JP2000135152A - 前面脱着式額縁等におけるベースフレームに対するフ ロントフレームの止着装置 - Google Patents

前面脱着式額縁等におけるベースフレームに対するフ ロントフレームの止着装置

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JP2000135152A
JP2000135152A JP10311958A JP31195898A JP2000135152A JP 2000135152 A JP2000135152 A JP 2000135152A JP 10311958 A JP10311958 A JP 10311958A JP 31195898 A JP31195898 A JP 31195898A JP 2000135152 A JP2000135152 A JP 2000135152A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 枠組みが固定されているベースフレームにフ
ロントフレームが組み合う前面脱着式の額縁等におい
て、ビスを緩めるだけでその着脱が可能となり、しか
も、少いビスでその結合が安定して確定するベースフレ
ームに対するフロントフレームの結合装置を提供する。 【解決手段】 ベースフレームに下面で外側へ高い傾斜
面を、フロントフレームにはその傾斜面と差し合わされ
る逆傾斜面をそれぞれ形成し、ベースフレームの外側壁
に頭部付きロックビスが螺入されるネジ孔をフロントフ
レームの端縁近くに設けてあって、ロックビスの締付け
によりその頭部がフロントフレームの端縁を押し締め、
ネジ戻しの緩みにより頭部からフロントフレームの掛か
りが解消される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、枠組みが固定さ
れる裏側のベースフレームと、前面側のフロントフレー
ムとの組合せからなる前面脱着式額縁等において、内容
物としての表示面体の出し入れの際に、その組合せ組外
しを容易になし得るようにしたベースフレームに対する
フロントフレームの止着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の額縁等は、一般的に壁面に常時
取り付けたままにして表示が取り替えられる看板やポス
ター枠等として使用されるもので、表示面体の取替え毎
に、フロントフレームが取り外される。図6および図7
がベースフレーム52とフロントフレーム54との組合
せ状態の従来例をそれぞれ示す。
【0003】図6が前面ビス止め、図7が側面ビス止め
であり、いずれの場合も、ベースフレーム52にビス5
6を螺入するネジ孔58が設けられ、ビス56の螺入方
向にのみ結合の力が及ぶものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような額縁等に
おいては、このように、ビスだけの止め方であるので、
表示面体60を確実に止める安全性のために、ビスを多
用することになるだけでなく、フロントフレームを外す
には、ビスを完全に抜き取る必要があるために、着脱の
作業が繁雑となることはもちろん、ビスを手許から落と
したり紛失したりする不都合があった。
【0005】殊に、看板やポスター枠においては、サイ
ズが一般的に大きいことから、抜き取ったビスを手持ち
しながら、長尺のフロントフレームを取り扱うことにな
って、多大の労力を要し、高所であると非常に危険が伴
うという問題があった。
【0006】この発明は、上記のような実情に鑑みて、
枠組みが固定されているベースフレームにフロントフレ
ームが組み合う前面脱着式の額縁等において、ビスを緩
めるだけでその着脱が可能となり、しかも、少いビスで
その結合が安定して確定するベースフレームに対するフ
ロントフレームの結合装置を提供することを目的とし
た。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明は、枠組みして固定されるベースフレー
ムに、表示面板を縁押えするフロントフレームを取り外
し可能に組み合わせた前面脱着式額縁等において、その
組み合せ形状として、ベースフレームに下面で外側へ高
い傾斜面を、フロントフレームにはその傾斜面と差し合
わされる逆傾斜面をそれぞれ形成し、ベースフレームの
外側壁に頭部付きロックビスが螺入されるネジ孔をフロ
ントフレームの端縁近くに設けてあって、ロックビスの
締付けによりその頭部がフロントフレームの端縁を押し
締め、ネジ戻しの緩みにより頭部からフロントフレーム
の掛かりが解消されるように構成したベースフレームに
