に沿わせて立設した背面
壁で連結し、洗面台本体の上面後部に上面を棚とする立
ち上り部を形成すると共に、上記立ち上り部の前面に上
下に亙って後方に凹没させた収納空所を設けてなる洗面
化粧台において、立ち上り部の上面に開口した収納空所
の上方開口に架け渡すように板状のトレイを着脱自在に
設置したことを特徴とする洗面化粧台。 - 【請求項2】 収納空所から斜め上方に突起体を突設
し、上記突起体にはその突出方向の中央部に節部を設け
ると共に、上記突起体の節部以前の部位が節部以後の部
位に比べて上方に向けて傾斜するように突起体の突出角
度を2段階に傾斜させ、背面壁に沿わせつつ収納空所の
上方開口に設置したトレイの貫通穴に上記突起体を嵌合
したことを特徴とする請求項1に記載の洗面化粧台。 - 【請求項3】 上記突起体は、収納空所に沿わせる板面
部と、上記板面部の前面から前方且つ斜め上方に突出し
てトレイの貫通穴に嵌合させる突出棒と、板面部の後面
から後方に突出して収納空所に貫通させた位置決め孔に
嵌合させる位置決め突起と、板面部の後面から後方に突
出して収納空所内に貫通させた取付孔に貫通させるおね
じ突起とから成り、上記位置決め孔に位置決め突起を嵌
合しつつ上記取付孔におねじ突起を挿通し、立ち上り部
の内部に位置させたおねじ突起にナットを締結し、板面
部とナットとで収納空所を挟持したことを特徴とする請
求項2に記載の洗面化粧台。 - 【請求項4】 背面壁に沿わせつつ収納空所の上方開口
に設置したトレイには非円形状の貫通穴を上下に貫通
し、立ち上り部の上面に上方に向って突設した突起体の
突出基部に設けたフランジ片を上記貫通穴に嵌合し、上
記突起体の突出先端部に設けた頭部にトレイを立ち上り
部の上面に押し付けるキャップを着脱自在に被着したこ
とを特徴とする請求項1に記載の洗面化粧台。 - 【請求項5】 キャビネットの下面から垂下して背面壁
を形成する垂下片に突起体を突設し、背面壁に沿わせつ
つ収納空所の上方開口に架け渡すようにトレイを設置
し、上記トレイに設けた上下に貫通した貫通穴に上記突
起体を嵌合したことを特徴とする請求項1に記載の洗面
化粧台。
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Cited By (3)
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KR200464653Y1 (ko) | 2010-07-12 | 2013-01-14 | 이효진 | 세면대용 선반 |
KR101779578B1 (ko) * | 2016-02-26 | 2017-09-18 | 주식회사 노바테크놀러지 | 선반형 세면기 수전 |
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2001
- 2001-12-25 JP JP2001392234A patent/JP3832337B2/ja not_active Expired - Fee Related
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