JP3439093B2 - マンホール蓋体の固定構造 - Google Patents

マンホール蓋体の固定構造

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【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、マンホール上に固
定される枠体と該枠体の蓋体とをボルトにより固定して
なるマンホール蓋の固定構造に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来前記種類の技術として、図6及び図
7に示す構造が知られている。すなわち、地中51に埋
設されたマンホール52の上に放射方向の縦断面がほぼ
U字形をなす方形の枠体54を設置し、その枠体54に
蓋体53を落とし込み、さらに図8に示すように、両者
をそれらの四隅においてボルト55により一体化してな
る構造が知られている。 【0003】マンホール52の中は時々点検が必要であ
るため、前記ボルト55を緩めて蓋体53を枠体54か
ら取外すことができるようになっているが、前記蓋体5
3の上面には着色したモルタル、タイルその他の化粧材
56を詰められるので、前記ボルト55の頭部57を化
粧材56から保護するために蓋体53においてボルト5
5の上方にコップ状のカバー部材58が逆さに被せられ
ている。前記カバー部材58の底部59に前記頭部57
を回動させるために治具、例えばドライバーを通す挿通
孔60が設けられている。 【0004】さらに、前記カバー部材58の上には、蓋
体53を引き起こしたり伏せたりするのに使用される機
能、蓋体53の上に詰められる化粧材56のコーナー部
における易施工機能や装飾機能を有する、平面が角形の
踏板部材61が固定されているとともに、蓋体54に対
してカバー部材58を固定するためのボルト62が前者
の裏側から後者に螺合されている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところが、蓋体54を
枠体53からの着脱回数が増えると、上記構造に使用さ
れているボルト55の頭部57に対して治具が係合しに
くくなり、そのボルト55を新品のボルトと交換する必
要に迫られる。そこで蓋体53を枠体54から外して上
方に持ち上げようとすると、前記ボルト55を外すこと
ができても、前記カバー部材58の底部59に設けられ
ている挿通孔60の開口形状がボルト55の頭部57の
形状より小さいので、ボルト55をカバー部材58から
取出すことができない。 【0006】なお、前記開口形状をボルト55の頭部5
7より小さくして、その頭部57をカバー部材59の袋
部63内に収納するようにしてあるのは、マンホール5
2内の点検作業時においてボルト55を蓋体53から取
り外したとき、ボルト55が蓋体53から離れて紛失す
る虞があるからで、通常、両者が分離しないようになっ
ている。 【0007】従って、ボルト62を緩めて蓋体53から
カバー部材58を外さなければならないが、今度はマン
ホール52内においてボルト62が長期間露出してさび
た場合、そのボルト62を取外すことができても蓋体5
3の上には化粧材56の硬化材、たとえばモルタルが詰
められているのでカバー部材58を取外すことができ
ず、結局、ボルト55をその頭部57が納まっている袋
部63から外方に取出すことができなくなるという問題
に遭遇する。本発明の課題は、マンホールの上に設置さ
れる枠体に対して蓋体を固定するためのボルトの取替え
を容易できるマンホール蓋体の取付け構造を提供するこ
とにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明は、前記の課題を
解決するために、マンホール上に固定される枠体と、該
枠体の蓋体とをボルトにより固定してなるマンホール蓋
体の固定構造において底部に係止孔を有する第一カップ
状座金と、その周面に螺刻された第一ねじと螺合する第
二ねじを有する第二カップ状座金とを結合させて両者の
間に袋部を形成し、さらに前記ボルトを前記係止孔に挿
入してそのボルトの頭部を前記袋部に入れて前記底部に
係止させるとともに、前記第一カップ状座金又は第二カ
ップ状座金の少なくともいずれか一方の座金を前記蓋体
に係止させるという手段を採用する。 【0009】 【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の態様を図面
に沿って詳述すると、本発明に係るマンホール蓋体の取
付構造も基本的には、図1に示すように従来技術と同
様、地中12に埋設されたマンホール13の上に放射方
向の縦断面がほぼU字形をなす平面方形の枠体1を設置
し、その枠体1に蓋体2が落とし込まれている。そし
て、両者はそれらの四隅において後述する2種の座金及
びボルト3により一体化されている。なお、蓋体1に
は、前記座金の一部分が挿通する透孔21が形成されて
いる。 【0010】しかしながら、本発明に係る取付構造にお
いては、前記図1の他、図2に示すように、底部4に係
止孔5を有する第一カップ状座金6が蓋体2の裏側から
上方に向かって透孔21に挿入され、その外周面下方に
形成されている鍔状突起14が蓋体2に係止されるよう
になっている。そして、前記係止孔5に対して第一カッ
プ状座金6の上方から前記ボルト3が挿通され、その先
端部が枠体1と螺合している。 【0011】さらに、第一カップ状座金6には、底部1
5に透孔16を有する第二カップ状座金9が逆さに被せ
られており、両者は、前者の外周に螺刻された第一ねじ
7と後者の内周に螺刻されている第二ねじ8とが螺合し
て、一体化しているとともに、蓋体2の一部分を挟持し
ている。従って、蓋体2は第二カップ状座金9により係