対するフロントフレームの止着装置を提供するものであ
る。
【0008】上記の構成によれば、ロックビスを締め付
けると、フロントフレームを内側へ押す直接的な力だけ
でなく、傾斜面と逆傾斜面との擦り合いにより下向きの
分力が生じるために、正確に密着した結合となる。しか
も、斜面と斜面との密着結合が全長に亘るために、少い
ビスの本数であっても、強力に結合が保持される。ま
た、ロックビスを緩めることによって、その頭部からフ
ロントフレームを外すだけで、傾斜面から逆傾斜面を抜
き取ることができ、これでフロントフレームが外れ状態
となる。
【0009】上記の構成に加えて、ベースフレームに中
空の受台を設け、その上端に傾斜面を有する掛止片を突
設し、その下端箇所に傾斜面が落ち込む掛止溝を設け、
掛止片の上端にフロントフレームを略巾中央で支持する
突縁を形成し、フロントフレームには逆傾斜面を有する
係合片をその先端が掛止溝に突入するように突設する
と、さらに目的の達成に有効である。
【0010】また、ベースフレームの外側壁の上端側面
に凹溝を設け、フロントフレームの端にその凹溝に掛か
る突縁部を形成することもある。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明において、ベースフレー
ム1やフロントフレーム2には、アルミ合金やプラスチ
ックの押出形材が使用されるが、木材を用いることも可
能である。なお、額縁等については、額縁はもちろん、
看板やポスター枠等、フレームによる表示形態であれ
ば、特にその用途を問うものではない。
【0012】また、ベースフレーム1,1,1,1の枠
組みの手段については、連結金具3を用いる場合の他、
裏板にビス止めする、コーナーブロックにより連結する
等、この形態も限定されるものではない。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ロックビスを締め付ける力が内側方向ばかりでなく
下方向にも及ぶために、ベースフレームとフロントフレ
ームとの結合が正確且つ強力となり、しかも、傾斜面と
逆傾斜面との結合が全長に及ぶため、少いロックビスに
より強力な結合状態が保持され、さらに、ロックビスを
緩めるだけでそれを取り付けたままフロントフレームを
着脱できるため、表示面体の取替え作業を容易且つ安全
になし得るという優れた効果がある。
【0014】
【実施例】次に、この発明の実施例を図面に基づいて具
体的に説明する。
【0015】図1ないし図4は、額縁等のうちの看板
(またはポスター枠)に実施した一例を示したもので、
縦横ベースフレーム1,1がL字形の連結金具3によっ
て付合せが固定されることによって、矩形の枠組みがな
され、各ベースフレーム1にフロントフレーム2が組み
合わされ、各辺において2本のロックビス5でその結合
が保持され、表示面体7としての看板の周縁がベースフ
レーム1とフロントフレーム2との間に挟まれる。
【0016】ベースフレーム1およびフロントフレーム
2は、アルミ押出形材からなるもので、ベースフレーム
1の断面形状については、裏面壁9の外側端に外側壁1
1を屈折状に突設し、内側半部に中空の受台13を突設
し、受台13と外側壁11との間に裏面壁9を底面とす
る蟻溝14を形成し、受台13の内側を三階段の段状に
屈折して形成し、上段においてフロントフレーム2の掛
止片15と掛止溝17を設けてある。そして、この場
合、中段が表示面体7の受けとなっている。
【0017】外側壁11は、蟻溝14よりも上の高さ中
間部に厚肉部21を形成し、それよりも上を段差により
フロントフレーム2を面一に被せるための係合片23と
して形成し、その上部を内側へ屈むように曲げられてい
る。
【0018】掛止片15は、下面が傾斜面となる外側傾
斜の突出形状であるが、上端部が内側へ水平となる屈折
形状であって、屈折外縁にフロントフレーム2と接触す
る突縁25が形成される。そして、この掛止片15の付
根の斜面下に入り込むようにして掛止溝17が形成され
る。
【0019】フロントフレーム2は、内端に表示面体7
が掛かる押縁片27を、外端にベースフレーム1の係合
片23と重合する外側片29をそれぞれ有する逆チャン
ネル形であって、内側上面に掛止片15の下面傾斜面と
接合する係合片31が突設される。
【0020】ベースフレーム1には、厚肉部21にロッ
クビス5を螺入するネジ孔33を設けてあって、ロック
ビス5が常時それに螺入される。図3がフロントフレー
ム2を被着してロックビス5を緩め付けた状態を示した
もので、その頭部6によって、フロントフレーム2が内
側へ(矢印Pa方向へ)押されると、掛止片15の傾斜
面に沿って係合片31が(矢印Pb方向へ)突入するた