止され、第二カップ状座金9は、それと螺合する第一カ
ップ状座金6及び第一カップ状部材14に係止して枠体
1と螺合するボルト3とにより、枠体1側に絶えず引き
寄せられることになる。 【0012】なお、第二カップ状座金6の透孔16の開
口形状はボルト3の頭部11の形状より小さくなってい
るとともに、第一カップ状座金6と第二カップ状座金9
との間には袋部10が形成されており、両者を分離しな
い限りボルト3を前記袋部10から取出すことができな
いようになっている。 【0013】また、前記第二カップ状座金9の上端に
は、従来技術と同様に、蓋体2を引き起こしたり伏せた
りするのに使用される取手機能、蓋体2の上に詰められ
る化粧材(図示なし)のコーナー部における易施工機能
や装飾機能を有する踏板部材16が固定されている。こ
の踏板部材16の平面は角状、好ましく直角三角形をな
し、その直角状コーナーが蓋体2のコーナー部を覆うよ
うになっている。そして踏板部材16において第二カッ
プ状座金9の透孔16の上方に当たる個所が孔あき加工
されて透孔20になっており前記蓋ボルト18を透孔1
6に螺合したとき、その蓋ボルト18の頭部19が前記
透孔20に納まるようになっている。 【0014】上記構造を形成するには、図3に示すよう
に、第一カップ状座金6の係止孔5にボルト3を挿入し
て、ボルト3を第一カップ状座金6に係止させる。そし
て図4に示すように、第一カップ状座金6を蓋体2の透
孔21に上向きに挿入するとともに、図5に示すよう
に、第一カップ状座金6に対して第二カップ状座金9を
螺合して両者により蓋体2を挟持させる。このとき、第
一カップ状座金6の鍔状突起14の底面には、第一カッ
プ状座金6を回動させるための治具(図示なし)が引っ
かかる係合部22が形成されているので、これを利用し
て第一カップ状座金6を回わすと両座金6、9は本締め
される。 【0015】最後に、このようにボルト5が取り付けら
れた蓋体2を枠体1の上に載せてから透孔16に治具の
先端部を挿入し、ボルト3の頭部11を回転させると、
ボルト3は枠体1に固着される。最後に第二カップ状座
金9の透孔16に蓋ボルト18を螺合すると、袋部10
は、外気と遮断されてボルト5の頭部11の腐食が抑制
されるとともに、蓋ボルト18の頭部と踏板部材16の
上面とは面一にできる。 【0016】逆に、マンホール13の点検をするに際し
て蓋体2を枠体1から外すときは、蓋ボルト18を外し
て治具によりボルト3を緩めればよいが、ボルト3は、
常時第一、第二カップ状座金6、9間の袋部10の存在
により、蓋体2から分かれることがないので、マンホー
ル13の点検作業において、作業員がボルト3を紛失さ
せることはない。 【0017】そして、ボルト3の頭部11に対する治具
の引っ掛かり具合が悪くなりボルト3を交換するとき
は、第一カップ状座金6を、その鍔状部材14の係合部
22に治具を係合させて、第二カップ状座金9から取り
外せば、図3に示したようにボルト3を第一カップ状座
金6とともに蓋体2から分離できるので、ボルト3の交
換ができる。 【0018】本発明は、その根本的技術思想を踏襲して
発明の効果を著しく損なわない限度において、前記の実
施態様の一部を変更して実施することができる。例え
ば、第二カップ状座金9を蓋体2から分離してもよい態
様においては、第一カップ状座金6の鍔状突起14を蓋
体2に係止させるとともに、第二カップ状座金9の外周
を第一カップ状座金6の内周と同じにして、前者を後者
の中に螺合するようにしてもよい。 【0019】 【発明の効果】以上詳述したように、本発明は、マンホ
ールの上に設置される枠体に対して蓋体を固定するため
のボルトの取替えを容易にできるという優れた効果を発
揮する。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る構造の要部を示す部分断面図であ
る。 【図2】同構造に組み込まれる第一、第二カップ状座金
を部分的に破断して示す斜視図である。 【図3】第一カップ状座金にボルトが挿入された状態を
示す断面図である。 【図4】蓋体に第一カップ状座金等が挿入された状態を
示す断面図である。 【図5】蓋体に第一、第二カップ状座金等が挿入された
状態を示す断面図である。 【図6】枠体に蓋体が被せられた状態を示す上面図であ
る。 【図7】図6におけるVII−VII矢視図である。 【図8】従来技術の要部を示す部分断面図である。 【符合の説明】 1 枠体 2 蓋体 3 ボルト 4 底部 5 係止孔 6 第一カップ状座金 7 第一ねじ 8 第二ねじ 9 第二カップ状座金 10 袋部 11 頭部 13 マンホール

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】マンホール(13)上に固定される枠体
    (1)と、該枠体の蓋体(2)とをボルト(3)により
    固定してなるマンホール蓋体の固定構造において、底部
    (4)に係止孔(5)を有する第一カップ状座金(6)
    と、その周面に螺刻された第一ねじ(7)と螺合する第
    二ねじ(8)を有する第二カップ状座金(9)とを結合
    させて両者の間に袋部(10)を形成し、さらに前記ボ
    ルト(3)を前記係止孔(5)に挿入してそのボルト
    (3)の頭部(11)を前記袋部(10)に入れて前記
    底部(4)に係止させるとともに、前記第一カップ状座
    金(6)又は第二カップ状座金(9)の少なくともいず
    れか一方の座金(6、9)を前記蓋体(2)に係止させ
    たことを特徴とするマンホール蓋体の固定構造。
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