めに、フロントフレーム2がベースフレーム1に密着し
て結合する。
【0021】この密着力については、斜面方向(矢印P
b)の分力方向の下向き方向Pcとして作用する。ま
た、押縁片27により表示面体7を押さえる反力は、突
縁25を支点として外側片29の下端が厚肉部21上の
段差に押圧する作用として働く。これが余り期待されな
いときには、図5に示すような別途結合態様を取ること
ができる。
【0022】図4は、ロック解除状態におけるロックビ
ス5の螺入程度を示したもので、ロックビス5を少しね
じ戻した状態において、頭部6からフロントフレーム2
が外れるために、傾斜Pc方向へ持ち上げることによっ
て、そのフロントフレーム2を取り外すことができる。
また、同図は、フロントフレーム2を被着するときにお
けるロックビス5の緩み程度を同時に示したもので、こ
の程度において丁度逆の操作によって被着もなされる。
【0023】図5は、他の実施例を示したもので、ベー
スフレーム1の外側壁11の上端に凹溝35を設け、フ
ロントフレーム2の外側端に凹溝35に掛かる突縁部3
7を設け、凹溝35の形成箇所の下にロックビス5を螺
入するネジ孔33が穿設され、頭部6が突縁部37の形
成箇所を押さえている。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る額縁等を一辺のフロントフレー
ムを取り外して示す一部切欠した分解斜視図である。
【図2】同額縁等を組み立てて示す正面図である。
【図3】図2のA−A線矢視の拡大断面図である。
【図4】ロックビスのロックが解除されたフロントフレ
ームの着脱可能時の状態を示す図3に対応する断面図で
ある。
【図5】他の実施例としてベースフレームとフロントフ
レームとの結合箇所の一部を示す断面図である。
【図6】従来例を示す断面説明図である。
【図7】他の従来例を示す断面説明図である。
【符号の説明】 1 ベースフレーム 2 フロントフレーム 5 ロックビス 6 ロックビスの頭部 7 表示面体 11 外側壁 13 受台 15 傾斜面を有する掛止片 17 掛止溝 25 突縁 31 逆傾斜面を有する係合片 33 ネジ孔 35 凹溝 37 突縁部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠組みして固定されるベースフレーム
    に、表示面板を縁押えするフロントフレームを取り外し
    可能に組み合わせた前面脱着式額縁等において、その組
    み合せ形状として、ベースフレームに下面で外側へ高い
    傾斜面を、フロントフレームにはその傾斜面と差し合わ
    される逆傾斜面をそれぞれ形成し、ベースフレームの外
    側壁に頭部付きロックビスが螺入されるネジ孔をフロン
    トフレームの端縁近くに設けてあって、ロックビスの締
    付けによりその頭部がフロントフレームの端縁を押し締
    め、ネジ戻しの緩みにより頭部からフロントフレームの
    掛かりが解消されるように構成したことを特徴とするベ
    ースフレームに対するフロントフレームの止着装置。
  2. 【請求項2】 ベースフレームに中空の受台を設け、そ
    の上端に傾斜面を有する掛止片を突設し、その下端箇所
    に傾斜面が落ち込む掛止溝を設け、掛止片の上端にフロ
    ントフレームを略巾中央で支持する突縁を形成し、フロ
    ントフレームには逆傾斜面を有する係合片をその先端が
    掛止溝に突入するように突設したことを特徴とする請求
    項1記載の前面脱着式額縁等におけるベースフレームに
    対するフロントフレームの止着装置。
  3. 【請求項3】 ベースフレームの外側壁の上端側面に凹
    溝を設け、フロントフレームの端にその凹溝に掛かる突
    縁部を形成したことを特徴とする請求項1記載の額縁等
    におけるベースフレームに対するフロントフレームの止
    着装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011115575A (ja) * 2009-10-30 2011-06-16 Mitsuhiro Takahashi 着脱式額縁フレーム構造の展示用の額
CN104886993A (zh) * 2014-03-07 2015-09-09 张德伏 一种双盖相框及其安装步骤
CN109323530A (zh) * 2018-07-18 2019-02-12 佛山市云米电器科技有限公司 家电产品用的显示屏组件连接结构

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